※写真は当日の大会のものです
ゴールデンウィークの5月3日にZeppNagoyaで行われた「愛プロレス博〜勇気〜」の試合結果と雑感などを。
ただし撮影が2階からだったもので大したものは撮れてません。そこで普通の試合結果だけでは面白くないので、当日解説をしてらっしゃったフリーライターの須山浩継伯爵(須山さんはシーランド公国伯爵であらせられます)のお言葉をピックアップして載せちゃいたいと思います。
中には口走っちゃった的な言葉もありますが、ラポンは須山さんの分かりやすく的確で、かつ一瞬ファンに戻ってしまう熱い解説を尊敬しております。
自分がダラダラと書く雑感よりよほどその試合を言い表しているかもしれません。
赤字は須山さんの解説コメント。※は自分の他愛無いツッコミです(笑)
それではどうぞ。
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第0試合
○ウルトラマン・ロビン
(ダイビングボディアタック)
×エイリアンガッツ

オープニングも始まらないうちにいきなりエイリアンガッツがZeppNagoyaを襲撃。するとビジョンに変身シーンが流れウルトラマン・ロビン登場。
昼間のポートメッセなごやでのフリマイベントでザ・グレートサスケとともに佐藤秀&佐藤恵と闘ったロビン(リングそっちのけでフリマ会場を暴れまわったあげくゼットンとメフィラスの乱入でノーコンテスト)。
この日2戦目となるもロビンはコルバタ、サイドスープレックスから最後はダイビングボディアタックでエイリアンガッツを返り討ちにする。
須山氏曰く「ウルトラマンって1日に2度も変身できるんですかねぇ」
※ごもっとも。

勝ち名乗りを上げるロビンだが再び会場が暗転、怪獣が姿を現す。
しかしこれもスペシュウム光線をピンポイントで命中させ(付近の観客には被害が無かった模様)撃退。

今日も名古屋の平和を守りまくったウルトラマン・ロビン、「1、2、3、ディスティニー!」で早くも1回目の締め(笑)
頑張れボクらのウルトラマン・ロビン!翌日のスケジュールは大阪プロレスだ!
◎いきなりでカメラの用意が(汗)
それにしても名古屋のプロレスビッグイベントに欠かせない存在となりつつあるロビン様。それに危惧感さえ覚える今日この頃(笑)
※ちなみにうまく撮影できなかったナゴラさんはこんな感じです。マンモス半田自主興行「マンモス3」より。
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第1試合
小仲=ペールワン&×TAKASHI
(13分50秒 脇固め)
○澤宗紀&矢野啓太

VOMIT Wrathの演奏(記事トップの画像)を挟んで第1試合。
懐かしのアンディ・ボガード風コスチュームのTAKASHIを澤と矢野が打撃とサブミッションでかわるがわる痛めつける。
ペールワンが座禅式(?)串刺しドロップキックなど変則殺法で気を吐くもTAKASHIの出番になると途端に戦況が悪化する図式は変わらない。
須山氏曰く「つなぐ前に自力で一発返したいですねぇ」
※当たり前だけど逃れるんじゃなくて返さないと試合の流れが繋がっていかないし、本人の経験にもならないですよね。

ようやく交代したペールワンはバトラーツ2人をまとめて相手にする。矢野のゆりかもめに捕まるも啓ちゃんボンバーにはペーちゃんボンバーでお返し。
TAKASHIも強い気持ちで澤と打撃戦を繰り広げるも伊良部パンチ、延髄斬り、シャイニングウィザード、脇固めと畳み掛けられギブアップ。
◎バトラーツコンビは余裕の試合運び。お世辞にも手が合うタッグマッチではなかったけれど、その中でTAKASHI選手の食らい付く姿勢は確かに見えました。
TAKASHI選手に対して今までは頼りないイメージが付きまとっていたけれど、こういった経験が成長のキッカケとなって欲しいと願います。
ただ大舞台を踏むにあたって師弟関係にあるらしいペールワン選手とTAKASHI選手の目立った連携が見られなかったのは残念。バトラーツの猛攻で出せなかっただけなのかもしれないですが。
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第2試合
×宮本武士&柴山貴哉
(11分30秒 合体ツームストンパイルドライバー)
飯伏幸太&○ケニー・オメガ(ゴールデンラバーズ)

翌日の後楽園大会の開催時間の関係で第2試合に登場のゴールデンラバーズ。
まずはケニーとDEP柴山がロックアップからタックル、アームドラッグと軽くご挨拶な攻防。

代った飯伏と宮本は当然のごとくキック勝負。しかし一発の重さで宮本が徐々に後退。
カウンターミドルからサッカーボールキックと返す宮本だが、飯伏の鋭いニールキックにダウン。

続く連携ではダブルリープフロッグから飯伏がにミドルキック、ケニーには跳び箱式フェースクラッシャーを食らってしまう宮本。
苦戦が続く宮本だったが柴山との連携のダブルドロップキックで脱出に成功する。柴山は低空ドロップキックにファイナルカット(ファイナルエルボー?)でケニーを攻めてからリバースのレッグロック。
須山氏曰く「ちょっと上下に攻めが分散してますね」
※確かに攻めは下・上・下。この局面あたりから集中的にケニーのヒザを攻める展開になればゴールデンラバーズの勢いを削ぐことができたかもしれません。

これを飯伏にカットされると柴山も捕まる。ケニーのストップ延髄斬り、飯伏のその場飛びムーンサルトプレス。
そこからのゴールデンシャワーは何とか阻止するもののケニーの蒼い衝動を食らっってしまった柴山。
柴山は流れを変えるべく宮本のランニングニーとSTOのアシストを受けてロックオンタイムを投下するも結局ゴールデンラバーズの波動拳ジャーマンで戦闘不能に。
最後は粘る宮本をゴールデンラバーズが本邦初公開の合体ツームストンパイルドライバーで沈めてみせた。
◎久しぶりの試合という事もあって固い印象のあった宮本選手でしたがゴールデンラバーズ相手に気迫のこもった闘いぶりでした。
柴山選手もしっかりロックオンタイムまで決めて面目躍如。気持ちでは負けてないところを見せてくれましたね。
と書くと見上げるようなスタンスになってしまうんだけど(汗)
まぁ確かに飯伏とケニーの二人が組むと足し算を通り越して掛け算の強さを見せてくれますから。加えて光るような存在感。
柴山と宮本には須山氏が言われるような感じでその華のような存在感をむしり取るようなエゲツなさを見せて欲しかったですね。
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第3試合 ハードコアルール
×今井泪&マンモス半田
(11分4秒 神威落款)
○“黒天使”沼澤邪鬼、ジ・ウインガー

コール終了と共に急襲、場外に戦場を移す名古屋コンビ。いきなりテーブルやイスが繰り出される展開。しかし場数の差かすぐに沼澤ウインガーに逆転されてしまう。
テーブルクラッシュを狙う今井だが沼澤にイスで撃ち落され鉄柱攻撃で流血。戻ってもイスで潰されながらフォールされるなどやられたい放題の今井。
それでも臆することなく立ち向かう今井。対して試合開始から臆しまくりのマンモス。
須山氏曰く「今井選手は一回り体がでかくなりましたねぇ」
※「男子、三日会わずんば刮目して見よ」という言葉通りでしょうか。自分が初めて見た時からもスゴい変わり様。酒の席で大谷晋二郎を横に「俺プロレス大好きなんですよ!」と泣いたって話を思い出すなぁ。
「好きはものの上手なり」ですね。

マンモスはハードコアな攻めに為す術も無くいたぶられるも次第に慣れてきたのか痛点がおかしくなったかついにラリアットで反撃。

すると今井もミサイルキックでそれに追随。

今井はイスがセットされたコーナーに沼澤を押し付けるとマンモスに「オレごと潰せー!」と叫ぶ。
マンモスは3連続のコーナースプラッシュ。これには沼澤(と今井)もダウン。
あわててフォローに入るウインガーにマンモスはドロップキックとジャーマンスープレックスを続けて放つ。
須山氏曰く「こんな技使えるようになったんですね」
※「男子、三日会わずんば刮目して見よ」という言葉...マンモスに当てはまるかどうかは定かではありません(笑)

しかしウインガーのセントーンwithイス盛り、そして沼澤のパイルドライバーwithチェアというキツいお返しの前にマンモス失速。
沼澤はコーナーにテーブルでT字型の足場を組むと今井を上がらせてパワーボム狙い。しかし今井は逆にブレーンバスター。
カットに入るウインガーには今井バックドロップとマンモスチョークスラムの合体技と逆転に転じる名古屋コンビ。

なおも今井はマンモスのコードブレーカーをチャンスにフロッグスプラッシュ、ブレーンバスターと沼澤を追い込む。
そこからのフォールはウインガーにカットされるも続けて沼澤にムーンサルトプレスを敢行する今井。
ところがこれは沼澤が避けて自爆。沼澤はスタミナの尽きた今井から神威落款で一発フォール勝ち。
沼澤は片手を挙げて今井を称えるもそのまま背後に回ってバックドロップ葬。
◎最後の沼澤選手のバックドロップは久々にリングで再会した後輩への嬉しさの表現じゃないかと。それくらい今井選手の爆発力は凄かった。正直見る目が変わった。
さすがにスタミナ配分まではできなかったみたいだけど集中力は最後まで途切れなかったし。流血のハンデを感じさえない後半の粘りでした。
マンモスは最初ハードコアにビビってた感じしたけど途中からハイになったのか終盤に遅れを取り戻した感じ。「マンモス3」での非道戦とかがトラウマか?
でもハードコア慣れしてない事を考えれば健闘したと思う。
今回のウインガーはバイプレーヤー的に絶妙なフォロー。沼澤選手は今井選手に色々見せ場を作らせて成長を見届けてからトドメといった感じ。
やっぱり役者は違うんだなぁ。
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第4試合
○ミスター6号
(7分11秒 ミステリオ・ラナ)
×ランジェリー武藤

パジャマ姿に枕のミスター6号登場にたちまち癒されるリング上。
続いてランジェリー武藤がリングイン。武藤敬司のプロレスLOVEポーズもランジェリーがやるとひたすら怪しい。
須山氏曰く「どうしたものやら、という闘いですけれど」
※攻略うんぬん以前の問題ですね。このキャラクターが犯罪にならないのがプロレスのリング上。

須山氏曰く「名古屋勢にとっては一番勝ち目のある試合だと思いますねぇ」
※閃光露出師は何もしてないのにウィークポイントのヒザが悲鳴を上げてますから(笑)
対して序盤から冴える6号のルチャワールド。手四つの体勢からキレイなブリッジ、そしてヘッドスプリングからフライングメイヤー、ヘッドシザース。
須山氏曰く「見事なハイブリッジですねぇ」
※弓なり、どころのブリッジじゃないです。芸術の域。
ただならぬ相手についに本気になるランジェリー、ブラを1枚外しキャミソールを脱ぎだす。
須山氏曰く「ハルク・ホーガンがTシャツを破るようなもんですかねぇ」
※露出したいだけでは。
しかし軽量化も虚しくランジェリーはアームドラッグで投げられ、そのまま6号にボゥアンドアローを決められてしまう。
須山氏曰く「柔よく剛を制すの極みですね」
※須山さん饒舌過ぎー(笑)

これによほど頭に来たか大人気ない戦法に出るランジェリー。低空ドロップキックからマスクをずらして視界を奪いにかかる。
須山氏曰く「自分でマスクをずらせばいいと思うんですけどねぇ」
※身もフタもない事を(笑)
見えないながらもバックスライドでランジェリーをフォールの6号。何とかお父さんにマスクを戻してもらうも怒り心頭。お父さんの首を取ってランジェリーもろともコルバタで場外に投げ捨てる。
そして6号、一度フェイントを仕掛けてから美しく弧を描くラ・ケブラーダ。
須山氏曰く「小学2年生でやった人はいないでしょうね」
※昔、学校でのプロレスごっこでは体育館マット上でプランチャが限界でした(笑)

しかし余裕を見せ6号ポーズを取ったところをランジェリーが襲い掛かる。
須山氏曰く「このあたりの詰めの甘さは小学生ですかねぇ」
※というよりパフォーマーなんでしょう(笑)
ここでドラゴンスクリュー、シャイニング・ウィザードと畳み掛けるランジェリー。
ところが続いて登ったコーナーはフラついて股間からコーナーに落下してしまう。

これを見逃さない6号、ランジェリーに肩車するとそこで180度反転ミステリオ・ラナ、たちまち3カウントを奪ってみせる。
須山氏曰く「毎回見るたびに新しい技が増えていきますねぇ、見事でした」
※試合運びも見事でした!
6号はマイクを握り「1、2、3、4、5、6号!で中締めしたいと思います。ランジェリーも負けたんだから一緒にやるよ」と6号ポーズ、そしてプロレスLOVEポーズ。
◎こんなに歓声とスポットライト浴びる気持ちよさを経験してしまったらこのままプロレス道突き進むしかないでしょって感じ。いや、それくらい6号君が楽しそうにやってるように見えたもの。
技の引き出しもスゴい。もちろん軽量だからできるものだってあるんだろうケドどんな練習したらあんな事できるんだろ(汗)
ランジェリーも軽量級の6号君相手にも技の流れが変わらないあたりただの変態じゃないね(笑)
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第5試合
小杉研太&×神谷龍
(16分5秒 那智の滝)
○崔領二&浪口修

いきなり試合前にNWAインタータッグのベルトを持つ浪口の口から「このベルト賭けてやってもいいんだぜ」の挑発。崔も相づち。
場内は大ブーイング。これは「地元プロレスを馬鹿にされた」というものではなく「浪口、何様のつもりだ」的な個人攻撃っぽかった。
須山氏曰く「管理団体の承認を得てないですしタイトルマッチとして認められるかは分からないですが、もしチャンピオンチームが負けるような事があればタイトル返上するくらいの覚悟があるという事ですね」
※観客に「そんなベルト知らない、要らない」みたいなこと言われたら余計に権威見せ付けるために頑張るしかないですよね。
とにかくそれくらいの勢いで臨むと宣言したZERO1コンビ。崔は小杉を序盤からいきなりバックドロップ。浪口は神谷のドロップキックにも意地で踏ん張ってダウンしない。
軽量の神谷を捕まえたZERO1コンビはまず崔がリフトアップスラムからセカンドロープに登ってフットスタンプ。浪口はギブアップを奪ってしまいそうなほどの逆エビ固め。

容赦なく神谷を蹴りまくる崔。神谷はこれを耐えてゼロ戦キック、延髄斬りと続けるとようやく小杉にタッチ。
須山氏曰く「ただ技をかけるだけじゃ、この状況はひっくり返せませんよ。何か工夫しないとダメですね」
※苦境を切り抜けるための攻撃ではなく相手を倒すための攻撃。ダメージを与えるだけじゃなく相手の精神にもインパクト与える術が欲しかったです。

小杉はエルボー、ソバット、ニーリフトと崔の打撃に真っ向から立ち向かう。
崔は浪口とのトレイン連携でペースを戻そうとする。

それでもその攻撃を振り切って浪口にナインティパーセント。
ここからDEPコンビの攻撃が連続する。神谷はゼロ戦キックから垂直落下式ダブルアームDDT。小杉は串刺しラリアットから垂直落下ブレーンバスター。
なおも神谷のスタナーに小杉ののラリアット。
しかしZERO1でヘビー相手に闘う浪口、簡単には3カウントを許さない。

そして浪口がフィッシャーマンバスターで神谷の動きを止めると崔の猛攻が始まる。
疲れの見え始めた神谷に対してミサイルキック、ノーザンライトスープレックス。
バックドロップは不知火で返してみせ粘る神谷だったが山折り、雪崩式ブレーンバスター、シドマス、那智の滝という大技攻勢の前についに力尽きる。
◎うーん、叩き潰すというスタイルからか大味な試合になってしまいましたね。受ける凄さを感じられなかったかな。
結果ZERO1チームからは強さは感じても圧力を感じなかった。打撃の鋭さはあってもグラウンドが無かったんで深さは感じられなかった。
こういったオーソドックスな試合形式では起承転結ってやっぱり大切だと思うんだよね。実力の差を見せ付けるのを意識し過ぎたんじゃないかな。
チャンピオンチームなんだし、若さを勢いにする程初々しい二人じゃないワケだから彼らの言う「どこの馬の骨だか分からない」選手達に「これぞプロレス!」ってものを見せるべきだったって思います。
DEPコンビも個々の力で叶わないと思うなら相手を驚かせるくらいの連携を用意して臨むべきだと思う。いきなり決まった出場ではないワケだし。
そうしないと形勢が変わったと思わせるほどの流れは生まれて来ないと思う。
小杉のパワーと神谷のバネを活かした攻略法があったはず。「オレが、オレが」で勝てる相手じゃあない。連携なら緩急で意表が突けたんじゃないかな
もちろん二人とも一目で伸びる方向性がハッキリ分かるだけにこれから楽しみですけど。
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セミファイナル
×高井憲吾&入江茂弘
(20分43秒 スパイラルボム)
○大谷晋二郎&田中将斗(炎武連夢)

あえて活動停止となったでら名古屋プロレスのシャツを着て現れる高井と入江、そして宮本。入場曲はでら名古屋のテーマソングであるVOMIT Wrathの「Lost...」
セコンドには東海地区のプロレスラーが勢揃い。まさに総力戦の構え。

相手コーナーにはプロレス界にその名を轟かせるタッグチーム「炎武連夢」
まずは高井と田中がガッチリと腕の取り合い。
続く入江のエルボー連打に田中もエルボーで返してゆく。
ここでタッチを受けた大谷は容赦ないストンピングにチョップ。入江をダウンさせると上に乗っかってキャメルクラッチ。

高井と入江はエルボーを中心に大谷を攻め込んでからダブルのタックル。
入江はそのままスリーパーで絞めつけるも大谷は立ち上がって田中にスイッチ。
炎武連夢は入江のエルボーをものともせず代わるがわる顔面を蹴り上げる。口を切ったか鼻血なのか次第に流血がひどくなっていく入江。
その入江を強烈な角度の逆エビ固めで反りあげる田中。

炎武連夢の攻めは続く。田中のキャメルクラッチで固定された入江の顔面に大谷の低空ドロップキック。
拳を握り締めてエルボーを返してゆく入江だが、大谷は張り手で黙らせるとエグく顔面ウォッシュ。
何とかランニングエルボーで脱出する入江は高井にタッチ。すると炎武連夢の矛先は高井の方に。

それでも田中をランニングエルボーで場外に追い出した高井は大谷をコーナーに横向きにセットするとホフロケットで反撃の狼煙。

しかしここで田中がフォローに入って入江をスタナー、高井をDDTに同時に決める「まとめて」
田中はなおもスタナーを決めるとブレーンバスターの体勢に。
しかし高井は逆に投げ返して入江にタッチ。

ここで入江は怒涛の反撃。田中に対してコーナースプラッシュ、アバランシュホールド、バンザイドロップ、そしてバックドロップ。
田中も負けじと突進を止めてスイングDDTから垂直落下ブレーンバスター、すぐさまコーナーに登ってスーパーフライ。

ここから大谷と高井が遠慮無用の大技合戦。
Xファクターで高井が大谷の顔面をマットに打ち付ければ大谷のミサイルキックが高井の後頭部をえぐる。続けて投げっぱなしジャーマンスープレックスの大谷。

これに高井も意地で投げっぱなしのジャーマンスープレックスを大谷に放つ。
しかし高井の反撃もここまで。大谷はレッグラリアートからパワーボムに繋げると最後はスパイラルボム。
入江がカットに駆け寄るも時既に遅し、叩かれる3カウント。

須山氏曰く「名古屋で活動してるメンバーでここまで容赦ない炎武連夢を相手に20分以上闘い抜いたという事実は感慨深いですねぇ」
※凄まじい死闘でした。確かに名古屋勢の絡む試合でここまでお互いを削りあう熱戦は見た事ないです。
ここで高井選手がマイクを握る。
「名古屋の皆さんスイマセンでした。
そして大谷晋二郎さん、田中将斗さん、このような舞台でボクらの相手をしてくれてありがとうございます。
皆さん知っての通りだと思いますがボクらの所属する団体は代表の不祥事により活動停止になりました。
今まで試合の無い1ヶ月間すごい不安な時を過ごし、プロレスを辞めてしまおうかと考えた事もありました。
それでも名古屋の応援してくれるファンを裏切れない、そんな気持ちで今日このリングにあがりました
ボクらまだまだ名古屋で頑張ります!応援宜しくお願いします!」
会場からは割れんばかりの拍手。
すると今度は大谷選手のマイク。
「泣いてんじゃねぇよオラ!
何があったかは知らねぇがな!これだけのお客さんが観に来てくれてんだろ!それが答えだ!それなのに泣いてどうすんだ!
そんなオマエらにボクからプロレスの教科書をプレゼントしたいと思います。いいかオマエら耳かっぽじってよく聞けよ!」
「プロレスの教科書!
153ぺージ!
壁にぶつかった時こそ!
上を見ろ!
ツラい時こそ!
上を見ろ!
プロレスは!
絶対に裏切らない!!
オマエら!
頑張れ!!」
◎やられました、試合中から込み上げてくる感動やら何やら分からない色んな気持ちで胸が詰まりそうになりました。自分だけじゃなかったと思います。それが会場の叫ぶような歓声に表れてましたから。
「プロレスラーはリング上で技術や感情など全てを表現する」と言いますが言葉ほど簡単なものじゃないのでしょう。でも高井選手と入江選手は間違いなくほとばしる感情で強大な相手にぶつかっていたと思います。
それどころか技術より感情が大きく前に出てたはず。技がキツかったとかエグかったとかじゃなくて技一つ一つに込める気持ちがその技を説得力のあるものにしてた。
顔クシャクシャで血を噴出して何もかも泥臭くて...でもそれがたまらなくカッコよかった。
もちろん高井選手と入江選手がこれまで溜め込んだ悔しさをどれだけ爆発させようと、それを受け止めるほどの度量がある相手でなければダメでした。
だからこの日の二人の相手は炎武連夢以外にはありえなかったかもしれません。彼らを何のわだかまりも無く、ただ熱い気持ちだけで叩き潰せる炎武連夢が。
大谷晋二郎と田中将斗は、今回の闘いで高井選手や入江選手にだけでなくセコンドで見ていた選手全員に大切な何かを植えつけたような気がします。
炎武連夢の大きさにプロレスの大きさを感じました。これはこれまでプロレス界で生きてきた彼らのプライドが醸し出させているのかもしれません。
とともにこういった熱い気持ちを伝えながら一時代を築いてゆく選手がもっともっとプロレス界に現れないといけないんだなと切実に思いました。
絶対に名古屋のプロレスは高井選手と入江選手を手放してはいけないでしょう。彼らはそれを引き継ぐプロレス伝道者になりえるでしょうから。
ありがとう、本当に素晴らしい試合だった。
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メインイベント
×ザ・グレート・サスケ&マグニチュード岸和田
(17分35秒 スモールパッケージホールド)
○ヒデ・クボタ&ヤス・クボタ(クボタブラザーズ)

メインイベントを任されたのは「名古屋で一番強くて悪いタッグチーム」クボタブラザーズ。
彼らが迎え撃つのは「大阪で一番強い男」マグニチュード岸和田と「東北の英雄」ザ・グレート・サスケ。
試合はいきなりの場外戦を挟んでクボタブラザーズが岸和田を捕獲。
サスケは2階で攻め立てられ出遅れてしまう。
クボタブラザーズは連携から岸和田の左ヒザに照準を絞り低空ドロップキックからヒップドロップ、逆片エビ固め、ニードロップ、フットスタンプ、四の字固めなどなどまったくブレない見事な一点集中攻撃。
須山氏曰く「とにかくみっともなかろうと何だろうと、この状況を続けることですね」
※クボブラの一箇所を攻めるための引き出しの多さはスゴい。ここまで連携を絡めて駆使できるタッグチームは見た事ないです。
サスケは度々カットに入ろうとするが簡単に阻止されてしまう。
須山氏曰く「あっさり蹴散らされてしまいましたね。でもこれはクボタブラザーズの連携がうまく機能しているという事ですね。
もうレフェリーも完全にクボタブラザーズがコントロールしてます」
※こんなにもズルさと巧さを併せ持つタッグチームだったとは。見識不足でした。

苦戦の続いた岸和田だったがクボタブラザーズのダブルブレーンバスターを投げ返すとやっとサスケの出番。
サスケはヒデにミサイルキック、ヤスにはトペ・レベルサ。そして逆トペ・スイシーダ。
早くも息を吹き返した岸和田はヒデにコーナースプラッシュ、ミサイルキック、ムーンサルトプレスと凄まじい反抗。

そして岸和田のコブラツイストとサスケの卍固めの競演。
しかしそこからサスケがヤスを羽交い絞めにしての岸和田ラリアットはきれいに誤爆。
須山氏曰く「お客さんの8割くらいは誤爆すると思ってたんじゃないでしょうかね」
※ハイ、思いました、相手がサスケだけに(笑)

すぐさまクボタブラザーズはサスケを連携の断頭台ギロチンドロップ。
しかし続くヤスのムーンサルトプレスがサスケにかわされると、そのヤスに岸和田が力任せの垂直落下ブレーンバスターからコーナーに登ってのダイビングボディプレス。

ダウンしたままのヤスの肩口にサスケのセグウェイが突き刺さる。それはヒデがカットするも岸和田はヤスを逃がさず今度はマンドリラー。

それでもカウント3を許さないヤスに岸和田はラストライドを狙う。ところがこれをフランケンシュタイナーで切り返すヤス。岸和田は勢いで場外へ。
これをヤスが追い討ちの三角飛びプランチャ。
リング上でヒデはサスケに758iを狙うがサスケがこらえるとそのまま逆さ押さえ込み。
これを返すサスケにヒデは急所蹴りから首固めに捕らえるとなんとそのまま3カウントが入ってしまう。唐突ながら東北の英雄からピンフォール勝利のクボタブラザーズ。
須山氏曰く「ある意味サスケさんらしい負けっぷりでしたね」
※最後まで損な役回りでしたね、サスケさん。

勝利を存分にアピールしてヒデがマイクで咆える。
「やったぞオラー!これが名古屋魂だ!勝ちは勝ちだー!」
続けて会場の名古屋勢を呼び込んで更に続ける。
「テメェら何下向いて歩いてんだよ!後ろめたい事なんて何もしてねぇだろ!
これだけたくさんのお客さんが名古屋を応援してくれたんじゃねぇのか!
オレたちは勇気の名の下に今日集まったんだろうが!じゃあ今日からまたその勇気を持って名古屋のプロレス熱くしていこうぜ!」
観客からは今日闘ったレスラー達を称える大きな歓声と拍手。

ここからサインボール投げ。名古屋の選手全員からファンへのお返し。

そして会場からの大きな声援の中マイクを渡されたサスケ。戸惑いながらも愛プロレス博の最後を締める。
「みなさんが一人でもいる限り、そして今日最後の最後まで勇気を振り絞って闘ってくれたレスラーの一人ひとりがいる限り、愛プロレス博は永遠に不滅だ!」

◎頼もしいの一言に尽きます。名古屋のプロレスという殻を突き破る程のその実力を存分に堪能させていただきました。
まさかこれほどまでとは。
もちろん結果として勝利しただけで、例え負けていたとしても何らクボタブラザーズが見せたプロレスのクォリティを下げるものでは無いです。
見事なまでの流れるような一点集中。ラフだけれどもゴツゴツしたプロレスなんかよりもキレイな攻めじゃないかとさえ感じるくらい。
そしてこれは名古屋の中で育んだプロレスが着実に成長している証なんでしょうね。
これにはもちろん愛プロレス博を始め東海地区の団体に快く参戦してくれる岸和田選手やサスケ選手といった方々の力も忘れてちゃいけないでしょう。
そのおかげで潰されるほどに逞しくなる雑草のような強さを名古屋のプロレスは手に入れたんだと。
名古屋のプロレスは勝てるワケ無いから、勝てるかも、そして勝てるに少しずつ変わりつつあります。
今まで愛プロレス博はタイミングが悪くて行けなかったんですが、今回の初観戦で名古屋のプロレスは個々での力はまだまだでも力を結集すれば一級のエンタテインメントを作れるところまで確実に来ているんだと実感しました。
地元びいきしてるワケじゃないです。名古屋って比較的閉鎖的だけど閉鎖的だからこそ生まれる共感し合う個性ってのがあるんだという事です。
これを全国に発信できるかとなると別問題ですし。
とにかく試合の内容だけじゃなくその進行、ZeppNagoyaの照明や音響の効果、テーマソング担当のVOMIT Wrathさん、実況の弥武芳郎さん、解説の須山浩継さん(勝手の言葉引用してゴメンナサイ)、そして東海地区のプロレスラー達、みんな最高です。
素晴らしい時間をありがとうございました。
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ちなみにシーランド公国の伯爵号は4500円で購入できます。
シーランド公国の公式Webサイトはコチラ(→The Principality of Sealand)
誰でもなれるってワケでもないかもしれませんが、ネタとして購入考えてみるのも面白いかもですよ(笑)













































































