2008年12月02日

天王山11/30観戦記

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ここんとこ天王山観戦を心の底から楽しんでいるので、写真があんまり撮れてないです。
しかも時間が無くて写真の整理ができません(泣)
写真のほとんどはこのまま日の目を見ないでお蔵入りになるかも...。

とにかくタイムイズマネーなこのご時勢の中、マイペースでお送りしております。

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大阪プロレス
11月23日(日)デルフィンアリーナ大会
「天王山2008」開幕戦第一回戦 試合結果

@タッグマッチ20分1本勝負
 ツバサ&×三原一晃
 (8分26秒バズソーキック→片エビ固め)
 ○タイガースマスク&政宗

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最初こそツバサと三原が動きよく機先を制するも、例のごとく場外戦で流れを持ってきたタイガースと政宗は息の合った悪らつコンビネーションで三原に集中砲火。交代で弄ぶようにサッカーボールキック。
前回の三原と組んでの対ルード軍戦(11/16)と同じくツバサがイイトコ出させてもらえてないのは悔しいな。結局タイガースが金的からバズソーキックで三原を料理。

個人的にはタイガースとバファローのタッグはチョイ前の正規軍的記憶があって純粋には見れないので政宗との方がシックリきます。お互い活き活きと動きやすそうだし。

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Aタッグマッチ30分1本勝負
 ゼウス&×小峠篤司
 (10分07秒マスク剥ぎ→反則)
 松山勘十郎&○くいしんぼう仮面

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ユニーク軍がゼウスと小峠のツッコミをうまく引き出しているので、それを聞いてるだけでも楽しい。
勘十郎はゼウスに踏み潰されお株を奪われる「参ったかーっ♪」を言われて悔しがったり、小峠とは髪の毛ネタで闘いながら言い合いしたり。
とにかく小峠のボヤキはミラクルに次いでNO.2の地位にあります(笑)
続くビンタは小峠→ゼウス→吉野レフェリーと相手を変えながらやられ放題。
ムーブが命のくいしんぼうも見るたびに新しいネタで笑わせてくれるし。くいしんぼうのゼウスとのフルネルソン合戦がとにかく笑えて可愛いんです。

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最後はフラワーダウンから勘十郎トペ・スイシーダ、小峠トペ・コンヒーロ、くいしんぼうラ・ケブラーダと連続ダイブから吉野レフェリーが愛しの乱れ髪被弾。
その間に小峠にスペアマスクを渡したくいしんぼうは怪しい中国人マスクを被ってマスク剥ぎ被害を演出。吉野レフェリーは即座に小峠の反則負けを宣告。
この技(?)最近連発意してますが関空トルネードに続くくいしんぼうの必殺技になるのか。期間限定かもしれないので見たい方はお早めに。

シリアス重視の天王山の中で肩身は狭いけど、でも無くちゃ大阪プロレスじゃないんだよね。やっぱりどんなときでもユニークマッチは健在。ルード達がどれだけ会場の雰囲気を変えようと埋没なんてしません。

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B「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ○ブラックバファロー
 (12分47秒ラリアット→片エビ固め)
 ×石倉正徳

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フライングニールキックで先行した石倉は場外戦からミドルキック連打、掟破りのスライサーと奮闘。サブミッションを封印しあえてバファローの土俵で勝負する。

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しかしラリアット一発で流れを変えたバファローはその頑強な体で石倉の攻めを受け止めながら激しい攻めを見せてゆく。ダイビングギロチンからヒジやヒザを使った痛めつけ。高速ブレーンバスターからスライサー&駆け上がりドロップキック。

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それでもプランチャからミサイルキックそして蹴りの速射砲で意地を見せる石倉。しかしバファローは続くダイビングボディプレスを剣山で迎撃。
豪腕ラリアットとバックドロップ連発でカウント3を許すかに見えた石倉だったが、執念のキックアウト。そしてここぞのタイミングでサブミッション開放の腕ひしぎ逆十字固め。
一度はロープに逃れられるも間隙を突いて再度の腕ひしぎ。顔をクシャクシャにして苦悶の表情のバファロー。あわやギブアップかと思われたが負けられないバファロー、なりふり構わぬ噛み付きで脱出。
こうなるとスタミナに勝るバファローは怒涛の畳み掛け。ラリアット、バックドロップ、ラリアットとつないで石倉をマットに沈める。

試合後バファローは「天王山の大舞台にテメェみたいな小物が出てくるんじゃねぇ!」と叫び大きなブーイングを浴びる。しかしながらバックドロップ連発さえも立ち上がりバファローをあと一歩まで追い込んだ石倉の不屈の闘いぶりに見るものの印象はまったく違って見えたはず。
一人外敵として飛び込んだ男の決意は天王山挑戦という舞台で確かな存在感を放っていた。そのロックな魅力は同世代の自分には響きまくりました。。
また哀愁あふれる入場曲、浜田省吾「I am a father」がよく似合う彼の勇姿が見たい。いきなり第3試合から感動させられました。

もちろんバファローの徹底したブルファイトがそれを引き立たせたのも間違いないです。

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C「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ○秀吉
 (16分15秒刀狩)
 ×ミラクルマン

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いきなりラッシュをかけるミラクルは延髄斬りからミラクルドライバー連発。場外に転がった秀吉にベースボールスライドからラ・ケブラーダと追い撃ち。

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しかし秀吉は蹴り足をキャッチしてのラリアットから逆襲に転じる。うなりを上げる蹴りの嵐に観客のどよめき。パワースラム、コーナーに追い込んでのチョップ連打、そしてミラクルが一回転するほどの強烈なラリアットがミラクルを襲う。

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それでも恐い天下人を前に一歩もひるまぬミラクル。場外戦に持ち込むとイス盛りの上にミラクルドライバー。そしてイス乗せラ・ケブラーダ。これには秀吉も悶絶。
リングに戻りにコーナーにラダーをセットしたミラクルはそこに秀吉を何度もスローイング。しかも癒えぬ左腕を前にして。

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それでも立ち上がる秀吉にミサイルキックからラダー投下と攻め立てるミラクル。しかしラダーへのブレーンバスターは秀吉に踏ん張られ攻守逆転で叩きつけられてしまう。
ここでフライングラリアットからペディグリーそして刀狩とフィニッシュコースの秀吉だがミラクルは耐え抜いて執念のロープエスケープ。

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なおもパワーで押し切ろうとする秀吉を横十字固めで切り返したミラクルは反撃開始。
フランケンシュタイナー、雪崩式ブレーンバスター、ジャーマンスープレックスと大きな秀吉を投げまくった後その痛めた左腕に腕固めでギブアップを狙う。

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これを必死に逃れた秀吉はフランケンシュタイナーから再び刀狩へ。寸でのところで振りほどきローリングエルボーで突き放したミラクルはハードコアに勝負を懸ける。
しかしイス盛りへのミラクルドライバーでも屈しない秀吉はイス盛りへのアバランシュホールドと重い低空ドロップキックで逆転し、ミラクルをコーナーに乗せ自らもセカンドロープから飛ぶ雪崩式フェースクラッシャーwithチェアで顔面を粉砕。
最後はリング中央での刀狩が決まり粘るミラクルに引導を渡した。

試合後マイクを握った秀吉は「テメェのその気持ちも一緒に持っていって天王山を必ず制する」と宣言。ミラクルと熱い握手を交わす。

別コーナーに立つ二人。いつものユニークとは明らかに違う空気。この時点で目頭が熱くなってしまった。
なぜ闘わなきゃいけない?って想いが駆け巡る。相思相愛の凸凹コンビ。並んで立っているだけで微笑ましくて嬉しい気持ちになってしまう大阪プロレスの新名物。
なのに天王山という魔物は二人を容赦ない激闘へといざなう。正直どちらも応援しないつもりでいた。ブログで「秀吉LOVE」を公言してはばからないミラクルに、その彼とのユニークマッチではまるで部屋で遊ぶ兄弟のようにリングではしゃぐ秀吉。どう反応したら良いのか分からない。
正直ほとんどの人が最初からチャンピオンとして絶頂期にある秀吉の勝利を疑わなかっただろう。それでもその偏った考えを忘れさせるくらいにミラクルはそのキラーな一面を全開放した。
もちろん普段の関係からしたら異常な展開。ラダーやイスを使ったハードコアな攻めで二人が激痛にのたうつ度にユニークマッチでの二人の楽しげな様子がフラッシュバックしてしまう。
でも早く目の前の光景を終わらせて欲しいと思う反面、秀吉の攻めの前に何度も崩れ落ちそうになるミラクルに、いつの間にか声は「ミラコー!」と叫んでしまっていた。二人がすべてを出し切るまで、沸点に到達するまで声で背中を押し続けたい、そんな気持ちになったから。
そして遺恨などの感情は一切なく存分にお互いを潰しあった16分15秒。
ありがとう。個人的に入れ込みすぎてるのかもしれないけど2008年の天王山を振り返った時きっと思い浮かぶ最高の友達ケンカでした。

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D「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ビリーケン・キッド
 (14分01秒両者リングアウト)
 ヲロチ

<再試合>
 ○ビリーケン・キッド
 (2分59秒スペル・ラナ)
 ×ヲロチ

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序盤からルード軍がリング内外に試合を蹂躙。救援の無いビリーは孤立無援で攻め続けられる。ルール無用の闘いの中切り抜けて狙うトペ・スイシーダやお座りトペ・コンヒーロも絶妙な政宗の介入に阻まれてしまいまったくペースを握れない。

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噛み付きやチョーク攻撃などのラフの中に、ロープを挟んだ拷問コブラツイストやグラウンドでの変形コブラツイストなど、意外なほどテクニカルな一面を見せるヲロチの前に苦戦を強いられるビリー。

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それでも何度も踏ん張られながらもコウモリ吊落しを決め、乱入するルード軍の誤爆を誘ってのラ・エスパルダで一瞬の勝機を活かすビリー。しかし乱戦のさなか吉野レフェリーが倒れてカウントできない状況。
ここからビリーは再び無法地帯となる場外に引きずり出されたまま為す術もなく、結局両者リングアウトが下される事に。

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この結果にルード軍はリング上を占拠して、してやったりのマイク。しかしテッドレフェリーが両者リングアウト裁定を覆し再試合を宣告。
ここでお座りトペ・コンヒーロでルード軍を蹴散らしたビリーはヲロチとの一騎打ちに持ち込むことに成功。

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ここでもリバースブレーンバスターやリバースバックドロップなど実力者ぶりをアピールするヲロチ。しかし介入してきたタイガースのイス攻撃は羽交い絞めしていた方のヲロチに誤爆。
このチャンスにビリーはリバースフランケンシュタイナーでヲロチの動きを止めると、奥の手スーパーラナで豪快に叩きつけて完全勝利。

この試合でその実力の片鱗を見せたヲロチ。そのインサイドワークとここぞの時のパワフルな危険技は侮りがたい。
しかし結局ルード軍の介入そのものがヲロチの試合運びをギクシャクしたものにしてしまったワケで、ビリーはその混乱した状況で的確に勝利を掴んだと言える。
度重なるルード軍の無法に天王山の展開が危ぶまれているものの、そのおかげでビリーケン・キッドという存在はリンピオとしてよりまぶしく輝くものとなった。
テッドレフェリーの堂々としたレフェリングぶりもルード軍はびこる大阪プロレスの中で救世主的存在。セコい展開を狙ったルード軍は赤っ恥を掻く事になったワケで、IMPでの大一番を前に準決勝が2試合ともルード軍絡みの試合という最悪の事態は免れることになった。
レフェリーがキチンとしていなければプロレスは成立しない、そう再認識したセミファイナルの結果でした。

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E「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ○アジアン・クーガー
 (15分58秒ラダーチェアーアトミコ→片エビ固め)
 ×原田大輔

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じっくりとしたレスリングを見せる序盤のから展開が動いたのは場外戦。原田は駆け上がりドロップキックでクーガーの頭ををコーナーとイスとのサンドイッチにするなど積極的にクーガーの世界に飛び込んでゆく。

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しかしそれはクーガーのハードコアな闘いを加速させるものとなる。場外戦で経験の違いを見せ付けたクーガーは、エプロンでの攻防もトップロープ越しのレッグシザースホイップで場外のラダーに原田の背中を叩きつける荒業を披露するなど優勢に。

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若手最後の砦となった原田も負けていない。串刺し原田ピストル3連発でクーガーを沈黙させると続けざまにハーフハッチスープレックス。

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お返しとクーガーも串刺しエルボーから原田を逆向きにコーナーに乗せての危険度の高い走りこみ延髄フライングニールキック。そして休む間も与えずリングインギロチンドロップ。

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ここでラダーを持ち込んだクーガーだが、それを使わせまいと原田は片山ジャーマンにバックドロップと反撃。

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それならとクーガーはクロスアーム式スープレックスの態勢。これを踏ん張られると顔面スタンプからクーガーロック2号。

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これをなんとかエスケープした原田は強烈なフライングフォアアームでクーガーをダウンさせる。しかしここでのラダー持ち込みは裏目に出ることに。コーナーでの雪崩式ブレーンバスターは逆にラダー上に叩き落されしたたか腰を打った原田は悶絶。

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最後は立てたラダーの上での攻防になるもヘッドバッドで落とされた原田はイスの上に落下。そこにクーガーのラダーチェアーアトミコが決まり原田は無念の3カウントを聞くことに。

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原田のクーガーの土俵で勝負しようという意気はアッパレ。しかしそれで動揺するようなクーガーではなかった。最後に自らラダーを持ち込んでハードコアな世界を造ってしまったのは完全に失策。逆に言えばこれは原田の「どんな状況だろうと互角に闘って見せる」というメッセージとしても取れるのだが。
しかし観戦していないが昨日の原田と小峠のメインが素晴らしい一戦だったと伝え聞くだけに、純なる原田大輔の100%が2回戦でのクーガーにどこまで通用するのかを見てみたかった。今回の堂々とした試合運びからも若手の中で(ゼウスは別格だと考えて)世代超えに一番近いのは原田だと誰もが感じた事だろうし。
それに欠場でリングから離れていたクーガーにとっては原田のレスリングテクニックこそ最高の脅威だったと思えるのだが。
それでもこの試合でクーガーは原田の成長に頼もしさを感じたことだろう。この二人による試合ならまだまだスゴいものが見られそうな嬉しい予感。その時はベルトを賭けていたってちっともおかしくない。

              ※大阪プロレス公式HP及びメルマガより抜粋

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最終的には大番狂わせの無い形に収まった2回戦。後はIMPを迎えるのみ。
もちろん秀吉の決勝進出はルード軍が総出を上げて阻みにかかるのだろうし、それを踏まえた場合同様にビリーとクーガーの準決勝は激闘が仇となってしまう可能性もある。
しかし優勝者は間違いなくこれからの大阪プロレスでの重要なポジションを担うことになる。そしてそれは大阪ハリケーンへと続いてゆく道。
ビッグマッチはメインやスペシャルマッチの質だけではなく、各選手の志の高いテーマが求められるはず。全員のストーリーが2009年2月15日に向けて一点に集約されたとき初めて爆発的な集客を呼ぶはずだから。
それには説得力ある天王山の決着も大きく影響するだろう。
果たして12月7日、天王山という冠の権威は最後まで守られるのか。それともハリケーンへと続く渦がこの日生まれ、すべてを巻き込みながら突き進んでゆくのか。
posted by ラポン at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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