2008年05月23日

今週の大阪さん

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まずサタナイと同日に有明コロシアムで開催される「ハッスルエイド2008」のゼウス参戦について書いておきたい。

「ハッスルエイド」はハッスルのストーリー上半期における節目の大会だ。もちろん注目カードを集めたビッグマッチなので普段より多くのファンに変化を伝えることができる。
だから通常ここで起こる出来事はこれからのの展開の軸となるものばかり。
見方を変えれば、同じく下半期ストーリーの節目であり年末の総決算的ビッグマッチである「ハッスルマニア」に向けてのストーリー折り返し地点とも言える大事な大会なのだ。

今回の「ハッスルエイド2008」上の格付けとしてはインリン様の引退試合を兼ねたボノちゃんとの決着戦が一番のインパクトと言えるのだろう。だがこれはハッスルの歴史においてのピリオドの一つ。対するゼウスの乱入予告は新しいうねりのスタートだ。
彼のいつどこで遂行されるか分からないテロ宣言は当日の大会に独特の緊張感を与える事になるのだろうが、そこに一つ問題がある。
それは民放などの一般視聴者は2ヵ月に一度ほどの特番でハッスルを見ているだけなのでゼウスの存在をほとんど知らないという事だ。
ゼウスは前回のハッスルハウスに登場しただけなので改めて自己アピールの必要に迫られそうだ。しかしながら前回のような突然の乱入だけでは残念な事に彼の強さは伝わりにくい。
それでも全国的な知名度がまだないゼウスにとって、この日はまさに自己を知らしめる最高のチャンス。名を挙げる最高の舞台と言えるのだ。
個人的意見から言わしてもらえば彼には「新日本プロレスの田口選手ばりの派手なガウンを着て荘厳な曲をバックにセコンドを蹴散らしながノシノシ乱入」くらいのオーバービジュアルで登場してほしいとさえ思う。鼻に付くかもしれないが乱入の時と同じようにTシャツにジーパン姿ではモンスター軍やハッスル軍に対抗する勢力としての凄みが観客に伝わらない。大阪プロレスの時のようにいきなり試合スタイルでも驚きに欠けるだろう。
ハッスルが本気でゼウスを売り出そうと考えているなら名前通りの「全能の神」をイメージするべきだ。その素材を活かすも殺すも料理次第。いままでのハッスルの演出能力からすれば非常に期待が持てそうなのだが。
何より、そこまで露出してこそ大阪プロレスのスケジュールを差し置いて出場する意義があるはず。
今回のハッスルのカードを見渡すと選手に進退を含めて条件を突き付けるものが異常に多い。その勝敗次第でゼウスにはハッスルツアーの闘いの核という特等席が用意されるかもしれないのだ。

そんな彼の運命の瞬間とほぼ同時刻、大阪プロレスのデルアリ大会「SATURDAY NIGHT STORY」は開催される。

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その影響もあってゼウスとKUSHIDAの参戦はないであろう24日のサタナイ。正直あまりマイナスな事は書きたくないのだが、これは現実。

メインの戦国対決は、大阪プロレス内では一番実現性の低いと言えるだけにファン垂涎のカードだ。試合が凡戦となるかベストバウトになるかは、彼らのベルトへの欲と友情とのバランスにかかっている。もちろん両者が実力を出し切って、互いにベルト挑戦の資格を問うような息詰まる展開が望ましい。
だが試合のきっかけがリング上での小競り合いの発展なだけに、この一戦に懸ける両者の気持ちに一抹の不安が残る。もしも勝ちだけにこだわった反則乱発の中途半端な勝負となれば二人の絆に大きな亀裂が走りかねないとも言えるのだ。
政宗のブログにはこの闘いに横槍を刺すような出来事があったと書かれている。彼らの熱は未だ高まっているとは言い難いのか。
戦国が個人を優先し迷走するのか。それともこの闘いからより相手を知り、結束を深めるに至るのか。
正しい方向へと導ける者は彼ら自身しかいないのだ。
彼らが純粋に理解しあった上でシングルプレーヤーとしての可能性が開花した時、「戦国」はタッグチームの名称ではなくプロレス界に戦国の風雲急を告げる者達の総称として進化するかもしれない。
そこまでの志を持った上でタイトルマッチまで登り詰めて欲しいものだ。

勘十郎の成長ストーリーが続くユニークの世界ではついに対メカマミーの特訓マッチが組まれることに。
初代えべっさんとの互いのギミックを賭けた大阪名物戦に負けた事で、くいしんぼう仮面が過去に一度だけ変身したスーパーロボKを復活させ勘十郎のトラウマ解消を狙う。
このショック療法は果たして功を奏するのか。スーパーロボKが楽しければ楽しいほど勘十郎にとっては脅威なだけにファンは微妙な反応を迫られそうだ。
個人的にはスーパーロボKとメカマミーという対決も興味をそそるのだが。

残り3試合はやはり当日発表だろうか。
正規軍とB&Gに関連したカードの発表は一切ない。小峠や新人の三原と瀬戸口についても同様だ。
これは非常に珍しい事と言える。
隠された残りの3試合がゼウスの欠場をカモフラージュするものなのか、それとも新たなるストーリーを予兆させるものなのか。それは現状としてはまったく分からない。
ただしカード自体は奇をてらったものにはならないように思う。
気になるのはその中身。もし発表済みの2試合だけが売りであるならば今回はかなりマニア向けなセレクトと言える。
ヒイキ団体を持たないプロレスファンがたまたま空いた休日にこの2試合の発表だけで食指が動くかどうかは微妙だ。一般の人なら尚更だろう。
想像するに今回のサタナイの観客は少なくとも沖縄組を巡る展開あたりからストーリーラインに付いて来ている人が大半だと思う。このリピーターと言える層が残りの3試合に何を感じるのは今後の興味の継続を大きく左右する。
彼らなら発表済みカード以外は通常どおりでも充分満足はするだろう。だがその展開いかんで以後の試合を観戦し体感するのが、それとも雑誌を読むことで解消するかに分かれてしまうかもしれない。多くのファンは一定の期待値を超えた時に足を運ぶ。それは大阪プロレス大改革の初日の観客数が物語っているだろう。
今はそれがボルテージにある時期。注目度が高い分、仕掛けた時の効果は高いが、そのまま鎮火してしまった時は落胆も大きい。
乗せられ好奇心をくすぐられれば多少の無理してでもデルアリを訪れる。それはファンとして間違いない。
次週の週刊プロレスはこのタイミングで大阪プロレス特集らしい。たきつける訳ではないがここで「ハッスルエイド」みたく今後のストーリーのカギを惜し気もなく見せればアピール度は抜群だろう。もし特集ついでに試合の掲載も増えるのであれば、内容が刺激的であれば読者が会場に足を運ぶ効果は高くなる。
もちろん決定済みの2試合でも大阪プロレスファンからすればまったく問題は無いのだが、戦国絡みとユニーク関連は以前から雑誌の扱いの頻度がそれほど高くないのが残念だ。多くのプロレスファンが注目するような出来事をどうしても期待してしまう。
かたや東京でゼウスが花火を打ち上げる。ならば大坂プロレスはどう勝負に出るのだろう。
次回のIMP大会はタッグフェス決勝。そこまで行き着く物語は見る者の想像を超えるものなのか。
開幕戦までにサタナイは3度。この間にどんな嵐が吹き荒れるのか。


性急な話題ではないが、この流れの中にあっての小峠の動向に注目したい。スピード感溢れる従来の姿にバッドフォース時代に育んだ生意気さ満点のインサイドワークをプラスしたスタイルは善悪を超越して魅力的だ。
彼が6人タッグで生き生きと動き回る展開を早く見たい。それにこのまま現状を善しとすれば自ら活躍の場を狭めてしまうに外ならないのだから。
シングルに闘いの価値を見出す期間はやがて終わりを告げる。さらなるステップアップの場が彼を待っている。
果たして小峠は居場所をどこに求めるのだろう。正規軍なのかB&Gなのか。それとも思いもよらぬところなのか。

これも余談になるかもしれないが、くいしんぼう仮面とえべっさんが勘十郎の全面サポートにまわっている中、気になるのはミラクルマン。IMPの大阪名物戦での王座陥落以来、一歩退いたようなイメージを受ける。こちらは現在KUSHIDAのサポート役を買って出ているような印象だ。たしかにシリアスなミラクルマンも魅力的だが、前々回の新宿FACEでのベルト戴冠し、その通行手形発言もあいまって彼の長期政権を期待した者も多かった。それだけに今の状況は少々物足りないものがある。若い勘十郎に任せるだけでなく自らも撃って出る先鋭的なミラクルマンの復活を期待したいものだ。

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翌日のホリパラのカードは嵐の過ぎ去った晴天を思わせるような清々しさだ。

定番となったフレッシュな新人対決があれば、先日の遺恨が絡みながらも相性の良い好勝負になりそうな政宗と小峠のシングルマッチがある。
秀吉がユニークの世界に興じればゼウスとKUSHIDAも何事もなかったかのように大阪プロレスの闘いに身を投じる。
メインに至ってはプロ野球ムーブが飛び交うであろう、正規軍を二分(+ミラクルマン)した爆笑必至のタッグマッチが繰り広げられるのだ。

相手を翻弄して一撃を与える政宗と小峠のファイトスタイルは相通ずるものがあるのではないか。ここは小峠がルード軍脱退を認めさせる上でも政宗を追い詰めていきたい。これからの二人にとって意識しあった上で切磋琢磨が続く事は、これからの大阪プロレスにとっても技と力の攻防をもたらす上で非常に重要だと言えるのだから。

秀吉ひさびさの本格ユニーク参戦は最近の強さに加えて「熱いけどなぜか面白いマイクパフォーマンス」が脚光を浴びる彼の個性を再発見できそうだ。以前のような「数字に弱いキャラ」を始めとする「ユニークに遊ばれる系」のスタイルを引き継ぐのかは不明だが、怖い秀吉しか知らないファンには嬉しいプレゼントになりそうな予感だ。
少し前にえべっさんとのシングルがあったが今回は二人掛かり。特に勘十郎との絡みは要注目だろう。

B&Gと混成軍の闘いはハッスルの大会の熱を持ち込んだ激しいものとなるか。混成軍が総合力でもチームワークでも上回るだろうB&Gをどこまで脅かせるかに注目だ。
3人がKUSHIDAを集中して狙うのは確実で、ハッスルの中で派閥の変化が無い限りこの争いが終わりを告げることはなさそうだ。
KUSHIDAのベビーフェイス性がさらに高まるのはほぼ間違いないだろう。

「プロ野球だよ!全員集合」は中日ファンのツバサが「巨人ファンのミラクルとは組めん」とブログで明言する通り波乱含みの展開が予想される。一番プロ野球に興味が無いにも関わらず一番野球ムーブの技が多いタイガースは試合そっちのけで暴走しまくるのだろう。
タイガースをかわして3人の誰が球団愛を炸裂させるのか。バファローのバットを拝借して気ボールを使った野球対決になだれ込むのも一興だろう。

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挑戦者決定戦の結果を受けて来週にもタイトルマッチは行われるのだろう。
タッグフェスを前に突然やってきた王者の試練。首に膝と不安材料を抱えるタイガースには苦しい闘い。
前哨戦といえるものも無かっただけにテンションの持って行き方も課題だ。
しかし最近のベルト戦線はタッグが脚光を浴び続けてしまっていただけに、そろそろシングルのベルトに輝きを与える必要がありそうだ。
覆面剥ぎマッチでのベルト防衛から約3ヵ月半。虎の咆哮は再びデルアリにこだまするのだろうか。

それにしても得体の知れない明日のサタナイ。いつも勘繰り過ぎては徒労に終わる場合が多いのだが今回はそのカードさえ見えていないのだから想像のしようがない。
果たして挑戦者決定戦は無事成立するのか。最後にリング上に立っているのは誰なのか。
もたらされるのは福音か、それとも邪まなる響きか。
posted by ラポン at 22:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 今週の大阪さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今夜のサタナイは一種異様な風景となるんでしょうか?
戦国対決は以前にも書き込みましたが私は、お互いが戦い認め合いチームとしてのスキルアップをはかるための戦いだと信じて疑いません。再びゼロ.ガイナ組と戦い勝つ為に戦う確かめ合う、不器用な二人が導き出した答えが今宵のシングルマッチであると。
正直メルマガの試合結果を見るのが恐いなんて思います。予想外のとんでもない悪い事態を、もうひとつの可能性として考えてる自分に嫌悪感を抱いたりもします。良き知らせだけを期待する、信じるように今からでも脳内スイッチを切り換えます!
しかし、すっかり戦国に魅了されている自分に驚きます。多分に「大阪プロレス感染記」さんを応援しだしてからですね、コメントさせていただきレスをいただく中で、知らず知らずに魅了されていきました。その兆候は五日の試合で決定的となりました。まだまだ、ちゃーさんを始め以前から戦国を応援している方々の足元にも及びませんが日増しに、戦国への思いが強くなっています。
ラポンさんも結構、戦国にハマったくちではないですか?最近の記事を読むと感じるのですが。
ゼウスのハッスル乱入、気になります!予想できません!
明日のホリパラは安心して観戦できるカードみたいですね、ツバサさんが裏切りそうでミラクルさんが心配だけど(笑)
そうそう忘れるとこでした、勘十朗さんとスーパーロボKですか、違う意味で予想不可能ですね。
Posted by さぬきうどん at 2008年05月24日 17:03
>さぬきうどんさん

1日経っての返事で申し訳ないです。

自分も戦国には特別な存在でいてほしいと思ってますね。
たしかにハマりかけてます。
やっぱりタッグはコンビネーション。公私ともに仲の良さそうな彼らは息も合っていて、その理想を感じます。体格も闘い方も正反対。それなのにピタッとはまって見える。戦国にはそんな魅力がありますね。
やはり体制が替わって、いの一番に改革に手を挙げた二人を応援したくなっちゃいます。結果としてあれだけルードな戦国を出し合った一騎打ちをして、それでもイーブンに戻れる二人の絆は、自分が想像してたよりずっとずっと強固でした。
ハッスルとの交流などで周りがどれだけ変化しても戦国だけは不変であってほしいと願います。
そしてまたタッグフェス優勝はもちろん約束のBF対決の約束に向けて熱く闘って欲しいです。
タイトルマッチで驚異的な粘りを見せるタイガースにとって変幻自在の政宗のプロレスは一番手強いのかもしれません。せっかく挑戦が決まったんだから戦国でダブルタイトル独占目指してほしい!

ロボKはくいしんぼうとは別キャラの勢いです(たまに地がでますが)。
勘ちゃんとはロボKのほうが相性いいかも。
お見事でした。

Posted by ラポン at 2008年05月25日 15:25
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