2008年08月08日

灼熱の攻防 −後半戦−

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言葉や風習が地域によって違うようにプロレス文化にも地域性があるのだろう。そしてそれが混ぜ合わさった時、新しく生まれる何かがあるはず。未だプロレスは未知との遭遇に溢れているのだ。
ますます強くなる日差しの中、「東北の英雄」「インディーの若きカリスマ」などプロレスを担う者達が一堂に会した。ここでしか見られないプレミアムな対決たち。観客は暑さも忘れて見入る。

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8月3日(日)ナゴヤハウジングセンター豊田会場特設リング

「愛プロレスパーク2008 in 豊田」

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第4試合 タッグマッチ
KUDO&風香 vs 柴山貴哉&チェリー

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先に入ってきたのはDEP柴山とユニオンのチェリー。「変態なことするなよ!」と柴山に野次が飛ぶ。さながら美女と野獣のコンビか。

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続いて風香とDDTのKUDOの登場。風香は笑顔でリングイン。それにKUDOのヌンチャクの演舞が続きリング上はたちまち華やかな雰囲気。

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先発はKUDOと柴山。まずはロックアップからの静かな立ち上がり。

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代わって歓声の中、風香とチェリーの対決。まずは気合注入のチョップ合戦。威勢のいい声が会場に響く。

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まずは風香が優勢。カウンターのミドルからサッカーボールキックと蹴りの応酬。

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風香の619からKUDOも入ってきて二人がかりの攻撃。チェリーもエルボーで応戦するがこれはミックスドマッチ。どうにも分が悪い展開が続く。

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孤立無援状態のチェリー。風香のドロップキックを連続して浴びてしまう。

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それでもチェリーはフェースクラッシャーで挽回。ようやく柴山とスイッチ。

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柴山はネチっこい攻撃で風香の動揺を誘うことに成功。観客のブーイングも意に介さないまま動きの怪しい柴山の猛攻が続く。

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密着感漂うフォールも観客のブーイングを呼ぶ。風香も蹴りで反撃しようとするが突き放すだけで精一杯の状況。

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流れが変わってしまったリング上。続くチェリーも連続フットスタンプを投下。キャメルクラッチの拷問技で風香のスタミナを奪いにかかる。

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柴山に代われば風香には耐え難い粘着質な攻撃。ブレーンバスターも見せ付けるように時間をかけて放つ。

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キックに活路を見出してやっとの思いで脱出の風香。待たされたKUDOは気合充分。二人を蹴散らし奮闘。柴山には矢のようなミサイルキック。

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しかしチェリーも負けていない。体格で勝るKUDOに飛びつき十字固めを決めフォールを狙う。

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灼熱の中攻防は続く。KUDOのドロップキック、そして風香の強烈なフロントキックがヒット。受けが本領のチェリー、ここは耐える場面。風香のフィッシャーマンズスープレックスもカウント2で跳ね返す。

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それならばと風香はミドルキックの連打からダイビングボディプレスを敢行。

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しかしここでチェリーの女の意地が爆発。ランニングネックブリーカーから強烈なミサイルキックで風香を吹っ飛ばす。

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チェリー必死のフォール。風香はかろうじてキックアウト。続けて弧を描いたジャーマンスープレックスはかろうじてKUDOがカット。そのKUDOを柴山が場外に排除。ここで連携、サンドイッチのドロップキックが風香を襲う。

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ここで柴山は「ロックオンタイム!」と叫ぶと必殺のダイビングエルボードロップ。そしてダウンした風香に屈辱の顔面ヒップドロップを落とそうとする。
しかしここはKUDOがダブルニーアタックでタイミング良くカット。そのまま風香は回転のエビ固め。これを今度はチェリーがカット。

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何とかピンチを切り抜けた風香。ようやくのスイッチで気合充分のKUDOは渾身のミドルキック連打。続いて串刺しのニーアタック。風香も串刺しハイキック。

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そして棒立ちになった柴山の側頭部に風香のランニングからのジャンピングハイキックが的確にヒット。そのままチェリーを分断しKUDOに後を託す。

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最後はコーナートップからのKUDO必殺のダイビング・ダブルニードロップ。柴山返せずKUDOの3カウント勝利。
華があり力強さに溢れた見応えある一戦。ミックスドマッチだからといってお祭り的な流れにならなかったのは男子女子を超えたプロレスラーとしてのプライドなのだろう。
プロレスにメジャーとインディー、男子プロレスと女子プロレスといった色眼鏡はもう必要ないのかもしれない。

○KUDO&風香(11分27秒 ダイビング・ダブルニードロップ)柴山貴哉×&チェリー

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第5試合 タッグマッチ
ザ・グレート・サスケ&高井憲悟 vs 飯伏幸太&入江茂弘

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まずはヤングチーム。でら名古屋プロレスの急先鋒である入江とプロレス界の新世代トップファイター飯伏の入場。
上半身が逞しく発達した入江と、しなやかな中にも強靭さを秘める飯伏の初コンビ。

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焼けるような日差しをものともせず「ホフ!」と連呼しながら元気一番、高井の入場。最後に入ってくるは東北の英雄ザ・グレート・サスケ。抜群の知名度は歓声が物語る。ちなみにこちらも初結成のベテランコンビ。

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まずは高井と入江の師弟対決。入江はヘッドロックを振りほどいてロープに振ってタックル。リング中央で迫力の激突。

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入江の感情溢れる表情に高井も呼応。何度もぶつかり合う両者の面構えが、雄叫びが熱い。
対抗戦で高井の気迫はメインでのツバサとビリーケン・キッドに向けられる。かつての盟友との年月を経ての再遭遇。今回の対抗戦で最も深いテーマを持つ高井。当日まで迷わず走り抜けるか。

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見応えあるタックル合戦の最後は入江がフライングフォアアームで高井のダウンに成功。
日増しに力強さが増す入江。数々の多団体参戦を経て迎える対抗戦第2戦の相手は大阪プロレス側の監督ブラックバファロー。気持ちと身体の力強さが試される戦い、楽しみな一戦だ。

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両者スイッチしてサスケと飯伏。打って変わってスピード感溢れるロープワーク。

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お互いをアームドラッグで投げ合ってルチャ的ムーブ。ハードコア、ルチャ、ハードヒットとどんな攻防にも見事に適用してみせる飯伏。

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ここで飯伏のバネの効いたドロップキックがサスケに命中。たまらずサスケは場外へ。

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さらに飯伏の勢いは止まらない。場外へ怖いもの知らずのスワンダイブ式プランチャ。

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ここから4人入り乱れての場外戦に突入する。高井は入江にカラーコーンを被せてラリアットするなど好き放題。ストリートでの闘い熟知する飯伏はベンチからのムーンサルトにその場飛びムーンサルト、その他水を被せるなど道端のアイテムを駆使してサスケを攻め、縦横無尽に暴れまわる。

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リングに戻ると捕まったのは入江。キャメルクラッチ、フェースロックなどベテランコンビのグラウンドに苦しめられる。やられながらも活き活きとした入江の表情が素晴らしい。

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入江を照準を定めるベテランコンビ。二人がかりの太鼓の乱れ打ちなどやりたい放題。
高井は豪快にアームホイップしてからジャンピングヘッドバッド。休む間を与えず入江を痛めつけてゆく。

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突撃が信条の入江、サスケに連続のフォアアームを叩き込むとタッチに成功。

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今度はヤングチームの反撃。サスケをスリーパーで締め上げる飯伏。息が荒く苦しそうなサスケ。動きの完全に止まってしまった東北の英雄に飯伏は容赦ないサッカーボールキック。

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入江も先程のお返しとばかりに力いっぱいフルネルソンで絞り上げる。サスケはリング上の熱気もあって青色吐息状態。

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なおも飯伏に強烈なミドルキックを浴びるサスケだったが、突然謎の拳法で反撃。飯伏の秘孔を突くと窮地を脱出。

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代わって出てきた高井はヤングチームに猛進。Wのクローズラインを突破すると二人まとめて弾丸スピアー。

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場外に落ちた入江とサスケは売店を巻き込んで場外戦。リング内では高井の波状攻撃。飯伏にド迫力の串刺しのスピアー

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続いて串刺しエルボー、ジャーマンスープレックスホールドと畳み掛ける高井。

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飯伏も負けていない。ソバット、オーバーヘッドキックで意表を突くとノーザンライトスープレックスで高井を投げきってみせる。

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サスケは動きで入江を翻弄。セカンドロープでスプリングしてのバックハンドエルボーで入江をダウンさせる。しかし満を持して放ったスワントーンボムは入江が寸でのところで避けて自爆。

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ならばと入江も底力で反撃。身体ごと浴びせる串刺しのラリアットをサスケに決めると両足をクラッチして必殺の変形ゴリラクラッチ。

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飯伏はカットに入った高井を場外に追放するとコーナートップからの決死の超飛行ケブラーダ。リング上ではサスケが逆転、パワーボムで入江に大ダメージを与える。

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とどめはトップロープからのセグウェイ。入江は肩を押さえて悶絶。

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そのままフォールしてベテランチーム貫禄の勝利。

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拳を突き上げ歓声に応えるサスケ。悔しがる若武者入江になだめる飯伏。
現在そして未来、プロレスの物語はこれからも続く。その中でプロレスラーたちは闘いという人生の接点を繰り返しながら走り抜けてゆくのだろう。次出会うとき時代は誰を明るく照らすのか。

○ザ・グレート・サスケ&高井憲悟(16分19秒 サスケスペシャルXver.10.2セグウェイ ものまね禁止)飯伏幸太&入江茂弘×

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posted by ラポン at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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