2008年09月09日

インターセプト -後半戦-

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ベルトの行方、ユニット存続の是非。選手達はそれぞれのドラマのエンディングに向かって闘い続ける。
勝てば繋がってゆく道。敗れれば閉ざされゆく道。すべては1週間後、松下IMPホールで帰結する。

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大阪プロレス 8月23日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第4試合30分1本勝負
ブラックバファロー vs 原田大輔

タッグフェス2008優勝と準優勝を独占という栄誉を勝ち得ながら苦汁を舐める展開の続くB&G。その体たらくに「ゼウス以外のメンバーはすべて格下だ」とバファローは彼らを罵倒する。それに最も過剰な反応を示したのは原田大輔。
なんとか先週の6人タッグに勝利したもののその遺恨は消える事が無く、終止符を打つべく原田はバファローにシングルマッチを要求。
それに対して「完全KOして3人に言いたかったこと全部ブチまけてやる!」と豪語したバファロー。
原田のプライドは、旗揚げより大阪プロレスの魂を背負ってきた黒き猛牛の魂を打ち破れるのか。

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ロックアップからの静かな立ち上がり。
アマレス仕込みの腰の強さでバファローをコーナーに追い詰める原田。

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吉野レフェリーの静止の中、まずは挨拶代わりとチョップ一閃の原田。するとたちまちリング上はヒートアップ、バファローのチョップと原田のエルボーが乱れ飛ぶ。

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原田の突進を幾度となくブートで食い止めるバファロー。それでもひるまず原田は力任せにエルボーを叩き込んで突破。

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ドロップキックでバファローを場外に弾き出した原田は鉄柱攻撃で追撃。なりふり構わぬ戦法が勝利へのこだわりを感じさせる。

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リングに戻ってもエルボーを振り下ろしてバファローを攻め立てる原田。
それを返していくかに思われたバファローだったが、原田の打撃を読んで意表を突くスリーパーホールド。

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対応の遅れた原田は必死にロープに手を伸ばす。それを引き剥がしたバファローはしつこくスリーパー。首筋にバファローの鍛え上げられた太い腕が食い込んでゆく。力無く空を泳ぐ原田の左腕。

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原田の勢いを制したバファローは場外戦はこうやるんだとばかりに固い床に高速ブレーンバスター。
椅子攻撃も躊躇なく原田の背中に打ち込む。打撃音と共に仰け反る原田の体。

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こうなれば流れはバファロー。リング内でもう一度高速ブレーンバスターを決めるとすぐさまギロチンドロップ。そしてマウントポジションで原田の顔に腕をこすり付けてラフ攻撃。
チョップで応戦する原田だったがチョップで倒されエプロンサイドでスライサー&駆け上り式ドロップキックを浴びてしまう。

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リング中央で再び原田の首を捕らえたバファローは胴締めスリーパーホールド。
体をよじらせ足を踏ん張り、なんとかロープを掴み脱出する原田。

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スタミナを奪われコーナーにもたれ掛かる原田にバファローは「どうした!」と張り手、エルボーと浴びせてゆく。
しかし目は死んでいなかった原田、串刺し攻撃を両足で迎撃するとフライングフォアアーム。
続くハーフハッチの態勢をバファローが踏ん張るとみるや強烈なヒザを突き上げてゆく。

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そして改めて見事なブリッジのハーフハッチスープレックス。しかしカウントは2。

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背中に回りスープレックス連発を狙う原田だが、そのさらにバックを取ったバファローは得意のバックドロップ。マットに叩きつけられた原田の目が曇る。

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しかしバックドロップ連発を踏ん張った原田はそのバファローの頭部を押さえて膝蹴り。クラッチから逃れた原田はランニングエルボー連発。拳を握って耐えるバファローにこれならどうだの投げっぱなしジャーマンスープレックス。
場外に転がってゆくバファローを捕まえた原田は固いエプロンで再びジャーマンスープレックスを試みる。必死にこらえるバファロー。
ならばと原田は体を返して断崖式DDT。

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リング中央にバファローを持ってきた原田はノーザンライトスープレックス。これも返すバファロー。
そんな原田の波状攻撃に屈しないバファロー。それどころか隙があると見るや原田の首にまたもスリーパーホールドを絡みつかせる。

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腰を落とさせて覆いかぶさるようなスリーパーのバファロー。しかし原田はそのまま前に投げて回転エビ固めで脱出&フォール。

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バファローは勢いよくキックアウトすると返す刀でショートレンジラリアット。原田は渾身のエルボー。ならばと再びスリーパー狙いで背後から首を捕らえようとするバファロー。

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しかしさらに背後に回った原田は垂直に落とすような投げっぱなしジャーマンスープレックス。それでも恐るべき受けの強さのバファロー、なおも起き上がってラリアット。そのまま必死のフォール。それを返す原田。
魂の攻防が続く。

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好機を逃がさないバファロー、フラつく原田をガッチリと捕まえて急降下バックドロップ。すぐさま引き起こして今度は容赦ない垂直落下バックドロップホールド。それでも返す執念の原田。

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しかし完全にグロッキー状態の原田。そしてここで序盤から多用していたバファローのスリーパーホールドが最も効果的な局面で原田を襲う。余力を完全に奪われた原田にリング中央での完璧な裸絞めを振りほどく力など残っていなかった。
そして非情に鳴らされる試合終了のゴング。

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駆け寄って原田を気遣う小峠。
そこにバファローの痛烈なマイクが浴びせかけられる。

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バファロー「原田、小峠!おまえらでチーム作って4人になって、それで満足してるんちゃうか?ゴールした気になってんじゃねぇのか!?4人になって何の曲で入場しようか?4人のコスチューム何色で揃えようか?どんな名前でやろうか?次、5人目は誰入れる?三原か?瀬戸口か?オマエらそうやって控え室で和気あいあいとしてるんちゃうか!?」

バファローの勢いの前に否定する事ができない原田と小峠。

バファロー「おまえら若い人間がな!上に立ち向っていくのはプラスでいい事だ!オレは認めてやってた!だがオマエら4人になって、一つのチームとしてまとまって活動するようになってからオレにはオマエらがサークル活動にしか見えねぇ!オマエら一人ひとり正規軍の誰と誰々ってやってた方が殺伐として上食ってやろうって気持ちがあったんちゃうんか!?どうですか、お客さん!」

決して小さくはない賛同の拍手。

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バファローは声をさらに荒らげる「今度はゼウス入れろ!来週IMPで4対4だ!オマエらB&Gとオレら先輩チームでIMP4対4!お前ら、負けて、解散!以上!!」
テーマ曲と共にリングを後にするバファロー。

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原田はようやくマイクを握る。
「ここまでやられたら解散でも何でも懸けて闘うしかないです。たしかにバファローの言う通りなのかもしれん、でも上を食おうって気持ちはずっと持ち続けています。来週IMPホールで解散を懸けての4対4、オレは絶対にゼウスの力には頼りません!」

立ち上り続ける原田。
「俺がB&Gを守ります!来週のIMP必ず勝ちますので皆さん応援宜しくお願いします!」

ついに突きつけられた最後通告。勝利という結果と同時にB&Gがゼウスだけのユニットではないという彼ら3人による存在証明が求められるIMPの8人タッグ。
志だけでは山は動かない。立ちはだかる実力差と経験差。暗闇の中から運命を切り開くかブラドゥンガッツ。

○ブラックバファロー(12分39秒 スリーパーホールド)原田大輔×

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第5試合タッグマッチ60分1本勝負
秀吉&政宗&冨宅飛駈 vs タイガースマスク&ビリーケン・キッド&ミラクルマン

迫る秀吉とビリーケンキッドの大阪プロレスタイトルマッチ、決戦の地は8.31松下IMPホール。それまでに彼らには幾度となく前哨戦が用意されている。第1ラウンドは復帰後初めてラ・エスパルダを披露した挑戦者ビリーの勝利。
そして迎えた第2ラウンド。舞台はサタデーナイトストーリー。
チャンピオン秀吉にとって再びパートナーの政宗と共に臨むこの闘いは決して負けられないもの。
ビリーはタイガースと共にハッスルに出場し、その足でのダブルヘッダー。その不利を覆せるか。
IMP大会まで精神的な優位を保つのは果たしてどちらだ。

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ビリーケン・キッドは先陣を切っての入場。後に続くのはみちのくプロレス「鉄人」リーグより一時帰還のタイガースマスク、そしてシリアスモードのミラクルマン。

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続いてあくまでも平常心で冨宅飛駈。そしてロープ上で身を翻して政宗の入場。最後にロープをくぐった秀吉はそのままベルトを誇示しながら早くもビリーを挑発。

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秀吉とビリーの視線は真っ直ぐお互いの姿に。レフェリーチェックは嵐の前の静けさ。

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そして鳴らされる闘い開始のゴング。
待ちきれないとばかりに先発を買って出る1週間後の王者と挑戦者。まずは力強くロックアップ。

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ロープに追い込んでのロープブレイク。離れ際に秀吉のチョップが放たれる。それを読んでいたビリーはスルリとかわしてファーストヒットとなるガットショット。

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再び組み合うと秀吉は持ち前の力でビリーをねじ伏せようとする。しかしビリーも体をうまくコントロールして思うようにさせない。グラウンドは互角。

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ラチがあかないと秀吉はミドルキック。ビリーは再びガットショット。それならばと己の体をぶつけ合うタックルの攻防。そしてアームホイップで投げつけようとする秀吉、こらえるビリー。

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ここでビリーは秀吉の首に右足をかけてそのままフランケンシュタイナー。すぐさま突進する秀吉を今度はコルバタ。そして間髪いれずドロップキックと自在に宙を舞う連続攻撃。

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代わって入ったミラクルと冨宅。チョップの打ち合いから伸びやかなローリングソバットの冨宅。

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ミラクルもミドルキックで返してスタナーで反撃。冨宅は負けじとドロップキック。場外に投げ出されるミラクルに代わってタイガースがリングイン。

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政宗も出てきて両者の激しいタックル。ロープ際でバックハンドのエルボーを当てて自らロープに走る政宗だが、タイガースはそれを前転して追いかけての打点の高いドロップキック。

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そこにミラクルも入ってきて政宗にWのエルボー。そのままミラクルはブレーンバスター、ミドルキック連射と浴びせてからコーナーにスロー。そこにタイガースとビリーのWブート。

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政宗はなおも孤立。ビリーは政宗を再びコーナーに追い詰めてガットショットで腰を落とさせる。そしてたっぷり観客にアピールしてから1発目のビリンコバスター。

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そしてコーナーの秀吉と冨宅を襲撃して落とす余裕を見せてから、反対コーナーで2発目のビリンコバスター。苦しい展開の政宗だったが反対コーナーに振ろうとするところを返して自軍コーナーに叩きつける。

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政宗は串刺し攻撃をすると見せかけて場外にスライディング。そのまま秀吉と片足づつ持ってコーナーポストを利用した股裂き攻撃。秀吉がビリーを引きずり落とすとそのまま全員が場外戦へと突入する。
秀吉の厳しいチョップにビリーは防戦一方。政宗はタイガースを場外壁にスロー。冨宅はミラクルに鉄柱攻撃。

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ここからさらに攻勢に出る戦国with冨宅、ミラクルを捕まえると冨宅が串刺しハイキック、政宗が串刺しニーパッドと連続して叩き込む。しかし最後の秀吉のラリアットを避けて脱出するミラクル。

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ミラクルはリング中央の冨宅にソバットを浴びせて難を逃れる。しかし勢いは止まらない。今度は出て来たタイガースを押さえ込んで再度の連携開始。

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秀吉はタイガースをアラバマスラム。そのまま逆エビ固めに捻り返すとその下半身に政宗の低空ドロップキックが飛んでくる。

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そのまま横回転してタイガースをハリツケ状態にすると、今度はその側頭部を冨宅と政宗の連続低空ドロップキックが襲う。
戦国のコンビネーションに冨宅がうまく溶け込んで優位な試合の流れを作り上げる。

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ここでタイガースのピンチにカットに入るビリーだが逆に攻められてしまう。乱戦の中、冨宅のソバットがヒットすると途端に失速、政宗のラフ攻撃の餌食に。

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顔面を掻きむしられ踏みつけられ屈辱のビリー。コーナーでは冨宅の執拗なフロントキックを浴びる。ビリーはされるがまま。ハッスルでスタミナをロスした部分が影響しているのか。

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冨宅は座り込むビリーに強烈なサッカーボールキックからのフォール。カウント2で返すと見るや今度はスリーパーホールドでじっくりと絞め上げる。

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そして満を持して出てきた秀吉。ダブルスレッジハマーを落とすとリング中央で重たいチョップを連発。ビリーもチョップを鋭く返していく。こしゃくなと秀吉は強烈なミドルキックでビリーからダウンを奪う。

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そしてコーナーでチョップ&ラリアット「いつものやつ」。ビリーの喉元と胸板が赤く染まってゆく。

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それでも1セット浴びるたびヘッドバッドで返すビリー。譲れない二人の意地の張り合いが繰り広げられる。

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倒れないビリーにしびれを切らした秀吉は素早く刀狩の体勢に。しかしコレはロープ近く。ビリーは太い腕が首筋に食い込まんとするのを必死に耐えてロープエスケープ。

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続いて冨宅がその首に追い討ちをかける首四の字。これをカットに入るタイガースだが政宗の襲撃を受け場外に落ちてしまう。

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再び孤立無援になってしまったビリー。冨宅がチキンウイングに固めているところに秀吉の非情なるチョップ攻撃。休む間もなくミドルキック、サッカーボールキックを3発4発と打ち込まれたビリーはたまらずダウン。

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コーナーでグロッキー状態のビリーだったが、反対コーナーに投げられての串刺し攻撃は両足で迎撃。

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素早くコーナー最上段に登ると秀吉に向かって矢のようなミサイルキックで脱出。
タッチを受けたタイガースはそのまま走りこんでロープの反動から秀吉にドロップキック。

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素晴らしい跳躍力で続く冨宅、政宗、秀吉、冨宅、政宗をと連続ドロップキックで決めたタイガースは、場外に落ちた秀吉と冨宅に気迫の表情と共にトペ・コンヒーロ。

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リング上は政宗とミラクル。ソバット、ミドルキック、延髄斬りと畳み掛けるミラクルに政宗はコンプリートショットで切り返し。しかし続くブルーサンダーの態勢を耐えると再びソバットで反撃のミラクル。

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そのまま抱え上げてミラクルドライバーで落としてみせるミラクル。そこからシリアスモード全開の裏STFがガッチリ決まって政宗はたちまちピンチ。

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冨宅がカットに入るとともにタイガースもリングイン。ここでパンクラスイズム解禁の冨宅は膝蹴り、ミドルキック、チキンウイングアームロック、腕ひしぎ逆十字固めと流れるような技の応酬でタイガースを追い込んでゆく。

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それをビリーが低空ドロップキックでカットに入ると当然のように秀吉が迎え撃つ。スタミナを回復させたビリーは秀吉にウラカンラナ。何とかカウント2で返す秀吉、意気上がるビリー。

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ここで背後に回ったビリーのさらにバックを取って再び刀狩を狙う秀吉。
しかしそれをさらに切り返したビリーはそのまま鮮やかにDDT。目まぐるしい展開の中、ビリーの巧さが秀吉を翻弄する。

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拳を握ってフィニッシュを宣言するビリー。フェイバリットホールドのコウモリ吊り落しが完璧に決まる。再び頭からマットに突き刺さる秀吉。

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フォールは政宗が寸でのカット。それを場外からタイガースがさらにカット。リング上に残ったのはタイガースと政宗。

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タイガースは力強く踏み込んで政宗のボディに崩拳のような突きの2連発。思わぬ一撃にうずくまる政宗。

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しかし続けざまのタイガースのミドルキックをキャッチした政宗は得意のアンクルホールド。
大きく捻られたタイガースの足首が悲鳴を上げる。

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なんとか片足でロープへ詰め寄ろうとするタイガースだが、その顔面に冨宅のミドルキックが振り抜かれる。そしてWのアンクルホールドがタイガースの両足に絡みつく。

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勢いよく前転してロックを解き、同時に政宗と冨宅を場外に投げ出す事に成功したタイガース。そこに走りこんで来たミラクルのトペ・コンヒーロが飛来。

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秀吉が入ってくるとタイガースはビリーと連携。しかしWのクローズラインは秀吉に突破され返す刀でまとめてラリアットを浴びてしまう。対角コーナーにもたれ掛かったタイガースとビリーに秀吉は順番に串刺しラリアットを叩き込む。

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2対1の中奮戦する秀吉だがタイガースがその側頭部にハイキック。押される秀吉だったが冨宅がタイガースを場外に分断。リング上は
終盤に来て王者秀吉と挑戦者ビリーケン・キッドの一騎打ちを迎える。秀吉は重いミドルキックでビリーに確実なダメージを与えてゆく。

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対抗するビリーは勢いよく飛び付き高角度前方回転エビ固め。秀吉はあやうくキックアウト。

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起き上がった秀吉はダメージを負いながらも執念のラリアット。しかしそれを避けたビリーはそのまま高速で回転するラ・エスパルダ。

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しかし最後の逆さ押さえ込みに移行する瞬間、待ってましたとばかりに秀吉の刀狩が繰り出される。勢いよくマットに叩きつけられ、さらに食い込む秀吉必殺の拷問技。

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カットに入ろうとするミラクルも政宗に抑えられ、救援も無く身動きさえも取れなくなったビリーにはギブアップしか残されていなかった。そのままマットに這いつくばり屈辱ともいえる敗北のビリー。

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勝ち名乗りを挙げる戦国のコンビと冨宅。意外といえる絶妙に噛み合った3人のチームワークが勝利を強く引き込んだ。

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そして秀吉は自信満々のマイク。
秀吉「おいビリー、オマエの必殺技ラ・エスパルダ...オレには全然通用せんかったぞ!」

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秀吉「8月31日もう決まったようなもんじゃねぇか。IMPまでに残りわずかだ、最高のコンディションで来いよ!オレはオマエ以上に最高のコンディションにし...!」

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秀吉のマイクをさえぎるように珍しくビリーが激昂。「フザけんなオイ!」と秀吉に殴りかかってゆく。乱打されるゴング。

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番外戦はなんとか両陣営が制止。
しかし収まらない様子のビリー。「オイ!IMP覚えとけ!」などと叫んでいるものの興奮して言葉が定まらない。

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秀吉「おい、今日試合を見に来たビリーキッドファンには申し訳ないが、8月31日は夏休み最後で、最悪の思い出となるだろう。なぜなら!天下人!秀吉が勝つからだ!!今日のこのブーイングを当日は拍手に変えたるからのぉ!8月31日は、天下統一、第2章の始まりじゃー!オマエら見に来いやぁ!!」

秀吉とビリーケン・キッド、二人のタイトルマッチに懸ける気持ちが交錯する中で大阪プロレス名物の6人タッグはより激しい熱となって盛り上がりを見せた。
交われば交わるほどお互いの手の内をさらけ出す前哨戦、最強の称号を手にする為、崇高な二つの魂が疾走し続ける。

○秀吉&政宗&冨宅飛駈(17分22秒 刀狩)タイガースマスク&ビリーケン・キッド×&ミラクルマン

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やっと次はIMP観戦記だ!時間が欲しい!1日36時間くらい!飯は4回!やっぱ食費かかるからイヤだ!
posted by ラポン at 16:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

インターセプト -休憩中-

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   なんてデストロイ。
posted by ラポン at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インターセプト -前半戦-

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IMP大会を1週間後に控えたサタナイ。カードが次々と発表される中、それぞれの選手にとって大いなる脅威が立ちはだかる。
あこがれの存在との危険を秘めた遭遇。解散、存続、運命を決める避けられない闘い。そしてチャンピオンにとっての挑戦者という脅威、挑戦者にとってチャンピオンという壁。
それはプロレスラーとして抗えない宿命。
だからこそインターセプト=迎え撃つ事で大阪プロレスは新生たる所以を証明する。

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大阪プロレス 8月23日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合20分1本勝負
タダスケ vs 三原一晃

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三原にとってすぐ上の先輩であるタダスケとのシングルマッチ。まずはロックアップからスタート。お互いの腕を絞りあいグラウンドから足を固めてゆく。
マットの反動音だけが鳴り響くオープニングマッチらしい序盤のやり取り。

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タダスケの両足をクロスさせて固め、そこから滑らせるようにフェースロックに移行し極めてゆく三原。日常のように行われる闘いの中でグラウンドでのしぶとさが出てきた。

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そこからタックル勝負を挑み正面から己の肉体をぶつけあう二人。離れては弾けあう攻防の最後は気合とともに三原が先輩タダスケを打ち倒す。

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すかさずチョップ連打の三原。タダスケもチョップで返す。痛みに顔を歪めながらも食い下がる三原にタダスケは突き上げるようなヒザ蹴り。

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ダウンした三原の背中ににタダスケはエルボードロップ。仰け反ってうめき声を上げる三原。ここからタダスケは背中周りに焦点を絞った攻撃を展開する。

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背中への串刺し二ーパッドからボディスラム、チンロック、逆片エビ固めと連続で決めてゆくタダスケ。勝負の鉄則とはいえ非情なる技のバリエーションが続く。

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なんとかロープエスケープした三原をブレーンバスターで上げようとするタダスケ。
しかし三原は踏ん張って逆にブレーンバスター。続く小気味いいドロップキックで反撃開始。

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ボディスラムから得意技のサンセットフリップ2連発で波に乗る三原。しかしタダスケは持ち前のパワーで三原をカナディアン・バックブリーカー。

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そしてそのままの態勢から自らの膝を付きさらに痛めつけるパワフルなタダスケ。そこからバックブリーカーにつなげ三原の背中に決定的なダメージを与える。

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それでも不意を突く逆さ押さえ込みで逆転を狙う三原。タダスケは思わぬ反撃に焦りながらのキックアウト。

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それでも余力充分のタダスケは三原をスクールボーイで押さえ込む。三原がキックアウトするとその反動を利用してガッチリと逆エビ固め。
顔をクシャクシャにして力任せに絞め上げるタダスケに三原はたまらずギブアップ。

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タダスケは三原の成長を肌で感じたのか、より厳しい試合展開で三原を苦しめた第1試合。
夏祭りプロレスの連戦の成果はそのダメージを乗り越え、着実に三原の力となっていたのだ。
その三原にとってタダスケのスタイルは目指すべき方角を向いている。B&G結成で若手同士の闘いの機会が減ってしまった大阪プロレスのリング上で、二人の試合は数少ない若き熱だけが支配する機会。手の合う二人、今このリングでもっとも清清しく熱い試合となるのは必然なのだ。
そしてIMP大会で復帰を果たす瀬戸口直貴を三原一晃はその傷だらけの体で迎え撃つ。

○タダスケ(7分38秒 WC)三原一晃×

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第2試合30分1本勝負
小峠篤司 vs タコヤキーダー

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王子が小峠をガットショット、ドロップキックと急襲して試合はスタート。「勝つぞ!」と叫んで場外の小峠にプランチャ。泥臭いファイトで貪欲に勝ちを狙おうとする

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しかし小峠は高速ロープワークからレッグラリアートで王子に浴びせるとその足で場外戦。鉄柱に壁に王子を打ち付けてゆく。

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小峠は王子をリングに戻すとスワンダイブのミサイルキック。王子もエルボーで反撃してゆくがドロップキックをかわされると顔面低空ドロップキック、スリーパーホールド、サーフボードストレッチ、フェースロック、コーナー上踏み付けなどいいように食らってしまう。

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ニードロップ、逆片エビ固め、STFそしてその態勢のままキャメルクラッチと小峠の猛攻は続く。なんとかロープに手を伸ばしてエスケープの王子。

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カウンターのエルボーからダイビングヘッドバッドにつなぎローリングソバット、タコヤキックと返していく王子。小峠も負けじとニールキック、背面ボディアタック。
ようやく中盤に来てお互いの持ち味を出し合う展開。

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腰を落とした王子に低空顔面レッグラリアートを見舞う小峠。ライオンサルトからのテキサスクローバーホールドでギブアップを迫る。

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しかし王子は続く串刺し攻撃を両足で迎撃するとコーナートップからミサイルキック。そして間髪要れずに串刺しのタコヤキボンバーから「一撃必殺や!」と叫んでダイビングヘッドアタックと勝利への執念を見せる。

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しかし反撃はここまで。最後は唐突に小峠のマグザムが決まり王子は無念の3カウント。

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内容に納得いかないのか最後は観客にゴメンナサイと手を合わせて退場の王子。

試合後小峠に噛み付いた王子だがここ最近のファイトに精彩を欠いているのも事実。必殺のダイビングボディアタックまで見せてしまうと途端に失速してしまう展開。それがとても味気ない試合に映ってしまうのだ。
気迫だけでなく試合内容まで問われてしまうのが先の試合の新人三原と3年目の王子の違うところ。
夏祭りプロレスの連戦経験を単なる身体のダメージで終わらすのか、それとも自己の成長の糧にするのかは王子のこれからを大きく左右するだろう。
乗り越えるべきは自分、迎え撃つべきも自分。

○小峠篤司(8分17秒 マグザム)タコヤキーダー×

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第3試合3WAYマッチ30分1本勝負
松山勘十郎 vs えべっさん vs くいしんぼう仮面

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まずはハッスルで試合をしてから駆けつけたくいしんぼう仮面、ペッキーを引き連れての入場。

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続いてえべっさんと大阪お笑いチャンピオン松山勘十郎が入ってきて純ユニークトリオによる3WAYマッチの開始。

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二試合目でハイテンションが出来上がっているくいしんぼうはゴングとともにリング上をハチャメチャかつ縦横無尽に走り回る。
困惑する勘十郎とえべっさんだが何とか手六つの態勢へ。

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そしてお約束のウェーブ。

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なおも軽やかなステップワークのくいしんぼうに「お前ハッスル出たからって調子乗ってるやろ」とえべっさん。
「そうだ!何でオマエだけハッスル出てるんだよ!」と勘十郎。
嫉妬心メラメラの二人は共闘してくいしんぼうを攻めることに。しかし思ったとおりの誤爆。

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「オマエちゃんと持っとけや!」と怒って小突く勘十郎。
「オマエこそしっかり持てや!」と返すえべっさん。
小突き合いは次第にエスカレート。

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「ちゃんと喋れや!」と勘十郎。「やかましいわ!」とえべっさん。
「やるんかオイ!」「なんやオイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!ユッフォ!」

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ここでくいしんぼう、勘十郎をロープに振ってロープワーク。そして勘十郎はいつものように相手につまづいて激しく転倒。
しかしくいしんぼうは、えべっさんを同じように転ばせ、勘十郎にももう一度。顔面を押さえて痛がる二人。くいしんぼうの暴走が止まらない。
そしてトドメのクルッと回って欽ちゃんジャンプ。続いて勝手にうまか棒で自爆しコーナーでピクピク。「しっかり見て!」とペッキー。

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それならばと、えべっさんは勘十郎に地獄突き。「なかなかやるな!次はそうはいかんぞ!」と自信満々の勘十郎のパンチを避けてさらにヒット。
シュッ!シュッ!とブッチャー風決めポーズで得意げのえべっさんに「アタマ大丈夫かオマエ?」と勘十郎。

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「病院行ったほうがいいぞ」と勘十郎。「なにが病院や!」とえべっさん。
「やるんかオイ!」「なんやオイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!ユッフォ!」
しかし今回のUFOは勘十郎が放置。「やれやぁー!」とキレるえべっさんを捕まえて勘十郎はロープ渡り。

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戦線復帰したくいしんぼうをえべっさんは持ち上げたままコーナーに叩きつける。
そのままリング中央に返ってアバランシュホールドでフォールに持ち込むえべっさんだが、勘十郎がハリセンでカット。えべっさんとくいしんぼうをカウンターのハリセンで次々とダウンさせる勘十郎。

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しかしハリセンを奪ったくいしんぼうは勘十郎の貴重な生え際に一閃。睨み合う二人。
恒例のビンタ合戦のはじまりはじまり。

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勘十郎のビンタ。
バシッ!
くいしんぼうのビンタ。
ベシッ!!×2

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予想以上の激痛に首をかしげる勘十郎の後ろにはえべっさんが。
しめしめと勘十郎のビンタ。
バシッ!
えべっさんのビンタ。
ベシッ!!
振り返るとくいしんぼうのビンタ。
ビシッ!
勘十郎のビンタ。
えべっさんキャッチ。

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ブシッ!と決まったえべっさんのビンタに「ぬあぁー!」と顔をゆがめる勘十郎。

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そんな勘十郎をくいしんぼうとえべっさんのサンドイッチドロップキックが襲う。

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「効いたぁー!」と勘十郎、Wのクローズラインを避けるとくいしんぼうに豚の角煮で反撃。
えべっさんにはドロップキック。場外に転げ落ちるえべっさん。勘十郎はここが見せ場と手拍子で観客を煽る。

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勘十郎のトペ・スイシーダがえべっさんに炸裂。くいしんぼうも手拍子とともにラ・ケブラーダでそれに続く。

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グロッキーのえべっさんを場外に上げてコーナーにセットしたくいしんぼうはグーパンチから雪崩式フランケンシュタイナー。
えべっさんはマットに叩きつけられ大の字。

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えべっさんを捕まえトドメとばかりに首掻っ切りポーズのくいしんぼうだが、そこに勘十郎の愛しの乱れ髪。
くいしんぼうがジタバタするうちに勘十郎は輪入道でえべっさんを丸め込んで技あり3カウント。

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上機嫌の勘十郎はマイクも饒舌。
「ご存知の方もいるでしょうが明日のホリパラに菊タローというプロレスラーがやってきます。知っていますか?」

知ってまーす、の声に勘十郎は続ける。
「さすがだ...ヤツはもともと大阪プロレスで初代えべっさんとしてお笑いプロレスの礎を築いた男。今も日本でトップクラスの面白いレスラーだ。しかし日本で一番面白いレスラーが巻くベルトはこの松山勘十郎が持っている!チャンピオンとして菊タローに絶対負けるわけには行かない!」

勘十郎は宣言して上機嫌のまま抽選会に突入。

新たに迎え撃つ外敵はかつての大阪プロレスお笑いの重鎮。チャンピオンである勘十郎にとって大阪プロレスの歴史という領域はいずれは踏み込まなければならないものだったのかもしれない。
菊タローが持つ伝統あるお笑い遺伝子と、勘十郎にしか表現できない演目的お笑いの世界。新旧ユニークの激突。それは素敵な刺激でもある。
古きを知り新しきを知る。新しいばかりが良いとは限らないのだから。

○松山勘十郎(8分16秒 輪入道)えべっさん×
※もう一人はくいしんぼう仮面

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続きは後半戦で。
posted by ラポン at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

背負うプライド −後半戦−

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デルフィンアリーナに掲げられた王者の姿。それを夜の明かりが誇らしげに映し出す。
プロレスラー達は闘う、チャンピオンという最強の称号の為、理想や野望を貫き通す為、自らを形づくるプライドを守る為。

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大阪プロレス 8月16日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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セミファイナル タッグマッチ30分1本勝負
ブラックバファロー&ミラクルマン&三原一晃 vs 小峠篤司&原田大輔&タダスケ

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先々週のサタナイで秀吉・政宗・ブラックバファロー組に完敗を喫したB&Gの小峠・原田・タダスケ組。メインイベンター失格の烙印を押され、再戦の条件としてアダルトチームのトリオに三原を入れる事を呑んだ彼ら。
その通り組まれたこの日のセミファイナル。実力を過小評価された屈辱のカードにどう答えを出すのかB&G。

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B&Gの先発は原田。バファローを指差して出て来いとアピール。
しかしアダルトチーム先発は三原。それでもバファローに食ってかかる原田に三原は「ふざけんな!」と奮起、ダブルスレッジハマーからヘッドロックに決めてゆく。しかしロープに振られてタックル合戦に持ち込まれると最後は原田のパワー勝ち。

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さらなる挑発でようやくバファローがリングイン。
チョップを放つバファローに原田は強烈な張り手、バファローのアームホイップは踏ん張ってヒザ蹴りと気迫のこもった攻め。早くもテンションの高いバファローも鼻息が荒い。

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バファローは原田の突進をブートで食い止める。さらにナックルを繰り出すバファローに原田は強烈なランニングエルボーでお返し。勢いで場外へなだれ込む二人。

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ここで小峠、タダスケも相手コーナーに突進。ミラクルマンと三原を場外に落とすと場外での乱戦に。

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先にリングに戻ったのはミラクルとタダスケ。タダスケは勢いに任せたハンマー連発。
しかしミラクルは得意のキックですぐさま応戦する。

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ローリングソバットで動きが止まったタダスケにヒザ蹴り、ミドルキックと浴びせかけバックドロップで投げ落とすミラクル。ここ一番の瞬発力は若い力を上回る。

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タダスケを引きずり上げると自コーナーで攻め立てるミラクルとバファロー。タダスケは為すがままの状態。

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バファローはバックハンドエルボーから高速低空ブレーンバスターでタダスケを追い込む。ここで原田がカットに入るもバファローにすぐさま場外に排除されてしまう。

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代わって入った三原はダブルスレッジハマーをタダスケに当てていくものの、タダスケは首筋にXハンマーを叩き込んですぐに逆転。

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ランニングニーで三原をダウンさせたタダスケは自コーナーに追い込んで原田にタッチ。一発の力差に苦しむ若き三原。

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原田は力を溜めてのボディスラムで三原を投げ落とす。落とされるたび仰け反って悶絶する三原。クイックタッチで入った小峠は追い撃ちとばかりに三原の胸板に低空のドロップキック。

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続くライオンサルトでフォールを狙う小峠だがここはバファローとミラクルがカット。ミラクルはタダスケ、原田と次々に場外に投げ落としリング内はバファローと小峠に。

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小峠はハイスパートなロープワークでバファローを翻弄させると切れ味鋭いレッグラリアートで場外への追放に成功。
残った三原にソバットを浴びせると原田にタッチ。原田は豪快なショルダースルーで三原を放り投げると体重の乗った逆エビ固め。

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なんとかロープに逃れた三原に今度はタダスケの猛攻。チンロックで三原の背中と首を痛めつけておいてクロスフェースロックに移行。コーナーが遠い状況が続く三原。

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たまらずカットに入るバファローとミラクルを総出で場外に落としたB&G。
再びフロントヘッドロックで捕まえた三原にコーナートップから原田がニードロップを投下。ここに来てチームプレイが潤滑に回り始めた3人。確実に三原にダメージを与えてゆく。

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原田はフラフラの三原に強烈なチョップを一撃。
痛みに耐えながら気迫のチョップで反撃の三原。「来い!」という原田の挑発に何発もエルボーを打ち込んでいく。
そしてロープに走る三原を原田は追っかけてバックハンドエルボー。しかし三原はひるまずタックルで原田をダウンさせる。
代わったバファローは連続ラリアットでB&Gの3人を次々となぎ倒していく。

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そしてついにバファローのバックドロップが小峠に炸裂。
次にタダスケのバックに回って2発目を狙おうとするが、その背後から原田がクラッチしてクイックモーションのジャーマンスープレックス。
しかし気合いで起き上がったバファローは原田に不意打ちのラリアット。両者は転げるように場外へ。

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代わって入ってきたのはミラクルと小峠。ミラクルは小峠の出鼻をくじく延髄斬りからミラクルドライバー。

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そしてダウンした小峠にコーナートップからのロングレンジダイビングヘッドバッドを見舞うミラクル。

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しかし小峠も負けていない。コルバタ式のDDTでミラクルを場外に放り出すとノータッチのトペコンヒーロで追撃する。

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リング上では残ったタダスケと三原がぶつかり合う。タダスケの串刺し攻撃を両足で迎撃した三原はそのままドロップキック。

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そこから抱え上げようとする三原だがタダスケは踏ん張ってこらえダブルハンマーで脱出しようとする。しかし三原はこれを意地でこらえて連続ボディスラム。
そしてサンセットフリップを落とそうとする三原だがこれはタダスケが避けて自爆に。タダスケはぶちかましクロスタックルからファイヤーマンズキャリースラムで食い下がる三原の勢いを止めてみせる。

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大の字になった三原をバファローとミラクルが救出しようとするが、またしても小峠とタダスケが妨害。
原田はダウンしている三原をムリヤリ立たせようとするが、そこに最後の力を振り絞ったエルボーが飛んでくる。しかし威力の半減した一撃はすでに原田に通用しない。
そんな三原に原田は強烈な張り手からとどめのランニングエルボー。しかし三原はガッチリとフォールする原田を執念で跳ね返してみせる。

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しかし2発目のランニングエルボーをアゴに叩き込まれると三原はついに力尽きピクリとも動けず3カウント。

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どうだ!、とばかりに三原そしてバファローを睨みつけるB&Gの面々。
そしてバファローと原田がそれぞれマイクを握る。

原田 「オレたち勝ったぞ!もうこれ以上オレたちバカにするのはヤメろや」

バファロー 「若い力で大阪プロレスを盛り上げる!?三原を見ろ!若い力ってのはこういうもん違うんか!?」

会場は三原を支持する拍手。

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原田 「オマエだって元気ないじゃないか!それなら来週オレとシングルマッチで勝負しろや!」

バファロー 「分かった、オレはテメェとシングルマッチで来週完全KOしてオレがテメェら3人に言いたかったこと全部ブチまけてやるから覚悟しとけ!」

タッグフェスをピークに迷走を続けるB&G。そんな彼らに苦言を呈するバファロー。
原田がB&Gに対して持つプライド。バファローが胸に秘める真意。
バファローが若い力に求めるものと原田たちの理想が行き着くところに果たして接点はあり得るのか。

ブラックバファロー&ミラクルマン&×三原一晃(10分47秒 ランニングエルボー)小峠篤司&原田大輔○&タダスケ

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メインイベント タッグマッチ60分1本勝負
秀吉&政宗 vs ビリーケン・キッド&KUSHIDA

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まずは戦国タッグの入場。政宗の右手には装飾されたパイプイス、秀吉の肩には大阪プロレス王座のベルト。
続いて入ってきたビリーケン・キッドとKUSHIDA。ガウンを脱いだビリーに秀吉はベルトを掲げて挑発行為。
8/31にタイトルマッチを控える秀吉とビリーの前哨戦。早くも両者が火花を散らす。

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まずは出てきた政宗とKUSHIDAが手四つの攻防...

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...と思いきや政宗はヒラリとかわしてコーナーの秀吉に耳打ち。そしてリングインした秀吉はKUSHIDAと組み合うと思いきやコーナーのビリーをハイキックで襲撃。帰り際にKUSHIDAまでも襲撃して政宗とスイッチ。
そのまま戦国のペースになるかと思われたがここはKUSHIDAが力強いタックルで政宗を倒してみせる。

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グラウンドのフロントヘッドロックから徐々に立ち上がりスタンディングのヘッドロックに移行するKUSHIDA。痛みに顔をしかめる政宗はそのまま相手をロープに振るとリング中央でタックルで激突。そこから政宗はKUSHIDAの髪の毛を掴んで首を捻ってラフ攻撃。

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そしてヘッドロックから首投げで倒しフロントヘッドロックで絞め上げる。やられた技をやり返す政宗流の痛烈なお返し。

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ドロップキックで脱出したKUSHIDAはビリーにスイッチ。政宗も秀吉とタッチして31日の王者と挑戦者がついに対峙する。

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ビリーがチョップを見舞うと秀吉は首筋への地獄突きで反撃。思わずひるむビリーだが自らロープに走ってタックル、激突して踏ん張る両者。そのままショルダースルーの態勢、これも踏ん張る秀吉とビリー。

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しかし次の瞬間ビリーの飛び付きフランケンシュタイナーで投げつけられる秀吉。
それでも止まらない二人の打撃戦、激しいチョップの打ち合いからタックルで勝利したのはビリー、思わずガッツポーズ。

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コーナーの政宗を襲撃して場外に落としたビリーはKUSHIDAとWのアラバマスラムで秀吉をマットに叩きつける。
そしてダウンした秀吉にKUSHIDAのエルボードロップとビリーのセントーンが同時投下、休む間もなくKUSHIDAのその場飛びムーンサルトとコンビ二度目とは思えない連携を披露する。

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続いてコーナーで政宗を捕まえたビリーは水平チョップとヘッドバッドで腰を落とさせる。

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そして会場にアピールして恒例のビリンコバスター。

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歓声に応えて反対コーナーでのビリンコバスターで仕上げ。

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そのままスリーパーホールドで政宗を絞め上げるビリーだったが、そのガラ空きの背中に秀吉が強烈なサッカーボールキックを打ち込んでカット。
政宗はサッカーボールキックをビリーに浴びるもラフ攻撃で脱出。そのまま場外にビリーを放り出すと待っていたのは秀吉のミドルキックの嵐。

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政宗は場外でKUSHIDを痛めつけるとリングに上げて秀吉と二人がかりの攻撃。
秀吉はKUSHIDAの背中にミドルキックを放つと反対コーナーにスルー。そこに政宗の串刺し二ー、そして秀吉の串刺しラリアットのトレイン攻撃。

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ダウンしたKUSHIDAを秀吉は逆エビ固め。そのKUSHIDAの無防備な下半身に政宗の低空ドロップキックが炸裂。今度は戦国タッグが連携で魅せてゆく。

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なおも孤立するKUSHIDAに政宗の顔面掻きむしり。秀吉はコーナーのビリーを襲って排除するとKUSHIDAに重いミドルキックを何発も叩き込む。その威力の前に後退してロープに追い詰められるKUSHIDA。

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そして秀吉得意の「いつものやつ」チョップ&ラリアットの連発がKUSHIDAの喉元を襲う。

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なんとかフォールは返したものの、ボディスラムで投げられたKUSHIDAに政宗のロープ越しトペ・アトミコの洗礼。果てしなくパートナーに浴びせられる戦国タッグの猛攻を歯がゆい気持ちで見つめるビリー。

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攻撃に耐えながら反撃をうかがっていたKUSHIDAは政宗に隙を突いたエルボーからライガーボム。
ようやく脱出と思われたがその足を掴んだ政宗は足首を極めてそのままアンクルホールドの態勢に。

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極められまいと跳ねるKUSHIDAは片足をロックされたままの延髄斬りで窮地を逃れる。

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KUSHIDAのタッチを受けたビリーはまず政宗にミサイルキック。
そして秀吉にはその場飛びのフランケンシュタイナー。続いてブルドッキングヘッドロックからフォールに入るもこれはカウント2。

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このチャンスにファイヤーマンズキャリーに抱え上げてコウモリ吊り落しを狙うビリーだが秀吉は暴れて回避、そのまま背後に着地すると刀狩を狙う。それをKUSHIDAのカットに救われたビリーは自らロープに走るも、そこに秀吉のフライングラリアットがカウンターで飛んでくる。

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ムリヤリ引き起こしたビリーをリバースフルネルソンの態勢からペディグリーに落とそうとする秀吉。しかしそれはリバースされるとそのままコウモリ吊り落しの態勢となってしまう。
自ら招いてしまったコウモリ吊り落しで頭からマットに叩きつけられる秀吉。

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大ダメージを受け動きが止まってしまった秀吉。なんとか立ち上がる秀吉にさらなる追い撃ちを仕掛けようとロープに走ったビリーだったが、エプロンサイドの政宗がビリーの足を引っ張ってカット、そのまま場外へと引きずり込む。

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リングに残った秀吉にいつの間にかコーナートップに上っていたKUSHIDAのミサイルキック。続く政宗にはセカンドロープを掴んで倒立しての雪崩式フランケンシュタイナー。

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政宗はスピードを活かした攻めを見せるKUSHIDAをバックハンドエルボーで迎撃するとリング中央で捕まえてコンプリートショット。

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そこからのフォールはKUSHIDAが必死のキックアウト。しかし次の瞬間政宗の手がKUHIDAの左足を捕獲しアンクルホールドの構え。
一度はロープに逃れるKUSHIDAだが、そこを政宗の低空619が襲う。

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そして再びアンクルホールド。完璧に極まったかと思われたがそこにビリーがカットに入る。
そのビリーに秀吉が襲い掛かってリング上は混戦に。

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政宗のクローズラインをすり抜けてKUSHIDAのハンドスプリングエルボーが決まる。ビリーと連携して政宗を仕留めようとするKUSHIDA。

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しかしここで秀吉襲来。二人まとめてスピアーで吹っ飛ばす。そして両コーナーにもたれかかったビリーとKUSHIDAに連続串刺しラリアット。続いてブルドッキングヘッドロックにKUSHIDAを捕まえたままビリーをまとめてラリアット。それでも起き上がるビリーにこれでもかのラリアット。秀吉がリングを縦横無尽に暴れまわる。

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さらにビリーを追い込む秀吉、アラバマスラムからフットスタンプ、そして必殺の刀狩へ。

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それでも刀狩完成前をDDTで切り返す執念のビリー。政宗はそこをカットしてブルーサンダー。流れは依然戦国タッグペース。

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ならばと連携を試みる戦国タッグ、秀吉がビリーを羽交い絞めにするとそこに政宗のフライングニールキックが。しかしこれはビリーが間一髪避けて誤爆。場外に投げ出された秀吉に、KUSHIDAはエプロンから走りこんでのトペ・コンヒーロで分断。リング上で政宗はビリーを抱え上げようとする。

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ここでビリーは政宗の腕をすり抜けると体を密着させて周りを高速回転、政宗を混乱させて逆さに押さえ込む必殺ラ・エスパルダ。
不意を突かれた政宗はまさかのフォール負け。

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リングに立つ勝者ビリー。エプロンサイドで憤懣やるかたない秀吉。それぞれがマイクを握る。

ビリー 「おい秀吉!オマエがチャンピオンでいられるのはこの夏休みまでだ!」

秀吉 「オイ!来週ハッスル上がるからってウチの試合は無視か!?ハッスルは大阪府立で5時から、メインのカード空けとくから試合終わったらジョギングで戻って来い!そしてあのヘボ技、ラ・エスパルダ今度はオレに食らわしてみろや!逆にオレがオマエをKOしたるからな覚えてろゴラァ!」

ビリー 「言われなくても最初からオレはダブルヘッダーのつもりだ。オマエはラ・エスパルダ、この技の恐ろしさが分かっていないようだな!オマエみたいな体型のヤツにはピッタリの技なんだよ!しかしこれは最終手段、オレはあくまでオマエをKOするつもりだからな!」

ビリー 「オレはもう回り道なんかしない!8月31日オレは必ずチャンピオンベルトを巻いてみせる!」

歴戦の相棒と臨んだ前哨戦でまさかの敗北を喫した王者。秘技を披露して一矢報いた挑戦者。その決戦の日はは2008年8月31日。
王者秀吉の執着が勝り、自らの野望にまた一歩前進するのか、それとも挑戦者ビリーケン・キッドが1年間の沈黙を破り一気に頂点に返り咲くのか。
気力、体力、時の運。お互いが最高の状態で当日を迎えようと栄誉を掴めるのはただの一人だけ。
それまで運命の天秤は揺らぎ続ける。

秀吉&×政宗(17分21秒 ラ・エスパルダ)ビリーケン・キッド○&KUSHIDA

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2008年08月25日

背負うプライド −前半戦−

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自らが設立を宣言した大阪お笑い選手権のチャンピオンとして二度目の防衛戦を迎える松山勘十郎。ブラックバファローはB&Gの若さゆえの迷走に「NO」突きつける。
そして第14代大阪プロレス王者である秀吉は、復帰とともに一気に頂点に上り詰めようとするビリーケン・キッドの挑戦を受ける。その前哨戦はお互いの持てる能力をぶつけ合い熾烈を極める。

負けることを許されない王者そして若者達のプライドが物語をIMPへと導いてゆく。

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大阪プロレス 8月16日(土)デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合20分1本勝負
ゼウス vs タコヤキーダー

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雄叫びを上げて気迫を見せるタコヤキーダー。肉体を誇示してその身体能力を見せつけるゼウス。

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まずはタックルで弾け合う両者。しかしゼウスの突進力と鋼の肉体の前に大きく跳ね返されてしまう王子。

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チョップの乱打で王子をロープに追い詰めたゼウスは再びタックル。
ダウンした王子を軽々とリフトアップしたゼウスは場外に落とすと見せかけて後ろに放り投げる。ゼウスの規格外のパワーの前に苦戦の王子。

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コーナーパッドに王子の頭を打ち付けたゼウスは振りかぶって強烈な水平チョップ。さらに反対のコーナーに振って串刺しのジャンピングエルボー。

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ワンハンドで押さえつけられ屈辱的なフォールをされる王子、なんとかキックアウト。

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ゼウスはボディスラム、串刺しエルボーとさらに攻撃を重ねる。
王子は2発目の串刺し攻撃を両足で迎撃するとセカンドロープからのミサイルキックでようやくゼウスをダウンさせる。

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ここから反撃を狙いたい王子だがゼウスはロープに振ることすら許さない。力差を見せ付けることで精神的優位に立つゼウス。

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それならばと自らロープに走る王子にゼウスはエルボー。しかしここは意地の王子、ゼウスにカウンターのドロップキック。
そして「一撃必殺や!」と叫ぶとダイビングヘッドアタック。

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それでも効いた様子の無いゼウス、王子を担ぎ上げると後方にブロックバスターで落とす。

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そして喉笛を掴むとハイアングルのチョークスラム。勢い良く叩きつけられた王子は大の字のまま3カウントを聞く事に。

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プライドも一緒に砕くようなゼウスの圧勝。
来週末の大阪でのハッスル参戦を睨んで地元ファンにパワーを見せ付けた形のゼウスだが、対する王子も大阪プロレスで闘う者の底力をアピールして欲しかった。
勝てなくても観るものに植えつけられるものは必ずあるはず。

○ゼウス(3分56秒 チョークスラム)タコヤキーダー×

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第2試合30分1本勝負
くいしんぼう仮面 vs えべっさん

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純粋なる大阪名物レスラー対決と言える両者の試合。くいしんぼう入場時からなぜか神妙な態度のえべっさん。

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まずはロックアップで押し合う展開。ロープに追い詰めたくいしんぼうは離れ際にえべっさんの頭に先制のパンチ一撃。ヘッドロックに固めると散々グラインドさせておいてゴツンともう一撃。

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あまりの痛さにマットにうずくまってしまうえべっさん。拍手して喜び表現しまくりのくいしんぼう。

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怒ったえべっさん。ボディスラム、地獄突き、ボディスラムの連続攻撃。ここでフォールするもカウントは2。
えべっさんはテッドレフェリーに「おぉい!カウント遅いよ!」と難クセ。その背後に忍び寄るくししんぼう...。

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そしてスクールボーイで丸め込まれたえべっさんにテッドレフェリーの容赦ない高速カウント。
えべっさんは焦って返すものの危うく試合終了。

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「なんでオレの時だけ早いねん!」とえべっさん。
「オマエが早くしろって言ったじゃないか!」とテッドレフェリー。
口論はやがてドツきあい。
「やるんかいオイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!」

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「ユッフォ!」とピンクレディーネタ炸裂。
観客は笑いと拍手、くいしんぼうは(.....)。

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ここで両者スピード感溢れるルチャな動きに挑戦。
まずは始動のぶつかり合い...しかし二人とも当たりに行かずにいきなりバンプ。
「ええ〜っ!?いやいやいや」違うでしょと、えべっさん。

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それならとロープに走って一人が伏せて一人が素早く飛び越える...はずが二人とも伏せ。
「ええ〜っ!?いやいやいやオマエ伏せてどないすんねん!」
今度は一人がリープフロッグ開脚ジャンプで一人が股の間を素早く走りぬける...はずが二人ともリープフロッグ。
「ええ〜っ!?いやいやいやオマエも飛んでどないすんねん!」

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「オマエ真面目にやれや!」とえべっさん。(オマエこそ真面目にやれや!)と言いたげなくいしんぼう。
口論(?)はやがてドツきあい。
「やるんかいオイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!」「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!」

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えべっさん一人「ユッフォ!」くいしんぼう知らん顔。
やれやぁーー!!」キレえびす。

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またまた怒ったえべっさん、くいしんぼうをコーナーに叩き付け串刺し攻撃。
くいしんぼうはこれを飛んでかわすと、アームホイップ。
そしてクルクル回って...

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欽ちゃんジャンプ。テッドさんもジャンプ。

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ここで再びえべっさんの地獄突き連発。くいしんぼうのパンチをかわして一撃二撃とヒット。
そして得意気に「シュッ!シュツ!」と往年のアブドーラ・ザ・ブッチャー決めポーズ。
調子に乗ったえべっさん、くいしんぼうをコーナーに追い詰めると「よっしゃやるぞーオイ!」とアピール。

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くいしんぼうにパンチを浴びせながら「いち!に!さぁ〜ん!しぃ!ごー!ろ〜くぅ!しち!はち!きゅ〜うぅ!」と3の倍数でアホになるナベアツネタのえべっさん。
呆れ顔のテッドレフェリー。

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えべっさんをコーナーから落としてフォールのくいしんぼう。そこにテッドレフェリーも「ワン!ツー!スリィ〜!」とナベアツネタ。
一斉に「えぇ〜!?」と観客。
「アホが感染った」と言い訳テッドレフェリー。
もちろん試合は終わらない。ここでくいしんぼうの反撃。背面ボディアタックでえべっさんを場外に追い出すとラ・ケブラーダで一気に形勢逆転。

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えべっさんをリングに戻すとくいしんぼうはお返しのパンチに地獄突き。そのままトップロープに座らせて雪崩式フランケンシュタイナー。
そこからフォールもえべっさん返してカウントは2。

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えべっさんを立たせたくいしんぼう、トドメの首掻っ切りポーズ。しかしここでえべっさんが踏ん張ってお互いがブレーンバスターを狙う展開。これが二人同時に投げられようとしたリして全然決まらない。
それでも最後はえべっさんが頑張ってブレーンバスター。

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えべっさんは「これが決まったら私は勝てると思います!必殺ダイビングヘッドバッド!」と勝利宣言。「アピール聞いたやろ!絶対にソコを動くなよ!」とストンピング。

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だが念を押してもくいしんぼうはコロコロ。えべっさん怒りの追加ストンピング。

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「ダイビングヘッドバッド〜!」と再アピールして、ついにえべっさんのダイブ成功。
「よっしゃ決まった〜!」とえべっさん。しかしフォールを返してしまうお茶目なくいしんぼう。

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完全に勝機を逃したえべっさん。テッドレフェリーをスローしてぶつける攻撃もくいしんぼうとクルクル投げ返しあって最後はラリアットで自分に返ってくる。
ここでくしんぼうの必殺関空トルネード。これが完璧に決まって、奮闘虚しくえべっさんのフォール負け。

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大阪プロレスの旗揚げより続いてきた「えびす」レスラーと「くいだおれ」レスラーの名物マッチ。
彼らのお笑いの進化すなわち大阪プロレスユニークの進化。
シリアスだけでも語れないしユニークだけでも語れない。それが大阪プロレスの素晴らしき独自。

○くいしんぼう仮面(7分22秒 関空トルネード)えべっさん×

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第3試合 大阪プロレスお笑い選手権試合60分1本勝負
<王者>松山勘十郎 vs 冨宅飛駈<挑戦者>

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最初に選手権宣言。ベルトが返還されて場内は一瞬粛々としたムードに。

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やる気充分、選手コールとともに勘十郎に思いっきりスゴんでいく冨宅。勘十郎は心臓バクバク。

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両者握手を交わしついに闘龍門イズムvsパンクラスイズムのベルトとプライドを懸けた(お笑い)勝負のゴングが鳴らされる。

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出方をうかがうチャンピオン勘十郎と挑戦者冨宅。ファーストヒットは「バシッ!」と音を立てて勘十郎の左足への冨宅のローキック。

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左足をおさえながらキックに警戒を肝に銘じる勘十郎。それならばと低い動きから足を取りにかかるが、冨宅はそこに首を極めるように体重をかけてくる。

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冨宅はそのまま馬乗りになってスリーパーホールド。そのまま体を返すと足をロックしてさらに絞め上げる。

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勘十郎も腕を取ってリストを極めにいく。冨宅のグラウンドに敢然と立ち向かっていく勘十郎。

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ガットショットからスピード感あるロープワークで攻め手を探る勘十郎。しかし冨宅の背中につまづいて顔面から転倒。
それでもめげずに冨宅の腕を絞って「はっ!いざぁーっ!」とロープ渡りを宣言の勘十郎。自身のワールドに冨宅を引き込んでゆく。

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瀬戸口の蝶々に釣られるように見事な安定感でロープを渡っていく勘十郎。そのままトップロープからダイブ、冨宅をホイップして「参ったかぁ〜!」と見栄を切る。千両役者の面目躍如。

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「この一瞬の為に生きている」と自画自賛気味の勘十郎。
そして場外に投げ出された冨宅に勘十郎は「冨宅さんよく聞け!どうした!ビビッたのか!今日は勝てそうな気がしてきたぞ!UWF恐るるに足らずじゃ!」と恐れ知らずな挑発。

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「♪チャーンチャーンチャーーン♪」そこに鳴り響くUWFのテーマ。頭を抱える勘十郎。
音楽に乗ってUWFの魂にスイッチが入った冨宅。ミドルキック、掌打、ヒザ蹴りと勘十郎をボコボコに。

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ついに勘十郎に対してマウントポジションの体勢に入った冨宅は掌打の雨あられ。そして腕ひしぎ逆十字固めでフィニッシュを狙う。
しかし突然曲が音飛びしてしまい冨宅は失速、技を外してしまう。「オイ宮尾!大事なトコなんだよ!ちゃんと流せよ!」と宮尾リングアナウンサーを睨みつける冨宅。

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かろうじてピンチを逃れた勘十郎。しかし冨宅の優勢は続く。腰を落とした勘十郎に強烈なサッカーボールキック。

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そして逆片エビ固めを堪えられるとすぐさまヒールホールドに移行。冨宅のグラウンド地獄にはまっていく勘十郎。

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リング中央でもがき苦しむ勘十郎。なんとかロープに手が届き必死のエスケープ。

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ロープにもたれかかった勘十郎に串刺しニーを狙う冨宅だが、ここは勘十郎が屈んで回避。
冨宅はそのまま場外へ転落。ここで勘十郎はリング下よりハリセンを持ち出して冨宅の背中に爆音の一撃。仰け反って痛がる冨宅。

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勘十郎は冨宅をロープに振って顔面ハリセンラリアットの2連発。顔を押さえて悶絶ダウンの冨宅。

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しかし冨宅はハリセンを奪うと勘十郎の頭部のすごく大事な生え際辺りに力任せの一撃。
思わず睨む勘十郎。睨み返す冨宅。

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ついに恒例ビンタ合戦モードに突入。
勘十郎のビンタ。
ベシッ。
冨宅のビンタ。
ベシッ!

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勘十郎のビンタ。
ベシッ。
冨宅のビンタとローキック。
ベシッ!ビシッ!!

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下半身に走る痛みにヨロヨロと勘十郎。3倍返しにどうにも納得できない様子。

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それでも男の子、勘十郎のビンタ。
キャッチ。
冨宅のビンタ。
ブシッ!!
あまりの痛みに仰け反りながら「ぬあぁー!」と変顔の勘十郎。

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いっぱい叩かれた勘十郎「効いたぞー!」と叫びながら、豚の角煮から場外へのトペスイシーダ、そして「よっよっよおーっ!」と歌舞伎ステップからのエルボードロップ。

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続けてカミカゼからセントーン。フォールを返されると首と右足を同時に極めたメキシコ流ジャベ殺法でギブアップを狙う。勘十郎勢いに任せた怒涛の攻撃が続く。

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ここで「これで決めるぞ!愛しの乱れ髪だ!」とリング下から持ち出した勘十郎。
直撃した乱れ髪に絡め取られてしまう冨宅。

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しかしここでまた「♪チャーンチャーンチャーーン♪」と鳴り響くUWFのテーマ。
UWF覚醒モードの冨宅。乱れ髪を掻き分けて再び勘十郎に掌打の応酬。

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なおも襲う冨宅のラッシュに為す術ない勘十郎。鋭いミドルキック、突き上げるようなヒザ蹴りに絶体絶命。

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ところがまたも曲が音飛び。動きの鈍くなった冨宅に、勘十郎は不器用ながらも掌打とミドルキックで猛反撃。

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再び曲が普通に戻って冨宅の勢いも戻る。腰投げからマウントポジション、そして勘十郎に降り注ぐ素早い掌打。

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弱った勘十郎にトドメの腕ひしぎ逆十字固めを極める冨宅。しかしまたまたここで曲の音が飛びまくり。あたふたと動揺する冨宅に勘十郎の一瞬のエビ固めが炸裂し突然の3カウント。

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勝利を確信した矢先の敗北に信じられないといった表情の冨宅。勘十郎は苦戦しながらもパンクラスも猛者から見事二度目の防衛。

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マイクを取って「ちゃんとCD流せ!」とご立腹の冨宅。
しかし息を静めると「松山勘十郎.....再度挑戦を表明する!」と宣言。
力が抜けてガクッと崩れる勘十郎。「返事待ってるぞ」と冨宅。
「もういいですって!」と嘆く勘十郎。

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ベルトが授与されマイクを握った王者勘十郎。
「UWFのテーマCDにキズを付けておいたのが功を奏したようだな!いい具合に音が飛んで勝つことができた!」と作戦勝ちをまずアピール。

「冨宅さんはある意味最強の挑戦者だったかもしれない...だけどやっぱり世界は拙者を中心に回っていたな!」

「日本一面白いプロレスラーが巻くこのベルトこの松山勘十郎が日本一面白いプロレスラーだ。依存はみなさん無いな!?」

「日本中の楽しいプロレスを得意とするレスラーども、日本一面白いプロレスラーが巻くベルトはここ大阪にある。この松山勘十郎にまたいつでも誰でもいい挑戦してきやがれ!」

防衛を重ねるごとに王者としての自信を深める勘十郎。しかし広いプロレス界にはお笑いの才能と実力を兼ね備えたユニークレスラー達がゴロゴロしている。
彼の宣言に応じてベルトを狙ってくる強敵たちに勘十郎は立ち向かっていけるのだろうか。
笑いの本場である大阪が誇るお笑いのベルト。それにははまだ勘十郎の知りえない重みがあるのだから。

<王者>○松山勘十郎(13分19秒 エビ固め)冨宅飛駈×<挑戦者>

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続きは後半戦で。
posted by ラポン at 23:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

でら名古屋vs大阪 -後半戦-

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大阪プロレスに4年間在籍し、そのファイトスタイルに遺伝子を持つ高井健吾。
そして大阪プロレスが毎週行っているプロレス教室の元門下生であった入江茂弘。
セミファイナルとメインイベントに名を連ねるでら名古屋プロレスの二人はどのような覚悟で闘いに臨むのだろうか。
奇しくも前半ではでら名古屋プロレスが2勝1敗とリード。自身の勝利が大阪プロレスに引導を渡す。時を経て、運命の歯車が今再び動き出す。

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でら名古屋プロレス 8月17日(日) 中村スポーツセンター大会

「第二戦 vs大阪プロレス(大阪)」

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第4試合30分1本勝負
入江茂弘 vs ブラックバファロー

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先に入場してバファローを待ち受ける入江。しかしバファローは入場するや否や入江を金属バットで急襲、ロープに振って痛烈なラリアットの一撃。
完全に虚を突かれた形の入江。

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更なる一撃を狙うバファローだったが、入江はラリアットをすり抜け弾丸スピアー。

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入江はバファローをコーナーに振ると串刺しフライングフォアアーム。反対コーナーに振ってもう一撃。
完全にペースを握ったかに見えた入江だったが、次の瞬間バファローのバックドロップがエグく炸裂。場外に転がり落ちた入江をバファローは追撃、闘いは場外へ。

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容赦なくイスで殴打されリングに戻された入江はチョップで反撃。これにバファローが応じて迫力のチョップ合戦に。髪を振り乱して雄叫ぶバファロー、気合でクシャクシャの入江の顔、そして腫れ上がってゆく胸板。

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ここでバファローは振りかぶってのヘッドバットで入江をたじろがせると高速の低空ブレーンバスター、そしてダウンしたままの首元にギロチンドロップ。

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続いてニーリフトからタックルを繰り出すバファローだが、意地の入江はこれを逆にタックルで弾き返す。

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しかし間髪いれず繰り出した入江の二撃目はバファローが避けてしまいそのまま場外転落。
再び場外戦、バファローはでら名古屋の応援団の目の前で入江をブレーンバスター。固い床に落とされた入江は悶絶。
そして客席に投げ出される入江。バファローのしたたかなラフなファイトの前に為す術ない入江、経験不足を露呈してしまう事に。

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リングに戻った入江にコーナートップからバファローの踏みつけるようなミサイルキックが飛ぶ。そのままファーストロープにもたれかかった入江にバファローのスライサー、そしてエプロンサイドからのドロップキック。

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それでもバファローのラリアットをパワースラムで返した入江は反撃開始。スピアーを挟んでのスパインバスター。

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そしてロープに振ってカウンターのネックハンギングボム。バファローは何度も背中から叩きつけられて大の字。

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ここで好機の入江、バファローの両足をクラッチして必殺の変形ゴリラクラッチの体勢に。必死に逃れようとするバファロー、完成間際に何とかロープエスケープ。

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ダメージを受け足を押さえるバファローだったが、近づく入江をラリアットを浴びせてダウンさせる。
そのままコーナートップに上がってミサイルキックを狙うバファローだったがすぐさま入江は蘇生、セカンドロープに登ってバファローを捕まえる。一度ははたき落とされる入江だったが再びバファローを掴むと豪快な雪崩式ブレーンバスター。

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勝負どころと何発もエルボーを叩き込んでゆく入江、しかしそこに隙を見出したバファローは強烈なバックドロップ投下。

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畳み掛けるべく再度のバックドロップで投げていくバファローだったが、入江は体を返してそのままフォール。これがうまく意表を突き2.9ギリギリのカウント。
最後の力を振り絞り自らロープに走って突進する入江だったが、それをバファローは待っていたかのようにラリアットで返り討ち。

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そしてとどめのバックドロップ。入江はマットに向かって真っ逆さまに落ちてゆく。

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そのままホールド態勢でフォール。入江の足は本能でキックアウトしようとするが体は動かず3カウントを聞くことに。
髪を掻き上げて凛と立ち上がり、先程までのダメージを微塵も感じさせないバファロー。

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後頭部を押さえてうずくまる入江を指差し、セコンドのタコヤキーダーと三原を叱咤するバファロー。その口は「こいつのファイトをしっかり見たか!」と言っているようだ。

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入江に近づき、右手を差し出して握手を求めるバファロー。入江は当然その手を払いのける。バファローはその態度に入江アッパレとでも言うように客席に拍手を求めた。
そしてエプロンに上がった高木監督とお互い謝辞を述べ合うとガッチリ握手。

かつて大阪プロレス門下のプロレス教室で汗を流した入江。そこから大阪を離れ、総合の練習などを経験して今、大先輩とコーナーを分かち対峙する。
新人中心のでら名古屋プロレスにおいていち早く注目を浴び各団体から引っ張りだこ状態の入江。それはいつしか対抗戦の中にあって重要なポジションを占めるに至った。
勝利すれば早くもでら名古屋プロレスの総合勝利が決まっていたセミファイナル。しかし雲の上の存在だったと語ったブラックバファローの存在は時を経て今なお厚い壁として立ちはだかる。
しかしバファローの体に刻まれた入江茂弘の存在。そして入江にもたらされた11分48秒の原点との逢瀬。この闘いに確かな意味はあった。
若くして団体の命運を背負うその姿にバファローはかつての自分の姿、若社長山田圭介を見たか。

×入江茂弘(11分48秒 バックドロップ)ブラックバファロー○

でら名古屋プロレス2勝2敗

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第5試合30分1本勝負
高井憲吾&笠木峻 vs ビリーケン・キッド&ツバサ

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対戦成績五分で迎えたメインイベント、まずはでら名古屋チームの入場。旗揚げ戦でも唯一の勝利を挙げた熱血コーチ高井憲吾と高校生ファイター笠木峻のコンビ。

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続いての大阪プロレスチームはストーム・オブ・アカプルコ、ツバサとサルバドール・デ・インフィエルノ、ビリーケン・キッドのエース級コンビ。ブラックコスチュームで統一しての登場。

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両陣営の選手コール。対抗試合の決着戦とあって会場の熱気も上がる。

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先発はまずビリーと笠木。ロックアップから両者腕の取り合い、ビリーはグラウンドに持ち込んでトーホールドからその足にストンピング。

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立ち上がった笠木はビリーをヘッドロックのまま投げてそのまま腕ひしぎ逆十字固め。クラッチを切ろうとするがそれをビリーが体を返して馬乗りに。
お互いの体を捌きあって構えるビリーと笠木。笠木の動きに緊張の色なし。そしてビリーの動きに慢心の色なし。

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両チームスイッチしてツバサと高井。まずはお互いが観客を煽りながらリングを一周。
ツバサはヘッドロックで絞る高井をロープに振ってタックル。しかしこれは高井の威力が勝る。

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追い撃ちのストンピングにスクッと立ち上がったツバサはチョップ。高井も振りかぶってチョップ。仰け反りながらも両者意地のチョップ合戦。

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打撃戦をローリングソバットで制したツバサ。高井はエルボーでお返し。そのままロープに走った高井を待ち受けていたのはツバサのその場飛びフランケンシュタイナー。
場外に投げ出された高井にトペを見舞おうとするツバサだったが、これは高井が客席に紛れたのを見てブレーキ。

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ここで再びビリーと笠木。ビリーはチョップ連打からソバット、タックル。笠木はそれに鋭いミドルキックで対抗し、ビリーに蹴り足を捕まえられるとジャンプして即頭部ハイキック。そこからうまく高井につないでゆく。
高井はボディスラムでビリーを投げつけるとその肩口にジャンピングヘッドバット。

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高井はチンロックでビリーをグラウンドに引き込む。そこからビリーの顔面掻きむしりを嫌がって首四の字に移行して苦しめる。

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ビリーをコーナーに追い詰めた高井から、代わった笠木はそのままキックの応酬。首投げでマットに倒すと強烈なサッカーボールキック。
そしてスリーパー、首四の字、スリーパーとビリーのスタミナを奪いにかかる笠木だったがビリーはアゴ砕きで脱出。ビリーはストンピングの応酬から引き起こしてお返しのサッカーボールキック。

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コーナーに引き寄せてビリーからスイッチしたツバサはダウンする笠木に両足で顔面踏みつけ。そしてその場飛びムーンサルトプレス。そしてコーナーの高井を牽制してからグラウンドへ。

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腕と足を同時に極めるツバサのジャベ。リング中央でもがき苦しむ笠木だったが、ここは高井が救援に入って難を逃れる。

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代わったビリーはボディスラムで笠木を投げると高々とジャンプしてフットスタンプ。小憎たらしげにストンピングを浴びせるビリーにチョップで対抗する笠木だが、早いスイッチワークでツバサが入ってきてまたも防戦一方。

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ツバサは腰を落とす笠木にサッカーボールキック、トペ・アトミコ。
そして指を差し上げ「クーガームーブ!」と叫ぶとリングインギロチンドロップ。足の負傷で対抗戦欠場となったムチャルチャコンビの相棒アジアン・クーガー。その彼に手向けた一撃にクーガーも指を差し上げて喜ぶ。

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そして段階的に足、首、腕と極めてゆくツバサが誇るメキシコ仕込みのジャベ。絶対的優位の元、笠木を着実に追い込んでゆく大阪プロレスコンビ。

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ここで高井が入ってきて連携を試みるでら名古屋コンビ。笠木がツバサ、高井がビリーを捕まえコーナーから降ってリング中央に激突させようとするが、大阪プロレスチームはそのリング中央で転回して逆にエルボー。
笠木にはツバサののホイップを受けてのビリーの串刺しミサイルキック。高井には連続串刺し攻撃から照準を合わせてサンドイッチドロップキック。

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コーナーでうずくまる笠木にビリーはアピールしながら対角コーナーでビリンコバスター2連発。そして追撃の串刺し低空ミサイルキック。的確かつ見栄え良く決まる技の数々に会場から驚きの声が上がる。

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それでもようやく延髄斬りで脱出に成功した笠木は高井とタッチ。高井は飛び込むや否やビリーにランニングエルボー。ツバサにはフライングフォアアーム。

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連携で勢いを止めようとする大阪プロレスコンビ。しかし高井はWのクローズラインを切ると二人まとめてスピアー。
そしてビリーをコーナーセカンドロープ上に横向き固定すると、ど迫力の串刺しスピアー。

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なおも豪快なショルダースルーでビリーを投げつける高井。ビリーはすぐさま高井をコルバタで投げ返す。

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そしてフラフラとさまよう高井に対してツバサが死角から...

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コーナートップよりの飛び付きフランケンシュタイナー。高井は転げるように場外へ。

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入ってきた笠木は気力充分、ツバサの延髄にジャンピングハイキック。続くミドルキックの連打から串刺し二ーアタック。そして休む間も与えないドロップキックと怒涛の攻め、ついにツバサのダウンに成功。
立ち上がるツバサになおも追撃のミドルキックを叩き込み続ける笠木。しかしそこが一直線ゆえの落とし穴。ツバサは蹴り足をキャッチして...

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シューター殺しのドラゴンスクリュー解禁。笠木の生命線を破壊にかかる。

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ツバサは引き起こすと同じ足を捕まえてもう一度ドラゴンスクリュー。非情な攻めに会場から悲鳴と歓声。

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そしてダメージの深い足を逆片エビ固めからステップトーホールドに固めてそのままSTF。
一極集中の拷問技に笠木の表情がひきつる。

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カットに入った高井をビリーは場外に排除。そしてロープをジャンプして跨ぎセカンドロープからトペ・コンヒーロを披露。
リング上では四の字固めに移行したツバサが笠木にギブアップを迫る。

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すっかり動きが止まってしまった笠木にツバサはとどめのファルコンアローの体勢。
しかしこれを暴れて引き戻した笠木はその形のままツバサをノーザンライトスープレックス。
そして決死の延髄斬りを浴びせると高井にスイッチ。

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リング上はビリーと高井。まずは力任せのラリアット相打ち。エルボーの高井に対してビリーはラリアット連打。

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お互いのプライドがぶつかるラリアット合戦だが分が悪いと見たビリーはファール攻撃。うずくまる高井を背にアピールのビリー。

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しかしそこに隙が生まれる。バックを取った高井はビリーを一気に投げっぱなしジャーマンスープレックス。ビリーは危険な角度でマットに突き刺さる。

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高井はなぎ倒すような渾身のランニングエルボーからビリーを抱え上げ、必殺のでらホフバスター。ここはツバサがかろうじてカットに入るがビリーは危険な状態。
でら名古屋コンビは笠木が入ってきてツバサを場外へ排除。2対1の好機に持ち込む。

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でら名古屋コンビの波状攻撃、笠木の串刺し二ーパッド、高井の串刺しフライングフォアアームがビリーに襲い掛かる。そして高井のパワーボムに笠木のジャンピングハイキックを合わせてビリーの体は急速降下。勢い良くマットに叩きつけられる。

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ここで高井は笠木に最後を託す。笠木は最後の気力を振り絞ってビリーにミドルキック、ハイキック、延髄斬り。
そしてバックを取る笠木だがビリーもファール攻撃でそれをさせない。
ファール攻撃で後ずさりし、ロープ越しでツバサに羽交い絞めにされた笠木だったがビリーのランニングエルボーを避けて誤爆を誘い、そのビリーの背後からスクールボーイ気味にエビ固め。

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エビ固めをカウント2で返したビリーは笠木に低空顔面ドロップキック。
フォールを返した笠木だったが体力の限界、このチャンスに息を吹き返したビリー得意のコウモリ吊り落しが炸裂。
まともに食らってしまった笠木は返すことができずに無念の3カウント。

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笠木を沈めポーズを取るビリー。ダメージは少なくないはずだがプロの余裕を見せつける。

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勝ち名乗りを挙げるビリーとツバサの大阪プロレスコンビ。対抗戦はこれで3勝2敗で大阪プロレスの勝利が確定した。

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元大阪プロレスの高井と現大阪プロレスのビリーとツバサ。20分を超える激闘も3人は熱冷めやらず。一瞬握手をためらう高井だがツバサの手を硬く握り返す。

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スタイルの違うまま大阪プロレスに飛び込んできた高井にルチャの基本動作を教えた恩師ツバサ、健闘を称える抱擁。

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ビリーと高井は互いを挑発、高井は指を立てて「もう一回」のアピール。

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大阪プロレスの寮で寝食を共にした盟友。そして今は強敵。ビリーと高井、ガッチリと腕を組んで再戦を誓い合う。

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「自分、高井憲吾はいつも以上に頑張りましたが大阪プロレスはメチャメチャ強かったです!この借りは必ず返してやるからな!」とコーチ高井。
「旗揚げ戦、1勝4敗だったのが今回2勝3敗だ!でももっともっと上を目指すぞ!」と高井監督。
最後は歓声に手を取り合って応えるでら名古屋プロレスのメンバー。

強行スケジュールの中、でら名古屋プロレスと合間見えた大阪プロレス。そして明らかな実力差の対抗戦の中、見るたびにその輝きを増してゆくでら名古屋プロレスの選手達。

名古屋の名前を掲げ、その看板を背負ってゆく彼らの奮闘はすでに名古屋、いや中部地区のプロレスファンの誇り。後はその強豪達との闘いの中で実績が付いてゆくかどうかだろう。
そしてその第三戦の相手はバトラーツ。バチバチスタイルは多団体のプロレスラーの中にも多くの信奉者を生み、確固たるスタイルとして彼らの前に立ち塞がる。
あらゆるプロレスのカラーとの適応、そして化学反応を経験して大きく育とうとしているでら名古屋プロレスの若武者達。8月末に常設リングを持ち、より強く地域に根を張る彼らの活躍を期待せずにはいられない。
大阪プロレスも大改革を掲げ新たなる道を模索し始めている。この対抗戦はそのファーストステップか。着実に歩むのか、脇目もふらず走り出すのか。その可能性に興味は尽きない。

でら名古屋プロレス1年目の飛躍。大阪プロレス9年目の挑戦。その二つが再び火花散らす時、どんな新たなストーリーが生まれるのか。
その布石はこの日、放たれた。

D高井憲吾&×笠木峻(20分5秒 コウモリ吊り落し)ビリーケン・キッド○&ツバサ

でら名古屋プロレス2勝3敗で対抗戦は大阪プロレスの勝利。

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お見苦しい写真ばっかで申し訳ありません。
熱ダレしてピントぼやけてくるカメラを交換しつつ頑張ったのですが。せめて雰囲気だけでも伝われば嬉しいです。
もっと丈夫なカメラは無いものかって考えるんですが、そもそもデジカメってバッテリとか熱持つの当たり前なんで仕方ないんですよね。

って気付いたら朝じゃん。寝ます、少しだけ。
posted by ラポン at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

でら名古屋vs大阪 -前半戦-

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でら名古屋プロレス公式テーマソング「Lost」を唄うVOMIT Wrathの生演奏とともに両軍の入場。
まずはでら名古屋プロレス。地元の大歓声の中、旗揚げの時よりも心なしか堂々とした若武者達の背中。

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続いて大阪プロレス勢。でら名古屋とは違い、思い思いのシャツに身を包んでいるものの、その出で立ちはすでに臨戦の構えだ。ビリーケン・キッドはブーイングも混じる客席を一遇して不敵な面構え。

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対戦カード発表後、スクラムを組むでら名古屋勢。火花散る闘いを前にその意志を一つに。
彼らの第二の挑戦が始まる。

地元密着団体の先駆け大阪プロレスと、そのコンセプトをベースに日本中の団体を標的にした対抗戦を挑んでゆくでら名古屋プロレス。その団体の性格ゆえいつかは合間見える運命にあったとはいえ、鎖国ともいえる団体運営を続けてきた大阪プロレスが、その改革の矢先に果たし状とも言える試合を承諾したのは歴史的な出来事である。
しかもこの闘いは団体のプライドを賭ける中にも、選手の過去を紐解くような物語すら内包する。

必然だけでは括れない両団体の遭遇。

でら名古屋プロレスvs大阪プロレス夏の陣、開戦。

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でら名古屋プロレス 8月17日(日) 中村スポーツセンター大会

「第二戦 vs大阪プロレス(大阪)」

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第1試合30分1本勝負
SHIGERU vs 三原一晃

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デビュー約3ヶ月、先輩の胸を借りながらメキメキと実力を上げつつある大阪プロレス三原選手。かたや名古屋の本格派インディーレスラーとして兼ねてより勝負に貪欲なファイトが高評価を受けるSHIGERU。ホームリングであることを示すようにSHIGERUのコールでリングを埋め尽くす赤と黒のテープ。
まずは両者握手を交わし第1試合、そして団体対抗戦の始まりを知らせるゴングが鳴り響く。

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まずはロックアップ、SHIGERUはグラウンドに持ち込みヘッドロックから足首の関節を極めてゆく。三原は密着した攻防から逃れようとエルボーを叩き込み、ボディスラムで投げ捨てる。
しかし離れればSHIGERU得意のミドルキックがリング中央、そしてコーナー串刺しで三原を襲う。

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再びグラウンドの展開に持ち込まれ不利な展開の三原。SHIGERUは何とかスリーパーホールドからエスケープする三原にロープ際でストンピング、そして容赦のないサッカーボールキック。

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立ち上がってもSHIGERUの蹴りの速射砲は止まない。エルボーで応戦する三原にミドルキック連発。ダウンすれば再びサッカーボールキック。
しかし三原は串刺しを狙ったSHIGERUの突進を両足で迎撃すると、ドロップキック、タックル、ボディスラム。そしてダウンしたSHIGERUにサンセットフリップ2連発と得意技で猛反撃。

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なおも奮闘する三原だったが強烈な延髄斬りを食らうと動きが止まってしまう。しかしSHIGERUのロープ串刺しエルボーからのフォールを丸め込み返す執念を見せる。

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しかしSHIGERUはこれを返すと、なおもエビ固めで押さえ込む三原を跳ね除けてコーナーで串刺しハイキック。そして強烈なフィッシャーマンズバスター。

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最後はガッチリと極まったクロスフェースロック。あがいてみせる三原だったが、思い切り上半身を仰け反らされるとたまらずギブアップ。

終始落ち着いた試合運びで余裕とも言えた勝利のSHIGERU。対する三原がペースを握る場面は少なかったが、それでも見せた勝利への執着心。ダメージを負いながらも四方に頭を下げる三原に敵味方問わず健闘を讃える拍手。
対抗戦という勝敗にこだわる試合形式ながらも、そこに流れたのはどこのリングでも繰り広げられる初々しい若手とそれを受け止めた先輩との清々しいオープニングマッチの景色。

○SHIGERU(7分6秒 クロスフェースロック)三原一晃×

でら名古屋プロレス1勝0敗

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第2試合30分1本勝負
宮本武士 vs 政宗

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先に入場してきたのは、総合格闘技にまで意欲を見せるでら名古屋期待のシューター宮本武士。鮮やかな青いパンタロンスタイルが目を引く。

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続いて入ってくるは大阪プロレスきってのテクニシャン政宗。観客席はその佇まいから狡猾な雰囲気を感じ取ったのか一斉のブーイング。リングインするとコーナーに寄りかかって余裕綽々の試合前。宮本に対しての溢れんばかりの青い紙テープにフフンとばかりにニヤつく政宗。

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滑り出しは中距離戦。宮本は牽制のローキックで政宗の出方をうかがう。政宗はそれを捌きながら徐々に距離を詰めてゆく。

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突然、政宗は低い姿勢から瞬発力のあるタックル。意表を突かれた宮本、蹴り足が出せない。

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マウントポジションに取られた宮本だったが、すぐに切り返す。それを覆いかぶさるように固めてゆく政宗。息を呑む素早いグラウンドの攻防が展開される。

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ポジション変わって両者立ち上がってロックアップで力比べ。上背では宮本が勝るものの、政宗はその筋力でロープまで押し込んでゆく。
クリーンブレイクすると見せかけてチョップを見舞ってゆく政宗だったが、宮本はお返しとミドルキック連射。ダウンした政宗に力いっぱい
右足を振り抜くサッカーボールキック。

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なおもミドルキックを叩き込む宮本だったが政宗にファール攻撃を食らうと失速、顔面をかきむしられ踏みにじりられるなどプロレスの洗礼を受ける事に。
宮本は膝を付きながらもパンチで応戦するも顔面にソバットを食らい再びダウン。

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観客のブーイングを気持ち良さそうに耳を澄ます政宗。そして放ったダウンした宮本へのトペ・アトミコはブーイングの中にも感嘆のため息。

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宮本の左足首に照準を定めた政宗はエルボーを落とし、そこを踏みつけて捻る。左足首を押さえてうずくまる宮本。そこに政宗のサッカーボールキック。
しかし引き起こそうとする政宗を下からの蹴りで仰け反らせ立ち上がった宮本は、ロープに走る政宗を追いかけてボディーへの強烈なヒザ蹴り。

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ローキック2連発で政宗をひざまずかせた宮本はそこに走りこみのヒザ蹴り。そしてダウンした政宗にガッチリと三角絞めを極めてギブアップを迫る。
政宗はセコンドのアジアン・クーガーの呼びかけに応えるように何とかロープエスケープ。

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逃すまいと宮本は休まずミドルキックの連打。しかしこれを待っていたかのように受け止めた政宗はコンプリートショット。

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そして痛めつけておいた左足首を捕まえるとアンクルホールド。宮本は必死に立ち上がり振りほどこうとする。

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そして執念の延髄斬りで逆転。渾身のミドルキックで政宗をダウンさせる。宮本絶好のチャンス。

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宮本は自らロープに走ってフィニッシュへ。政宗は腰を落としたまま。

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しかし宮本の走りこんでのミドルキックを寝そべってかわした政宗は、その軸足である左足を捕獲する。

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そして再びアンクルホールド。痛みにもがき苦しみながら体を回転させ解こうとする宮本だが、政宗もそれに合わせて回転して逃さない。

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必死に手を伸ばしロープエスケープする宮本だが、そこに待っていたのは政宗の619。
顔面を打ちのめされ、再びエプロンから叩き入れられた宮本は立ち上がることが出来ない。

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とどめはまたもアンクルホールド。これが逃げようが無いほどに隙間無く決まり、執拗な左足首攻めの前に宮本ついに精根尽きタップアウト。

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ダウンする宮本に罵声を浴びせるかのような政宗。SHIGERUはそんな政宗に食ってかかる。それでも余裕の政宗、これでもかとアピールした末にブーイングを背に退場。

ルードの魅力全開の政宗。ブーイングを物ともせずいつもと変わらぬファイトで若い宮本を料理した。ルチャとサブミッションそしてルードファイトを器用に使いこなす彼のスタイルは捕らえどころの無い戦略性に富む。
かたやキッカーとしての実力を上げてきた宮本であったが、未だ関節技使いへの対策は万全とはいえないようだ。総合を目指すのであれば、立ち技と寝技の間に流れるよりシビアな空間のやり取りが発生する。宮本のスタートがキッカーだとしてもその終着点はそれだけに留まらない多様性が求められるのかもしれない。

×宮本武士(8分4秒 アンクルホールド)政宗○

でら名古屋プロレス1勝1敗

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第3試合タッグマッチ30分1本勝負
高木三四郎&榊原渉 vs 冨宅飛駈&タコヤキーダー

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先に入場してきたのはでら名古屋プロレス監督の高木三四郎と榊原渉の師弟コンビ。
続いてタコヤキーダーとパンクラスミッション冨宅飛駈の異色コンビ。

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両軍ともにコールを受ける中、高木監督という頼もしいパートナーを得て気合十分の新人榊原。デスキバラ覚醒なるか。

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まずはチョップ合戦から入る高木とタコヤキーダー。ヘッドロックを嫌いロープに振ろうとするタコヤキーダーだが高木は踏ん張って投げさせない。
両者アームドラッグの攻防を経てまずはタッチへ。

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代わった榊原に冨宅は牽制気味のローキックから手四つへ。グラウンドのフロントヘッドロックで絞め上げてなおもヘッドロック。ここから榊原がロープへ振ってタックル合戦へ。

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最初は冨宅がタイミングよく倒していくものの、お返しとばかりに榊原もタックルでダウンを奪う。それならばと冨宅はタックルと見せかけてドロップキック一閃。

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グラウンドでマウントを取られた榊原は防戦一方。なんとか立ち上がった榊原はエルボーを放っていくが冨宅はミドルキックで倍返し。
冨宅は腰を落とした榊原にサッカーボールキック。そして引き起こすとタコヤキーダーと連携のブート。

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なおも榊原を攻め立てる大阪チーム。完全に座り込んでしまった榊原の胸ぐらに低空のドロップキック。榊原はタコヤキーダーの串刺しエルボーをかわして脱出を試みるが、これは冨宅がエルボーで場外に高木を落として阻止。

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冨宅は棒立ちの榊原に突き上げるようなヒザ蹴り。そこから連携でWのエルボーパッドを叩き込むとそのまま代わってタコヤキーダーのボディスラム。

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早いスイッチワークで入れ替わる大阪チーム、今度は冨宅が榊原の背後からスリーパーホールド。これは高木が勢い良くカット。味方の榊原にも喝入れのストンピング。しかし榊原は動くことが出来ない。

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強烈なミドルキックを浴びる榊原。続くスリーパーホールドで榊原は完全にへたり込んでしまう。それを受け継いだタコヤキーダーは完全にローンバトルの榊原に入場アイテムの巨大なツマヨウジを持ち出して、首を絞める殴打するなどやりたい放題。

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それでも大阪チームのWのクローズラインを突破し、まとめてラリアットで倒した榊原はようやく高木にスイッチ。
ドラゴンリングインで入ってきた高木は冨宅にショートレンジのラリアット。入ってきたタコヤキーダーにはフライングラリアット。

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すぐさま冨宅はミドルキックを浴びせるも、それを高木は痛みに顔をしかめながらラリアットで打ち落とす。そして力いっぱい冨宅をコーナーに叩きつけると串刺しラリアット、反対コーナーに振って飛距離充分のジャンピングエルボー。
そしてサンダーファイヤーに抱え上げる高木だったが、これは冨宅が暴れて着地。そして反撃の掌打の応酬。

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冨宅のミドルキックが再び高木の体中を打ち抜く。対する高木はショートレンジのラリアット連発と壮絶な我慢比べが続く。
冨宅の延髄ハイキックが連続して決まるも高木は倒れない。

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高木のラリアット、踏ん張る冨宅。
冨宅のソバット、後ずさる高木。
それでも高木、スタナーで冨宅をダウンさせる。ダメージ色濃い両者、ようやく交代へ。

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出てきた榊原はいきなりタコヤキーダーを捕らえると得意のブレーンバスター。
しかしすぐに延髄斬りでやり返したタコヤキーダーはコーナーに押し込んでタコヤキボンバー。

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そして「一撃必殺や!」と叫ぶとダイビングヘッドアタック。ここに来て榊原、再び捕まる展開に。

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大阪チームの続く連携、Wのブレーンバスターで榊原を投げきってみせる。

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休む間も与えず今度はサンドイッチのサッカーボールキック。榊原、絶体絶命。

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フラフラの榊原だったが冨宅に羽交い絞めにされるも、タコヤキーダーのエルボーを避けて同士討ちを誘うことに成功。
榊原のタッチを受けて出てきた高木はパワー全開。タコヤキーダーを軽々と持ち上げてパワフルなパワーボム。

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何とかカウント2で返したタコヤキーダーはソバット、タコヤキックの連打で反撃。
一瞬たじろいだ高木だったが、そのままロープに走るタコヤキーダーを追いかけて撃墜ラリアット、そして自ら走ってもう一度ラリアット。

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タコヤキーダーのピンチに冨宅は延髄へのキックでカット。
その冨宅をスピアーで吹っ飛ばした榊原はそのままバックを取ってジャーマンスープレックス。このチャンスに冨宅を場外に分断することに成功。

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リング上は高木とタコヤキーダー。タコヤキーダーは高木の脇をすり抜けると一瞬の逆さ押さえ込み。
これを返した高木は垂直落下ブレーンバスターでタコヤキーダーをグロッキーに。
そしてその体を担ぎ上げると満を持してシットダウンひまわりボム。
立て続けに強烈な技をくらったタコヤキーダーの足は空を泳ぎついに3カウント。

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マットを叩いて悔しがるタコヤキーダー。無念の色が浮かぶ冨宅。
コーナーにもたれ掛かり疲労困憊も目は活き活きと榊原。対照的な構図。

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最後は高木が榊原の手を差し上げて殊勲の新人を讃える。リング中央に勝者の姿。じっくりとその味をかみ締めて仁王立ちの榊原。

薄氷の勝利を呼び込んだデビュー2ヶ月の榊原の健闘。
華々しい技術があったわけではないし神がかり的な精神力があったわけでもない。彼にあったのはただあきらめない心。その予想外の粘りが狂わせた大阪チームの勝利への方程式。
連携では即席ながらも圧倒的に大阪チームが勝っていた。しかし道場特訓を経てより深い絆を持つに至ったでら名古屋コンビの心の連携は計算に無かったか。
思わぬ伏兵デスキバラ。対抗戦のマットに咆哮す。

○高木三四郎&榊原渉(12分54秒 シットダウンひまわりボム)冨宅飛駈&タコヤキーダー×

でら名古屋プロレス2勝1敗

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続きは後半戦で。
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2008年08月15日

幕の内プロレス −後半戦−

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大阪プロレスの未来を担う若手下剋上集団B&G。新しく出来上がったTシャツを全員でアピール。
夏祭りプロレスで連日のように激闘を繰り広げる彼らの顔は疲れも見せずひたすら明るい。その笑顔で会場を訪れる者にエネルギーを与えていって欲しい。
デルフィンアリーナ発元気発信。それが大阪プロレス。初めて観る人にも、届け。

※第4試合はラポンがデジカメの設定に手間取ってしまった為、観戦記に必要な写真が充分に撮れませんでした。観戦記も不十分な箇所が多々ございます。ご了承くださいませ。

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大阪プロレス 8月10日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第4試合タッグマッチ30分1本勝負
秀吉&ブラックバファロー vs ビリーケン・キッド&タコヤキーダー

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今月31日にタイトルマッチを迎える秀吉とビリーケン・キッドがタッグマッチながらも相対する一戦、王者秀吉はベルトを掲げてビリーを意識。
当然先発は秀吉とビリー。タックルなどのパワーでは秀吉が優勢だが、ビリーはそのパワーをいなしながらアームドラッグで投げ、コルバタで切り返す。
秀吉も負けじと強烈なドロップキックで応戦。

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バファローと王子はキックそしてエルボーと激しくぶつかり合う。蹴りで迎撃されながらも王子の気迫が勝りバファローを打ち倒す。ここでビリーが出てきて王子とともに秀吉に連携のダブルチョップ。ビリーはその流れで秀吉にアピールしてからビリンコバスター。

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しかし2発目のビリンコバスターは秀吉に防がれ落とされてしまう。そのまま場外戦に突入の両者。ここは秀吉とバファローの独壇場となる。

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リングに戻っても意識しあう二人は再び対峙。激しくチョップ合戦にも果敢に立ち向かうビリーだが秀吉はパワー殺法で押してゆく。秀吉の撃鉄にバファローのエルボー、そしてフットスタンプと3連発でビリーに浴びせる好連携。

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代わった王子も秀吉とバファローの連携の前に苦戦。秀吉の重い蹴りを何発も食らうとたちまち劣勢に。

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スイッチしたバファローも串刺しラリアット、バックドロップ、スライサーからエプロンへのドロップキックと王子を追い詰める。しかし気迫を見せる王子は串刺しを蹴りで食い止めて見せると、ドロップキックこそ叩き落とされたものの続くラリアットでバファローを倒しビリーにつなげてみせる。
代わったビリーは同じく入ってきた秀吉にミサイルキック、そして見事なフランケンシュタイナーで場内にアピール。

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前哨戦で負けられない二人、ビリーが秀吉の刀狩をロープに逃れれば、秀吉はビリーのコウモリ吊り落しを決めさせない。
再度の刀狩は王子がカット。そのまま場外に出た秀吉にビリーはトペ・コンヒーロ。

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リング上は王子とバファロー。ここで王子が奮闘、一撃必殺の前振りなしにダイビングヘッドアタックを敢行。そこからタコヤキック、セカンドロープ越しの串刺しラリアットと追撃する。
とどめと見た再度のヘッドアタックは復活したバファローに押さえられるものの、ここはビリーがカットしそのまま走りこんでのサンダーライガーボム。

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しかしここで再び秀吉のパワーが炸裂。ビリーと王子をまとめてラリアットでなぎ倒すと対角コーナーを往復しながら豪腕串刺しラリアット。
ビリーをスピアーで吹っ飛ばしてバファローに分断させると王子にペディグリー。弱りきった王子に秀吉は仕上げの刀狩の体勢。

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揺さぶられて食い込んでゆく太い腕、ついに刀狩が極まり王子は無念のタップアウト。

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勝利の瞬間をコーナーで見せ付けられたビリー。しばし一点で睨みあう両者。一触即発の雰囲気をバファローがなだめて気分良く秀吉は前哨戦の勝利をアピール。

前哨戦のエッセンスの中にも個性がぶつかり合った一戦。
秀吉とバファローのパワー&スピード。ビリーの華麗かつ力強い技の数々に王子の気迫。前半のユニークっぽい流れから一転激しい試合を繰り広げるマット上は古きより続くプロレスの原風景。
外国に学び外国とは一味違う進化を遂げたジャパニーズプロレスを異国の人はどう感じたか。それは試合後の歓声と拍手が物語る。

○秀吉&ブラックバファロー(13分32秒 刀狩)ビリーケン・キッド&タコヤキーダー×

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第5試合タッグマッチ60分1本勝負
ツバサ&冨宅飛駈&KUSHIDA vs 松山勘十郎&ミラクルマン&くいしんぼう仮面

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入場テーマに乗って華やかな6人が次々と入場。KUSHIDAの入場テーマ「JUMP」に外人さん(奥さん)ノリノリ。
今月16日にお笑い選手権を迎える松山勘十郎と冨宅飛駈。冨宅は入場するなり勘十郎に詰め寄る。とても迷惑そうな勘十郎。
ツバサはリングサイドを一周してハイタッチしてからリングイン。

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ユニーク軍団vsパンクラス&ハッスル&ルチャ連合軍。冨宅に挑発されるわ、テッドレフェリーには滝のような汗を指摘されるわですでに不機嫌モードの勘十郎。

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「怖いからヤダ」とゴネながら半ばムリヤリ先発の勘十郎。対するはもちろん挑戦者決定済の冨宅。
しかし向かい合うなり冨宅は「挑戦を表明する!」と宣言。
「分かりましたよって!受けるって言ったでしょ!」と呆れる勘十郎。
それでも「挑戦を表明する!」と冨宅。夢にうなされそうなトラウマワード連呼。

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なおも詰め寄る冨宅に「ちょっとクッシーなんとかしてよ!」と泣きが入る勘十郎。ここはKUSHIDAが冨宅をなだめてひとまず交代。

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KUSHIDAが改めてリングインすると女性ファンから「クッシー!」と黄色い声援が多数飛ぶ。対する勘十郎は「勘十郎ぉー!」と野太い声援。
「なんか面白くねぇなあ!」と怒る勘十郎に面白がる観客「勘十郎ぉー!」を連発。
負けじと冨宅が「挑戦を表明する!」と乱入してきて早くもグダグダ気味のリング内。
それでも勘十郎とKUSHIDAはスピード感あふれるルチャムーブで試合を立て直してゆく。

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代わって冨宅とくいしんぼう。くいしんぼうは冨宅のスタイルをマネたUWF系オープンフィンガーの構え。

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そこから軽やかなフットワークのミドルキックと掌底で牽制のくいしんぼう。しかし冨宅に帽子を掴まれるとジタバタと空を切る始末。

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見本とばかりにミドルキックを見舞う冨宅。最初は(効かないぞ!)とばかりにスクッと詰め寄るくいしんぼうだが強烈なローキックを食らうと立ったまま悶絶。
冨宅「痛いんだよ」
テッド「くいちゃんガマンしてたんだねぇ」

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それでもチャッカリ定番奥義炸裂。欽ちゃんジャンプは冨宅もとぶ、クッシーもとぶ、テッドさんもとぶ。

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リング上は残った顔ぶれツバサとミラクル。
ミラクルは「アッ!」と指差しフェイントでツバサを振り向かせグーパンチ。そして大きく振りかぶってカンチョー攻撃へ。

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しかしツバサはカンチョーをヒラリと避けてキャッチするとアームブリーカーならぬカンチョーブリーカーでミラクルの黄金の人差し指を破壊にかかる。

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ダメージでコーナーにもたれ掛かるミラクルだがこれはワナ。ツバサの串刺し攻撃をかわして必殺モスキート。しかしこれはツバサがバタバタ暴れて振りほどく。ミラクルは真っ逆さまに場外。必死にオシリを守って逃げ回る可愛いツバサ。

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再びKUSHIDAと勘十郎の闘い。ロープワークで壮絶にコケてマットに顔拓を残す勘十郎。
ヨゴレな自分に目覚めたのか勘十郎、KUSHIDAの腕を絞るとその腕をベロベロ嘗め回そうとする。
女性ファン「キャー!イヤァー!」

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ここから定番ロープ渡りに。白い蝶役は妙に嬉しそうなミラクル。
「あっ、参ったかぁ〜!」とキメて一瞬千両役者に戻る勘十郎、KUSHIDAをグラウンドで密着し締め上げる。
これだけでも女性ファンの「イヤッ!イヤァー!」の悲鳴。

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「ギブアップしないか...かくなるうえは!」とKUSHIDAの顔に忍び寄る汁気たっぷりの物体。唇を奪おうと勘十郎が迫る。

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必死に抵抗するKUSHIDA、女性ファンの「キャー!」というホラー映画顔負けの叫び声が勘十郎の行為に拍車をかける。
常連ファンも「コワい!コワい!」と引いてる様子。
ここは乱戦に強いユニーク軍、くいしんぼうの絶妙のフォローを交えて総攻撃開始。

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「みんな揃ってワイワイヤイヤイ言いやがって!」とやっかみ気味のミラクル。KUSHIDAの顔をかきむしってラフ攻撃にご満悦。くいしんぼうも体をプルプルさせて喜びに打ち震える。

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続く勘十郎はハリセンでKUSHIDAをシバキまくり。怒ったKUSHIDA、ハリセンを奪って勘十郎の頭の大事な領域に一閃。思わず睨む勘十郎。

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ビンタ合戦に入ると思いきや「ムーッ」と口付けを迫る勘十郎。
嫌悪感たっぷりのKUSHIDAだがなんとか正視してビンタ合戦開始。
勘十郎のビンタ。
ベチッ。
KUSHIDAのビンタ。
ベシッ!
仰け反る勘十郎。

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勘十郎のビンタ。
キャッチ。
代わりにKUSHIDAのビンタがブシッ!っと決まって「ヌアァー!」とうめく勘十郎。

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満を持してツバサがリングイン。ユニーク軍を次々とアームドラッグで放り投げてゆく。しかしそこに執拗にケツを追い回すミラクル登場。リング上はたちまち修羅場。
ツバサは四つんばいで必死に逃げ回る。

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一人目のエジキはKUSHIDA。ミラクルの高速カンチョーの前に昇天。

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続いてミラクルは冨宅をロックオンしてカンチョー。その瞬間、冨宅の何かがスイッチオン。

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「♪チャーンチャーンチャーーン♪」場内に流れるUWFのテーマ。慌てふためくミラクル。

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冨宅のラッシュ。掌底の連打にミドルキック。為す術ないミラクル。

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ツバサとKUSHIDAも出てきてUWFモード。くいしんぼうと勘十郎もしこたまドツかれる。

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そしてマウントポジション。ノーガードでシバかれまくり。

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冨宅の合図で3人同時の腕ひしぎ逆十字固め。ユニーク軍絶対絶命。

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ユニーク軍何とか逃れて反撃。ヘッドロックごっつんこで全員ダウン。
テッドレフェリーのカウント「ワン!ツー!」
何とか起き上がって「フゥーッ」と一息の一同。

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続いてミラクルと勘十郎の編隊(変態×)ドロップキック。ツバサと冨宅を場外に追い出すと追撃のトペ・コンヒーロ&プランチャ。締めはくいしんぼうのラ・ケブラーダ。

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リング上はくいしんぼうとKUSHIDA。くいしんぼうの串刺しラリアットは早すぎて立場逆転。
それでもバックの取り合いからKUSHIDAを羽交い絞めのくいしんぼう。そこに愛しの乱れ髪を放つ勘十郎だが見事に誤爆、絡ってしまってジタバタとくいしんぼう。

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KUSHIDAはハンドスプリングエルボーを決めるとミラクルにその場飛びムーンサルト。勘十郎の誤爆も誘って再度宙を舞う。
そしてなぜかくいしんぼうが味方にうまか棒を落として3人並べて見事に体のしなったムーンサルト3連発。

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ツバサと冨宅が押さえてフォールするもなんとかキックアウトのユニーク軍。ミラクルと勘十郎は場外に分断されリングにはKUSHIDAとくいしんぼうだけに。

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KUSHIDAはくいしんぼうをボディスラムで倒すとコーナートップから超新星プレス。
これが見事に決まりKUSHIDAの勝利。

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3人並んで勝ち名乗りのパンクラス&ハッスル&ルチャチーム。

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まずはKUSHIDAのマイク。
「皆さん今日はご来場ありがとうございました。最初にも言いましたが8月の23日のハッスル、大阪府立体育館で大阪プロレス4名ほど出場していただきます。8月31日の大阪プロレスIMP大会も重ねてよろしくお願いいたします!」

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KUSHIDAのマイクにダメ出し気味の勘十郎。マイクを奪い取ると
「クッシーのマイクも素晴らしかったと思いますが、改めて大阪お笑いチャンピオン松山勘十郎が締めさせていただきます。今回の大阪プロレスのハッスル参戦を機に、これからもハッスルと大阪プロレスのパイプがさらに太くなっていくことを皆さんご期待ください!本日はどうもありがとうございました!」

大阪プロレス名物であるホリパラのユニークメイン。しっかりとしたプロレスの中にしっかりとした笑いの要素。プロレスが持つ表現力にコミカルな動きをミックスした試合運びは会場を包み込む言葉や文化を超えた面白さだ。
試合開始より注目していた偶然通りの外人夫婦、観戦に躊躇していた奥さんの方が最後は爆笑の連続だったことが何よりも嬉しく感じた。
プロレスもお笑いも万国共通。闘いの魅力を贅沢に詰めこんだ大阪プロレスはやはりプロレス幕の内弁当か。

ツバサ&冨宅飛駈&○KUSHIDA(14分55秒 ムーンサルトプレス)松山勘十郎&ミラクルマン&くいしんぼう仮面×

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第4試合、いきなりデジカメの動きが不調になってしまい。写真のほとんどが蜃気楼のようになってしまいました。どうも先日の屋外会場でやっちまったみたいです。
3台目のデジカメを買うか予算的に思案のところ。一昨日パチンコ(CR花の慶次)で勝ったけどプロレス観戦で消える予定(泣)
posted by ラポン at 15:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月14日

幕の内プロレス −前半戦−

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初めてプロレスを観る人はどんな印象を持つのだろうか。
巷ではお盆休みに入る人もいて観戦に来る客層も少し違って見えた8月10日のデルフィンアリーナ。ここは知る人ぞ知る幕の内弁当のように多種多彩な闘いを見せてくれる大阪プロレスの本拠地。
子供がいて家族連れがいて外国人観光客もいる。そんな人たちが一喜一憂する様を観ながら、あの時の新鮮な驚きと感動を思い出す夏のプロレス情景。

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大阪プロレス 8月10日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第1試合20分1本勝負
政宗 vs 三原一晃

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観客に余裕のアピールで入場の政宗。そんな政宗に三原は突進。取っ組み合いという表現がピッタリのロックアップ。互いが互いをロープに押し付けようと二転三転しながら意地を張り合う。

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ロープからの離れ際、政宗はクリーンブレイク。負けん気の三原は張り手から力任せのダブルハンマー。
しかし続くドロップキックは政宗がロープでフェイントして不発。カチンときていた様子の政宗、ここは攻勢に出る。

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すぐさま政宗は三原をグランドの世界に引きずり込む。アームバーは指まで一緒に極めてゆく執拗さ。三原も張り手やエルボーでやり返していくが政宗のラフを織り交ぜた攻撃の前に為す術が無い。

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あらゆる局面で関節技を披露してゆく政宗。三原をアームロックのまま引き倒し、悶絶させると踏み付け髪を掴みながら挑発する。

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チキンウイングアームロックから腕ひしぎ逆十字固めと流れるような政宗の攻め。三原の腕が破壊されてゆく。

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自身との実力差を知らしめるように三原を追い込んでゆく政宗。三原は反撃の糸口が見えずもがく。

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串刺しエルボーで倒して再びアームバーの政宗。三原執念のギブアップ拒否。

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エルボーの連打で間接地獄から脱出の三原。反撃の弾丸タックルに弾丸ドロップキック。

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ボディスラムで倒して三原の見せ場、サンセットフリップ2連発に場内が歓声。

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ここで三原、政宗に対して逆エビ固めの態勢。持てる技を駆使して政宗に向かってゆく。

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しかしそこに落とし穴の三原。政宗に切り返され丸め込まれてしまう。何とか返す三原だがそのまま政宗は首を固めてリストロックに移行。三原はたまらずギブアップの意思表示。
政宗、自分の最後は再び世界に引き込んでの技あり勝利。

グラウンド中心のオーソドックスな展開の中にも、上手いベテランと活きのいい若手の闘いの図式は伝わったか。第1試合はその団体の原点をよく現す。業師政宗に立ち向かう若武者三原の闘い、まずは観客に見せつけたプロレス教科書の1ページ。

○政宗(8分52秒 首極めリストロック)三原一晃×

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第2試合30分1本勝負
ゼウス vs えべっさん

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試合開始、いきなりえべっさんの手拍子で始まる「ゼウス」コール。まんざらでもないゼウスは満衆に筋肉アピール。

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続いて「吉野」コール。拒否する吉野レフェリー。
でもやってるし。

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唐突にタックルでぶつかり合う二人。ゼウスに負けじと貧相だがマッチョポーズのえべっさん。
しかしゼウス倒れず、えべっさんはコロコロと何度もダウン。

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ゼウスのパワーに歯が立たないえべっさん。
それでも懲りないえべっさん、「ゼウス!ここは腕相撲で勝負や!」と作戦ありの様子。

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興味無さそうなゼウスだったがえべっさんは腕相撲のポーズ。仕方なくゼウス乗ることに。

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ゼウスが寝たのをいいことにすぐさま立ち上がってストンピングのえべっさん。
「ここが違うんじゃい!」と頭を指して作戦勝ちをアピール。しかしゼウスは蹴られたことを蚊に刺されたほどにも感じていない。

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「エェーッ!?」とオーバーに驚くえべっさん。吉野レフェリーに促され結局腕相撲をすることに。

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で、軽く捻られる。

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おかげで腕を負傷してしまったえべっさん。しかもラリアットで腕を使ってしまい病状悪化。
ゼウスは豪快なボディスラムでえべっさんを投げるとその右腕をもてあそぶ様に集中攻撃。

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「よっしゃいくぞー!」とえべっさんに重いチョップを何発も叩き込むゼウス。返すえべっさんのチョップは効いている様子なし。しかし気合再充填でユニークワールド再発生の予感。

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「オイ!」と小突くえべっさん。「オイ!」と返すゼウス。
「オイ!」とえべっさん。「オイ!」と返すゼウス。
ムリヤリなリズムだが、いつもの展開の中でムリヤリ...

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「UFOォッ!」と一人ポーズのえべっさん。しかしゼウスは「?」マークでキョトンとした顔。
「やれやぁー!」と激アツでツッコむえべっさん。
そして再び「オイ!」と小突くえべっさん。しかしゼウスは空気を読まず「オイ!!」と全力のチョップ。転げて悶絶するえべっさん。

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めげずに「オイ!」とえべっさん。「オイ!」と返すゼウス。
「オイ!」とえべっさん。「オイ!」と返すゼウス。
次第にリズムが乗ってきて今度もムリヤリながら二人揃って「UFOォッ!」とポーズ完成。UFOポーズのまま「よっしゃー!」と喜ぶゼウス。
途端に「アホー!」と反撃に転じるえべっさん。

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ここからフライングショルダータックル、串刺しバックハンドエルボー、景気回復プレスと畳み掛けるえべっさん。ゼウスはされるがまま。

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ラリアットでゼウスの動きを止めたえべっさん。
「これで決めるぞー!これで勝てると思います!必殺!ブレーンバスター!」と宣言のえべっさん、渾身の力を込めて投げようとする。しかしゼウス、山のように動かない。

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逆に豪快にブレーンバスターで投げられてしまうえべっさん。
そして続けざまにパワフルなラリアットを食らい、えべっさんすでに虫の息。

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「決めるぞー!」とチョークスラムのアピールのゼウス。「もう終わりでえぇわ...」と這いつくばりながら戦意喪失のえべっさん。
ゼウスは言葉通り決着をつけるべくガシッと喉元を捕獲。

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ついに決まった高角度チョークスラムでえべっさんはマットに墜落。
えべっさんは大の字で3カウントを聞くことに。瀬戸口に担がれてえべっさんボロボロの退場。

大阪名物キャラに子供の声援が飛ぶ。敗北するも腕相撲勝負やUFO!ポーズなどの分かりやすいコメディタッチのえべっさん。そして分かりやすいパワーファイターのゼウス。
異色と見える闘いの中にも、始めての人にも伝わりやすいユニークプロレスの面白さがあった。

○ゼウス(7分36秒 チョークスラム)えべっさん×

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第3試合3WAYマッチ30分1本勝負
小峠篤司 vs 原田大輔 vs タダスケ

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両腰に「友」と「絆」のロゴ入りコスチュームの小峠。B&G結成前のコスチュームを身に付ける原田とタダスケ。
テッドレフェリーの「いいかー3人同時に闘えよー」の声に「どうやって決着付けんだよ」と小峠がクレームを付けながらも試合開始。

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小峠と原田は組みあうかと思わせておいて共闘、してタダスケを攻めようとする。
「ズルイっすよ」とタダスケ。
ここは代わるがわる相手を変えながら闘う展開が続く。二人が闘って一人がチャンスを窺う。

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連結してバックを取り合う3人。するとやっぱりタダスケが標的に。

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両腕を絞られるタダスケ。しかしこれは転げて両者にキックを放って脱出。

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原田がタダスケをグラウンドに持ち込もうとすると小峠がそのタダスケをフォールして横ヤリ。
そんな小峠を原田がストンピング。そしてその小峠をタダスケをフォール。
小峠がタダスケをヘッドロックすれば原田が小峠をヘッドロック。
混乱の3WAYに「分からねーよコレ全然」と小峠。「やれば何とかなる」とテッドレフェリー。

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その言葉に従うように、自分を持ち上げる原田とタダスケに小峠はタダスケを蹴りで突き放し、原田をスイングDDTで返していく。
突進してくるタダスケにはソバット、そして走り込んで素早いレッグラリアート。
親指を立てて自らを「速いーっ!」と誇示する小峠だが、そこに原田がストンピング。しかし原田追撃のボディアタックは小峠が軽く避けて自爆。そこにタダスケが小峠を場外に追放、原田をグラウンドに締め上げて行く。
「勝負付かねーぞコレ」とボヤく小峠。

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リングに戻ってきた小峠はお返しとばかりにタダスケをサーフボードストレッチ。そしてニードロップを落とすとコーナーでラフファイト。
しかし2階の壁に手をかけた小峠に原田がタックル。小峠は足をしこたま壁にぶつけて場外へ。「痛ぇー!」と叫ぶ小峠。原田は壁をさすって現状確認。
「壁を気にするなよ!」とツッコむテッドレフェリー。
原田はそ知らぬ顔でタダスケにエルボーを落として逆片エビ固め。

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それに怒った小峠カットに入ると原田と揉み合いに。お互いが場外に落とそうとして絡み合う。
「オマエが落ちろや!」とキレ気味の小峠。でも結局自分が落とされてしまう。「アイツ酷いぞ!」とブツクサ小峠。

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しかしここで追いかけっこをしながらなぜか連携。タダスケに小峠の串刺しラリアット。そして原田の串刺しスピアー。そしてグロッキー気味のタダスケを中心に睨みあって追いかけっこの続き。はた迷惑な状況のタダスケ。

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ここからタダスケやっとタックル&クロスタックルで反撃開始。「よっしゃーっ!」と叫んでからシュミット式バックブリーカーからファイヤーマンズキャリースラムと猛撃。

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これでフォールと思った矢先、小峠がカットに入る。そして「ドラえ○んは外に出しとけ!」と原田を場外に排除。
残ったタダスケにフライングニールキック、ライオンサルト、スワンダイブ式ミサイルキックと波状攻撃を浴びせてゆく小峠。鮮やかな攻撃に観客の声援、小峠は誇らしげ。

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しかしその間に原田がこっそりタダスケをフォール。小峠は焦ってカットするが低空顔面ドロップキックにとハーフハッチスープレックスと原田の攻撃を立て続けに受けてしまう。

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そこに今度はタダスケの邪魔が入りリング上は小峠とタダスケ。クルクル回ってお互いがコブラツイスト狙い。だが固めた小峠にさらに原田が乗っかって連結卍固めになってしまう。

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小峠はここで攻勢、原田にフュージョンで絡みついてゆく。そしてタダスケが近づいてくると乗り移って投げてみせる。原田には追撃ニールキック。

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その隙に小峠はタダスケに外道クラッチ。しかし原田もタダスケに被さってジャックナイフ式エビ固め。テッドレフェリーがそのままカウントを数えたた為、勝者不明のまま試合終了。

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小峠のテーマ曲が流れる中、難クセつける原田。今度は自分のテーマ曲が流れコーナーで勝ち名乗りする原田。これには小峠が「オレが勝ちだろ」と納得いかない様子。

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結局テッドレフェリーの「もー面倒くさい!二人とも勝者!」の裁定により小峠と原田のダブルフォール勝ち。二人のテーマ曲が同時に流れ一件落着。
終始振り回されたタダスケを除いては...。

小気味いい3人の闘いに小峠の軽妙なトークが合わさってシリアスながらも文句なしに楽しめる一戦に。
B&Gの息の合った連携が生かされた3WAYは、同時にこの3人の闘いが作り出す魅力も再確認させられた。
何はともあれ初観戦の人には慣れない3WAYルールという事もあったろうが、若者達によるスピード感あふれる展開は人々が考えるプロレスとはまた違った勝負の面白さを見せ付けたのではないだろうか。

○小峠 ○原田(10分48秒 ダブルフォール)タダスケ×

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続きは後半戦で。
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2008年08月08日

灼熱の攻防 −後半戦−

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言葉や風習が地域によって違うようにプロレス文化にも地域性があるのだろう。そしてそれが混ぜ合わさった時、新しく生まれる何かがあるはず。未だプロレスは未知との遭遇に溢れているのだ。
ますます強くなる日差しの中、「東北の英雄」「インディーの若きカリスマ」などプロレスを担う者達が一堂に会した。ここでしか見られないプレミアムな対決たち。観客は暑さも忘れて見入る。

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8月3日(日)ナゴヤハウジングセンター豊田会場特設リング

「愛プロレスパーク2008 in 豊田」

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第4試合 タッグマッチ
KUDO&風香 vs 柴山貴哉&チェリー

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先に入ってきたのはDEP柴山とユニオンのチェリー。「変態なことするなよ!」と柴山に野次が飛ぶ。さながら美女と野獣のコンビか。

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続いて風香とDDTのKUDOの登場。風香は笑顔でリングイン。それにKUDOのヌンチャクの演舞が続きリング上はたちまち華やかな雰囲気。

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先発はKUDOと柴山。まずはロックアップからの静かな立ち上がり。

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代わって歓声の中、風香とチェリーの対決。まずは気合注入のチョップ合戦。威勢のいい声が会場に響く。

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まずは風香が優勢。カウンターのミドルからサッカーボールキックと蹴りの応酬。

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風香の619からKUDOも入ってきて二人がかりの攻撃。チェリーもエルボーで応戦するがこれはミックスドマッチ。どうにも分が悪い展開が続く。

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孤立無援状態のチェリー。風香のドロップキックを連続して浴びてしまう。

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それでもチェリーはフェースクラッシャーで挽回。ようやく柴山とスイッチ。

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柴山はネチっこい攻撃で風香の動揺を誘うことに成功。観客のブーイングも意に介さないまま動きの怪しい柴山の猛攻が続く。

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密着感漂うフォールも観客のブーイングを呼ぶ。風香も蹴りで反撃しようとするが突き放すだけで精一杯の状況。

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流れが変わってしまったリング上。続くチェリーも連続フットスタンプを投下。キャメルクラッチの拷問技で風香のスタミナを奪いにかかる。

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柴山に代われば風香には耐え難い粘着質な攻撃。ブレーンバスターも見せ付けるように時間をかけて放つ。

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キックに活路を見出してやっとの思いで脱出の風香。待たされたKUDOは気合充分。二人を蹴散らし奮闘。柴山には矢のようなミサイルキック。

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しかしチェリーも負けていない。体格で勝るKUDOに飛びつき十字固めを決めフォールを狙う。

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灼熱の中攻防は続く。KUDOのドロップキック、そして風香の強烈なフロントキックがヒット。受けが本領のチェリー、ここは耐える場面。風香のフィッシャーマンズスープレックスもカウント2で跳ね返す。

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それならばと風香はミドルキックの連打からダイビングボディプレスを敢行。

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しかしここでチェリーの女の意地が爆発。ランニングネックブリーカーから強烈なミサイルキックで風香を吹っ飛ばす。

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チェリー必死のフォール。風香はかろうじてキックアウト。続けて弧を描いたジャーマンスープレックスはかろうじてKUDOがカット。そのKUDOを柴山が場外に排除。ここで連携、サンドイッチのドロップキックが風香を襲う。

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ここで柴山は「ロックオンタイム!」と叫ぶと必殺のダイビングエルボードロップ。そしてダウンした風香に屈辱の顔面ヒップドロップを落とそうとする。
しかしここはKUDOがダブルニーアタックでタイミング良くカット。そのまま風香は回転のエビ固め。これを今度はチェリーがカット。

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何とかピンチを切り抜けた風香。ようやくのスイッチで気合充分のKUDOは渾身のミドルキック連打。続いて串刺しのニーアタック。風香も串刺しハイキック。

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そして棒立ちになった柴山の側頭部に風香のランニングからのジャンピングハイキックが的確にヒット。そのままチェリーを分断しKUDOに後を託す。

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最後はコーナートップからのKUDO必殺のダイビング・ダブルニードロップ。柴山返せずKUDOの3カウント勝利。
華があり力強さに溢れた見応えある一戦。ミックスドマッチだからといってお祭り的な流れにならなかったのは男子女子を超えたプロレスラーとしてのプライドなのだろう。
プロレスにメジャーとインディー、男子プロレスと女子プロレスといった色眼鏡はもう必要ないのかもしれない。

○KUDO&風香(11分27秒 ダイビング・ダブルニードロップ)柴山貴哉×&チェリー

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第5試合 タッグマッチ
ザ・グレート・サスケ&高井憲悟 vs 飯伏幸太&入江茂弘

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まずはヤングチーム。でら名古屋プロレスの急先鋒である入江とプロレス界の新世代トップファイター飯伏の入場。
上半身が逞しく発達した入江と、しなやかな中にも強靭さを秘める飯伏の初コンビ。

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焼けるような日差しをものともせず「ホフ!」と連呼しながら元気一番、高井の入場。最後に入ってくるは東北の英雄ザ・グレート・サスケ。抜群の知名度は歓声が物語る。ちなみにこちらも初結成のベテランコンビ。

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まずは高井と入江の師弟対決。入江はヘッドロックを振りほどいてロープに振ってタックル。リング中央で迫力の激突。

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入江の感情溢れる表情に高井も呼応。何度もぶつかり合う両者の面構えが、雄叫びが熱い。
対抗戦で高井の気迫はメインでのツバサとビリーケン・キッドに向けられる。かつての盟友との年月を経ての再遭遇。今回の対抗戦で最も深いテーマを持つ高井。当日まで迷わず走り抜けるか。

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見応えあるタックル合戦の最後は入江がフライングフォアアームで高井のダウンに成功。
日増しに力強さが増す入江。数々の多団体参戦を経て迎える対抗戦第2戦の相手は大阪プロレス側の監督ブラックバファロー。気持ちと身体の力強さが試される戦い、楽しみな一戦だ。

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両者スイッチしてサスケと飯伏。打って変わってスピード感溢れるロープワーク。

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お互いをアームドラッグで投げ合ってルチャ的ムーブ。ハードコア、ルチャ、ハードヒットとどんな攻防にも見事に適用してみせる飯伏。

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ここで飯伏のバネの効いたドロップキックがサスケに命中。たまらずサスケは場外へ。

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さらに飯伏の勢いは止まらない。場外へ怖いもの知らずのスワンダイブ式プランチャ。

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ここから4人入り乱れての場外戦に突入する。高井は入江にカラーコーンを被せてラリアットするなど好き放題。ストリートでの闘い熟知する飯伏はベンチからのムーンサルトにその場飛びムーンサルト、その他水を被せるなど道端のアイテムを駆使してサスケを攻め、縦横無尽に暴れまわる。

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リングに戻ると捕まったのは入江。キャメルクラッチ、フェースロックなどベテランコンビのグラウンドに苦しめられる。やられながらも活き活きとした入江の表情が素晴らしい。

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入江を照準を定めるベテランコンビ。二人がかりの太鼓の乱れ打ちなどやりたい放題。
高井は豪快にアームホイップしてからジャンピングヘッドバッド。休む間を与えず入江を痛めつけてゆく。

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突撃が信条の入江、サスケに連続のフォアアームを叩き込むとタッチに成功。

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今度はヤングチームの反撃。サスケをスリーパーで締め上げる飯伏。息が荒く苦しそうなサスケ。動きの完全に止まってしまった東北の英雄に飯伏は容赦ないサッカーボールキック。

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入江も先程のお返しとばかりに力いっぱいフルネルソンで絞り上げる。サスケはリング上の熱気もあって青色吐息状態。

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なおも飯伏に強烈なミドルキックを浴びるサスケだったが、突然謎の拳法で反撃。飯伏の秘孔を突くと窮地を脱出。

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代わって出てきた高井はヤングチームに猛進。Wのクローズラインを突破すると二人まとめて弾丸スピアー。

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場外に落ちた入江とサスケは売店を巻き込んで場外戦。リング内では高井の波状攻撃。飯伏にド迫力の串刺しのスピアー

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続いて串刺しエルボー、ジャーマンスープレックスホールドと畳み掛ける高井。

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飯伏も負けていない。ソバット、オーバーヘッドキックで意表を突くとノーザンライトスープレックスで高井を投げきってみせる。

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サスケは動きで入江を翻弄。セカンドロープでスプリングしてのバックハンドエルボーで入江をダウンさせる。しかし満を持して放ったスワントーンボムは入江が寸でのところで避けて自爆。

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ならばと入江も底力で反撃。身体ごと浴びせる串刺しのラリアットをサスケに決めると両足をクラッチして必殺の変形ゴリラクラッチ。

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飯伏はカットに入った高井を場外に追放するとコーナートップからの決死の超飛行ケブラーダ。リング上ではサスケが逆転、パワーボムで入江に大ダメージを与える。

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とどめはトップロープからのセグウェイ。入江は肩を押さえて悶絶。

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そのままフォールしてベテランチーム貫禄の勝利。

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拳を突き上げ歓声に応えるサスケ。悔しがる若武者入江になだめる飯伏。
現在そして未来、プロレスの物語はこれからも続く。その中でプロレスラーたちは闘いという人生の接点を繰り返しながら走り抜けてゆくのだろう。次出会うとき時代は誰を明るく照らすのか。

○ザ・グレート・サスケ&高井憲悟(16分19秒 サスケスペシャルXver.10.2セグウェイ ものまね禁止)飯伏幸太&入江茂弘×

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2008年08月07日

灼熱の攻防 −前半戦−

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でら名古屋プロレスの旗揚げもあり、兼ねてからメジャーとは別の路線でも盛り上がっていた愛知県のインデイープロレス熱はさらに上昇している。
8月最初の日曜日、豊田市で行われた「愛プロレスパーク2008」もハウジングパークの無料イベントとして、ファンだけでなく一般の目に触れるものとして開催された。

アスファルトさえも焦げ付きそうな暑さの中、焼け付くようなマット上でプロレスラーたちはその精神力をまざまざと見せ付ける。

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8月3日(日)ナゴヤハウジングセンター豊田会場特設リング

「愛プロレスパーク2008 in 豊田」

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第1試合 タッグマッチ
でら名古屋プロレス提供試合
SHIGERU&宮本武士 vs 笠木峻&榊原渉

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再来週には大阪プロレスとの対抗戦を控えるでら名古屋プロレス。その意味ではスタミナを消耗する酷暑の中での戦いは実戦と特訓を兼ねることができる大事なシチュエーション。
「名古屋のラストサムライ」SHIGERUと「戦う、花屋」宮本の蹴撃コンビに対するは「現役高校生ファイター」笠木と「三河のプロレス王子」榊原のフレッシュコンビ。

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先発は宮本と笠木。蹴りを主体とした組み立てをする両者。お互い額を擦り付けて睨みあう。そして宮本の挨拶代わりのミドルが笠木の胸を打ち抜く。
宮本の対抗戦の相手はテクニシャン政宗。軽やかな動きから容赦なく一極集中を狙ってくるタイプだけにどこまで蹴りを研ぎ澄ませて自分の世界を押し通せるかがカギとなってくる。

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笠木も負けじとミドルでお返し。
対抗戦はメインを任される笠木。相手コーナーに立つはツバサとビリーケン・キッドの熟練されたルチャイズムコンビ。笠木の強心臓から繰り出される荒削りながらもハードヒットな攻撃は大阪プロレスのトップ勢にどう響くのか。

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笠木は宮本のカウンターのミドルをすり抜けるとドロップキック。
対抗戦当日は勝利を目指す同志。しかし今日は倒すべき敵。

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代わった榊原はSHIGERUと宮本のスイッチワークの前に早くも掴まることに。
榊原の対抗戦の相手はパンクラスミッションの冨宅とタコヤキーダーの混成チーム。
前日に監督の高木三四郎からみっちり特訓を受けた榊原。恵まれた体をフルに活動させるスタミナ作りが彼にとっての課題。

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宮本にサッカーボールキック、SHIGERUに串刺しのミドルと立て続けに食らう榊原。
反撃の糸口が見えない。

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SHIGERUの強烈なサッカーボールキック。
対抗戦の第1試合に出場のSHIGERU。相手は大阪プロレス新人の三原。コスチュームに刻まれた「PRIDE OF NAGOYA」の文字。旗揚げ戦以降のケガの回復具合は不明だが、明らかに格下と見える選手相手にどうやって存在感を見せ付けるかはでら名古屋プロレスの実質上のエースとしての使命だ。

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宮本にギロチンドロップを落とされ、腕攻めを食らいながらもなんとかタックルで脱出の榊原。入った笠木はコーナーを活用した攻撃で反撃開始。串刺しニーが宮本の首筋をえぐる。

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笠木の気迫に乗せられて榊原も奮起。SIGERUの胸に強烈な水平チョップを何発も浴びせ巻き返しを計る。

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SHIGERUの体重の乗った串刺しエルボーが決まるが、それでも榊原は止まらない。SHIGERUにカウンターの袈裟斬りチョップを炸裂させる。

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ブレーンバスターでSHIGERUを投げつける榊原。続いて逆エビ固めで締め上げるが、そこに宮本のミドルが襲い掛かる。それでも離さない榊原に場内喝采。

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笠木の救援に助けられ、どっしりと腰を落とす逆エビ固めが完成。腰に爆弾を抱えるSHIGERUを追い込んでゆく。

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しかしSHIGERUはこれを切り返してフェースロック。たちまち窮地に立たされる榊原。

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カットに入った笠木を宮本が分断。消耗戦の中、榊原は持ち前の体を使ったファイトでSHIGERUに必死の抵抗を試みる。

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それでもSHIGERUの技ありクロス・フェースロックの前に榊原はたまらずタップアウト。

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大阪プロレスとの決戦の日は間近。残された時間は少ない。積み重ねた練習と実戦経験から生まれる本番での強さこそが彼らの運命を決定付ける。

○SHIGERU&宮本武士(9分19秒 クロス・フェースロック)笠木峻&榊原渉×

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第2試合 タッグマッチ
佐野直&マンモス半田 vs 根本薫&スペル☆パンDo

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スペル☆パンDoはヒールっぽく入場。それでも子供に人気のパンDoに声援が送られる。
印象が対照的なDEPの根本、竹刀を片手にリングイン。

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トレーニングショートパンツにペットボトルのマンモス半田。「真面目にやれ!」の野次が飛ぶ。佐野直にも選手コールとともにブーイング。アウェーな風を変えられるか。

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先発の根本と佐野はオーソドックスなレスリングを展開。以外にも作り込まれた佐野の日焼けした体は相手に見劣りしないもの。

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パンDoにドロップキックを浴びせる佐野。序盤は佐野の活躍もあってブーイングコンビのペース。

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しかし半田にスイッチすると状況は一変、根本とパンDoの前に半田は防戦一方。
「半田プロレスしろ!」との厳しい野次。

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ついにはコーナーでリンチ状態の半田。場外でもボディスラムで焼けたアスファルトに投げられて悶絶。根本も半田に竹刀の一撃。

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根本の重たいドロップキックからバックドロップ、パワースラムと連続で受けて半田早くもグロッキー気味。上昇する気温が半田の体力を奪ってゆく。

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ラリアットもまともに食らい思わず場外に転げる半田。このピンチに佐野は見守るしかない状況。

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半田我慢の展開が続く。休むまもなくパンDoのバックドロップホールド。これは佐野がなんとかカット。

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ここで半田はパンDoを捕獲し高さが無いながらも反撃のチョークスラム。

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流れを一気に引き戻したい半田。コーナートップからの連続ダイビングセントーンは効果てき面。

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代わった佐野はラリアットでパンDoを追撃。半田は根本を場外で分断に成功。

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最後は佐野がバックドロップから垂直落下(風)ブレーンバスターでパンDoからピンフォール勝ち。
場外戦も多く散漫な攻防ながらも最後にはブーイングをかき消した半田と佐野。レベルの上がる愛知のプロレスの中でさりげなく自己主張か。

○佐野直&マンモス半田(9分47秒 垂直落下風ブレーンバスター)根本薫&スペル☆パンDo×

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第3試合 タッグマッチ
ヒデ久保田&ヤス久保田 vs 神谷龍&水野峻

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先に入場はDEPコンビ。突貫ファイトの水野と新人神谷。後からテロリストコスチュームでクボタブラザーズ入場。

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試合はいきなり荒れ模様。セコンドの介入もあって水野が場外。リング上ではヒデが神谷を脱いだTシャツで首を締め上げ、一方的ラフ攻撃。

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なんとかヒデの串刺し攻撃をかいくぐった神谷は水野と交代。ヤスとのタックル合戦は水野が気合でぶつかってゆく。

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ラリアットを避けてのタックルでヤスをダウンに成功の水野。クボタブラザーズにまずは一矢報いる。

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続いて走りこんでのジャンピングヘッドバッドを落とす水野。

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しかしここから神谷が再び捕まる展開。ヒデとヤスがノータッチで代わるがわる神谷をグラウンドで締め上げる。

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水野はレフェリーチェックでコーナーに釘付け。レフェリーが見ていないのをいいことにクボタブラザーズはWのヒザ殺し、金的ヘッドバッドからセコンドまでひき入れての逆片エビ地獄。

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それでも神谷はエルボー連打から走りこんで渾身のエルボー。気迫でヒデをダウンさせる。

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ここで決まった神谷の体を捻りながらの延髄斬り。DEPコンビ反撃の狼煙。

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クボタブラザーズに神谷のハンドスプリングエルボー、水野のスピアーが連続で決まる。


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ここで試合を決めたいDEPコンビ。場外のヒデに神谷のコーナートップからアスファルトの場外に特攻プランチャ。リング内では水野がヤスをノーザンライトスープレックス。

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さらに水野はコーナートップからのダイビングヘッドバッド。神谷のニールキックと水野のスピアーの連続攻撃ででヤスを追い詰める。

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ここで神谷はヤスをガッチリと回転エビ固め。ここはヒデが必死のカット。

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それでも攻勢に出るDEPコンビ。神谷はコーナートップに。しかしこれはセコンドが邪魔をして失敗。逆にヤスの雪崩式ブレーンバスターを受けることに。

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代わった水野にヒデはリバースのアトミックドロップ。そしてツープラトンの断頭台ダイビングギロチンドロップと一気呵成に攻め込む。

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最後は変形パイルドライバーの758iを食らって水野は轟沈。白熱したシーソーゲームも試合はクボタブラザーズの勝利に。

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セコンドも入って勝ち名乗りを挙げるクボタブラザーズ。ラフな中にも確かな実力を見せる彼らの試合は前半の中で最も見ごたえのあるものとなった。自分達をドス黒く輝かせながらも相手を引き立てるヒールの妙技。
名古屋の極悪双子コンビ、実力侮りがたし。

○ヒデ久保田&ヤス久保田(11分29秒 758i)神谷龍&水野峻×

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続きは後半戦で
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2008年08月01日

ライブなホリパラ −後半戦−

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入場式からすでにハイテンションな縦縞タイガース。

「えーホントに、何が嬉しいかってね、今日オレたちの為に、これだけの人が集まってくれたこのことに感謝だね」

ロックンロールにかぶれているタイガース、すでにライブ状態。

「今日はオレ達、今いるお客さんの為にオレ達の全てを捧げるつもりでここに立ってるから良いっ?第一試合からね最後までホンットーに心に染みる素晴らしいプロレスをみんなに見せてあげる今日は!」

観客は爆笑そして大歓声。
シリアスとユニークの才能を併せ持った大阪プロレスでしか育ち得ないプロレスラー、タイガースマスク。今日はそんな彼を表現するにふさわしい舞台。
「大阪HOLIDAY PARADISE」はプロレスの新しい可能性を発掘し続ける。

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大阪プロレス 7月27日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第4試合タッグマッチ30分1本勝負
ブラックバファロー&ツバサ&政宗 vs 原田大輔&小峠篤司&タダスケ

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試合はB&Gチームの急襲でスタート。小峠がバファローにソバットから走りこんでレッグラリアートを浴びせるとリング上はツバサと原田。タックルでぶつかり合いお互いチョップの乱打。
原田が豪快なエルボーでツバサを倒し幸先のいい序盤のB&G。

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B&G今度は政宗を捕まえる。3人がかりでコーナーに追い込むと、タダスケのラリアット、タダスケを土台にして小峠のジャンピングのバックハンドエルボー、原田のミサイルキックと串刺し三重奏。

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原田は政宗をスイッチさせまいとするが、手に噛み付かれるとバファローとツバサが介入し脱出されてしまう。リング上は再び混戦に。

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エプロンのタダスケにツバサとバファローのサンドイッチドロップキック。リングに戻ればエルボー&バックハンドエルボーの連携そして串刺し攻撃とタダスケに狙いを定め途端にペースを引き戻す。

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原田と小峠がレフェリーにクレームをつける中、正規軍の連携は続く。タダスケを捕まえてツバサと政宗でこれでもかの連発に継ぐ連発のトペ・アトミコ。政宗はバファローにもやらせようとするが「やめとく」とバファロー。
なおもツバサのソバット&チンクラッシャーを食らいタダスケ早くもダメージ濃厚。

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正規軍の猛攻は止まらない。エプロンでバファローのスライサー&ドロップキック。タダスケはエルボーで脱出を試みるが政宗は巧みなラフ殺法で返す。なかなか反撃のチャンスが掴めないタダスケ。

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バファローのバックドロップ、ツバサのリングインギロチンと徹底的に痛めつけられるタダスケだが、何とか二段階式ブレーンバスターでツバサを投げてみせる。タダスケの踏ん張りに原田と小峠の青春コンビが発奮する。

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原田はタックルでリング上のツバサ、バファローを吹っ飛ばして政宗には豪快なフロントスープレックス。小峠はバファローにスワンダイブ式ミサイルキック。場外に逃れるバファローと政宗に追撃のノータッチトペ・コンヒーロ。

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リング上はツバサと原田。ツバサが連続ウラカン・ラナで原田を焦らせれば、原田はサイドバスター、開脚ドライバーでフォールを狙う。ここは政宗がカット。そこから政宗と小峠はハイスピードバトル。小峠は早いロープワークからバックハンドエルボーを体ごと当てていき、続けざまレッグラリアットを狙う。

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しかしここは政宗がスルリとかわして小峠の足を捕獲のアンクルホールド。これは必死に小峠がロープブレイクして逃れる。

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両者の白熱した読みあいが続く。小峠は政宗の串刺し攻撃を避けてハイキック。政宗のフロントスープレックスを小峠はバック転で着地するも政宗が読んでガットショット。政宗はサイドバスターから再びアンクルホールドを狙うもここはタダスケが救出。小峠は政宗に強烈なコルバタ式スイングDDTで反撃。

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タダスケは入ってきたバファローにハンマーの雨あられ。しかしバファローはブレーンバスターとバックドロップで倍返し。

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ここから両軍入り乱れる。
バファローは小峠と原田をまとめてラリアット。しかし原田は避けてスピアー。その原田をツバサがアームホイップ。そこからツバサはフェイスバスターを狙うが原田は回転して逆さ押さえ込み。

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政宗は走ってきた小峠にカウンターのコンプリートショット。その政宗にタダスケが走りこんでハンマー。しかしフォールに入ろうとするタダスケを捕まえて政宗のアンクルホールドが極まる。

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ここで正規軍はB&Gを分断にかかる。カットに入った小峠とタダスケを場外に排除してツバサとバファローのランデブープランチャ。

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一度は逃れたタダスケだったが政宗はブルーサンダーからアンクルホールドにつないでフィニッシュ。ダメージの深いタダスケはたまらずタップ。

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勝ち名乗りを上げる正規軍。B&Gのコンビネーションを超えたのは連携、カットそして攻勢と一つ一つの動きが的確なタイミングで行われるここ一番の経験の差。体力やスピードでは横一線の世代抗争、今の次世代を担う若者達が学ぶべきところはあまりにも多い。

ブラックバファロー&ツバサ&○政宗(13分42秒 アンクルホールド)原田大輔&小峠篤司&タダスケ×

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第5試合タッグマッチ60分1本勝負
タイガースマスク&くいしんぼう仮面 vs ビリーケン・キッド&ミラクルマン

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ビリーケン・キッド、復帰後初のホリパラユニーク。対するはユニークモードのタイガースマスク(縦縞)。両者の脇を固めるのユニーク軍のミラクルマンとくいしんぼう仮面。
先鋒は手拍子とともにくいしんぼうとミラクル。

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まずは定番のブリッジ合戦から。
「このパターンあんま好きやないんや」と明らかにやりにくそうなミラクルだが見事ブリッジを決めていく。
しかし返されたくいしんぼうはブリッジを嫌がって踏ん張りまくり。
ミラクルは「おまえブリッジしろやぁー!」と言いながらまたもブリッジ地獄へ逆戻り。「また伝統芸能やぁ」とボヤくミラクル。

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極められたままの腕を前転して振りほどこうとするミラクルだが、くいしんぼうは即行で捻り返して元に戻してみせる。「あっさり返すなぁ!」と笑いながらキレるミラクル。

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お互いスイッチしてタイガースとビリー。打って変わって素早い腕の取り合い。

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タイガースがヘッドスプリングで返してロープワークへ。軽やかなリープフロッグでかわすビリー。

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シリアスな攻防はアームホイップで投げてビリーの勝利。見応えのある攻防に場内拍手と歓声。「よっしゃーい!」とビリー両指を突き上げてアピール。
「ホワッツ?」と両手を広げて首をかしげる英会話タイガース。
「ホワッツ!?」「ホワッツディス!?」と連呼しまくる。
「外人か!!」とツッコむビリー。

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またまた代わってくいしんぼうとミラクル。くいしんぼうは突然のチョコバット、うまか棒でミラクルを襲撃するが当たらない。しかしクルッと回ってみんなで欽ちゃんジャンプ。

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予測不可能なくいしんぼうに振り回されるミラクルだが黄金の人差し指で反撃開始。「アッ!」と気をそらせてグーパンチ。そしてカンチョー。

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くいしんぼうのリアクションが楽しいミラクル「アッ!」と気をそらせて再びグーパンチ&カンチョー。悶絶のくいしんぼう。
「指深く入れすぎですよミラクルさん」とビリー。

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続いてビリーの攻撃。くいしんぼうをコーナーに追い詰める。タイガースが「ホワッツ!」と介入してくると「見るなぁ〜!」と一蹴。
「ビリー!」の歓声とともにくいしんぼうにビリンコバスター投下
ノッてきたビリー「コッチも見たいかー!?」と北。大歓声!
「コッチも見たいかー!?」と南。大歓声!
「コッチも見たいかー!?」と西。なぜか歓声が少ない。「オマエのせいだー!」と再びコーナーのタイガースを一蹴して八つ当たり。

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反対コーナーでも炸裂するビリンコバスター。
「ビリーさんコッチも!」との女性ファンの声に「コッチもですか!?」とビリー。くいしんぼうは(やめてー!)とアピール。
しかし願いも虚しく「いきますよー!」の声とともに本日大サービス3度目のビリンコバスター。

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「見るなぁ〜!」と再びコーナーのタイガースを襲撃すると、グッタリするくいしんぼうを捕まえて「祭りだー!」とワッショイポーズのビリー。

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まずは一投目のボディスラム。くいしんぼう腰を押さえて転げまわる。
しかしビリーの勢いは止まらない「もう1回−っ!」

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「見るなぁ〜!」とコーナーのタイガースにタックルのビリー。タイガースは何度も場外に叩き落される。
そしてボディスラム第二投目。すぐさま「もう1回−っ!」
(助けてー!)と笑顔で嫌がるくいしんぼう。

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「コッチいきますか!」と第三投目。しつこく「もう1回ーっ!」そして「見るなぁ〜!」とタイガース排除。

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テンションうなぎ上りのビリー。
「ハイッ!もう1回っ!もう1回っ!...!」と自分で音頭を取りだし暴走。キテレツな踊りが始まる。

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「もう1回っ!もう1回っ!もう1回っ!」最後は指差しでキメッ!

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(えー加減にせい!)キレツッコミのくいしんぼう。

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追い出され続けたタイガースだがやっとリングイン。ビリーをボディスラム!ミラクルをボディスラム!

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そして味方のくいしんぼうもボディスラム!「ロックンロール!!」と絶叫のタイガース。

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そしてタイガースはビリーに首四の字。それにミラクルが連結。くいしんぼうは少し悩んで...。

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逆方エビ固め。「グアァー!」なぜか一番痛がるミラクル。必死のロープブレイク。

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続いてヘッドロックでごっつんこ。リング中央で激突。

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全員がきれいにダウン。吉野レフェリーのダウンカウント「1!2!」
「フゥーッ」と起き上がる4人。ビリーは満面の笑みにポーズ付き。

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フットスタンプでくいしんぼうをエグるビリー。「神よ我を許し給えー!でもやめませんーっ!」
そしてついにイジメられ続けたくいしんぼうの反撃。雪崩式フランケンシュタイナーから背面ボディアタック。そしてビリーが場外に出るとラ・ケブラーダで追撃。

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ここでリング上はタイガースとミラクル。タイガースの野球ムーブが炸裂。160kmチョップからランニングホームラン成功。
観客一同「セーフ!」

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そして「新必殺技いくぞー!必殺ホームスチール!」しかしこれは死んだふりのミラクルにかわされる。
観客一同「アウトー!」

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動きの読めないタイガースに「アッ!」と気をそらせてグーパンチ&カンチョー。
タイガースは「ハハハ、ハハハハハ」と乾いた笑い声を上げる。
そして「いつまでそんな手を...」と言いかけたタイガースに「もうええわ!」と先週のネタを延髄斬りでツブすミラクル。
「よっしゃドライバー!」とチャンスにミラクルドライバー狙いのミラクル。しかしタイガースはコロコロと場外へ。

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めげないミラクル、今度はくいしんぼうに延髄斬り。しかし「よっしゃドライバー!」と宣言するとくいしんぼうはロープの間から倒れ込ぬように場外へ。

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仕方なくミラクルはコーナーポストに上がり「よっしゃスーパーフライ!」と場外へ飛び技の構え。しかしタイガースとくいしんぼうはそれを無視してスタスタとリング内へ。「なんで上がんねん!」と激怒のミラクル。

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ビリーはそんな二人を「オマエらミラクルさんに恥かかせんじゃねーよ!」と捕まえる。
しかし「ミラクルさん!W攻撃です!」の声に応えるミラクルのミサイルキックは見事ビリーに誤爆。

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「ゴメーン」とミラクル。「ミラクルさん!W攻撃ぃー!」とノープロブレムの気合いポーズ。なぜかタイガースも気合いポーズ。
ビリーはタイガースを羽交い絞めにして待ち構える。

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しかしミラクルのラリアットはビリーに直撃。「あっ、ビリー」とミラクル。

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「W攻撃ぃー!」と止まらない(止められない)3人。気合いポーズから今度はミラクルがタイガースを羽交い絞め。

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勢いよく走りこんだビリーにカウンターのビッグブーツが襲い掛かる。顔面直撃。

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それでも「W攻撃ぃー!」と気合ポーズの3人。タイガースをコーナーに追い詰める。

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ミラクルがビリーを振って串刺し攻撃。しかしタイガースはビッグブーツで迎撃。ビリー「W攻撃ぃー!」ミラクル「W攻撃ぃー!」

ミラクルが振ってビリー再び串刺し攻撃。タイガースはビッグブーツで迎撃。ビリー「W攻撃ぃー!」ミラクル「W攻撃ぃー!」

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またまたミラクルがビリーを振って串刺し攻撃。タイガースはビッグブーツ。ビリー「W攻撃ぃー!」ミラクル「W攻撃ぃー!」

今度はビリーがミラクルを振ってそれをまたミラクルが振り返してビリーの串刺し攻撃。タイガースはビッグブーツ。ミラクル「W攻撃ぃー!」

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キレてミラクルをビンタするビリー。ビリー&タイガース「W攻撃ぃー!!」ついに仲間割れで標的はミラクルに。

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Wの攻撃を受けるミラクル。タイガースはドサクサ紛れにビリーにスーパーキック。
ダウンしたミラクルにチャッカリくいしんぼうの関空トルネードが炸裂。ミラクルは返せずそのまま3カウント。

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異常に息の荒いタイガース。
そして絶叫「ロックンローール!!ワォー!イエェー!」

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「イエェー!!」 「イエェー!!」 「イエェー!!」 「イエェー!!」 「イエェー!!」 「イエェー!!」 「アイラービュ!」 「アイラービュ!」 「アイラービュ!」 「センキュー!」タイガース延々と瀬戸口君と魂のやり取り。

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タイガース 「大阪プロレス、ツアーで色々回ってるんだけどね!本当になんて言うのかな、大阪いいよねー!やっぱりオレは西なんだよね!こんなプロレス世界中ドコ行ってもないよーっ!今日は本当に良く来てくれたねっ!今日は本当に良く来てくれたねーっ!」すでに意味不明。

続いて唐突にメンバー紹介。
タイガース 「道頓堀の大食い自慢!ミスターくいしんぼー仮面!ボクの為にわざわざ来てくれたんだよ!だから一緒に闘ったの!それが友情ってもんだろ違う!?それが友情ってもんだろ違う!?」

くいしんぼう「...」

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タイガース 「そして一緒に闘ってくれた二人目、ミスターベンチュラ(?)ミラクルーマン!」

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タイガース 「そしてワタシの不退転のライバル、東大阪の黄色い爆弾ことミスター...アアアァー!!」

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タイガース 「アアァー!ビリーが危ない、これはビリーケン・キッドが余命いくばくも無い状態。ビリーケン・キッド!事切れる前にファンの皆さんにメッセージをお願いします!」

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ビリー「幾千分もの...奇跡をこえて...巡りあった夢...君にしか話したくない」

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ビリー 「♪これからそこまで泳いで瞳をさらいにゆくのさ♪」

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ビリー 「♪その髪にーその指にー♪」

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ビリー 「♪太陽がいっぱいー♪」
タイガース 「キェー!!」
タイガースのガットショットとチョップがビリーに止めを刺す。

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タイガース 「なんて恐ろしいヤツだビリーケン・キッド!マイクを預けるんじゃなかったよ!奇跡的に生き返らんように運べ!運べ!」

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ミラクル 「楽しんでいただけましたでしょうか!ここの一列目(自由席)だけじゃないよね?みんな楽しんでくれたよね?...ってかオマエら(タイガース&ビリー)のキャラ設定なんやねん」

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ミラクル 「今、大阪プロレスは平日も毎日ここで夏祭りプロレスをやっております!皆さん働いているんでしょうが休みの日があったらぜひ来てくださいね!皆さんお待ちしております!どうもありがとうございました!!」と締め。

これぞ大阪プロレスワールド。一度観たら二度観たくなる。興奮のライブ、爆笑のライブが夏の不快を吹き飛ばす。
デルフィンアリーナ道頓堀は常習性のある魅惑のプロレスワールド。

タイガースマスク&○くいしんぼう仮面(15分57秒 関空トルネード→片エビ固め)ビリーケン・キッド&ミラクルマン×

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スイマセン、メイン写真載せすぎました。しかもタイガースとビリーのネタは文章化が不可能なんばっかしで再現度50%以下(笑)
何が面白いのか分からなかったらホリパラ観戦してください。
posted by ラポン at 18:51| Comment(8) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月30日

ライブなホリパラ −前半戦−

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ファンによってプロレスが好きな理由は様々。
強さを求める人、カッコよさに憧れる人。
息詰まるシングルにゾクゾクする人、華やかなタッグにワクワクする人。
そんなみんなが会場で心の底から楽しんだなら選手にもきっと伝わるはず。
彼らはシリアスに一所懸命、ユニークにも一所懸命。熱く長い夏が続く大阪プロレスのライブに声を出して拍手して参加してみませんか。

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大阪プロレス 7月27日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第1試合20分1本勝負
秀吉 vs えべっさん

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黒装束に包まれて登場の秀吉。その中から現れたのは引き締まった新たなる肉体。
大阪プロレス第14代王者の秀吉、コールとともにベルトを誇示。

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突然マイクを握って喋り始めるえべっさん。
「大阪プロレス新チャンピオンおめでとう!試合良かった!感動した!泣いた!」とにかく褒めちぎるえべっさん。それでも相変わらず怖い雰囲気漂う秀吉。
「王者になって一試合目、リラックスしてドッシリ構えていこうよ!よっしゃゴングを鳴らせ!」
そのゴングと共に炸裂するラリアット。なんとかカウント3寸前でフォールを返すえべっさん。あわや瞬殺。

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「来いよ」とドスの効いた声で挑発する秀吉。えべっさんはタックル合戦でかなわないと見るやヘッドバットから串刺しラリアット。そして景気回復プレスと連続攻撃。
対する秀吉はスピードと重さを併せ持ったフライングラリアットをえべっさんに見舞う。

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「オマエなんかいつでもフォール取ったるわい!」と強気発言のえべっさんだが刀狩の体勢に入ると必死に抵抗する。ユニークへの境界線をどうにも越えられず空回り状態。
間髪入れず秀吉のチョップ&ラリアット「いつものやつ」を食らうと途端にグロッキーのえべっさん。それでも串刺し攻撃をカウンターの蹴りで返すとラリアットから「脳天砕き!」と叫んでブレーンバスター。

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ファイヤーマンキャリーからカミカゼ、そしてえびすボトムと次々畳み掛けるえべっさん。
しかし「よっしゃチャンス到来!次の大阪プロレスチャンプはこのオレやー!」と向かっていった瞬間に刀狩を決められ一瞬でギブアップ。

えべっさんの喋りに耳を貸さず、一通り技を受けた上で仕留めて見せた秀吉。まずはチャンピオンになって一発目の試合。容易にはユニークに付き合えないという気持ちが現れたのだろう。
怖くて強い王者秀吉、昨日のダメージが残った上でまずは試運転といったところか。

○秀吉(4分03秒 刀狩)えべっさん×

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第2試合30分1本勝負
タコヤキーダー vs 三原一晃

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まずは手四つから腕の取り合い、バックの取り合い。じっくりとしたレスリングの中にも落ち着きが出て来た三原。

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タックル合戦で王子を倒すとスリーパーで締め上げる三原。王子はロープブレイク。

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ボディスラムで倒し背中へのドロップキックでお返しの王子。三原は立ち上がりエルボーを返していく。王子は「来い!」と叫びながらチョップで応戦。

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串刺しの連続攻撃は蹴りで食い止める三原。「タコヤキー!」と叫んでのドロップキックとタックルで再び王子をダウンさせることに成功。突進力なら大差ない威力を見せる。

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三原はボディスラムで王子を倒すと新技サンセットフリップ。体型を活かした技に場内歓声。

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どっしりと腰を落とした逆エビ固めで王子を追い込む三原。意地のプッシュアップで外した王子は延髄斬りからボディスラム、そして同じ逆エビ固め。三原は何とかロープエスケープ。

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エルボー合戦も気迫で互角に持ち込む三原。それどころかエルボーをかわすと逆さ押さえ込み。意表を突かれた王子だが何とかカウント2で返す。

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三原の奮闘に本気で応える王子。ランニングエルボーで倒すと逆片エビ固めで締め上げてから串刺しラリアット。

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ここで「一撃必殺や!」と叫んでダイビングヘッドアタックの王子。しかし三原はこれをカウント2で返してみせる。粘る三原だったが王子はローリングソバットからタコヤキックでとどめ。

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最後は大の字3カウント。顎を押さえて立ち上がる三原。そんな三原に王子は厳しく檄。三原は睨み返すと張り手一発。

見る度に打たれ強くそして当たりが強くなっていく三原選手。その歩みは少しづつでも、先輩の手荒い教育を受けながら試合の形が段々と出来上がってきた。
コスチュームが汚れれば汚れるほど、その身体は貪欲にプロレスを吸収してゆく。
夏の連戦を熱く乗り切る三原選手の次の季節が楽しみだ。

○タコヤキーダー(7分41秒 タコヤキック→エビ固め)三原一晃×

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第3試合30分1本勝負
冨宅飛駈 vs 松山勘十郎

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ホリパラ恒例の選手入場式で「昨日、松山勘十郎選手に挑戦を表明した!」と冨宅。「困ってます」と勘十郎。そんな二人がいきなりのシングルマッチ。
案の定、「気が重いよ」と肩を落としてテンション地の底の勘十郎。

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力無く握手を交わす勘十郎。ゴングが鳴っても「タイトルマッチ挑戦表明の翌日にシングルマッチなんておかしくない?」と弱音の勘十郎に「挑戦を表明する!」と会話が成立しない冨宅。

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「挑戦ハッキリ断ったでしょ?何でそんなに拙者のベルトが欲しいの?」と説得を試みる勘十郎だが冨宅は「挑戦を表明する!」の一点張り。
「分かった!分かりましたよ!今日はやりますよ」と根負けの勘十郎。

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腕を絞られて苦悶の表情の勘十郎。ロープブレイクすると観客から「痛くない!痛くない!」の声。
「オマエが受けてみろ!」と勘十郎は八つ当たり気味。

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グラウンドでも優勢の冨宅は勘十郎をフェースロックに捕らえてゆく。
チキンウイングから腕ひしぎと次々仕掛けていく冨宅からなんとか脱出した勘十郎は「肌を合わせてみて分かった。パンクラスそして元UWFとしてのアンタのテクニックは本物だ」と称えてみせる。
やっぱり冨宅は「挑戦を表明する!」で返して場内爆笑。
「ダメだって言ってんじゃん!」とあきれた勘十郎はロープワークの攻防。そして壮絶にコケてみせる。

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ここで「いざぁーっ!」と勘十郎はロープ渡り。定番の技(?)で冨宅を翻弄しにかかる。

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お返しに冨宅は強烈なミドルを連打。ダウンすると今度は容赦なくサッカーボールキック。
防戦一方の勘十郎にまた観客から「痛くない!痛くない!」の声が飛ぶ。「痛くないよなぁ?」と言いながら冨宅はもう一発サッカーボールキック。

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それでも「痛くない!痛くない!」「蹴ってけ!蹴ってけ!」の声援が飛び交うと「オマエ殺す気か!?」とチョイギレの勘十郎。豚の角煮で窮地を脱してハリセンで冨宅の顔面を連打しまくり。

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冨宅が奪ったハリセンを投げ捨てると恒例のビンタ合戦。いつものビンタに加えてローキックが勘十郎を襲う。いつもより多くもらって太ももを押さえながら納得のいかない勘十郎。

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続いて冨宅は掌底の集中砲火。寝てはフェースロック、立ってはスタンディングの脇固めで攻める冨宅に勘十郎はカミカゼで返して形勢逆転。

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「コイツがサブミッションなら拙者はメキシコ仕込みのジャベがある!」と首と手足を同時に極めてみせる勘十郎。思わぬ逆襲にダメージの濃い冨宅。
調子に乗った勘十郎は「もうチョットだ!冨宅さん、今日この試合でアンタの持ってるUWFの遺伝子を絶ってやるからな!」と挑発してしまう。

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すると突然場内にUWFのテーマが鳴り響く。これにスイッチの入った冨宅は勘十郎に掌底とミドルキックのラッシュ。そしてマウントポジション掌底を浴びせてからガッチリと腕ひしぎ逆十字固め。勘十郎はたまらずギブアップ。

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なんかもう色んなところがボロボロの勘十郎。
試合後に両者がマイクを持っての押し問答。

勘 「アンタは充分強い!言うなれば大阪プロレスの影の実力者なんだよ!そんな強いアンタに拙者の大阪お笑いのベルトに挑戦されてはやっぱり困る!」

冨 「挑戦を表明する!」

勘 「とにかくアンタの挑戦はチャンピオンとして絶対に認めない!」

冨 「挑戦を表明する!」

勘 「なんで分かってくんないかな!ダメったらダメ!」

冨 「挑戦を表明してる!」

勘 「文法変えてもダメ!もう拙者のことはほっといてくれ!」

冨 「挑戦を表明する!!」

勘 「イヤだーーー!!」

冨 「挑戦を表明する!!」

逃げるように退場する勘十郎に追う冨宅。
お笑い選手権の新ストーリーはシュールな笑いの中にもルチャのイズムとUWFのイズムがぶつかり合う注目の展開となりそうだ。

○冨宅飛駈(10分06秒 腕ひしぎ逆十字固め)松山勘十郎×

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続きは後半戦で。
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2008年07月25日

プレジャータイム −後半戦−

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タイガースが応援に来た瀬戸口選手の家族を紹介して入場式はなごやかムード。
しかし闘いとなれば話は別。彼らは激闘・感動・爆笑を全力で繰り広げる。
そして、それを観た者こそが大阪プロレスの真髄を知りえる。

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大阪プロレス 7月20日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第4試合タッグマッチ30分1本勝負
ビリーケン・キッド&政宗 vs 小峠篤司&原田大輔

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大阪プロレスタッグ挑戦の実績を持ちコンビネーションにも長けたB&Gの小峠と原田。対するビリーと政宗の間に流れる空気は微妙。まずはビリーを押しのけるように政宗が先発。対する原田と恒例のじっくりとしたプロレスを繰り広げてゆく。

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入れ替わり出て来たビリーと小峠はルチャ的なムーブで違う味を見せる。小峠の高速ロープワークからのレッグラリアートがビリーにヒット。小峠が出てきて二人がかり、コーナーのビリーへトレイン攻撃でペースを掴む。それでもコーナーで見つめる政宗の目は冷静。

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ここから試合は場外戦へ。政宗と原田は2階席をも巻き込んで乱闘。政宗は原田を1階に突き落とそうとするが失敗。しかし固い床へのブレーンバスターでダメージを与えることに成功。

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一方リング上ではビリーが小峠に屈辱の攻撃。両腕を固めて顔面をいぢくりまわす。「みなさんいいんですか〜?アツシの顔が大変なことになってますよ〜」とリングサイドの小峠ファンの「アツシー!」という声援に対して散々な挑発行為。

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続いてビリーは観客の声援に応えて対角コーナーで連続ビリンコバスター。小峠は息が詰まって苦悶の表情。

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小峠の孤立状態が続く。政宗までもが小峠ファンの声援に触発されるように小峠の顔を踏みつけてのいやらしい攻撃。ビリーの「顔はやめときな。ボディボディ!」というリクエストに政宗はバックドロップからトペ・アトミコ投下。

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代わったビリーは小峠に風車式のストマックバスターからセントーンとボディ狙いを実践。巧みなスイッチワークの前にコーナー釘付けの原田に対して政宗は「オマエの顔はグチャグチャにしてやるからな」と挑発。そこにビリーは「もうグチャグチャだよ」と爆笑合いの手。

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なおもコーナーで攻め立てられる小峠だったが串刺し攻撃を蹴りで迎撃。やっと反撃の糸口を掴む。

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小峠は政宗を捕まえると華麗な人工衛星スイングDDT。窮地脱出の小峠はようやく原田にタッチ。

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意気込んで政宗をタックルで吹き飛ばす原田だったが、そこにビリーが入ってきて再び劣勢。しかしWのクローズラインを切り抜けた原田は連続タックルで反撃。ビリーをコーナーに追い詰めタックル&串刺しドロップキックと気を吐く。

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なおもチョップ連打で攻める原田だが、ビリーはうまく避けてリバースのアトミックドロップ。そして大技解禁のライガーボム。しかしこれは小峠が寸前でカット。

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代わった政宗はその小峠をアンクルホールドに捕獲しようとするがロープに逃げられてしまう。小峠はソバットで政宗を倒してライオンサルトで追撃。

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政宗の張り手と小峠のエルボーの打ち合い。気迫で立ち向かう小峠だったが政宗はそれを捕まえてのコンプリートショット。

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政宗はビリーと再度の連携。小峠をWのブレーンバスターで倒してから再びロープに振るもこれはまとめてドロップキックでお返しの小峠。場外に逃れた二人に小峠はトペコンヒーロを放つ。

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リング上はビリーと原田。ビリーのラリアットからのフォールを返した原田はお返しとばかりに充分にアピールしてからパワーボム。

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さらに見応えのある攻防が続く。ビリーがソバットを見舞えば原田は膝を突き上げて対抗する。そこから原田得意のハーフハッチスープレックス。

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休まずホールドされたままのビリーに小峠がスワンダイブのボディプレス。ここに来てB&Gのスピード感ある連携が出始める。

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しかし羽交い絞めにしたビリーへの小峠のスワンダイブミサイルキックは誤爆。そのままビリーは出て来た政宗とWのパワーボムで小峠を追い込む。

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続いてビリーが小峠を断頭台に固めると、そこに政宗の斬首が炸裂。最初は反目していたように見えたビリーと政宗の連携が冴えわたる。

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なんとか反撃しようとエルボーを打ち込む小峠だったが政宗はそれをかわしてバックドロップホールド。しかしこれは原田がカット。

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チャンスと見たビリーは原田を分断。政宗は小峠を引き起こすと必殺の雷切。小峠さすがに返せず3カウント。

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最後は目を合わせないながらも握手のビリーと政宗。この試合で通じるものが見えてきたか。
かたや敗れたB&G小峠と原田。ベテランのインサイドワークの前に勢いを削がれた格好だ。盛り返しを見せ始めた正規軍を前に劣勢を覆せるか。若き試練は続く。

ビリーケン・キッド&○政宗(18分38秒 雷切→片エビ固め)小峠篤司×&原田大輔

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第5試合タッグマッチ60分1本勝負
タイガースマスク&ブラックバファロー&くいしんぼう仮面 vs 松山勘十郎&ミラクルマン&×えべっさん

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それぞれのテーマ曲で選手入場。早くも重症なテンションのタイガースはコーナーに置かれたベ○ースターラーメンを獲物を見る眼で威嚇。

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先発はミラクルとくいしんぼう。くいしんぼう軽やかなステップワークでリング上を駆け巡る。やりにくそうなミラクルは手四つを要求するがくいしんぼうは高々と手を上げる。
ミラクル「普通にやれや!大きな選手じゃないやろが!」

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そして恒例のブリッジ合戦。まずはミラクル「このパターンあんま好きやないんや〜!」と言いながらも見事なブリッジ。

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次はくいしんぼうの番...なのだが全力で嫌がるくいしんぼう。
「踏ん張んなやぁ!」の叫びも虚しくまたもブリッジ体勢に持っていかれるミラクル。
「やっぱオレかよ〜!」「あっさり返すなぁ!」などミラクルの悲痛なボヤキに場内大爆笑。

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その手四つのままミラクルとくいしんぼうは軽やかなダンスに突入してキメ。
そしてお互いを称え合うどうしようもない二人。

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両陣営タッチしてタイガースとえべさっん。「でやぁ〜!」と奇声を上げてタイガースのキックそしてボディスラム。タイガースはコーナーに駆け寄ると「お菓子を持ってこい!」と一人でベ○ースターラーメンを持ちコーナー上。しかしここはえべっさんがコーナーから叩き落したので何をやりたかったかは謎。「タイガース!」と叫ぶバファロー。そんなに心配せんでも。

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ここからは華麗なロープワーク。と行きたいところだがお互い同じムーブを繰り返して驚くほど噛み合わない。リープフロッグも両者飛ぶ予定なし。「いやいやいやー」違うでしょとツッコミも二人。

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「何をしてはんねん!?」とタイガース。「同じ事したらアカンがな!」とえべっさん。
お互いが「なんや!」と小突きあって関係悪化する二人。そして「オイ!」「オイ!」と胸をどつきあい始める二人だがそれすらも噛み合わない。
仕方がないのでやり直し。「オイ!」「オイ!」と次第にリズムが合ってきて...。

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「UFOッ!」場内爆笑と歓声。

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なぜかダメージを受けてその場でダウンのタイガース。
えべっさんは「タイガースよ、これだけは言っておくぞ!」とだけ言い残して勘十郎にスイッチ。あまりの寸止めぶりに続きが気になるタイガース「言えや!」「言えやオイ!」と固執しまくる。釈然とせずにタッチするタイガースにバファローは「タイガース!出にくい!」とマジ顔で嘆く。

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「えべっさん!今のがプロレスか!?」と自分を棚に上げる勘十郎は「拙者はこのバファローと熱いプロレスをやってやるよ!」と宣言。
これにバファローが「オレもそっちの方がありがたい!プロレスをやろー!」と棒読み気味に賛成して試合再開。しかし一時の攻防から予想通り脱線。「以上、プロレスでした。いざぁー!」とロープ渡り。

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蝶々役はミラクル。コーナー上で「こいつは春から縁起がええわい!」とダイブしてバファローをホイップ。
「参ったかぁー!」見栄を切ってみせる勘十郎。

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ここから再びリング上はミラクルとくいしんぼうの伝統芸能。お互いが「アッ!」と気をそらそうとしてグーパンチを食らう。なぜかミラクルにだけ非難のブーイング。
「なんでオレだけやねん」とミラクル。

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続く欽ちゃんジャンプで全員を翻弄したくいしんぼうはミラクルをコーナーに逆さ吊り。そして救援のえべっさんを捕まえるとコーナーを使った股裂き攻撃。当然股の中央はミラクルの顔へ。しかも瀬戸口選手の家族にまで引っ張らせてミラクルに股間がグイグイ。

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ここで流れる瀬戸口ナレーション「やれやれ、これで弟も良い大阪みやげになっただろう。欠場中の今の俺にできるのはこんな事くらいだ。弟よ、ヤクザな兄貴を許しておくれ。♪どーせおいらーはヤクザーな兄貴...♪」と「男はつらいよ」のテーマを歌い始める。
あまりのシュールっぷりにキレたくいしんぼうがスライディングキックで強烈なツッコミ。
それを勘十郎がハリセンでツッコミ。続いてタイガースにもロープへ振って一撃。

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そのハリセンを奪ったバファローは勘十郎の大事な生え際にフルスイング。思わず睨みつける勘十郎。
バファローぷちっと切れてハリセンを投げ捨てる。

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今日のビンタ合戦はバファローvs勘十郎。お互い自慢の長髪をバッサバッサとアピールしまくってからゲームスタート。
まずは勘十郎の一撃目がヒット。

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しかしここから見切りまくりのバファローがビンタの嵐を浴びせる。ロープにもたれて「ナゼ?」と納得いかない勘十郎。

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ならばとバファローのラリアットを避けて「豚の角煮ぃー!」と反撃の勘十郎。

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さて宴もたけなわ、両軍出てきて足を固めてシーソーのお約束ムーブ。

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ここまではほぼおなじみメンバー。痛いのかどうかは不明。

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そしてトドメはバファローがカニカニ歩きの愚乱浪花ムーブで登場。

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そのバファローが輪に潜り込んでフォール完成、場内大歓声。
バファロー「タイガース!言われた通りやったらウケたぞ!」と大喜び。

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さて今度はくいしんぼうとえべっさん。くいしんぼうは串刺し攻撃でえべっさんをダウンさせるとコーナーに上がりタイガースにダイビングのアピール。
タイガース「オッケー!スーパーフライ!」と了解、ボディスラムでえべっさんをリング中央へ。
しかしくいしんぼうは納得いかない様子で追加指示。もっと遠くへ置けとの事らしい。

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タイガース「もっと遠くへ?頑張んなぁー」と言いながら次々と指示に従ってゆくと、ついにはえべっさん反対コーナー。
「なんか秘策でもあるんですか!?」と驚くタイガースにくいしんぼうは傘を持ってくるように最終指示。

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傘を開いて飛距離を延ばそうとするくいしんぼうに「パラシュートと違うからムリやでぇー!」と必死にツッコむタイガース。
タイガースの「誰かいないか!誰か止めてくれー!大きな事故になるー!」の叫びに「3年B組!金八先生ー!」と勘十郎が入ってくる。
すでに暴走に暴走が重なって玉突き事故状態。

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「オマエ、クラスメイトが一所懸命止めてくれてるんだろうが!いいか、先生これだけは言っておくぞ!オマエが死んだら先生泣くぞ!」勘十郎の必死の説得に傘をたたんで降りるくいしんぼう。オチが見つからず流れる微妙な空気。
ミラクルの「もうええか?」の声にうなづく勘十郎とくいしんぼう。あきれて「ハイ!次!次!」と進行係のミラクル。

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次はヘッドロックでごっつんこ。誰が犠牲者なのかまったくもって不明の混乱ぶり。

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全員ダウンでカウントが入る。カウント2.9で一同起き上がって「フゥーッ」と一息。

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ここでついにミラクルのカンチョーが解禁。タイガースにジャストミート。タイガースは「ハハハ、ハハハ、ハハハハハ」と乾いた笑い声を上げながらリング上を周回する。

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「いつまでそんな手を使っているんだ。そんな事でこのワタシが倒せると思っているのか?」と自身ありげのタイガース。
「いい機会だ。ワタシの護身術でオマエの鼻をへし折ってやろう」とタイガースが宣言するとドコからか電車の音がガタンゴトンと流れてくる。ミラクルが吊り革に掴まっているポーズのタイガースにカンチョーをしようとするとその手を捕まえて「この人チカンですぅ!」

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このシュールな勢いに任せてタイガースムーブが続行。160kmチョップからランニングホームランが成功して観客一同「セーフ!」

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今度は「いくぞ必殺技!ホームスチール!」と叫ぶタイガース「リー!リー!」とチャンスをうかがう。

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しかし思いっきりハズレ。観客一同「アウト!」

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ここでミラクル反撃開始。タイガースをボディスラムで投げて「よっしゃドライバー!」とミラクルドライバー宣言。しかしタイガースはコロコロと場外へ。
ならばとバファローをボディスラムで投げて「よっしゃドライバー!」...以下略。
そしてくいしんぼうはミラクルを素通りして場外へ。場内爆笑。
しかたなくミラクルはトボトボとコーナーに向かい場外ダイブのアピール。

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しかしそこにえべっさんがプランチャ、勘十郎がトペ・スイシーダ、くいしんぼうがラ・ケブラーダ。「ワシのカッコエエとこは!」とミラクルはキレ気味で吼える。

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ミラクルは正面からのカンチョーでタイガースを捕まえるとくいしんぼうを捕まえた勘十郎と連携。中央に振って激突させようとするがタイガースの「ワタシ上!アナタ下!」の指示で避けられ逆に攻撃を受けてしまう。
そして逆に振られるミラクルと勘十郎。「ワタシ上!」とミラクル。「上!上!」と勘十郎。当然のように空中で大激突。4人はそれぞれ場外へ。

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ここでバファロー「やったるぞー!」と吼えてえべっさんにバックドロップ。続いて観客をあおってから渾身のラリアットを浴びせてフォール。えべっさんは大の字になっての3カウントで突然の幕切れ。

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勝ち名乗りの3人。くいしんぼうはガッツポーズ。「やはり我々3人が揃えば怖いものなど無いわー!」とマイクのタイガース。

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「やはり我々3人で大阪プロレス天下統一という事で...ハッ!えべっさん!?」大の字のえべっさんに気付くタイガース。

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「これはもはや余命いくばくも無い!えべっさん!事切れる前にお客さんに何か一言を!」えべっさんに駆け寄りマイクを向けるタイガース。

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「♪空に消えてった打ち上げ花火♪...」ガクッと事切れるえべっさん。
「えべっさーん!それジッタリンジンじゃないですかー!誰も分からないですよえべっさーん!もうすぐ夏祭りプロレスが始まるってこと言いたいんですかぁー!えべっさん遠い遠いそれ!」説明口調で嘆きまくるタイガース。

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「しかもえべっさん!?今日はえべっさんが奇跡的に息を吹き返さない!誰か衛生兵!衛生兵はどこかー!」タイガース慟哭の叫び。
ここで瀬戸口選手が入ってきて「エイッ!」とやるとえべっさんの意識が戻る。
タイガースは感動のあまり「この人命救助は弟さんを通じて鹿児島の瀬戸口選手のご両親に伝えられることでしょう!」と猛烈アピール。

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ニッコニコのバファローに息を吹き返したえべっさん。勘十郎がマイクで「いよいよ夏祭りプロレスが始まります!夏休み期間中ほぼ毎日このデルアリで開催しております。我々レスラー一同心よりお待ちしております!」と締め。

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興奮気味のタイガースはベ○ースターラーメンとリング下に隠してあった氣ボールを持って退場。
最後まで笑いっぱなしのメインイベントは知ってしまったらもう虜。日常のストレス、大阪プロレスで癒してみてはいかが?

タイガースマスク&○ブラックバファロー&くいしんぼう仮面(17分30秒 ラリアット→体固め)松山勘十郎&ミラクルマン&×えべっさん

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ユニークを再現するのはムリですな。時間かけてみたんですが、どう頑張っても面白さは伝えられません。ボキャブラリが足りないのもあるんですが。
でも映像でで見たとしても100%じゃないと思うんだよね。ユニークの魅力はその空間の雰囲気、空気感、ライブ感。
やっぱりデルアリに行くしかないですね。
というワケで今週はサタナイの日が外せない仕事なので日曜日のホリパラに2週連続。メインはビリーの復帰後初のホリパラユニーク。
でも秀吉のタイトルマッチ見たいなぁ。観に行けなくても応援してるよ。
posted by ラポン at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月23日

プレジャータイム −前半戦−

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久しぶりのホリパラ観戦記です。
サタナイを観ていると重要なテーマを持つセミファイナルやメインイベントに向かうにつれて変な力が入る事しばしば。試合中も「あと一試合で○○○と○○○の決着戦だ」みたいな気持ちが湧いてきたりします。
もちろん、そのストーリーの面白さがサタナイの魅力なんですが、それに比べるとホリパラは雑念なしでスムーズに入っていける。それが観ていて心地良かったりもして。
純粋にプロレスの楽しさを実感できる快楽の時間。それが「大阪HOLIDAY PARADISE」。

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大阪プロレス 7月20日(日)デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第1試合20分1本勝負
タコヤキーダー vs KUSHIDA

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前から見たかった大阪プロレス若手の良心(笑)タコヤキーダーとハッスル超新星KUSHIDAのシングルマッチ。
まずはがっちりロックアップ。KUSHIDAは王子をロープに追い詰めると両手を挙げてクリーンブレイク。対する王子はKUSHIDAを同じくロープに追い詰めクリーンに離れると思いきや挑発的に平手。

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そしてコーナーに追いやると右膝のあたりにストンピング。後から知ったがKUSHIDAは前日どっちかの膝痛めたらしい(ブログ参照)。そこからのグラウンドでも王子は執拗に膝狙い。

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膝にエルボーを落とすなどKUSHIDAのスピードを殺しにかかる王子。
KUSHIDAはチョップで応戦。ロープ際では王子のコスチュームを捲り上げて逆水平チョップ一閃。単なるチョップも創意工夫のKUSHIDA。

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続いてグラウンドに移行でキーロック。王子はロープブレイクを暴れるがKUSHIDAは体を入れ替えて逃がさない。

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ボディスラムを歯を食いしばりながら溜めて溜めて落としてくKUSHIDA。そのままエグい逆エビ固め。

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王子は必死にロープブレイク。KUSHIDAの伝わりやすい表情はマスクマンにはない魅力。

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王子はここで反撃開始。タックル、ソバットから串刺しラリアット。そこから間髪いれずに「一撃必殺や!」とダイビング・ヘッドアタック。王子得意の流れが決まるとさらにエルボー連打。ここは防戦一方のKUSHIDA。

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エルボー乱れ打ちで一度は倒されたKUSHIDA。しかし王子渾身のランニングエルボーは腕をキャッチして脇固め。寝技と立ち技が局面と共に入れ替わる一進一退の攻防。KUSHIDAは腕ひしぎ逆十字固めに移行するも王子の足がロープにかかって逃げられてしまう。

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ここから王子は再びソバットを基点に攻勢。タコヤキボトムから再度の一撃必殺ダイビングヘッド。しかしこれは避けられてしまい自爆。

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流れを変えたくない王子はここでラリアット。しかし動きが読んでいたKUSHIDAは余裕でかわすと王子に来いとあおる。その誘い水に乗ってしまった王子にKUSHIDAは飛びついて腕ひしぎ逆十字。しっかり極められてしまった王子はタップするしかなかった。

試合後両者は握手。そしてKUSHIDAは王子の健闘を称えてみせる。
同じ若手どうしでもB&GとKUSHIDAだとなんか抗争の臭いがしてしまうが、王子とKUSHIDAの戦いは関係が透き通ってて心地良く感じる。KUSHIDAには膝を治してもらって、今回とはまた違うスピーディーなタコヤキーダー戦を見せてもらいたい。

×タコヤキーダー(7分59秒 飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め)KUSHIDA○

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第2試合30分1本勝負
ゼウス vs 三原一晃

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立ち上がりのタックル合戦はパワー差が明確。三原は当たるたび弾き返されもんどりうって倒れてしまう。それでも気迫の三原はゼウスに向かっていく。

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エルボー合戦も一発の威力が桁違い。ゼウスは無表情で受け止めるが三原は体ごと仰け反って倒れてしまう。ゼウスの鋼鉄の肉体が三原の体を蝕んでゆく。

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一発一発の強烈さに思わず膝を付く三原。しかし休む間もなくゼウスは軽々と三原をボディスラム。三原はチョップで反撃するもののゼウスは「来いや!」と仁王立ちで受け止める。そして重たいチョップをお返しに叩き込むと涼しい顔のまま三原をブレーンバスター。

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三原をコーナーに振るとゼウスは串刺しスプラッシュ。そのまま逆コーナーに振って連発を狙うがここは三原がカウンターの蹴りで止めてドロップキックの連発で逆襲。ここから三原はゼウスをロープに振って渾身の猛タックル。ついにゼウスをダウンさせてフォール。場内大歓声。
しかし反撃はここまで、ゼウスはリフトアップスラムで三原を放り投げてすんなり攻守逆転。

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ゼウスは威力充分のタックルで三原を吹き飛ばすと、最後はバイセップスエクスプロージョンで三原の首を狩る。

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ゼウスは三原を片手でフォール。しかし大の字でダウンする三原に返す力は残っていなかった。

ゼウスは四方のコーナーでたっぷりアピールして退場。これだけ離れている力量差。それに経験差や身長差はいつまでも埋まらない。しかしそこを何かで埋めて行くのが三原のテーマ。その立ち向かう力をファンは声援で後押しすべし。きっといつかゼウスの余裕を奪う日がやって来るはずだから。

○ゼウス(4分59秒 バイセップスエクスプロージョン→体固め)三原一晃×

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第3試合30分1本勝負
秀吉 vs タダスケ

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入場式で「刀狩」警戒を宣言したタダスケ。試合はこの二人の闘いらしくタックル合戦からゴツゴツした打撃へ。タダスケがエルボーや膝をぶつけていけば、秀吉は強烈な逆水平にエルボー。体を仰け反らせながらも耐えるタダスケはジャンピングタックルから串刺しラリアットと攻勢に転じる。

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なおもロープワークでペースを掴もうとするタダスケに、秀吉はカウンターのアバランシュホールド。そしてここから秀吉の強烈な蹴りの応酬がタダスケを襲う。

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動きの鈍ったタダスケに秀吉は早くも刀狩の体勢。しかしこれはタダスケが必死にロープにしがみついて逃れる。

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それでも秀吉はフェースロックに切り替えてタダスケにギブアップを迫る。

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秀吉はチョーク攻撃からチョップ&ラリアット連打の「いつものやつ」。得意の打撃でタダスケに確実なダメージを与えてゆく。

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なんとかカウンターのタックルで切り抜けたタダスケはクロスタックル、ボンバータックルと突進力で真っ向勝負。そしてここからファイヤーマンキャリーで持ち上げようとするが惜しくも失敗。逆に強烈な膝を食らうとペディグリーで叩きつけられる。そしてそこに全体重を乗せた容赦なしの秀吉流フットスタンプ2連発が投下され、苦痛に悶絶するタダスケ。

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好機と見た秀吉は再び刀狩の体勢にタダスケを捕まえる。しかしタダスケは刀狩特有の振り回してクラッチを食い込ませる予備動作を利用してファイヤーマンズキャリースラムに切って返す。

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ここから畳み掛けようと自らロープに走るタダスケだが、今度は秀吉の予備動作なし電光石火の刀狩がにとらわれてしまう。タダスケは不意を突かれ為す術なくギブアップ。

秀吉は翌週のタイトルマッチを意識してベルトアピールしながら退場。初のシングル戴冠に向けて秀吉はより隙の無い自己を目指して磨きをかける。ホリパラの一戦にまでそのあたりの感情を漲らせるのがいかにも一直線な秀吉らしい。実際以前より体はしぼられており、刀狩を始めとする技の入りも早くなって油断ならないものとなった。
タダスケはシングルという試合形式も災いして、その実験台となってしまった格好だ。
秀吉のベルトへの執念がタイガースの大一番のソレを上回る時、タイトルマッチは歴史的瞬間を迎えるかもしれない。

○秀吉(7分09秒 刀狩)タダスケ×

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続きは後半戦にて。
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2008年07月18日

折れない心 −後半戦−

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試合開始前の「プロレスニュースプラスワン」。
ゲストは小峠との抗争が続くミラクルマン。

「今のオレは小峠しか見えてないし、正規軍っぽく見られてるけど世代抗争なんかはこの際どうでもいい」

小峠選手に3連敗中のミラクルマンの口から出るのは自己中心的とも言える個人闘争。
しかしプロレスラーとはかくあるものではないか。どれだけ徒党を組もうともチャンピオンは所詮一人しかなれないものだ。
歩みを止め、壁として立ちはだかるだけでは自身の道が切り開かれることは決してない。
プロレスは自分に次々とハードルを設定して越えてこそ栄誉に到達する世界。
そのステップの相手が後輩だろうと年下だろうとがむしゃらに執念を燃やす。それがミラクルマンという男の存在意義。

「一人でもミラクルマンを応援してくれる人がいる限りカッコイイところが見せられるように頑張ります」

カッコ悪くカッコイイを目指す。ファンの目にはそれがたまらなく魅力的に映る。

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大阪プロレス 7月12日(土)デルフィンアリーナ大会

「大阪SATURDAY NIGHT STORY」

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第4試合タッグマッチ30分1本勝負
冨宅飛駈&ミラクルマン vs ゼウス&小峠篤司

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パートナー冨宅の前に出て先発を買って出るミラクル。相手はいきなりターゲットの小峠。タックルが中央でぶつかり合い、そこでローキックから不意に馬乗り体勢のミラクル。ヒジを擦り付けながら揉みあいになる荒れ模様の幕開け。

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起き上がった両者。小峠がソバットにエルボーを放つとミラクルはソバットからミドルキック連射にカウンターのミドルと多彩な蹴りでお返し。走り出しはミラクルに有利な展開。

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それぞれがスイッチしてリング上は冨宅とゼウス。冨宅は距離を置きながらミドルキックの速射砲。ゼウスは前に前に出てチョップで対抗。どちらも譲らぬ攻防が繰り広げられる。

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ロープに飛んで帰ってきた冨宅をゼウスはリフトアップスラム。小峠は素早くリングインするとまずはミラクルをキックで場外に叩き落してから冨宅に追撃のプレス。

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怒り心頭で戻ってきたミラクルは小峠を巻き込んで場外戦へ。しかし小峠のイス攻撃をまともに受けてしまったミラクルは戻ったコーナーで屈辱的な踏みつけ攻撃に捕まってしまう。

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ゼウスも協力してのミラクルマンへの集中攻撃が続く。ゼウスのボディスラムから小峠の顔面ドロップキックにつなぐB&Gのエグい連携。

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ダウンしたミラクルに膝を落とし、そこから覆いかぶさるようにSTFで追い込んでゆく小峠。

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波状攻撃の前に相手コーナーで大の字のミラクル。冨宅も救援に入れない。されるがままにコーナーに振られて串刺しプレスをゼウスに食らってしまう。反撃の糸口が見つからないローンバトルのミラクル。

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クイックなタッチワークでなおも攻めるB&G。小峠の逆エビ固めは中央で決まるもなんとかロープブレイクで難を逃れるミラクル。隙を突いての延髄斬りでやっと冨宅とタッチ成立。

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冨宅は小峠とゼウスに連続ドロップキック。ミドルキックの連打からゼウスを捕まえた冨宅はチキンウイングを極めようとするもその力で振りほどかれてしまう。

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ならばと冨宅は腕ひしぎ逆十字に移行。ゼウスの持たない巧みな技でパワーに対抗する。グラウンドで苦悶の表情のゼウス。

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しかし極めたまま冨宅を力任せに持ち上げたゼウスは、そのまま正座式のパワーボムで落としてみせる。冨宅は後頭部を押さえて悶絶。

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それでもゼウスの二度目のタックルを狙って見せ、体を返してのチキンウイングアームロックを極める冨宅。しかしこれは小峠が蹴りでカット。両軍スイッチで再びぶつかりあうミラクルと小峠。一撃目はスイングDDTの小峠が先制。

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小峠はダウンのミラクルにライオンサルトで追撃。続くトラースキックも正確に決める。

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しかしミラクルもスタナーからミラクルドライバーで返し、冨宅との連携で反撃。立ち上がった小峠にサンドイッチのミドルキック。

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続いてミラクルはダイビングヘッドバットと着実に小峠を追い詰めるがここはゼウスがカットに入る。

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ミラクルと冨宅はゼウスのラリアットを回避するとダブルのドロップキック。しかしゼウスはそれを余裕ではじき返して逆に二人まとめてラリアット。
冨宅をブレーンバスターとボディアタックの連携で分断したB&G。孤立無援のミラクルをゼウスがラリアットと小峠が延髄レッグラリアットでサンドイッチ。ここでとどめとゼウスに自身をリフトアップさせた小峠はそこからボディプレス。しかしそこにはミラクルの剣山が。

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冨宅も入ってきて乱戦のリング上。ミラクルは膝を付く小峠を瞬間の丸め込みラ・マヒストラル。
不意を突かれた小峠は返せず3カウントを聞くことに。

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結果を受けてついに決まったミラクルマンと小峠のシングルマッチ。
「オマエの胸貸せや!」と絶叫するミラクル。「それなりの傷を負う覚悟はして来いよ」と小峠。
ミラクルの折れない心が二人の抗争を説得力のあるものに昇華させ、予想不可能な結末へと加速させる。
ドラマはいつもレスラーたちの素敵なプライドから生まれるものなのだ。

冨宅飛駈&○ミラクルマン (12分44秒 ラ・マヒストラル) ゼウス&小峠篤司×

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「ビリーケン・キッド復帰戦」
第5試合6人タッグマッチ60分1本勝負
ビリーケン・キッド&ブラックバファロー&秀吉 vs タイガースマスク&政宗&タコヤキーダー

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次々と入場してくる大阪プロレスの華やかな選手達。しかしそれはこの試合の主役登場の為のプロセス。黒のガウンに身を包んでついにビリーケン・キッド登場。

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花束の贈呈に紙テープに埋もれてしまいそうな選手コール。祝福ムードに包まれる中それぞれの思惑で戦いに臨む選手達。ビリーは当然というように秀吉を抑え、先発を買って出る。

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復帰初めての相手はタイガースマスク。まずはロックアップから手四つと慎重な滑り出し。

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ビリーはモンキーフリップから体をひねってエビ固め。両者分かれて対峙。仕切り直しとタイガースは政宗にスイッチ。

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ビリーと政宗は腕の取り合い。手に噛み付いたりと軽くラフに走る政宗にたまらずロープを手に取りブレイクのビリー。

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アームホイップ連発からロープワークにつなぎ、リープフロッグにショルダースルー着地そしてドロップキックと動きの良いビリー。思わずガッツポーズ。

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両軍とも選手交代からブラックバファローとタコヤキーダーに。気迫のこもったタックルで押すバファローに対してタコヤキはアームドラッグからドロップキック一発とビリーに負けじと活発な動きを見せる。

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そしてリング上はタイトルマッチを控えるタイガースと秀吉に。タックル合戦にアームホイップ合戦と意地の張り合いの両者。秀吉は豪快なフライングラリアット。タイガースはソバットそして前転からドロップキックで攻める。

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目まぐるしく顔ぶれが変わる展開。ここでビリーが捕まる。タコヤキのボディスラムに政宗のトペ・アトミコ。

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タイガースからはサッカーボールキック。顔をゆがめるビリー。コーナーに追い詰められ代わる代わる攻め立てられる。タイガースの容赦ないハイキックが側頭部を襲う。

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ビリーは気迫で反撃を試みるが再びコーナーに引き戻される。政宗のマスクに手をかけた揺さぶり攻撃。実戦勘の戻らないビリーに政宗のインサイドワークの洗礼。

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政宗にコーナーに振られるビリーだがケブラドーラコンヒーロで反撃。ここで秀吉に交代。タイガースをラリアットでなぎ倒す。

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政宗には串刺しラリアット。続いて政宗をブルドッキングヘッドロックのままタイガースにラリアット。秀吉、獅子奮迅の活躍。バファローはタコヤキをタックルからブレーンバスターでフォロー。

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コーナーにタコヤキを座らせたビリーはここでアピール。観客の声援に乗せられて対角の両コーナーで連続ビリンコバスター。

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しかしここでタコヤキが奮起。バファローと気合の入ったエルボー合戦。秀吉にも逆水平チョップを見舞う。

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しかしこれは秀吉の怒りに火をつけ、強烈なサッカーボールキックから中腰のまま何発もミドルキックを受けることに。バファローも追撃とエプロンサイドのタコヤキにスライサーから走りこみドロップキック。それでもなんとかカウンターのエルボーで脱出のタコヤキは政宗にスイッチ。

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政宗はビリーと秀吉のWクローズラインをかわすとビリーへのネックブリーカーと秀吉へのコンプリートショットの複合技を炸裂。
続けざまのムーンサルトアタックで秀吉を場外に追放するとすかさずタイガースがトペコンヒーロ。
リング内ではバファローのバックドロップを耐えた政宗が619からアンクルホールド。

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追い撃ちを狙う政宗はバファローに斬首。しかしそこから場外に飛ぼうとするところを立ち直ったバファローがラリアットからバックドロップ。バファローがフォールに入るもここはタイガースがカット。

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ここでビリ−とタイガースが再びまみえる。タイガースはビリーをソバットで止めてジャーマン。しかしビリーはバック転して着地。ラリアットをかわして逆にジャーマンを放つビリーだがタイガースもバック転で着地。ここからお互いの高度な読みあいで技を極めさせない。それでもビリーは顔面ドロップキックで打ち勝ってみせる。

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しかしタイガースにジャーマンからバズソーキックを受けたビリーは動きが止まる。カットに入った秀吉にはタコヤキが入ってきてトラースキックと串刺しラリアット。

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タイガースは秀吉を延髄ハイキックで沈めると、バファローには長距離ミサイルキック。そこからバファローをコーナーに振って総出のトレイン攻撃敢行。政宗はそこに斬首で加撃。孤立無援となり再び標的にされるビリーだったが、政宗の腕を取ったまま三角飛びドロップキックをタイガースに見舞い、そのままアームホイップで華麗に投げる。

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場外に落ちたタイガースにビリーは三角飛びトペ・コンヒーロ。
攻守が目まぐるしく変わる終盤、秀吉は政宗をペディグリーからバファローとのサンドイッチラリアット連発。最後はロープに走って渾身の猛牛トレイン。

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秀吉はタコヤキをオクラホマスタンピートで叩きつけ、再度持ち上げコーナーに打ち付ける強烈なアラバマスラム。そのまま逆さづりにされてしまったタコヤキ。そこに反対コーナーから走ってきたビリーを秀吉が逆肩車式にホイップして正確無比な連携串刺しドロップキック。

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大ダメージを受けたタコヤキにビリーはコウモリ吊り落とし。これはカウント2で政宗がカット。
ここでビリーは「ベルティゴ」と叫んでフィニッシュアピール。

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ビリーはタコヤキを肩車。そしてそこから直下に前方のマットに落とし強烈なベルティゴ炸裂。

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完璧な一撃にタコヤキは返せずノックアウト3カウント。ビリーケン・キッドが復帰戦を勝利で飾る。

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勝ち名乗りを上げるビリー。観客から祝福の大歓声。選手達もそれぞれの想いを秘めながらその姿を見つめる。

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ビリーはマイクを握って話し始める。
「もう、欠場はしません!ここから”元”鉄人ビリーケン・キッドの第2章が始まります!調整試合なんてありません、来週から、いや明日からストーリーのど真ん中に立ちます。必ずベルトまで辿り着いて見せます!」

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「この欠場期間本当にたくさんの人に支えられてきました。今日もたくさんの人が観に来てくれました...僕なんかの為に。本当にこの欠場期間、ビリーケン・キッドというレスラーとして、人間としてものすごく勉強できた期間だったと思います」

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「この欠場期間は神様が与えてくれた貴重な時間だと思っています。たくさんの人に出会いました。そして人間の温かさを改めて感じることが出来ました」
「今度は僕がもっともっと大きくなって皆さんを支えられるようなでっかい人間になっていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」

そう言いきって会場を見回すビリーケン・キッドは満感の表情。

折れずに持ち続けたプロレスへの想いを胸に、多くの人の支えと共に辿り着いた復帰の日。
プロレスラーとしての肉体の強さだけでなく、人間としての心の強さも鍛えられた新たなるビリーケンキッドはこれからどんな感動を観る者に与えてくれるのだろう。
その期待と共に、彼のここからの大躍進を心から願いたい。

だから今度こそ本当に「おかえりなさい、ビリーケンキッド」

○ビリーケン・キッド&ブラックバファロー&秀吉 (19分03秒 ベルティゴ→エビ固め) タイガースマスク&政宗&タコヤキーダー×

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ビリーのマイクをmp3で貼り付けてあります(PC限定です)。
すぐ分かると思うけど見つけてくださいね。

それにしてもストーリーのど真ん中=ビリーケン・キッド包囲網という事。
だったらメインの現正規軍メンバー同士の闘いがしばらくお預けなんてホントもったいない。
ビリーがこれからどんな道を選び、どんなポジションで大阪プロレスを面白くしてくれるか楽しみだぞ。
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2008年07月17日

折れない心 −前半戦−

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プロレスラーが誇るのは頑強な身体や驚異的な力だけではない。彼らが秘めるのはその世界に入ってからの過酷な肉体改造から頂点に登り詰めてゆくまでの長い激闘を支える不屈な精神力。
屈辱のの敗北に打ちのめされ、思いも寄らぬ負傷に身体を苛まれて何度も挫折を味わいながらプロレスラー達は今日もリングの上で闘う。
プロレスにおいて順風満帆な輝かしい戦歴より、辛酸を舐めながら這い上がる紆余曲折な逸話の方が心に響くのはなぜだろう。
それは彼らの決して折れない精神が放つ反撃の輝きを皆が知っているから。
彼らのターニングポイントを目の当たりにした感動で、人々は想像を膨らませながらその後姿を頼もしく暖かく見守ってゆくのだ。

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大阪プロレス 7月12日(土)デルフィンアリーナ大会

「大阪SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合20分1本勝負
タダスケ vs 三原一晃

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腕を取ってじっくりと攻めようとタダスケだが、三原はそれを嫌って胸に張り手、首筋にエルボー。タダスケもそれならばと返すとコーナーに追い詰め背中にエルボーの嵐。
そして三原を軽々と持ち上げボディスラム連発からSTFと攻め立てる。ロープに逃れる三原にタダスケの「こんなんもんか!」と檄が飛ぶ。

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三原は勢いのあるドロップキックからタックル、そして力いっぱいのフォール。立ち上がってのエルボーの打ち合いは一発ごとに「来い!」と叫んでタダスケの勝利。

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タダスケのタックルを受け止めた三原はボディスラム。起き上がるとタダスケは三原を抱き上げて倒し逆エビ固め。

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ブレーンバスターで追撃のタダスケ。カウント2で返した三原の背中にハンマーを狙うタダスケ。しかしこれは三原がとっさにスクールボーイ。

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しかし反撃はここまで。膝を受けて前かがみになる三原の背中浴びせ倒す強烈なハンマー。三原は動けぬまま3カウントを聞くことに。

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二人の表情が弾け、声の良く出た気持ちのいい試合。試合後にらみ合う両選手。タダスケは上から三原は下から。
タダスケの実力が急伸したのはその逆境の精神の賜物。ならば三原よその背中を目標と見据え、脇目も振らず突き進め。

○タダスケ (6分49秒 I−20→片エビ固め) 三原一晃×

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第2試合30分1本勝負
原田大輔 vs えべっさん

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「あいつ調子に乗ってるから」とえべっさんに耳打ちのタナベレフェリー。「あいつシメたるわ」と原田にアピールのえべっさん。
そう言いながらもユニークかと思ったが、ロックアップからシリアスな攻防。打撃の攻防もしっかり踏ん張るえべっさん。

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いきなりのバックドロップで意表を突いたものの、エルボーを何発も叩き込まれるとえべっさんの動きが鈍くなる。そこからはグラウンドの攻防を織り交ぜて原田が押し気味。

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原田の串刺しドロップキックにはドロップキックでお返し。ラリアットが決まってやっと立ち技の攻防へ。

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ブレーンバスターの攻防はえべっさんが技ありの脇固めで切り返し。そこから腕ひしぎ逆十字。しかし追撃の景気回復プレスは剣山が待っていて大ダメージ。

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原田はハーフハッチスープレックスから肩固めに移行。いつもならギブアップでもおかしくない場面だが、えべっさんは執念でロープブレイク。

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ここでえべっさんはラリアットで反撃、えびすボトムへつなぐ。しかしパワーボムの体勢はショルダースルーで返され、掟破りのえびすボトムを食らってしまう。

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粘るえべっさんだが強烈な膝を叩き込まれると失速。アマレスの投げから再びグラウンドへ。

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最後はリング中央で再度の肩固め。えべっさんもこれには耐えられずタップアウト。

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「負けたー!原田に負けたー!」叫ぶえべっさん。帰ろうとした原田が立ち止まる。
「今日は負けたけど、お前オレにもガンガン来てくれた。気持ち良かった、ありがとう!」その口から出たのは感謝の言葉。

えべっさんが見せた予想外のシリアスな闘い。えべっさん=ユニークという先入観念はファンの誰もが持ちえるもの。しかしその彼に隠された普段解放されることがない引き出しを、観ている者そして何より原田がその肌で感じた。
積み重ねたシリアスの場数では原田に劣るかもしれない。しかしリングの上でやる以上ユニークだって立派なプロレスである。安全に楽しいプロレスが披露できているのは日頃の鍛錬があるからという事実を観客が意識することない。それはイコール彼らの試合におけるクォリティであるのだ。
今回の一戦はえべっさんの「やればできるんだぞ」という自己主張を感じた。
各々が各々のポジションでの役割を果たしてこその大阪プロレス。そのプライドは折れることはない。

○原田大輔 (7分34秒 変形肩固め) えべっさん×

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第3試合3WAYマッチ30分1本勝負
KUSHIDA vs くいしんぼう仮面 vs 松山勘十郎

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ジリジリのにじり寄りながら手四つ(手六つ?)組み合おうとする3人。間合いを嫌い付かず離れずのシチュエーションが続く。

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すると突然ドリフネタ。前転して「ピッ!」と笛を吹かれてポーズの勘十郎。続いてくいしんぼうもポーズ。手拍子で否応にも注目されるKUSHIDA。しかしロープにもたれて空気読まずのハッスルポーズ。

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「何一人だけカッコイイことしてるんだよ!」と憮然の勘十郎。「てめぇだけ特別扱いは許さないからな」と続ける勘十郎にくいしんぼうも指差しして非難。観客も「ピッ!やりなさいよ!」とクレーム。腰に手を当ててしばし考えるKUSHIDA。

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手拍子に今度こそ期待に応えて「ピッ!」でポーズのKUSHIDA。得意満面の顔。

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「気にいらねぇな!カッコイイことやっても面白いことやってもキャーキャー言われやがって!」と結局怒る勘十郎。相手構わず攻撃開始。KUSHIDAに嫉妬交じりのウラカンラナ。

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くいしんぼうにはボディスラム連発の勘十郎だが、その度くいしんぼうはスクッと立ち上がる。ならばのロープワークにはワナが待ち受ける。くいしんぼうにつまずいて顔面直撃。

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ここで勘十郎は「イザ!」とくいしんぼうを捕まえてロープ渡り。蝶々は当然KUSHIDA。手刀を落とし「参ったかぁー!」とキメの勘十郎。

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しかしその蝶々を凶器にして勘十郎を捕まえたKUSHIDAは今度は自分がロープ渡り。観客喝采。

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ヨタヨタながらも渡りきりアームホイップで投げて「ハッスルハッスル」とキメポーズのKUSHIDA。くいしんぼうもノリノリでハッスルポーズ。ペースを乱され頭を掻きむしる勘十郎。

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くいしんぼうにコブラツイストを決めるKUSHIDAだが勘十郎が「目指せ三冠王」ハリセンで襲撃。くいしんぼうにもカウンターの一撃。しかしハリセンを奪ってKUSHIDAが勘十郎にお返し。KUSHIDAはハリセンを投げ捨てて、向かい合っての恒例ビンタ合戦モード。

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と思ったら勘十郎はチャンスとばかりにキスを迫る。露骨に嫌がるKUSHIDAは勘十郎のビンタをことごとく受け止めキツい一発二発。勘十郎の顔が愉快に歪む。

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首をかしげる勘十郎は瀬戸口くんで効果を実験。しかしこのビンタも受け止められて一方的なお返し。「ゴッ!」と鈍い音がした一撃に勘十郎は顔を覆って壮絶に痛がる。

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ドロップキックで勘十郎を場外に落としたKUSHIDAはプランチャ。続いて手拍子であおってくいしんぼうがケブラーダの空中競演。

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くいしんぼうのコーナーラリアットはいつしか自分が犠牲者に。その隙に勘十郎は愛しの乱れ髪を持ち出すがコケてばらまいてしまう。
動揺するくいしんぼうと勘十郎は共闘してKUSHIDAを攻めようとするが、KUSHIDAは羽交い絞めのままくいしんぼうを蹴りで止め、勘十郎をホイップと翻弄。

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なおも食い下がる相手に二人まとめてハンドスプリングエルボー。TAJIRI譲りの殺法が冴える。

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くいしんぼうへのその場飛びムーンサルトは勘十郎の誤爆も誘って、二人を寝かせて再度炸裂。

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ここでKUSHIDAはくいしんぼうに狙いを定めソバットからシュミット式バックブリーカー。とどめはムーンサルトプレス。お株を奪われる畳み掛けにくいしんぼうは返せず3カウント。

「悔しいー!」とマイクで勘十郎。
「次回闘う時は必ずクッシーの唇を奪って、女性ファンを恐怖のドン底に叩き込んでやる」と宣言の勘十郎。なぜか女性客から歓声。

大阪プロレスユニーク軍の理念とハッスルKUSHIDAの信念はぶつかっても折れることなく絶妙に絡み合った。
二つの異世界が交わる時、結果を恐れていては何も生まれない。
ハッスルの看板を背負って一人大阪で闘うKUHIDAを勘十郎達は懐深く包み込み、足並み揃えて一つの作品を作ったと言えるのだ。

○KUSHIDA (9分58秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め) くいしんぼう仮面×
※もう一人は松山勘十郎

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続きは後半戦で。
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2008年07月03日

嵐呼ぶIMP −後半戦−

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さっきの続きです。

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第4試合 60分1本勝負
  スペル・デルフィン&くいしんぼう仮面&えべっさん vs ツバサ&ミラクルマン&松山勘十郎

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一人づつ順番に選手入場。
ツバサはマスクの横に中日ドラゴンズのマークを付けたブルーのコスチュームで観客とタッチしながらリングを一周する。くいしんぼう仮面とえべっさんによる長時間の入場の時はミラクルマンと勘十郎を呼んでリング四方にポーズを取り観客にカメラチャンスのサービス。普段は見られない行動にパートナーのクーガー不在のIMPを盛り上げようとする意気込みが見える。

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くいしんぼうはコーナー上で寝た時にお菓子の中身を滝のようにこぼす。突然のアクシデントに観客大笑いでテンションが自然と上がる。
スペル・デルフィンは沖縄プロレス旗揚げを控える中の特別参戦。
勘十郎は選手コールにベルトを掲げてアピール。
そしてミラクルとくいしんぼうの爆笑ブリッジ合戦から試合開始。くししんぼうはキラーのクセが残っているのかグーパンチを多用。
ミラクルがボヤきまくる。

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リング上はデルフィンと勘十郎。すでに汗まみれの勘十郎はデルフィンにつまづいてロープワーク中に転倒、マットに顔型を残してしまう。
「TAJIRIのグリーンミストは怒られないでなんでオレ様は怒られるんだ!」と反発の勘十郎。
勘十郎はデルフィンを捕まえてロープ渡り。蝶々の役はツバサは買って出る。
しかし終わるとツバサは飽きたのか蝶々をさっさとミラクルに手渡す。
「なんでオレに渡すねん」とミラクル。

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無謀にもツバサに勝負を挑むえべっさん、案の定一方的に蹴りまくられる。くいしんぼうにタッチを求めるも逆に頭をどつかれてしまう。
笑うツボが見つからないえべっさんの行動に会場困惑。

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「会場静まり返ったやないか」と怒りながら再びくいしんぼうと対するミラクル。
チョップ合戦からこれぞ定番、クルっと回って欽ちゃんジャンプ。
テッドさんもジャンプ。
場内は拍手喝采。

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くいしんぼうのコブラツイスト。もちろんコチョコチョ付き。
ミラクル悶絶。
えべっさんは敵味方の見境なくボディスラムを連発。しかしテッドレフェリーには逆に投げられてしまう。これは投げたテッドさんがビックリ。

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勘十郎はくいしんぼうにハリセン攻撃。くいしんぼうはキレて奪ったハリセンを投げ捨てると張り手合戦。とは言うものの一方的に勘十郎を叩きまくる。

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ヘッドロックからリング中央で激突、全員がダウン。カウント2で起き上がり一同「フゥーッ」と一息。伝統芸能がリングに花咲かす。

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デルフィンとどめばかりにソバットからスイングDDT。そして「終わりー!」とデルフィンクラッチのアピール。そこにミラクルがエゲツナイ地対空カンチョー攻撃。
「沖縄から来てええカッコさせるか」と逆に(不恰好な)スイングDDTから「終わりー!」までマネしてデルフィンクラッチのポーズ。しかしデルフィンも地対空カンチョーでお返し。

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延髄斬りでダウンさせ捕まえようとするミラクルだがデルフィンはコロコロと場外へ。ミラクルはコーナーに登ってダイブしようとするとツバサがプランチャ、勘十郎がトペ・スイシーダで横ヤリ。
ミラクルはコーナーでポツン。
「オレの格好ええトコは?」と嘆くミラクルは起死回生のダイビングヘッドも壮絶に自爆。

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そしてくいしんぼうに浴びせようとした勘十郎の愛しの乱れ髪もミラクルに誤爆。
最後はその勘十郎にくいしんぼうが関空トルネードを炸裂させて決着。
乱れ髪に捕まってもがくミラクルを尻目に全員さっさと退場。

「楽しかった?」とミラクル。観客からは満足げに大歓声。
ミラクル「オレがカッコ悪くても弱くても楽しんでくれたらええわ」との名言で試合を締めくくった。
この大会唯一のユニークマッチ。役者が揃って織り成す名調子。大阪プロレスもう一つの欠かせない顔。
その大切さは観客の笑顔が物語る。

スペル・デルフィン&○くいしんぼう仮面&えべっさん (13分22秒 関空トルネード→片エビ固め) ツバサ&ミラクルマン&松山勘十郎×

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第5試合 「大阪タッグフェスティバル2008」決勝戦 時間無制限1本勝負
小峠篤司&タダスケ vs ゼウス&原田大輔

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先に入場の小峠とタダスケ。2回戦は不戦勝。だからこそ負けられない。
心に秘める必勝の決意。

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うっすらと先程の激闘の汗を浮かべてゼウスと原田が入場。ここまで来たら突き抜けるのみ。
堂々のアピールで入場。

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出てきたのは原田と小峠。力のこもったチョップ合戦にダメージの残る原田は顔をしかめる。高速ロープワークからレッグラリアートを狙う小峠だがキャッチされてフロントスープレックス。
両チームスイッチでゼウスとタダスケ。お互い意地の張り合いタックル合戦。スタミナに勝るタダスケがついにゼウスを倒す。
小峠とタダスケはスピードを活かした連携。ゼウスはそれを突き破ろうとするが翻弄され再び対角線からのタックルでダウン。

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しかし身軽にロープを飛び越えたゼウスはエルボーからのロープ越しフライングラリアットでタダスケに反撃。
そこから両チーム入り乱れての場外戦に突入。乱闘は花道まで及びゼウスはタダスケに強烈なボディスラム。
原田と小峠は観客席そばでチョップ合戦。リングに戻るとタダスケが捕まってしまう。ボディスラムからランニングエルボー、そしてジックリとスリーパーで締め上げる原田。
小峠はゼウスがラリアットで足止め。

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代わったゼウスはダウンするタダスケを引きずり上げてのネックハギングツリー。そのままコーナーに叩きつけると再び抱き上げてベアハッグスープレックス。
タダスケは続く原田のチョップ攻撃を体ごと浴びせるようなタックルで脱出するとようやく小峠にタッチ。
小峠は原田にコルバタ、そしてセカンドロープからのボディプレス。

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そこからさらに狙ったアサイムーンサルトは原田はハーフハッチスープレックスで切り返す。
ゼウスとタダスケはコーナーでの攻防。串刺しエルボーをゼウスにショルダースルーされたタダスケはエプロンサイドにうまく着地、頭を掴んでその首をロープに打ち付ける。そこからトップロープを飛び越えて豪快なタックル。間髪いれずにクロスタックルで体格で勝るゼウスを何度もダウンさせる。

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しかしゼウスはラリアットで逆転するとタダスケをアルゼンチンに持ち上げてジハード狙い。これは小峠がスワンダイブのミサイルキックでカット。
小峠はゼウスとタダスケに連続スイングDDT。
タダスケはゼウスをブレーンバスターの体勢に。こらえるゼウスに一度は崩れかけるも渾身の二段階式ブレーンバスターで投げきってみせる。
ゼウスはたまらず場外。

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原田を捕まえた小峠とタダスケは串刺しハイキックと串刺しラリアットで連携。
さらにタダスケの肩に乗った小峠の合体ボディープレス。
カウント2で原田が返すと今度はコーナー最上部に座ったタダスケからの合体ボディープレスを狙う。

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しかしこれはゼウスがカット。逆に雪崩式のブレーンバスターでまとめて投げられてしまう。
ここからゼウスと原田は小峠に照準を絞る。
ゼウスのラリアートに原田がスピアーを合わせれば、チョークスラムも合体で落とす。

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虫の息の小峠に猛攻が続く。
続くゼウスの高角度チョークスラムに、原田が中空に抱えたところに再びゼウスがコーナー最上段からのボディアタック。

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ゼウスは「小峠から獲れ!」と叫ぶと場外のタダスケをトペ・コンヒーロで分断。
後を託された原田はロープを掴んでこらえる小峠をクラッチしてジャーマンの体勢。暴れる小峠に原田は渾身のエルボー。
しかし小峠一瞬の切り返しでドラッグスター。

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なんとか返す原田は続くマグザムを膝を顔面に突き上げて阻止、そして再びクラッチ。
ついに大きく弧を描く片山ジャーマンが炸裂。
しかし小峠は執念でカウント3を許さない。

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それならばと小峠を引き起こした原田はさらに高いアングルからの片山ジャーマンスープレックス。
さすがに返せない小峠。この瞬間、ゼウス&原田のタッグフェス優勝が決定。

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両手を挙げて勝ち名乗りの両者。ゼウスはさらに原田の手を上げて祝福。
原田は指を突き上げて喜びを表現。

ゼウス&○原田大輔 (15分21秒 片山ジャーマン・スープレックス・ホールド) 小峠篤司×&タダスケ

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優勝トロフィーと賞金300万円が授与された二人。賞金プラカードを取り合っておどけてみせる。

そして優勝のマイク、先に原田が握る。

原田 「よっしゃ優勝したぞ!今年のタッグフェスは色々ありましたがこうやって最後に優勝できたのは皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました!次の目標の大阪タッグベルト、ゼロGAINAは沖縄に招待するとか言ってましたけど、皆さんは大阪でタイトルマッチを見たいですよね!あの二人を呼んで、絶対ベルトを取り返します!」

ゼウス 「今日来てくれたみんなにムッチャ感謝してるで!色々正直デカイこと言いたいけど、色々な運もあって優勝できたと思ってるから。まだまだB&Gこれからドンドン実力つけていって上を目指して頑張るからこれからも応援よろしくな!」

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タダスケは男泣き。
最後は観客総立ちでB&G4人と共に「ワッショイ!」で締め。
喜びを抑えない無邪気で晴れやかな彼らの表情。頼もしき新時代の旗手たちの背中。

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トロフィーを囲んでカメラマン達のフレームに収まるB&G。
B&Gによる優勝と準優勝の独占。それはこれから彼ら主導の大阪プロレスが始まる事を示唆するのか。
それは否。
確かにタッグフェス制覇という結果は出た。しかしそれだけではすべてを手中に収めた事にはならない。
今回はタッグフェスの決勝という重圧を背負い素晴らしい試合を見せた彼ら。
一度見せたクォリティは常に要求される。注目されれば、それだけ乗り越えるハードルも高くなる。
大阪プロレスに観客が求めるものは選手の自己満足だけでは得られない。それを探求する為の闘い。
立ちはだかるのは連合軍という厚い壁。
ベテランと若手が横一線で争う全面戦争が今始まろうとしている。
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2008年07月02日

嵐呼ぶIMP −前半戦−

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波乱含みの大阪タッグフェス2008もIMPホール大会で最終戦。
若き革命集団B&Gによって大阪プロレスの勢力図は大きく塗り替えられようとしている。
B&G結成以来、世代闘争は元来あった善悪の図式を押しのけ急速な勢いでマット上を席巻した。しかし観る者の目はそれを訝しげな眼で見つめる。
時代とはそれほどまでに安易に受け渡すものなのか、と。
ベテランの影響力低下と、若手の世代構築は、団体の力を維持する上でもバランスが保たれなければいけない。
それならばB&Gの壁となるべき者達はどのようにこれからを闘っていゆくのだろうか。
オープニングで復帰宣言したビリーケン・キッドという一人の主役の戦線復帰は、この大会で繰り広げられたドラマとともに新しい展開への期待を否応にも加速させる。

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第1試合 20分1本勝負
ブラックバファロー vs 三原一晃

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試合開始から激しいチョップや執拗なヘッドロックで三原を圧倒していくバファロー。三原もエルボーで返していくがいつもより前に出れていない印象。バファローの気迫に後れを取ってしまい、それがさらなる怒りを買ってしまうことに。

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なんとかドロップキックからタックル、ボディスラムとやり返す三原。しかしブレーンバスターからギロチンドロップを食らうと悶絶して動きが止まってしまう。
「終わりだ!」と叫んだバファローの串刺しのラリアットはカウント2で返したものの、最後はバックドロップでフォール負け。
ダウンする三原を、健闘を称えるでもなく一瞥して退場するバファロー。三原の大舞台初のシングルマッチは悔しさに砂を噛む結果となった。

○ブラックバファロー (6分45秒 バックドロップ→体固め) 三原一晃×

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第2試合 30分1本勝負
タイガースマスク&タコヤキーダー vs 秀吉&政宗

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若手の壁になる為にと戦国タッグに正規軍入りの勧誘をしたタイガースと負傷欠場から待望の復帰を果たして4戦目のタコヤキーダー。正規軍のセコンドにはブラックバファロー。戦国の決心はいかに...。

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先発はタイガースと秀吉。タイガースのドロップキックにいきなり秀吉も重たいドロップキックでお返し。戦国の二人に奮闘するタイガースだったがコーナーで捕まり鉄柱に股間を打ちつけられ場外へ。代わって入った王子も場外戦で攻め立てられ戦国がペースを握る。秀吉の逆エビ固めから急所へのドロップキック2連発とラフ攻撃に苦しむ王子。

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秀吉にチョップ&ラリアット連発の「いつものやつ」、政宗にトペ・アトミコと捕まる王子。チョップ合戦からカウンターのエルボーでなんとか脱出。
代わったタイガースはドロップキックを戦国の二人に決めて、秀吉にはタイガードライバー。秀吉はお返しとリフトアップ崩れからサイドバスター。

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タイガースに負けじと王子もタコヤキカッターから一撃必殺。しかし政宗はエビ固めからアンクルホールドに移行で王子を捕獲。タイガースがカットに入るも戦国は立て続けに正規軍コンビを連携で駆逐。

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しかし王子は二度目の連携を自爆に誘い込むと政宗にスイングDDT。秀吉には回し蹴り、そこにタイガースがミサイルキック。タイガースはそのままトペ・コンヒーロで場外の政宗を追撃。

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ここで畳みかけようとする王子だったが、カウンターを復活した秀吉に止められると炎城から刀狩りの連続殺法。政宗にタイガースを分断された王子はギブアップするしかなかった。

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試合後、ヒソヒソと相談する戦国。そしてマイクを持つ。

政宗 「タイガース、オマエからの共闘の話だがな、受けることにしたぞ」

秀吉 「先週タッグフェスティバルで若いやつらにオレ達は負けた。だがプロレスは若さや勢いじゃない。出る杭は打ち終わるまでしばしの休戦だ」

ついに共闘を宣言した二人。

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スマートな物言いの中にも内心含みのありそうな政宗。タイガースと握手を交わす。

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正規軍入りでなくあくまで共闘と秀吉。馴れ合いの握手をせず、これからもタイガースのベルトも狙っていくと動作でアピール。

連合軍がもたらす闘いの新局面が今、複雑な人間模様を大阪プロレスで繰り広げる。

タイガースマスク&×タコヤキーダー (11分7秒 刀狩) 秀吉○&政宗

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第3試合 「大阪タッグフェスティバル2008」準決勝 30分1本勝負
TAJIRI&KUSHIDA vs ゼウス&原田大輔

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先週の1回戦での高らかな優勝宣言。自信みなぎるB&Gのゼウス&原田。決勝をにらんで早期に決着を付けたいところ。

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後に入ってくるハッスルチームTAJIRI&KUSHIDA。ポール上でミストパフォーマンスのTAJIRI。余裕のパフォーマンスでB&Gなど意に介さずの姿勢。

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出てきた原田とKUSHIDA。原田はグラウンドを挑むKUSHIDAをすんなり捌くとTAJIRI出てこいとアピール。TAJIRIはニヤリとしてKUSHIDAとスイッチ。TAJIRIは原田の得意分野で互角に渡り合う。

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グラウンドでダブルチキンウイングに原田が取れば、TAJIRIは横入り十字固めでフォールを狙う。
原田が押し込んだところでゼウスと交代。ゼウスは観客に声援を要求。

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お互いの陣営が観客をあおってコール合戦。互角と見るやロックアップで試合再開。ゼウスは力任せにTAJIRIを突き飛ばして外す。ロープワークから膝へのドロップキックを試みるTAJIRIだがゼウスは効かないとばかりに詰め寄る。そこに意表を突いて背中にKUSHIDAのドロップキック。
両チーム連携から場外戦へ。しばらくを会場を巻き込む乱戦となる。

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リング内に戻ったところでゼウスと原田はKUSHIDAとTAJIRIをそれぞれリング中央にスロー。しかしハッスルチームこれは体を入れかえて反撃。この時KUSHIDAのドロップキックで原田とコーナーの間に挟まれたテッドタナベレフェリーがダウン。コーナー近くで動かなくなってしまう。
一方のゼウスはTAJIRIのドロップキックに仰け反りながらも倒れず首根っこを捕まえチョークスラムへ。しかしこれはKUSHIDAがドロップキックで阻止。

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チャンスとばかりにハッスルチームはレフェリーに追撃を加え時間を稼ぎながらイスを使ったラフファイト。
ダブルのクローズラインはラリアットで返すゼウスだったが、イス攻撃からエプロンサイドで首にイスをセットされるとそこにKUSHIDAが低空ドロップキック。ゼウスはそのままリングサイドに落ちて昏倒してしまう。

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TAJIRIとKUSHIDAはレフェリーを起こすと連携で原田を集中攻撃。合体のタックルにブレーンバスター。TAJIRIのハンドスプリングエルボーにKUSHIDAのスワントーンボム、側転してからのドロップキックにその場飛びムーンサルトと追い込む。

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原田のロンリーバトルは続く。KUSHIDAの逆エビ固めからTAJIRIには卍のような変形ストレッチに苦しめられる。ゼウスはなんとか復帰するも再度場外にタックルで落とされてしまう。
とどめとKUSHIDAは原田にムーンサルト。なんとかカウント2で返す原田は2発目のムーンサルトを交わすと着地したKUSHIDAにスピアー。TAJIRIには走りこんでのエルボー。原田ようやくゼウスにタッチ。

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代わったゼウスは感情爆発、TAJIRI&KUSHIDAにラリアット&連続串刺しラリアット。
KUSHIDAを力任せに上げてゼウスボムの体勢に入るもこれは暴れられて不発。そのままロープに走ったKUSHIDAをゼウスはリフトアップで持ち上げる。しかしそこにTAJIRIのグリーンミスト。ゼウスは視界を奪われてしまう。

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KUSHIDAはポールに上るとゼウスに向かって飛翔。だがこれはゼウスが見えていたのか巧みにキャッチ。ゼウスはKUSHIDAを高く差し上げると豪快なチョークスラムで叩き落す。
原田はTAJIRIをコーナーに分断。KUSHIDAは強烈な衝撃に返せず無情な3カウントを聞くことに。

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これでゼウス&原田が決勝進出、B&G同士の決勝戦が行われることになった。
勝負に負けたものの、その連携とパフォーマンスでプロレスとしては圧倒していたハッスルチーム。
見せ付けられた若さと勢い。悔しさあらわのTAJIRI。ゼウスとハッスルの抗争に新たな火種勃発か。

TAJIRI&×KUSHIDA (15分11秒 チョークスラム→片エビ固め) ゼウス○&原田大輔

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続きの後半戦。このまま朝まで頑張るぞ。
と言いながらSアリーナを見ていたりする。

posted by ラポン at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月26日

NAOYA AID - 残した道標 -

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NAOYA AIDはアマレスの試合中の怪我で、首から下が麻痺状態となってしまった石田直也君と彼を介護するご家族をプロレスラーがプロレスイベントで支援し、収益金は全額、直也君とご家族のために寄付をするチャリティー大会。

6月22日の当日、降りしきる雨の中、会場の常滑市市民アリーナは長蛇の列。
観客は超満員の600人。皆がこれから起こる激闘に胸躍らせる。
そして直也君が見守る中、プロレスラーたちは彼に勇気を与えるべくその力をリング上でぶつけあった。

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第0試合
○ミスター6号(6分7秒 ジャックナイフ式エビ固め)ドラ・スポルティオ×

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オープニングマッチに6号くん登場。ドラスポルティオは前回観た春日井でのイベント(ブログ参照)同様マスクを後ろ前にしたり悪逆非道のかぎり。

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なんとエグいパイルドライバー。

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最後は丸め込み攻勢からジャックナイフ式エビ固め!

まったくもってファンタジーなミスター6号!試合展開はバッチリプロレス。しかもチョット昭和の香りがしました。なんでだろ?

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第1試合 でら名古屋プロレス提供試合
○高井憲悟&SHIGERU(11分46秒 でらホフバスター→片エビ固め)入江茂弘&宮本武士×

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入江&宮本の新人タッグ。初々しくて魅力的。
対するはホフ高井コーチとSHIGERU。スタイルからすると入江選手は高井コーチ、宮本選手はSHIGERU選手の指導を受けてるみたい。

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高井コーチはどっしりと攻撃を受ける。そしてどっしりと返す。
SHIGERU選手も腰の調子は良好そう。

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孤立が続いた宮本選手、なんとか脱出。必死な表情がいい。

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DDTの安部選手を破った変形ゴリラクラッチの体勢。それにしてもいい面構えになってきました。

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エルボー、蹴りで攻める宮本選手。しかし高井のでらホフバスターに沈む。

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でら名古屋自体の興行ではなかなか観られないだろう所属選手同士の試合。
第2戦に向けて頑張れ!

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第2試合
スペル☆パンDo&×スべル☆半Do(8分32秒 ロケットパンチ→体固め)天むす君&メカマミー○

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子供の人気者スペル☆パンDo。パートナーのスべル☆半Doは最近ヨゴレな役どころの多いアノ方が正体。この前はDDTで高木三四郎DNAとかなってました。

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天むすちゃん(ブログ参照)のお兄さん(?)天むすクンこの褐色の堂々ボディはDEPの根○選手ですね。アナザーワールドからやって来たキャラ二人。

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そしてメカマミー。
大阪お笑い選手権に敗れて常滑に流れ着きました。これが大阪プロレスの時よりも動きがいいのなんのって。なかなかの無敵っぷり。アイスラッガーは何度も外して場外へ。その度回収に場外へ乱入。子供喜びまくりでした。

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結局お約束でアイスラッガーは凶器と化す。体の一部だからノー反則。
あやうしスペル☆パンDo!

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それでもしつこくアイスラッガーを飛ばす。取りに行くメカマミーの素早いことといったら。

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スペル☆パンDoにはドリル攻撃。最後はスべル☆半Doをロケットパンチで粉砕。

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呆気にとられるスペル☆パンDo。喋ったときのイメージと違うダミ声が素敵。

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第3試合 東海プロレス提供試合
○野崎道徳(7分31秒 ドラゴンスープレックスホールド)岡田鋭士×

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東海プロレスのチャンピオン野崎道徳。レベルの高いシリアスな攻防。

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岡田選手の弓矢固め。最後は野崎選手のドラゴンで決着。見応えのある一戦でした。

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第4試合 プロレスリング華☆激提供試合
○コスモ☆ソルジャー (9分37秒 ハイパーノヴァ→片エビ固め)スペル・タイラ×

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九州のプロレスの雄、プロレスリング華☆激。ここ調べてみたら格好良いマスクマン多いなぁ。ルチャ中心の団体みたい。スイマセン知識不足で。

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タイラの活きのいいファイト。コスモ☆ソルジャーはスピードの中にも意外とパワフル。
ちなみに二人とも愛知県出身。

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最後はゴリースペシャルから垂直気味に落とすハイパーノヴァで勝利。

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第5試合
小仲=ペールワン&×TAKASHI(10分28秒 軍鶏→片エビ固め)神谷龍&木高イサミ○ 

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DDTから参戦の小高イサミ。今回のNAOYA AIDには自分の頚椎椎間板ヘルニアに苦しんだ経験から賛同との事。

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小仲=ペールワン。トリッキーな動きに観客から驚きの声。

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打ち所が悪かったのか失速のTAKASHI。無念そうでした。
小仲=ペールワンは神谷龍がお気に入りのようで。

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第6試合 常滑ランブル
○ミスター6号(9分58秒 リングアウト)メカマミー×
※水島上等兵の竪琴の音色に誘われたメカマミーが場外に降りた為失格。

出場選手: (入場順)トミー・ザ・タイガー メカマミー マイケル岡本 笠木峻 豹魔 天むすクン エイリアンガッツ ミスター6号 水島上等兵  
   
失格:(退場順)マイケル岡本 天むすクン 笠木峻 トミー・ザ・タイガー 豹魔 エイリアンガッツ 水島上等兵 メカマミー

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楽しさ満載のロイヤルランブル。イロモノばかりの中にでら名古屋プロレスの笠木峻くんの姿が。大丈夫か!?

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マイケル岡本。DDTのデルアリ大会にも参戦してました。しかし数秒で退場。
かたや大日本を退団してフリーになった今井計選手。豹魔って前のリングネームに戻したのね。

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笠木選手の視線の先は?メカマミーにしろ天むす君にしろ結構中身はちゃんとしたレスラー入ってますから侮れんよね。

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夢の対決ミスター6号vsメカマミー。しかしガッツ星人が出てきてなぜか6号をかばう。
ほのぼのしてて不思議な空間。

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ガッツ星人は自分から飛んで退場。メカマミーはステージから現れた水島上等兵の竪琴の音色につられ場外へ(ビルマの竪琴!古っ!)。あれよあれよの間にミスター6号が勝利。

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第7試合 NEO女子プロレス提供試合
○元気美佐恵(11分23秒 Gドライバー→片エビ固め)宮崎有紀×

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白熱のシーソーゲーム。観客のノリが素晴らしかった。
この日一二を争う大歓声。

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地元の愛知で錦を飾りたかった宮崎選手だが元気選手のGドライバーで無念の敗戦。

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第8試合
ソルジャー&×ブラックΣ(15分23秒 ナインティパーセント→片エビ固め)小杉研太○&正岡大介

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髪切りマッチを経てタッグを組んだDEPの小杉&正岡。正岡選手、印象変わったねぇ。

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ライバル同士だった小杉と正岡だが見事な連携も披露。

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WMFのソルジャーはスタイルズクラッシュなどでDEP軍を追い込むも最後は小杉選手のナインティパーセントが決まってブラックΣがフォール負け。

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第9試合
○ヒデ・久保田&ヤス・久保田Withケン・久保田(16分36秒 758i→体固め)佐藤泰&佐藤力×

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スイマセン。このあたりでデジカメが熱ダレしてピントが全然合わなくなりました。でら名古屋プロレス若手が見守る中メインイベント開始。

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いつもと違うアマレススタイルの力(ちから)君。お父さんの佐藤泰とのタッグ。相手の極悪双子として悪名高いクボタブラザースは中学生の力君を容赦なく容赦なく攻める。

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闘志剥き出しの力君。何度も見せ場を作りましたが、ラフを織り交ぜたクボタブラザースの前に完敗。
でもヒールの彼らから出た言葉は、
「プロレスをなめるんじゃねえ。悔しかったら練習してまた挑戦してこい!」
という厳しくも暖かい言葉。

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最後は全選手がリング状に集結。
直也君にアマレスコーチの佐藤泰さんから熱いエール。
「オマエはアマレスでオレからまだ一本もポイント取って無いじゃないか。約束守るために早く治してオレから1ポイント取りに来い!」

直也君も「待っていてください」との強い言葉。

大きな拍手に包まれて大会は幕を閉じた。

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プロレスを始めてみる人も多かっただろうこの大会だが、観客の盛り上がりは相当なもの。観るものがプロレスのスゴさに素直に反応する様は新鮮ですらあった。
これがプロレスの本来持つ力なのかもしれない。
ノーギャラで試合に参加したレスラーたち。全10試合という長丁場を見届けた多くの観客。開催に協力した数々の支援団体。
直也君という存在が一つにした会場。
これが2回目、3回目と回を重ねるごとに規模が大きくなっていけば、それを知ったものがプロレスの可能性に気付いていくだろう。
プロレスは暗く影を落とす社会を明るく照らす一助となるだろうか。

今年はオリンピックイヤーだ。
オリンピックが世界平和の祭典なら、こんな地方の一会場だって、こんな素晴らしい志を持ったプロレスの祭典なら、立派に平和への道しるべと言えるのではないだろうか。
posted by ラポン at 17:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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