2008年07月30日

ライブなホリパラ −前半戦−

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ファンによってプロレスが好きな理由は様々。
強さを求める人、カッコよさに憧れる人。
息詰まるシングルにゾクゾクする人、華やかなタッグにワクワクする人。
そんなみんなが会場で心の底から楽しんだなら選手にもきっと伝わるはず。
彼らはシリアスに一所懸命、ユニークにも一所懸命。熱く長い夏が続く大阪プロレスのライブに声を出して拍手して参加してみませんか。

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大阪プロレス 7月27日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第1試合20分1本勝負
秀吉 vs えべっさん

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黒装束に包まれて登場の秀吉。その中から現れたのは引き締まった新たなる肉体。
大阪プロレス第14代王者の秀吉、コールとともにベルトを誇示。

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突然マイクを握って喋り始めるえべっさん。
「大阪プロレス新チャンピオンおめでとう!試合良かった!感動した!泣いた!」とにかく褒めちぎるえべっさん。それでも相変わらず怖い雰囲気漂う秀吉。
「王者になって一試合目、リラックスしてドッシリ構えていこうよ!よっしゃゴングを鳴らせ!」
そのゴングと共に炸裂するラリアット。なんとかカウント3寸前でフォールを返すえべっさん。あわや瞬殺。

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「来いよ」とドスの効いた声で挑発する秀吉。えべっさんはタックル合戦でかなわないと見るやヘッドバットから串刺しラリアット。そして景気回復プレスと連続攻撃。
対する秀吉はスピードと重さを併せ持ったフライングラリアットをえべっさんに見舞う。

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「オマエなんかいつでもフォール取ったるわい!」と強気発言のえべっさんだが刀狩の体勢に入ると必死に抵抗する。ユニークへの境界線をどうにも越えられず空回り状態。
間髪入れず秀吉のチョップ&ラリアット「いつものやつ」を食らうと途端にグロッキーのえべっさん。それでも串刺し攻撃をカウンターの蹴りで返すとラリアットから「脳天砕き!」と叫んでブレーンバスター。

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ファイヤーマンキャリーからカミカゼ、そしてえびすボトムと次々畳み掛けるえべっさん。
しかし「よっしゃチャンス到来!次の大阪プロレスチャンプはこのオレやー!」と向かっていった瞬間に刀狩を決められ一瞬でギブアップ。

えべっさんの喋りに耳を貸さず、一通り技を受けた上で仕留めて見せた秀吉。まずはチャンピオンになって一発目の試合。容易にはユニークに付き合えないという気持ちが現れたのだろう。
怖くて強い王者秀吉、昨日のダメージが残った上でまずは試運転といったところか。

○秀吉(4分03秒 刀狩)えべっさん×

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第2試合30分1本勝負
タコヤキーダー vs 三原一晃

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まずは手四つから腕の取り合い、バックの取り合い。じっくりとしたレスリングの中にも落ち着きが出て来た三原。

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タックル合戦で王子を倒すとスリーパーで締め上げる三原。王子はロープブレイク。

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ボディスラムで倒し背中へのドロップキックでお返しの王子。三原は立ち上がりエルボーを返していく。王子は「来い!」と叫びながらチョップで応戦。

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串刺しの連続攻撃は蹴りで食い止める三原。「タコヤキー!」と叫んでのドロップキックとタックルで再び王子をダウンさせることに成功。突進力なら大差ない威力を見せる。

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三原はボディスラムで王子を倒すと新技サンセットフリップ。体型を活かした技に場内歓声。

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どっしりと腰を落とした逆エビ固めで王子を追い込む三原。意地のプッシュアップで外した王子は延髄斬りからボディスラム、そして同じ逆エビ固め。三原は何とかロープエスケープ。

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エルボー合戦も気迫で互角に持ち込む三原。それどころかエルボーをかわすと逆さ押さえ込み。意表を突かれた王子だが何とかカウント2で返す。

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三原の奮闘に本気で応える王子。ランニングエルボーで倒すと逆片エビ固めで締め上げてから串刺しラリアット。

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ここで「一撃必殺や!」と叫んでダイビングヘッドアタックの王子。しかし三原はこれをカウント2で返してみせる。粘る三原だったが王子はローリングソバットからタコヤキックでとどめ。

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最後は大の字3カウント。顎を押さえて立ち上がる三原。そんな三原に王子は厳しく檄。三原は睨み返すと張り手一発。

見る度に打たれ強くそして当たりが強くなっていく三原選手。その歩みは少しづつでも、先輩の手荒い教育を受けながら試合の形が段々と出来上がってきた。
コスチュームが汚れれば汚れるほど、その身体は貪欲にプロレスを吸収してゆく。
夏の連戦を熱く乗り切る三原選手の次の季節が楽しみだ。

○タコヤキーダー(7分41秒 タコヤキック→エビ固め)三原一晃×

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第3試合30分1本勝負
冨宅飛駈 vs 松山勘十郎

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ホリパラ恒例の選手入場式で「昨日、松山勘十郎選手に挑戦を表明した!」と冨宅。「困ってます」と勘十郎。そんな二人がいきなりのシングルマッチ。
案の定、「気が重いよ」と肩を落としてテンション地の底の勘十郎。

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力無く握手を交わす勘十郎。ゴングが鳴っても「タイトルマッチ挑戦表明の翌日にシングルマッチなんておかしくない?」と弱音の勘十郎に「挑戦を表明する!」と会話が成立しない冨宅。

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「挑戦ハッキリ断ったでしょ?何でそんなに拙者のベルトが欲しいの?」と説得を試みる勘十郎だが冨宅は「挑戦を表明する!」の一点張り。
「分かった!分かりましたよ!今日はやりますよ」と根負けの勘十郎。

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腕を絞られて苦悶の表情の勘十郎。ロープブレイクすると観客から「痛くない!痛くない!」の声。
「オマエが受けてみろ!」と勘十郎は八つ当たり気味。

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グラウンドでも優勢の冨宅は勘十郎をフェースロックに捕らえてゆく。
チキンウイングから腕ひしぎと次々仕掛けていく冨宅からなんとか脱出した勘十郎は「肌を合わせてみて分かった。パンクラスそして元UWFとしてのアンタのテクニックは本物だ」と称えてみせる。
やっぱり冨宅は「挑戦を表明する!」で返して場内爆笑。
「ダメだって言ってんじゃん!」とあきれた勘十郎はロープワークの攻防。そして壮絶にコケてみせる。

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ここで「いざぁーっ!」と勘十郎はロープ渡り。定番の技(?)で冨宅を翻弄しにかかる。

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お返しに冨宅は強烈なミドルを連打。ダウンすると今度は容赦なくサッカーボールキック。
防戦一方の勘十郎にまた観客から「痛くない!痛くない!」の声が飛ぶ。「痛くないよなぁ?」と言いながら冨宅はもう一発サッカーボールキック。

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それでも「痛くない!痛くない!」「蹴ってけ!蹴ってけ!」の声援が飛び交うと「オマエ殺す気か!?」とチョイギレの勘十郎。豚の角煮で窮地を脱してハリセンで冨宅の顔面を連打しまくり。

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冨宅が奪ったハリセンを投げ捨てると恒例のビンタ合戦。いつものビンタに加えてローキックが勘十郎を襲う。いつもより多くもらって太ももを押さえながら納得のいかない勘十郎。

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続いて冨宅は掌底の集中砲火。寝てはフェースロック、立ってはスタンディングの脇固めで攻める冨宅に勘十郎はカミカゼで返して形勢逆転。

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「コイツがサブミッションなら拙者はメキシコ仕込みのジャベがある!」と首と手足を同時に極めてみせる勘十郎。思わぬ逆襲にダメージの濃い冨宅。
調子に乗った勘十郎は「もうチョットだ!冨宅さん、今日この試合でアンタの持ってるUWFの遺伝子を絶ってやるからな!」と挑発してしまう。

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すると突然場内にUWFのテーマが鳴り響く。これにスイッチの入った冨宅は勘十郎に掌底とミドルキックのラッシュ。そしてマウントポジション掌底を浴びせてからガッチリと腕ひしぎ逆十字固め。勘十郎はたまらずギブアップ。

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なんかもう色んなところがボロボロの勘十郎。
試合後に両者がマイクを持っての押し問答。

勘 「アンタは充分強い!言うなれば大阪プロレスの影の実力者なんだよ!そんな強いアンタに拙者の大阪お笑いのベルトに挑戦されてはやっぱり困る!」

冨 「挑戦を表明する!」

勘 「とにかくアンタの挑戦はチャンピオンとして絶対に認めない!」

冨 「挑戦を表明する!」

勘 「なんで分かってくんないかな!ダメったらダメ!」

冨 「挑戦を表明してる!」

勘 「文法変えてもダメ!もう拙者のことはほっといてくれ!」

冨 「挑戦を表明する!!」

勘 「イヤだーーー!!」

冨 「挑戦を表明する!!」

逃げるように退場する勘十郎に追う冨宅。
お笑い選手権の新ストーリーはシュールな笑いの中にもルチャのイズムとUWFのイズムがぶつかり合う注目の展開となりそうだ。

○冨宅飛駈(10分06秒 腕ひしぎ逆十字固め)松山勘十郎×

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続きは後半戦で。
posted by ラポン at 03:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お見事!第三試合、まるで観戦したかのような錯覚に陥りました。
お笑いストーリーが、また一つ進化しましたね。ふけさんの欲しいタイトルが...(笑)でもポジション的に考えたら意外にまともな選択なんですよね?それなのに何故に可笑しいんだろ、読んでて何度も笑いました。
ありがとうございます。
Posted by さぬきうどん at 2008年07月30日 14:27
いい感じで見に行ってますね・・・

見に行きたいけど、9月の最初のサタナイまで我慢です。
Posted by にゃんま at 2008年07月30日 18:23
>さぬきうどんさん

何者にも染まらない冨宅さんワールド恐るべし。お笑い選手権を狙う資格は充分かと。

ユニークは生で見ると10倍面白いですよね。
観戦記読んで楽しんでもらえて、一人でもデルアリに足が向いてもらえれば嬉しいです。
Posted by ラポン at 2008年07月31日 01:29
>にゃんまさん

行きたい時に安心して行けるのが大阪プロレスの魅力ですから。夏なんてほとんど毎日試合してますからねぇ。
東京だと目移りしそうですが。

やっぱりゼロ&GAINA、観に来ますか!同じこと考えてる人が多そう(汗)
こりゃ早いとこ席とっておいたほうが良さそうですねぇ。
Posted by ラポン at 2008年07月31日 01:38
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