2008年10月01日

凱旋の日 -前半戦-

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デルフィンアリーナを賑わす大観衆。先月の菊タロー参戦と並ぶ超満員。その目当ては海を越えて帰ってくるカリスマルード、と同時に大阪プロレスタッグチャンピオンの二人。
それが売りの大会とはいえ目の当たりにする現実、驚くべき求心力。
ファンの懐古的な眼を現在(いま)に向けさせる為、今の大阪プロレスを闘う者にはその真価を見せ付ける闘いが要求される。
それは4ヶ月振りにやってきた二人にも見せるべき、僅かの期間ながら変わったと思わせられるような確かなる成長の証。

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大阪プロレス 9月6日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合20分1本勝負
小峠篤司 vs 瀬戸口直貴

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瀬戸口の復帰を祝うかのようにオーバーなくらいの握手と礼を交わして試合開始。まずはスピードを活かした身のこなしで素早く瀬戸口の腕を取る。

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肩のサポーターを気にする事も無く腕を取り返す瀬戸口。チョップも勢いよく放ち完調をアピール。
それを受けて立つ小峠はハイスパートなロープワークからレッグラリアット。グラウンドに持ち込むとスリーパー、サーフボードストレッチ、フェースロック。

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瀬戸口はこの状況をドロップキックで返すとランニングネックブリーカードロップで見せ場を作る。
しかし小峠はそこからの串刺し攻撃を落ち着いてかわし、バックハンドでジャンピングエルボーを浴びせてゆく。

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タッグマッチではなかなか見せられない、じっくりとした静と動の切り替えを見せる小峠。気迫の表情で逆片エビ固め。
受けの場面が続く瀬戸口だがカウンターから入るコブラツイストで流れを作ろうとする。

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それでも小峠は背負ってコブラツイストを解くと、腰を落としたままの瀬戸口に低空レッグラリアート。

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ここで小峠は畳み掛けるようにライオンサルトからテキサスクローバーホールド。
これが完璧に決まると瀬戸口たまらずタップアウト。

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瀬戸口のダメージを心配して顔を覗き込む小峠。今なおルード的な言動の残る小峠が垣間見せる暖かい光景。最後もしっかりと握手をかわして小峠はリングを降りる。

第1試合は瀬戸口そして三原という新人の為の修行の場と言うだけでなく、その一つ上の世代である小峠やタダスケ達の表現力向上の場でもある。
その成長がじっくりと見られる喜び。それが大阪プロレスのオープニングマッチ。

○小峠篤司(7分48秒 テキサスクローバーホールド)瀬戸口直貴×

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第2試合30分1本勝負
ビリーケン・キッド vs タダスケ

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先日のタイトルマッチと同じコスチュームで華やかな装いのビリーにタダスケはゴツゴツとしたファイトで攻めてゆく。腰を落としたその背中に力強くタックル。

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ビリーはビリーの持ち味で観客を沸かせる。タダスケの突進をある時はリープフロッグでかわし、ある時はショルダースルーで場外へと送る。そしてエプロンで待ち受けるタダスケの股間をすり抜けると足を引っ張り、その横っ面に駆け上がりドロップキック。
リングに戻ったビリーは余裕たっぷりに全てのコーナーを順番にビリンコバスター。

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なおもジャンピングタックルで体をぶつけてくるタダスケを巧みにかわして、ビリーはその顔面に低空ドロップキック。一直線なタダスケをあざ笑うかのよう。

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タダスケの2式段階ブレンバスターを1段階目で踏ん張り、逆にそのタイミングで投げ返してゆくビリー。ここまでは完全にビリーのペース。

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タダスケもやられてばかりはいられない。ワンハンドバックブリーカーからカナディアンバックブリーカー。そのまま膝を付いて追加ダメージ。

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そのまま休まずビリーを逆エビ固めで反り上げるタダスケ。懸命にビリーはロープエスケープ。
ビリーはここでペースアップ、ラリアットからコウモリ吊り落しを狙うがタダスケはハンマー乱れ打ちで脱出。

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抱え上げようとするタダスケを回り込んでカニ挟みで倒すビリー。立ち上がるタダスケ。スクールボーイで丸め込むビリー。
しかしタダスケはそれを返すとエビ固め。ビリーはジャックナイフ式に切り返す。それをしつこくエビ固めのタダスケ。またもジャックナイフ式エビ固めで返すビリー。
いつの間にかビリーの世界にはまってゆくタダスケ。

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今度は立ち上がってパワーボムを狙うタダスケだが、それをそのまま持ち上げたビリーはコウモリ吊り落し。
思わぬ逆転技にタダスケなす術も無くピンフォール負け。

ビリーケン・キッドにベルト挑戦失敗の精神的ダメージ無し。そのキャラクターの前に手の平で転がされてしまったタダスケ。
天性の素質、そして何より豊富な経験こそがビリーの強さ。その俊敏かつ華麗なる動きをタダスケのパワーが凌駕する瞬間がきっと来る。
そうなった時初めてビリーの顔からは余裕が消え、闘いは熾烈を極めるものとなるだろう。
今は2試合目の試合内容。メインイベントをたった二人の風景で見てみたい。

○ビリーケン・キッド(8分18秒 コウモリ吊り落とし)タダスケ×

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第3試合タッグマッチ30分1本勝負
秀吉&政宗 vs ブラックバファロー&三原一晃

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アナウンスブース横でゼロが見守る中、戦国タッグで出陣の秀吉と政宗。対するはバファローと三原。
先発の政宗はグラウンドで三原の動きを完全に支配。ところどころエルボーで返してゆく三原だが局面を打開できないまま今度は秀吉の強烈なチョップも浴びてしまう。

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相手がバファローに変わっても秀吉のチョップは止まらない。バファローはもちろん真っ向勝負。チョップを打ち返し膝を突き上げる。
先日のタイトルマッチで負傷した左腕の包帯が痛々しい秀吉。バファローのドロップキックをそこに受けると一瞬ひるむ素振り。

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スイッチした三原も全力のエルボーで立ち向うが、小賢しいとばかりに秀吉はミドルキックとサッカーボールキックで悶絶させる。続く政宗は動きの鈍った三原の髪の毛を掴んで引きずり回し。
なんとかタックルで政宗から逃れた三原はバファローとWのタックルで再びダウンさせる。

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政宗をブレーンバスターで投げ捨てるバファローだが、続くラリアットはコンプリートショットで切り返されてしまう。
秀吉は三原をコーナーに捕まえてチョップ&ラリアット「いつものやつ」を叩き込む。
ダウンした三原に政宗はリングインのトペアトミコ。そして容赦なく何発もギロチンを落とし、最後はギロチンと見せかけての顔面踏み付け。

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なおも政宗の顔面かきむしりから首四の字固め、秀吉のミドルキックと戦国のラフをまじえた攻撃に苦しむ三原だが、政宗の串刺しを両足で止めると走りこんでドロップキック。
代わったバファローは秀吉にラリアット、政宗にはバックドロップで場外に排除。

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秀吉とバファローは意地の張り合いラリアット合戦。しかし3度目のラリアットをかわしたバファローはエグい角度のバックドロップ。そのままフォールに被さるバファローだが、これは政宗があわやのカット。

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Wの攻撃から後を託された三原だったが政宗への串刺し攻撃をコーナーマットに顔を打ちつけられて阻止されてしまう。それでもタックルから水車落しで踏ん張り、そこからオクラホマスタンピートの態勢へ。

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それを延髄斬りからブルーサンダーで逆転した政宗はそのままバファローを場外に分断。
任された秀吉はフライングラリアットからフットスタンプ、そしてペディグリーと一気に三原を叩き潰す。三原は王者の猛攻に何もできずに3カウントを聞くことに。

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試合後はノーサイドで握手を交わす戦国とバファロー。ゼロは試合終了を見届けると無言で会場を後にする。

2008年5月5日の約束。離れ行くゼロ&GAINAと、いつかベルトを賭けて闘う事を誓い合った秀吉と政宗。
その日リング上で涙を流した秀吉の腰には、決意の現われともいえる大阪プロレス王座のベルト。タッグフェス2008優勝という称号は得られなかったもののバッドフォースのいうチームから解き放たれて、その存在感をより確かなものにしつつある戦国タッグ。
そんな彼らの試合はゼロの眼にはどう映ったか。まだ目指す高みの途上にある者同士、バッドフォースの絆への回帰は早すぎると考えたか。
それなら充分な期間、存分な溜めを置いてから闘えばいい。彼ら4人の「時」が満ちた時、きっと最高の舞台でその日を迎えるはずだから。

○秀吉&政宗(11分52秒 ペディグリー)ブラックバファロー&三原一晃×

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昨日はフト寄ったパチンコ(ぱちんこアバンギャルド)で当たってしまいアップが間に合いませんでした。

自分的には若干軽い感じの観戦記になってしまってますがご容赦を。
それより遅れを取り戻さねば(約1ヶ月)。
posted by ラポン at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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