2009年01月15日

大阪東京物<ストーリー>語1/12観戦プレビュー −前編−

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月日が経つのは早いもので今年も2週間が過ぎてしまいました。
うまく2009年のリズムに乗り切れないままブログが滞っております。色々理由はあるのですが。

なにはともあれデキる事からコツコツと。やっと新宿FACEのプレビューです。
MONDO21の「なにわの格闘集団 大阪プロレス伝説」で扱われる試合もあるので内容はすごーくザックリです。とか言いながら書いてるうちにいつの間にか無駄に細かくなったりするんです(笑)
写真もリングまで遠い席からで満足できるものではないです。それでも少しでも雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。

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大阪プロレス 1月12日(祝) 新宿FACE大会

「大阪プロレス物<ストーリー>語」#13

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第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
 秀吉&アジアン・クーガー&×タダスケ
 (14分06秒悪魔組曲ニ短調→体固め)
 ○タイガースマスク&ブラックバファロー&政宗

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例の如く選手コール終了と共にルード軍の襲撃。場外乱戦の中タダスケはルード軍相手に孤立。
「人間ギリギリだなオマエ」とタイガースになじられるタダスケ。

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それでも今度は秀吉とクーガーがバファローと政宗をリング上から駆逐。
秀吉とクーガーはダブルのアームホイップからタイガースを捕まえると上にタダスケが乗っけてポーズ。

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勢いの付いた正規軍、秀吉はチョップ合戦でバファローを圧倒。タダスケも政宗、タイガース相手にパワフルに奮闘。
しかしタイガースは急所攻撃から再び戦場を場外に移して暴れまわる。

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場外になるとやはりルード軍が優位。
南側の手すりからクーガーを突き落としたバファローは観客席から強烈なブーイングを浴びる。

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リングに戻ってもクーガーがトレイン攻撃を浴び、カットに入った秀吉とタダスケも返り討ちに遭う。

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タダスケは力任せの背中へのエルボーで政宗をたじろがせるもラフで倍返しされ、タイガースにも執拗な膝蹴りを食らってしまう。
それでも挫けずバファローとゴツゴツとしたファイトで繰り広げるタダスケ。

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タダスケは素早いスイッチワークのルード軍に翻弄されながらも2段階式ブレーンバスターでタイガースを投げきる。
しかしそれもいとも簡単に政宗が流れを変える。コーナー上からナックルを打ち込む政宗。
しかしタダスケはこれを抱きかかえると意地のアバランシュホールド。

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ようやく登場のクーガーはスタミナ充分。バファローとタイガースをまとめてUターンブルドッキングでダウンさせると政宗にはロープ越えエプロンギロチン!
秀吉も対角コーナーのタイガースとバファローに連続串刺しラリアット。そしてタイガースを呼び込んでバファローをブルドッキングヘッドロックしたままラリアット。そして矢のような追撃トペ・スイシーダ!場内は大歓声。
続けとばかりにタダスケも政宗をクロスタックルで吹っ飛ばすが近づいたところを逆にアンクルホールドに絡め取られてしまう。

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そして政宗の強烈なビンタでひるんだところをバファローが強烈なラリアットを連発。そこからのフォールは秀吉が寸でのカット。
タダスケはタイガースをスパインバスターで落とすとそのまま反転してWC。ここに秀吉が刀狩で締め上げる連携。
しかしこれは政宗がカット。

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タイガースはタダスケをハイキックでダウンさせるがそこを秀吉が羽交い絞め。連携を狙うクーガーだったが今度はバファローが背後からイス攻撃。そしてバファローがイスを振り上げて吉野レフェリーの気を逸らせている隙にタイガースは秀吉にも急所蹴りを決めて場外に排除。
タイガースは朦朧としているタダスケにトンファー入りレガースでのバズソーキック「悪魔組曲ニ短調」!
そのまま3カウントが入ってルード軍勝利。
ブーイングに包まれながらもルード軍は堂々の勝ち名乗りを上げ退場。

◎インプレ : いや、面白かった。ルード軍がズルい中にもコミカルな言動。タイガースもバファローもノリノリ。リング内外にめまぐるしい展開で観客も第1試合から歓声とブーイングで熱くなりまくり。
そして秀吉とクーガーの出番が少ない中でタダスケが大奮闘。このメンバーの中に組み入れられても見劣りしてなかった。少しずつ着実に表現力が上がっているタダスケ。今年は更に楽しみだ!

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第2試合 3WAYマッチ30分1本勝負
 ○くいしんぼう仮面
 (6分29秒体固め)
 ×三原一晃

※もう一人はヲロチ

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お菓子に埋もれて視界ゼロの大人気くいしんぼう。それとは裏腹に試合が始まると無視されまくりのくいしんぼう。
ヲロチは三原をそのパワーで圧倒。チョップで反撃する三原だが、うなりを上げるヲロチのチョップがそれをあざ笑うかのように三原の胸を真っ赤に腫らす。
くいしんぼうは相手にされずただオロオロ。

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それならばとエルボーを叩き込む三原。くいしんぼうもそれをマネてエア攻撃エルボー。
三原がランニングエルボーでヲロチを後退させると、三原と一緒に雄たけび(無言)。

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しかし怒ったオロチの顔面掻きむしりからダブルハンマーで三原はダウン。くいしんぼうもエアーダウン。

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それでも徹底的に放置されるくいしんぼう。(ボクは?)と戸惑う彼を尻目にヲロチと三原は場外乱闘。
取り残されたくいしんぼうはテッドレフェリーをマネて場外カウント。観客たまらず爆笑。

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三原はなおもいいように振り回される。ヲロチのチョーク攻撃が三原のノドをえぐる。
そしてくいしんぼうもエア敵にえぐられる。
「オマエは苦しくなんかないだろ!」とツッコむテッドレフェリー。いや、それよりヲロチ注意してください(笑)

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ヲロチは強烈なニーリフトから三原をブレーンバスターで投げようとする。しかし三原踏ん張って逆に投げようとする。
無視され続けるくいしんぼうに突然名案。(そうだ!)とばかりにポンと手を叩き...

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三原に協力して合体ブレーンバスター。見事ヲロチを投げきる!

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しかし計画なのかここで突然の裏切りくいしんぼう。三原に素早くスクールボーイ。必死に返す三原。
三原はくいしんぼうをコーナーに叩きつけると、突進してくるヲロチも蹴りで迎撃してくいしんぼうのいるコーナーにスローしてから串刺しスピアー。
続けてヲロチに水車落し、そして一人ずつにセントーン爆撃!

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奮闘する三原だったがヲロチのバックフリップ一発でダウン。それでもカウント2で返す三原。
ならばとヲロチはくいしんぼうを捕まえるとリバースブレーンバスターで三原の上に落としてまとめてフォール。

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3カウントが入り中指を突き上げて勝ち誇るヲロチだったがテッドレフェリーはマイクで「三原の上に直接乗っていたのはくいしんぼうなのでヲロチではなくくいしんぼうのピンフォール勝ち」と宣言。
バンザイして喜ぶくいしんぼう。

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テッドレフェリーに食って掛かるヲロチにチョコバットを決めるくいしんぼう。三原とダブルのドロップキックでヲロチを場外に追い出す。
場外を荒れ狂いながらヲロチ退場。
くいしんぼうはマイクを握ると激しい息を整えてから...

「グェーップ」

◎インプレ : エアー状態でエアープロレスを繰り広げるくいしんぼう。あの須山浩継さんも「磨き抜かれた攻防」と絶賛のこの試合。どのへんが磨きこまれているのかはよく分からないけど、それだけ初めて観る人に大阪の3WAYは新鮮という事か。
須山さん、大阪には独自の進化を遂げたオモロいプロレスがいっぱいあるよ。

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第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
 ○ゼウス&ミラクルマン
 (9分05秒ダブルNO19→ダブル体固め)
 ×勘州力&×えべ波辰爾

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「パワーホール」と「マッチョドラゴン」の合体テーマ曲にのって勘州&えべ波リングイン。
すでにゼウスの顔は緩みミラクルの口元はひきつる。
試合が始まってもいないのに場内は爆笑の渦。存在だけで反則な二人。

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ゼウスは嫌がるが仕方なく先発。勘州とリング上でロックアップ。
長州流のプッシュを見せる勘州だが1ミリも前に進まない。
まったく聞き取れない長州語で文句をまくし立てながら勘州はえべ波にタッチ。
えべ波はミラクルに挨拶代わりの藤波流ドロップキック自爆。
「オマエら長州さんと藤波さんの悪いとこばっかマネしとるやないか」とツッコむミラクル。

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えべ波はそのミラクルに下から目線でにじり寄る。気持ち悪さに立ち尽くすミラクル。どうやらゴールデンタイム時代の藤波をマネている模様。
呆れたミラクルはアッチ向いてホイからグーパンチ。そしてカンチョー連発。
しかし「ネバーギブアップ!」と拳を握って耐えるえべ波。ならばとミラクルキンチョー。
えべ波悶絶で勘州にタッチ。

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化けて出た落ち武者、じゃなくて勘州リングイン。
興奮した長州語で挑発する勘州だがゼウス理解できず。そこで自らロープに飛んでタックルを連発する勘州だがゼウスはピクリとも動かない。
怒った呪いの人形、じゃなくて勘州はゼウスにタックルして来いと長州語で挑発。やっぱりゼウス理解できず。
「長州語は何喋っとるか分からんのじゃ!」と自分ツッコみの勘州。「オマエから来い!」と標準語でゼウスにタックルを要求するが拒否される。
そこでいつもの「意気地なしっ!意気地なしっ!」と挑発してゼウスをムリヤリ走らせるとまってましたとばかりにレッグシザース。しかしピクリとも動かないゼウス。必死に足を捻る勘州だが捻りすぎて自分の足が極まってしまい悶絶。

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そんなトホホな勘州にミラクルは容赦ない顔面ウォッシュ。続いてブレーンバスターを狙うミラクルだがここで勘州は見事な長州流バックドロップで投げ返してみせる。

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すかさずタッチの勘州。ドラゴンリングインで颯爽と入ってきたえべ波はミラクル、ゼウスに連続ドラゴンスクリュー。
喜び称える勘州にもドラゴンスクリュー(笑)
それでも俺たちの時代の絆は健在。勘州は場外のゼウスにトペ・スイシーダを敢行。

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それでもえべ波の突進を片足迎撃したミラクルはそのままモスキート。
続いてロケットカンチョー。
ここで「よっしゃドライバー!」と叫ぶ」ミラクルだが観客のビミョーな反応に苦笑い。
ミラクルはもう一度「よっしゃドライバー!」と叫んで煽ってからえべ波にミラクルドライバー。

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これをカウント2で返すえべ波。そしてミラクルとの激しいバックの取り合いからスリーパー。
そして必殺のドラゴンスリーパー!
しかしゼウスがカットに入ってミラクルえべ波共に場外へ。

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リング上はゼウスと勘州。
勘州は腕をグルグル回してからリキラリアット。ゼウス表情すら変えずに仁王立ち。それならと何発も打ち込む勘州。

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倒れないゼウスに勘州「辰っあん!リキラリアットが効かない!」と叫ぶ。
えべ波はリングインすると「仕方ない、こうなったらアレを呼ぶしかない!ミュージックスタート!」
そして勘州とえべ波は「ドラえもん」を歌い始める。
「こんな事いいな♪ 〜中略〜 いっぱいあるーけどー♪ピシュッ!ピシュッ」と口ずさみながらゼウスにダブル地獄突き。

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「みんなみんなみーんな♪ 〜中略〜 不思議なポッケでかなえてくれーるー♪ピシュッ!ピシュッ!」呪文のような地獄突きは続く。
迫る2体の妖怪が放つオーラにゼウスコーナーに追い詰められてゆく!
ってか露骨に拒否反応。

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「空を自由に飛びたいな♪」と歌いながら今度はダブルのブレーンバスターの体勢に入る勘州とえべ波。
そして「ハイッ!タケコプター!」の掛け声と共にブレーンバスターでブン投げられてしまう勘州とえべ波。
最後はヨロヨロと立ち上がり「アンアンアン♪とっても大好きドラえーもんぁぁぁーっ!!」とチョークスラムで叩き落され昇天。

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除霊完了のリング上。死屍累々(笑)


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ミラクルはマイクを握ると「オマエらヒッドいなソレ」とまるで観客の気持ちを代弁するようなツッコみ。
最後は勘州えべ波が正座しての反省会。
「これデルアリでもやったんだけど賛否両論あってさ」と勘州。
「まぁ長州さんと藤波さんの俺たちの時代のぶっちゃけパクリなんだけど、すでに俺たちの時代じゃないしね...って言うかもともと俺たちの時代なんて無かったしね」と勘州。
「無かった無かった」とえべ波。
こんな感じでグダグダなまんま勘州とえべ波は逃げるようにリングを後にし新宿FACE大会の前半戦終了。

◎インプレ : ヤバい。関東のファンに通用するか不安だった勘州&えべ波だったけどフタを開けてみれば某芸人を超えるようなインパクト。
予備知識無くてもビジュアルだけでも反則気味なパワーが場内を爆笑のるつぼに変えてしまいました。特に往年の長州と藤波を知るプロレスファンは抱腹絶倒だったのでは。
○ラディションや○ックアップからクレームが来ないか心配ですが、ここまできたらもう一人キャラを増やしてホリパラのメインを乗っ取ってしまえ!
いやミラコーさんに涙のカリスマ「ミラ仁田」さんをやってくださいなんて言ってませんよー(笑)

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ほら長くなった(笑)
という事で続きは後編で。
posted by ラポン at 23:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

天王山IMP12/7観戦記

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まずは遅れまくりの観戦記から。ほとんどの試合が荒れてて写真も少ないので結構ざっくりです。

まずは試合前にベスト4に残った各選手の意気込みをスクリーンで紹介してました。

去年出られなかった悔しさを胸にファンの応援に応えて優勝したいとビリー。

決勝でのムチャルチャ対決は実現できなかったが、相方ツバサの為にも優勝したいとクーガー。

正規軍同士で潰しあう中、ルード軍全員のサポートが受けられる自分は反則負けギリギリで勝つシミュレーションまでできているとバファロー。

ルードスタイルを教えてくれたバファローに真正面から闘い、そして勝利することで恩返しがしたい。彼もそれを望んではずだと秀吉。

四者四様の天王山に秘める想い。

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大阪プロレス
12月7日(日)松下IMPホール大会
「大阪プロレス物<ストーリー>語」#45
「天王山2008」準決勝・決勝戦 試合結果

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@20分1本勝負
 ○タダスケ
 (7分19秒WC)
 ×三原一晃

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腕の取り合いからやがてタックル合戦。当たりでは負けていない三原。なおも元気よく打ち込むエルボーをタダスケは真正面から受けて見せる。
そしてお返しに三原の腰を集中攻撃。エルボーをジャンピングして落とす、コーナーで串刺し式に蹴りを連打する。続くキャメルクラッチにハーフボストンも腰に確実なダメージ。

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それでも三原はタダスケのブレーンバスターを踏ん張り逆に投げ返すと続けざまに水車落しで反撃。

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効かぬとばかりにクロスタックルにワンハンドバックブリーカー、そしてファイヤーマンズキャリーから変形デスバレー狙いのタダスケだが、ここで三原は絶妙の逆さ押さえ込み。
しかしカウントは2。

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三原はエルボー連打からドロップキックにつなげるが、これは避けられてダウン。これをタダスケが捕まえ反り返してのボストンクラブ、通称WC。
エグく決まった拷問技に三原たまらずタップアウト、タダスケの勝利。

☆思えばこの試合が一番熱かった。大会の滑り出しはバッチリ。

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A「天王山2008」準決勝戦60分1本勝負
 ×秀吉
 (8分41秒変形首固め)
 ○ブラックバファロー

※セコンドの介入などやりたい放題のバファローはタイガースのトンファー攻撃でひるんだ秀吉を丸め込んで勝利。

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入場曲の鳴り響く中、秀吉は待っても来ない。次第にざわつきだす場内。
そしてベルトが覗く持っていたのはバファロー。秀吉はルード軍になぶられながら登場。

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セコンドのミラクルも襲撃され、秀吉を連れまわしながらリングに場外にといいように暴れまわるルード軍。
リングに戻るとバファローはベルトでの殴打やらスライサーなど腕への集中砲火。
秀吉はそれを耐えしのぎ片腕ブレーンバスター、フライングラリアット、場外のルード軍にはトペ・スイシーダなど必死の反撃。

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秀吉は撃鉄、連続フットスタンプ、ペディグリーと畳み掛けてから刀狩と一気に勝負を決めようとするがここでもタイガースがトンファーで後ろから一撃。
ここでバファローは瞬間の丸め込み。そのまま3カウントが入って勝利。

☆天王山の権威への明らかな冒涜。繰り返される試合への介入、リング内の蹂躙。いくらなんでもバファさんが冒頭のVで語った反則負けギリギリどころか完全アウトだろうというレベル。早くも試合に対する集中力が切れてしまいました。
しかも最後の丸め込みの時だけテッドさんが妙に反応よくてアッという間の幕切れだったから余計に印象が悪い。タイガースのトンファー攻撃は死角だったなら仕方ないだろうけど。
プロレス界には悪役な人達がいっぱいいるけどルード軍は度を過ぎてる。特に今回は介入が狡猾を通り過ぎて乱雑。これではレフェリーがなめられてる風にしか見えない。アレで反則負けにならないという線引きはおかしい。天王山なら余計に。

いったいこれは誰を喜ばせる試合なんだろう。ルード軍...喋りとかパフォーマンスに垣間見える一人ひとりの個性は認めるのに...。

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B「天王山2008」準決勝戦60分1本勝負
 ○ビリーケン・キッド
 (1分59秒TKO)
 ×アジアン・クーガー

※VKF新木場大会で右足首を再負傷したクーガーは全く試合が出来る状態ではない。これを悟ったビリーはクーガーのあえて足を攻撃し、試合をするべきではないとアピール。阪上会長、ツバサ、タナベレフェリーが相談した結果、ツバサがタオルを投入した。ビリーは涙ながらにクーガーの意思を受け取り天王山優勝を決意した。

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☆低空ドロップキック2発でクーガー行動不能。いや、試合をしたい気持ちは分かるよ。でも観客にとって再負傷で立てないという現実を突きつけられた目の前の光景は欠場より悲しいワケで。
いまさら言うのもなんだけど天王山に賭けているんならその期間中の対外的な試合は控えるべき。しかも大型外国人との試合は癒えていたとはいえ復帰直後、足への負担を気にしなきゃ。
ここは大阪のファンにキチンと試合を見せてムチャルチャそしてアジアン・クーガーというブランドに付いたキズを一刻も早く取り戻すべき。じゃないとムチャリブレスタイルに対する信頼感まで薄らいでしまう。バッチリ治してバッチリ試合。それが相方ツバサにとっても一番のメッセージになるはず。
もちろん新宿FACE大会より二回戦、そして今回とウェイト的にはどんどん絞って来てたみたいだから意気込みは伝わったよ。だからこそ悔しい。
頼むよ、大阪ハリケーンそしてその後と大事な1年になるだろう2009年。アジアン・クーガー抜きじゃダメなんだから。

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C6人タッグマッチ30分1本勝負
 ゼウス&小峠篤司&×原田大輔
 (11分29秒バズソーキック→片エビ固め)
 ○タイガースマスク&政宗&ヲロチ

※試合中、タイガースのボディガードの黒服がゼウスを必要以上に挑発。ゼウスは試合後、「黒服、ヲロチともに俺にケンカを売るならしばいたる!」と宣言。試合中のゼウスと黒服はなにか関係があるようなニュアンスも感じられた。

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乱戦の中ゼウスはパワフルに立ち回ってみせる。しかしうまい連携を見せていた原田と小峠が次第にルード軍の攻勢の中で捕まってゆく展開。小峠は傷めた胴体のテーピングを剥ぎ取られ、そこを狙われて悶絶。
ゼウスはヲロチに加え、いつもよりも執拗に介入してくる黒服を意識しすぎて次第に試合の流れから外れていってしまう。

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最後は善戦する原田がタイガースの金的、ヲロチのリバースブレーンバスター、政宗の斬首、そしてタイガースのバズソーキックと続けざまに食らい撃沈。

☆ヲロチはパフォーマンスがどんどん良くなってるんですが噛み付きとかのラフ攻撃がしつこ過ぎて単調です。それなりの実力者でしょうから以前のスタイルからの脱皮を図る意味でまだレパートリーを模索してる感じでしょうか。
黒服はリング上でラリアットを繰り出すなど本格参戦の兆し。ゼウスも「アイツは前から知っている。アッチ側に付くならシバく」と明言。
ハッスルでの活躍もあってどっちが主戦場なのか分からなくなりかけてるゼウス。彼のようなスカッとするパワーファイター的な展開が今の大阪プロレスには不足しているだけに、黒服との本格抗争を機に自分なりのストーリーを作って欲しいところです。
前の2試合でテンションが落ちてたせいもあって乗り切れなかったです。しかも常に場外で誰かしら乱闘してる感じで頭のザワザワが抜けません。ところどころ小峠原田の技が冴えてただけに惜しかった。
なかなか腰を据えてプロレスが楽しめなかった前半戦でしたね。
まぁ、こうやって何も懸かってない普段着な試合ならルード軍の悪さも許容できる部分があるんですが。

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D6人タッグマッチ30分1本勝負
 ○ツバサ&○冨宅飛駈&○ミラクルマン
 (14分25秒ドラゴンスリーパー、チキンウイングフェースロック、ミラクルストレッチ69号を3人が同時に仕掛ける)
 ×松山勘十郎&×くいしんぼう仮面&×えべっさん

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新しい紫コスチュームの勘十郎。ツバサとルチャムーブを繰り広げると観客から喝采を浴びる。しかしツバサには握手をスカされ。

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えべっさんは冨宅のUスタイルに対抗しようとするが予想通りボコボコに。それならと瀬戸口に現場監督コス(?)をさせ、あげくにはアニキを呼ぶが効果なし。
グダグダな雰囲気の中二人はドツキ合ってUFO。するとUFOの振り付けが止まらない冨宅。えべっさんは大ダメージ。

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踊り続ける冨宅をミラクルは自コーナーに連れ戻すと待ってましたの伝統芸能。くいしんぼうはチョコバット、欽ちゃんジャンプ、うまか棒とやりたい放題。

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ツバサはコルバタで勘十郎を投げるとそこからロープ渡りのアピール。もちろん勘十郎もロープ渡りを狙い、結果としてコーナーを登りあっての小競り合いに。
最後は意地の勘十郎がツバサを抑えてロープ渡り成功。

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ミラクルは勘十郎に「アッ!」と上下左右に振り向かせてグーパンチ連発。くいしんぼうはそれを真似てエアな動き。「オマエは何もされてへん」とツッこむミラクル。

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勘十郎はミラクルのグーパンチ&カンチョーをキャッチするが結局モスキートの餌食に。
それでも豚の角煮からハリセン乱舞で反撃の勘十郎。そして定番のビンタ合戦モードに持ち込むがここでミラクル、冨宅、ツバサが3人とも立候補。
「一番強いヤツとやってやる!」とミラクルを指名の勘十郎。観客は「エーッ!?」
しかし今回は珍しくビンタ合戦を制する勘十郎。ミラクルは吉野レフェリーにもビンタされ散々。

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ヘッドロックごっつんこからフラワーダウンの4人。そこからツバサのプランチャ、勘十郎のトペスイシーダ、くいしんぼうのラ・ケブラーダと連続ダイブ。
ミラクルと冨宅はえべっさんとくいしんぼうのリング中央での激突を捕まえて、それぞれミラクルストレッチ69とチキンウイングフェースロック。ここにリング中央でツバサのドラゴンスリーパーが勘十郎に決まり3人同時のギブアップ勝利。

試合後ユニーク軍の4人は大阪ハリケーン2009参戦が決まったダンプ松本の相手を誰がするかで揉め始め、次週パートナー決定戦をすることが決定。

☆心休まりました。そして救われました。後ろの席でもえべっさんとくいしんぼうの試合前のパフォーマンスを嬉しそうに眺めて話すお客さんがいたり、定番ネタに素直に反応する子供たちを見てるだけでコッチまで楽しくなってきます。
出番は多くなかったですが我が道を行くツバサと暴走する冨宅が程好いアクセント。さっきまでのモヤモヤがリセットされないまでも幾らか和らぎました。
どんな雰囲気もひっくり返してキッチリ笑いを取るユニークの面々、やっぱり偉大です。

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E「天王山2008」決勝戦時間無制限1本勝負
 ○ビリーケン・キッド
 (18分48秒ベルティゴ→エビ固め)
 ×ブラックバファロー

※天王山2008優勝はビリーケン・キッド

※試合後、ビリーは秀吉のベルトに挑戦を表明。ビリーは来週13日を提案し、秀吉がこれを承諾。そこにルード軍が登場し、タイガースが「お前らのタイトルマッチなんかぶっ潰してやる!」と宣告。ミラクルは「ここは俺が食い止めるから安心してタイトルマッチをやってくれ」とルード軍を止める姿勢を明らかにした。

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天王山の決勝戦、ビリーのセコンドには秀吉とミラクル。もちろんルード軍はメンバー総出。
バファローがラフ混じりの攻撃に出るも至ってまともな滑り出し。しかし場外でセコンドの乱闘が始まると試合はレフェリーのコントロールが及ばない無法地帯に。

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リング上で堂々と行われるトレイン攻撃。秀吉とミラクルは何とか止めようとするが数で勝るルード軍に逆に襲撃されてしまう。

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バファローはマスクに手を掛けたと思えば金的攻撃とあらゆる手段でビリーを痛めつける。
場外に落ちればヲロチのラダー攻撃、リングに戻ればバファローのラリアットにバックドロップ連発と苦戦が続くビリー。
それでもミサイルキックで反撃開始、ラ・エスパルダでバファローを丸め込んでみせるビリーだったがテッドレフェリーは後頭部にバファローのラリアットを食らってカウント不能。替わって入ってきた吉野レフェリーも黒服に鉄柱攻撃を食らって試合を裁けず幻の3カウントに。
ビリーはめげずにパワーボムを狙うがここはヲロチが介入、逆にリバースブレーンバスターで投げられ、政宗の斬首、タイガースのバズソーキックの大ダメージ連携を受けてしまう。

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続けてバファロードライバー、バックドロップを食らい絶体絶命のビリー。さらにトドメを刺そうとイスを持ったタイガース達が介入。
しかしここでB&Gが登場、ルード軍のセコンド4人を一斉に会場外に連れ出す大活躍。
セコンドの協力に、そして観客の声援に力を得たビリーはバファローのラリアットを受けきると逆にラリアット、そしてシットダウンパワーボム、宙吊り串刺しドロップキック、コウモリ吊り落し。その猛攻をカウント2で返すバファロー。
このまま力と力の真っ向勝負になるかと思われたがバファローは隙を突いてビリーに毒霧攻撃。

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それでもラリアット、雪崩式バックドロップと猛攻を耐えしのいだビリーは起死回生のラ・エスパルダ。しかしこれをラリアットで返すバファロー。
そこからバファロードライバーで決めようとするバファローだが今度はビリーが持ち上げコウモリ吊り落しで返す。粘るバファローのラリアットを跳ね返してもう一度コウモリ吊り落し。
それでも肩を上げるバファローにビリーはベルティゴの体勢。しかしこれを着地したバファローは再び毒霧。
間一髪これを避けたビリーは延髄斬り。そして渾身のベルティゴ。
これはバファローも返せずこの瞬間ビリーの勝利、そして天王山優勝決定。

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試合後、マイクを握ったビリー。声援を送って天王山優勝に押し上げてくれた観客に感謝の言葉を述べると「やり残している事がある」と秀吉を呼ぶ。
リングインした秀吉にタイトルマッチを要求するビリー。秀吉は「来週やろう」と快諾。
しかしそこにルード軍が出てきて「秀吉に(直接)勝ったバファローに権利があるはず。そんなタイトルマッチはブチ壊してやる」と宣言。
不安を隠せない両名に「オレ達が命がけで止めるから」と全面バックアップを申し出るミラクル。
来週サタナイでのタイトルマッチが決定した。

☆終盤の攻防はまさに自分が初めて観る天王山決勝戦として待ち望んだ光景。正直にスゴイと言えるものでした。しかし残念ながら気持ちがマイナスからのスタートだったので思ったほど熱くなれないまま終わってしまったメイン。
ビリーはこの勝利によって政宗、ヲロチ、バファローとルード討伐に成功した...はずなんだけど、それが優勝と相まってハッピーエンドという結末につながっていかなかった。
結局この晴れない気持ちは何かと言われれば、全参加選手が天王山という舞台で見せる最高出力の闘いのいくつかがマトモに見られなかったという事。特にそのクライマックスたるIMP大会では。バファローにも石倉との闘いで見せたようなねじ伏せるような強さで雌雄を決して欲しかった。秀吉戦も然り。
実際のところ実力者ぞろいのルード軍があまりにも雑多なラフ攻撃のパーセンテージが強すぎて、その魅力を大きくスポイルしてしまっているように感じる。もちろん彼らの絡んだ試合全てがそうではないが、基本がそれであれば彼らに対した正規軍、B&Gの面々も全てを出せたとは言い難いのかもしれない。
ミラクルが、くいしんぼうが、石倉が、小峠が、原田が、タダスケが、真っ向勝負でその全てをぶつけた天王山とは果たしてなんだったのか。秀吉の言葉じゃないが勝った者は負けた者の気持ちを背負っているはず。少なくとも観ていた自分はそれがベスト4に残った選手を更に強くするものだと信じて見守ろうと決めていたワケで。
もちろん大阪プロレスの歴史を長く観てきているファンの方々の目にどう映ったのかは分からないです。自分は天王山という看板からくる期待値に普段以上の試合を勝手に想像してしまったのがいけないのでしょうか?でも去年の天王山は映像でしか見ていないけど、そこにはユニットの枠どころかリンピオ、ルードの枠すらも取り去って懸命に闘う選手たちの姿があったんです。
自分としては一つの大会において第1試合からメインまでの流れがこれ程までに大事なんだと思わされることは無かった。クーガーの負傷TKOは仕方ないにしろ、そのクリーンであったろう正規軍対決が消えてしまったせいで「あれも無法、これも無法」って感じでルードの行為がIMP大会の印象を決定付けてしまったのが非常に残念。
それはルードに対する免疫ができていないうちに天王山に突入してしまった自分が悪いのか。進化途上のルード軍の行為と広い心で見るべきだったのか。
とにかく昔からのファンの方々、初めて観る方々、人それぞれに違う捉え方をしているのだろう今年の天王山。この結果は大阪プロレスのこれからにどんな影響を与え、どんな未来を創造していくんでしょうか。

              ※大阪プロレス公式HP及びメルマガより抜粋

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2008年12月02日

天王山11/30観戦記

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ここんとこ天王山観戦を心の底から楽しんでいるので、写真があんまり撮れてないです。
しかも時間が無くて写真の整理ができません(泣)
写真のほとんどはこのまま日の目を見ないでお蔵入りになるかも...。

とにかくタイムイズマネーなこのご時勢の中、マイペースでお送りしております。

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大阪プロレス
11月23日(日)デルフィンアリーナ大会
「天王山2008」開幕戦第一回戦 試合結果

@タッグマッチ20分1本勝負
 ツバサ&×三原一晃
 (8分26秒バズソーキック→片エビ固め)
 ○タイガースマスク&政宗

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最初こそツバサと三原が動きよく機先を制するも、例のごとく場外戦で流れを持ってきたタイガースと政宗は息の合った悪らつコンビネーションで三原に集中砲火。交代で弄ぶようにサッカーボールキック。
前回の三原と組んでの対ルード軍戦(11/16)と同じくツバサがイイトコ出させてもらえてないのは悔しいな。結局タイガースが金的からバズソーキックで三原を料理。

個人的にはタイガースとバファローのタッグはチョイ前の正規軍的記憶があって純粋には見れないので政宗との方がシックリきます。お互い活き活きと動きやすそうだし。

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Aタッグマッチ30分1本勝負
 ゼウス&×小峠篤司
 (10分07秒マスク剥ぎ→反則)
 松山勘十郎&○くいしんぼう仮面

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ユニーク軍がゼウスと小峠のツッコミをうまく引き出しているので、それを聞いてるだけでも楽しい。
勘十郎はゼウスに踏み潰されお株を奪われる「参ったかーっ♪」を言われて悔しがったり、小峠とは髪の毛ネタで闘いながら言い合いしたり。
とにかく小峠のボヤキはミラクルに次いでNO.2の地位にあります(笑)
続くビンタは小峠→ゼウス→吉野レフェリーと相手を変えながらやられ放題。
ムーブが命のくいしんぼうも見るたびに新しいネタで笑わせてくれるし。くいしんぼうのゼウスとのフルネルソン合戦がとにかく笑えて可愛いんです。

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最後はフラワーダウンから勘十郎トペ・スイシーダ、小峠トペ・コンヒーロ、くいしんぼうラ・ケブラーダと連続ダイブから吉野レフェリーが愛しの乱れ髪被弾。
その間に小峠にスペアマスクを渡したくいしんぼうは怪しい中国人マスクを被ってマスク剥ぎ被害を演出。吉野レフェリーは即座に小峠の反則負けを宣告。
この技(?)最近連発意してますが関空トルネードに続くくいしんぼうの必殺技になるのか。期間限定かもしれないので見たい方はお早めに。

シリアス重視の天王山の中で肩身は狭いけど、でも無くちゃ大阪プロレスじゃないんだよね。やっぱりどんなときでもユニークマッチは健在。ルード達がどれだけ会場の雰囲気を変えようと埋没なんてしません。

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B「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ○ブラックバファロー
 (12分47秒ラリアット→片エビ固め)
 ×石倉正徳

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フライングニールキックで先行した石倉は場外戦からミドルキック連打、掟破りのスライサーと奮闘。サブミッションを封印しあえてバファローの土俵で勝負する。

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しかしラリアット一発で流れを変えたバファローはその頑強な体で石倉の攻めを受け止めながら激しい攻めを見せてゆく。ダイビングギロチンからヒジやヒザを使った痛めつけ。高速ブレーンバスターからスライサー&駆け上がりドロップキック。

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それでもプランチャからミサイルキックそして蹴りの速射砲で意地を見せる石倉。しかしバファローは続くダイビングボディプレスを剣山で迎撃。
豪腕ラリアットとバックドロップ連発でカウント3を許すかに見えた石倉だったが、執念のキックアウト。そしてここぞのタイミングでサブミッション開放の腕ひしぎ逆十字固め。
一度はロープに逃れられるも間隙を突いて再度の腕ひしぎ。顔をクシャクシャにして苦悶の表情のバファロー。あわやギブアップかと思われたが負けられないバファロー、なりふり構わぬ噛み付きで脱出。
こうなるとスタミナに勝るバファローは怒涛の畳み掛け。ラリアット、バックドロップ、ラリアットとつないで石倉をマットに沈める。

試合後バファローは「天王山の大舞台にテメェみたいな小物が出てくるんじゃねぇ!」と叫び大きなブーイングを浴びる。しかしながらバックドロップ連発さえも立ち上がりバファローをあと一歩まで追い込んだ石倉の不屈の闘いぶりに見るものの印象はまったく違って見えたはず。
一人外敵として飛び込んだ男の決意は天王山挑戦という舞台で確かな存在感を放っていた。そのロックな魅力は同世代の自分には響きまくりました。。
また哀愁あふれる入場曲、浜田省吾「I am a father」がよく似合う彼の勇姿が見たい。いきなり第3試合から感動させられました。

もちろんバファローの徹底したブルファイトがそれを引き立たせたのも間違いないです。

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C「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ○秀吉
 (16分15秒刀狩)
 ×ミラクルマン

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いきなりラッシュをかけるミラクルは延髄斬りからミラクルドライバー連発。場外に転がった秀吉にベースボールスライドからラ・ケブラーダと追い撃ち。

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しかし秀吉は蹴り足をキャッチしてのラリアットから逆襲に転じる。うなりを上げる蹴りの嵐に観客のどよめき。パワースラム、コーナーに追い込んでのチョップ連打、そしてミラクルが一回転するほどの強烈なラリアットがミラクルを襲う。

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それでも恐い天下人を前に一歩もひるまぬミラクル。場外戦に持ち込むとイス盛りの上にミラクルドライバー。そしてイス乗せラ・ケブラーダ。これには秀吉も悶絶。
リングに戻りにコーナーにラダーをセットしたミラクルはそこに秀吉を何度もスローイング。しかも癒えぬ左腕を前にして。

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それでも立ち上がる秀吉にミサイルキックからラダー投下と攻め立てるミラクル。しかしラダーへのブレーンバスターは秀吉に踏ん張られ攻守逆転で叩きつけられてしまう。
ここでフライングラリアットからペディグリーそして刀狩とフィニッシュコースの秀吉だがミラクルは耐え抜いて執念のロープエスケープ。

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なおもパワーで押し切ろうとする秀吉を横十字固めで切り返したミラクルは反撃開始。
フランケンシュタイナー、雪崩式ブレーンバスター、ジャーマンスープレックスと大きな秀吉を投げまくった後その痛めた左腕に腕固めでギブアップを狙う。

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これを必死に逃れた秀吉はフランケンシュタイナーから再び刀狩へ。寸でのところで振りほどきローリングエルボーで突き放したミラクルはハードコアに勝負を懸ける。
しかしイス盛りへのミラクルドライバーでも屈しない秀吉はイス盛りへのアバランシュホールドと重い低空ドロップキックで逆転し、ミラクルをコーナーに乗せ自らもセカンドロープから飛ぶ雪崩式フェースクラッシャーwithチェアで顔面を粉砕。
最後はリング中央での刀狩が決まり粘るミラクルに引導を渡した。

試合後マイクを握った秀吉は「テメェのその気持ちも一緒に持っていって天王山を必ず制する」と宣言。ミラクルと熱い握手を交わす。

別コーナーに立つ二人。いつものユニークとは明らかに違う空気。この時点で目頭が熱くなってしまった。
なぜ闘わなきゃいけない?って想いが駆け巡る。相思相愛の凸凹コンビ。並んで立っているだけで微笑ましくて嬉しい気持ちになってしまう大阪プロレスの新名物。
なのに天王山という魔物は二人を容赦ない激闘へといざなう。正直どちらも応援しないつもりでいた。ブログで「秀吉LOVE」を公言してはばからないミラクルに、その彼とのユニークマッチではまるで部屋で遊ぶ兄弟のようにリングではしゃぐ秀吉。どう反応したら良いのか分からない。
正直ほとんどの人が最初からチャンピオンとして絶頂期にある秀吉の勝利を疑わなかっただろう。それでもその偏った考えを忘れさせるくらいにミラクルはそのキラーな一面を全開放した。
もちろん普段の関係からしたら異常な展開。ラダーやイスを使ったハードコアな攻めで二人が激痛にのたうつ度にユニークマッチでの二人の楽しげな様子がフラッシュバックしてしまう。
でも早く目の前の光景を終わらせて欲しいと思う反面、秀吉の攻めの前に何度も崩れ落ちそうになるミラクルに、いつの間にか声は「ミラコー!」と叫んでしまっていた。二人がすべてを出し切るまで、沸点に到達するまで声で背中を押し続けたい、そんな気持ちになったから。
そして遺恨などの感情は一切なく存分にお互いを潰しあった16分15秒。
ありがとう。個人的に入れ込みすぎてるのかもしれないけど2008年の天王山を振り返った時きっと思い浮かぶ最高の友達ケンカでした。

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D「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ビリーケン・キッド
 (14分01秒両者リングアウト)
 ヲロチ

<再試合>
 ○ビリーケン・キッド
 (2分59秒スペル・ラナ)
 ×ヲロチ

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序盤からルード軍がリング内外に試合を蹂躙。救援の無いビリーは孤立無援で攻め続けられる。ルール無用の闘いの中切り抜けて狙うトペ・スイシーダやお座りトペ・コンヒーロも絶妙な政宗の介入に阻まれてしまいまったくペースを握れない。

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噛み付きやチョーク攻撃などのラフの中に、ロープを挟んだ拷問コブラツイストやグラウンドでの変形コブラツイストなど、意外なほどテクニカルな一面を見せるヲロチの前に苦戦を強いられるビリー。

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それでも何度も踏ん張られながらもコウモリ吊落しを決め、乱入するルード軍の誤爆を誘ってのラ・エスパルダで一瞬の勝機を活かすビリー。しかし乱戦のさなか吉野レフェリーが倒れてカウントできない状況。
ここからビリーは再び無法地帯となる場外に引きずり出されたまま為す術もなく、結局両者リングアウトが下される事に。

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この結果にルード軍はリング上を占拠して、してやったりのマイク。しかしテッドレフェリーが両者リングアウト裁定を覆し再試合を宣告。
ここでお座りトペ・コンヒーロでルード軍を蹴散らしたビリーはヲロチとの一騎打ちに持ち込むことに成功。

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ここでもリバースブレーンバスターやリバースバックドロップなど実力者ぶりをアピールするヲロチ。しかし介入してきたタイガースのイス攻撃は羽交い絞めしていた方のヲロチに誤爆。
このチャンスにビリーはリバースフランケンシュタイナーでヲロチの動きを止めると、奥の手スーパーラナで豪快に叩きつけて完全勝利。

この試合でその実力の片鱗を見せたヲロチ。そのインサイドワークとここぞの時のパワフルな危険技は侮りがたい。
しかし結局ルード軍の介入そのものがヲロチの試合運びをギクシャクしたものにしてしまったワケで、ビリーはその混乱した状況で的確に勝利を掴んだと言える。
度重なるルード軍の無法に天王山の展開が危ぶまれているものの、そのおかげでビリーケン・キッドという存在はリンピオとしてよりまぶしく輝くものとなった。
テッドレフェリーの堂々としたレフェリングぶりもルード軍はびこる大阪プロレスの中で救世主的存在。セコい展開を狙ったルード軍は赤っ恥を掻く事になったワケで、IMPでの大一番を前に準決勝が2試合ともルード軍絡みの試合という最悪の事態は免れることになった。
レフェリーがキチンとしていなければプロレスは成立しない、そう再認識したセミファイナルの結果でした。

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E「天王山2008」二回戦30分1本勝負
 ○アジアン・クーガー
 (15分58秒ラダーチェアーアトミコ→片エビ固め)
 ×原田大輔

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じっくりとしたレスリングを見せる序盤のから展開が動いたのは場外戦。原田は駆け上がりドロップキックでクーガーの頭ををコーナーとイスとのサンドイッチにするなど積極的にクーガーの世界に飛び込んでゆく。

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しかしそれはクーガーのハードコアな闘いを加速させるものとなる。場外戦で経験の違いを見せ付けたクーガーは、エプロンでの攻防もトップロープ越しのレッグシザースホイップで場外のラダーに原田の背中を叩きつける荒業を披露するなど優勢に。

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若手最後の砦となった原田も負けていない。串刺し原田ピストル3連発でクーガーを沈黙させると続けざまにハーフハッチスープレックス。

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お返しとクーガーも串刺しエルボーから原田を逆向きにコーナーに乗せての危険度の高い走りこみ延髄フライングニールキック。そして休む間も与えずリングインギロチンドロップ。

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ここでラダーを持ち込んだクーガーだが、それを使わせまいと原田は片山ジャーマンにバックドロップと反撃。

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それならとクーガーはクロスアーム式スープレックスの態勢。これを踏ん張られると顔面スタンプからクーガーロック2号。

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これをなんとかエスケープした原田は強烈なフライングフォアアームでクーガーをダウンさせる。しかしここでのラダー持ち込みは裏目に出ることに。コーナーでの雪崩式ブレーンバスターは逆にラダー上に叩き落されしたたか腰を打った原田は悶絶。

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最後は立てたラダーの上での攻防になるもヘッドバッドで落とされた原田はイスの上に落下。そこにクーガーのラダーチェアーアトミコが決まり原田は無念の3カウントを聞くことに。

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原田のクーガーの土俵で勝負しようという意気はアッパレ。しかしそれで動揺するようなクーガーではなかった。最後に自らラダーを持ち込んでハードコアな世界を造ってしまったのは完全に失策。逆に言えばこれは原田の「どんな状況だろうと互角に闘って見せる」というメッセージとしても取れるのだが。
しかし観戦していないが昨日の原田と小峠のメインが素晴らしい一戦だったと伝え聞くだけに、純なる原田大輔の100%が2回戦でのクーガーにどこまで通用するのかを見てみたかった。今回の堂々とした試合運びからも若手の中で(ゼウスは別格だと考えて)世代超えに一番近いのは原田だと誰もが感じた事だろうし。
それに欠場でリングから離れていたクーガーにとっては原田のレスリングテクニックこそ最高の脅威だったと思えるのだが。
それでもこの試合でクーガーは原田の成長に頼もしさを感じたことだろう。この二人による試合ならまだまだスゴいものが見られそうな嬉しい予感。その時はベルトを賭けていたってちっともおかしくない。

              ※大阪プロレス公式HP及びメルマガより抜粋

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最終的には大番狂わせの無い形に収まった2回戦。後はIMPを迎えるのみ。
もちろん秀吉の決勝進出はルード軍が総出を上げて阻みにかかるのだろうし、それを踏まえた場合同様にビリーとクーガーの準決勝は激闘が仇となってしまう可能性もある。
しかし優勝者は間違いなくこれからの大阪プロレスでの重要なポジションを担うことになる。そしてそれは大阪ハリケーンへと続いてゆく道。
ビッグマッチはメインやスペシャルマッチの質だけではなく、各選手の志の高いテーマが求められるはず。全員のストーリーが2009年2月15日に向けて一点に集約されたとき初めて爆発的な集客を呼ぶはずだから。
それには説得力ある天王山の決着も大きく影響するだろう。
果たして12月7日、天王山という冠の権威は最後まで守られるのか。それともハリケーンへと続く渦がこの日生まれ、すべてを巻き込みながら突き進んでゆくのか。
posted by ラポン at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

ジョイフルデイ -前半戦-

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昨日はダメージ深くて爆睡いたしました。マンガ喫茶と近鉄で小刻みに寝たのになぁ。
てなワケでやっと先週のホリパラ前半戦の観戦記をお送り致します。

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大阪プロレス 11月16日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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原田の誕生日記念大会という事でハッピーな雰囲気の入場式。
しかし勘十郎の「王子がいない」という言葉に呼応するようにルード軍が入場。リングサイドから挑発するタイガース、バファロー、そしてタコヤキーダーのマスクを咥えたヲロチ。
そしてバファローがマイクで吼える。
「天王山に相応しくないタコヤキーダーさんにトーナメントを盛り上げる為にヲロチと代わってくれって頭を下げたんだがヤツは断りやがった。
そしたらヲロチ様怒ってタコヤキーダーをパクッって食べちまったんだよ!よってタコヤキーダーは残念ながら天王山にエントリーできない!そして本日は全5試合の予定でしたが、全4試合となってしまいました!以上!」

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そこに噛み付いたのがタダスケ。
「以上じゃねぇボケッ!ヲロチ!オマエ気持ち悪いんじゃ!オレがやってやる!」
タダスケの要求が通り、急遽第2試合はタダスケvsヲロチに。まるでサタナイのような幕開け。

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第1試合20分1本勝負
えべっさん vs 政宗

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えべっさんに続き、余裕タップリの政宗がリングイン。
「コラ悪党!タコヤキーダーに何した!?」と怒るえべっさん。政宗がこれをシカトする中、試合開始のゴング。

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まずはロックアップで力比べ。えべっさんはロープに押し込むとクリーンブレイク。
逆に政宗は押し込むと離れ際に一撃。しかしえべっさんこれを避けてロープワークからタックル。
そして「独眼竜やから」と片目にサミングしてみせるなど笑いを誘いながらラフファイト。

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お返しにストンピングからサッカーボールキックを見舞う政宗。
えべっさんはオイオイと張り手合戦からUFOを狙うが政宗これを無視してガットショット。
「やらせろやー」とボヤくえべっさん。

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場外にえべっさんを連れ出して鉄柱攻撃などで痛めつける政宗。リングに戻ってもキャメルクラッチから福耳を噛むなどイヤらしい攻撃。

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それでも今日は一味違うえべっさん。隙を見て政宗に意表を突く急所打ち。「オマエらがいつもやってるコトや!」とのえべっさんの言葉に観客は拍手。

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これで流れを掴んだえべっさん。ベアハッグの態勢からそのまま持ち上げてのブレーンバスター。パワフルな攻撃に会場が沸く。

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そして地獄突き連打でダウンした政宗にトップロープからの着地式地獄突き。巧みに笑いを混ぜながらえべっさんの攻勢が続く。

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ところが遊びが過ぎてしまったのか背後に回ると急所蹴りを食らってしまうえべっさん。
政宗はギロチンドロップからイスを持ち出して攻撃。えべっさんはそれを避けるとイスを奪って逆に攻撃を加える。

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「決めるぞー!」とアピールしてコーナーにセットしたイスに政宗を叩きつけようとするえべっさんだったが、政宗はこれをブルーサンダーで切り返してみせる。
改めてイスで一撃を試みる政宗だったが、えべっさんはこれも回避。

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そして地獄突きを狙うえべっさんだったが政宗がイスでこれをガードし自爆。えべっさん思わず呻き声。

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ここで政宗は吉野レフェリーにイスをチェックさせておいてリング調整金具でえべっさんを一撃。これがトドメとなってえべっさんのフォール負け。

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えべっさんが政宗さん相手にここまで内容のある試合を繰り広げるとは。
政宗さんがこの試合をどう評価するのかは分からないけれど、えべっさんの喋りがこのシリアスを織り交ぜた内容の中でキチンと笑うツボを突いてた。
これはえべっさんの目指すプロレスが一歩進んだという事なのか。新鮮な驚きのあった試合でした。

×えべっさん(8分57秒 凶器攻撃→体固め)政宗○

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第2試合30分1本勝負
タダスケ vs ヲロチ

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オープニングと同じくタコヤキーダーのマスクを咥えてヲロチの入場。コーナーポストにそのマスクを被せてリングイン。
その様子を拳を握って睨みつけるタダスケ。ヲロチにはブーイング、タダスケには後押しする歓声が送られる中試合開始。
まずは勢いよくタックルのタダスケ。効かないという素振りのヲロチ。

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それならとボディスラムで持ち上げようとするタダスケだがヲロチはまったく動かない。
続くタックルで何とかダウンさせようとするタダスケ。
しかし倒れないヲロチはタダスケを連れ出して場外乱闘。タダスケを観客席に投げ込み痛めつけながらも子供達にスゴんで恐がらせる余裕ぶり。

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場外カウントが進む中スライディングで間一髪リングインのタダスケ。
そこにヲロチのダブルスレッジハマー。重い一撃にタダスケの動きが鈍る。

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さらに顔面かきむしりからチョーク攻撃。そしてムリヤリにタコヤキーダーのマスクを被せるとチンロックにエルボードロップ。
タダスケもタコヤキーダーと同じように血祭りに上げるという意思表示か。

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なおもコーナースプラッシュを浴びてしまうタダスケだったが、ワンハンドバックブリーカーからクロスタックルで反撃開始。

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ブレーンバスター合戦はタダスケが応援の声の中踏ん張る。最後はヲロチが持ち上げるもタダスケは空中で体を返して着地。

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コーナーワークでの攻防からタダスケはヲロチをファイヤーマンキャリー。そこから変形デスバレーで落として見せるもフォールは奪えず戦場は再び場外へ。
ヲロチはタダスケを2階席まで引きずり回し突き落とそうとするなど暴れ放題。そして収拾が付かないまま場外カウントアウトで引き分けとなってしまう。

そこそこ背丈があってパワーもありそう。そして何よりラフファイトでの落ち着きぶりはかなりルードでの試合経験を積んでいるように見受けられるヲロチ。
これがルード慣れしてない選手なら動きにためらいがあって全体的にガチャガチャした感じになってしまうものだが縦横無尽に2階席まで使ってみせる彼にはルード転向したてのタイガース以上に「何をするか分からない」的な恐さがある。
言えるのは第四の男ヲロチの登場によっていよいよルード軍が正規軍を脅かすユニットとして活動を本格化したという事。
これでユニットの全員が天王山参加となったルード軍。予想される反則お構い無しの荒れた展開を止める事はできるのか。

タダスケ(6分44秒 両者リングアウト→引き分け)ヲロチ

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第3試合3WAYマッチ30分1本勝負
秀吉 vs ミラクルマン vs ビリーケン・キッド

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入場式でも肩を抱き合って過剰な親愛ぶりを見せたミラクルと秀吉。ここでも1人佇むビリーの対角線上に寄り添うように2人。
「レフェリー、おかしい、おかしい」とツッコむビリー。

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「師匠どうしましょう?」と腰の低い秀吉。
「オマエは見とけ、見本見せたるわ」とまったく意味不明の自信を見せるミラクル。
完全にハンディキャップマッチ状態のリング上。

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ミラクルにエールを送りながら、一方で「テメェコラ地獄見るぞ!」と師匠の強さをアピールしビリーにスゴむ秀吉。
ビリーは顔を押さえて笑い地獄を堪えるに必死。

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ロックアップはミラクルが押し込んでクリーンブレイク。
「クリーン!クリーン!クリーンや!!」とはしゃぐ秀吉。ビリーは笑いを堪えて試合どころじゃない。
それでも今度はビリーが押し込んでミラクルの胸にチョップ一撃。
秀吉は「レフェリーどこ見てんだ!反則だ!」と激怒。コレ一応3WAYなんですけど。

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ビリーはミラクルをルチャな動きでポイポイ投げて最後はドロップキックで決めて「OK!」と指差しポーズ。
呆気に取られる秀吉...って試合しなさいよ。

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ミラクルがブーイングを浴びながら攻撃しても「カッコイイ!カッコイイ!」と興奮気味の秀吉。ビリーは笑うスイッチが入りっぱなし(→ココを押すか画像クリックでビリー笑顔拡大)。
それでもビリーはラリアットでミラクルを場外に追放し、向かってきた秀吉をウラカンラナで投げてみせる。

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ここでフェースロックで秀吉を絞め上げるビリー。
秀吉は「師匠!コレどうしたらいい!?」とミラクルに教えを請う(→ココを押すか画像クリックでビリー笑顔拡大)。
「自分で返せ!4年間何を学んできたんや!」とミラクル。なんとかロープに足を乗せる秀吉。
そしてミラクルに言われるままに地獄突き、そしてフライングラリアットを決める秀吉は「スゲェ!スゲェ!師匠に聞いたら思うがままや!」と絶叫。

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場外でダウンするビリーを尻目にミラクルは「オマエ全然修行足らん!4年間オレから何を学んできたんや!1回稽古付けたるわ!」と秀吉に特訓宣言。
かくして「スゴイよアンタ!」と言いながらホイホイと投げられ続ける秀吉。

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その光景に耐えられずツッコむビリー(→ココを押すか画像クリックでビリー笑顔拡大)。
「まてまてまて!40過ぎのオッサンやぞ!強いワケないだろ」

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それでも動じない秀吉に「分かった、見とけ!」とミラクルをホイホイ投げてみせるビリー。
それを見た秀吉は「テメェよくも師匠に!」と間違った反応。そのままビリーに襲い掛かってエグいフットスタンプ3連発。

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秀吉に「後ろ向かせて押さえとけ」とビリーを捕まえさせてカンチョー狙いのミラクル。
しかしそのポーズを見た秀吉は飛び退いてしまう。
「(カンチョーに対する)抵抗力がまだ」と恐れる秀吉にミラクルは再び特訓宣言。
向かってくるカンチョーを必死にキャッチする秀吉。

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それならとミラクル「アッ!」と指差しフェイントからグーパンチ。それでも続くカンチョーをキャッチの秀吉。
なおも執拗に迫り来るカンチョーに秀吉はロープに飛びついて回避。
「まあまあや。もっと稽古付けたるから後でウチ来い」とミラクル。
「ハイ、ありがとうございました!」と秀吉。

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「もうえぇわ!長い!」と再びツッコミに戻ってきたビリー。ミラクルを回転エビ固めで丸め込みフォールを狙う。

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ところがそれをジャックナイフに切り返したミラクルに秀吉の強烈なサッカーボールキックが誤爆(?)。

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「師匠!スイマセン!」と平謝りの秀吉。
キレたミラクルは「オマエやる気が無いんやったら帰れ!福岡に帰れ!」と破門宣告。

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ショックで打ちひしがれる秀吉に「目を覚ませ!」とビンタを食らわすビリー。
「目の前にいる40過ぎのオッサンを良く見ろ!40過ぎでカンチョー。今時小学生でもしない!しかもそのカンチョーで突き指してる。そんな小学生いない!」と続ける。

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「カッコイイ?よー見て?」とビリーに言われミラクルをしげしげ見つめる秀吉。
そしてビリーに向き直って一言「スイマセンでした」
どうやら非常にマズい空気のミラクル、秀吉が背後を見せたところに裏切りのカンチョー炸裂。しかしこれはビリーが突き飛ばしてかばう。カンチョーはキンチョーとなってビリーに誤爆。

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「ビリー!?オレの親友のビリーが...」完全に我に返った秀吉。

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場内暗転してスポットライトに照らされた秀吉はミラクルに魂の叫び。
「オマエそんなヤツだったんか...オレはあんたに憧れて大阪プロレス入ったよ。アンタの背中4年間追い続けてきた!
なのになんだこの汚さは!オレは一時期アンタに憧れて指も鍛えたよ!だけどよ、良く考えたらその指をピー(自主規制)に突き刺すだけじゃねぇかよ!」

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「オレはプロレスやりたいだけなんだよ!分かったよ...テメェを潰してやる。安らかに逝ってくれ!」と秀吉。ミラクルをラリアットから刀狩で瞬殺。

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自ら師匠を手にかけ(笑)、号泣する秀吉。

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ミラクルは最後の力でマイクを握り語り始める。
「ヒデ...やっと分かったんか。オレはオマエのコレを待ってたんや。4年間オマエを教えてきてやっと分かってくれたんか。待ってたのはコレやねん。ヒデ、またオマエと一緒に...(ガクッ)」

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師匠の本当の心(?)に気付いた秀吉「やっと分かった!師匠!目を開けてくれー!!」と慟哭の叫び。そしてグンニャリとしたミラクルに肩を貸して退場。
そして残されたビリー。
「何じゃコリャ(笑)...みなさんカンチョーは人にはやらないように。そしてあの人たちには近づかないように。では後半戦もお楽しみください」と強引に前半締め。

何かミョーに力を入れて書いてしまいました第3試合。
でもチトばかしダラダラしてたなぁ。プロレスやってるより喋ってる方が長かった気も(笑)
でもこのナポレオンズ(政宗抜き)の師弟ネタはまだまだ続く模様。秀吉の献身っぷりが今後も悲劇を呼びまくるのか。ビリーさんツボにハマってずっと笑いっぱなしだったし。
とにかくルード軍が出てきてシリアスな試合も負担が大きくなってきた今日この頃。ユニークマッチの時くらいリラックスしてやってもらいましょう。そこから新しい爆笑が生まれるかもですし。

○秀吉(10分7秒 刀狩)ミラクルマン×

※もう一人はビリーケン・キッド

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続きは後半戦で。
posted by ラポン at 23:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

サタナイ11/15試合結果

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                     ※写真は過去の大会のものです

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@タッグマッチ20分1本勝負
 秀吉&×三原一晃
 (9分03秒WC)
 ゼウス&○タダスケ

※タダスケは試合後、「この勢いで天王山石倉正徳に勝って、優勝してベルトに挑戦します!」とアピール。

A3WAYマッチ30分1本勝負
 ○くいしんぼう仮面
 (9分43秒関空トルネード→片エビ固め)
 ×えべっさん

※もう一人はミラクルマン

※試合後、リング上の3人はセミのタイトル戦を全面的にフォローし、必ず勝利させると誓った。

Bタッグマッチ30分1本勝負
 ビリーケン・キッド&×タコヤキーダー
 (3分43秒アメノムラクモ→体固め)
 政宗&○ヲロチ

※奇襲を仕掛けたヲロチは大柄の怪奇レスラー。パワーを生かした試合を繰り広げ、最後はタコヤキをストレッチボムの体勢からのパイルドライバーで勝利。正規軍を脅かす新たな存在が誕生した。バファロー、タイガースはヲロチの天王山出場が間に合わなかったこととタコヤキを見ながら「今年は天王山に相応しくねぇヤツがいるなぁ」と言い残し去っていった。

C大阪プロレスお笑い選手権試合60分1本勝負
 <王者>○松山勘十郎
 (7分21秒山門→片エビ固め)
 <挑戦者>×タイガージェット市川

※王者が4度目の防衛に成功

※ドン・馬之助(ドン・フジイ)をマネージャーに従え登場したタイガージェット市川は松山やレフェリーにワイロを送りながら試合。しかし、ユニーク軍団のフォローの甲斐あって松山が勝利。松山は市川、ユニーク軍団、観客に感謝し、今度はドラゴンゲートでタイトル戦をやろうと誓った。

D大阪プロレスタッグ選手権試合暫定王者決定戦時間無制限1本勝負
 小峠篤司&×原田大輔
 (19分12秒バズソーキック→エビ固め)
 ○タイガースマスク&ブラックバファロー

※タイガース、バファローが大阪プロレスタッグ暫定王者となる。

※激戦となった試合は終盤タイガース、バファローの反則攻撃からのバズソーキックで決着。ベルトを手にし原田、小峠に暴行を加える中、ビリー、ゼウスが登場。タイガースは「おまえら大したことねぇなぁ!天王山はオレたちが制覇してやるよ!」と吐き捨て去っていった。

              ※大阪プロレス公式HP及びメルマガより抜粋

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ヲロチがどんな感じだったかとか、大阪お笑い選手権で勘ちゃんやスト市がどうだったかとか、暫定王座選手権がどれだけ熱かったかは他のブログさんを見てください(笑)

個人的に気になるのはヲロチの登場で王子の天王山出場が危うくなっているというコト。
しかも明日のホリパラでその二人のシングルマッチが...一波乱あるのか?(汗)

というワケでメインの原田生誕記念マッチやアダルト3WAY(ヒデ・ミラコ・ビリー)もあって注目カード満載の明日のホリパラですが、もちろん夜のアレも忘れちゃいけません!

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「MIRACLEMAN LIVE!! KICK OUT VOL.2」です!

ちなみに前回演奏された曲目は、

@NO!NewYork(BOOWY)

Aハイウェイに乗る前に(BOOWY)

Bプリティドール(コンプレックス)

Cダーリン(沢田研二)

Dリストレーションナイト(オリジナル)

Eローリング(オリジナル)

Fラスタマン

Gオンマイビート(BOOWY)

直撃世代の方はゼヒ!ミラコーさんの歌声が楽しみだ♪
ミラコーさんのダイエットに協力したい人もゼヒ(笑)

果たして今回もラスタマンは登場するのか!?それとも新たなるヒーローが降臨するのか!
posted by ラポン at 23:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

はじめてのVKF

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毎度のごとく遅ればせながら11月9日に愛知県刈谷市で行われたVKFの観戦記(というよりレポート)をお送り致します。
インディープロレス界を凝縮したかのようなバトルエンターテインメントをどうぞ。

                  試合結果はVKF公式ブログより抜粋

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VKF 11月9日(日) 刈谷あいおいホール大会

「VKF This is WRESTLE NANIWA TOUR's" VOL:1」

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第1試合 シングルマッチ15分1本勝負
冨宅飛駈 vs マンモス半田

VKF名古屋支部長を豪語しながらカードの組まれていないマンモス半田に対し、佐野直が「チケットを11枚売ったから、カード組んでやった」とマイク(ちなみに11枚中1枚はワタクシ)。
そして登場したのは冨宅飛駈。 なにか罰ゲームのようなシングル決定。

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開始早々キックを数発食らって簡単にマウントポジションを許したマンモスは簡単にKO。
あまりにも呆気ない結末に焦って再試合を要求するマンモス。みずから死地に飛び込む勇気は認めるが、またしても腕ひしぎに捕らえられ窮地。それでもカカトがチョイとロープに乗ってエスケープ。テッドレフェリーの温情レフェリングに助けられる。

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最近プロレスラーとして地味に成長してきている感もあるマンモス。体格を利用した3連続コーナースプラッシュにビミョーに威力のありそうなチョークスラムで反撃。

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でも結局膝蹴り→バックドロップ→サッカーボールキックと立て続けに食らいチキンウイングフェースロックであえなくギブアップ。
マンモスは再戦してもらったかわりに売店でパンクラスグッズの売り子をやるハメに、哀れ。

○冨宅飛駈(0:13マウントパンチ→レフリーストップ)マンモス半田×
再試合
○冨宅飛駈(2:34チキンウイングフェースロック)マンモス半田×

◎ 冨宅さんはるばるシークレットゲストご苦労様でした。いやー頑張ってましたよマンモス半田。冨宅さんは余裕でやってたかもしれんけどマンモスなりの持ち味(どんな味?)が出てました。最近妙にプロレスラーっぽいんです(笑)
でも本人に以前「DDTの6ブランド合同興行(のダークマッチ)頑張ってたね」って話したら「交通事故です」とか「不本意です」とか「残り時間引っ張る為に仕方なく頑張りました」とかバックオーライなコメントばっかり返っててきました。
まぁマンモス半田はマンモス半田。それでいーじゃん(笑)

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第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
佐野 直 vs 島崎春子

この日、昼の部のDEPでデビューを果たした遅咲き女子プロレスラー島崎春子選手。以前にもなぜかデルフィンアリーナ道頓堀で見かけたりしていつデビューするんだろって思ってました。実は正式デビュー前に某所で大阪プロレスユニーク軍と絡んだとか絡まなかったとか(笑)
そして相手はスタンリー佐野直。この日2試合目となる春子さんにとって男子レスラー相手だからってワケじゃないケドある意味試練。

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意外や意外、お笑い無しでオーソドックスなプロレスを展開する佐野。グラウンドを支配しギロチンドロップやハーフボストンなどで容赦なく攻める。

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低空ドロップキックや逆さ押さえ込みで小気味いい反撃を見せる島崎だが最後は佐野の垂直落下(風)ブレーンバスターで敗北。

○佐野 直(5:17垂直落下式ブレンバスター→体固め)島崎春子×

◎ 佐野直が試合を組み立てたというだけでもプレミアな感のシングルマッチ。失礼だけど自分が佐野直観るの2回目だけどそんなヒドいレスラーじゃないよねーって感じ(ちなみに前回は豊田市の愛プロレスパーク→コチラ)。でも最後らへんまでブーイングが出なくて一番戸惑っていたのは佐野直自身かと(笑)
それはともかく島崎春子さんのハツラツなファイトは良かったです。スタミナが付いてくれば小さな体格を逆に活かしてリング上を面白くしてくれるんじゃないかな。
DEP唯一の女子所属選手である彼女がどんな闘いを見せていくのか注目です。

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第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
クラウザー vs MIYAWAKI

見た目のインパクト的にVKFの象徴と思われるクラウザー。
その相手はK−DOJOのMIYAWAKI。果たしてどんな試合になるのか。

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MIYAWAKIがクラウザーを急襲して試合はスタート。いきなり観客席を破壊しながらの場外乱闘。
この場外戦を有利に運んだクラウザーはブレーンバスター。ラリアット合戦も制しパワーファイターぶりをアピール。

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真っ当な展開になるかと思いきや、今度はイスを持ち出してチャンバラでやりあう両者。テッドさんが巻き添えを食らって抑えの利かなくなったリング上はノーコンテスト裁定に。

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ここで佐野直がまたまた登場。「こんな結果でいいのか?」と自分とマンモス半田を入れてタッグマッチで再試合を提言。

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勢いを取り戻したMIYAWAKIはジャーマンにドロップキックとクラウザーに先程のお返し。そして不用意にリングインしたマンモスを必殺のデスペナルティーで瞬殺。
遺恨が残るような形となったクラウザーとMIYAWAKI。収まらないMIYAWAKIはマンモスに再度のデスペナルティー。マンモスは若手に転がされて退場して行った。

クラウザー(5:46ノーコンテスト)MIYAWAKI

再試合
○MIYAWAKI&佐野直(0:57デスペナルティー)クラウザー&マンモス半田×

◎ なんとも評価しづらい一戦だったもののグダグダっぽい第1試合にミックスな第2試合、そして試合展開的にもキャラクター的にもカオスな無法地帯と化した第3試合とまずはプロレス展覧会の序章的な扱いの前半戦。
欲を言えばクラウザーの真価をもう少し見たかった気もするけれど。まぁデスペナが見られたから良し(笑)

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第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
○TAKAみちのく(11:03ジャストフェースロック)柴山貴哉×

TAKAみちのくとのシングルマッチはプロレスラーならば誰もが望むスペシャルな時間。DEP柴山選手にしてみれば今のローカルな立ち位置から名を上げる千載一遇のチャンスなワケで。
果たして試合巧者のTAKAに対してその実力をアピールできるのか。

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序盤、膝や肘などの局部関節を狙っていくTAKAに対して分が悪い柴山はタックルで応戦。しかしサミングなどで勢いを殺ぐなどうまさを見せるTAKAの前にペースが掴めない柴山。
それでも何とかブレーンバスターで投げ、何度も邪魔されながらもロックオンタイムエルボーを成功させる。

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みちのくドライバーからダイビングボディプレスとTAKAを攻め込む柴山だがダイビングフットスタンプを避けられると途端に攻守逆転。多彩な蹴りで翻弄され最後はジャストフェースロックで仕留められてしまう。

○TAKAみちのく(11:03ジャストフェースロック)柴山貴哉×

柴山選手は昼間のDEP興行ではタッグながらGENTAROと対戦。そして夜のVKFではTAKAみちのくと。若手レスラー達からすればうらやましい1日じゃなかったかと。
前述の愛プロパークや前のVKF大会ではただのセクハラ男な感じだった柴山選手。彼にはこの日の経験を糧にしてレスラーとしても人間としても(笑)成長していただきたいと。(ちなみに風香ちゃんへのセクハラ疑惑は→コチラ)。

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第5試合 タッグマッチ45分1本勝負
Gamma&藤澤忠信 vs 高井憲吾&入江茂弘

でら名古屋プロレスのコンセプトの中心に位置するのはやっぱり旗揚げ以降続く対抗戦。そして他団体参戦の急先鋒が高井&入江のガッチリドッカンコンビ。
対するはドラゴンゲートのクセ者Gamma。すなわち高井とGammaのお互い大阪プロレスを離れて以来の初遭遇という興味深い裏テーマを秘めているのがこの一戦。こんなカードが不意に実現してしまうのがVKFの魅力なのかも。
ちなみに藤澤選手は知識不足でよく知りません、ハイ。

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先発の高井と藤澤が正統ファイトを見せたのも束の間、Gammaがリングインすると雰囲気は一変。正面から挑もうとする入江をあざ笑うかのようにコーナーでのスイートエンジェルキッス、そして上半身を脱がせての乳首攻撃。

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それでもパワースラムでGammaを叩き付けた入江は高井と共に反撃開始。入江が二人まとめてブレーンバスターで投げれば、高井はGammaをコーナーにセットしての豪快串刺しスピアー。でら名古屋師弟コンビの圧力の前にGammaは流れを戻せないまま藤澤にタッチ。
入江は代わった藤澤の顔面ウォッシュを物ともせずにコーナースプラッシュ、ヒップドロップ、フライングフォアアームと体格を活かした連続攻撃。

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それでも奮闘を続ける藤澤だったがGammaの竹刀攻撃の誤爆を食らうと高井のジャーマン、ラリアットからトドメのでらホフバスターを決められて3カウント。高井&入江組の勝利。

Gamma&藤澤忠信×(10:54でらホフバスター→エビ固め)○高井憲吾&入江茂弘

◎ でら名古屋師弟コンビのここ一番の畳み掛けはその体格に突進力が伴うだけに軽量級の選手には脅威。Gammaのようなインサイドワークが巧い選手をパワーで押し切ることが出来たのは今回は彼らの勝ちパターンの方がうまくハマったという事。
だからGamma&藤澤のコンビが悪かったわけではないと思う。逆にGammaが試合の流れを完全に掌握していたら高井&入江は能力の半分も活かせないまま敗北していたかもしれない。
これは入江の踏ん張りが勝利を呼び込んだともいえる。入江はデビュー当初のエルボー一辺倒から飛躍的に技のバリエーションが増えているので相手がどんなポジションでも効果的な攻めが展開できるようになった。それによって高井との連携がスムーズにつながったからこそ藤澤を攻略できたといえるかも。
団体を背負う責任感が高井と入江に勝利への爆発力を呼び込む。これからも目が離せないコンビです。

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第6試合 タッグマッチ45分1本勝負
矢郷良明&MASADA vs 正岡大介&小杉研太

DEPの若武者コンビ正岡&小杉に立ちはだかるのは矢郷とMASADA。
正岡&小杉はDEPタッグチャンピオンチームとしてどんな相手だろうと高いクォリティの試合を見せる使命がある。愛知のチャンピオンは日本の、そして世界のチャンピオンと肩を並べるに至るか。歴戦の強者コンビとの闘いはその試金石となりえる。

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まずは小杉がMASADAのパワーに一歩も引かないファイト。続きたい正岡だったが矢郷の隙のない試合運びに対して持ち前の機動力が活かせない。そして巧みなタッチワークの前に捕まってしまう正岡。矢郷の表裏セットのサッカーボールキック、MASADAのボストンクラブ、矢郷のノーザンライトスープレックスと早くも不利な流れ。

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小杉は場外戦で矢郷に分断されリング上に孤立してしまった正岡。MASADAの豪快なニーリフトに続いて矢郷のスコーピオンデスロック。呻き声を上げる正岡。

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矢郷にアトミックドロップ、フェースロックと決められ苦しい時間の続く正岡だったが、コーナーワークで切り返し素早いコルバタから続く延髄斬りで脱出に成功。

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代わった小杉はうっ憤を晴らすかのように矢郷にラリアット、MASADAにドロップキック。そして彼らのWクローズラインを突破すると返す刀で二人まとめてフライングラリアット。

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ようやくコンビとして機能を始めたDEPタッグチャンピオンチーム。矢郷に対して正岡のエルボーと小杉の延髄ラリアットのサンドイッチ連携。間髪いれず今度は正岡のトラースキックと小杉の延髄斬りとサンドイッチ攻撃2連発。

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前半の借りを返すように正岡はMASADAにミサイルキックから回転エビ固めを挟んで顔面にトラースキック。しかし続くムーンサルトプレスは剣山で迎撃されパワーボムを食らってしまう。
それでも正岡は小杉と連携して矢郷とMASADAを場外に放り出すと得意の空中戦ラ・ケブラーダ。

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勝利への糸口を掴んだかに見えた小杉&正岡だったが、場外に戦場が移ると断然活き活きと動き回る矢郷&MASADA。小杉は矢郷に連れまわされ、正岡はMASADAに捕らえられイス盛りの上にブレーンバスターで落とされて行動不能。
このままカウントが進んでしまい。誰一人リングに戻る事のないまま両者カウントアウトの不透明決着。

矢郷良明&MASADA(15:15両軍リングアウト)正岡大介&小杉研太

◎ 完全になめられた形の若きDEPタッグ王者コンビ。悔しがる小杉と正岡に追い撃ちをかけるように矢郷は彼らの持つベルトに挑戦アピール。
浮き彫りになったのはパワーとテクニックの差以上に戦歴の差からくる精神的余力の違い。終盤優勢に傾いただけにリング上で決着できなかったDEP若武者コンビにとって後味の悪い一戦となった。
結果こそ両者リングアウトだが彼らの表情の違いが勝敗を物語っていたといえる。
攻略できそうで攻略できない矢郷の絶妙な試合駆け引きにMASADAのナチュラル外人パワー。プロレス界を見渡せば若い彼らを悩ませる実力者は五万といる。
それでも籠の中の鳥で終わらせるにはもったいない小杉と正岡の身体能力。ベルトを通行手形にどんどん試練を受け入れて欲しいものである。そしてVKFは彼らにとって外の空気を吸うのにうってつけなのだから。

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第7試合 タッグマッチ60分1本勝負
GENTARO&忍 vs マグニチュード岸和田&内田祥一

メインはGENTAROがVKFのチャンピオンとして挑戦者の品定めをするかのようなタッグマッチ。VKF参戦メンバーとしてはチャレンジャー最有力候補ともいえる岸和田に初代王者決定戦に敗れるもその試合が高く評価された内田。パートナーの忍にしろ最近の活躍は目ざましいものがある。
この試合そのものがVKFの評価となると言っても過言ではないこの闘いの中でどういったストーリーが紡ぎ出されるのか。

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GENTAROが岸和田にベルトを誇示して挑発。早くも激闘の予感。
まずは4人がスイッチしながらじっくりとしたレスリングを披露する。

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そして岸和田と忍のタックル合戦を皮切りに試合が動き始める。早くもパワーボムを狙う岸和田を忍がフランケンシュタイナーで場外に投げ出す。その忍に内田が低空顔面ドロップキック。忍もお返しと内田のボディに低空ドロップキック。

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コーナーに追い詰めた内田を上からなじり挑発するGENTARO。続く忍は打点の高いドロップキックで内田を場外送り。

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事あるごとに岸和田を挑発するGENTARO。場外で小競り合いが起きるもすぐさま戦場はリング上に。内田が攻勢から逃れると岸和田のラリアットがGENTAROと忍を次々となぎ倒す。

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なおもコーナースプラッシュなどでパワフルに攻める岸和田だがムーンサルトはGENTAROが剣山で迎撃。
場外に落ちた岸和田にGENTAROはプランチャで追撃。そのGENTAROに内田がプランチャ。

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ここで忍が芸術的なケブラーダを敢行。
全員が場外でダウンする中、一足先に復活しダイブを試みようとする岸和田。しかしGENTAROはそれを捕まえリング内に雪崩式ブレーンバスター。
早くも大技攻勢が始まるリング上。内田が忍に3連続バックフリップ、忍は内田に延髄斬りで脱出。
GENTAROは岸和田にバックドロップ、岸和田はGENTAROにお返しのラリアット。
内田は忍を捕まえてみちのくドライバー。

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続くGENTAROにもスタイルズクラッシュを決める内田。
岸和田はダウンするGENTAROにダイビングボディプレスから垂直落下ブレーンバスターと一気呵成。チャンピオンを追い詰める。

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アピールしてからのトドメを狙った岸和田のラストライドにGENTAROは必死の抵抗。それでも構わず落としてみせる岸和田。しかしこれは忍が間一髪のカット。

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以前ダウンのGENTAROに内田はダイビングヘッドバッド。しかしGENTAROはこれを回避。その内田の起き上りざまに忍のSEXボンバー。
すぐさま被さるGENTAROのフォールをカウント2で返した内田だが、そこに忍はリバースDDTからシューティングスタープレス。
ここは岸和田がカットに入り、忍はGENTAROとスイッチ。内田は驚異的な粘りでGENTAROをみちのくドライバーの体勢に持っていくがこれをGENTAROは回転エビ固めで切り返し。

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かろうじて返した内田を今度は外道クラッチで押さえ込むGENTARO。執念で返す内田。
しかしGENTAROのバックドロップからのダイビングエルボードロップでついに力尽きる。

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ベルト挑戦アピールの岸和田を「気が熟していない」とやんわり断るGENTARO。
それならと岸和田は内田の奮闘を高く評価。GENTAROに自分とやる前にもう一度内田の挑戦を受けるようにとマイク。
そしてガッチリと握手を交わす選手達。

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この日の観客に表情豊かに感謝を述べるGENTARO。そして試合内容に満足したのか最高の笑顔。

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最後はGENTAROに締めを任された忍の音頭で「1・2・3VKF」を唱和して無事大会は終了。

○GENTARO&忍(17:59ダイビングエルボードロップ→片エビ固め)マグニチュード岸和田&内田祥一×

◎ 勝敗がまったく読めない大熱戦。とにかく最後まで全員が動き回って目まぐるしいシーソーゲームの末にGENTAROがチャンピオンとしての責任を果たす勝利。
やはりGENTAROはこういった闘いが良く似合う。アパッチでのハードコアやデスマッチの時よりも断然輝いて見えた。
やはり彼がタイトルホルダーとしてストーリーを引っ張る事でVKFの方向性を決めていくのだろう。実際メイン以外の闘いは「見たいカードをブッキングする」的なプロレスマニア好みのニヤリとするような単発カードが並ぶ。この刈谷大会はインディー界でも指折りの実力を持ったレスラーの参戦に加え、名古屋を中心としたプロレスのテイストを(良い部分も悪い部分も)取り入れているので地元ファンには違和感少なく楽しめた満足のいく7試合だったかと。たとえ予備知識ゼロでも結構楽しめるだろうものでした。
後は巡業をどれだけの頻度で開催して、どれだけ本気で知名度獲得に臨むかだと思う。集客の為の事前告知も含めて。
GENTARO、マグニチュード岸和田、矢郷良明、Gamma、冨宅飛駈そしてTAKAみちのくと贅沢なラインナップを揃えながら宣伝が足りなかったのは正直もったいない。プロレス初観戦の人でも見ればスゴさが分かる選手達なのに。
次回は事前に宣伝部隊を駅前や多団体の大会に送り込んで万全のプロモーションではできないものか。今回のようなDEPとの昼夜興行のような形でもいいからVKFの名を愛知にも定着させて欲しいものです。願わくばタイトルマッチが開催できるくらいのテンションを持つ大会になれば選手達はもっとスゴいパフォーマンスを見せてくれそうな気がします。
とにかくメインの熱さはここ最近の自分の観たタッグマッチの中では一番だったかと。
もっともっとたくさんの人に観てもらいたかった、そんな大会でした。

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以下はオマケ。

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左は忍と小仲ペールワンの666なお二人。ペールワンのジャージが素敵。
右は冨宅さんとマンモス半田という何とも不思議な顔合わせ。冨宅さんのナイスミドルな笑顔に癒されまくり。

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コチラはマンモス半田と佐野直のプロレス界有数の負のオーラコンビ。
名古屋にはこのようなインディーレスラー達を育てる豊かな土壌があります(泣)

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最後は名古屋プロレス界の希望、名古屋プロレス界の良心、日本一迷彩の似合うプロレスラー入江茂弘。褒めすぎ(笑)
11月24日(祝)にZeppNagoyaで「若鯱」という東海地区の活きのいい若手レスラーたちが集まった興行があります。入江君も出ます。でもその日ラポンは大阪プロレスで新宿FACE(泣)
12月7日(日)にはでら名古屋プロレス第4戦「vs大日本プロレス」があります。でもその日ラポンは大阪プロレスで松下IMPホール(泣)
毎週金曜日には名古屋のスポルティーバアリーナでハウスショーが開催されてます。でもラポンはいつも仕事で行けない(泣)

ゴメンね入江君。約束守ってこれからはいっぱい宣伝していきます。だから今度ブログで使う写真いっぱい撮らせてね♪
posted by ラポン at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

新宿大宇宙 -未放映編-

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MONDO21チャンネルの「なにわの格闘集団!大阪プロレス伝説」の収録のあった9月23日の新宿FACE大会。
その後ユニットの動きもあって今さら感もありますが、この大会のシリアスとユニークの質の高さは素晴らしかった。
そこで今回は第2回「俺たちの身体を張った笑いを見よ!」では放送されなかった3試合の観戦記を解禁させていただきます。

残りの2試合の観戦記(注:写真だけ)はコチラ(新宿大宇宙 -放映済編-)。

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大阪プロレス 9月23日(火祝) 新宿FACE大会

「東京プロレス物<ストーリー>語#11」

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第1試合20分1本勝負
政宗 vs 矢野啓太

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赤と紫が目に新しいこの一戦。まずはお互い手を伸ばして徐々に手四つの体勢に。

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そして一度素早く飛びのいたかと思うと間合いを一気に距離を詰める両者。上を取りに行く矢野に対し、政宗は素早く体を滑らせて優位なポジショニング。
それでも政宗が弓矢式に固めていけば矢野も同じ動きで返そうとする。足を極めようとすれば矢野はそのまま倒立のような格好で逆に関節狙い。
それをさせない政宗は瞬時のボディコントロールでジャーマンのような体勢に切り換えてフォール。
濃密な時間を観客は固唾を呑んで見守る。

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ネックロックを倒立で脱出した政宗に矢野は再び手四つを要求。腕をクロスさせて首をストレッチで攻めようとする矢野だが、決まる寸前に逆に返されてしまう。
矢野のチェーンレスリングをその経験と技術力で上回る政宗。

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そして監獄固めの態勢に入るとさらに腕を差し込んで絞め上げる政宗。苦悶の表情の矢野を余裕の挑発。

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何とか振りほどいた矢野だったが、そのダメージを負った左足首に政宗のロープを利用した踏みつけ&ヒップドロップ。それでも足らぬとリング中央で足首を捻っての執拗な足殺しが展開される。

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空いた右足で蹴り飛ばし脱出に成功した矢野はエルボースマッシュで活路を開こうとする。
しかしその勢いを殺ぐように政宗はコンプリートショット。
それでも矢野は低空顔面ドロップキック、ソバット、相手の懐に滑り込んでのトリッキーなアッパーカットなどで一気に反撃。

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そして矢野は回転エビでの丸め込みから移行のゆりかもめ。最大のチャンスに渾身の力で絞め上げるも政宗はかろうじてロープブレイク。

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なおもエルボースマッシュで攻め込む矢野に対し政宗もエルボーで応戦。エルボーの乱打の中、動きを読んでエビに丸め込んでみせる政宗。カウントは2。
その次の瞬間、待ってましたと充分に痛めつけた左足首を捕獲した政宗はアンクルホールド。

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苦痛の叫び声が会場に響く。もがき苦しみながらもロープにしがみついてエスケープの矢野。

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そこに展開を予測したかのような政宗の619が矢野の顔面を直撃する。

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ダウン状態の矢野に政宗は改めてガッチリとアンクルホールド。矢野はたまらずタップアウト。

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政宗は手を叩いて矢野の健闘を讃える。そして握手を要求。自分の得意な展開で敗北を喫した矢野はこれを拒否。政宗はこれにニヤリ。
よほど内容に満足したの試合後の笑みが耐えない政宗。充実感あふれるウォーミングアップを経ていざVKFのタイトルマッチへ。

政宗さんのルードファイトの奥に隠された能力が充分に堪能できた一戦。特に序盤、歓声よりもその一挙一投足に目を奪われた観客。
この試合の後に大阪に移動しアゼリア大正でGENTAROとのタイトルマッチに臨んだ政宗さん。でもこの試合にそれを見据えたような手抜きなど一切無かった事が何よりスゴイ。
それに矢野君のトリッキーさを織り交ぜたキャッチスタイルは今のプロレス界ではとても貴重な存在。もっと見てみたい気持ちにさせるレスラーです。
この大会自体のクォリティをシリアスの面でグッと高めた贅沢な第1試合でした。

○政宗(8分47秒 アンクルホールド)矢野啓太×

ちなみにこの試合関連の政宗さんと矢野くんのブログ。

政宗Blog「政宗推参也」
前門の虎 後門の・・・(→コチラ)

一険突破(→コチラ)

矢野啓太ブログ 「ケイタの問題児一刀両断」
会いたかったんだよぉ〜(→コチラ)


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第3試合30分1本勝負
ゼウス vs タコヤキーダー

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この日の王子はアンダーシャツバージョン。ゼウスが相手だというのに何とも余裕な落ち着きっぷりの中、試合開始のゴングが鳴る。

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「余の東京での人気を知ったらきっと腰を抜かすぞ?我を讃えよ〜」とムリムリ引き出した歓声のなか挑戦的な態度の王子。
しかし続いてゼウスが筋肉アピールすると自然と大きな歓声が沸き起こる。

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それを見た王子、今度は「甘い、甘い」とヘナチョコなマッスルポーズ。
歓声というより爆笑の中、ゼウスはツボにハマって笑い上戸解禁。

吉野レフェリー「ゼウス!?ギブアップ!?」

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「では、余のタックルを受けてみよ〜」と調子に乗る王子、ゼウスに(腰の引けた)猛タックル。もちろんビクともしない。
「なかなかやるな。ならばそちが来い」と命知らずな王子。そしてダンプカーのごとく王子をハネるゼウスのタックル。
そのままフォールからカウント3が入ってしまって試合終了。

○ゼウス(2分44秒 ショルダータックル)タコヤキーダー×

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歓声と不満の声が入り混じる中、帰ろうとするゼウスを引き止めて王子はマイク。
「チョイチョイチョイチョイチョイチョット待て。国民達もパチパチするでない。こんなんで終わっていいのか?」
もちろん国民(観客)は再試合を望む拍手。
「これを聞いたかゼウス?もうあんな強烈な(タックル)したらいかんぞ」となぜか上から目線の王子。
吉野レフェリー仕方なしに再試合のゴング要求。

<再試合>
ゼウス vs タコヤキーダー

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「タックルでは負けたけど、ラリアットだったら負けへんで」とまったく学習が足りてない王子。
そして効かないと分かると「そちが来い!」と同じ展開。「エェーッ!」と観客。そしてゼウスの上腕二頭筋が王子を襲う。
あわや秒殺葬の王子。

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その威力を前に「いやいやいやいやゼウスは強い!」と急にゴマすりの王子。そして「許して欲しいなー」とヘコヘコ土下座。
近づくゼウス。王子そのスキを見て金的。

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うずくまるゼウス。ブーイングの中「大阪プロレスで一番強いのはこのタコヤキーダーやー!」と勝ち誇る王子。
そしてゼウスがゆっくり立ち上がる。予想される可哀想な展開。

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怒ったゼウス。王子をリフトアップから後方にスラム。そしてコーナーに詰めて殴る蹴るのボコボコに。「イタイイタイイタイ」と完全にいじめられっ子状態の王子。

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王子の「丁重に扱ってくれー!」も声も聞かずゼウスは軽々持ち上げタップリ溜めてのボディスラム。
腰をしたたか打って仰け反る王子。それでもゼウスの串刺し攻撃を両足で迎撃。ドロップキックでゼウスをよろめかせ一撃必殺ダイビングヘッドアタック。すかさずフォール。

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しかしこれをカウント1で跳ね返すゼウス。
「返された...」とヘコむ王子にゼウスは串刺しラリアット。そして雄叫びを上げながら引導を渡す高角度チョークスラム。

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大の字の王子。「ゼウスなかなかやるな。まぁ今日はこのくらいにしといたるな」と息絶え絶えのマイク。
ゼウスは余裕のアピールで退場。

オーソドックスな笑いで展開が早かったけど王子の喋りとゼウスのパワフルさという個性がちゃんと出てた試合。これでシリアスの時に熱い闘いが出来たら最高なんだけどなー。
それにしても東京での王子人気の実態とは?ポートレート売り切れたらしいもんねぇ。

○ゼウス(3分25秒 チョークスラム)タコヤキーダー×

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第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
秀吉&ビリーケン・キッド&KUSHIDA vs 小峠篤司&原田大輔&タダスケ

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イキのいいB&Gトリオに黄色い声援が飛ぶ。なかなかの会場人気。

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秀吉とビリーにハッスルKUSHIDAのトリオ。こちらはKUSHIDAが黄色い声援を独り占め状態。

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まずは先発の原田がビリー相手にグラウンドを仕掛けていくが、ビリーは試合に素早い動きからアームドラッグ。原田も負けじとアームドラッグ。

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そしてドロップキックが交錯し再びにらみ合う両者。会場全体から拍手。

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代わって入った秀吉と小峠。秀吉の強烈過ぎるチョップにコーナーに追い詰められなおも連発で浴びる。

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しかし腕を取った小峠は得意の高速ロープワークからレッグラリアートでお返し。

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タダスケはKUSHIDAとのチョップ合戦。そして素早いロープワークをキャッチしてカナディアンバックブリーカーからのスラムとパワフルさをアピール。

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そこから場外になだれ込んだ両チームは場外乱闘。小峠は秀吉相手に壁を壊しそうな勢い(笑)での激しい乱闘。

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マット上は再びビリーと原田。タダスケとの連携を食らうビリーだがチョップで反撃。原田もエルボーで返してゆく。
それならばとロープに走るビリー。それを受け止めてフロントスープレックスの原田だがビリーは見事に着地。そこから原田、小峠、タダスケにとドロップキック連発で観客の喝采を浴びるビリー。

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ここで捕まってしまったタダスケはビリー、KUSHIDA、秀吉とトレイン攻撃を食らってしまう。
KUSHIDAのキャメルクラッチこそ小峠がカットに入るもののそれでも脱出できないタダスケ。ビリーのビリンコバスター2連発から串刺し低空ドロップキックのエジキに。

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加えて秀吉が固めた状態からビリーのセントーン、KUSHIDAのその場飛びムーンサルト。最後は秀吉のその場飛びボディプレスから休む間を与えないチョップ&ラリアット「いつものやつ」。
グロッキー状態のタダスケだったが秀吉にスピアーを浴びせて脱出。
タッチを受けた原田は秀吉、KUSHIDA、ビリーと次々フロントースープレックスで投げまくる。

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リングに残ったKUSHIDAと原田は実力伯仲。原田は串刺しバックハンドエルボーから追撃の原田ピストル。
KUSHIDAはエルボーからチンクラッシャー。コーナーに追い詰めてモンキーフリップ。フォールは小峠がカットに入るもここに秀吉も割って入る。秀吉はリバーススプラッシュをキャッチするとバックドロップを狙うが小峠を自らを回転させて見事着地。

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ここで小峠のスピーディーな攻防が冴える。フライングニールキック、レッグラリアート、ライオンサルト、コルバタ式DDTと連続でヒットさせ秀吉を追い込む。

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ビリーには連携で攻めるB&G。タダスケのクロスタックル、原田のフライングフォアアーム。起き上がらせて原田のエルボーと小峠のレッグラリアートのサンドイッチ攻撃。

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ダウンしたビリーにタダスケが走りこみジャンピングエルボードロップからフォール。
ここで秀吉とKUSHIDAが同時にカット。場外に逃れるビリー。
しかし今度は秀吉を場外に排除してKUSHIDAに狙いをしぼるB&G。トレイン攻撃に続いて原田のハーフハッチスープレックスに小峠のボディプレスを合わせる息の合った連携。

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カットに入った秀吉にもトレイン攻撃を仕掛けようとする小峠と原田。
しかし逆に串刺しラリアットからブルドッキングヘッドロックで反撃に転じる秀吉。
原田と小峠は場外に分断されリング上は秀吉とタダスケの一騎打ちに。
秀吉はフライングラリアットから必殺の刀狩へ。

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ここはB&Gが必死のカットに入るも、ビリーとKUSHIDAが再び分断。
秀吉はダウンしたままのタダスケの首元にエグ過ぎるフットスタンプ。

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そして改めてリング中央で刀狩。タダスケは呻き声を上げてたまらずギブアップ。

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惜しくも勝利を逃したB&Gだったが、小峠と原田は猛攻の前に健闘したタダスケの健闘を称えてみせる。

目の肥えた東京のプロレスファンにも充分アピールできる6人タッグの醍醐味を詰め込んだかのような試合でした。お互いを知り尽くした攻防は見ごたえたっぷり。
それにB&G3人によるチームプレーの完成度は大阪で見るよりも一際輝いて見えました。特にタダスケの踏ん張りがこの試合の一番。
とにかく全員がテンション高かった。
この試合の熱さが大阪でも表現できるならデルアリでも充分メインを張れるカードじゃないかと。KUSHIDAはもういないけど代わりに王子が食い込んでいけるようならシリアス戦線は安泰かも。

○秀吉&ビリーケン・キッド&KUSHIDA(19分08秒 刀狩)小峠篤司&原田大輔&タダスケ×

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残り2試合はぜひ「大阪プロレス伝説」第2回を見てその抱腹絶倒な内容を知っていただきたいので別記事で写真だけアップしてあります(新宿大宇宙 -放映済編-)。写真ばっかりなので携帯から読んでいただいている方には苦痛かもしれません、スイマセン。
もし写真だけでは物足りないと思われた方はぜひMONDO21をケーブルTV等とともに契約を検討いただいて実際にご鑑賞くださいませ。宇宙パワーはそれほどの価値アリかと。ノーカットですよ!ノーカット!

PCで見ていただいてる方は左サイドバーに「大阪プロレス伝説」第2回の放送予定を表示していますが、ここで携帯の方の為に改めて表記させていただきます。

MONDO21チャンネル
「なにわの格闘集団!大阪プロレス伝説」
第2回「俺たちの身体を張った笑いを見よ!」

☆放送予定☆
11/12(水) 28:00〜29:00
11/23(日) 20:00〜21:00
11/26(水) 15:00〜16:00
以降は未定。

もちろん第3回では11月24日の新宿FACE大会の模様が放送されるはずですよー♪

☆視聴に関するお問い合わせ
JICカスタマーセンター:03−3253−6611(平日10:00〜17:00)
E-mail:info@mondo21.net
posted by ラポン at 15:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月10日

新宿大宇宙 -放映済編-

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注:この記事は申し訳ないことに文章がほとんど入ってません。

下の2試合は9月23日の新宿FACE大の中から、MONDO21チャンネル「なにわの格闘集団!大阪プロレス伝説」の第2回「俺たちの身体を張った笑いを見よ!」で放送された試合なのです。
特にメインは「大阪プロレス伝説」第2回を見てその抱腹絶倒な内容を知っていただきたいので写真だけアップというカタチにさせていただきました。写真ばっかりなので携帯から読んでいただいている方には苦痛かもしれません、スイマセン。

もし写真だけでは物足りないと思われた方はぜひMONDO21をケーブルTV等とともに契約を検討いただいて実際にご鑑賞くださいませ。宇宙パワーはそれほどの価値アリかと。ノーカットですよ!ノーカット!
それでも内容が知りたいという方は当時書いた記事の方をご覧ください(コチラは文章のみ)。
新宿FACE9/23プレビュー(→コチラ)

残りの3試合の観戦記はコチラ(新宿大宇宙 -未放映編-)

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大阪プロレス 9月23日(火祝) 新宿FACE大会

「東京プロレス物<ストーリー>語#11」

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第2試合3WAYマッチ30分1本勝負
MONDO21仮面 vs 三原一晃 vs \(^o^)/チエ

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○MONDO21仮面(9分52秒 21クラッシュ)三原一晃×
※もう一人は\(^o^)/チエ

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入場式でのブラックバファロー。

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そして...。

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第5試合6人タッグマッチ60分1本勝負
タイガースマスク&ブラックバファロー&松山勘十郎 vs ミラクルマン&くいしんぼう仮面&えべっさん

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タイガースマスク&ブラックバファロー&×松山勘十郎(22分58秒 体固め)ミラクルマン&くいしんぼう仮面&えべっさん○

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この2試合はぜひ「大阪プロレス伝説」第2回を見ていただきたい。
PCで見ていただいてる方はそのアピールも兼ねて左サイドバーに「大阪プロレス伝説」第2回の放送予定を表示していますが、ここで携帯の方の為に改めて表記させていただきます。

MONDO21チャンネル
「なにわの格闘集団!大阪プロレス伝説」
第2回「俺たちの身体を張った笑いを見よ!」

☆放送予定☆
11/12(水) 28:00〜29:00
11/23(日) 20:00〜21:00
11/26(水) 15:00〜16:00
以降は未定。

もちろん第3回では11月24日の新宿FACE大会の模様が放送されるはずですよー♪

☆視聴に関するお問い合わせ
JICカスタマーセンター:03−3253−6611(平日10:00〜17:00)
E-mail:info@mondo21.net
posted by ラポン at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

サタナイ11/1観戦記 (後編)

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続いて後半です。今考えるとセミとメインのプロレス的ギャップはスゴいなー。まぁハリセンも言ってみりゃ凶器だけれども(笑)

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第4試合3WAYマッチ30分1本勝負
松山勘十郎 vs くいしんぼう仮面 vs えべっさん

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試合前にストーカー市川のIMP乱入(?)映像が流れる。何か登場を予感させるような出だしですが。

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まずは「ブレーク!」ネタを立て続け。しかし喋れないくいしんぼうはポーズだけ。

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えべっさんがアニキを呼んでも来なかったり、勘十郎はいつもつまずくロープワークを見事に着地したり、そんな二人の攻防をくいしんぼうが真似っこしたり、裏切りを繰り返しながら試合は進行。

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定番ロープ渡りは勘ちゃんのお時間。コレが無いとね。

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えべっさんがパワースラムからくいしんぼうをフォールする間に勘十郎がハリセンを持ち出してカット。音だけでも充分痛そうな攻撃に二人は続けてダウン。
しかしハリセンを奪ったくいしんぼうは勘十郎の生え際デリケートゾーンに一撃。そして始まるビンタ合戦は最初こそくいしんぼうが痛がるものの倍返しで逆襲。

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えべっさんにまで張られ存分に顔芸を見せ付ける勘十郎。挙句の果てにはサンドイッチのドロップキックにWのタックルと続けざまに食らってしまう。

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ところがここでえべっさんとくいしんぼうが仲間割れ。
リングに残ったくいしんぼうにカミカゼを決めて見せた勘十郎は、そのまま場外のえべっさんへのトペ・スイシーダ。
そこに更にくいしんぼうのラ・ケブラーダが降って来る。
たちまち乱戦模様の展開、勘十郎が豚の角煮でえべっさんに追撃。

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そこに突進してきたくいしんぼうをカニ挟みでえべっさんにぶつけると、そのくいしんぼうをラ・マヒストラルで鮮やかに丸め込んでみせる勘十郎。
そのまま3カウントで勘十郎の勝利。

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えべっさんにハリスト市のベルト挑戦表明について振られると「正直迷っている」という勘十郎。
すると場内は暗転、映像が流れ出す。内容は勘十郎のメキシコ修行時代の思い出再現。

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先輩レスラー達に「何か面白い事やれよ」と言われスベりまくる勘十郎。
そんな勘十郎をなぐさめる若き日の...ハリスト市(笑)

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「あの頃はお世話になった」と感慨に浸る勘十郎。
やっぱり挑戦を受けよう、と思ったところにえべっさんが「ドラゲーみたいなデカい団体にベルト持ってかれたら取り返せなくなるからダメ」と口を挟まれムリヤリ退場させられる勘十郎。

○松山勘十郎(9分49秒 ラ・マヒストラル)くいしんぼう仮面×

※もう一人はえべっさん

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セミファイナルにしては若干アッサリ味のような気がしましたがそれでも笑いどころイッパイのユニークマッチでした。
ハリスト市に関しては大阪のファンが彼に対して知識を持っているとは限らないので、やっぱりメカマミーと同様に姿を見せてデルアリでもしっかりアピールするべきじゃないでしょうか。相手が相手だけにしっかりキャラをアピールせずハッキリしないままタイトルマッチを見せられるとどう反応したらいいか分からない世紀の凡戦になる可能性も。まぁ前哨戦するとグダグダぶりを見せきってしまう危険性もあるのですが(笑)
もちろん彼がサプライズ的に出てくるのもアリですが、ここは来週の登場を予告するだけでも今のルード軍の話題にプラスアルファでお客さんが足を運ぶ要因にもなるかとは思うんですが。
IMPから流れてくるお客さんのニーズに合わせてシリアスとユニークの両面で魅力を見せていく事が今の状況では可能だと思うのでこのタイミングで頑張ってほしいです。天王山につなげる為にも。

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第5試合6人タッグマッチ60分1本勝負
○秀吉&○ビリーケン・キッド vs タイガースマスク&ブラックバファロー×&政宗

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まずはリンピオvsルードの開戦を告げるIMPでの映像が流れて緊張感急上昇。そしてクーガーがオープニングでの負傷で検査の為メイン不参加のアナウンス。
しかし正規軍はハンディキャップマッチで挑む構え。
そして試合は秀吉とビリーがルード軍のリングインを待たずに襲い掛かってゴング。

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しかし相手の土壌に入り込んでしまった二人は黒服も介入もあって早くも2対4の一方的な状況に陥ってしまう。

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そして繰り返されるイス攻撃。政宗がテッドレフェリーを抑えている為、完全な無法地帯。ビリーは為す術もない。

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リングに戻ってきた秀吉にも容赦ないイス攻撃の雨。初防衛戦後に癒えたと思われた左腕を攻められ、たちまち秀吉の動きが鈍る。

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テッドレフェリーが暴行を受けた為、反則裁定が下るリング上。それでも構わずイスを重ねて秀吉の左腕を完全破壊しようとするタイガース。
そこに突然、疾風のようなスワンダイブミサイルキック!

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入ってきた小峠と原田はルード軍を場外に蹴散らしマイクで対戦を要求する。
しかしこのまま黙っていられない秀吉とビリーは小峠の加勢を借りて6人タッグで再戦要求。これが通って再び開始のゴング!

○秀吉&○ビリーケン・キッド(1分25秒 レフェリー暴行反則)タイガースマスク&ブラックバファロー×&政宗

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秀吉&ビリーケン・キッド&小峠篤司 vs タイガースマスク&ブラックバファロー&政宗

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再び大乱戦に巻き込まれる会場。黒服がセコンドを叩きのめしルード軍は好き勝手に暴れまわる。ビリーはタイガースに鉄柱攻撃とラフにはラフで対抗。

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リング上ではバットで小峠に攻撃を加えていたバファローがマスクを脱いで、素顔でも荒々しいルードファイト。小峠は高速ロープワークからフライングレッグラリアートで反撃。ビリーもタイガースとゴツゴツしたファイトを繰り広げる。

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ビリーのラリアットをかわしたタイガースはトラースキック。ビリーはお返しのケブラドーラ・コンヒーロ。
そこに場外戦を繰り広げていた政宗とバファローが割って入り再び混乱のリング上。

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ここで素早く小峠が助太刀、続いて秀吉が戦線復帰。秀吉はグーパンチでバファローを場外に排除すると政宗との一騎打ち。

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政宗もグーパンチでダウンさせると怒りの秀吉はサッカーボールキック連発。
しかしそれをしゃがんで避けると政宗は身をひるがえして左腕にキック。

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左腕を押さえて苦しむ秀吉を政宗はコーナーでロープを使って痛めつける。そして黒服に押さえつけさせると総出で左腕の集中攻撃。
テッドレフェリーに制止させられてファローに入れないビリーと小峠。それをルード軍が小憎たらしく挑発する。

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なおも続く左腕への責め苦。タイガースが膝で押さえつけて捻れば、政宗は容赦ない踏み付け。バファローはスライサー&駆け上がりドロップキックをそのダメージ深い左腕に敢行する。

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タイガースの脇固め、バファローのエルボー、政宗のイス攻撃にアームブリーカーと観客の悲鳴の中、秀吉のローンバトルは続く。
ビリーのカットも阻止され絶体絶命の秀吉だったが政宗のスローイングを返し、起死回生の串刺しラリアットからフライングラリアット、そして右腕だけのブレーンバスターで何とか脱出に成功する。
代わったビリーはすぐさま矢のようなミサイルキック。

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連続ドロップキックで場外に転がったタイガースにビリーは追撃のお座りトペ・コンヒーロ。
続く小峠はスワンダイブミサイルキックこそかわされたものの政宗に串刺しトラースキック、バファローにスイングDDT。
政宗にも飛びつく小峠だがこれは政宗がブルーサンダーで切り返して落とす。
スピード感溢れる攻防で場内はヒートアップ。

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場外に転がった小峠を追う政宗にビリーはエプロンからロープ越え飛び付きDDT。ここでリング上はビリーと入ってきたタイガース。
タイガースは回転エビ固めで丸め込もうとするがビリーは耐えてフットスタンプ。
間一髪避けたタイガースだが、ビリーはそれを見逃さずそのまま低空顔面ドロップキック。

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コーナーに追い詰められ怯んだ素振りのタイガース。ビリーは警戒しながらも「来いよ!」と詰め寄っていく。

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ラリアットを決めバックを取るビリーだがタイガースは踏ん張って急所蹴りを狙おうとする。一度はかわしたビリーだが続く放り上げての金的は逃げられず直撃。
うずくまるビリーのマスクに手をかけるタイガース。
秀吉と小峠が助けに入るも待ってましたとばかりにルード軍は再び秀吉を捕まえビリーと小峠を場外に追い払う。

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それでもルード軍とトレイン攻撃をかわすと政宗に炎城を決めすかさずフォールの秀吉。
しかしカウントは2。それならばとバズソーキックから刀狩の体勢に入る秀吉。

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だがこれはタッグマッチ。しかも相手はルード軍。入ってきたタイガースは秀吉の左腕に強烈なトラースキックでカット。

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そして固められた秀吉の左腕にバファローのイス攻撃。
苦悶の叫び声を上げる秀吉。加えてイスの座面が抜けるほどの一撃を食らい秀吉は完全に戦闘不能に。

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動かなくなった秀吉にタイガースは余裕の表情で腕固め。
テッドレフェリーがあわててレフェリーストップを指示。無情にも打ち鳴らされる試合終了のゴング。

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秀吉が急いで運ばれていく中乱闘は続く。原田も入ってなんとかルード軍を追い出したリング上。

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そのリングに向かってタイガースのマイクが浴びせかけられる。
クーガーに続いて秀吉も潰したとタイガース「こんな団体潰れっちまえ。クソっくらえなんだよ!」と吼える。

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怒り心頭の3人は次週組んで6人タッグでルード軍と激突することを要求。
「めんどくせぇからまとめてやってやるよ」とタイガース。
小峠と原田は次週ホリパラでのタイトルマッチ実現を信じて、先にルード軍と決着をつけようとするが果たして...。

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そして終了後、パソコンを操作する黒服を取り囲むルード軍たちの映像。ニヤリと親指を立てて完了の合図の黒服とは裏腹にバファローは焦燥感漂う表情。
そして画面には「第四の男ヲロチ 11月15日霊参」の文字。
タイガースのまだまだ(隠してる事が)あるよ、の言葉通り更なる脅威が大阪プロレスに迫る。

×秀吉&ビリーケン・キッド&小峠篤司(10分58秒 レフェリーストップ)タイガースマスク○&ブラックバファロー&政宗

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メインは画像だけ見るとものすごく殺伐とした印象に見えるかもしれないです。
確かに秀吉への攻撃はこれ以上無いほどの徹底した腕攻めでしばらくはハンデを余儀なくされるだろう程のもの。ファンからすれば最近は主力選手の負傷欠場が続いていたので気分的には良いものではないですよね。
最近の平和で楽しい大阪プロレスを見慣れてしまった人からすれば賛否両論あるのかなと。

それでもここ最近の比較的クリーンな闘いの中には無かった疾走感がこの試合にはありました。反則はここまで、といったタガが外れた今、リンピオも相当の覚悟を持ってぶつかっていかなければいけない展開。
実際、そこまでの横暴を繰り広げてでもルード軍は団体内に確固たる地位を築こうとしているのでしょうから。
そしてその状況の中、華麗な技の披露とは別の本能やひらめきが必要な中でプロレスラーが動いた時、こんなにも一つの技が説得力を持つのか、と感心しました。自分の中でつなぎのようになっていた技や動きが反則や乱闘行為の中で的確に、そしてひときわ光って見えます。この確実性は間違いなくプロにしか出来ない芸当。
これは実際に会場に来て観客の反応を見ればわかると思います。
食わず嫌いせずに来て見てみれば魅力は分かるものかと。このスピード感は病み付きになりますよ。

個人的には本当の意味での大阪プロレス名物の6人タッグが帰ってきたような気がしました。かつてのバッドフォースの試合を初めて観たときに感じた刺激が自分の中でいつのまにか薄れていたみたいです。平和ボケ...と言ってもいいかもしれません。しかしこの日の試合にはその時と似たものを確かに感じ取りました。
それは「やっちゃいけない事だと分かっていても観てるとアドレナリンが分泌されている自分がいる」といった感じです。バイオレンス映画を観ているのに近い感じでしょうか。

正直、通常の試合の倍以上選手は疲れると思います。これから連戦が増えて彼らの体の負担は想像を超えるものになるかもしれません。
でもこれは彼らの挑戦だと受け取ります。それはルードからリンピオ、ルードから団体、それだけでなくルードからファンへの挑戦かと。
確かにタイガースの「こんな団体潰れっちまえ」的な発言は今のプロレス界において一定のリアリティを持つもの。ですが、解釈を変えればそこまでの覚悟を持った大胆な変革も辞さないという決意が彼だけではなくバファローや政宗にもあると信じます。
それに秀吉やビリー、クーガーなどのベテラン、そして若手が真正面から応えていくことで真の活性化がもたらされると。

あとはそれを観る人が思いっきり乗せてあげる事です。プロレスラーたちの企みに素直に反応すればいい。ブーイングだってされている側が痛快に思えるくらいしちゃえばいい。
プロレスは非日常的な出来事です。現実と非現実の境界線を引く事は大変ですが、それなら思い切り浸ってしまえばいい。そこには様々に形を変えながらも大好きな大阪プロレスがあるんです。存在していて存在し続けるんです。

正規軍があってルード軍があって、B&Gがあってユニーク軍がある。
彼らの姿を思い浮かべたらきっと会いに行きたくなるはずですよ。

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新ルード軍、見ていて思うんですが皆ブラックスーツが似合いそうです。
ヲロチは見てないので分かりませんが、彼らが黒服と同様に真っ黒なスーツでキメて並んだらすごいカッコエエなーと思うんです。
リング外では紳士、リング内では悪逆非道。そんなギャップも面白いかもしれません。後は彼らのイメージに似合うユニット名をば。
posted by ラポン at 17:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サタナイ11/1観戦記 (前編)

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もうアップの順番がバラバラです(汗)
まずは先日のサタナイの観戦記なんぞを。題名に「観戦記」って書いてあるのは結構緩めに書いていますのでご了承の程を。
あとリングが青くなってカメラのホワイトバランスが狂ってしまい、写真が煮込んだ様な色になってたりもしますがこれもご了承を。

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大阪プロレス 11月1日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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まずは映像で前週のIMPの出来事をなぞってからプロレスニュースプラスワン。
そしてゲストはアジアン・クーガー。
吉野さんがメイン終了後のルード軍の行動について聞くと勧誘を受けた事実を暴露。なんだ、誘ってるんじゃんタイガース。
そして「断りました!」とクーガー。会場から拍手と歓声。

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ケガの回復は8割くらいというクーガーだがタイトルを大阪に取り返したからには挑戦をどんどん受けていくとの事。
すると小峠と原田が入ってきて名乗りを上げる。唐突だったけど観客は小峠の挑戦表明を後押し。
「ならツバサのいる来週ホリパラで防衛戦決定や!」と早速予定を組む頼もしきクーガー氏。
しかし...。

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小峠と原田の退場後、ルード軍が現れエプロンサイドでクーガーを挑発する。
それにクーガーが気を取られているところを後ろから政宗が襲撃。
「俺らの誘いを断ったらどうなるかわかってんのか!?」とタイガース。イスを使って故障箇所である右足首を徹底攻撃。

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「聞いたぞ!11月9日タッグ選手権すぐにリリースだ!そして来週オマエは負傷欠場でベルト返上だぞ!天王山もタイガースがこのクーガーに不戦勝だ!」
巻き起こるブーイング。
吼えるバファローに何も言い返せずクーガーは瀬戸口に担がれて退場。

ここまで切換えられるのかってくらいのバファローのルードっぷり。彼が喋るだけでルード軍としての凄みがリアルに伝わってくる。
リンピオ的な素顔の方を多く見ているラポンにとっちゃ呆気に取られまくり。

試合に関係なく急襲で欠場に追い込むってのは納得いかないけど、善悪がものすごい強いコントラストで分かれたって事を表現するには充分すぎるくらいの幕開け。

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第1試合タッグマッチ20分1本勝負
冨宅飛駈&三原一晃 vs 小峠篤司&原田大輔

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会場のざわめきも収まらない中での第1試合。
タッグタイトルに挑戦表明した手前、いいトコ見せなきゃいけない桃の青春タッグ。
まずは冨宅と原田、グラウンドは互角、いや原田が上回ってる印象。シングルでやったらどうなる?
三原はエルボーで活路を見出そうとするけど小峠と原田の絶妙なタッチワークとコンビネーションに手も足も出ない。

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三原はブレーンバスターを決めるも後が続かない。代わった冨宅も小峠のスピードに振り回され串刺し攻撃からのフェースクラッシャーを食らう。

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素早く絡み付いて腕ひしぎ逆十字固めを極めて脱出の冨宅。三原は水車落し、セントーン、逆エビ固めと攻めるが、原田は串刺しフライングフォアアームから強烈な原田ピストル。一発の重みが違うんだな。

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冨宅のカットも連携で排除され、いよいよ一人の三原。でもここで放ったこれでもかのエルボー連打は原田をグラつかせるほどの勢い。
そして最後は原田ハーフハッチスープレックスから小峠トラースキックで倒されるも仕返しを恐れない三原アッパレ。

冨宅さんの出番が少なかった...。

でも原田と小峠の連携に継ぐ連携はさすが。息が合っているだけに技に入る第一歩が早い。後は一撃一撃の重さかも。コンビネーションの一発ずつに威力があれば間違いなく大物食いができるって思った。
でもこれは冨宅さんと三原くんという不慣れなタッグチームと闘ったからこそ出来た畳掛けとも言えるかも。上位陣とやるならより多くのスタミナも消費するだろうから、その試合作りも含めてもっとこのコンビでの活躍を増やさないとですね。

そういえば地元愛知の団体DEPのタッグチームに良く似た二人がいるんですよ。小杉研太と正岡大介。DEPのタッグチャンピオンチーム。パワーファイターの小杉に比べて原田は若干テクニカルかもしれないけど小峠と正岡がスピーディーな攻防を身上とするだけにそれぞれの役割分担が似てる。年齢も同じくらい。この2チームを闘わせたら色んな可能性が見えてきそうだなぁ。

冨宅飛駈&×三原一晃(9分22秒 トラースキック)小峠篤司○&原田大輔

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第2試合30分1本勝負
ゼウス vs タダスケ

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試合前に天王山への意気込みを語るタダスケの映像。同じく初出場で外敵である石倉選手に負けられない、と。しかもこの日の相手は去年初出場でいきなり準優勝のゼウス。闘志メラメラのタダスケ。
まずはものすごいチョップ合戦。ゼウスのソレは必殺技級。でも音ではゼウスに負けてないタダスケ!

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最近の大阪では真正面からやりあえる相手に恵まれてなかった感じのゼウス。気迫でぶつかってくるタダスケにタックルもスプラッシュも思う存分。

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ビッグブーツから頭蓋骨破壊ブレーンクロー。ゼウスがやるから説得力のある技。ハッスル参戦で表現力が軒並みアップ。

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タックルを狙うゼウスを捕まえてワンハンドバックブリーカー。そしてゼウスのブレーンバスターを逆に2段階式で返す。ブレーンバスターはタイミングが命!

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そしてコーナートップに走ってダイビングショルダー!すぐに反対のコーナートップからダイビングヘッドバッド!休まない!

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それでも肩を回して効いてないよ、と不敵なゼウス。
ファイヤーマンキャリーにハンマーを落とし阻止してスパインバスター。

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それならとタダスケ一瞬のスクールボーイ。そしてマットにゼウスを這いつくばらせるまで打ち続けるハンマー!

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しゃにむに勝利を目指すタダスケにゼウスの豪腕ラリアットが襲い掛かる。そして立ち上がるのを待受けて高角度のチョークスラム!

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天王山で石倉に大阪プロレス若手の実力を見せよとゼウス。
初出場で初優勝を目指しますとタダスケ。
やっぱりコレだよコレ!若さの激突!コレが見られないのはもったいない。練習で切磋琢磨してるものはリング上でぶつけ合わないと。若手同士でも熱くて質の高いものを見せられるのはB&Gでの個々の闘いを見てファンの皆が分かっていたはず。だったら第1試合でもいいから「大阪プロレスの若手の試合は面白い」って印象付けることの方が以前のベテランとの抗争よりも観てる人に伝わるかもって感じたワケで。ルード軍との闘いを迎えて上の試合では技術をゆっくり見せる余裕は無いだろうからこそ着実な成長を感じられる場が欲しいな。

○ゼウス(6分13秒 NO19)タダスケ×

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第3試合30分1本勝負
ミラクルマン vs タコヤキーダー

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何か企んでいる王子と、それに付き合わされる瀬戸口の映像。
天王山の1回戦であるゼウス戦を「事実上の決勝戦」と語る王子。なんでも新必殺技「タコ固め」オクトパスホールドを本を読んで開発(?)したとの事。
王子はアンダーシャツ無しのシリアスバージョンながら瀬戸口とエプロンで結託アピール。すでにユニークのニオイがプンプン。
ふざけた様子の二人に既にご立腹気味のミラクル。

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いきなり瀬戸口を乱入させてミラクルを蹴りまくる王子。正統派ルチャムーブで試合を立て直そうとするミラクルだが瀬戸口に足を引っ張られて場外で爪楊枝セイバー攻撃を加えられてしまう。
王子を「殿下!」と呼ぶ瀬戸口。どうやらマトモに試合を決める気はないらしい二人。

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しかしコンビネーションが早くも狂い瀬戸口が間違えて王子の足を引っ張るとミラクルとコーナー股裂き。怒り心頭のミラクルは瀬戸口にカンチョーを加え先頭不能に。

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目には目を、と急所攻撃にカンチョーと下狙いのミラクル。そこになぜか観客のものすごいブーイング。
「なんでオレにブーイングやねん」
「オレにいったい何人敵がおんねん」とボヤくミラクル。

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しかしまたも瀬戸口に足を引っ張られるミラクル。ダウンしたミラクルに低空顔面ドロップキック、タコヤキボンバー、一撃必殺ダイビングヘッドアタックと畳み掛ける王子。
しかし続くDDTwithチェアはすっぽ抜けて自爆。
なぜかここにもブーイング。「オレは何もしてへん」とミラクル。

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ソバット、延髄斬りから「よっしゃドライバー!」とミラクルドライバーで王子を追い込むミラクルだがカウントは2.
「こんなの相手にあんまり使いたなかったけど」とテキーラサンライズの体勢に持っていくミラクルだが、ここで瀬戸口がパウダー攻撃。

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視界の遮られたミラクルに「よっしゃタコ固め!」とフィニッシュ宣言の王子。
しかしなぜかオクトパスホールドを極められる方の態勢になる王子。そのままミラクルが締め上げてたまらず王子はギブアップ。

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試合後もブーイング(笑)
「ブーイングした人、後で売店に謝りに来てください」とニガ笑いのミラクル。
「バッカじゃねーの!オマエは天王山を辞退してオレの企画した天保山トーナメントで充分じゃ」と王子に宣告。

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「負けてしまったではないか瀬戸口ぃ」と文句タラタラの王子。
「ちゃんと練習で汗流さないと」という瀬戸口は「汗を掻きたくない」という王子にビンタの一撃。そしてシャツを脱がせ「20歳代とは思えない、一般ピープルの体型じゃないですか!」と罵倒。
それならと「天王山までにハイブリットボディーを造る」と宣言する王子。しかし天王山まで22日...。

まぁ裏天王山としての「天保山トーナメント」も面白い発案かもですね。ぜひWEEKDAYで開催していただきたい。
アンダーシャツ無しバージョンでユニークって状況は王子の迷走をそのまま表現しているよう。この状態でゼウスと闘って何かを得られるかは正直疑問。それなら1年かけて本当にハイブリットボディーを造って天王山でも遅くないのでは。この悩める期間を抜けた時、王子は急成長するんじゃないかと思うし。
オクトパスホールド。いいんじゃないの。バトラーツの澤なんかは必殺技まで威力を高めたりしてるし。どんどん試してどんどん失敗していこうよ。今は小ズルいだけで効果無しのインサイドワークも極めれば政宗さんの域まで行く...かもよ。
頑張れ王子!

○ミラクルマン(6分45秒 オクトパスホールド)タコヤキーダー×

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あんまり色々こだわり過ぎて結局は前後半に分かれてしまいました。
時間かけてこれかい(汗)
もう少しスマートに書けないものなのか(泣)

今日中には後半アップします(多分)
posted by ラポン at 12:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

混沌の刻 -前半戦-

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個人闘争や若手の台頭こそあったものの、大阪プロレスにおけるこの半年は平和そのものであったと言える。
プロレスの黎明期より続くセオリーとも言える善悪の構図が鳴りを潜め、大改革という旗印の下で選手が一丸となって新しい団体の姿を模索し続けた。
それは沖縄プロレス旗揚げに伴う選手の移籍が、団体力低下という危機感を招き、結果として若手選手の底上げ、そしてベテランの暫しの共闘という流れを生んだともいえる。とにかくその試みの数々によって画期的な進化を遂げたユニークプロレスは夏の興行を中心に新しい息吹を吹き込む結果となった。
ファンはそれによって大阪プロレスという運命共同体の絆を改めて感じたかもしれない。
しかしその裏側で新たなる火種は着実に広がりつつあった。
人は平穏であれば波乱を待ち望み、混沌の中では調和を願う。
ついに動き始めた刻。新しい秩序となり得るのは果たして誰なのか。

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大阪プロレス 10月26日(日)松下IMPホール大会

「大阪プロレス物<ストーリー>語#44」

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第1試合20分1本勝負
タコヤキーダー vs 三原一晃

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先輩達との度重なる激戦の中、順調な成長を見せる三原一晃。白星こそ掴めないものの、そのハートの強さはいつもファンに立ち向かう事の大切さを教えてくれる。
そんな彼を迎え撃つは2年半の先輩にあたるタコヤキーダー。一方の彼はその愛されるキャラクター故に大きな期待を寄せられる。しかいそれにうまく応えられていない悔しさは彼自身が一番感じているはず。
第1試合というポジションの中でどれだけ印象を残せるのか。二人に与えられた課題は一つずつ上を見せる事。

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まずはオープニングマッチらしいじっくりとした攻防。突進力で攻める三原をドロップキックで止めた王子。チョップ合戦に勝利すると逆片エビに固めてみせる。

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中盤、引っこ抜くようなブレーンバスターからスピアー、水車落しと目の覚めるような反撃を繰り広げる三原。大きな歓声がそれを後押しする。

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王子も負けていられない。ソバットからタコヤキボンバーにつないで一撃必殺ダイビングヘッドアタック。
しかしそれでも挫けない三原はボディスラムから「行くぞー!」と叫んでセントーン。

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そして弾丸のようなタックルを浴びた王子はダウン。
勝利目指して引き起こしにかかる三原だが、ここで王子は不意のタコヤキボトム。

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それでもカウント3を許さない三原は逆に見事なスクールボーイ。あわやのタイミングに王子は必死にキックアウト。
食い下がる三原に王子は延髄斬りから再度のタコヤキボトム。そこから片エビで押さえ込んで何とか勝利をもぎ取る。

三原の気迫と粘りの前に、王子は手の内のほとんどを見せてしまっての勝利。この猛烈な下からの突き上げに王子は何を感じるか。
新人の三原にとっては今は毎日が発見の日々。ならばその吸収力に負けないだけの新しい取り組みが王子には求められるのではないか。
それは奇抜な発想であるほどいい。他の若手では真似できない事、それこそがマスクマンであるタコヤキーダーという個性には相応しいと思うのだ。

○タコヤキーダー(6分22秒 タコヤキボトム)三原一晃×

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第2試合30分1本勝負
タダスケ vs タイガースマスク

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みちのくプロレス「鉄人」リーグ戦から戻ってくるなり突然のルード転向を果たしたタイガースマスク。その真意はまったく語られないまま消化試合的なカードが続く。
「大阪プロレスをぶっ潰す」と公言する彼は赤黒のマスクとコスチュームに身を包み、謎の黒服を従えてデルフィンアリーナを混乱と疑惑の渦に陥れた。
この日のIMP大会でタイガースの行動に答は出るのか。相手はB&Gの若頭タダスケ。そして観客が固唾を呑んで見守る中ルードフェイスのタイガースが登場する。

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チョップから勢いよく攻め込んでゆくタダスケ。そのタックルをいなしたタイガースは脇固めで一呼吸置くと戦場を場外へ。

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床の固い花道でタイガースはタダスケに高速ブレーンバスター。立ち上がってリングに戻ろうとするタダスケだがタイガースは膝蹴りで執拗にリングインを阻止する。
戻れば戻ったでコーナーやロープを利用したタイガースのラフな攻撃時間が続く。

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黒服の介入もあってペースの掴めないタダスケ。再び場外に放り出され、ヒナ檀最上段でいたぶられる間も無情に進んでゆく場外のカウント。
それでも黒服の制止を振り切り、カウントアウトギリギリのタイミングでリングに滑り込むタダスケ。観客からはやんやの歓声。

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ここから逆襲に転じるタダスケ。バックドロップと強烈なソバットに耐えるとワンハンドバックブリーカーから2段階式ブレーンバスターへ。

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ここで場外に逃れたタイガースはインターバルを取ると見せ掛けて不用意に近寄ったタダスケの足を取って場外に引っ張り出す。
鉄柱攻撃にイス攻撃と容赦ないタイガースはまたもリングアウト狙い。ハイキックを自爆させリングに戻ろうとするタダスケだがリング下にあったグリーンBOXで殴られて場外でダウン。先に戻ったタイガースはタダスケのリングインを両足で阻みそのままリングアウト勝ち。

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納得いかない結末に食ってかかるタダスケだったが、逆にタイガースと黒服の襲撃を受けてしまう。観客のブーイングの中、これ見よがしにアピールしてタイガース退場。

発展途上のルードであるタイガースにとって観客のブーイングは悪さの成長を測るバロメーターとも言える。しかしまだまだファンもルードありきの試合の感覚を取り戻していない雰囲気を感じたこの試合。
今のタイガースは金的、丸め込み、リングアウトと姑息さばかりが先行している感があるが、それは彼なりのルード像を構築している段階だからだろう。傍らに立つ黒服もまだルードとしての手際の悪さが目立つ。
彼らからその戸惑いのようなものが消えた時初めて、憎々しさと痛快さを併せ持つルードとして心地よいほどのブーイングを浴びることだろう。
もちろん今までの大阪プロレスのルード歴史をなぞる必要は無い。
タイガースの中に眠る宇宙規模の感覚ならばシリアスだけでなくユニークまでもルードの世界に引き込む事が可能かもしれないと内心楽しみで仕方ないのだ。

×タダスケ(6分29秒 リングアウト)タイガースマスク○

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第3試合タッグマッチ30分1本勝負
松山勘十郎&ミラクルマン vs くいしんぼう仮面&えべっさん

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不透明決着となった第2試合の溜飲を下げるかのように楽しげな入場曲が鳴り響く。ユニーク軍による純粋お笑いマッチ。

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最初はコミカルな表情で腕を絞られる勘十郎だったが、次第にルチャムーブに移行しえべっさんを翻弄。観客の喝采を浴び照れる勘十郎。

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そこを後ろかドツいて「オマエかっこええやないか!」とえべっさん。
「ならそのカッコいいトコを邪魔すんな!」と勘十郎。
そこからオイオイし合って定番のUFO炸裂。

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代わってミラクルとくいしんぼう。ローリングアタックを狙うくいしんぼうに対し「アッ!」と気をそらせてスキを狙うミラクル。それでも構わずハタいてズンズン押し込むくいしんぼう。

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そしてクルクル回って欽ちゃんジャンプ。観客の拍手に両手を挙げて応えるくいしんぼう。

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続く勘十郎とえべっさんはタックル合戦。不利と見るや「この世の中にはオマエよりゴッツイ奴がなんぼでもおんねん!」とアニキを呼ぶえべっさんだが当然出てこず。
グダグダになってしまった空気の中、ロープ渡りをを披露する勘十郎。
ところがミラクルが誤って蝶々を破壊してしまう。観客はミラクルに容赦のないブーイング。
仕方なく蝶々を手にとってはためかせるミラクル。「蝶々がー!!」と嘆きながらも勘十郎「こいつは春から縁起が悪いやー!!」とオチをつけてアームドラッグ。

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スイッチしたミラクルにえべっさんは地獄突きの応酬。それを見たくいしんぼうはエプロンでマネっこ。
ミラクルは「アッ!」と気をそらせてグーパンチ、そしてカンチョー。

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エプロンを見るとカンチョーをキャッチして(チッチッチッ)と指を振る仕草のくいしんぼう。
くいしんぼうのパラレルワールドに観客の笑いと拍手。

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ここでハリセンを取り出した勘十郎はえべっさんとくいしんぼうの顔面に次々と発射。
しかしハリセンを奪ったくいしんぼうが勘十郎の額あたりのデリケートなエリアに一撃を加えいつものビンタ合戦モードに。

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しかしいつもと違い勘十郎が優勢。ビンタされ頬を押さえてうずくまるくいしんぼうに「やりすぎちゃう」と同情の声援が飛ぶ。
止まない観客のブーイングに「いつもやられてんだから、このくらいいいだろうがー!」とキレる勘十郎。
しかしその後、キラーなくいしんぼうのフルスイングビンタが勘十郎を襲う。

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勢いついでにくいしんぼうはポカポカと勘十郎を殴りまくり、フォローに入ったミラクルをも二人掛かりでポカポカ。

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続いてヘッドロックごっつんこからフラワーダウンの伝統芸の4人。
ここからえべっさんは地獄突きでペースを掴み串刺しラリアットから景気回復ボディプレス。

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なおもバックを取ろうとするえべっさんの更にバックを取ってミラクルはカンチョー。
動きの止まったえべっさんに延髄斬りを叩きこんだミラクルは「よっしゃドライバー」とフィニッシュ宣言。しかしえべっさんはミラクルの手を離れてコロリと場外へ。
くいしんぼうも同様にコロリ。

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それならばと勘十郎に2人を羽交い絞めにさせ「スーパーフラーイ!」とダイブ狙いのミラクル。
しかしここでまたもや全員で「スーパーフライだー!スーパーフライ!」とミラクルそっちのけのスーパーフライ祭り。

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リング上でも「スーパーフライ♪スーパーフライ♪」と乗ってけサーフィンポーズで踊り続ける勘十郎とえべっさん。
そしていつもなら放置され続けるミラクルだが...。

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ここでミラクルは背後を見せたえべっさんに怒りのミサイルカンチョー。ダウンするえべっさんに「ホンマにドライバー!」とミラクルドライバーからのフォールに入るミラクル。
ところがここで「よっしゃそのまま押さえてろー!」と愛しの乱れ髪片手に勘十郎登場。

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「もう、いつものパターンやないか」とボヤくミラクルに当然のごとく誤爆の乱れ髪。
ミラクル絡まって敢えなく戦線離脱。

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勘十郎をボディスラムで落し、四方にたっぷりと関空トルネードのアピールをするくいしんぼう。
しかしその余裕が仇となって関空トルネードは自爆。素早くラ・マヒストラルで丸め込んだ勘十郎が逆転3カウント勝利。

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歓声の中、勘十郎が意気揚々とマイクを握る。
「大阪お笑いチャンピオン松山勘十郎、見事大勝利!しかしオマエら揃いも揃って物足りねぇな。拙者は本当はここIMPで防衛戦をやりたかったんだよ!」
上から目線の発言にユニーク軍3人が詰め寄る。

「よし、いい事考えた。一人ずつじゃなくてオマエらまとめてかかって来い!」
勘十郎の暴言に取っ組み合いになる4人。

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すると突然「運命」のフレーズから「ウィリアム・テル序曲」が流れ出す。そして現れたのはドラゴンゲートの”ハリウッド”ストーカー市川。

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「勘十郎、久しぶりだな。メキシコ時代の先輩、ドラゴンゲートのストーカー市川様だ!」
得意げに言い放つ市川を尻目にユニーク軍は言い争いを続ける。
それならばと4人の中に割って入る市川だったが逆にボコボコにされてしまう。

そして「部外者は引っ込んどけ!瀬戸口、つまみ出せ!」とリング外に放り出されてしまう。

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「ここじゃラチが空かねぇ。続きは中に入ってしようじゃねぇか!」
と市川の存在をトコトン無視してサッサと帰りだすユニーク軍。

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市川の「戻って来いって!」という叫びも虚しくユニーク軍は退場。

一人残された市川は行儀良く、
「どうも皆さんこんにちわ。ストーカー市川です。ワタシが今日ここに入ってきたのはですね、勘十郎が持ってるあのベルトに...」
しかしここで三原と瀬戸口が市川を撤去。ドリフのドラマコントのオチのテーマが流れ強引に締められてしまう。

常に満足度の高いユニークマッチの最後に待っていたサプライズ。
練りこまれた大阪プロレスのユニークの中にストーカー市川という不確定要素が入るということは不安ではあるが同時に楽しみでもある。
そのグダグダなファイトスタイルはどこか哀愁が漂いツッコミどころが満載。大阪プロレスにはいないユニークプロレスの亜種である。
もちろん無視もある意味ツッコミの一種。でももっとおいしく調理しない手は無い。
大阪お笑いベルトがもたらす新たなる接近遭遇。それはプロレス団体というアウトラインすら越え業界全体での価値を高めるものであって欲しいものである。

○松山勘十郎&ミラクルマン(9分52秒 ラ・マヒストラル)くいしんぼう仮面×&えべっさん

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続きは後半戦で。
posted by ラポン at 10:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

でら名古屋10/12観戦記

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でら名古屋プロレスの第三戦の相手は「格闘探偵団」バトラーツ。正直UWFの流れを汲む団体を生観戦した事はあまりなくて、10年前にパンクラスを数回見た程度。基本的には流行りモノとして観に行ったワケです。
その時感じたのは自身のプロレス観とは異質、すなわち別モノ。整備されたルールの中で行われる攻防は玄人好みで、メジャー団体のストロングスタイル中心で観戦していた自分には何より知識が追いつかなかった。
それでもその中でバトラーツは(その頃の週プロを読んだ印象を思い返す限り)比較的プロレス的胡散臭さが漂う団体ではあったのは覚えているのだが。

だから、でら名古屋第三戦の相手がバトラーツに決まったとき感じたのはまず違和感。発展途上の選手が多いでら名古屋プロレスのような団体とは対極であり、技術的に特化したスタイルは交わるには時期早々だと思われた。
果たして旗揚げから4ヶ月という状況下、でら名古屋はどのように闘ったのか。
後半の3試合だけしか観戦できなかったけれど観戦記としてまとめてみました。

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でら名古屋プロレス 10月12日(日) 中村スポーツセンター大会

「第三戦 vsバトラーツ(埼玉)」

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選手のデータについては以前の記事「今週のでら名古屋さん」で簡単にまとめてありますので、よろしかったらご参照ください(→コチラ)

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第1試合 30分1本勝負
×笠木峻 ( 8分42秒 顔面ハイキック → 片エビ固め ) 原学○

第2試合 30分1本勝負
×榊原渉 ( 6分31秒 脇固め ) 臼田勝美○

2試合は都合により遅刻してしまい観戦できませんでした。会場に着いたときはちょうど榊原選手が肩を借りずには歩けない状態で退場していくところ。
プロレスルールではあるもののシングルマッチ、しかもハードヒットな試合という事で個人的な技量の差がもろに出てしまったみたいです。話に聞くと笠木選手と榊原選手、2人とも健闘したという事でした。応援してあげられなかった事が今でも悔やまれます。

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第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
SHIGERU & 宮崎 有妃(NEO) vs 山本裕次郎 & 及川千尋

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でら名古屋の試合初のミックスドマッチ。コスチュームからもスタイルの違いが垣間見える。
まずはSHIGERUと山本。いきなり山本の距離で対峙するSHIGERU。

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それならば当然、山本はミドル、フロント、ハイとキックを使い分けて切れ味鋭く攻める。SHIGERUはそれを落ち着いてガード。
それならばと短いタックルから関節を取りにいく山本だがこれもSHIGERUは頑なに防御の態勢。まずは探りあいといった展開。

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両者交代。とにかく蹴って前に出る及川は宮崎の突進をミドルで止めるとタックルからマウントポジション、そして逆十字へ。
しかしそれを力で解いた宮崎は起き上がってストンピング。かと思えばスクールボーイで丸め込むなどプロレスど真ん中で勝負する。

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代わった山本は宮崎に容赦ないオープンパンチ。亀になって猛攻に耐える宮崎は、体を触った触らないで山本に精神的な揺さぶり。
仕方なく代わった及川に宮崎は恥ずかし固め。けれんみたっぷりのプロレス戦法で攻める宮崎。

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続くSHIGERUは及川に前から後ろからサッカーボールキック。
ソバットで脱出した及川が山本にタッチすると更に激しい打撃戦が始まる。串刺しのハイキックなどで反撃するSHIGERUだが山本の多彩な蹴りの前に右へ左へと体が泳ぐ。

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攻められながらもフライングフォアアームからフィッシャーマンズバスターの体勢に入るSHIGERU。だが山本はそれを瞬時のヒールホールドに切り返す。
なんとかロープエスケープしたSHIGERUは山本の速射砲をかいくぐってブレーンバスター。

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SHIGERUは宮崎を呼んでのWブレーンバスターからフェースロック。宮崎は無防備な山本の顔面にドロップキックして、なおもリバースインディアンデスロック。首と足を同時に極められて苦悶の表情の山本。

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連携が冴えるでら名古屋コンビ。SHIGERUが羽交い絞めにした山本に宮崎のミサイルキック。そのままSHIGERUは山本を場外に分断して宮崎に後を託す。
リング上は宮崎と及川。宮崎のダイブを阻止しバックドロップまでも回転エビ固めの要領でアンクルホールドに切り返す及川。

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リング中央で極められ動けない宮崎。しかしこれはSHIGERUがカット。後から入ってきた山本と再び場外戦へ。

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2度目のバックドロップも切り返そうとする及川だが宮崎はそれを無理矢理ぶっこ抜いて豪快な投げて見せる。
このチャンスに宮崎は説得力十分のムーンサルトプレス。及川ついに力尽きフォール負け。

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ミックスドマッチという事で駆け引きの部分が勝敗を分けた印象でした。デビュー間もないバトラーツ側の2人に足りなかったのは多分プロレス頭の部分。
山本選手の打撃は鋭くて、観ていない最初の2試合を除けばもっとも威力の高そうな蹴りを放っていました。これがSHIGERU選手とのシングルマッチだったらもっとプロレスvs総合のカラーが出てたと思うので再戦の折には是非とも実現して欲しい。
それにしても1番声が出てて1番プロレスラーらしいキャラクターを見せた宮崎選手が光った一戦でしたね。

SHIGERU & ○宮崎 有妃(NEO) ( 11分38秒 ムーンサルトプレス → 片エビ固め ) 山本裕次郎 & 及川千尋×

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第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
高木三四郎 & 宮本武士 vs 石川雄規 & 吉川祐太

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セミファイナルの先発はいきなり高木と石川のトップ同士。手四つからすぐに見応えのあるグラウンドの攻防。有利なポジションを確保しながらお互いの腕を狙っていく。

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力ずくで石川を自コーナーに押し込んだ高木は宮本にタッチ。宮本はミドルキックでコーナーまで石川を後退させて膝蹴りとミドルキック。しかし簡単に足を捕らえてアンクルホールドに極める石川。そのままスリーパーに移行するも宮本何とかエスケープ。

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相手が吉川に代わっても宮本はあくまでキック主体の攻め。しかしその蹴り足を取られてダウンの宮本。これをサッカーボールキックからマウントポジションに取って執拗に攻める吉川。
オープンパンチを浴び続ける宮本は反撃しようとするが、今度は腕を絡め取られてチキンウイングに固められてしまう。

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なんとかコーナーに逃れた宮本とスイッチした高木は吉川の蹴り連打を捕まえてドラゴンスクリュー。
負けん気の吉川にすぐさまマウントポジションを取られるもパワーで返して逆片エビ固めの態勢の高木。しかし背後から石川にスリーパーカットされ吉川のヒールホールドに捕らえられてしまう。

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これをロープエスケープする高木だが、そこに石川はフロントヘッドロックで絞ってから脇固め。体を返し丸め込み、フォールで逃れる高木。

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代わってすぐは蹴りが決まるものの気を抜くとすぐに関節を取られ、思うように持ち味が出せなくなってしまう宮本。グラウンドでいたぶられた挙句にコーナーで二人がかりのエルボースマッシュやボディパンチ。高木はレフェリーチェックされてカットに入れない。

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これを耐え凌いだ宮本は高木にスイッチ。高木は吉川に串刺しのスプラッシュ。蹴りの応酬をものともせずに追っかけラリアットから豪快なバックフリップと猛反撃。

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宮本もこれに続き、吉川に渾身のミドルッキックに膝蹴り。休まずブレーンバスターから三角締め。これが抜群のポジションで決まるものの吉川は何とか足をロープに届かせる。

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宮本は逃すまいとすぐさまバックドロップの態勢。それを暴れて堪えた吉川は宮本をダブルアーム気味に反り投げてグラウンドへ。宮本のその左腕に腕ひしぎ逆十字固めからチキンウイングアームロック。そして石川はロープ際で連続アームブリーカーと一極集中の攻撃を見せるバトラーツコンビ。

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脇固めを逃れて力の限りミドルキックを打つ宮本。蹴り足をキャッチされ足を払われる宮本だが、続く石川のブレーンバスターは態勢を捻って背後からスリーパーホールド。
それを更に返してスリーパーの石川。
すぐさまカットに入る高木だったが逆に石川に延髄斬りを叩き込まれて戦線離脱。

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宮本にも延髄斬りを決めた石川は続けてバックドロップ。そのまま覆いかぶさる石川に対して必死に体を動かす宮本だが、いつの間にか胴絞めチキンウイングフェースロックの体勢に。逃れようとする宮本だったが身動きを完全に封じられて無念のタップアウト。

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経験の差に加えてバトラーツと宮本選手のスタイル的な相性の悪さが浮き彫りになった試合でした。キックのスピードが落ちて蹴り足を取られてしまい展開がひっくり返ってしまう場面がいくつもあって、正直観ているのが辛くなる場面がいくつか。
高木監督はこの不利な状況をカバーするようなパワフルさを見せてくれたので宮本選手とのパワー&スピードな連携次第ではもっと面白い試合になるんではと感じました。それでも石川選手の老獪なテクニックは攻略が難しいと思われますが。
もちろん宮本選手の蹴りに一撃必殺のレパートリーが備われば一発逆転も考えられるワケで。何より今の宮本選手の蹴りには頭部を狙うようなエグさは無い。確かにデビュー4ヶ月では早すぎる選択かもしれないけれど、リングの中と外のギャップが広がれば広がるほど宮本選手は強くなっていくんだろうと思う今日この頃です。

高木三四郎 & ×宮本武士 ( 15分16秒 胴締めチキンウイングフェースロック ) 石川雄規○ & 吉川祐太

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第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
高井憲吾 & 入江茂弘 vs 澤宗紀 & 矢野啓太

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団体戦としての勝負が決してしまったリング上。しかし高井と入江と表情はギラついたまま。バトラーツエースの澤と新星矢野を迎えてのメインイベント。

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先発は入江と澤。入江のエルボーに同じエルボーで付き合う澤。時折ローキックを見せるものの出だし手探りの澤。入江を自コーナーに押し込むと矢野にスイッチ。

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矢野は素早いボディコントロールで入江を腕ひしぎ逆十字に極めてゆく。これを耐えた入江はエルボー。矢野はエルボースマッシュ。ひるんだ入江に矢野は変形ヘッドロック。

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軽快なタッチワークで今度は澤。しかしこれは入江が強烈な張り手とチョップで圧倒してコーナーの高井にタッチ。

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右肩のテーピングが痛々しい高井。ローキックで牽制しながらそこを狙ってくる澤だが高井はこれを耐えてボディスラム。

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入江は高井と代わると澤とシバき合い。先にソバットを決めた澤はコーナーで入江の腕を取って絞り上げる。続く矢野は入江の左足にダメージを与えてから吊り天井の体勢に。しかし入江が重たかったのか「上がらねぇじゃねぇかよ!」と叫んで入江の膝をロックしたままジャンピングしての膝砕き。

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それでもひるまない入江、澤の打撃を耐えるとその突進を受け止めてのパワースラム。

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代わった高井もタックルから豪快なショルダースルー。休まずコーナースプラッシュからコーナーに横置きにセットしての串刺しスピアーと澤を攻め込む。
しかし続くパワーボムをカウント2で返した澤はソバットからキックの速射砲で脱出して矢野にスイッチ。

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入江は矢野をエルボー連打でコーナーに詰めるとコーナースプラッシュからアバランシュホールドと怒涛の攻め。しかし続く逆エビ固めはそのまま丸め込んで切り返す矢野。

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矢野は追っかけのカウンターエルボーで入江の動きを止めると足を払ってショートレンジの低空顔面ドロップキック。それでも怯まない入江のハンマーを払い除けるとその懐にシットダウンしてアゴへのアッパーカット。
トリッキーな流れで背後から横十字固めに入ろうとする矢野だが入江はこれをどっしり踏ん張ってそのままバックフリップ。

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なおも意地の張り合いの両者、エルボーの打ち合いから矢野はランニングエルボーにつなぎ、そこから首を固めて変形ストレッチ。

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出てきた澤とも入江は打撃の真っ向勝負。粘る入江の顔面に澤は嵐のようなオープンパンチ。口から出血しながら棒立ちになる入江。

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しかしロープに走った澤をカウンターのスピアーで迎撃の入江。起き上がる澤に何発もエルボーを叩き込んだ入江はここで必殺の変形ゴリラクラッチの態勢に。
これは極まる寸前に矢野が入ってきてカット。

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それでも入江は澤と矢野のWクローズラインを突破すると二人まとめてスピアーでダウンさせる。タッチを受けて飛び出してきた高井だったが矢野に腕を捕獲され腕ひしぎ逆十字固めへ。
カットに入ろうとする入江にシャイニングウィザードを決めた澤はそのまま高井の足を捕まえて足四の字固め。

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痛む右腕を極められ絶体絶命の高井。
なんとかリングに戻ってきた入江はストンピングで矢野を高井から引き剥がす。続く澤には全体重を乗せたヒップドロップ。たまらず場外に転げ落ちる澤。
残った矢野に入江と高井は逆襲のWガットショットからサンドイッチのボディアタック。
そして高井の豪快なジャーマンスープレックス。

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高井は拳を握ると粘る矢野と激しい打撃戦。矢野は執念のエルボースマッシュで高井の突進を何度も食い止める。

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食い下がる矢野に高井は傷む右腕を振り抜いてラリアット。しかしカウント2で返す矢野。
それならばと高井は必殺のでらホフバスター。これは矢野も返せず3カウントを聞くことに。

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苦しみながらもメインイベントでの勝利。高井と入江、堂々の勝ち名乗り。

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脇腹の完治しない状態で闘い抜いた入江。すぐにアイシングするものの解けた緊張とともに襲う激痛に何度も顔をしかめる。
高木監督は対抗戦に応じてくれたバトラーツの面々に感謝を述べる。

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リングに集結するでら名古屋の選手達。
マイクを握った高木監督の口から出たのは「もっともっと夢を見たい!」

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入江選手の試合度胸が目立った試合。まったく新人である事を感じさせなかった。しかも観る度に当たりが強く、そして打たれ強くなってる。
右肩負傷の高井コーチをフォローするって口で言うのは簡単だけど、入江選手はそれができてた。ただ今回、澤選手がかなりプロレス色の強いファイトをしてくれたので試合の内容的に入江選手が持ち味を出しやすかったのかもしれないとも思うけど。他での試合を見てても澤選手の相手のスタイルに対する順応力ってやっぱりスゴい。
矢野選手も高井コーチと入江選手というパワーファイター2人相手にあれだけ自分を出せたのってやっぱり素質なんだろうな。入江選手と共に年末のプロレスサミット参加が決まってる矢野選手。強豪と交わることで急速な成長を見せてくれそう。
高井選手は負傷しながらもここ一番の爆発力はさすが。高井&入江のコンビはドコの団体に参戦しても恥ずかしくない佇まいを持ってると思うな。
とにかく団体の今とこれからを担う4人が見せてくれた素晴らしい試合でした。
敵味方問わず彼らそれぞれのシングルというのも非常に興味深いです。

○高井憲吾 & 入江茂弘 ( 14分52秒 でらホフバスター → 片エビ固め ) 澤宗紀 & 矢野啓太×

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プロレスの試合ってのは第1試合からメインまでの流れで評価するんだって思うので、今回はそれが感じ取れなかったのが残念。
それでも確かな熱は伝わった。結果は2勝3敗で対抗戦成績3連敗。
でもメインを制した事で観ている人にまた一歩前進したって思わせる事はできたんじゃないでしょうか。
しかし次の第四戦の相手は大日本プロレス。戦場はハードコアやデスマッチ。
これは経験や器量うんぬんでは計れない世界。そこで夢は見れるのか。
確かに悪夢も夢の内だけど、どんどん相手が手におえなくなってきてるような。
でら名古屋のプロレススタイルというのはそれだけサバイバルということなのか。
posted by ラポン at 23:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

10/18バトルロイヤル拡大版

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3000人(見た目)という大観衆の中での爆笑バトルロイヤル。
最初は観戦記を作る予定無かったのでアバウトな写真構成です。なので文章の方もそれなりの脱力系で書かさせていただきます。
ダラダラと呼んでいただければ幸いに存じます。

さーて集まりました(悪虎抜きの)全選手。
観客の期待はMAX。でも選手の皆さんはいい感じで緩い表情をしてらっしゃいます。

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かくしてゴング。当然の事ながら誰もゼウスに寄り付かず見ない振り。
原田は新しいオモチャを見つけた子供のごとく三原君をコーナーに連れてってチョップ連打。しかも顔がメッチャ楽しそう。その雰囲気に釣られてビリーさんも三原君にチョップチョップ。

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「ゼウスがいては我々の勝利は無い!」と説得工作にでる悪徳役者の勘十郎。
全員の意見が一致して、ゼウスとのスーパーハンディキャップマッチが実現。

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みんなしてゼウスに嵐のようなストンピング。原田はその周りでバンザイしながら飛び跳ねる。蹴りに力が入ってるのはバファさん、えべっさん、王子。日頃のウラミが一目で分かる人間模様(笑)

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ゼウスが怒って立ち上がると一斉に身を引く一同。しかし逃げ遅れた王子はゼウス兄さんに詰め寄られる。街角で度々見られる光景がリング上に。

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「コイツしばかせろや」とガマンできない様子のゼウス。ここを勘十郎(←張本人)がなだめて王子にケジメの総攻撃を提案。
こうして勘十郎に押さえつけられた王子に次々とダブルスレッジハマー投下。

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原田〜アツシ君〜くいちゃんと容赦ない攻撃。こういう時の大阪の皆さんは非常に積極的です。そしてヒドイ目が日常茶飯事な王子様(泣)

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そして満を持してゼウスの出番!

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そして放置プレイ。

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「忘れてました」と勘十郎。何とかゼウスを落ち着かせて順番にボディスラムで投げていこうとの事に。顔をイキイキさせて子供のようにハシャぐ三原君。知らんぞー。

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投げ捨てられまくりの王子。そして恐怖の権化ゼウスの登場が迫る。

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しかしゼウスが持ち上げた瞬間、皆が一斉に群がって倒しフォール。あえなく最初の退場者。

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大本命の脱落に喜ぶ大阪の皆さん。バファさんはコーナーに登ってガッツポーズ。
呆気に取られるゼウス。

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乱戦の中、リング中央はバファさんとこの日が誕生日のアツシ君。
「バーックドロップ!」の掛け声と共に投げるバファさんだがアツシ君はことごとく回転着地。
舌を出して「ろくでなしブルース」ポーズのバファさん。
くいちゃんもマネ。

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ちゃんとクラッチしないからだよ、の声に「クラーッチ!」と叫んでバックドロップのバファさん。しかしアツシ君が体を返してフォール。もちろん全員で押さえ込んで3カウント。バファさん退場。

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弱肉強食のリング上。当然意見は一致「三原からやっちまおうぜ!」
ボーゼンの三原君。ほらターゲットになった。

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悪意たっぷりの新人イヂメ。三原一晃(19)絶体絶命の危機。

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「チョット待てオマエら!」と集団暴行を止める「東大阪の黄色い爆弾」ビリーケン・キッド。
「カズ君はなー!昨日から1時間しか睡眠を取らずにリング作って試合してるんだ(実話)。そんな若者をオマエらはなんだー!」ビリーさんの正義が燃える(笑)

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「カズくんをやるならオレを倒してからにしろ!オマエらの血は何色だー!!」三原君をかばい立ちはだかるビリーさん。

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しかしそのビリーさんの背後から三原君がスクールボーイ。ビリーさん退場で正規軍早くも全滅。
まさかの裏切りに精神崩壊のビリーさん。「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」と叫びながら走りこんで三原君にラリアット。三原君もフォールされ退場。

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ここでグラウンドのお時間。アツシ君に首四の字するくいちゃんに首四の字するえべっさんに首四の字するタダスケに首四の字する原田に首四の字する勘十郎。
そして運命はタコヤキ王国第1王子タコヤキーダーに託された。

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しかし第2試合のように逆エビ固めに決めようとする王子だが重くてステップオーバーできない。

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仕方なく足四の字固めに決める王子だが全員にひっくり返されて一人だけ悶絶モードに。バトルロイヤル巧者の王子がギブアップでまさかの退場。

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残りは6人。
ここからなぜか突然皆がロープに走り出しスピーディなリング上。しかし見事なバラバラっぷり。

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そしていつの間にか一人だけ全力疾走のタダスケ。大観衆の手拍子に止まるに止まれないオレンジの風。しかしついに力尽きて絶命(笑)

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タダスケを押さえつける一同。そこにコーナートップに登ったえべっさんのダイビングヘッドバッド発射。
しかしタダスケは寸前にズラされ、白いマットにえべっさん壮絶轟沈。そのままフォールされえべっさん退場。

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思わずプロレスであることを忘れてしまいそうな陰謀渦巻くリング上。しかしこの場面で見事なウラカン・ラナを決めてみせるアツシ君。

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既に精根尽きているタダスケ君。ガッチリ固められてついに退場。

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しかしこの状態はアツシ君にとって自殺行為。そのままエビに固め返されアツシ君も3カウント退場。

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そして残ったのは3人。
「沈黙の大食漢」くいしんぼう仮面。
「ウェッティな千両役者」松山勘十郎。
そして「サディスティックな腹部」原田大輔。
以上、勝手に命名。

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くいちゃんを串刺しトレイン攻撃の原田と勘十郎。しかし原田の攻撃の背後から勘十郎が素早くスクールボーイ。

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必死に返す原田は起き上がりざま勘十郎に詰め寄る。その時のニヤリとした原田の表情が最高!
「間違えましたっ!」と誤魔化す勘十郎。
しかしシレッと同じ事を繰り返す確信犯。
「もう許してくれないッスよね!?」と苦笑いの勘十郎に原田渾身の延髄斬りが飛ぶ!

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自業自得の勘十郎、そのままフォールされて3カウント退場。

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しかし次の瞬間くいちゃんが覆いかぶさって原田もフォールで3カウントを取られてしまう。

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この瞬間くいしんぼう仮面のバトルロイヤル勝利が決定!!
いつものポーズで勝ち誇るくいちゃん。

大阪プロレス スペシャルバトルロイヤル
くいしんぼう仮面 ( エビ固め ) 原田大輔

※退場順 ゼウス、ブラックバファロー、ビリーケン・キッド、三原一晃、タコヤキーダー、えべっさん、タダスケ、小峠篤司、松山勘十郎

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以下はオマケ。

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拍手喝采のハッピーエンド。
あれだけ選手が楽しんで試合してれば観てる方も楽しいに決まってるやね。
会長さんのブログによるとさっそく来年のオファーも受けたそうで(→コチラ)。また来年も観られそうです♪

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左:タオルを掲げながら一言も宣伝しないビリーさん。新しい商法か(笑)

右:テッドさんを賽銭で買収するえべっさん。その犯行の瞬間(笑)

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左:横からフラッシュが入ってしまったハラコちゃん。戦慄の微笑。

右:カズくん。聞いたらホント睡眠1時間だそうで。なのに試合はバッチリ熱かった。ご苦労さんです。

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左:バトルロイヤル準備中にグッズ宣伝を無茶振りされた瀬戸口君。茶坊主モードの時のようにはいきませんでした。シドロモドロ。

右:コーナーに立つゼウス。この次の瞬間、ファンにモミクチャにされます。よっ人気者♪

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ちなみにステージが入場口になっていてリングまで花道が設置されてました。登場時にはスモークがブシュー。
ただ一人、王子がビビってました(笑)
posted by ラポン at 18:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月19日

TBH大会10/18観戦記

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スイマセン、不覚にもオチてしまいました。
時間もあまり無いので軽く報告しておこうと思います。
昨日潜入取材いたしましたトヨタビッグホリデーでの大阪プロレスは大盛況。
予想ですが体育館の中に3000人くらいは入っていたかと。
選手達もいつもとは違う新鮮な反応(笑)にイキイキとしておりました。

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大阪プロレス
10月18日(土) トヨタスポーツセンター大会
「大阪プロレス in トヨタビッグホリデイ2008」 試合結果

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第1試合20分1本勝負
○タイガースマスク ( スモールパッケージホールド ) タダスケ×

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タイガース、白かったです。これは出場するんであれば外見的には予想してましたが。ちなみに入場は六甲おろし。
でもお菓子を首に下げてもらうと「何だコレ?」みたいな感じで反応が今までと違う感じ。
言わばグレーバージョンか。

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アゴヒゲが激しいタイガース。スタイルはやっぱりエグい感じ。タダスケに最初攻めさせておいてコーナーでのニーやらハイキックやら。しかし時折ペースアップするものの手数は少ない。

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ワンハンドバックブリーカーやブレーンバスターでタダスケが見せ場を作る。
オレンジのコスチュームの方が躍動感を感じるのは普段見てないから?

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最後は入場式での予告(背骨が折れます!)の通り逆エビ固めで決めようとするが、タイガースがそれをスルリと丸め込んで勝利。
観客は呆気。

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第2試合タッグマッチ30分1本勝負
○くいしんぼう仮面&松山勘十郎 ( 関空トルネード ) えべっさん&タコヤキーダー×

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こちらは定番。最初は通常のプロレスとのギャップに戸惑う観客も次第に乗ってくる。しかも子供の反応が素晴らしい。でも勘十郎は「汗いっぱいの人」と呼ばれ、えべっさんは「黄色い宇宙人」呼ばわりされておりました(笑)

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えべっさんは「ブレイク!」ネタや「兄貴ー!」呼びネタにやっぱり「UFO!」。地獄突きも披露。
くいしんぼうは乱発の「うまか棒」に「欽ちゃんジャンプ」、「追いかけ(られ)串刺しラリアット」とノリノリ。
勘十郎は「ロープ渡り」や「ハリセン」に「ビンタ合戦」と御馴染みネタ。でもルチャムーブや豚の角煮、トペスイシーダも見せる役者ぶり。
王子は連結首四の字を逆エビ固めで返す(何気にバトルロイヤルへの伏線)ものの串刺し攻撃を何度も蹴り返され、えべっさんが「愛しの乱れ髪」に絡めとられる間にくいしんぼうの「関空トルネード」のエジキに。
ベタベタの笑いに反応は上々。これが大阪プロレスや!って試合でした。

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第3試合20分1本勝負
○原田大輔 ( ランニングエルボー ) 三原一晃×

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写真の枚数は少ないですが盛り上がりました!ここでも三原一晃の気迫が好反応。原田をタックルで倒し、ブレーンバスターで投げ、セントーン(サンセットフリップではない)を落として健闘。

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原田はハーフハッチスープレックスにコーナートップからのダイビング踏みつけ(立ってる相手の背中に落ちるアレね)やお客さんのどよめきを誘う豪快な原田ピストルで三原を攻め立て、最後はランニングエルボー2連発(1発目は返した!)で勝利。
両者とも声が出てて観客に熱さがよく伝わってました。

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第4試合タッグマッチ30分1本勝負
○ビリーケン・キッド&ブラックバファロー ( ベルティゴ ) ゼウス&小峠篤司×

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こういったところでのゼウスの存在は説得力ありすぎ。入場時の歓声もあってこれはハッスル効果か。本人も気を良くしてマッスルポーズに場外戦でも観客席を練り歩く大サービスぶり。

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やっぱりゼウスは何気ない技一つにもパワーと重さによるインパクトがあって普段プロレスを見慣れない人に伝わりますね。コーナースプラッシュやカナディアンバックブリーカーなどはやっぱり見栄えします。二人まとめてのブレーンバスターは大歓声を浴びておりました。。
しかもその力差をビリーさんがオーバーアクションで見せるもんだから...しかもチョット胡散臭いトコがミソ(笑)。パワー差を克服しようとその場で腕立て伏せパワーアップ→ゼウスにもやらせる→即行でストンピングとチョイ悪ぶりを発揮。

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バファローは事あるごとに手拍子などでお客さんを煽って、高速ブレーンバスターやスライサー&駆け上がりドロップキック、得意のラリアットで会場を盛り上げる。試合では劣勢に回ることが多かったけど、ここぞの時の受けのうまさを発揮。
ビリーはビリンコバスター2連発から次第にシリアスモードに。

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そして小峠は持ち前のスピードからのロープワークでフライングラリアートを決め、コルバタで投げ、スワンダイブのミサイルキックを2発も見せるなど空間を使った技で子供達の視線を奪う。

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でも最後はビリーがライガーボムからベルティゴとこの日誕生日の小峠に容赦ないバースデープレゼント。
プロレスの魅力がいっぱい詰まったセミファイナルに相応しい試合でしたよ。

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第5試合
大阪プロレス スペシャルバトルロイヤル

くいしんぼう仮面 ( エビ固め ) 原田大輔

※退場順 ゼウス、ブラックバファロー、ビリーケン・キッド、三原一晃、タコヤキーダー、えべっさん、タダスケ、小峠篤司、松山勘十郎

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この試合は「10/18バトルロイヤル拡大版」ということで別の記事にしてあります。よろしかったらコチラをどうぞ。

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というコトで最後は勘十郎のマイクから銀の紙テープシャワーという演出で締めくくり。
バトルロイヤルで終わったもんだから選手全員がリングサイドに集結して笑顔を見せながらの最高なハッピーエンドになりました。

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当然というかゼウスはモミクチャで撮影攻め、人気NO.1。
体がデカくて筋肉いっぱいで一番プロレスラーっぽいからってだけじゃなく、地上波放送してるハッスル出場がやっぱり大きいんだろうなと。終わった瞬間彼にだけはドドーッって感じですもん。
もちろん他のプロレスラーたちも引っ張りだこで、売店も閉館まで混み合ってました。
いいなぁこういう風景。

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勝手に載せちゃってスイマセン。ちなみに王子は試合での入場直後。こういったリラックスしたファンサービスも遠征での試合ならでは。こういう時の王子っていつも暖かい気持ちをくれるんだな。

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そして最後はこれで白バージョンはしばらく見納めと思われるタイガース。
これからどうなる!?
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2008年10月14日

ホリパラ10/13観戦記

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入場式の風景。

ミラクル「シークレットの路上ライブやります」

小峠「(ゼウスの真似をしながら)ワッショイ!」

KUSHIDA「今日で定期参戦終了です。おとといノドを痛めてしまいましたが精一杯ハッスルします」

冨宅「この後に格闘技教室があるので今日は1日デルアリに軟禁状態です」

ビリー「今日は第1試合とメイン、大好きなプロレス楽しみたいと思います」

勘十郎「今日でKUSHIDAの定期参戦終了です。清潔感のある好青年ですが、このままの状態では大阪から一歩も出しません!」

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大阪プロレス
10月13日(日)デルフィンアリーナ大会
「大阪HOLIDAY PARADISE」 試合結果

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第1試合 20分1本勝負
ビリーケン・キッド vs タコヤキーダー

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序盤のビリーはグラウンドを絡めてじっくりと。次第にエンジンが暖まってきたビリーはボディに攻撃の狙いを定める。ビリンコバスターを挟みながらキチンシンク連発、そしてセントーンやフットスタンプと王子を幾度となく悶絶させる。

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タコヤキボンバー、ダイビングヘッドアタックと反撃に転じる王子だが、ラリアットで止められてしまうとコーナーに吊るしての串刺しドロップキックからそのままコウモリ吊り落しへと移行されてフォール負け。

○ビリーケン・キッド(7分25秒 コウモリ吊り落とし)タコヤキーダー×

☆インプレ : 熱くなり切れなかったオープニングマッチでした。王子に声援がとんでいたけど「しっかりしろ」的なニュアンスだったかと。集中してボディを攻めるって行為自体が、その展開を変えてみろってビリーさんの王子へのエールじゃないかなって感じたけどどうなのかな。メインでの試合を控えているビリーにしたら、この試合は王子に作ってもらいたかっただろうし。
プロレス大好きなビリーさんともっと世界を共有してほしい。その為には何か一つ足りない気がする。王子の試合を観ていつも思うこの気持ちは何だろう?

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第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
ツバサ&三原一晃 vs 原田大輔&タダスケ

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タダスケは三原の基本を確かめるような余裕のグラウンド。

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ツバサは対抗心を剥き出しにする原田の土俵であるグラウンドで支配。サーフボードの態勢から脇を固めて側頭部に肘をグリグリ。
原田は負けじとツバサの土俵であるルチャを意識した動き。バック転もなんとかクリアし、アームドラッグそしてドロップキックの相撃ちなど劣らないスピードとバネで対抗する。

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B&Gチームのタッチワークの前に捕まってしまう三原だったが原田をブレーンバスターで投げて自力の脱出。再び出てきたツバサはパワフルに攻め込んでくるタダスケを変形STFからドラゴンスリーパーと封じ込め技術の違いをさりげなく見せる。

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これをカットした原田はツバサをフロントスープレックス。代わった三原には水車落しを食らうものの原田ピストルからハーフハッチスープレックスで攻め立てる。これはツバサがカット。

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それでも勢いの止まらないB&Gチームはトレイン攻撃から原田の膝、そしてタダスケのクロスタックルと三原を追い込む。最後はタダスケがカナディアンバックブリーカーからWCにつないで三原からギブアップを奪っての勝利。

ツバサ&×三原一晃(12分38秒 WC)原田大輔&タダスケ○

☆インプレ : ヒイキするワケじゃないけどこの試合は三原君がダメだったらガタガタになってると思ったです。
もちろんツバっさんがその動き一つ一つで見てる人を試合に惹きつけてるんだけど、そこで三原君が浮いた存在にならなかったのは彼自身の頑張りっていうか踏ん張りがあったからでしょう。
しかもタダスケと三原君との絡みは闘いの中にも信頼関係みたいなものが流れててなんか激しいけど温もりがある。原田もよくツバサに挑んで面白くしてくれてました。結果それぞれの色があって面白い試合だったなぁと。

それにしても原田の人間橋は大阪プロレスの中でズバ抜けてるなぁと。そこからのスープレックスもいいけどあの反り方で角度を付けてバックドロップとか出したら大変なことになりそう。

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第3試合 30分1本勝負
秀吉 vsえべっさん

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「オレが胸貸したるから政宗だと思ってかかって来い!」との宣言とは裏腹に明らかにヘッピリ腰のえべっさん。
手も足も出ないえべっさんは「見てみぃ!美脚の女がおるー!」と秀吉を誘っておいて「はい!秀吉スケベー!」と揺さぶりをかける。

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「あっし好き♪あっし好き♪」と冷やかした代償は刀狩。早くも勝負が付いてしまったリング上で「オカンに怒られる」と呻き声を上げて再戦要求をするえべっさん。
茶坊主瀬戸口の「やれやれ。秀吉殿、脚のキレイな女性は長い試合が好みとされております」という言葉に促され(騙され)て再びゴング。

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先程以上に試合に熱の入る秀吉。「脚のキレイな女性はチカラコブが好きだと聞いております」という瀬戸口の言葉に「こうか!こうか!?」とえべっさんを締め上げながらチカラコブを作ってみせる純粋(単純)さ。

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ピンクレディー「UFO」ムーブを無視されたえべっさんは怒って反撃に移るがパワースラムですぐさま返され、瀬戸口の「脚のキレイな女性はキック好き」という余計な助言から強烈な蹴りを食らってしまう。
刀狩の体勢に押さえつけられて万事休すかと思われたえべっさんだったが「初恋はいつや?」の言葉で再び秀吉を動揺させる。
恥ずかしがりながらも初恋の子の名前を耳打ちする秀吉に「初恋のサキコちゃんはオマエの事などとっくに忘れてるんだよ!」と返すえべっさん。愕然とする秀吉にチャンスと景気回復プレス。

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ここでえべっさんはフンドシ(?)をマフラーに変えてライダー変身から主題歌を口ずさんで攻撃するが、トドメを刺す前に曲が終わってしまう。そこでえべっさんは「オマエも変身したいやろ?」と秀吉をそそのかし、瀬戸口に巻かせた青マフラーで首を絞める。苦しみの中昔の記憶が走馬灯のように甦り、サキコちゃんの顔が浮かぶ秀吉。

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「やれやれ。猪武者とは殿の事だな。ここはワタシが出るしかあるまい」と瀬戸口。彼の「サキコさんが会場に来ております!」の声に息を吹き返した秀吉はアッという間に刀狩で切り返して勝利。
サキコちゃんを追いかけてダッシュで退場する秀吉。

「わたくしが復帰した暁には、このような試合は排除いたします」と上から目線でマイクアピールする茶坊主瀬戸口はえべっさんをリング外に蹴落としてみせる。

○秀吉(2分25秒 刀狩)えべっさん×
<再試合>
○秀吉(6分19秒 刀狩)えべっさん×

☆インプレ : 秀吉はユニークの素材としても素晴らしい事を再認識。面白かった、しかもその笑いはまだ発展途上の感。
秀吉はミラコーさんとはカンチョーを巡る争い。えべっさんや勘ちゃん相手だとまさにピュアな猪武者。ユニーク軍にとってこれほどいぢりやすいお方はいないかと。タイガースが独創性に富んだユニークをやったのに対して秀吉は周りが創作できるユニークキャラ。それに毎回ピッタリとハマってしまう秀吉もスゴいんだけど。
専属キャラとしての「茶坊主」瀬戸口くんの存在も大きいなぁ。復帰してタッグパートナーなんかになった場合にどんな世界が広がるのかも楽しみ。くいちゃんとやる時でも茶坊主がいれば安心(笑)

この日秀吉が売店に出てくれたのはユニークマッチだったからなのか。秀吉のユニークの日は売店に注目!

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セミファイナル タッグマッチ30分1本勝負
ブラックバファロー&政宗 vs ゼウス&小峠篤司

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小峠はネチっこい政宗の攻めに対してコルバタ、ドロップキックとスピードで対抗。

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ゼウスは組み付いてくるバファローを跳ね除け、タックルは弾き返して逆に食らわせる。続く小峠はすぐさまフライングラリアートとB&Gチームは好調な滑り出し。

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場外そしてリング上と二人掛かりで政宗を攻め立てるゼウスと小峠。
しかしバファローのフォローでゼウスは場外に離脱。リングインアトミコでペースを掴んだ政宗は小峠に狙いを定め、その左足首を徹底攻撃。

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バファローとの連携で小峠を追い込む政宗は足首攻撃の仕上げとしてアンクルホールド。
これはゼウスがカットに入って政宗、バファローと次々とラリアットでなぎ倒してゆく。

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ゼウスは持ち前のパワーで二人をまとめてフライングラリアット。
そこからカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げるゼウスだがアダルトチームはWドロップキックで反撃。
ここで背後で待ち構える小峠が、その身の軽さで二人まとめてスワンダイブミサイルキック。バファローにリバースカーフブランディング、スイングDDTと連発する小峠は、政宗にカットされるも政宗とまとめてドロップキックで場外に排除。そしてトペスイシーダで追撃。

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リングに戻されるやいなやゼウスの豪快なアバランシュホールドを食らい大の字のバファロー。しかしトドメとすべく放ったバイセップスエクスプロージョンからのフォールは政宗がカット。

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小峠はゼウスのアシストを受けて政宗にスワンダイブのボディプレス。そこからマグザムに捕まえる小峠だが政宗はこれを返してそのまま再度のアンクルホールド。中盤に攻め込まれた足首をガッチリ極められた小峠は、ニールキックで一度は脱出するものの再度のアンクルで捕まり無念のタップアウト。

ブラックバファロー&○政宗(14分09秒 アンクルホールド)ゼウス&小峠篤司×

☆インプレ : 政宗は大阪プロレスの中で最もルードらしいルードとして存在してる。だからこういった試合の中でも立ち位置が気になってしまうワケで。やっぱりルード畑が長かったバファさんとは相性が良さそうですね。ギアが合わせやすそう。
最近になって隠していた政宗のルードの牙が少しづつ顔を出してきたような気がしてIMPのタイトルマッチ後のカギを探しながら見てしまいました。
本当は小峠、特にゼウスにそれを忘れさせるほど弾けてほしかったけど。ゼウスが元気無いように感じるのはマグマを秘めた噴火前の火山状態なのかな。小峠が動けてたからゼウスが単発に感じただけなのか?

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メインイベント 6人タッグマッチ60分1本勝負
ビリーケン・キッド&くいしんぼう仮面&KUSHIDA vs 冨宅飛駈&ミラクルマン&松山勘十郎

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問題児揃いの6人ユニークマッチ。くいしんぼうは回転グセが付いているのかコールとともにミラクルに回りながら突入。
早くも変な意味で荒れ模様のリング上。

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「入場式の言葉を覚えているかクッシー!?キレイな体で帰れると思うなよ!」
との言葉の通り、いきなりの先発で勘十郎は執拗にその唇を奪いにかかる。

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ブリッジしてまでもKUSHIDAの唇ににじり寄る勘十郎。観客の悲鳴が返ってエネルギーとなっているかのよう。

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くいしんぼうは冨宅のファイトスタイルに対抗してハイキック(?)を織り交ぜての攻撃。しかし冨宅がローを何発も入れると、最初はガマンするまのの結局しゃがんでプルプル。。
「痛かったんや」と冨宅と吉野レフェリーに指差されるくいしんぼう。
それでもくいしんぼうは起死回生(?)の欽ちゃんジャンプ。

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ミラクルとビリーが軽やかなルチャムーブを見せたのも束の間、代わった勘十郎はキスがダメならとKUSHIDAの腕をネブりにかかる。そのままロープ渡りに持ち込んでダメージを与えた勘十郎はミラクルと連携して再び本懐を遂げようとする。
しかしKUSHIDAが危機一髪でミラクルの羽交い絞めを脱出したことで誤爆。冨宅にもネットリと誤爆。

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「何逃げてんだよ」と逆ギレ気味の勘十郎。ハリセン乱舞で敵を一掃。
しかしハリセンを奪ったKUSHIDAが勘十郎の見事に曲線を描く額に迷わず一撃。
そこから始まるビンタ合戦。キスを狙って擦り寄る勘十郎に容赦ないビンタで返すKUSHIDA。

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仲良く始まる連結首四の字はKUSHIDAが逆片エビ固めで仕上げ。
そこにヘッドロックごっつんこからフラワーダウンへとつなぐ定番ムーブに観客は大きな拍手。

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リングに残ったミラクルとビリーはチョップ合戦。ここでミラクル足を踏んでからのカンチョー攻撃。とっても素晴らしいリアクションのビリー。
ミラクルはそこに延髄斬りを浴びせ「よっしゃドライバー」とミラクルドライバーでフィニッシュの構え。
しかしビリーはミラクルの手をすり抜けコロリと場外へ。KUSHIDAも同様にコロリ。くいしんぼうは佇むミラクルを放置して場外へ。

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それならばとミラクルは場外の連中に向けてダイブすべくコーナートップで「スーパーフラーイ!」とアピール。すると敵味方問わず跳ね回りながら「スーパーフライッ♪スーパーフライッ♪」と合唱してスーパーフライ祭り。
リングに戻るとロープを跨いで「スーパーフライッ♪スーパーフライッ♪」とスライドしながら擦り付けるビリーと勘十郎。

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これにくいしんぼうと冨宅も加わって「スーパーフライッ♪スーパーフライッ♪」と合唱ムーブ。人して大事なものを失いながらも笑いを選ぶアッパレ(だが救いようの無い)4人。
呆然と見守る放置プレイ状態のミラクル。

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勘十郎をパワーボムの体勢に取るビリー。しかしその背後から放置プレイに飽きたミラクルがカンチョーでカット。くいしんぼうにも一撃を加えKUSHIDAまでも狙うものの彼はこれを見事にキャッチ。
しかしそれ故にミラクルのモスキートとミサイルカンチョーの洗礼を受けるハメに。

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ミサイルカンチョーの直撃で反り返った状態でダウンするKUSHIDA。
「いつまでそのカッコやねん」とミラクルにツッコまれるものの、彼自身大変な状態を満喫中。

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しかし何とか蘇生したKUSHIDA。「キレイな体で帰さん言うたやろー!」というミラクルにハンドスプリングエルボーで反撃し、相手のカットを誤爆に誘いつつ3連発のその場飛びムーンサルト。
ビリーの三角飛びトペコンヒーロとくいしんぼうのラ・ケブラーダのアシストを受けて、KUSHIDAは残った勘十郎にトドメのムーンサルトプレスで壮行マッチを制する。
場外でくいしんぼうはミラクルに恒例の足四の字固め。オシリを押さえて崩れ落ちるKUSHIDAにビリーがコールドスプレー...効くのだろうか?

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試合後のマイク。

KUSHIDA「土日だけだったのですが上の合宿所にも住まわせていただき、ファンの皆さんにも支持していただいて、大阪の地理も分かってお気に入りの店もできたところだったのですが残念です(ここでビリーとくいしんぼうが小指を立てる茶化す)。
ただ定期参戦が終わりましても、また大阪には呼んでいただけるようなのでその時はよろしくお願いいたします。
最後に大阪プロレスの関係者、レスラー、ファンの皆様に感謝いたします。ありがとうございました」

勘十郎「(キスという)目的は果たせなかったが、お客さんが喜んでくれれば本望です。皆さんが強く想っている限り、またクッシーは大阪プロレスに戻ってきてくれるはずです。
その時は我々も含めて皆さんで温かく迎えてあげようじゃないですか!
そしてせっかくのこういう日に、いつもどおり拙者が締めるのも違うなって思うので、やっぱりここはクッシーにいつものヤツで締めていただこうじゃないですか!」

締めを託されたKUSHIDAはマイクを握るとセコンドを向いて喋りだす。

KUSHIDA「あと一言だけ。5ヶ月間大阪プロレスに出まして、一人だけ絡んでいない、試合をしていないレスラーがいます。瀬戸口直貴です。
脱臼なので早くというワケにはいかないかもしれませんが、しっかり肩を治してまた闘いましょう!」

最後はハッスルポーズで締めて、ホリパラは大歓声の中無事に終了。

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ビリーケン・キッド&くいしんぼう仮面&○KUSHIDA(13分52秒 ムーンサルトプレス)冨宅飛駈&ミラクルマン&松山勘十郎×

☆インプレ : 試合は文句なしに面白かったです。試合時間が進むにつれてお祭り度が上昇するグルーブ感は6人ユニークの真骨頂。
ただ、笑い続けてハッスルポーズが終わった時フト考えた。クッシーのポジションを埋められる選手って大阪プロレスにいるだろうか。
それはシリアス・ユニークは関係なく。タダスケあたりが最も近そうなんだけど。
でも今の若手ってB&Gでまとまってるせいか混ぜ色になってしまっていてキャラが埋没してるのかなぁと。半年くらい前の自分が観始めてしばらくのオレンジ色のタダスケは今の三原君みたく声援を受けてた。黒のタダスケが(個人的に)応援しにくいのは彼の上に原田と小峠がいて、その上にゼウスがいるみたいな感じで、結果として横の対立図式が減ったからなのかなと。縦の対立図式のスグ上は常に自コーナーにいて成長を見せるにはベテラン追い詰めなきゃいけないから10段抜かしで階段登るようなものだしね。だからその着実な一歩が見えにくいのかも。
話それちゃってるけどクッシーが孤軍奮闘して闘ってる姿には好青年ってだけじゃなくて一人大阪でハッスルの看板を背負ってる男の強さみたいなのを感じた。それ考えたらB&Gは一人一人が特攻隊長の気持ちで行かないといけない。すでにそう思ってるならうまく発信できていないのかも。
B&Gは宿り木じゃなくて自分達が背負うブランドなんだってもっとアピールしてほしい。ハッスル参戦でゼウスがB&Gへのウェイトを少なくした時点でB&Gの志はぼやけてしまった。それはゼウス自身の成長の為に必要だった行為なのは分かるけどタイミングは悪かったかも。今は原田が唯一B&Gを支えてる感じがする。その彼が一番B&Gの黒が似合ってるって思うし。
なんでか今の大阪プロレスの若手にはモヤモヤしちゃいます(三原君除く)。適材適所にいない感じ。

だけど若手(?)である勘ちゃんのマイクは素晴らしい。観客が感じさせて欲しい事をキチンと喋ってくれる。そういった意味ではホリパラを完全に引っ張ってますよね。それもあって最近チョットばかしミラコーさんが表に出きれてないのは残念だけど。シリアスでもユニークでも活躍を期待してますぜ。

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これからはこんな感じで速報性を(チョット)高めた観戦記をアップして、後日お気に入りの試合を「拡大版」という形で書きたいと思います(ホントは「完全版」と言いたいですが書き足したトコで全然完全ではないので)。もっと知ってもらいたい試合を写真と文章を追加投入してですね。

今回の分は秀吉のユニークとメインを「拡大版」しようと思います。いつになるコトやら(笑)

この日ラポンは新宿FACE大会後にあったミラコーさんの打ち上げに参加してた関東地区の方々に偶然再会再会する事ができました。
プロレスファンの輪っていいなぁ。
という素晴らしき新宿FACE大会の観戦記を大阪プロレスのアピールに一役買ってくださってるMONDO21さんへの応援を含めてアップしたいと思います。
だって一番詳しく知ってもらいたい宇宙パワー技を一つも伝えてない!そうやってるうちにタイガースが(泣)

まずはでら名古屋第三戦の観戦記を明日の今頃までに終わらせてから
スグにでも。
posted by ラポン at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月08日

凱旋の日 -後半戦-

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沖縄プロレス旗揚げに伴う大量移籍に端を発し人気絶頂の中での解散となったバッドフォース。もちろん円満な流れではあるもののトップ2であったゼロとGAINAも惜しまれながら南の地へと旅立っていった。
しかし彼らには現大阪プロレスタッグチャンピオンという繋がりが残り続ける。本来ならば沖縄に流出したともいえるベルトなのだから大阪への奪還を願うのが常なのだろうが、ファンはそれを彼らとの最後の結び付きとして好意的に受け入れた。
ゼロ&GAINA。今となってはタイトルマッチでしかお目にかかる事が出来ないスペシャルなタッグチーム。その存在感は稀有。
それに立ち向かうはタッグフェス2008優勝という挑戦権を勝ち取ったゼウス&原田。過去に一度は挑戦者決定戦に敗れた彼らがたどり着いた絶好のチャンス。その成長スピードは驚異。
沖縄において別の名前で身を置く今のチャンピオンにとって、王座転落はゼロそしてGAINAという存在自体の終焉につながり兼ねない。
しかしそれが若手の成長の証となるというジレンマ。
選手そしてファンの様々な思惑をはらみながら凱旋の時は迫る。

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大阪プロレス 9月6日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
松山勘十郎&ミラクルマン&タコヤキーダー vs くいしんぼう仮面&えべっさん&KUSHIDA

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ユニーク6人タッグの中に放り込まれたハッスルKUSHIDA。敵も味方もクセ者揃い。
さながら籠の中の小鳥状態。爆笑の嵐の前の静けさ。

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ゴングと共にまずは勘十郎とえべっさん。「ブレーク!」と大声でアピールし合って満足げな二人。
さっさとタッチしようとするが吉野レフェリーが「ブレイクしかしてないやろ!」と注意。
「プロレスやったらいいんでしょ!」と勘十郎はルチャムーブを披露。喝采を受ける勘十郎がシャクに触ったのか、えべっさんはどつき合いから「ユッフォ!」とピンクレディーネタに持ち込む。

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代わったKUSHIDAと王子はコーナーに登って客の声援を奪い合う。女性ファンの声援で勝利したKUSHIDAは自慢げにハッスルポーズ。

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スピード感溢れる動きでもアームドラッグ、ドロップキックと王子を翻弄したKUSHIDA。場外に逃れた王子に向かって見せ付けるような再度のハッスルポーズ。

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そしてリング上はミラクルとくいしんぼうの伝統芸能コンビ。チョップ合戦から「アッ!」と指差して気をそらそうとするミラクルだが、くいしんぼうは無視してチョップを浴びせ続けてグングン追い詰める。ミラクルの串刺し攻撃もかわしたくいしんぼう、クルクル回って欽ちゃんジャンプ。

タッチを受けた勘十郎は顔面からの転倒にもめげず、えべっさんの再度の「ユッフォ!」も無視。「やれやぁー!」とキレるえべっさんの手を捕まえて得意のロープ渡り。
定番ネタの応酬に観客から笑いと拍手。

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いいトコを見せたい王子だがここから受難続き。KUSHIDAにはボディスラムの体勢で溜めを作られ「早く落としてぇ!」と嘆きながら投げ落とされる。続くえべっさんからは地獄突きの応酬。
挙句の果てには「道頓堀で女の子と手ぇつないで歩いとったやろー!」とえべっさんに暴露され「後ろから3列目見てみぃ!」と促されたところをロープ越しのラフ攻撃。くいしんぼうは小指を立てて肩を震わせて笑うポーズ。

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ソバットでなんとか脱出した王子に代わって、勘十郎はハリセンの乱れ打ち。
「顔はヤメて!」の声に応えて勘十郎の足踏みからのランニングハリセンをかわすKUSHIDA。ハリセンを奪い取って勘十郎のストライクゾーンの大きい額に一撃。

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そして始まる恒例のビンタ合戦。向かい合うKUSHIDAに勘十郎の唇が迫る。飛び交う女性ファンの悲鳴。
「きっと初めてなんだぜ」の言葉にカチンときた様子のKUSHIDA。勘十郎のビンタに対してフルスイングでお返し。

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勘十郎を撃退してホッとしたのも束の間、後ろから忍び寄ったミラクルが手加減なしの殺人カンチョー。
続いてモスキート、セカンドロープからのミサイルカンチョーと何度も突き立てられ地獄の責め苦を味わうKUSHIDA。ファンからは「顔とお尻はヤメてー!」の嘆き。

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調子に乗るミラクルはKUSHIDAを延髄斬りから「よっしゃドライバー!」とミラクルドライバーでのフィニッシュ狙い。
ところがKUSHIDAはコロリと場外へ。えべっさんも同じくコロリ。くいしんぼうにまで無視されてヤケになったミラクルはコーナートップから「よっしゃスーパーフライ!」とダイブの構え。しかし場外では敵味方問わず「スーパーフライ!スーパーフライ!」と囃し立ててのスーパーフライ祭り。
途方にくれるミラクル。

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ミラクルを放置したまま試合は進行。吉野レフェリーまで巻き込んでヘッドロックでごっつんこからフラワーダウン。
観客に「カウント!」と急かされ、仕方なく降りてきたミラクル。涙のレフェリー役。

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ここから試合はスピードアップ。KUSHIDAはハンドスプリングエルボーを王子に極めると、相手チームのカットをかわしながらの3連続その場飛びムーンサルトプレス。

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えべっさんが勘十郎を場外に分断。そしてくいしんぼうがラ・ケブラーダでミラクルに追撃を加える中、王子を捕まえたKUSHIDAはお尻を押さえながらもコーナートップからトドメのムーンサルトプレスで快勝。

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試合が終わっても場外でミラクルに四の字固めを決めるくいしんぼう。なぜかガッツポーズ。

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勝ち名乗りの3人だが、KUSHIDAの受けたダメージは局地的に甚大の模様。

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ざわつく会場の中、勘十郎はマイクを握ると、

「これだけのお客さんが松山勘十郎を見に来てくれたのに勝利できなくて残念だ!
...分かってるよ!本当はゼロGAINAを見に来た事くらいな!
次はいよいよメインイベントだ!大阪プロレスタッグ選手権試合、挑戦者はB&Gのゼウスそして原田大輔。そしてチャンピオンとしてGAINAそしてゼロが久しぶりに大阪プロレスに登場だ!
紙テープの用意は万全か!メインイベントはもう間もなくだ!その時を楽しみに待て!
大阪プロレス、これからがクライマックスだぜ!!」

と、ユニークなセミからシリアスなメインへの見事な橋渡し。
メインのタイトルマッチを一瞬忘れてしまうほどの笑いに次ぐ笑い。
爆笑で観客の心を高揚させキッチリとメインへと受け渡したユニーク軍団withKUSHIDA。ユニークとシリアスの絶妙なバランスがもたらした会場の一体感は、来たるべきクライマックスへの期待との相乗効果をもたらしメインの主役を迎え入れる。

松山勘十郎&ミラクルマン&×タコヤキーダー(15分31秒 ムーンサルトプレス)くいしんぼう仮面&えべっさん&KUSHIDA○

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第5試合 大阪プロレスタッグ選手権試合時間無制限1本勝負
 <王者組>ゼロ&GAINA vs ゼウス&原田大輔<挑戦者組>

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はち切れんばかりの期待感の中、まずは挑戦者組の入場。
いつもと同じコスチュームの中にいつもよりも強い心の鎧を纏い、堂々のパフォーマンスのゼウスと原田大輔。
続いてバッドフォースのテーマ曲の流れる中、入場口から津波の様に広がってゆく悲鳴に似た歓声。
そして現れたのは沖縄プロレスの怪人ハブ男。そしてバッドフォースカラーのマスクを被ったシーサー王。

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そのオーバーマスクの中から現れたのはもちろん大阪タッグチャンピオンチーム。ベルトをタスキ掛けのゼロ、腰にしっかりと巻いてGAINA。
割れんばかりの歓声が響く中、4ヶ月ぶりの大阪マットに気負う様子もなくあの時のままに強者の雰囲気を漂わせる二人。

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まずは選手権試合のセレモニー。
お互いを挑発し合うでもなく選手権宣言、そしてベルト返還と静かに進んでゆく。
しかし記念写真での4人はこの舞台に相応しい、最強を決める者達の勇ましくも凛々しい立ち姿。

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選手コールを受けるゼウスと原田。紙テープが飛ぶ中ゼウスはコーナーにもたれ掛かったまま。
続いてチャンピオンチームのコール。大量の紙テープの中、不敵な面構えを覗かせるGAINA。

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そしてゼロのコールとともに降り注ぐ赤、銀、そしてバッドフォースグリーンの紙テープ。
待ち焦がれたファンの気持ちに埋もれながら両指を差し上げてそれに応えるザ・ドッペルゲンガー。

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前代未聞の紙テープ量の前にしてその撤去が手間取るリング上。刻々と迫るゴングの瞬間。

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ついに試合開始。チャンピオン側の先発はゼロ。その相手に名乗り出たのは原田大輔。
勢いよく組み合う二人。体を滑らせ腕を取りにいくゼロ、それに体を返して被さる原田。

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そのまま十字に固めてフォールする原田。それでもゼロはリストを離さない。原田の成長を確かめるかのように、じっくりとしたマット上での攻防。

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ここでゼロは見事なヘッドスプリングからアームドラッグ。負けじとアームドラッグで返す原田。

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素早くロープワーク、ゼロの突進をリープフロッグでかわした原田、返す刀でフロントスープレックス。ゼロはススッと場外へ。

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そしてリング上はヘビー級二人。まずは額をこすりつけながら視殺戦のGAINAとゼウス。

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堰を切ったかのように動き出す両者。お互いのパワーを誇示するかのように顔面が変形しそうなほどのエルボー合戦。どちらも退かない、譲らない。

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続くは巨体が弾け合うタックル合戦。交通事故のような衝突の連続は、追いかけバックハンドエルボーで迎撃したGAINAを、ひるまずタックルで倒していったゼウスの勝ち。

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そして重いGAINAを軽々とブレーンバスターで投げてみせるゼウス。
そこから原田が出てきて連携攻撃。原田の串刺しエルボー、ゼウスのコーナースプラッシュ。
ダウンしたGAINAに原田はグイグイとスリーパーホールド。体を転がしてなんとかロープブレイクするGAINA。

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原田のランニングエルボーからもつれ込んで場外戦の両陣営。GAINAとゼウスは1階席奥で激しく乱闘。ゼロはイスやカゴまで持ち出して原田とセコンドの小峠をいたぶる。
たちまちペースを取り戻してしまうチャンピオンチーム。

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原田の首根っこを捕まえてリング周りを散々引きずり回したゼロ。リングに上げればGAINAと勢いよくWのタックル。

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動きの止まった原田をフェースロックで絞め上げるゼロ。
かと思えばGAINAは持ち上げてアバランシュホールド。もう一度ボディスラムで叩きつけておいて、その喉元近くにエルボードロップ。
硬と軟を織り交ぜた巧みなスイッチワークで原田を逃がさない。

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カットに入ろうとしたゼウスを場外に投げ出したゼロ。その振り向いたところに原田はチョップ。ゼロも同じくチョップで返す。
その激しいチョップの打ち合いから不意にゼロの急所攻撃。やられた本人より大きな声を上げて痛みを表わすゼロ。余裕たっぷりのルード演出。

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セントーン、サッカーボールキックそして片逆エビ固めと原田のスタミナを奪ってゆくゼロ。
されるがままの原田に「どうしたオラ!」と挑発してみせるGAINA。

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カットに入れないゼウス。原田のローンバトルは続く。
まずはGAINAが原田をマンハッタンドロップで落とし、その苦悶の顔にゼロがドロップキック。

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そしてダウンした原田の周囲を手拍子で煽って回るゼロとGAINA。懐かしの光景に観客も釣られて手拍子。

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GAINAの背に飛び乗ったゼロ。増量された嫁のおんぶプレスが原田を襲う。観客は悲鳴を含んだ大歓声。

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グロッキー状態となった原田の頭を踏みにじり屈辱を味わせるゼロ。
チャンピオンチームの猛攻の前にピンチが続く原田だったが、ゼロの串刺し攻撃を両足で迎撃してようやく難を逃れる。

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そして渾身のフォアアームで脱出、ようやくゼウスの登場。
ゼウスは凄まじいチョップからラリアットでゼロを場外に駆逐すると、GAINAとはラリアットの相撃ち。

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3度目の激突で打ち勝ったゼウスは筋肉を隆起させ雄叫びを上げる。まるで全力を出せる相手を前に、喜びに打ち震えているかのよう。

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タックルで飛ばされコーナーに体を預けるGAINAに対してまずは串刺しラリアットのゼウス。その反動でヨロヨロと前に出たところを捕まえてベアハッグからのスープレックス。

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そこからGAINAの髪を掴んで引きずり上げたゼウスは、その大きな体をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。たまらずカットに入るゼロ。

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そこに原田が入ってきて再びゼロと一騎打ち。原田は串刺しエルボーとタックルをゼロに浴びせてそこからハーフハッチの態勢。
嫌がるゼロはそれをハンマースローでロープへ。しかし原田は返って来たところに膝を突き上げて迎撃。思わず膝を着くゼロを引き起こしてハーフハッチスープレックスホールド。

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まだまだ余力充分のゼロ。これを返すと原田の突進をカニ挟みで倒し起き上がりかけたところをシャイニング・ウィザード。かろうじて避けた原田だったがその背後からシャイニング・バックキック。
そこをコーナーから改めてのシャイニング・ウィザード。

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ガッチリ固められてのフォールを必死にキックアウトする原田だったが、ゼロはその左足を捕獲してアンクルホールド。原田の表情がみるみる苦痛に歪む。

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しかしここから意地が炸裂の原田。足を極められたまま体を回転させゼロを場外に投げ出して脱出。間髪入れずにそのゼロ目掛けてスライディングヘッドバット。
ゼウスも入ってきたGAINAをラリアットで場外へ落とすと、走り込んでトップロープ越えの場外フライングラリアットで二人まとめてなぎ倒す。

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ようやく連携が出てくる挑戦者チーム。ゼロを捕らえてまずはゼウスのラリアットと原田のスピアーの同時攻撃。
そのゼロを原田は断頭台に固定、そこにコーナートップからゼウスのボディプレスが降って来る。

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ここで救出に入ったGAINAが奮闘。原田をタックルで吹っ飛ばすとゼウスの串刺し攻撃を両足で迎撃。よろめくゼウスを体重の乗ったラリアット2連発でダウンさせ、コーナートップから迫力充分のダイビングエルボードロップ。

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そしてフィニッシュアピールしてからの落差充分ラストライド。勢いよく叩きつけられるゼウス。そのまま全体重でフォールのGAINA。
しかしこれは原田が寸ででカット。

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チョップを打ってくる原田の顔面を掻きむしってGAINAは、すぐさまブレーンバスターの構え。
踏ん張って耐えた原田は逆にGAINAを完璧にブレーンバスターで投げきってみせる。腰を押さえながらもガッツポーズの原田。

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続けて見事なブリッジでのノーザンライト・スープレックスホールド。焦って肩を上げるGAINA。

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さらなる追撃をとロープに走る原田。そこを後ろからゼロが捕まえ羽交い絞め。そこに狙ったGAINAのランニングエルボーは間一髪で原田が避けて誤爆。エプロンでうずくまるゼロ。
ひるむGAINAに原田は後ろからスクールボーイ。意表を突く攻めをなんとかカウント2で返すGAINA。

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一気に畳み掛けたい挑戦者チーム。GAINAのラリアットをかわした原田は巧くその背後を取って豪快にジャーマンスープレックスホールド。それでも返してゆく執念のGAINA。
その攻勢を引き継ぐゼウス。力任せのボディスラムでGAINAを残り余力を搾り出す。

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そしてゼウスはGAINAが立ち上がるのを待ってから、その首筋を捕まえて必殺の高角度チョークスラム。GAINAの巨体が観客の悲鳴と共に宙空から白いマットへと叩きつけられる。

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絶体絶命のGAINAを原田を振り切ってカットするゼロ。あわやベルト移動の局面。
丁々発止の攻防、持てる技を駆使してチャンピオンチームを追い込む挑戦者チーム。

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今度はゼロを捕まえるゼウスと原田。コーナーに振ったところをゼウスが串刺しラリアット。
しかしこれを避けてゼウスを自爆させたゼロは、そのまま走りこみトレインで構えていた原田へラリアット。返す刀でコーナーのゼウスに串刺しのニーを浴びせる。
そしてそのまま原田へのシャイニングウィザードと怒涛の反撃。

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そのゼロに向かっていこうとしたゼウスに、コーナートップのGAINAが重爆ミサイルキック。
場外へと転がってゆくゼウス。そこにプランチャで重爆追撃のGAINA。

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ここからゼロの波状攻撃。スタミナの切れかかっている原田に道険笑歩拳を叩き込み続けざまにカオスブレイク。必死の形相で返す原田。

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それならばとゼロは原田の側頭部に容赦ないエルボーの連打。原田も懸命に返してゆくが、鋭さで勝るゼロの肘が体の芯まで衝撃を与え、確実なダメージを植えつけてゆく。

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それでもなんとか猛攻をかいくぐり、ランニングエルボーで一矢報いる原田。しかしすぐさまゼロのラリアットがその首を狩る。原田の体が振り子のように頭からマットに落ちてゆく。

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ここでゼロはジャックハマーを繰り出してガッチリとフォール。それでさえも3カウントを許さない原田。すでにプロレスラーの本能のみがその体を突き動かしているのか。

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場外から戻ってきたGAINAは原田を抱え上げるとコーナーのセカンドロープに立つゼロに渡す。ゼロはそれを持ち上げると座り込む落差を利用して頭をトップロープに打ちつけるスティグマータ。
その背後を捕まえたGAINAは驚愕のドラゴンスープレックス。

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これを場外から体ごと突っ込むようにカットしたゼウスだったが、そこからGAINAにコーナーに押し込まれ分断されてしまう。
後を託されたゼロは原田をボディスラム。すでに意識が朦朧している原田は受身もままならない。

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そしてコーナートップに立つゼロ。満を持して必殺の魔界一のスプラッシュが炸裂。
すでに原田に返す力は無く、凄まじい歓声の中3カウントが入りゼロ&GAINAの激勝、とともに4度目の防衛成功。

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完膚なきまでに叩きのめされてしまった原田。余力を残しながらもチャンピオンチームの経験と勢いに封じられた形のゼウスはそれを悔しげに見つめる。

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ゼロとGAINAはテッドレフェリーに腕を挙げられて勝利者宣言。原田に駆け寄ったB&Gの面々を見下ろすかのよう。

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勝利の余韻の中、抱き合って何か囁きあうゼロとGAINA。
リングに上がってゼウスと原田のの健闘を称えるブラックバファロー。
そして勝利者トロフィーの授与、続いて再び二人の手元に戻ってきた大阪タッグベルト。

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誇らしげにポーズを取るチャンピオン2人。大阪が生んだ最強のタッグチーム、ゼロ&GAINA。

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最初にマイクを握ったのはGAINA。

GAINA「大阪のみんな久しぶりー!今日は原田とゼウスの挑戦受けてやったんだがな、コイツらオレのいない間に何フューチャーしてやがんだよ!
正直ビックリしたぞ、メチャメチャ面白かった!おいオマエらなかなかやる気があるんだなー!
おい今日はなオレたちが勝ったけどな、いつでも挑戦受けてやる!またオレたちとフューチャーしようぜ!頑張れオマエら!」

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そしてリングに残った原田に手を差し伸べるチャンピオンチーム。しかし原田はその手を払い除けてゼロを睨みつける。その髪の毛を掴んで睨み返すゼロ。

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そして声援の中ゼロのマイクを握る。まずは原田を指差して、

ゼロ「オイ原田、最後の張り手をオレの顔にできるようだったらもう1回勝負してやるからな、腕磨いとけ!」

観客の拍手の中、若手に肩を借りて原田は退場してゆく。その目は叩きのめされてなお鋭く先を見つめているよう。

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ゼロ、今度は超満員の観客の方を向いて話し始める。

ゼロ「オイ大阪のみんな!オレたち二人が大阪最強のタッグチャンピオン、ゼロGAINAだー!
おいオマエら、オレらは誰の挑戦でも受けるぞ!次の挑戦者は誰だ、出て来ーい!
いねえのか!?沖縄持って行っちまうぞ!」

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その時、入場口から出てきたのは欠場中のアジアン・クーガー。ゼロはその姿を確認するとさも嬉しそうに続ける。

ゼロ「ムチャルチャでオレたちに挑戦か?上等だ!だがなオマエ怪我してるんだよな!?」

クーガーはロープ越しにチャンピオン2人と対峙。そしてマイクを持つ。

クーガー「1ヶ月!あと1ヶ月や!ムチャリブレ完全復活宣言!オレが復帰したらな!オレとツバサでオマエらのそのベルトに挑戦したろやないけ!」

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そしてゼロは自らの再来を宣言して締めくくる。

ゼロ「よし!次の挑戦者はムチャルチャだ!ムチャルチャが終わったらな次は、大阪のみんなのニーズに応えて、タイトルマッチやってやるからな!
次の防衛戦までにオレたち二人の試合が見たければ沖縄に来いやー!」

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久しぶりの大阪プロレスでマットの感触を楽しみながらも王者としての役者の違いを見せ付けたゼロ&GAINA。
そしてその闘いの中で掴んだ若手が作る未来への手応え。試合後のマイクはそれを素直に喜ぶともに彼らが未だ大阪プロレスへの親愛を持ち続けている事を感じさせてくれた。
激闘を終え、ゼロとGAINAは再び本拠地である沖縄へと帰ってゆく。そこに待ち受けるのもまた闘い。加えて走り出したばかりの団体経営に後進の育成という多忙な日々。
だからこそ大阪プロレスがもう一つの故郷である事をずっと忘れてほしくない。
それは選手の絆、ファンの暖かさ。この日置いてゆくものをまた取りに戻ればいい。ベルトはその為の最も有効な通行手形。

大阪プロレスも未だゼロ&GAINAを欲している。その使命はまだ終わっていないのだ。
その活躍は伝説と呼ぶにはまだ早いのだから。

<王者組>○ゼロ&GAINA(19分18秒 魔界一のスプラッシュ)ゼウス&原田大輔×<挑戦者組>
posted by ラポン at 03:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月01日

凱旋の日 -前半戦-

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デルフィンアリーナを賑わす大観衆。先月の菊タロー参戦と並ぶ超満員。その目当ては海を越えて帰ってくるカリスマルード、と同時に大阪プロレスタッグチャンピオンの二人。
それが売りの大会とはいえ目の当たりにする現実、驚くべき求心力。
ファンの懐古的な眼を現在(いま)に向けさせる為、今の大阪プロレスを闘う者にはその真価を見せ付ける闘いが要求される。
それは4ヶ月振りにやってきた二人にも見せるべき、僅かの期間ながら変わったと思わせられるような確かなる成長の証。

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大阪プロレス 9月6日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合20分1本勝負
小峠篤司 vs 瀬戸口直貴

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瀬戸口の復帰を祝うかのようにオーバーなくらいの握手と礼を交わして試合開始。まずはスピードを活かした身のこなしで素早く瀬戸口の腕を取る。

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肩のサポーターを気にする事も無く腕を取り返す瀬戸口。チョップも勢いよく放ち完調をアピール。
それを受けて立つ小峠はハイスパートなロープワークからレッグラリアット。グラウンドに持ち込むとスリーパー、サーフボードストレッチ、フェースロック。

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瀬戸口はこの状況をドロップキックで返すとランニングネックブリーカードロップで見せ場を作る。
しかし小峠はそこからの串刺し攻撃を落ち着いてかわし、バックハンドでジャンピングエルボーを浴びせてゆく。

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タッグマッチではなかなか見せられない、じっくりとした静と動の切り替えを見せる小峠。気迫の表情で逆片エビ固め。
受けの場面が続く瀬戸口だがカウンターから入るコブラツイストで流れを作ろうとする。

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それでも小峠は背負ってコブラツイストを解くと、腰を落としたままの瀬戸口に低空レッグラリアート。

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ここで小峠は畳み掛けるようにライオンサルトからテキサスクローバーホールド。
これが完璧に決まると瀬戸口たまらずタップアウト。

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瀬戸口のダメージを心配して顔を覗き込む小峠。今なおルード的な言動の残る小峠が垣間見せる暖かい光景。最後もしっかりと握手をかわして小峠はリングを降りる。

第1試合は瀬戸口そして三原という新人の為の修行の場と言うだけでなく、その一つ上の世代である小峠やタダスケ達の表現力向上の場でもある。
その成長がじっくりと見られる喜び。それが大阪プロレスのオープニングマッチ。

○小峠篤司(7分48秒 テキサスクローバーホールド)瀬戸口直貴×

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第2試合30分1本勝負
ビリーケン・キッド vs タダスケ

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先日のタイトルマッチと同じコスチュームで華やかな装いのビリーにタダスケはゴツゴツとしたファイトで攻めてゆく。腰を落としたその背中に力強くタックル。

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ビリーはビリーの持ち味で観客を沸かせる。タダスケの突進をある時はリープフロッグでかわし、ある時はショルダースルーで場外へと送る。そしてエプロンで待ち受けるタダスケの股間をすり抜けると足を引っ張り、その横っ面に駆け上がりドロップキック。
リングに戻ったビリーは余裕たっぷりに全てのコーナーを順番にビリンコバスター。

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なおもジャンピングタックルで体をぶつけてくるタダスケを巧みにかわして、ビリーはその顔面に低空ドロップキック。一直線なタダスケをあざ笑うかのよう。

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タダスケの2式段階ブレンバスターを1段階目で踏ん張り、逆にそのタイミングで投げ返してゆくビリー。ここまでは完全にビリーのペース。

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タダスケもやられてばかりはいられない。ワンハンドバックブリーカーからカナディアンバックブリーカー。そのまま膝を付いて追加ダメージ。

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そのまま休まずビリーを逆エビ固めで反り上げるタダスケ。懸命にビリーはロープエスケープ。
ビリーはここでペースアップ、ラリアットからコウモリ吊り落しを狙うがタダスケはハンマー乱れ打ちで脱出。

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抱え上げようとするタダスケを回り込んでカニ挟みで倒すビリー。立ち上がるタダスケ。スクールボーイで丸め込むビリー。
しかしタダスケはそれを返すとエビ固め。ビリーはジャックナイフ式に切り返す。それをしつこくエビ固めのタダスケ。またもジャックナイフ式エビ固めで返すビリー。
いつの間にかビリーの世界にはまってゆくタダスケ。

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今度は立ち上がってパワーボムを狙うタダスケだが、それをそのまま持ち上げたビリーはコウモリ吊り落し。
思わぬ逆転技にタダスケなす術も無くピンフォール負け。

ビリーケン・キッドにベルト挑戦失敗の精神的ダメージ無し。そのキャラクターの前に手の平で転がされてしまったタダスケ。
天性の素質、そして何より豊富な経験こそがビリーの強さ。その俊敏かつ華麗なる動きをタダスケのパワーが凌駕する瞬間がきっと来る。
そうなった時初めてビリーの顔からは余裕が消え、闘いは熾烈を極めるものとなるだろう。
今は2試合目の試合内容。メインイベントをたった二人の風景で見てみたい。

○ビリーケン・キッド(8分18秒 コウモリ吊り落とし)タダスケ×

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第3試合タッグマッチ30分1本勝負
秀吉&政宗 vs ブラックバファロー&三原一晃

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アナウンスブース横でゼロが見守る中、戦国タッグで出陣の秀吉と政宗。対するはバファローと三原。
先発の政宗はグラウンドで三原の動きを完全に支配。ところどころエルボーで返してゆく三原だが局面を打開できないまま今度は秀吉の強烈なチョップも浴びてしまう。

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相手がバファローに変わっても秀吉のチョップは止まらない。バファローはもちろん真っ向勝負。チョップを打ち返し膝を突き上げる。
先日のタイトルマッチで負傷した左腕の包帯が痛々しい秀吉。バファローのドロップキックをそこに受けると一瞬ひるむ素振り。

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スイッチした三原も全力のエルボーで立ち向うが、小賢しいとばかりに秀吉はミドルキックとサッカーボールキックで悶絶させる。続く政宗は動きの鈍った三原の髪の毛を掴んで引きずり回し。
なんとかタックルで政宗から逃れた三原はバファローとWのタックルで再びダウンさせる。

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政宗をブレーンバスターで投げ捨てるバファローだが、続くラリアットはコンプリートショットで切り返されてしまう。
秀吉は三原をコーナーに捕まえてチョップ&ラリアット「いつものやつ」を叩き込む。
ダウンした三原に政宗はリングインのトペアトミコ。そして容赦なく何発もギロチンを落とし、最後はギロチンと見せかけての顔面踏み付け。

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なおも政宗の顔面かきむしりから首四の字固め、秀吉のミドルキックと戦国のラフをまじえた攻撃に苦しむ三原だが、政宗の串刺しを両足で止めると走りこんでドロップキック。
代わったバファローは秀吉にラリアット、政宗にはバックドロップで場外に排除。

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秀吉とバファローは意地の張り合いラリアット合戦。しかし3度目のラリアットをかわしたバファローはエグい角度のバックドロップ。そのままフォールに被さるバファローだが、これは政宗があわやのカット。

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Wの攻撃から後を託された三原だったが政宗への串刺し攻撃をコーナーマットに顔を打ちつけられて阻止されてしまう。それでもタックルから水車落しで踏ん張り、そこからオクラホマスタンピートの態勢へ。

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それを延髄斬りからブルーサンダーで逆転した政宗はそのままバファローを場外に分断。
任された秀吉はフライングラリアットからフットスタンプ、そしてペディグリーと一気に三原を叩き潰す。三原は王者の猛攻に何もできずに3カウントを聞くことに。

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試合後はノーサイドで握手を交わす戦国とバファロー。ゼロは試合終了を見届けると無言で会場を後にする。

2008年5月5日の約束。離れ行くゼロ&GAINAと、いつかベルトを賭けて闘う事を誓い合った秀吉と政宗。
その日リング上で涙を流した秀吉の腰には、決意の現われともいえる大阪プロレス王座のベルト。タッグフェス2008優勝という称号は得られなかったもののバッドフォースのいうチームから解き放たれて、その存在感をより確かなものにしつつある戦国タッグ。
そんな彼らの試合はゼロの眼にはどう映ったか。まだ目指す高みの途上にある者同士、バッドフォースの絆への回帰は早すぎると考えたか。
それなら充分な期間、存分な溜めを置いてから闘えばいい。彼ら4人の「時」が満ちた時、きっと最高の舞台でその日を迎えるはずだから。

○秀吉&政宗(11分52秒 ペディグリー)ブラックバファロー&三原一晃×

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昨日はフト寄ったパチンコ(ぱちんこアバンギャルド)で当たってしまいアップが間に合いませんでした。

自分的には若干軽い感じの観戦記になってしまってますがご容赦を。
それより遅れを取り戻さねば(約1ヶ月)。
posted by ラポン at 13:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

エクスペリエンス -メイン-

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IMP大会のメインイベント。それは大阪プロレスという闘いの舞台が織り成す歴史絵巻の最終片。
過去があって現在があり未来へと続く。
秀吉の3年という経過期間。
ビリーケン・キッドの1年という空白期間。
それを乗り越え主役に躍り出るのは果たしてどちらか。

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大阪プロレス 8月31日(日)松下IMPホール大会

「大阪プロレス物<ストーリー>語 #43」

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第6試合時間無制限1本勝負
大阪プロレス選手権
<王者>秀吉 vs ビリーケン・キッド×<挑戦者>

大阪プロレスのルードとして、そして戦国という名タッグコンビの片割れとして名を売ってきた秀吉の3年越しとなるシングルのタイトル奪取。
当初、試合自体が唐突な発表だった事もあってストーリーの場つなぎ的な雰囲気が漂っていたタイトルマッチであったが、一念発起の肉体改造を施し、王者タイガースマスクを激闘の末に破ってベルトを腰に巻いた秀吉にファンの歓声は次第に大きくなる。
ベルトへの想いがようやく身を結んだ秀吉とその気持ちを最も理解するパートナーの政宗にとってそれは大阪プロレスという団体における天下統一への確かな足掛かりと言えた。
そんな彼の初防衛戦に真っ先に名乗りを上げたのは1年に及ぶ欠場期間から復帰したビリーケン・キッド。彼は完治するまで激闘を見せる仲間達の姿をデルフィンアリーナで見つめるしかなかった。しかしビリーはその状況から逃げずに味わった屈辱をバネに待望の完全復活を遂げたのだ。
パワーファイトを主とし必殺の刀狩に絶対の自信を持つ秀吉。そして華麗なるルチャの申し子、究極の丸め込みラ・エスパルダを持つ男ビリーケン・キッド。この二人の実力は拮抗したまま前哨戦は熾烈を極め、闘いへのボルテージは日増しに頂点へと達してきた。
そしてぶつかり合うのはその鍛え上げられた肉体とベルトに対する真っ直ぐな気持ち。
3年間辛酸を舐めながらようやく手に入れたベルト、絶対に渡さない。
1年間の屈辱の期間を埋めるのは復帰早々のチャンピオン返り咲きしかない。
死力を尽くした闘いを四角いリングが今か今かと待ち受ける。

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まずは挑戦者が黒いロングガウンに包まれて花道をリングへと向かう。
そのガウンの下からは黄色と紫という絶妙な色使いのコスチュームに金色に光るきらびやかなマスクという派手な装い。
これが似合ってしまうのがビリーケン・キッドというキャラクター。

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続いて前奏付きのスペシャルテーマ曲でチャンピオンの入場。赤い装束に般若の面という鮮やかさと迫力が同居した出で立ち。
その面を外すと梵字の書かれた深紅のニューマスクが現れる。

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そして装束を脱ぐと中からスポットライトに照らし出されたのは、より引き締まり磨き上げられた肉体。腰に巻いたベルトと共ににその体を満員の観衆に誇示する秀吉。
オリエンタルなイメージの王者にラテンの香り漂う挑戦者か。

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選手権宣言に続いて写真撮影。両者の闘いに赴く覚悟の表情がマスクの外からも窺い知れる。

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まずは挑戦者ビリーケン・キッドのコール。黄色と白の紙テープに包まれながらその指は頂点を指す。

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続いてチャンピオン秀吉のコール。リングいっぱいに投げ入れられた赤の紙テープを両腕で力強く掻き分けながらその目は挑戦者に注がれる。

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ついにゴングが打ち鳴らされる。しばし距離を置いて様子を見るも、ゆっくりと組み合ってゆく両者。秀吉は上から被さるように押さえつけビリーに肩膝を付かせる。
そこからさらに押し合いは続き、やがて秀吉はビリーをロープに追い詰めるとチョップ一閃。
しかしビリーは瞬時の動きでそれを回避する。

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途端にリング上は激しい打撃戦となる。チョップを受ければチョップを返す。キックを放てばキックが返ってくる。セコンドに付く政宗とタイガースも煽るように檄を飛ばす。

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タックルも互角。ならばと秀吉アームホイップ。しかしビリーも投げられまいと踏ん張る。

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そしてビリーは素早く片足を秀吉の後頭部に乗せるとそのままウラカンラナ。立ち上がった秀吉はビリーを場外に投げ出そうとするがビリーはセカンドロープを掴んでブレーキ、逆上がりで戻ってくる。

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ビリーは序盤からルチャ全開。高角度の高速回転エビ固め。秀吉はすぐさま跳ね返す。

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続いて矢のようなドロップキックが放たれる。秀吉はたまらず場外へ。指を差し上げてアピールするビリー。

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秀吉はビリーを警戒してなかなかリングに戻ろうとしない。テッドレフェリーに注意され後退するビリーだが秀吉がリングインするのを見計らってまたもドロップキック。これが秀吉の左腕に命中してしまう。腕を痛めたことが分かるとビリーはそこに集中攻撃を始める。

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巧みに左腕を狙い秀吉をコーナーに追い詰めたビリーはビリンコバスター連発。政宗の罵声もどこ吹く風で対角コーナーで2発目を投下。

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動きの鈍くなった秀吉を前にビリーは余裕のアピール。そして再度の回転エビ固め。
これを堪えた秀吉はそのままフットスタンプ。これは間一髪避けたビリー。

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しかし続く秀吉のサッカーボールキックをまともに背中で受けてしまうビリー。
四つんばいになったビリーに秀吉は意表を突く走りこみボディプレス。そして立ち上がろうと片膝を突いたビリーに秀吉の容赦ないミドルキックが何発も撃ち込まれる。

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ダウンしたビリーをフェイスロックで絞め上げる秀吉。エスケープを探ると同時にどこから繰り出されるか分からない刀狩を警戒しなければならないビリー。

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ビリーを引き起こしコーナーに詰めるとチョップ&ラリアット「いつものやつ」を叩き込む秀吉。
ビリーはその度に頭突きを食らわせ秀吉はチョップ、ラリアットと返す。

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根競べに焦れた秀吉は瞬間的に背後に回ると刀狩に移行する。恐れていた事態にビリーは必死にセカンドロープに被さる。なおも腕を解かない秀吉にセコンドのタイガースがクレームを付ける。

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それならと秀吉は、ビリーをコーナーへ振ると見せかけてのカウンタータックルで元のコーナーに叩きつける。
しかしそこから狙った串刺しスピアーはビリーが読んでいて自爆。秀吉はコーナーポストに左腕を激突させてさらに痛めてしまう。

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こうなるとビリーの一点集中が再び始まる。まずは場外に落ちた秀吉に追撃のアームブリーカー。リングに戻るとハンマーロックの態勢で絞め上げる。痛みに呻き声を上げる秀吉

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ムリヤリ背負って引き剥がす秀吉だが、その際のダメージにうずくまってしまう。その左腕にビリーは低空ドロップキック、グラウンドハンマーロック、ストンピング。
そしてチキンウイングの態勢のままコーナーに秀吉の左腕を叩きつけるビリー。
修羅の攻めに秀吉の苦戦が続く。

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なおもロープに腕を絡め痛めつけるビリー。秀吉はそれを握って耐えるとその右腕で渾身のラリアット。そしてビリーを挑発するとスピアーをぶつけたままロープまで押し込んで串刺し。場外に落ちたビリーを逃さずトペ・スイシーダ。リングに戻してペディグリーと怒涛の反撃開始。

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休む暇を与えず秀吉はビリーに撃鉄からエグさ抜群のフットスタンプ3連発。悶絶するビリーだったがフォールはカウント2で返す。

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相手の動きが落ちたことを見逃さず秀吉はこだわりの刀狩。懸命にロープに手を伸ばすビリー。一瞬の油断が命取りとなる危険な局面。

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クラッチを離さない秀吉に対し、ビリーは腰を落としてサムソンクラッチで切り返してみせる。
焦った秀吉だったがすぐさまサッカーボールキック。

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しかしビリーはそれキャッチするとそのままグラウンドへ。腕ひしぎ逆十字固めで左腕を破壊しにかかる。これは何とかロープに足を乗せる秀吉。

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なおもしつこく腕を狙うビリーに秀吉は延髄斬り。しかし秀吉は激痛を伝える腕を押さえて次の手が出せない。ビリーは秀吉の腕を高く差し上げて急降下アームブリーカー。ロープに逃れようとする秀吉を引き剥がしてもう一撃。かと思うと瞬間のウラカンラナで丸め込み。

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フォールを返す秀吉にまたも腕ひしぎ逆十字固めのビリー。
ラフとルチャという対極の攻めの前に為す術のないチャンピオン、なんとか痛む左腕でロープを掴みインターバルを取ろうとする。しかしその腕にビリーがコーナートップからの非情なるダイビングフットスタンプ。

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痛みにのた打ち回り場外に転げ落ちる秀吉。そこにビリーのコーナーをまたいでのトペ・コンヒーロが飛来。リングに戻れば左腕に照準を定めたミサイルキック。
しつこいまでの腕攻めを繰り返して秀吉の心を折ろうとするビリー。
秀吉は本能からなのか不意の刀狩でこの難局を打開しようとする。

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しかしこれはDDTで切り返され、そこからついにビリーの得意技であるコウモリ吊り落しを食らってしまう秀吉。ビリーはそのままフォールするが、秀吉は決死のキックアウトでカウント2。

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よろよろと立ち上がる秀吉の起き上がりざまにビリーはラリアット。耐える秀吉。
ならばと2発目を繰り出すビリーだが、これを秀吉がくぐって担ぎ上げると豪快な落城。ビリーはマットに上空から叩きつけられる。

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すかさずラリアットで追撃の秀吉はセルフサービスの剣山につなげてから刀狩の体勢に。
しかしこれをしなやかにラ・エスパルダで切り返すビリー。

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決まったかに思われた瞬間ロックを外し、ブルドッキングヘッドロックのように落として刀狩で返す秀吉。勢いでクラッチが食い込む。身をよじらせて堪えるビリー。
さらに絞め上げる秀吉。体を回転させて逃れようとビリー。
そこをさらに回転させて刀狩に戻す秀吉。

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なんとかロープに逃れたもののダメージの残るビリーを捕らえようとする秀吉。その秀吉を身を低めてサムソンクラッチで丸め込もうとするビリー。それをそのまま被さってフォールする秀吉。
それを回転してエビで固めるビリー。キックアウトする秀吉。

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それならばとビリー究極の丸め込みラ・エスパルダ。これもカウント2。目まぐるしいフォール技の応酬、秀吉の気力が耐え切るか、ビリーのスピードがそれを凌ぐのか。

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続けざまに腕を跨いでラ・マヒストラルに移行しようとするビリー。踏ん張る秀吉。
ならばとビリーは腰を落として腕固め。態勢が崩れてくるとその左腕を持ったまま腕ひしぎ逆十字固め。

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度重なる腕殺しにもギブアップしない秀吉に業を煮やしたビリーはコーナートップに乗せると自分も登って雪崩式フランケンシュタイナー狙い。
痛みに意識が朦朧とする中、セコンド政宗の声に覚醒した秀吉はこれを崩してセカンドロープからの雪崩式撃鉄を解禁。体がバラバラになってしまいそうな衝撃にビリーは大の字。

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それでもビリーはカウント3を許さない。両者立ち上がろうとするもスタミナは限界。ようやく秀吉はよろめきながらもビリーをゆっくりと引き起こすとフィニッシュの刀狩へ。
ビリーは残った力で懸命にロープに手を伸ばす。一歩また一歩と近づくロープ。チャレンジャーの執念がまたも刀狩を決めさせないのか。

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しかし次の瞬間秀吉は刀狩にロックしたままビリーを後ろに反り投げる。ビリーは頭部からマットに叩きつけられ1回転。戦慄の技に場内は悲鳴に似た歓声。
秀吉はスタンディングでロックして再び刀狩スープレックス。

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すかさず覆いかぶさってフォールに入る秀吉。タイガースの必死の呼びかけに応えるようにカウント2で肩を上げるビリー。恐るべき本能のなせる業。
その残り火をかき消さんと秀吉は残りの力を振り絞っての刀狩。這いずってなおもロープを求めるビリー。

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今度は逃すまいと秀吉は自分の体を半回転させてポジションを展開させる。ビリーの手から遠ざかる命綱たるロープ。ついにビリー力尽きてタップアウト。
この瞬間、秀吉が大阪プロレス王座初防衛に成功。

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秀吉の痛む左腕にコールドスプレーを吹きかける政宗。ダウンしたままの好敵手に水を掛けるチャンピオン。

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トロフィーを授けられ、続いてベルトが手元に戻ってくると、それをしげしげと愛おしげに見つめる秀吉。その手に重みとして伝わる勝利の実感。

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王者の権威を肩に勝ち名乗りを受ける秀吉。そして輝くトロフィーを傍らにマイクを握る。

秀吉「おい、タイガースを倒して大阪王者になった、そして今日ビリーを破って防衛を果たせた。誰もオマエら予想せんかったやろぉーあー!?
俺はな絶対王者になってやる。誰もが認める絶対王者になったるわ!
おい、いいか大阪プロレス秋の陣、オレがもっと、もっと面白くしてやるわ。毎週土日、大阪プロレスデルフィンアリーナ道頓堀にオレに会いに来いやオマエらー!
オイコラ、今日これだけは言わせてくれ。オマエら、ありがとうーっ!!」

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誇らしげにベルトを掲げる第14代大阪プロレス王者秀吉。
その傍には親愛なるパートナー政宗。共に狙うは戦国による大阪プロレス制圧。タイガースマスク、ビリーケン・キッドとエース級の2人を破った事でそれはにわかに現実味を帯びてきた。
入場時の佇まい、そしてストイックなまでに鍛え上げられた肉体は王者の風格と呼ぶにふさわしい。宣言した絶対王者と天下統一は同じ到達点。今日のような死闘を繰り広げてこそ王者のベルトはその輝きを増す。
IMP大会のメインという重圧を跳ね除け、天下人秀吉は爆発的な成長を予感させる。

<王者>○秀吉(26分56秒 刀狩)ビリーケン・キッド×<挑戦者>
※王者が初防衛に成功

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ちなみに今日(20日だから昨日か)スカイAでこのIMP大会の初回放送があったそうです。自分はスカイAは見れませんが。
結果としてメチャメチャ遅くなってしまいました。ヘコむなー(泣)

そこのアナタ、映像と文章比較しないように(笑)
posted by ラポン at 03:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月18日

エクスペリエンス -後半戦-

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勝つことが夢でさえある闘いがある。
しかしその勝敗が闘う者によって運命の大きな分岐点となるならば、勝つことを夢では終わらせるわけにはいかぬはず。
持ち得る経験を余すことなく開放せよ。強く求める者にこそ時代は背中を押す。

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大阪プロレス 8月31日(日)松下IMPホール大会

「大阪プロレス物<ストーリー>語 #43」

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第4試合時間無制限1本勝負
スペシャルシングルマッチ
川田利明 vs タイガースマスク

「川田利明超世代軍離脱後すぐの三沢対川田三冠戦を見てプロレスラーになろうと思った」(さくら会会報より抜粋)というタイガースマスクは「デンジャラスK」川田利明に憧れプロレス界の門をくぐった。そして数年後、タイガースは大阪プロレスの頂点たるチャンピオンまで経験し世代のリーダーとしての役目を担うに至る。
そんな彼に降って湧いた憧れの存在との一騎打ち。
スペシャルシングルマッチとはいえ、それは大阪プロレスの力を証明しなければいけない闘い。だが同時にずっと目指してきた目標に自分の経験の全てをぶつける闘い。
その狭間でタイガースマスクはどんな闘いを繰り広げるのか。

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場内に六甲おろしが鳴り響く。そして花道から出てきたのは先頭を瀬戸口、後ろを冨宅とタコヤキーダーに守られたトレインを作ってのタイガースマスク。
待ち焦がれた闘いを前に昂ぶりを抑えながらのリングイン。

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続いて雷鳴音が会場を震わせ「HOLY WAR」のテーマ曲で川田利明。いつもと変わらぬ黒と黄色のタイツにレガース。落ち着き払った姿から染み出すようなオーラ。
そして両者ゆっくりと握手を交わして試合開始。

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始まりのロックアップ。じわりじわりとロープに押し込まれるタイガース。テッドレフェリーが二人を分ける中、蹴りを警戒したタイガースは足を上げてディフェンス。
タイガースの心に憧れと共に染みこんでいる川田利明のファイトスタイルがそうさせるのか。

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今度はタイガースが川田をロープに追い詰める。そして沈黙を振り払うように張り手の一発。首を押さえて顔をしかめる川田。
それならばと川田はコーナーまでタイガースを持っていくとその首筋に強烈なチョップ。

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それが合図のようにチョップ合戦、場内に衝撃音が響きわたる。
ここは一撃の重さで勝る川田の水平チョップが何度も喉元をえぐってタイガースのダウン。それでも負けじと打ち返すタイガース。しかしそれを超える威力で川田の打撃が返ってくる。

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たまらず痛みにうずくまるタイガースに川田はロープに走ってからの突進。しかしそこにタイガースの伸びやかなカウンタードロップキック。

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よろめいてコーナーにもたれ掛かる川田にタイガースは160kmチョップを2連発。しかし効いた様子も無く、憮然としたままタイガースを睨みつける川田。
一瞬ひるんだタイガースだったがすぐに強烈なハイキック。そして川田の威圧感から自らを開放させるように雄叫びを上げる。

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コーナーで腰を落とした川田に、タイガースはリング内を一周してのランニングホームラン。もちろんユニークの時よりも鋭い串刺しで放つ。普段のシリアスでは見せない技をあえて使うことで自己を奮い立たせるか。
たまらず場外に逃れた川田にタイガースは追撃のトペコンヒーロ。川田にペースを取り戻す暇を与えない。

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タイガースは川田を引き起こすとエプロンサイドをさまよいながら繰り返しの鉄柱攻撃。
川田にダメージを与えるというより、タイガース自身が先の展開に迷っている中のインターバルのよう。

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川田をリング内に押し戻し自らもリングインしようとするタイガースだったが、そこに川田は強烈なフロントハイキックを見舞う。
そしてリングに戻されたタイガースに川田得意のサッカーボールキックがうなりを上げる。仰け反りながらダウンしたタイガースに定番のジャンピングニードロップ。

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ここからデンジャラスKの真骨頂、川田のミドルキックの嵐がタイガースに浴びせられる。蹴られるたび振り子のように右に左に体を泳がせるタイガース。

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刻み込まれるダメージの前にのめってしまうタイガースに川田の容赦ないステップキック。
ムリヤリ顔を上げさせられた後は再びミドルキックが襲う。ついにダウンのタイガース。

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しかし川田は攻撃の手を緩めない。タイガースの手を掴んで引き起こしてはチョップ、引き起こしてはチョップ。

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タイガースは反撃するチャンスもなくただただ終わる事ない引きずり起こしからのチョップ地獄を食らい続ける。川田の拷問技である起き上がりこぼしチョップの威力の前に急速にスタミナを奪われてゆくタイガース。

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川田はフラフラのタイガースに対してブレーンバスター。しかし頭上で体を返したタイガースは川田の背後に。その体に手を回してジャーマンスープレックスへ。
しかし腰を落として踏ん張る川田。

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クラッチを解くと川田はすぐさま自らをロープに振ってランニングハイキックを狙う。しかしタイガースは川田のお株を奪う見事なスピンキックで川田を急襲。
出所の見えなかった蹴りに今度は川田の体が泳ぐ。
そこを捕まえたタイガースは高速低空バックドロップ。そして雄叫びを上げながら、劣勢を振り払わんと力を溜めてのバズソーキック。

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ここが好機とみるや続けざまタイガーススープレックスの態勢のタイガース。しかし歯を食いしばって耐える川田。そして次の瞬間、川田が姿勢を落としたと思うと強烈なオーバーヘッドキックがタイガースの側頭部に炸裂する。
後ずさりしてコーナーにもたれ掛かるタイガースに川田は「デェイイイヤ!!」との叫び声と共に串刺しフロントハイキック。

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そのまま後ろに回って川田はエグい角度のバックドロップでタイガースをマットに突き刺す。
引きずりおこされるタイガースだが気力を振り絞ってエルボーを返してゆく。しかし川田の返すエルボーの一撃ですぐさまダウン。それでも川田にしがみついて立ち上がろうとするタイガース。
そこに川田がいる。かつて遠くからファンとして見つめた川田が対戦相手として目の前にいる。こんなところでは終われない。

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川田のチョップを避けてタックルからグラウンドに持っていこうとするタイガース。しかし下になった川田に足蹴にされて逃げられてしまう。
そして川田は小ざかしいとばかりにエルボー。タイガースもチョップで返す。しかし川田の膝蹴りを食らうと途端に動きが止まる。

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ここで満を持して川田のパワーボム。しかしタイガースは最後の力を搾り出して切り返しウラカンラナ。しかしフォールにはいけず。
それどころか川田はそのままダッシュしてタイガースに痛烈なランニングフロントハイキック。

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そして走りこんでラリアットを狙う川田だがこれはタイガースがカウンターハイキック。しかしまったくひるまずショートレンジラリアットでタイガースの喉を打ち抜きダウンさせた川田はそのまま絡みつきストレッチ・プラムで絞め上げる。
耐えるタイガースだが大きく反り上げられると為す術もなくタップアウト。
9分59秒の遭遇は川田の圧勝とも言えるギブアップ勝ち。

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勝ち名乗りを受け、タイガースの手を上げて健闘を称える川田。早々に立ち去ろうとするが呼び止められ、勝利者賞を受け取ってから花道を後にする。

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拳を握り、苦い顔で悔しさをあらわにするタイガース。それでも四方に礼をして瀬戸口に促されるようにリングを降りる。
そして、この闘いを実現してくれた阪上会長に握手を求めると花道ではなく客席通路を使って会場を後にする。

川田利明。肌を合わせて、敗れて知った本物ゆえの強さ、そして存在感。それはタイガースがファンとしての見つめた日々から年月の経った今も色褪せず彼の前に立ちはだかった。
容赦なく叩きのめし、余韻を感じる間もなくも無く去って行ってしまった川田利明。
タイガースマスクをプロレスの道に導いた眩しき存在。彼にとって思い描いた夢の闘いは果たして何パーセント実現できたのだろうか。
しかしタイガース自身の「らしさ」を出そうとして出せなかった展開は、逆に彼にとって遠い記憶から続く理想の川田利明を引き出した。
この闘いでタイガースの体に残ったジャイアント馬場の王道、天龍源一郎の革命魂、そして川田利明の四天王遺伝子のかけらは、彼のプロレスにどんな未来を与えるだろうのか。

○川田利明(9分59秒 ストレッチプラム)タイガースマスク×

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第5試合時間無制限1本勝負
スペシャル8人タッグマッチ
ブラックバファロー&ツバサ&政宗&ミラクルマン vs ゼウス&小峠篤司&原田大輔&タダスケ

「今度はゼウス入れろ!来週IMPで4対4だ!オマエらB&Gとオレら先輩チームでIMP4対4!お前ら、負けて、解散!以上!!」
先週23日のサタナイでのバファローによるB&G最後宣告で実現したIMPでの8人タッグマッチ。その執行人たるベテランチームは選りすぐりの強力なメンバー。
川田vsタイガース戦を差し置いてのセミファイナル抜擢はこの闘いが大阪プロレスの今後を大きく左右する事を示す。23日のバファローとのシングルマッチに敗れた原田大輔にとって、もちろんこれ以上は許されない敗北。それに加え、この日の敗北=B&G解散は次週のゼウスと組んでのゼロ&GAINAへの大阪タッグ王座挑戦にも暗い影を投げかける。
それに勝つだけでも意味はない。原田にとってゼウスに頼る事はB&Gのチームとしての存在意義の証明にはならないのだ。あくまでも自分を含めた残りの3人が決めなければならない事実。
立ち塞がる先輩という壁を打ち壊し栄光への道を切り開くかB&G。その若い力を根底からそぎ落とすのかベテランチーム。

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まずはブラドゥンガッツが入場し、四方のセカンドロープに登ってアピール。そして暗転する場内の中、花道を見つめて相手の登場を待ち受ける。

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続いてベテランチームが華やかにリングイン。そうそうたる面々に、早くも激戦の予感。
選手コールが終わると先発を買って出たバファローが早くも臨戦態勢。

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そうなるとB&Gからは当然ながら原田の登場。まずは真正面から組み合う。そして原田が走ればバファローが足で止めようとする。原田はそれを掴んでエルボー、そして膝を叩きつける。

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ツバサのカットインからB&Gがなだれ込み、リング内外に両軍が入り乱れての闘いに発展、エプロンサイドの至るところで火花を散らす。

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場外戦が行われる間も、入れ代わり立ち代わり選手がリング上でハイスピードバトル。
ツバサのルチャ殺法にタダスケが突貫ファイトで立ち向えば、小峠のスピードにミラクルが得意ののキックで対抗する。

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小峠のレッグラリアートから両チーム代わって政宗とゼウス。ゼウスは政宗のドロップキックを物ともせずリフトアップスラムで返してゆく。

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しかしここでベテランチームが総出でカットイン、再び乱戦に。ベテランチームは原田以外のB&Gメンバーを場外に排除して攻撃の焦点を絞ろうとする。

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そしてコーナーの原田にベテランチームの串刺し攻撃。政宗のダブルニー、ミラクルのランニングエルボー、ツバサとバファローのラリアット。

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リングに戻ってきたB&Gメンバーも流れを戻すべく奮闘。バファローとタダスケがゴツゴツした闘いを見せれば、ツバサと小峠が目まぐるしいファイト。
そんな中、小峠の蹴り足をキャッチしたツバサがドラゴンスクリューからSTF。

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ここから政宗、ミラクルと素早いスイッチワークで小峠を攻め立てる。続くバファローもエプロンでダウンする小峠にスライサーから駆け上り式ドロップキック。
反撃を試みた小峠のコルバタも政宗に回転を合わされパイルドライバーで返されてしまう。

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なおもコーナーのB&Gを襲撃して落としてから小峠を打撃で追い詰めるバファロー。さらにボディスラムでマットに叩きつけると、そこに政宗とツバサの合計4連発のトペ・アトミコ。

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原田のカットが失敗に終わる中、ようやく政宗へのコルバタ式DDTでローンバトルから脱出する小峠。
代わったゼウスは政宗にラリアットを叩き込み、カットに入ったミラクルとツバサのWのクローズラインを突破し二人まとめて両腕ラリアット。そしてツバサに追撃のベアハッグスープレックス。

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ここはバファローがカットに入ってゼウスを場外に投げ出す。そこに今度は原田が入ってバファローと激しくやり合う。
原田はバファローの串刺し攻撃をかわしてコーナーに自爆させると、向かってくる政宗をフロントスープレックスでそのバファローに投げつける。

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リング上は政宗と原田。原田がハーフハッチスープレックスでフォールを狙えば、政宗は原田の突進をかわしてコンプリートショットからアンクルホールド。痛みに顔をゆがめながら片足で踏ん張ってロープに手を伸ばそうと原田。
原田のピンチにタダスケは政宗の背後に強烈なXハンマーでのカットプレー。

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ならばとミラクルが入ってきてタダスケに蹴りの応酬。タダスケもクロスタックルで反撃。
タダスケの突進力に悩まされるミラクルだったが、それをすり抜けるとスタナーからミラクルドライバー。
続いてハーフネルソンに固めるミラクルだが、その背後を小峠のスワンダイブミサイルキックが襲う。

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息もつかせぬ展開。リング上はバファローと小峠。体力回復の小峠はハイスピードなロープワークからレッグラリアート。腰を落としたバファローに今度は低空のレッグラリアート。
しかし続くライオンサルトはバファローが膝を突き立てて阻止。
その小峠にミラクルが延髄斬りからミラクルドライバー。ここでまたも両軍がカットでなだれ込みリング上は騒然となる。

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一度は場外に投げ出されたゼウスだったが、政宗とツバサをまとめてリングインのフライングラリアットでなぎ倒して劇的帰還。
そのゼウスをミラクルとバファローはWで投げようとするが逆にゼウスのパワーで投げ返されてしまう。

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ダウンしたバファロー引き起こしてゼウスと原田はラリアット&タックルの同時連携。そこにタダスケがコーナートップからのダイビングヘッドバッド。
ここは何とか政宗とツバサが同時カットするものの原田とゼウスが再び場外に排除。そしてその二人に小峠のトペ・コンヒーロが飛来する。

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ここで残った原田はバファローをバックを取ってジャーマンスープレックスの構え。それでもバファローは踏ん張ってクラッチを切りロープに走る。しかしアームホイップから膝を突き上げて迎え撃った原田は大きく弧を描くジャーマンスープレックスホールド。

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カットに入ったミラクルにゼウスの猛襲。ミラクルをコーナーに叩きつけるとベアハッグスープレックスから高角度チョークスラム。救出に入ったベテランチーム、ロープに走りバウンドのゼウスを場外から足を取ってツバサがリングイン延髄ギロチン。政宗は低空ドロップキックでゼウスを場外に叩き出すと三角飛びプランチャ。
リング内のツバサは小峠のスワンダイブをドロップキックで迎撃するとタダスケにはカウンターの飛び付きウラカンラナ。

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タダスケがフォールを返すと今度はドラゴンスリーパーで絞め上げるツバサ。
それをカットしたゼウスに対してベテランチームは総力で攻撃。まずは政宗のラフ攻撃。

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Wのブレーンバスターを踏ん張るゼウスにツバサと政宗は一度ロープに突き飛ばしてミラクルのロープ越し延髄斬りを誘う。そしてよろめいて来たところを改めてWのブレーンバスター。
すぐさま立ち上がるゼウスだったがそこにバファローのバックドロップ。それでも立ち上がろうとするところをツバサと政宗のWドロップキック。そして場外に投げ出されたところをミラクルがトペ・コンヒーロを浴びせようやく沈黙させることに成功する。

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こうなるとベテランチームが狙うは原田の首。バファローはラリアット、バックドロップそしてバッファロードライバーと原田に対して畳み掛ける。
カウント2で返す原田。立ち上がり拳を握る原田の目はまだ死んでいない。
そしてトドメで放ったバファローのラリアットをかわした原田は返す刀でランニングエルボーを振り抜く。
そのまま渾身の力で抑え込むと劇的な3カウント。

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バファローとツバサが吉野レフェリーに詰め寄るももちろん判定は覆らず。
そしてバファローは悔しさを顔ににじませながら原田に手を差し出す。しばし天を仰いで悩んだ原田だがしっかりと握手。バファローは原田を称えるアピール、そしてパートナーたちには手を合わせて「スマン」と謝って見せる潔さ。

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4人並んで勝ち名乗り。一進一退の大乱戦を制したB&G。活路を切り開く崖っぷちでの勝利に観客からの歓声が心地よく浴びせられる。

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そしてB&Gを代表してマイクを握るのはもちろん原田大輔。
原田「皆さんのおかげでB&G守る事ができました!これからも自分達4人で大阪プロレスもっともっと盛り上げていきたいと思います!
そして来週はタッグ選手権!必ず!必ず勝って大阪にベルトを取り戻したいと思います!皆さん応援よろしくお願いします!今日は本当にありがとうございました!」

「実績」「経験」「方向性」周囲からのあらゆる向かい風を弾き返して、存続の権利を勝ち取ったB&G。そして彼らの居場所はこれからも世代闘争という未開拓の荒地。
そんな彼らにはこれからも若さゆえの試練が待ち受ける。勝てば「内容不足」、負ければ「実力不足」という今までの負のスパイラルをどう抜け出すか。
ただ言えるのは彼らの未熟ながらも不屈な精神が厳しいファンの視線を少しづつ変えつつあるという事だ。
もしかしたら今彼らを応援しているファンこそが「先見の明」。アンチを語るものこそが「時代逆行」だったと振り返る日が来るのかもしれない。

×ブラックバファロー&ツバサ&政宗&ミラクルマン(15分51秒 ランニングエルボー)ゼウス&小峠篤司&原田大輔○&タダスケ

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※写真があまりにも大量なのと制作時間の関係でメインは明日アップいたします。
posted by ラポン at 23:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

エクスペリエンス -前半戦-

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プロレスラーの体力と技術は練習の賜物。しかし勝敗の行方はそれに加えて経験が大きく意味を成す。
その経験による大きな差を知る事は、すなわち彼らの目指す頂点の高みを知る事。
同期対決、世代闘争、レジェンドの襲来、そして同郷同士の時を経た頂上決戦。
2008年8月31日、ここは松下IMPホールは闘いのコロッセアムと化す。

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大阪プロレス 8月31日(日)松下IMPホール大会

「大阪プロレス物<ストーリー>語 #43」

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第1試合20分1本勝負
「瀬戸口直貴復帰戦」
瀬戸口直貴 vs 三原一晃

2008年5月11日同日デビュー。突貫ファイトを身上としながらも全てにおいて発展途上である三原に、その身のこなしがプロレスラーとしてのセンスを感じさせる瀬戸口。
実力に大きな差こそ無かったものの彼らの対決は常に瀬戸口が勝ちを収め、三原はその度悔しさに唇をかみ締めた。彼らに宿命付けられたライバル物語は瀬戸口の一歩リードで進んでゆくと見られた。
しかしその約1ヶ月後、突如瀬戸口は右肩の故障で戦線離脱してしまう。
かくして三原は今日まで孤軍奮闘、先輩たちに潰されながら徐々にプロレスラーとしての実戦経験を積んできた。中でもこの夏の過酷な連戦は彼の体に着実に力強さを刻み込んでいった。
そしてIMPという舞台で再び彼らの物語は動き始める。瀬戸口、そして三原の3ヶ月。ひと夏の経験は彼らの立場をどう変化せしめたのか。

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まずは手を取り合う両雄。瀬戸口は欠場前と変わらぬ赤のショートパンツ。三原はこの日より新調の明度の高いグリーンのワンショルダー。心なしか瀬戸口より大きく見える三原の体。

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まずはリング中央で組み合う二人。腕を絞られ顔をしかめる瀬戸口。続くチョップは互角だったものの三原の力強いタックルを食らうとたちまちダウン。

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対する瀬戸口はドロップキック2連発からグラウンドのスリーパーに持ち込んで乱れたペースを落ち着かせる。

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三原はスリーパーを振りほどくとボディスラム。そしてその場で倒れこんでのヘッドバッドと返してゆく。
瀬戸口も三原の突進をかいくぐるとボディスラム。そこから逆エビ固め。三原は呻き声を上げながらもロープの手を届かせる。

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倒れたままの三原に瀬戸口は何度もストンピング。
しかし以前のようにやられてばかりの三原ではない。立ち上がってボディスラム。
そして「行くぞー!」とアピールしてサンセットフリップ2連発。夏の激戦が生んだ得意技を瀬戸口に投下してゆく。

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起き上がりざま三原のタックルをを浴びた瀬戸口は再びダウン。
力で敵わないのならと瀬戸口は鋭いチョップを懸命に叩き込む。ロープに追い詰められた三原は痛みに耐えかね、ついに膝を落とす。
負けじとチョップで反撃して再び突進を試みる三原だが、そこを長い手足が絡め取って瀬戸口こだわりのコブラツイストの魔の手。

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気迫で絞め上げギブアップを迫る瀬戸口だが、余力が残ったのはこれを凌いだ三原。
すぐさま自らの体重を乗せた水車落しで逆転する。

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そして耐える瀬戸口に対して気迫でステップオーバーしての逆エビ固め。うっすらと汗の乗った筋肉が盛り上がり渾身の力でその体を反り上げる。

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一度はロープエスケープされるも、三原はリング中央に引き戻して今度はどっしりと逆片エビ固め。
そして最後は反撃の力を失った瀬戸口を抱え上げ、充分に助走をつけての新必殺技オクラホマスタンピート。

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自らが上になって始めて聞くカウント3。拳を握り締めその感触を味わう三原。

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巻き起こる歓声。それは三原の記念すべきシングル初勝利へ。そして勝利こそできなかったものの万全の復帰戦を見せた瀬戸口へ。
晴れやかな顔で周囲に礼をして花道を後にする三原。ブランクという現実を突きつけられ天を仰ぐ瀬戸口。

両者の力量が接近していたからこそ起きた3ヶ月での逆転劇。しかしその期間で見違えるほど精悍な顔つきになった三原と、欠場前より一回り体を作ってこの場に臨んだ瀬戸口。その果てしない闘いのドラマは幕を開けたばかり。
ある時は闘い、ある時は手を取り合いながら三原と瀬戸口はプロレスという荒波に立ち向う。

×瀬戸口直貴(8分38秒 オクラホマスタンピード)三原一晃○

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第2試合タッグマッチ30分1本勝負
スペル・デルフィン&タコヤキーダー vs 冨宅飛駈&えべっさん

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沖縄プロレスで多忙のおりに参戦のスペル・デルフィン。パートナーはタコヤキーダー。
対するは個性派集団パンクラスミッション冨宅飛駈と(お笑いの)成長著しい三代目えべっさん。

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まずは暖かい手拍子の中、黄色い二人から。王子がえべっさんをロープに押し込む。
えべっさん「ブレーク!ブレーク!ブレーーク!!」

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えべっさん「ブレーク!」吉野レフェリーも「ブレーク!」
置き去りの王子も対抗して「ブレーーク!!」でもなんかヤケ気味。
こうして満足気にタッチしようとする二人。
吉野レフェリー「まだ何もしてないやん」

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タッチを拒否されて再び二人。
突然えべっさん「待て!オレにそんな事してええと思ってるんか?」と王子を指差す。
えべっさん「オレは見たぞー!なんばパークスで女と手ぇつないで歩いとったやろー!」
場内えぇー!の一斉コール。

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客席なおも「エェー!」「キャー!」と囃し立てる。
あわあわとする王子。吉野レフェリーも口に手を当て(キャー!)とリアクション(右端参照)。
冨宅は素早くリングインして王子に詰め寄ると「コレか」と小指を立てる。

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動揺の隠せない王子にえべっさん追撃「オマエそん時の女の子、見てみぃ!4列目のあそこ!」思わず凝視する王子。
えべっさん「...おったらビックリするやろ?」
場内爆笑。コケる吉野レフェリー(王子の背後参照)。

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「だあぁー!」とキレた王子、雄叫びを上げながらえべっさんとフォール合戦。吉野レフェリーまで巻き込まれて3人ファイティングポーズ。

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ようやく両者スイッチ。しかし冨宅は王子の控えるコーナーに「コレか?」としつこくアピール。デルフィンも「ホンマか?」と代わる代わるの下世話な追求。
「ちゃいます!ちゃいます!」と必死に拒否する王子。

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やっとまともな試合になるかと思いきや冨宅、沖縄在住のデルフィンに向かって、堂々と「おっ!久しぶりやなーデルフィン。今沖縄で一番何が流行ってるか知ってるか?」と聞く。
デルフィンが「知らん」と言うと冨宅は「沖縄で流行ってるもの!それはな!」

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「グラウンドじゃー!!」

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「いつものやないか!」と呆れるデルフィンは当然のごとく付き合わない。キック連打でやりたい放題。ついにはエルボーを落としてフォール。

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絶妙のカットインのえべっさん。しかしストンピング誤爆。
謝るえべっさんに冨宅「1回目や1回目っ!」と大人な対応。

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そして再度のカットイン。えべっさんのエルボードロップはやっぱり誤爆。すると冨宅「2回目やろ!」とえべっさんに対してさっきの余裕はどこへやらの強烈なビンタ。
「オマエがくだらんグラウンドばっかやってるからやろ!」と言い返すえべっさん。

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冨宅「注意しろって言うたやないか!」
えべっさん「なんじゃやるんかい!」冨宅「やるんかい!」口撃は次第にオイオイと小突き合いに。
「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!ユッフォ!」(画像ブレ)

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ここで冨宅暴走モード。ピンクレデイー「UFO」の振り付けを継続。お株を奪われ「エェーッ!」と必死にコーナーに戻すえべっさん。
それでも冨宅は止まらず「えぇやろこのくらい!」

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ここで王子が出てきて一瞬まともに戻るかと思われたのもつかの間、壊れた冨宅がそれを許さない。コーナーで控えてる間も「UFO」を踊り続ける。
そしてえべっさんが王子をコーナーに詰めると「コレか?」と小指を立ててネットリと精神攻撃。
かと思えばサッカーボールキック、スリーパー、首四の字で次々と王子を苦しめる迷走ぶり。

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ここからえべっさんは馬場チョップ追撃。王子の白刃取りも通用しない馬場っぷり。
ならばと王子ガットショット。

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お次も懐かしのレスラームーブ、ブッチャーの地獄突き。喉にブスブス突き立てられるも王子はソバットで対抗。

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代わったデルフィンはえべっさんにラリアットからリバースのインディアンデスロック。
デルフィン「絶対カット入るなよ!」とアピール。言われると余計に入りたくなる冨宅、カットの逆水平チョップ。

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そしてゆっくりと倒れこむデルフィン。当然足をロックしたままのえべっさんには追加ダメージ。
この後お約束で同じ流れの3連発。「ぐあぁー!」と悶絶のえべっさん。

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またも仲間割れの冨宅とえべっさんの不意を突いてヘッドロックでごっつんさせるデルタココンビ。
全員ダウンのマット上、吉野レフェリーのカウント「ワン!ツー!」スリー直前で起き上がる4人、フゥーッと一息。

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ここから試合展開が加速。冨宅が王子をミドルキックの速射砲からブレーンバスターに持ち込めば、王子はお返しとタコヤキボンバー、一撃必殺ダイビングヘッドアタック。
えべっさんも王子に串刺しラリアットから景気回復プレスと奮闘を見せる。

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仕上げはデルフィン。えべっさんに走りこんでの大阪臨海アッパー。
そして必殺スイング式DDTからデルフィンクラッチ。しかしこれは冨宅がカット。

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こうなると流れは逆転。えべっさんはデルフィンの串刺し攻撃をブートで跳ね返すと王子にアバランシュホールド。そのままデルフィンを場外に分断する。
リング内に残ったのは冨宅と王子。冨宅はすぐさま王子を捕まえてチキンウイングフェースロック。王子はたまらずタップアウト。

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勝ち名乗りを受けるもまだ足りないとばかりに「UFO」を踊りだす冨宅。えべっさんがそれを必死に止めて退場。
えべっさんとタコヤキーダーが夏祭りプロレスでの成果を発揮する中、突き抜けたのは冨宅ワールド。化学反応を誘発しながらユニークはさらなる笑いを追及する。

スペル・デルフィン&×タコヤキーダー(13分14秒 チキンウイングフェースロック)冨宅飛駈○&えべっさん

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第3試合3WAYマッチ60分1本勝負
大阪お笑い選手権
<王者>松山勘十郎 vs くいしんぼう仮面<挑戦者> vs 菊タロー<挑戦者>

菊タロー大阪プロレス参戦。団体の改革がもたらした素敵な夏の贈り物。
「おかえりー!!」実に3年ぶりとなる里帰りをファンは快く迎え入れた。
「大阪を離れて3年チョット、ようやく正式に言う事ができます!ただいま!」それは菊タローも待ち焦がれた瞬間。
そうなれば彼が狙うのはただ一つ「大阪お笑い選手権」ベルト奪取という恩返し。
かつて観客と共に創りあげた大阪プロレスお笑いの源流。それに3年間の空白がもたらした経験をミックスして自らの成長を証明するのみ。
一度は袂を分かつ事となったかつての相方くいしんぼう仮面と共に、菊タローはこの日IMPという晴れ舞台で、新生大阪プロレスユニークの象徴である王者勘十郎とその頂点を競う。

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先に入場は挑戦者の二人。腕組みをしてチャンピオンの登場を待ち受ける。

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タイトルマッチ仕様の純白のコスチュームでリングインの松山勘十郎。スポットライトを浴びて会場の闇に浮かび上がる。

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コミッショナーによる選手権宣言、菊タローは代理人の後ろに忍び寄り頭をはたこうとする。試合前から早くもリング上を独自の世界に染め上げようとする油断ならない挑戦者菊タロー。
マジックテープで留める大阪お笑いベルト返還には「ベリッってなんやねん」といちゃもん。

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「タイトルマッチなんだから3人同時にガッチリやれよ」とテッドレフェリー。
しかし試合開始のゴングと共に始まったのは菊タローとくいしんぼうによるジャンケン勝負。
アイコが続いた熱闘はパーを出したくいしんぼうの勝利。

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それなら、と勝者くいしんぼう。仕方ないな、と敗者の菊タロー。よっこらせとコブラツイスト。
呆気に取られる勘十郎(左端参照)

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予想された展開ながら「マジメにやれ!」と怒るテッドレフェリー。
「なんで?お笑い選手権やろ、マジメにやったって面白くないやん!」と菊タロー。会場はそうだそうだの拍手喝采。
「これは試合だぞマジメにやれ!」とテッドレフェリー。「コレハシアイダゾマジメニヤレ!」と真似して返す菊タロー。まったく勘十郎入る隙がない。

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試合を再開しても息の合ったコミカルな動きから指差しでお互いを称える菊タローとくいしんぼう。会場アピールもバッチリ。
「待てよオマエら!昔からやってるか知らんけどこれは3ウェイだぞ!しかもタイトルマッチ!3人でやるもんだろうが!」取り残された勘十郎はついにキレる。

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「混ざりたかったら混ざれよ!オレ達に付いて来れるんか!?」と不敵な構えの菊タロー。
勘十郎息巻いて「付いてってやろうじゃないか!」と言うものの、いきなり組み合うタイミングを空かして一人ステップで前に出てしまう。

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「今の何?今の何!?」と二人に指差される勘十郎。会場もクスクス笑い。硬直する千両役者。

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「やっちまったオレ?」と勘十郎。くいしんぼうはコクコクうなずく。
「ヴァーー!!」
雄叫びを上げて「いっけねー」ポーズの勘十郎。くいしんぼうも続く。

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恥ずかしさから「見るなー!!」と叫び乱戦に持ち込む勘十郎。しかしロープワークからの転倒で早くも戦線離脱。そしてくいしんぼうが菊タローの腕を取ると...、

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元祖くいえべダンス炸裂。キレのある動きから最後は得意気にポーズ。観客は大喜び。

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続いて欽ちゃんジャンプ。大阪プロレスのお笑いが生み出した伝統芸能が次々と繰り出される。

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そして菊タローは勘十郎の腕を絞るとお株を奪う拝みロープ渡り。しかし勘十郎がさせるワケもなくロープから足を滑らせた菊タローは股間直撃。

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今度は勘十郎がくいしんぼうの腕を絞ってからロープ渡り。これは「あー!チ○コ痛い!」と男しか理解できない痛みに震える菊タローを尻目に見事成就させる。

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しかし菊タローとくいしんぼうは勘十郎にWのクローズラインで逆襲。ダウンする勘十郎を踏んづけて勝ち誇る菊くいコンビ。
さらに菊タローのサッカーボールキックが勘十郎を襲う。一方のくいしんぼうはいつの間にかのコーナーでタッチを要求。
「タッグマッチじゃない!3ウェイだぞ!」と注意するテッドレフェリーを茶化して代わるがわる攻撃を加える挑戦者コンビ。

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2対1の不利な状況の中、流れを変えたい勘十郎は菊タローにチョップ合戦を挑む。菊タローは負けじと鋭いチョップを返してくる。
そのそばのエプロンでくいしんぼうは...?

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勘十郎なおもチョップ。菊タローこれでもかの頭突き。鏡に映ったように同じ頭突きリアクションのくいしんぼう、楽しそう。

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「オマエの変な顔見てもらえー!!」と勘十郎の顔面を攻める菊タロー。くいしんぼうは余裕のロボットダンス。王者のベルト防衛は風前の灯。

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苦戦する勘十郎だが、Wのクローズラインを切り抜けるとくいしんぼうに豚の角煮で反撃。

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するとすんなり手を返した菊タローはくいしんぼうに「キェー!」と叫びながら追い撃ちのストンピング。
「これからは松山勘十郎が新しい時代を築くんじゃ。勘十郎、オレ達で明日を作ろうぜ!」と菊タロー。勘十郎と「ガッチャーン!」と固く握手。

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しかし勘十郎のトレイン攻撃の背後から菊タローが裏切りのスクールボーイ。
即行で仲間割れした勘十郎はくいしんぼうと結託。串刺しのトレインラリアットを菊タローに叩き込む。

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しかしまたも背後からくいしんぼうが突然のスクールボーイ。「何してんすかぁー!?」とキレる勘十郎。
「勘十郎大先生に何て事するんだ!」と再び菊タロー。勘十郎と仲直りの「ガッチャーン!」で共同戦線。でも結局裏切ろうとする菊タロー。振り回されまくる勘十郎。

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隙を突いた菊タローはスタナーでくいしんぼうを粉砕。勘十郎にはえびす落し。ブレーンバスターの態勢の菊タローは勘十郎にヒザを突き上げながらフリートーク。

「ハイ、大阪プロレスIMP大会、たくさんのご来場を頂きまして誠にありがとうございます!
おかげ様をもちまして3年ぶりに帰ってきましたけど本当に大阪の地元の皆さんの声が暖かい!
本当に色々心配しましてけど、これからもドンドン(大阪プロレスに)上がっていきたい思いますのでどうか大阪プロレスに上がった時には皆さんで見に来てください!
そういうワケで第3試合、宴もたけなわですがお別れの時間が近づいて参りました!それではこの技でお別れしたいと思います!皆さんまた会いましょう!さようなら!」

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と、ブレーンバスターで逆に投げ返される。くいしんぼうはその菊タローに追走串刺しラリアット。しかしいつの間にか追走されて串刺しラリアットをもらってしまう。
返す菊タローのブルドッキングヘッドロックはやっぱりすっぽ抜けて自爆。

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それでもスライディングキックからプロレスラブポーズの菊タロー。照準を合わせてシャイニング菊ザードの構え。

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しかしそうはさせまいと発射寸前に勘十郎の愛しの乱れ髪が浴びせられ菊タローはグルグル巻きに。

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ここから残った勘十郎とくいしんぼうは丸め込み合戦。これをヒザ蹴りで制したくいしんぼうはパワーボムの態勢から充分に溜めを作った首かっきりポーズ。
しかし勘十郎が踏ん張って腰を落とした瞬間、勘十郎の背中を越えて菊タローのシャイニング菊ザードがくいしんぼうに炸裂。

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乱れ髪のクズでゴチャゴチャの中、菊タローは間に勘十郎が挟まっている事に気付かずくいしんぼうをフォール。ここでテッドレフェリーが3カウントを数え試合終了。
コーナーポスト上で勝ち誇る菊タロー。

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しかしアナウンスされたのは「勝者、松山勘十郎!」そして腕を上げられたのも勘十郎。
思わぬ王座防衛に走り回って喜びを表現する勘十郎。
当然ながら菊タローは収まらない「オレやろー!オレがシャイニング決めて丸めたんやろ!」と猛抗議。
それに対してテッドレフェリーは相撲の審判員みたく「ただいまのフォールについてご説明いたします。ただいま直接フォールとして乗っかっていたのは松山勘十郎選手、従って松山勘十郎の勝利!」
肩を落とす菊タロー、満面に笑みが弾ける勘十郎。

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勘十郎の勝ち誇ったマイク。
「ハッハッハ!松山勘十郎の実力とくと味わったか!菊タロー、くいしんぼう仮面、オマエらは所詮過去の産物!宇宙の中で今にも溶けゆかんとするクズ星に過ぎんのだ!そして初代大阪お笑いチャンピオン松山勘十郎こそがこの宇宙で燦然と輝く太陽なのだ!」

吼える勘十郎に観客はビミョーな反応。しかし本人は「ハッハッハ!何も聞こえないぞ!」と脅威の厚顔ぶり。

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「貴様ら相手に防衛したんだ!もう文句はないだろう!なあ菊タロー!」勘十郎の問い掛けに菊タローがマイクを握る。

菊タロー「たまたま乗っかってただけやん!まあまあ分かった分かった運も実力の内や!たまたま乗っかってたその運の強さ、さすがは初代お笑いチャンピオンやのぉ。
でもなオマエはこのお笑いのレジェンドであるこのオレ様を怒らせた。いいか、貴様がそのベルトをお願いだから返上させてくれ、そう言うまでチクチクチクチク嫌がらせしたるからなぁ!
これからもオレはチョクチョクとオマエの様子を見に来るからな。そしてこのオレに奪われるまでこのベルトを良ーく磨いて、マジックテープから別のものに変えておけ!」

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菊タロー「そのお笑いベルトを腰に巻くのはこのオレとくいしんぼうだ。今日のところは少しだけ預けておいてやるから。
分かってないのか?オマエを勝たせたという可能性もあるのだぞ、ネタに持って行ってな!
分かるか?せいぜいそのベルトで苦しみ、もがき、嘆き...ププッ!ビビった!?」

追い詰めるだけ追い詰めてコロッとキャラの変わる菊タロー。

菊タロー「とにかくな、また近々そのベルト奪いに来るから!大阪のみんなこのベルトを腰に巻いて、またくいしんぼうと(タイトルマッチ)やるから待っててくれよ!」

悠々と引き上げて行く菊タローとくいしんぼう。

締めはもちろん勘十郎。
「菊タロー!やれるもんならやってみろ!これからチョクチョク見に来る?上等だ!誰が来ようと必ずこのベルトは拙者が防衛し続けてみせる!まだまだ防衛回数伸ばして行きたいと思いますので皆さん応援宜しくお願いします!」

お笑い新旧対決の第1ラウンドは不透明決着のまま終わり、次への期待だけが残された。
菊タローの言うとおり今回のタイトルマッチがネタであるというならば今回はただの序章なのか。それならば彼らの闘いはさらに極上な笑いへと我々をいざなってくれるだろう。
因縁が深くなるほど面白い。大阪プロレスユニークとはかくも罪深き爆笑空間。

大阪お笑い選手権
<王者>○松山勘十郎(11分37秒 体固め)くいしんぼう仮面×<挑戦者>
※もう一人は菊タロー<挑戦者>
※王者が3度目の防衛に成功。

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続きは後半戦で。
posted by ラポン at 16:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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