2008年08月07日

灼熱の攻防 −前半戦−

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でら名古屋プロレスの旗揚げもあり、兼ねてからメジャーとは別の路線でも盛り上がっていた愛知県のインデイープロレス熱はさらに上昇している。
8月最初の日曜日、豊田市で行われた「愛プロレスパーク2008」もハウジングパークの無料イベントとして、ファンだけでなく一般の目に触れるものとして開催された。

アスファルトさえも焦げ付きそうな暑さの中、焼け付くようなマット上でプロレスラーたちはその精神力をまざまざと見せ付ける。

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8月3日(日)ナゴヤハウジングセンター豊田会場特設リング

「愛プロレスパーク2008 in 豊田」

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第1試合 タッグマッチ
でら名古屋プロレス提供試合
SHIGERU&宮本武士 vs 笠木峻&榊原渉

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再来週には大阪プロレスとの対抗戦を控えるでら名古屋プロレス。その意味ではスタミナを消耗する酷暑の中での戦いは実戦と特訓を兼ねることができる大事なシチュエーション。
「名古屋のラストサムライ」SHIGERUと「戦う、花屋」宮本の蹴撃コンビに対するは「現役高校生ファイター」笠木と「三河のプロレス王子」榊原のフレッシュコンビ。

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先発は宮本と笠木。蹴りを主体とした組み立てをする両者。お互い額を擦り付けて睨みあう。そして宮本の挨拶代わりのミドルが笠木の胸を打ち抜く。
宮本の対抗戦の相手はテクニシャン政宗。軽やかな動きから容赦なく一極集中を狙ってくるタイプだけにどこまで蹴りを研ぎ澄ませて自分の世界を押し通せるかがカギとなってくる。

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笠木も負けじとミドルでお返し。
対抗戦はメインを任される笠木。相手コーナーに立つはツバサとビリーケン・キッドの熟練されたルチャイズムコンビ。笠木の強心臓から繰り出される荒削りながらもハードヒットな攻撃は大阪プロレスのトップ勢にどう響くのか。

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笠木は宮本のカウンターのミドルをすり抜けるとドロップキック。
対抗戦当日は勝利を目指す同志。しかし今日は倒すべき敵。

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代わった榊原はSHIGERUと宮本のスイッチワークの前に早くも掴まることに。
榊原の対抗戦の相手はパンクラスミッションの冨宅とタコヤキーダーの混成チーム。
前日に監督の高木三四郎からみっちり特訓を受けた榊原。恵まれた体をフルに活動させるスタミナ作りが彼にとっての課題。

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宮本にサッカーボールキック、SHIGERUに串刺しのミドルと立て続けに食らう榊原。
反撃の糸口が見えない。

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SHIGERUの強烈なサッカーボールキック。
対抗戦の第1試合に出場のSHIGERU。相手は大阪プロレス新人の三原。コスチュームに刻まれた「PRIDE OF NAGOYA」の文字。旗揚げ戦以降のケガの回復具合は不明だが、明らかに格下と見える選手相手にどうやって存在感を見せ付けるかはでら名古屋プロレスの実質上のエースとしての使命だ。

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宮本にギロチンドロップを落とされ、腕攻めを食らいながらもなんとかタックルで脱出の榊原。入った笠木はコーナーを活用した攻撃で反撃開始。串刺しニーが宮本の首筋をえぐる。

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笠木の気迫に乗せられて榊原も奮起。SIGERUの胸に強烈な水平チョップを何発も浴びせ巻き返しを計る。

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SHIGERUの体重の乗った串刺しエルボーが決まるが、それでも榊原は止まらない。SHIGERUにカウンターの袈裟斬りチョップを炸裂させる。

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ブレーンバスターでSHIGERUを投げつける榊原。続いて逆エビ固めで締め上げるが、そこに宮本のミドルが襲い掛かる。それでも離さない榊原に場内喝采。

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笠木の救援に助けられ、どっしりと腰を落とす逆エビ固めが完成。腰に爆弾を抱えるSHIGERUを追い込んでゆく。

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しかしSHIGERUはこれを切り返してフェースロック。たちまち窮地に立たされる榊原。

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カットに入った笠木を宮本が分断。消耗戦の中、榊原は持ち前の体を使ったファイトでSHIGERUに必死の抵抗を試みる。

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それでもSHIGERUの技ありクロス・フェースロックの前に榊原はたまらずタップアウト。

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大阪プロレスとの決戦の日は間近。残された時間は少ない。積み重ねた練習と実戦経験から生まれる本番での強さこそが彼らの運命を決定付ける。

○SHIGERU&宮本武士(9分19秒 クロス・フェースロック)笠木峻&榊原渉×

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第2試合 タッグマッチ
佐野直&マンモス半田 vs 根本薫&スペル☆パンDo

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スペル☆パンDoはヒールっぽく入場。それでも子供に人気のパンDoに声援が送られる。
印象が対照的なDEPの根本、竹刀を片手にリングイン。

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トレーニングショートパンツにペットボトルのマンモス半田。「真面目にやれ!」の野次が飛ぶ。佐野直にも選手コールとともにブーイング。アウェーな風を変えられるか。

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先発の根本と佐野はオーソドックスなレスリングを展開。以外にも作り込まれた佐野の日焼けした体は相手に見劣りしないもの。

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パンDoにドロップキックを浴びせる佐野。序盤は佐野の活躍もあってブーイングコンビのペース。

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しかし半田にスイッチすると状況は一変、根本とパンDoの前に半田は防戦一方。
「半田プロレスしろ!」との厳しい野次。

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ついにはコーナーでリンチ状態の半田。場外でもボディスラムで焼けたアスファルトに投げられて悶絶。根本も半田に竹刀の一撃。

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根本の重たいドロップキックからバックドロップ、パワースラムと連続で受けて半田早くもグロッキー気味。上昇する気温が半田の体力を奪ってゆく。

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ラリアットもまともに食らい思わず場外に転げる半田。このピンチに佐野は見守るしかない状況。

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半田我慢の展開が続く。休むまもなくパンDoのバックドロップホールド。これは佐野がなんとかカット。

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ここで半田はパンDoを捕獲し高さが無いながらも反撃のチョークスラム。

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流れを一気に引き戻したい半田。コーナートップからの連続ダイビングセントーンは効果てき面。

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代わった佐野はラリアットでパンDoを追撃。半田は根本を場外で分断に成功。

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最後は佐野がバックドロップから垂直落下(風)ブレーンバスターでパンDoからピンフォール勝ち。
場外戦も多く散漫な攻防ながらも最後にはブーイングをかき消した半田と佐野。レベルの上がる愛知のプロレスの中でさりげなく自己主張か。

○佐野直&マンモス半田(9分47秒 垂直落下風ブレーンバスター)根本薫&スペル☆パンDo×

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第3試合 タッグマッチ
ヒデ久保田&ヤス久保田 vs 神谷龍&水野峻

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先に入場はDEPコンビ。突貫ファイトの水野と新人神谷。後からテロリストコスチュームでクボタブラザーズ入場。

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試合はいきなり荒れ模様。セコンドの介入もあって水野が場外。リング上ではヒデが神谷を脱いだTシャツで首を締め上げ、一方的ラフ攻撃。

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なんとかヒデの串刺し攻撃をかいくぐった神谷は水野と交代。ヤスとのタックル合戦は水野が気合でぶつかってゆく。

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ラリアットを避けてのタックルでヤスをダウンに成功の水野。クボタブラザーズにまずは一矢報いる。

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続いて走りこんでのジャンピングヘッドバッドを落とす水野。

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しかしここから神谷が再び捕まる展開。ヒデとヤスがノータッチで代わるがわる神谷をグラウンドで締め上げる。

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水野はレフェリーチェックでコーナーに釘付け。レフェリーが見ていないのをいいことにクボタブラザーズはWのヒザ殺し、金的ヘッドバッドからセコンドまでひき入れての逆片エビ地獄。

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それでも神谷はエルボー連打から走りこんで渾身のエルボー。気迫でヒデをダウンさせる。

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ここで決まった神谷の体を捻りながらの延髄斬り。DEPコンビ反撃の狼煙。

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クボタブラザーズに神谷のハンドスプリングエルボー、水野のスピアーが連続で決まる。


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ここで試合を決めたいDEPコンビ。場外のヒデに神谷のコーナートップからアスファルトの場外に特攻プランチャ。リング内では水野がヤスをノーザンライトスープレックス。

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さらに水野はコーナートップからのダイビングヘッドバッド。神谷のニールキックと水野のスピアーの連続攻撃ででヤスを追い詰める。

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ここで神谷はヤスをガッチリと回転エビ固め。ここはヒデが必死のカット。

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それでも攻勢に出るDEPコンビ。神谷はコーナートップに。しかしこれはセコンドが邪魔をして失敗。逆にヤスの雪崩式ブレーンバスターを受けることに。

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代わった水野にヒデはリバースのアトミックドロップ。そしてツープラトンの断頭台ダイビングギロチンドロップと一気呵成に攻め込む。

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最後は変形パイルドライバーの758iを食らって水野は轟沈。白熱したシーソーゲームも試合はクボタブラザーズの勝利に。

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セコンドも入って勝ち名乗りを挙げるクボタブラザーズ。ラフな中にも確かな実力を見せる彼らの試合は前半の中で最も見ごたえのあるものとなった。自分達をドス黒く輝かせながらも相手を引き立てるヒールの妙技。
名古屋の極悪双子コンビ、実力侮りがたし。

○ヒデ久保田&ヤス久保田(11分29秒 758i)神谷龍&水野峻×

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続きは後半戦で
posted by ラポン at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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