2008年11月04日

サタナイ11/1観戦記 (後編)

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続いて後半です。今考えるとセミとメインのプロレス的ギャップはスゴいなー。まぁハリセンも言ってみりゃ凶器だけれども(笑)

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第4試合3WAYマッチ30分1本勝負
松山勘十郎 vs くいしんぼう仮面 vs えべっさん

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試合前にストーカー市川のIMP乱入(?)映像が流れる。何か登場を予感させるような出だしですが。

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まずは「ブレーク!」ネタを立て続け。しかし喋れないくいしんぼうはポーズだけ。

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えべっさんがアニキを呼んでも来なかったり、勘十郎はいつもつまずくロープワークを見事に着地したり、そんな二人の攻防をくいしんぼうが真似っこしたり、裏切りを繰り返しながら試合は進行。

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定番ロープ渡りは勘ちゃんのお時間。コレが無いとね。

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えべっさんがパワースラムからくいしんぼうをフォールする間に勘十郎がハリセンを持ち出してカット。音だけでも充分痛そうな攻撃に二人は続けてダウン。
しかしハリセンを奪ったくいしんぼうは勘十郎の生え際デリケートゾーンに一撃。そして始まるビンタ合戦は最初こそくいしんぼうが痛がるものの倍返しで逆襲。

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えべっさんにまで張られ存分に顔芸を見せ付ける勘十郎。挙句の果てにはサンドイッチのドロップキックにWのタックルと続けざまに食らってしまう。

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ところがここでえべっさんとくいしんぼうが仲間割れ。
リングに残ったくいしんぼうにカミカゼを決めて見せた勘十郎は、そのまま場外のえべっさんへのトペ・スイシーダ。
そこに更にくいしんぼうのラ・ケブラーダが降って来る。
たちまち乱戦模様の展開、勘十郎が豚の角煮でえべっさんに追撃。

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そこに突進してきたくいしんぼうをカニ挟みでえべっさんにぶつけると、そのくいしんぼうをラ・マヒストラルで鮮やかに丸め込んでみせる勘十郎。
そのまま3カウントで勘十郎の勝利。

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えべっさんにハリスト市のベルト挑戦表明について振られると「正直迷っている」という勘十郎。
すると場内は暗転、映像が流れ出す。内容は勘十郎のメキシコ修行時代の思い出再現。

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先輩レスラー達に「何か面白い事やれよ」と言われスベりまくる勘十郎。
そんな勘十郎をなぐさめる若き日の...ハリスト市(笑)

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「あの頃はお世話になった」と感慨に浸る勘十郎。
やっぱり挑戦を受けよう、と思ったところにえべっさんが「ドラゲーみたいなデカい団体にベルト持ってかれたら取り返せなくなるからダメ」と口を挟まれムリヤリ退場させられる勘十郎。

○松山勘十郎(9分49秒 ラ・マヒストラル)くいしんぼう仮面×

※もう一人はえべっさん

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セミファイナルにしては若干アッサリ味のような気がしましたがそれでも笑いどころイッパイのユニークマッチでした。
ハリスト市に関しては大阪のファンが彼に対して知識を持っているとは限らないので、やっぱりメカマミーと同様に姿を見せてデルアリでもしっかりアピールするべきじゃないでしょうか。相手が相手だけにしっかりキャラをアピールせずハッキリしないままタイトルマッチを見せられるとどう反応したらいいか分からない世紀の凡戦になる可能性も。まぁ前哨戦するとグダグダぶりを見せきってしまう危険性もあるのですが(笑)
もちろん彼がサプライズ的に出てくるのもアリですが、ここは来週の登場を予告するだけでも今のルード軍の話題にプラスアルファでお客さんが足を運ぶ要因にもなるかとは思うんですが。
IMPから流れてくるお客さんのニーズに合わせてシリアスとユニークの両面で魅力を見せていく事が今の状況では可能だと思うのでこのタイミングで頑張ってほしいです。天王山につなげる為にも。

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第5試合6人タッグマッチ60分1本勝負
○秀吉&○ビリーケン・キッド vs タイガースマスク&ブラックバファロー×&政宗

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まずはリンピオvsルードの開戦を告げるIMPでの映像が流れて緊張感急上昇。そしてクーガーがオープニングでの負傷で検査の為メイン不参加のアナウンス。
しかし正規軍はハンディキャップマッチで挑む構え。
そして試合は秀吉とビリーがルード軍のリングインを待たずに襲い掛かってゴング。

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しかし相手の土壌に入り込んでしまった二人は黒服も介入もあって早くも2対4の一方的な状況に陥ってしまう。

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そして繰り返されるイス攻撃。政宗がテッドレフェリーを抑えている為、完全な無法地帯。ビリーは為す術もない。

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リングに戻ってきた秀吉にも容赦ないイス攻撃の雨。初防衛戦後に癒えたと思われた左腕を攻められ、たちまち秀吉の動きが鈍る。

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テッドレフェリーが暴行を受けた為、反則裁定が下るリング上。それでも構わずイスを重ねて秀吉の左腕を完全破壊しようとするタイガース。
そこに突然、疾風のようなスワンダイブミサイルキック!

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入ってきた小峠と原田はルード軍を場外に蹴散らしマイクで対戦を要求する。
しかしこのまま黙っていられない秀吉とビリーは小峠の加勢を借りて6人タッグで再戦要求。これが通って再び開始のゴング!

○秀吉&○ビリーケン・キッド(1分25秒 レフェリー暴行反則)タイガースマスク&ブラックバファロー×&政宗

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秀吉&ビリーケン・キッド&小峠篤司 vs タイガースマスク&ブラックバファロー&政宗

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再び大乱戦に巻き込まれる会場。黒服がセコンドを叩きのめしルード軍は好き勝手に暴れまわる。ビリーはタイガースに鉄柱攻撃とラフにはラフで対抗。

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リング上ではバットで小峠に攻撃を加えていたバファローがマスクを脱いで、素顔でも荒々しいルードファイト。小峠は高速ロープワークからフライングレッグラリアートで反撃。ビリーもタイガースとゴツゴツしたファイトを繰り広げる。

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ビリーのラリアットをかわしたタイガースはトラースキック。ビリーはお返しのケブラドーラ・コンヒーロ。
そこに場外戦を繰り広げていた政宗とバファローが割って入り再び混乱のリング上。

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ここで素早く小峠が助太刀、続いて秀吉が戦線復帰。秀吉はグーパンチでバファローを場外に排除すると政宗との一騎打ち。

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政宗もグーパンチでダウンさせると怒りの秀吉はサッカーボールキック連発。
しかしそれをしゃがんで避けると政宗は身をひるがえして左腕にキック。

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左腕を押さえて苦しむ秀吉を政宗はコーナーでロープを使って痛めつける。そして黒服に押さえつけさせると総出で左腕の集中攻撃。
テッドレフェリーに制止させられてファローに入れないビリーと小峠。それをルード軍が小憎たらしく挑発する。

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なおも続く左腕への責め苦。タイガースが膝で押さえつけて捻れば、政宗は容赦ない踏み付け。バファローはスライサー&駆け上がりドロップキックをそのダメージ深い左腕に敢行する。

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タイガースの脇固め、バファローのエルボー、政宗のイス攻撃にアームブリーカーと観客の悲鳴の中、秀吉のローンバトルは続く。
ビリーのカットも阻止され絶体絶命の秀吉だったが政宗のスローイングを返し、起死回生の串刺しラリアットからフライングラリアット、そして右腕だけのブレーンバスターで何とか脱出に成功する。
代わったビリーはすぐさま矢のようなミサイルキック。

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連続ドロップキックで場外に転がったタイガースにビリーは追撃のお座りトペ・コンヒーロ。
続く小峠はスワンダイブミサイルキックこそかわされたものの政宗に串刺しトラースキック、バファローにスイングDDT。
政宗にも飛びつく小峠だがこれは政宗がブルーサンダーで切り返して落とす。
スピード感溢れる攻防で場内はヒートアップ。

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場外に転がった小峠を追う政宗にビリーはエプロンからロープ越え飛び付きDDT。ここでリング上はビリーと入ってきたタイガース。
タイガースは回転エビ固めで丸め込もうとするがビリーは耐えてフットスタンプ。
間一髪避けたタイガースだが、ビリーはそれを見逃さずそのまま低空顔面ドロップキック。

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コーナーに追い詰められ怯んだ素振りのタイガース。ビリーは警戒しながらも「来いよ!」と詰め寄っていく。

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ラリアットを決めバックを取るビリーだがタイガースは踏ん張って急所蹴りを狙おうとする。一度はかわしたビリーだが続く放り上げての金的は逃げられず直撃。
うずくまるビリーのマスクに手をかけるタイガース。
秀吉と小峠が助けに入るも待ってましたとばかりにルード軍は再び秀吉を捕まえビリーと小峠を場外に追い払う。

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それでもルード軍とトレイン攻撃をかわすと政宗に炎城を決めすかさずフォールの秀吉。
しかしカウントは2。それならばとバズソーキックから刀狩の体勢に入る秀吉。

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だがこれはタッグマッチ。しかも相手はルード軍。入ってきたタイガースは秀吉の左腕に強烈なトラースキックでカット。

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そして固められた秀吉の左腕にバファローのイス攻撃。
苦悶の叫び声を上げる秀吉。加えてイスの座面が抜けるほどの一撃を食らい秀吉は完全に戦闘不能に。

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動かなくなった秀吉にタイガースは余裕の表情で腕固め。
テッドレフェリーがあわててレフェリーストップを指示。無情にも打ち鳴らされる試合終了のゴング。

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秀吉が急いで運ばれていく中乱闘は続く。原田も入ってなんとかルード軍を追い出したリング上。

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そのリングに向かってタイガースのマイクが浴びせかけられる。
クーガーに続いて秀吉も潰したとタイガース「こんな団体潰れっちまえ。クソっくらえなんだよ!」と吼える。

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怒り心頭の3人は次週組んで6人タッグでルード軍と激突することを要求。
「めんどくせぇからまとめてやってやるよ」とタイガース。
小峠と原田は次週ホリパラでのタイトルマッチ実現を信じて、先にルード軍と決着をつけようとするが果たして...。

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そして終了後、パソコンを操作する黒服を取り囲むルード軍たちの映像。ニヤリと親指を立てて完了の合図の黒服とは裏腹にバファローは焦燥感漂う表情。
そして画面には「第四の男ヲロチ 11月15日霊参」の文字。
タイガースのまだまだ(隠してる事が)あるよ、の言葉通り更なる脅威が大阪プロレスに迫る。

×秀吉&ビリーケン・キッド&小峠篤司(10分58秒 レフェリーストップ)タイガースマスク○&ブラックバファロー&政宗

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メインは画像だけ見るとものすごく殺伐とした印象に見えるかもしれないです。
確かに秀吉への攻撃はこれ以上無いほどの徹底した腕攻めでしばらくはハンデを余儀なくされるだろう程のもの。ファンからすれば最近は主力選手の負傷欠場が続いていたので気分的には良いものではないですよね。
最近の平和で楽しい大阪プロレスを見慣れてしまった人からすれば賛否両論あるのかなと。

それでもここ最近の比較的クリーンな闘いの中には無かった疾走感がこの試合にはありました。反則はここまで、といったタガが外れた今、リンピオも相当の覚悟を持ってぶつかっていかなければいけない展開。
実際、そこまでの横暴を繰り広げてでもルード軍は団体内に確固たる地位を築こうとしているのでしょうから。
そしてその状況の中、華麗な技の披露とは別の本能やひらめきが必要な中でプロレスラーが動いた時、こんなにも一つの技が説得力を持つのか、と感心しました。自分の中でつなぎのようになっていた技や動きが反則や乱闘行為の中で的確に、そしてひときわ光って見えます。この確実性は間違いなくプロにしか出来ない芸当。
これは実際に会場に来て観客の反応を見ればわかると思います。
食わず嫌いせずに来て見てみれば魅力は分かるものかと。このスピード感は病み付きになりますよ。

個人的には本当の意味での大阪プロレス名物の6人タッグが帰ってきたような気がしました。かつてのバッドフォースの試合を初めて観たときに感じた刺激が自分の中でいつのまにか薄れていたみたいです。平和ボケ...と言ってもいいかもしれません。しかしこの日の試合にはその時と似たものを確かに感じ取りました。
それは「やっちゃいけない事だと分かっていても観てるとアドレナリンが分泌されている自分がいる」といった感じです。バイオレンス映画を観ているのに近い感じでしょうか。

正直、通常の試合の倍以上選手は疲れると思います。これから連戦が増えて彼らの体の負担は想像を超えるものになるかもしれません。
でもこれは彼らの挑戦だと受け取ります。それはルードからリンピオ、ルードから団体、それだけでなくルードからファンへの挑戦かと。
確かにタイガースの「こんな団体潰れっちまえ」的な発言は今のプロレス界において一定のリアリティを持つもの。ですが、解釈を変えればそこまでの覚悟を持った大胆な変革も辞さないという決意が彼だけではなくバファローや政宗にもあると信じます。
それに秀吉やビリー、クーガーなどのベテラン、そして若手が真正面から応えていくことで真の活性化がもたらされると。

あとはそれを観る人が思いっきり乗せてあげる事です。プロレスラーたちの企みに素直に反応すればいい。ブーイングだってされている側が痛快に思えるくらいしちゃえばいい。
プロレスは非日常的な出来事です。現実と非現実の境界線を引く事は大変ですが、それなら思い切り浸ってしまえばいい。そこには様々に形を変えながらも大好きな大阪プロレスがあるんです。存在していて存在し続けるんです。

正規軍があってルード軍があって、B&Gがあってユニーク軍がある。
彼らの姿を思い浮かべたらきっと会いに行きたくなるはずですよ。

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新ルード軍、見ていて思うんですが皆ブラックスーツが似合いそうです。
ヲロチは見てないので分かりませんが、彼らが黒服と同様に真っ黒なスーツでキメて並んだらすごいカッコエエなーと思うんです。
リング外では紳士、リング内では悪逆非道。そんなギャップも面白いかもしれません。後は彼らのイメージに似合うユニット名をば。
posted by ラポン at 17:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
めちゃ面白かった!
ありがとう!
まるでアメリカのTVドラマを見ている感覚でした。例えが不適切かも分からないけど、中身の濃いストーリーにくぎづけです!
毎週、見たい欲求に駆られますね。今月は天王山開幕戦まで行けないけど観戦に行けるだけ幸せです。それまで、どう動くか気になってしかたないです!
濃厚なサタナイがホリパラの満足度も上げてくれそうな気がします。
新ルード軍のセンスいいユニット名に期待大です!
Posted by さぬきうどん at 2008年11月04日 20:58
戸惑う自分に逆らう時、何かを変える時って勇気が入りますよね。変えるエネルギーは体にも心にも負担が掛かって故障しやすいけど、突き抜けたら凄いパワーになると思いませんか!中途半端が一番楽しく無いですからね。まさか、大阪プロレスのリングで流血デスマッチは無いでしょ?それは嫌だなぁ…それに、張り替えたばっかりやしね。
Posted by 猫 at 2008年11月05日 00:51
>さぬきうどんさん

メインは手に汗握りました。
善悪という観点は別としてレフェリーを含めたリング上の全員がエネルギーを放出しまくってる感じです。

天王山の期間は魅力的なシングル対決に激しい6人タッグ、そして楽しいユニークマッチと充実したものになりそうです。
新しい展開の余波がハピウィクやホリパラにも良い影響を与えそうですね。
選手は連戦で大変でしょうが、それが報われて一気に観客動員を回復して欲しいです。
Posted by ラポン at 2008年11月06日 02:31
>猫さん

ルード軍団を結成し環境が変わって、しかも平日興行もあって...タイガースはその中で荒々しく突っ走るワケですよね。
良くも悪くも大阪プロレスの命運は彼が背負っているのでしょう。ここは一つ身を任せてみようと思います。

たしかにデルアリに流血は似あいませんねぇ。新しいマットはキレイに使って欲しいですが早速ベビーパウダー撒いてましたよ(笑)
Posted by ラポン at 2008年11月06日 02:41
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