2008年09月28日

サタナイ9/27プレビュー

08092700.jpg

予期せぬ出来事に頭の中が妄想で飽和状態。
これこそがプロレスの醍醐味。
突然のタイガースの乱心。
ベルトを賭けた戦国対決の決定。
この日は大阪プロレスが変わるキッカケとなるのか。
期待と不安が交錯する。次のサタナイが待ちきれない。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

大阪プロレス
9月27日(土)デルフィンアリーナ大会
「SATURDAY NIGHT STORY」 試合結果

@×三原一晃(7分18秒 WC)タダスケ○

08092701.jpg

やっぱり熱い。三原の試合がただの叩き潰しだけで終わってしまうなら終わった後に観てる側の充実感は無いって思う。
三原は打たれたらその瞬間から真っ正直に返そうとする本能プロレス。わざとダウンして回復に努めようなんていうインサイドワークはまだ持ち合わせていない。それが清々しい。
それにタダスケも休ませない。三原がダウンすればハンマーを容赦なく叩き込む。ワンハンドバックブリーカー、ショルダーバックブリーカーと背中狙い。
タダスケが「もっと来い!どうした!」と挑発すればバカ正直に声を上げてチョップする。
この二人の闘いは防御や切り返しなんて考えてない。ただただ気持ちのぶつけ合い。頭を空っぽにして観られる。とにかくそれを素直に感じるだけで体の温度が上がる。
しかしさすがのタダスケも三原の水車落しからオクラホマスタンピート狙いは決めさせない。
最後はスパインバスターから横半回転させて逆片エビ固めにつなげる「WC」で勝利。
三原はタダスケという先輩がいて良かった。
やっぱりこの二人の対決は大好きだ。このスタイルを変えないままレベルアップしていって欲しいって思う。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

A○秀吉(4分19秒 刀狩)タコヤキーダー×

08092702.jpg

第1試合の三原に対して王子のプロレスに求めるものはどうしてもハードルが高くなってしまう。
タコヤキーダーは大阪ご当地キャラクター。だからってリングに立っていればいいってもんじゃない。みんなご当地だからこそより愛着を持って活躍を見守ってる。
大阪チャンピオン秀吉の磐石さに手も足も出なかった王子。数少ないチャンスに一撃必殺ダイビングヘッドアタックは掛け声も半端に飛び込む。そこから必死さは伝わる。
それでも秀吉のチョップ、キック、いつものやつ、ペディグリーと段階的かつ確実にダメージを与えられてゆく。最後はロープに手を伸ばす間もないほどの完璧な刀狩。
やっぱり物足りない。王子へのファンの望みは高い。三原やタダスケの試合よりも熱くさせて欲しい。
コスチュームから覗く体を見ると意識的に体重を増やしているように見える王子。パワー増か、それともスピードか、はたまたインサイドワークか。方向性の未だ見えぬ王子に可能性を感じながらもその覚醒が待ちきれない今日この頃。
王子頑張れ!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

B×松山勘十郎&くいしんぼう仮面(17分53秒 ドラゴンスリーパー)えべっさん○&ミラクルマン

※試合後、大阪お笑いのベルトへ再度挑戦を表明するえべっさんだが、松山は頑なに断る。すると、藤波辰爾が松山にえべっさんの挑戦を受けてやってくれと頼むVTRが流れ、松山は反射的に了承してしまう。松山はしかたなく来週10月4日にタイトルマッチを取り決めた。

08092703.jpg

タイガースやビリー、ましてやバファローまで繰り出して反則感の漂っている最近のユニークマッチ。
そしてこの日は純粋なユニーク軍によるド定番ともいえるタッグマッチ。試合は新ネタも含めて、えべっさんの大阪お笑いベルトへ挑戦宣言をバックストーリーに進行。
ただし次々とネタを被せてゆく流れが今回は途切れがちだったような気がする。もちろん観客数によっては反応が拾いにくいのでテンポが計りにくいのかもしれないが、そこを埋めることができるのがユニーク軍団なのだからチョット気になったかも。贅沢なカードを見すぎたせいかも。
だけど正直この試合を観て、えべっさんがベルトを巻くに相応しいかどうかは微妙に感じてしまった。夏祭りプロレスでバリエーションは増えたものの、まだネタが相手を選んでいるように感じる。
これはラポンの独りよがりかもしれないけど、えべっさんは面白くしようと気負うと妙な間が空く。この日は自身が主役である事のプレッシャーがあったのだろうか。
もしかしたら一つのネタを磨いて磨いてベタベタに見せてゆくのがえべっさんのスタイルなのかもしれない。それが完成されたときにこそアドリブの余裕が見えてくるのだろうか。
終盤に見せたドラゴン殺法も余裕を見せてしつこいくらいに「藤波さん見てますかー!必殺!飛龍原爆!」くらいのアピールが欲しかった。そうすればドラゴンスープレックスなんかも観客の興味を引いたって思う。最後はドラゴンスリーパーで勘十郎から直接勝利は得たものの、自身の作り出す笑いで観客の後押しを得て欲しかった。藤波さんの映像がオマケになるくらいに。
ユニーク軍は精鋭ぞろい。ミラクルの蹴りを交えたキツいツッコミとボヤき倒し。くいしんぼうのクイックな予測不可能ムーブ。勘十郎のアクの強い顔と表現力。
えべっさんに目指して欲しいのは誰にも文句は言わせない「神」の領域の笑い。軍団内での影響力を大きくする事がゆくゆくはユニーク軍の更なる進化に繋がるに違いない。
えべっさんはまだ本格覚醒していないのかもしれない。まだまだきっと先がある。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Cタイガースマスク&×ビリーケン・キッド(11分47秒 No19)ゼウス○&小峠篤司

※様子がおかしいタイガースは奇襲を仕掛けたり、ビリーのピンチを見て見ぬ振りする。終盤、タイガースがビリーに当たるとわかっていながらミサイルキックを放ちビリーがピンチに。ビリーがゼウスのアルゼンチンで捕らえられると、タイガースは一人で帰ってしまう。試合はそのままビリーがゼウスのチョークスラムで敗北。タイガースに何が起こったのか!?

08092704.jpg

プロレスニュースで若造吉野の問いかけに気のない返事を繰り返すタイガースにネタの振りだと思って笑ってしまったラポン。しかし次第に空気が重くなってゆくリング上。
そしてその時アップで撮ったタイガースの顔...今まで見たことのないような虚ろな表情。

080927tig01.jpg

試合はタイガースの奇襲でスタート。しかし場外戦になったとたんコーナーに戻りビリーを意図的に孤立させる。スイッチは手も触れる事も無く行われ、タイガースはの攻めは蹴りを主体とした執拗なものばかりが目立つ。かと思えば不意にリングを降りてスイッチ、ビリーのカットにも入らず試合を放置。それどころかあからさまに狙ったような誤爆。
ビリーはフォローもなくチャンスを潰し、B&Gに追い込まれてゆく。
そして前触れも無く退場。突然の試合放棄。
ゼウスの高角度チョークスラムの前に沈むビリー。

首を傾げるゼウスと小峠。小峠なんかは「こんなの勝ちじゃない」とでもいう様に勝ち名乗りも半ば拒否。

タイガースに何が起こったのか。
新たなる序曲をかなで始めた大阪プロレスの人間関係。ノーコメントのビリー、そしてタイガース。
正規軍として居を同じとするベテラン勢のクーガー、そしてタイガースを最も知る男ブラックバファローは心に去来するものとは。
結束と崩壊を繰り返すのがプロレスの常。ファンが胸に秘める不安。
予想できない展開が先に待ち受ける。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

D大阪プロレス選手権次期挑戦者決定3WAYマッチ
 ○政宗(13分30秒 奸智)原田大輔×

※もう一人はブラックバファロー

※10月26日IMPホールにて行われる大阪プロレス選手権は<王者>秀吉vs政宗<挑戦者>に決定。

※自分のファイトスタイルを貫いて激戦を制した政宗。秀吉は「それがお前のやり方なら、オレはオレのやり方でやってやる!お前の挑戦を退け、天王山はベルトを巻いた状態で制してやる!」とアピールした。

08092705.jpg

政宗が政宗たる所以。曲げない意志、スタイル。
混乱の3WAYマッチの中、二度に渡る挑戦者決定戦を制した政宗。決め技は今度も同じ奸智。レフェリーの目を盗み、ロープに足を掛け、観衆に見せ付けるように堂々と。
ただし今回はブーイングは少なめ。ファンが感じたのは政宗が先に目指す彼なりの王者像。間違っていないのかもしれない。手段を選ばず勝ち続けてこそ「王者」でいられるという道理。
対する秀吉の「絶対王者」論。純粋無垢な強さを提唱する秀吉は、その内容にタフさを求める。全てを出し合って高みを感じた上での勝利。その先にこそ本当の王者の姿があると考える。
政宗、そして秀吉。そこにあるのは「王者」という強さを伝える手段の違いというだけ。

かくして同じ目線で勝負しようとした秀吉の気持ちは砕かれた。根本にあるポリシーの違いに日増しに信頼関係がひずみ、裂けてゆく戦国の二人。
しかし政宗がファンに認められる要因は他に媚びないクールな人間性。それが発する魅力。ルードスタイルはその表現力の極み。
そしてここにきて無骨なストロングスタイルが加速度的に認められてきた秀吉。チャンピオンとしてもレスラーとしてもこれからの彼のひたむきで禁欲的な強さの追及には目が離せない。
IMPは彼らのアイデンティティーのぶつかり合い。
その中で「上から目線が気に入らない」と個人感情の入り混じる政宗。
相手が誰であろうと「あくまでもオレのスタイルで闘う」と己の王道を貫く秀吉。
激戦は必至。馴れ合いなど微塵も無い。

その相反する様が独特の相性を生み、他から一目置かれる強さを見せてきた戦国タッグ。彼らがタイトルマッチという舞台で起こす化学反応はさらなる強い融和を築くのか、それとも完全なる拒絶に終わるのか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by ラポン at 18:28| Comment(6) | TrackBack(0) | 大阪プロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早速のプレビュー、ありがとうございます。
結局昨日は、悶々として寝付けず今朝、起きたのは正午前でした。
タイガースの真意も未だ闇の中、秀吉と政宗の行方、ビリーのこれから、バファローは?激しい勢力争いの予感。これが大阪プロレス秋の陣、つまり真の群雄割拠、戦国時代の幕開けでしょうか?
ファンになって、これまで割と楽観視してきた大阪プロレスだった気がしてます。それは悪い意味ではなく大阪プロレスのレスラー達の絆の強さにです。だからといってレスラー達の絆が弱くなったというのではなくて、うまく表現する術が見つかりません。自分でも何を伝えたいのか?
これからのストーリー全く先が読めないです。
Posted by さぬきうどん at 2008年09月28日 19:50
いつも臨場感溢れるレポ&写真ありがとうございます。
いつもいつもラボン様のブログ、楽しみにしております。
ますます大阪プロレス、楽しくなりますね。
これからも宜しくお願いします。
Posted by 小姐 at 2008年09月28日 22:47
>さぬきうどんさん

あの行動は何か別人を見ているようでしたよ。
タイガースはユニークでの開花もあって、不動のベビーフェースだと思ってましたからね。

でも、それだけに事を起こしたときのインパクトは大きいはず。新しい扉をこじ開けようとしているタイガースに要注目ですね。
それはきっと選手同士の絆があるからこそ思い切れる事だと思います。
Posted by ラポン at 2008年09月29日 13:12
>小姐さん

はじめまして♪
お褒め頂いてありがとうございます。

ブログ見せていただきました。勘ちゃんにピッタリな艶やかなイメージですね。
まだまだファン歴の浅い自分ですが、これからもディープに浸っていこうと思います。
こちらこそよろしくお付き合いお願いいたしますm(__)m

それにしてもこれからどうなっちゃうんでしょう?
写真にあるタイガースの冷ややかな眼が忘れられない(泣)
戦国もどうかなっちゃいそうですし正直不安ですよ。
Posted by ラポン at 2008年09月29日 13:21
いよいよ動き出しましたねストーリーが・・・



ここ何ヵ月かはストーリーに動きがなかったですからね・・・



戦国の今後は・・・
IMPで答えがでるのか?


虎ビリーの今後は・・・
今度のサタナイで答えがでるのか?


そろそろ新しいルードユニットが欲しいですよね。



おもしろくなってきましたね。
Posted by にゃんま at 2008年09月29日 18:21
>にゃんまさん

BFが抜けてからの大阪プロレスは平和でしたからねー。

波風立てる存在だった戦国が勢力拡大するどころか...(泣)
今のところタイガースがルードと言ってしまうのは早いのかもしれませんが、なるなら今までのイメージから脱却するのに相当な覚悟が必要でしょう。
でもどうせならゼロを超えるカリスマルードになって欲しい。そしたらファンにも選手にも賛同者も出て来るでしょう。

ただしホリパラは縦縞で...ムリか。

もしかしたらこれからの展開で大阪プロレスが失うものがあるかもしれませんがそれ以上の何かを期待しましょう。
Posted by ラポン at 2008年09月29日 18:52
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
ブログのトップに戻る
pwrtitleb3.jpg

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。