2009年06月17日

絶対に忘れないよ...

tedsan01.jpg

あれから2日...金曜日(6/19)にテッドさんの追悼興行が決まりましたね。

すでに周知かと思いますが下記にペーストしておきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◎興行中止・追悼興行開催のお知らせ

テッド・タナベ氏の急逝に伴い忌服の為、誠に勝手ながら6月16日、6月17日、6月18日の大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ大会を中止させていただきます。

チケットの払い戻しはチケット購入店にて対応させていただきます。

忌服期間中の大阪プロレスグッズショップ営業時間
6月16日(火)10:00〜18:00
6月17日(水)13:00〜19:00
6月18日(木)臨時休業
※忌服期間中はプロレス教室は休講となります。

なお、6月19日(金)は大会名を「テッド・タナベ追悼興行」とし、追悼の10カウントゴング、献花台の設置を行います。
(18:00開場 19:00試合開始)

▼チケット詳細
VIPルーム :15000円(1室5名様まで)
一般自由席  :3000円(女性2000円)
中高生自由席 :1000円
小学生自由席  :500円
※チケットは、大阪プロレスグッズショップにて販売
※プロレス教室受講者は会員証をご呈示いただければ無料でご入場いただけます。
※売上金はテッド・タナベ氏のご親族に寄付させていただきます。

対戦カード、試合数は未定。所属選手は全員参加予定。

                    ※大阪プロレス公式HPより抜粋

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

との事です。

これを読んでも頭の中が真っ白で、まるでこの情報に対して思考を拒否しているかのような自分がいます。

多分、テッドさんのいない現実というのは、それを目の当たりにする事によってしか実感できないのでしょう。いや、それでも無理かもしれません。

自分はこの日、会場のどこからでもいいからこの興行を見つめ、テッドさんを偲ぶだけでなく選手達の闘いぶりと共にその功績を称え、その志しを心にしっかりと刻み込みたいと思います。

tedsan02.jpg tedsan03.jpg

ここで自分のテッドさんの想い出、なんて偉そうに書くと古くからのファンの人に怒られてしまいそうですが、テッドさんは名古屋出身という事もあり、ここ最近は大阪だけでなく中部地方の大会でも積極的にレフェリングをされてらっしゃいました。

自分も名古屋在住なので大阪プロレスを観戦するその前後日に東海地方のプロレス興行に顔を出す事がちょくちょくあったのですが、そこにテッドさんの姿を見ることがしばしばありました。

ムーブオンアリーナ(旧デルフィンアリーナ)ではなかなか声を掛けるチャンスが無かったのですが、こういった会場ではまるでその風景を楽しむかのように会場の隅でリラックスしてらっしゃるテッドさんがいて、自分はご迷惑を承知で本当に短い間なのですが話をさせていただいていました。

終始にこやかだったテッドさん、

「昨日の大阪行きました。お疲れ様です、タイトルマッチ凄かったですね」と話し掛けると、

「いやぁー凄かった。やっぱりあの4人は凄いね」と疲れを微塵も感じさせない様子で語ってくれました。

「昨日は大阪、今日は名古屋と大変ですね」と振っても、

「こっちも良いメンバー揃ってるよね。(裁くのが)楽しみだよ」と疲れた、大変という言葉は一切口にせず、まるで自分の疲れはプロレスに身を置くことによってその都度消えてしまう、言わば会場でプロレスを観て元気をもらうファンと同じようなテンションをテッドさんに感じたことがありました。

image/2009-06-17T18:42:231 image/2009-06-17T18:42:232

そして、いつどこでも張りのある声で確実で安心感のあるレフェリングをされていたテッドさん。

テッドさんの良く透る声は、時には厳しく選手を正し、時には絶妙なツッコみとなって観る者をリング上の闘いに引き込んでくれました。

中でも選手がダウンしたときの「やれるのか!?やれるんだな!?」という問い掛けが自分は大好きで、それは選手に奮起を促すのであると同時に何かやんちゃな息子を諭す父親の説教のように聞こえたりもして、その声で起き上がる選手の姿にはまるで新たな決意と力が湧きあがっているかようにさえ感じたものです。

それに試合前のえべっさんとの何気ないボケツッコミや試合中のユニーク軍団との楽しい掛け合いなどはテッドさんの豊富な試合経験の真骨頂で、ユニーク軍のイタズラにも(レフェリーとして)揺るがない、揺るがない...でも時に揺らいじゃう(汗)的な絶妙のバランスが愉快で、これは吉野さんにも確実に受け継がれていっている名人芸の一つなのでしょう。

image/2009-06-17T18:42:233

どんな場においても、どんな選手相手にも毅然とした態度で裁くテッドさんでしたが、なぜか自分が撮る試合中の写真にはほとんど写りません。
結果として上のような試合終了直後に選手と一緒に、といったケースが多いです。

これは今になって気付くことですが、そこには観客に選手の闘いを見せる局面では直ちにその存在を消してしまうという、レフェリーとして当たり前のようでしかし当たり前でないテクニックがあるのですよね。
カメラの目線=観客の目線とするならば、自分達はテッドさんが丁寧に余計な要素を取り除いてくれた、試合という選手達が紡ぐ空間に知らず知らずのうちに没頭させてもらっていると言えるのではないでしょうか。

レフェリーがいなければ試合は成立しない。それは普段は意識できない事。
でもとっても大切な事なのですね。

tedsan07.jpg

上の写真はゴールデンウィークの興行でのメインイベント、バトルロイヤル試合前の集合写真です。
テッドさんと吉野さんが隣り合って写ってます。コチラをクリックしていただくと大きな画像が出るようにしました。
テッドさん、とても幸せそうです。いっぱいの選手達と、そして吉野さんと一緒に試合できることが本当に嬉しかったのでしょうね。

それを観てる僕らも間違いなく幸せな空間でしたよ、テッドさん。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

この数日で自分達は改めてプロレスに懸ける人達の情熱を教えられたんだと思います。

最後の瞬間まで闘い続けた三沢さん

根性でメインの3カウントまで叩ききったテッドさん

それに続く結果は重く悲しいものでした。
でも、これをニュース報道のような体調管理うんぬんだけの問題で片付けて欲しくない。

もちろん命を粗末にしちゃいけない。危険と隣り合わせだからこそ、その何倍もの安全性で臨まなければいけないのかもしれない。

でも確実に言える事は、どんな状況でも一つの事に人生を捧げる覚悟は間違いなく尊い。

今の世の中は過剰なマスコミ報道やヤラセ番組、そして産地擬装や賞味期限の改ざん...嘘と欺瞞に塗り固められたこの時代の中で「プロレスなんてショーなんだろう」と騒ぎ立てる輩がいます。

何を言ってるんだ!

プロレスラーには自分自身の体を傷つけながら闘ってる嘘偽り無い真実があるんだよ!

リングの上で命を削りあっているというリアルな不文律があるんだよ!

そしてレフェリーにだってその戦場の中で体を張って選手達を見つめ、そして守っているんです!

この事件をキッカケにプロレスの危険さを知るのもいい、でも同時にそこに隠れている本質を分かって欲しい。

命は大事だよ、そしてその大事な命は努力や忍耐により更に輝くものなんだよ。

プロレスラーはその教えを数千円の入場料で観に来た数百人の観客の前で、危険を承知で平気な顔で体現してみせる素晴らしい大馬鹿者なんです。

今、無性にプロレスが観たいです。

自分はこれからも会場に行って、そんな素晴らしい選手達を力いっぱい応援していこうと思います。

プロレスを愛するファンならみんなそんな気持ちなんじゃないでしょうか。

だからこそプロレスは永遠に続くんです、絶対に。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

tedsan10.jpg

会場でお願いして写真を撮らせて頂くことが何度かありました。
時には上のような照れ隠しっぽい顔をされてたりしましたが(笑)

tedsan08.jpg

上の写真はどのくらい前だったか忘れましたが愛知県刈谷の会場でお願いして撮らせていただいたものです。

素敵な笑顔ですよね

天国でもテッドさんがずっとこんな優しい顔でいられるように...頑張れプロレス!!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

これを書いている間に追悼興行のカードが発表されましたね。

記事をそのまま下記に。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

6月19日(金)18:00開場 19:00開始 大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ
「テッド・タナベ追悼興行」

※参加選手(対戦カードは決まり次第発表)
大阪プロレス
三原一晃、原田大輔、小峠篤司、えべっさん、くいしんぼう仮面、ミラクルマン、冨宅飛駈、松山勘十郎、秀吉、アジアン・クーガー、ビリーケン・キッド、タダスケ、The Bodyguard、ヲロチ、ブラックバファロー、タイガースマスク

大日本プロレス提供試合 タッグマッチ30分1本勝負
関本大介&"黒天使"沼澤邪鬼 vs シャドウWX &谷口裕一

女子プロレス提供試合 タッグマッチ30分1本勝負
宮崎有妃(NEO女子プロレス)&コマンド・ボリショイ(JWP) vs GAMI(プロレスリングWAVE)&植松寿絵(フリー)

・フリー、その他
菊タロー、藤澤忠伸(K−DOJO)、アステカ(プロレスリング華☆激)、コスモ☆ソルジャー(プロレスリング華☆激)、スペル・タイラ(プロレスリング華☆激)、石倉正徳(石倉道場)、小仲=ペールワン(666)、新村一樹(リアルキャスト)、救世忍者乱丸、李日韓 (レフェリー)、大橋篤(レフェリー)、小田康弘(レフェリー)

※当日会場入り口にて献花台の設置、追悼の10カウントゴングを行います。

▼チケット詳細
VIPルーム :15000円(1室5名様まで)
一般自由席  :3000円(女性2000円)
中高生自由席 :1000円
小学生自由席 :500円
※チケットは、大阪プロレスグッズショップにて販売
※入場整理券の配布、当日券の販売は当日10:00より大阪プロレスグッズショップにて行います。(状況により時間が前後する場合がございます。)
※当大会は特別興行により、ファンクラブ割引、招待券、各種割引券などの適用はできません。
※当興行の収益はテッド・タナベ氏のご親族に寄付させていただきます。
※プロレス教室受講者は6月16日、18日が臨時休講となる為、会員証をご呈示いただければ無料でご入場いただけます。(保護者は無料にはなりません)

                    ※大阪プロレス公式HPより抜粋

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

このカード見てるだけで...涙出そうです。
選手のみんな、本当にありがとう、そして頑張って!

そして吉野さん、あんまり気負い過ぎないようにね。ファンみんなで応援するからみんなで頑張っていこうよ。
posted by ラポン at 19:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
記事読んで、じーんときました。
私は正直、失礼ですが、テッドさんはあまり気になってない存在でした。
でも、亡くなって初めてわかりました。
とても存在感があった事を。
もっとこの存在感を味わいたかった、見ていたかった。
寂しいけど仕方ない。
吉野レフリー、あんまり気負わない事を心配しています。
28日、行けそうになかったけど、もう我慢できない!行く事にしました。
Posted by sayui at 2009年06月17日 19:30
お久しぶりです。

三沢選手と、タナベレフリーの事があって
数日ー…いまだに信じられないけど、

やっぱり命は大事だな。プロレスって熱いな。いいよな。って思いました。

タナベレフリーの素敵な笑顔が忘れれませんー…
Posted by りな at 2009年06月17日 23:51
>sayuiさん

レフェリーがいるからこそ試合は成立している...分かっていても普段はあんまり意識しないことなんですよね

テッドさんはリング上の選手をその経験で何倍も魅力的に見せていたんだと思います

そして吉野さんという素晴らしい後継者を残してくれたんです

だからこれからも大阪プロレスは変わらず成長してゆくはずです

一緒に楽しく応援しましょう♪
Posted by ラポン at 2009年06月18日 22:49
>りなさん

理由は何であれプロレスにとって起きてはいけないことが立て続けに起きてしまいました

だからこそ選手もファンもこれから一致団結していかなきゃ行けないんだと思います

必要なのはプロレスをより安全で魅力的なものにしてゆく事

それに挑戦し続けている限り、頭に思い浮かべるテッドさんは常に笑顔だと思いますよ(*^-^*)
Posted by ラポン at 2009年06月18日 22:55
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
ブログのトップに戻る
pwrtitleb3.jpg

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。