2009年10月08日

観戦雑記 9/6だんじりフェスタ2009

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                     ※写真は当日の大会のものです

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以前ベストショット(らしきもの)だけを掲載していたものにミニサイズの画像と文章を追加したものです。
1ヶ月前という事もあり試合内容を完全に覚えていないので緩い雑記風になってます、ご了承くださいませ。

@20分1本勝負
 ×三原一晃
 (7分42秒鬼風車→片エビ固め)
 ○ヲロチ

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ショルダータックル合戦で吠えるカ三原。その表情、常に全力。
年に300試合近く試合をこなす事を考えたらそれはスゴいこと。

これに応えるヲロチはこの日どこかコミカル。登場から1年を迎えようとするヲロチはズルさとパワフルさ、そしてキャラクター性を併せ持った逸材。
怪奇レスラーとして他団体に単体出場したら良い宣伝になりそう。IWAジャパンとか似合いそうなんだけど。

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試合は三原の気迫をヲロチがラフで削ぎ落とす展開。マンハッタンドロップに悶絶するも水車落しで反撃の三原。

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さらにフライングソーセージを投下するもヲロチのミサイルキック(これが空中姿勢がギュッと塊になったようでまさにミサイル的かつ的確)から鬼風車で一気に粉砕されてしまう。

大阪でも東京でも三原の見せるオープニングマッチは気持ちいい。相手が大先輩でもルードでも、今日も三原が突貫ファイトが緑の風を巻き起こす。

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Aタッグマッチ30分1本勝負
 秀吉&○政宗
 (10分28秒雷切→片エビ固め)
 アルティメット・スパイダーJr&×タコヤキーダー

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秀吉が持ち上げてそこに政宗のギロチン。戦国連携の役割分担はこういったパターンが多い。
しかし印象としては1+1=1.5の技。個人的には秀吉が政宗の一撃の為の固定役だけでなく、同時に秀吉がサイドバスター風に落としていくと説得力が増しそうなのだが。
もちろん使う相手にもよるのだろうけど。

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この時点でのスパイダーはルチャを見せようという気負いからかぎこちない動きが目立った(その後どんどん良りますが)。

それに対して王子はあくまでも泥臭く。秀吉と政宗に集中的に狙われるも返せるときにはガムシャラに返してゆく。
ドロップキックもスパイダーのように姿勢がキレイではない、でもそれが王子らしくていい。

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政宗は連続してのギロチンドロップ(最後は顔面踏みにじり)にマフラーホールドと王子に屈辱技&拷問技。

それでも王子は秀吉の猛攻を耐え抜いてダブルニーアタック。
この技、ショートレンジで出だしが早くて王子の技の中では一番威力を感じさせる(ヘタをすると一撃必殺ダイビングヘッドより)技なので有効に使ってほしい。
個人的には試合で何度出してもいいと思う。正面、背後どこから飛んでくるか分からないくらい乱発すればフィニッシュに繋がりやすいと思う。

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ヲロチのミサイルキックを砲弾に例えるならスパイダーのそれは矢。鋭く秀吉を射抜く。この後コーナートップからのトペコンヒーロも披露。
負けじと王子もタコヤキックから一撃必殺ダビングヘッドアタック。

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それでも秀吉がラリアットの応酬からトペスイシーダでスパイダーを分断。
政宗のブルーサンダーからアンクルホールド(骨喰い)で再び捕まる王子。ロープに逃げればそこに619。

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そしてタッグベルト奪取後の戦国の象徴的な技と言える武甕鎚(たけみかづち)。
コウモリ吊り落しの態勢にある政宗を秀吉が丸ごと持ち上げて落とす。秀吉のパワーが活かされた新しいタイプの連携。
政宗のジャンプと秀吉のパワーのタイミングが合えばより高さのある威力抜群の技になると思う。

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これはスパイダーがカットに入るが最後は政宗の雷切が決まって3カウント。

撮った写真を見ると王子がやられている場面が多い。でもこの日は王子の健闘が光った。

今の大阪マット、若手が伸びてゆく中で王子が足踏みしてしまっているのは間違いない。
キャラクターは王子なのにレスラーとしては雑草。でもタコヤキーダーのそのギャップにプロレス的な何かを感じるからこそファンは応援する。それこそ「しゃーないなぁタコちゃんは」と言いながら皆は王子が王になるのを夢見ているのである。

しかし攻める強さもあれば耐える強さもある。耐え忍んだ先にはきっと新しいタコヤキーダーが待っている。そう信じる。

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B6人タッグマッチ30分1本勝負
 ビリーケン・キッド&×小峠篤司&原田大輔
 (12分48秒アウトキャスト→体固め)
 タイガースマスク&ブラックバファロー&○タダスケ

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新宿FACEでのLOVはどこか楽しげ。そんな雰囲気を出しておきながらキッチリと最も手強いビリーにはペースを握らせない。
体調的は最近思わしくないタイガースではあるが参謀として体を張って試合をコントロールする。

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そして逆にLOVが標的にするのはやはり小峠。それは体力的に一番追い込みやすいのが小峠と見ているのもあるだろうが、巷で言われているとおりその「やられっぷり」が気持ちいいというのもある。
ルードの攻めをここまで映えさせるレスラーもなかなかいない。安定感のある受身も特筆。

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この日もっともテンションが高かったのはバファロー。リングに中に外に観客を煽り動き回る。

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「田上ーっ!」「小橋ぃー!」と順番に叫びながらエルボーを落とすタイガースとタダスケ。憎たらしいほどの余裕。
ナメられてたまるかと小峠はエルボー反撃からフライングレッグラリアート。

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ビリーが連続ドロップキックを皮切りにコーナートップからのお座りトペコンヒーロを放てば、小峠は原田との連携を挟んでリング対角にダイブする死角無しのトペコンヒーロ。

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ここがチャンスとビリーがライガーボム、コーナー串刺し背面ドロップキック、コウモリ吊り落しと連発しバファローを追い込む。
ここ一番のラッシュの手数では大阪でビリーに叶うものはいない。しかもその一発一発が力強い。

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しかしLOV側のカットから流れは一変、またも捕らえられてしまう小峠。
タイガースには垂直落下ブレーンバスターから満月の夜を浴びる。

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さらにタダスケから強烈なダッシュハンマーとアウトキャストを食らい小峠無念のフォール負け。
最後は怒涛のチームプレイでLOVがユニットの力を見せ付ける。

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LOVのチーム力は東京大会の方が発揮されているように思える。Mアリに比べて動き回りやすい事もあるのだろうがノビノビ暴れまわっているのだ。
そしてタイガース、バファローと並ぶタダスケの体格にも注目。まだ無理めに増力した感はあるが、これに筋肉の発達が追いついてきたときには想像できないような外見を手に入れるのではないかと今から楽しみ。
個人的にはK−DOJOの火野のような体を想像してしまうのだが。

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Cタッグマッチ30分1本勝負
 ×松山勘十郎&ミラクルマン
 (11分51秒ホワイト・ジャーマン・スープレックス・ホールド)
 くいしんぼう仮面&○えべっさん

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ユニーク軍の純正タッグマッチとなれば定番珠玉ネタの応酬。しかしそれが逆に新鮮で面白い。
毎週のように新しいネタを加えてゆくMアリでのユニークもいいが、その試行錯誤の繰り返しの末に厳選されたものを見せる東京でのユニークはアタリを引きまくり流れが素晴らしい。
東京のファンが2ヶ月待たされているだけに反応が良いというのもあるだろうが、ここ最近のMアリではあまり感じない選手とファンの相乗効果を感じるのだ。

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くいしんぼうとミラクルの一方的ブリッジ合戦に勘十郎流ルチャムーブ。
ロープ渡りを決め「あっ、参ったかぁー!」と決めた勘十郎の横をくいしんぼうのうまか棒が的外れに通り過ぎる。
それを捕まえて素○洗い。適度に下ネタを盛り込むのがユニーク純正クォリティ。

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ハリセンはビンタ合戦を生み、ヘッドロックごっつんこからフラワーダウン。
えべっさんはここで奮起の串刺しラリアットから景気回復プレス。
しかし勘十郎の豚の角煮でリングサイドに追い出されるとそこに3人の連続ダイブ競演。
続いてくいしんぼうは追っかけ追いかけられ串刺しラリアット。

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勘十郎が愛しの乱れ髪でくいしんぼうの動きを止めれば試合は終盤。
これも盛り返そうとえべっさんはまとめてラリアットを放つがミラクル微動だにせず。

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これに興奮したえべっさんは上着を脱ぎ捨ててホワイトモードに。
「白い!」と驚愕するミラクルと勘十郎にラリアットを叩き込んだえべっさんは見事に弧を描くホワイトジャーマンスープレックスホールドで勘十郎から3カウントを奪う。
このホワイトジャーマンといいホワイト無双といい最近のえべっさんは技の表現力が大きく成長しているように感じる。

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ただし最後のえべっさんの遺言はスベった。そういった時のえべっさんと勘十郎との間に流れる空気は実に重苦しい。
こんな時こそくいしんぼうのサディスティックなツッコミが入る瞬間ではないかと個人的には期待しているのだが。

この時のネタは下記の記事にも一部抜粋してあります。

<フニャフニャ> <ミラコータイム> <ミラコータイム痛>

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D大阪プロレス選手権試合時間無制限1本勝負
 <王者>○ディック東郷
 (19分28秒ダイビング・セントーン→片エビ固め)
 <挑戦者>×アジアン・クーガー

※王者が初防衛に成功。

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タイトルマッチ開始前の記念撮影。少しまとまりが無くてバラバラの構図。
これは事情もあったのかもしれないがまったく締まりが無い。せめてクーガーの方にセコンド一人付けてタイトルマッチ宣言を読み上げた代理の方もせめてスーツで並んで欲しい。
タイトルマッチがベルトを争う為の格式ある闘いとするならば、その前のタイトルマッチ宣言は言わば儀式。
これから闘う選手と見ている観客が今までの試合とは違う次元の勝負なのだという気持ちを新たにする瞬間だ。やればいいというものじゃないと思う。

しかもこれは大阪プロレスで一番価値のあるベルト。これではやっと挑戦する機会を得たクーガーが可哀相ではないか。
このタイトルマッチが思い付きのマッチメイクだと揶揄されてもこれでは文句が言えない。

東郷の離れた距離が無言の批判に感じるのは自分だけか。

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それでも試合は力強い攻防の連続で好試合となった。
ディック東郷の鍛え上げられた肉体、そしてプロレスラーの体として理想的な厚みを持つクーガーの初激突はプレミア感たっぷり。

そして見せる動き表情一つ一つがシビれるほどに男臭さを感じさせる東郷とマスクで顔が見えなくともその声でパフォーマンスで観客を乗せるクーガー。まさにお互いのプロレスラーぶりを見せ付ける闘いだ。

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試合はまずヘッドロックの攻防からタックルそしてチョップ合戦へとベーシックな流れ。
そこからクーガーがリングイン、エプロンと連発でギロチンドロップを落としてペースを強奪。戦場を場外に移す。

しかしタダスケが吉野レフェリーの注意を引き付ける中、LOVは不穏な動き。

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新宿FACE名物の中2階からの柵越えチェアアトミコを狙うクーガーだったがこれをLOVがイス攻撃で阻止、逆にイスの上に落とされてしまう。

リングに戻るとチンロックからフィギュアフォーネックロック(首四の字)とクーガーのスタミナを奪いにかかる東郷。

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さらにフロントネックチャンスリードロップ、リバースDDTと多彩な引き出しでクーガーの首を痛めつける東郷。
エプロンでの攻防もペースを握らせまいとする東郷だったがクーガーは介入するタダスケを蹴落として東郷にエプロンでのモンキーフリップ。場外に放り投げられる東郷。

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さらに場外でエプロンを利用したUターンブルドッキングヘッドロックを敢行したクーガーはリングに戻ると顔面スタンプからクーガーロック3号。

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しかし続くクーガーのペディグリーを解いた東郷はクリップラークロスフェース。今度はクーガーが苦しみもがく。

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東郷はムーンサルトからペディグリーでフィニッシュへの流れを掴もうとするがこれをクーガーは逆にペディグリー。
ここからクーガーロック2号に持ち込むクーガーだったがついにリング内までLOVが介入。

タダスケ、タイガースと場外に排除するクーガーだったがコーナーに登った途端に今度はバファローがその背後からイスで殴打の暴挙。

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コーナートップでうずくまるクーガーをそのまま捕獲した東郷は雪崩式ペディグリー。
そのフォールをカウント2で返すクーガーだったがペディグリー、そして必殺のダイビングセントーンと食らってしまいついに力尽きてしまう。

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一つ一つのパートを思い出すと見応えのある闘い。でも欲を言えば良くも悪くもキレイなクーガーだった。
ディック東郷のプロレスに合わせたのか、それとも合わせられたのかは分からないがリング内でのイスを使ったムーブは無しで完全体のクーガーではなかった。

個人的にはクーガーには大阪プロレスの為じゃなくてもいい、自分の為でもいいから遮二無二ベルトを奪いにいくといった貪欲さをを感じさせて欲しかった。
もちろんLOVの介入は予想していたし、勝敗という部分では難しいとは感じていた。だからこそ日頃よりエグいクーガーで行って欲しかった。
自コーナーにセコンドを付けなかった(ビリーの申し出も断ったらしい)のだからなお更だ。

それでも東郷とがっぷり四つで渡り合うクーガーを見た普段大阪プロレスを観ないプロレスファンは2人に間に実力差をさほど感じなかったはずだ。
もしかしたらクーガーがリング内にムチャを持ち込まなかったのも東郷と純粋なプロレスリングの攻防ができるという自信があったからかもしれない。

そして次回の東京大会は新木場1stリングというよりプロレスとしての密度の高い空間。まずは天王山の公式戦を持って来るという。
新宿FACEでは高い集客力を誇る大阪プロレス、その勢いをそのまま引っ張り込めるか。
そこで見せる闘いは大阪プロレスのプライドを見せる闘いになるだろう。
今度は純血同士でどんな凄みを見せてくれるのか。

              ※大阪プロレス公式HP及びメルマガより抜粋

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ちんたらちんたら書いてるとアッという間にIMPが来ちゃいそう(汗)
posted by ラポン at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

タッグフェス2009 6/6観戦記 with 戯れ言 -後半戦-

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随分と前半戦から日が空いてしまいましたが、タッグフェスの開幕戦の観戦記後半戦をお送りいたします。

どのチームもスタートダッシュと行きたい開幕公式戦、それではどうぞ。

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大阪プロレス 6月6日(土) 大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ大会

「大阪タッグフェスティバル2009」開幕戦

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セミファイナル「大阪タッグフェスティバル2009」公式戦30分1本勝負
小峠篤司&原田大輔
   vs
ヲロチ&タダスケ

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先にリングインは小峠&原田の桃の青春タッグ。
そしてパートナーに期待の高まる中、ヲロチの入場。しかしヲロチは人形にTシャツを被せて持ち込み”これがパートナーだ”と言わんばかりにアピール。

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これに怒った小峠と原田はお株を奪うヲロチ急襲。得意の連携を次々と決めてゆく。
場外に逃れるヲロチだが小峠はトペコンヒーロの追撃弾。リングに戻れば原田が串刺しエルボーから原田ピストル。
ヲロチも原田にマンハッタンドロップを決めてラフで反撃。

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それでも原田はカウンターで膝をカチ上げるとすぐさまハーフハッチスプラッシュ。そこに小峠がスワンダイブしてハーフハッチスプラッシュ完成。
しかし続くトレイン攻撃は締めの小峠による踏み台バックハンドエルボーがヲロチの策略でテッドレフェリーに誤爆してしまう。

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ヲロチは背後から小峠を豪快に放り投げると、その上に原田をリバースブレーンバスター。二人相手に互角に渡り合うヲロチの頭脳が冴える。
ここからヲロチはイスを持ち出して原田を殴打。続いてヲロチは小峠を狙うが、小峠はこれを切れ味鋭いソバットで阻止。

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続いてロープに走る小峠だが、ヲロチはこれを捕まえそのまま倒れ込んでその頭を置かれたイスに落としてみせる。
そして再び矛先は原田に。叩く、突くなど容赦ないイス攻撃を加えるヲロチ。

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すると、これに見かねたタダスケが突然のリングインでイスを奪い取る。
そしてヲロチに向かってイスを構えるタダスケ...ところが一瞬の沈黙の後、イスは原田の頭上に振り下ろされる。

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座面が抜ける程の一撃にノックダウン状態の原田。
観客の悲鳴の中ニヤニヤと気味の悪い笑いを浮かべるタダスケは、B&GのTシャツを脱ぎ捨てると原田をアルゼンチン式に担ぎ上げ、そのまま旋回させて前方に投げ落とす新技アウトキャスト。

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そこでヲロチが小峠を抑え、テッドレフェリーに3カウントを入れさせる。
終わってなおもヲロチとタダスケはゴングが乱打される中2人に攻撃を加え、勝ち誇って退場。

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思わぬ仲間からの裏切りに「待てよ!帰って来いよオラ!ぶっ潰してやるから戻って来い!」と激昂の小峠。

波乱のタッグフェスを象徴するようなヲロチ&タダスケの異色コンビ結成、台風の目となるか?


小峠篤司&×原田大輔
(3分51秒アウトキャスト→体固め)
ヲロチ&○タダスケ


◎雑感 : まさかをプロデュースするのが最悪軍団という事で(ムリヤリ)納得。ヲロチのパートナー問題、ここまで煙に巻かれるとは思ってなかったです。
タダスケのルードってこの時点ではもちろん違和感があるワケだけど、ここからどう変化するかは本人の決意次第ですよね。
もちろん自分は化けるほうに期待します。中途半端ならやらない方がいいし、最悪軍団に入ることで精神面での鍛えられ方は半端ないでしょうし。
B&Gの仲良しぶりが見られなくなるのは悲しいけれど、B&Gとはまた違った相乗効果で大阪プロレスの将来は任せたよ!

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メインイベント「大阪タッグフェスティバル2009」公式戦30分1本勝負
ビリーケン・キッド&ペロ
   vs
タイガースマスク&ブラックバファロー

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ビリーケン・キッドとペロの復活コンビ、華やかなアピールと共に登場。ビリーはパンタロンに新調して闘いに臨む。

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タイガ−スマスクとバファローもリングインして向かい合う両チーム。
コールと共に襲い掛かるのが常套手段の最悪軍団だが今回は不気味な落ち着きぶり。

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ゴングが鳴り先発はバファローとペロ。
まずは激しいタックル合戦。ぶつかる度に拳を握って気合い入りまくりのペロだったが、これをバファロー落ち着き払っての金的フロントキック。
それでもショルダータックルでバファローを倒したペロはビリーにタッチ。

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同じく代ったタイガースとビリーはまず腕を取り合いハンマーロックへと展開。
続いてタイガースはヘッドロックでビリーを絞め上げる。

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密着した攻防が続く中、ビリーはコークスクリューヘッドシザースでタイガースを投げ捨てる。
するとこれをきっかけに素早い展開。ビリーのロープワークにタイガースのリープフロッグ。
そしてタイガースのショルダースルーを着地したビリーは素早くドロップキック。

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ペロもこれに続きボディスラムから重量級セントーン。逃げようとするタイガースを捕まえてペロはコーナーへ。

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ビリーはタイガースをコーナーに追い詰め水平チョップ連打。

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そして蹴りを打ち込んでタイガースを座らせるとビリンコバスターのアピール。
ところがタイガースはビリーがトップロープに飛び乗った瞬間、待ってましたとばかりに起き上がって金的攻撃。

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これを合図に最悪コンビは場外戦を敢行。ペロをイスで痛めつけると、ビリーにはイス盛りの上へのブレーンバスター。
KO状態のビリーに駆け寄るペロだったが、最悪コンビはペロをリング内に連れ戻しイス攻撃をを絡めたラフ殺法で攻め立ててゆく。

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巧みなスイッチワークでペロを追い詰めるタイガースとバファロー。
バファローが串刺しラリアットを加えると、間髪入れずにタイガースがエプロンを走っての側頭部へのエグいレッグラリアート。

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なおもタイガースの執拗なスリーパーホールド、ロープにエスケープしたかと思えばバファローのスライサー&駆け上がりドロップキックと孤立無援のペロ。
それでもバファローを豪快なショルダスルーで後方に投げ落とすと戦線復帰のビリーにタッチ。
意気上がるビリー、まずはバファローにミサイルキック、タイガースにはケブラドーラコンヒーロ。

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続いてフットスタンプをかわされたところをスグに顔面ドロップキック、そして素早くハンマーロックに固めてからの不意打ちラリアットと猛攻のビリー。

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ライガーボムからのフォールはバファローのカットに遭ったビリー。
それでもビリペロコンビの勢いは衰えない。そのバファローを今度はペロがお返しとばかりに捕まえて串刺しのフライングフォアアーム。

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そのままコーナーセカンドロープに横置きにしてホフロケットを狙うペロ。
しかし対角コーナーに走るところをバファローが追走して襲撃。

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これを凌いでバファローの背中を取ったペロ。バファローはバックキックで金的を狙うがペロは避けてブレーンバスター、ビタワンバスターと畳み掛ける。

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フォールに被さるペロを蹴り出してカットしたタイガースは再びビリーと対峙。意地を張り合う激しいエルボー合戦。

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しかしここぞでタイガースは急所蹴り。思わず動きの止まるビリー。
巧みにラフをを織り交ぜてくるタイガースだったがビリーは側面からのラングブロアーでお返し。

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ここからビリーはペロを呼び込んで連携開始、バファローにトレイン攻撃からダブルの雪崩式パワーボム。
そしてコーナーでバファローを宙吊り、タイガースを横置きにセットし手拍子で煽るビリペロ。

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そしてペロのホフロケット、ビリーの串刺しドロップキックを連続で打ち込む威力抜群のコンビネーション。

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更にビリーはバファローをコウモリ吊り落しに決めると、その足で場外のタイガースにコーナーからのお座りトペコンヒーロ、リング上をペロに託す。

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ペロはバファローに対しフライングフォアアームから急降下パワーボム、そこから見事なフォームのジャーマンスープレックスホールドで3カウントを狙う。

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しかしこれはビリーの手を逃れたタイガースがカット。
そして返す刀でエプロンに登ったビリーにダブルのニーアタックを浴びせて落とすと、そのままロープに走ってトペコンヒーロで追撃。

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タイガースはビリーをリングに押し戻しタイガーススープレックスの態勢へ。
これを踏ん張られるとみるや、すぐにジャーマンスープレックスに切り換え投げ捨てるタイガース。それでも起き上がるビリーに鋭くハイキック。

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ここにペロがフォアアームで飛び込んできてタイガースにバックドロップを放つ。
しかしタイガースはバック転して着地、起き上がりざまのペロにバズソーキック。

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リング上は全員ダウン状態になるがここにバファローがリングイン、立ち上がるビリーにラリアット。
フォールを返されるとコーナーに詰めてバファローの串刺しラリアット、タイガースがエプロンダッシュレッグラリアート。

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バファローは再度のラリアット。四つんばいのビリーの側頭部に更にタイガースのロングレンジミサイルキック。
そしてバファローのバックドロップが弧を描きビリーを直下で叩きつける。

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それでも3カウントは許さないビリー。これでもかのバファローラリアットをラリアットで向い撃ち、ついには逆に倒してみせる。
そして迫るタイガースの腕をカウンターで取ると、チャンスとばかりに目も止まらぬ速さでラ・エスパルダへと決めてゆく。

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ところがこれを切り返してスクールボーイ、そしてそこから更に体を捻ってガッチリ押さえ込むタイガース。
ビリーもがくも動けずそのまま3カウント。最悪コンビが激戦を制する。

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呆然のビリーに対し、指を三本立ててしてやったりポーズののタイガース。相手の必殺技を破っての勝利に満足げ。

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リング上はヲロチとタダスケも入ってきて最悪軍団が占拠。
そしてブーイングの中でご満悦のマイク。

バファロー「日本全国で評判だだ下がりな大阪タッグチャンピオンのタイガースマスクとブラックバファローだが見たか!こんな事もやればできるんだよ!」

タイガース「誰でも丸め込めるんだよオレは!」

タイガース「そしてオマエたち紹介してやろう!この度わざわざ新潟から来てくださったタダスケさんだ!正規軍のバカ共は一番強ぇヤツをタッグフェスに出さねぇんだからな!
とにかく今年の大会はオレ達かこのヲロチ&タダスケの優勝だ!
オレ達が優勝したら大阪タッグフェスティバルは大阪タッグフェスタに変更!ヲロチ&タダスケが優勝したら大阪プロレスネパール興行開催だ!」

最高のスタートを切った最悪軍団。本命無き過酷なリーグ戦を制するのは誰か。


×ビリーケン・キッド&ぺロ
(18分23秒ラ・エスパルダを切り返す→エビ固め)
○タイガースマスク&ブラックバファロー


◎雑感 : 完全なる最悪コンビの作戦勝ちかと。
映像とか見て研究したんじゃないの?ってくらい要所要所でビリーとペロの得意ムーブを看破してました。
それでもビリペロの久々コンビとは思えない強力なコンビネーションには脱帽。ただし初戦なので連携とかの決め事以上の動きはできていなかったような。
ここぞの局面でのタッグチームとして息の合ったところはタイバファに一日の長があったのは間違いなし。やはり実力者コンビだけに侮れません。
最後にラ・エスパルダを出させての逆転勝利はまさにタイガースマジック。こういった勝ち方はリーグ戦などでは勢いが付きやすいですよね。
リンピオ、ルードとかの視点を忘れてしまう程に素晴らしい試合でした。
タイバファが完全に勝ちにきているのでますますリーグ戦は混迷してきましたね。

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観戦記の中ではテッドさんがまだ躍動しています。1日ほど悩んだのですが、素材がある限り意識せずに作っていこうと思います。
テッドさん、もう暫く力を貸してください。
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2009年06月12日

タッグフェス2009 6/6観戦記 with 戯れ言 -前半戦-

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ホントは週明けに仕上がる予定だったんですが申し訳ありません。
観戦記と雑感がゴッチャになってますが、まずは前半3試合からどうぞ。

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大阪プロレス 6月6日(土) 大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ大会

「大阪タッグフェスティバル2009」開幕戦

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第1試合タッグマッチ20分1本勝負
松山勘十郎&タダスケ
     vs
くいしんぼう仮面&三原一晃

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こうやって見ると男らしさがグッと増してきたタダスケ。

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まずは定番の力のこもった攻防。

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これに対して勘十郎とくいしんぼうはコケさせられたり自分からコケたり。

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くいしんぼうが欽ちゃんジャンプとくれば勘十郎は得意のロープ渡り。

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相手が三原に代るとじっくりとしたプロレスを見せてくる勘十郎。スリーパーで絞め上げ、続いて歌舞伎ステップからのエルボー。
タダスケも自慢のエルボーを落としてゆく。

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タダスケのブレーンバスターを逆に投げ返して善戦の三原。
ここから勘十郎のハリセン攻勢、ビンタ合戦からヘッドロックごっつんこしてフラワーダウンの定番ネタ。

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そして勘十郎のトペスイシーダ、くいしんぼうのケブラーダとダイブ連発。
リング内では三原のフライングソーセージ3連発に対してタダスケがスパインバスターからのWC狙い。

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ここでくいしんぼうと勘十郎が入ってきて再び乱戦。
勘十郎とタダスケは激突を回避して攻撃するも、くいしんぼうと三原はコミュニケーション失敗で空中衝突。

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すかさず勘十郎は三原を陣太鼓(どどん)で叩きつけて見事にフォール勝ち。


○松山勘十郎&タダスケ
(9分46秒陣太鼓→片エビ固め)
くいしんぼう仮面&×三原一晃


◎戯れ言 : 何か今になって考えると複雑な気持ちになる試合ですねぇ。
第1試合で早速タダスケが出てきたんで10%くらい残ってた疑惑も完全に飛んでしまいました。

まぁそれは置いておいてくいちゃんと勘ちゃんがオモロくまとめてくれたタッグフェスの余剰メンバータッグマッチと呼ぶのはもったいない楽しさでした。
まぁ...この後の出来事から考えるとタダスケと三原の闘いもまた違った形で感情がぶつかり合って面白くなるだろうし、ここに勘ちゃんが食い込んできても面白そうですよね。

事前発表しないのがもったいないくらいの試合でした。

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第2試合30分1本勝負
えべっさん vs The Bodyguard

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ボディガーの入場曲で踊りまくって興奮気味のえべっさん。
試合が始まっても「全然コワないわ!ビビってんのか!」とボディガーを挑発するかと思いきや、その矛先は観客というオチ。
場外のえべっさんに対し満面の笑みで「おっさんコッチや」とツッコむボディガー。

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「ボディガーがツッコんでる!」と茶化すえべっさんに観客もボディガーコール。
リングに戻ると案の定タックルは弾き返されネックハンギングツリーで絞首刑とヒドい目合いまくりのえべっさん。
しかし「苦しー離してー!」という言葉ですんなり降ろしてみせるボディガー。
えべっさん「ホンマはえぇ人やー」と感動。

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それでも「鼻毛出てるで」と余計な事を言ったばかりに今度はカナディアンバックブリーカー。
またも「降ろしてー!」と泣き叫ぶえべっさんにボディガーあっさり技を解く。
観客はこれに暖かい拍手、えべっさん「ホンマはアンタえぇ人やろ?」

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これに調子に乗って「アゴに何か付いてますよ」とボディガーにアゴ触らせておいて「んーマンダム」と懐かしのCMネタ、自分の世界(R−30)にグイグイ引き込むえべっさん。

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怒ったボディガーに強烈なチョップを浴びながらも串刺しラリアットを避けてドラゴンスリーパーに返してゆくえべっさん。
しかしあっさり首投げされてチンロックで絞め上げられるえべっさん。
ところが完全に首が捻じ曲がってしまって嘆くえべっさんを優しく捻じ戻してあげるボディガー。
えべっさん「ホンマは優しい人なんや...」

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更に図に乗ってえべっさん、仁王立ちのボディガーに耳をグリグリやりたい放題。
それが効かないとみるや今度はドラえもんのテーマに乗って地獄突き連打。そしてあろうことかボディガーの鼻に第一関節まで指を突っ込んでしまうえべっさん。

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完全に怒りを買ってしまったえべっさん。ボディガーはブレーンバスターで軽々投げ捨てるとラリアット一発でえべっさんから3カウント。
筋肉アピールで悠々と退場のボディガーに「ボディガー、オマエお笑いの才能あるで」とえべっさんのマイク。観客はまたも拍手喝采。


×えべっさん
(8分10秒ショートレンジラリアット→体固め)
○The Bodyguard


◎戯れ言 : いきなり弾けちゃったボディガーさん。得した気分!オモろ過ぎる!
もうその笑顔が頭から離れません。会場で目撃した人の中にはルードであることを忘れてボディガーさんのファンになってしまった方もいるのでは。
某動画サイトでお見かけしたお姿もホントいい人なんだもんなー。

とにかくこんだけ笑わしてくれるとはまったくもって予想外。
もちろんこれはえべっさんの働きに尽きます。一気にボディガーさんの隠れた魅力を引っ張り出してしまったその爆笑力は神降りてきそうなくらい。えべっさん自身スゲい楽しそうでイキイキしてましたしね。

まぁあんまりこういうトコ見せちゃうとボディガーさんの凄みがおかしな方向に行ってしまいそう(かつてのゲラな全能神のように)だけど、えべっさんが相手なら皆こうなっちゃうというコトで。

ボディガーさんサタナイ専属だから難しいけど、これはえべっさんだけに許された特権と言うことでまたいつかやって欲しいな。

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第3試合タッグフェス2009公式戦30分1本勝負
秀吉&政宗 vs アジアン・クーガー&ミラクルマン

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ハーフ&ハーフのマスクでリングインの戦国。耳打ちをしながらムチャムチャを待ち受ける。

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入場するやいなや戦国を急襲するムチャムチャ。挨拶代わりと軽く2人を痛めつけてリング上でポーズを取るクーガーとミラクル。

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まず先発は政宗とクーガー。激しいタックルのぶつかり合いからドロップキックが交錯。睨みあう2人。

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代って秀吉とミラクル。秀吉の豪快な水平チョップの洗礼を浴びるもコルバタで切り返すミラクル。
秀吉も負けじとミラクルの突進をパワースラムに切って取る。

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しかしここでイスを持ち出したムチャムチャ、ロープに投げて返ってきた秀吉にダブルでイスを振り抜く。

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続いてムチャムチャは政宗をイス攻撃で捕らえて集中攻撃。
ミラクルの顔面ウォッシュ攻撃に呻く政宗。それでもクーガーの攻撃はコンプリートショットで阻止。
ここで秀吉が入って来るとミラクルはミラクルドライバーでこれを場外に駆逐。

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ここでムチャムチャは戦国をそれぞれ場外でイスに座らせてミラクルのトぺコンヒーロ弾。
続いてクーガーがイス盛りにされた戦国の上に場外チェアアトミコと荒業を連発して流れを一気に引き寄せる。

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なおも執拗な攻めを受ける政宗。クーガーの逆片エビ固めを凌いだかと思えば今度はミラクルの強烈なサッカーボールキックの応酬。
これに対してミラクルをフランケンシュタイナーで投げて秀吉に繋ぐ政宗。
秀吉はラリアットでムチャムチャの2人をダウンさせると対角線串刺しラリアットで追撃。これにムチャムチャはダブルのブレーンバスターで対抗する。

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ここでラダーを持ち出すクーガーだったが用意が遅れた事もありスライディングキックで場外に蹴り出されてしまう。
戦国はここでミラクルに連携、秀吉のアラバマスラムに続き、政宗の金的ドロップキックと秀吉のフットスタンプが同時に決まる。
そして秀吉は重いミドルキックでミラクルを追い詰める。

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更に秀吉はミラクルからギブアップを奪うべく刀狩。場外では政宗がクーガーのリングインを阻止。

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何とかロープエスケープするミラクルだったが秀吉は休む間を与えずその体をコーナートップへ。
雪崩式のブレーンバスターを狙う秀吉だがここでクーガーがイスでカット。

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マットに落下した秀吉を起き上がらせてクーガーは顔面スタンプ。
起き上がるもよろめく秀吉の顔面にクーガーがイスを添えると、そこにミラクルのミサイルキック。
ここからミラクルがフォールに入るも政宗のカットで秀吉とクーガーは場外に。
リング内では政宗がミラクルにアンクルホールド。ロープエスケープをすればすかさず619で中央に引き戻して再びアンクルホールド。

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ここは寸でのところでクーガーがカット。すかさず連携を狙うムチャムチャだったが政宗はこれを振り解き、そこに秀吉がまとめてスピアー。
リングに残ったクーガーと政宗。クーガーはクロスアームスープレックスを狙うが、これを政宗は一瞬の切り返しヨーロピアンクラッチホールドで固めて3カウントの劇的勝利。

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ムチャムチャの攻勢に追い詰められるもこれを打ち破った戦国。
戦国タッグの誇るパワー&テクニックに確かな手応え。


秀吉&○政宗
(14分55秒ヨーロピアンクラッチ)
×アジアン・クーガー&ミラクルマン


◎戯れ言 : どっちかと言うと連携としての手数ではムチャムチャの方が多かった。彼らにはラダーを使った必殺連携も残っていたんだろうがなぜかリング下にそのラダーは無く...。
そこで先攻と後攻が入れ替わってしまい秀吉を沈黙させられず、政宗を攻め切れなかったかなと。
ムチャが絡めば確実に相手にダメージを与えていけるだけにその出しどころによっては一気に押しきる事も可能。これからも色々考えてきそうでどんどん厄介になってくるコンビです。

対する戦国はこの開幕時点でのムチャムチャと対戦できてこれを叩けたのはラッキーかと。正直言って政宗は最後まで危なげない感じでしたが、これがムチャムチャの完成形と当たっていたらどうだったか。
もしかしたら持久戦に持ち込まれて決定的なものをもらっていたかも。

何にしろ戦国は剛の秀吉と柔の政宗で緩急付けられるのが強み。連携は少なめだったけど個々の良いトコはしっかり出てたんで、それだけで勝てたのもリーグ戦を勝ち抜く自信になるかもですね。
とにかく2人とも気合いの入り方が半端ないんで初戦も勝てて間違いなく優勝候補の筆頭。
ただでさえ見逃せないタッグフェスの全試合、戦国の闘いは優勝へのウイニングロードとなるか!

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今回から撮影に使用しているデジカメを新調しました。
画質的に変わっているような変わっていないような...やっぱり重要なのは撮る人間のウデか(汗)
posted by ラポン at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

大阪プロレス 天下統一2009観戦記 with 戯れ言 -後半戦-

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※写真は当日の大会のものです

後半戦です。またしてもダラダラと長文です。
誤字脱字あっても勘弁してくだせい。

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Dスペシャルシングルマッチ60分1本勝負
 ○佐々木健介
 (6分08秒ラリアット→体固め)
 ×The Bodyguard

※激しいぶつかり合いを見せたと思いきや、健介がThe Bodyguardを手玉に取り終始自分のペースで試合を進める。The Bodyguardは自分の持ち味を生かすことが出来ずそのまま敗北。パワーだけではどうにもならないという現実を見せ付けられた結果となった。

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健介の存在感を前にサングラスに表情を隠してボディガー。
ゴングが鳴ってもしばし距離を取ってにらみ合う両者だったがロックアップから力の攻防がスタート。

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体格的に見劣りはしないボディガー、健介を捕まえヘッドロック。まずはそのパワーで片ヒザを付かせる。

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これを解いてリング中央でタックル激突。これを合図とするように容赦ないチョップの打ち合い。
健介はチョップ連打でボディガーをコーナーに追い詰めると、その力を誇示するかのようにボディガーを軽々とブレーンバスター。

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ボディガーも負けじとパワースラムで健介を投げきると続けてジャックハマー気味にブレーンバスター。
ここから挑戦者決定戦で秀吉のスタミナを根こそぎ奪ったラリアットを連発するボディガー。奇しくもその時と同じように相撃ちラリアットで受ける健介。

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しかし威力か耐久力か、徐々に健介のラリアットがボディガーを圧倒。
健介はボディガーとのラリアット合戦に勝利すると続いて豪快な逆一本背負い。

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それでも再びラリアットを繰り出すボディガーだったが、健介はその腕をラリアットで撃ち落すと、返す刀のラリアットでダウンさせてみせる。
そして最後は健介の充分に助走をつけた豪腕ラリアット。ボディガーもラリアットで合わせようとするもそれより早く健介の腕が振り抜かれダウン、そして為す術も無く3カウント。
健介はボディガーの健闘を称えてリングを後にする。


◎雑感 : デビュー3ヶ月のボディガーとデビュー23年を数える佐々木健介の試合。その成立の背景にはボディガーと秀吉による挑戦者決定戦という順序立てがあり、あくまでも大阪プロレスの代表としてのシングル大一番。
しかしこの試合の内容が大会自体のクォリティを推し量るべき休憩後一発目の試合として相応しかったかと言われればやはり疑問が残る。
もちろん健介オフィスの代表である佐々木健介の参戦であるから順番的には優遇されて然るべきだろう。しかしここからセミ、メインにバトンを渡すべき流れの中で観る者の高揚感はこの試合に果たしてあったのか。
この日詰め掛けた観客を始め、普段大阪プロレスを観戦する機会の少ないプロレスマスコミにこれを見せる意義は何だったのか。
そこに深いテーマがあるというならば、これを見届ける以前よりの大阪プロレスファン、そして予備知識の無い初観戦客はこの試合の何に期待すれば良かったのか。

まずは闘う二人の対比はどうか。
ボディガーの素質はそのボディビルダーとしての実績を考えれば通常の新人と同じ物差しで計るべきではない。その体つきは一目見れば分かる規格外ぶりである。
しかしそれはあくまでもボディビルダーとしてである。皮肉にもボディガーは佐々木健介と向かい合う事でプロレスラーとして決定的に不足している部分を露呈してしまった。
なぜなら佐々木健介の肉体は筋肉を作りそのうえに脂肪を乗せ、またそこに筋肉を造るという工程を幾重にも繰り返す事で完成した、プロレスラーとして理想とも言える攻防一体のボディ。対するボディガーはプロレスという「受け」を絶対的に必要とする競技で必要不可欠なショック吸収性に長けた肉体ではない。見た目にも表面が張り詰めていて固いのである。

これは勝手な想像でしかないがプロレスラーたる佐々木健介はボディガーを見て「無理はさせられない」と思ってしまったのではないか。プロレスは勝敗を競う以前に相手にケガをさせないと言う絶対前提がある。相手の実力に合わせて試合を組み立てるのもプロの仕事である。
確かにボディガーはある程度の受身ができている。同じボディビル畑から大阪プロレスに参戦を果たしたゼウスと比べてもしっかりとしたものだ。
しかし試合は常に不確定要素が付きまとう。そこで必要となってくるのが、いくつもケガを負いながら防衛本能を発達させたプロレスラーとしての経験である。
そしてそれをデビュー3ヶ月のボディガーに求めるのは酷な話である。だからこそ「無理はさせられない」のだ。それならばやはり彼は残念ながら第5試合目に求められる試合クォリティをシングルでは実現できる水準まで達していないと言えるのではないか。

もしこの事が佐々木健介にボディガーに対して一歩踏み込めない事実となってしまったとしたら、それはベテランが新人レスラーのレベルに合わせて行う試合と何ら変わらなくなってしまう。遠慮をさせてしまった時点で勝敗以前に敗北してしまっているのだ。
観客にとってもプロレスを観るということはパワーだけで無くどんな技でも受けきってみせる技術、そしてそれを試合終了まで持続させる常人離れした集中力とスタミナを目の当たりにするということだ。人はプロレスラーの30分近く動き回っても平気でマイクパフォーマンスを繰り広げるタフネスさにもプロを感じるのだから。
いくらボディビル界の大物であってもプロレスに参戦する以上、観る者は彼をプロレスラーの基準で見られざるを得ないのである。

失礼を承知で言わせてもらえば、この試合の決まった秀吉との挑戦者決定戦の時も終盤にきたあたりでボディガーのスタミナは切れてしまっていて試合運びに確実性を失う場面が見られた。プロレスが一瞬の気の緩みで重大な事故を引き起こしてしまうほど危険なものだと考えれば、その様子は相手にパワーセーブを意識させてしまい、結果として試合の熱を奪ってしまうものになりかねない。
今回の試合においてもボディガーに焦燥感のようなものが見え隠れし、6分少々の試合ながら体力的にも精神的にも消耗し切っているように見えた。内容の良し悪しを評価する以前に佐々木健介との格の差の前にその全てを吸い取られてしまったように感じたのだ。

ならば注目度ではどうなのか。
実際のところ大阪プロレスファンにとってボディガーがまだ完全に感情移入を果たせていない存在だったのが惜しい。サタナイのみの限定参戦、そして言葉を発しない謎めいたキャラクター性もあって3ヶ月という短い期間(登場からは半年以上経っているのではあるが)ではファンとの距離を埋めるには至らなかった。
あと1年プロレスラーとしての鍛錬と性格付けの期間があれば、この試合はもっと違ったものになったかもしれない。ボディガーは今の大阪プロレスにはいない面白い素材、もっと多くのパフォーマンスを通してじっくりとその魅力を知ってもらってからでもこのような大勝負は遅くなかった。
正直ボディビルダーとして表現力を磨いたボディガーがなぜ今のような抑え気味のポジションなのかも分からない部分はある。そのあたりは本人の意思もあるのかもしれないが彼の過去に目を通せば、ボディガーの潜在能力はそのパワーだけではないと簡単に理解できてしまうのだから。
その両方が伴っていれば、名実共にどんな会場でも隅々まで観る者を惹きつける強い存在感のThe Bodyguardを披露することができたかもしれない。

ではなぜこのタイミングでボディガーにその大役を任せなければいけなかったのか。いくら人並み外れたパワーがあるとはいえデビュー3ヶ月の選手を大物プロレスラーとシングルでマッチメイクしてファン及び初観戦客に是非を問う必要があったのだろう。
佐々木健介に対しての実力差は明確でファンの支持的にもいわば発展段階のボディガーを、大阪プロレスというブランドを関東でセールスし直すべき大事な大会で矢面に出さなければいけなかったのか。
勝手な事を言わせていただければ、現状としてボディガーよりも大阪プロレスで実績を積んでいると言えるヲロチをなぜパートナーにしてタッグマッチなどにできなかったのか。ルードでありながらも試合運びに定評のあるヲロチを並び立たせれば試合に旨みを持たせる事ができたのではないか。
要はボディガーにまず求められるのは佐々木健介にも見劣りしない怪力、そのインパクト重視に尽きると思うのだ。
だからこそボディガーの可能性をアピールしたいのならば試合の流れはヲロチに任せて自由に暴れさせればよかったように思う。正直せこい話かもしれないがそのパワーを見せ付けたいのならばリフトアップできる体格の対戦相手も欲しかった。
ファンの立場では分からないプロデュースの苦労もあるのだと思うのだが、この試合次第ではボディガーが大きくプロレスファンに浸透するきっかけ、少なくとも大阪プロレスファンにとってボディガーを大阪プロレスの一員として頼もしい存在である事を印象付けるきっかけになり得ただけに個人的には非常に残念だ。

年齢的には遅いデビューとはいえボディガーは大切に育てていって欲しい。プロレスラーとして期待され過ぎ、順序を踏まなかった事で結果として挫折を生んだケースは意外にも多い。
ボディガーのプロレスラー人生はそのボディビルダーとしての輝かしい権威を損なうものであってはいけないと思うのだ。

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E大阪プロレスタッグ選手権試合時間無制限1本勝負
 <王者組>ザ・グレート・サスケ&×アジアン・クーガー
 (13分14秒変形回転エビ固め)
 <挑戦者組>○タイガースマスク&ブラックバファロー

※王者が初防衛に失敗。タイガースマスク&ブラックバファローが第22代大阪プロレスタッグ王者となる。

※序盤、タイガースはサスケを蝋人形にすることに成功するが、クーガーがすぐさま解除。クーガーのラダーチェアーアトミコが決まりバファローが瀕死の重傷を負う。すると、タイガースは瀬戸の水博士を呼び出し鉄人を起動。これによりサスケ、クーガーはもちろん場内にいる観客、スタッフ、関係者を動揺させる。これでペースを乱されたクーガーがジャーマンを仕掛けようとしたところをタイガースが切り返して丸め込んで勝利!タイガースは「このタイトルの価値をどん底まで下げてやる」との宣言通りタイトルにドロを塗りたくった上でタイトル奪回に成功した。

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サスケとクーガーの王者コンビを今かと待ち受ける最悪軍団ことタイガースとバファロー。
当然のごとく選手権宣言もせぬままに挑戦者コンビが襲い掛かって試合はスタート。

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いきなりタイガースの魔術で蝋人形化してしまうサスケ。
それでもクーガーが奮闘、バファローへのUターンブルドッキングヘッドロックに合わせてタイガースに延髄ギロチンを落としてゆく。

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クーガーにビンタで魔術を解いてもらったサスケはその怒りのままタイガースとラダーを使った攻防に。
しかしラダーを敷いたトペアトミコは案の定で誤爆。ラダーを被ったサスケはタイガースにいいように振り回される。

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ここでクーガーがまたしても好フォロー。タイガース、バファローを次々と場外に落とすとサスケの逆トペを呼び込む。そして最悪軍団を並べてイス盛り、その上に場外ダイブのトペアトミコwithチェア。

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勢いのままに王者コンビ、リングにラダーを持ち込むとバファローにラダーチェアアトミコ狙い。これを食い止めようとラダーに登って魔術を仕掛けるタイガースだがクーガーに効く訳も無く撃ち落される。
クーガーのラダーチェアアトミコは見事に決まるもタイガースがすぐさまカット。ここにラダーを持ったサスケがフォローに入るもクーガーに誤爆、両者は場外に。

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ラダーチェアアトミコを受けあられもない格好で大ダメージのバファロー。怒ったタイガースは「鉄人だ!鉄人だ!」と瀬戸ノ水博士を呼び寄せ鉄人起動を指示。
かくしていつもの儀式が(簡略版で)執り行われる。タイガースワールドに呆気に取られる観客とサスケ。

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鉄人キャップとコントローラーを装備し無敵となった鉄人はサスケとクーガーをいともたやすくラリアットでなぎ倒す。しかしタイガースのミスでコントローラーの接続が外れてしまい鉄人は行動不能になってしまう。
動揺するタイガースをサスケは後ろから丸め込み。タイガースがこれを返すと続けざまにサンダーファイヤーパワーボム。

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ところがここで行動不能になったはずの鉄人というかバファローが再起動し、フォールで固めるサスケの背後からのスクールボーイ。
再び乱戦となったリング上。タイガースに羽交い絞めにされたクーガーにバファローのラリアットが迫るもこれはサスケが足を払って阻止。

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激しいバックの取り合いの中、タイガースはクーガーの足をフックすると前方に回転してのエビ固め。
これがガッチリと決まって3カウント、挑戦者コンビがベルト奪還に成功。
何が起こった、とクーガーに詰め寄るサスケ。最悪軍団はリング上の2人をしたり顔で罵りながらベルトを掲げ退場。


◎雑感 : 多くの意見が「呆気にとられた」と語るセミファイナル。それは度肝を抜かれた、衝撃を感じた、という類いのものでは無くて文字通り呆けてしまって何が起こったか分からないものであった。
2月の大阪ハリケーン2009ではタイトルマッチの常識を破る乱行ぶりにファンからも「大阪タッグの権威を貶めるもの」という意見が多かった同カード(王者組と挑戦者組の立場は逆)。純粋に強さを競うべきタイトルマッチ、しかも6000人を集めたビッグマッチのセミファイナルとしてあれは相応しいのかと。
しかし今になって思えば、ぶっつけ本番でああいった形式の試合に挑んだ訳で、未完成さには今でも心痛いがその心意気というかチャレンジ精神は評価すべきなのかもしれない。

そして今回の防衛戦でもリターンマッチだと意気上がるサスケとクーガーに対して、王者コンビのタイガースとバファローは「ベルトの権威を失墜させる」という宣言のもとにこれを受けた。要は同じようにトンチンカンにやるぞ、という事だ。
これで大阪プロレスのファンにとってセミの試合はある程度内容の予想が付いた。ファンが思い描く「タイトルマッチらしい試合」については一種のあきらめに近い気持ちで観る事ができたのだ。
ならばという事で、その時点で大方のファンの興味は大阪で見慣れたファンタジックな試合内容をどのように関東向きにアレンジし、後楽園ホールの多種多様な観客、見守る各団体の選手、そして様々な切り口で見つめるプロレスマスコミにインパクトを与えるかということに移った。
しかしながらまさかいきなり上級編で来るとは思いも寄らなかった。タイガースとバファローは大阪府立で見せたものよりも更にハードルの高い内容で攻めてきたのである。

もちろんこの後楽園ホールの興行ではハッスルやマッスルを始めとして、エンターテインメントとしてのプロレスの可能性を模索するものが多く見られる。そして今回参戦するサスケが佐藤兄弟と繰り広げるみちのくプロレス宇宙大戦争は年に数回ながらも一つの安心ブランドとして後楽園ホールに多くの観客を呼び込むことに成功している。このように常に新しいものに飢えているプロレスファンも多いことから、それを受け入れる土壌は既にできているのだ。
ならばなぜそのサスケと最悪軍団の絡みはこれほどまでに「付いていけない」的な空気を生んでしまったのか。サスケの宇宙戦争には心の広い記事を寄せるプロレスマスコミからも今回の試合(というか鉄人)には懐疑的な意見が多い。
この差はいったい何なのか。笑いは万国共通。笑いの本場である大阪でウケているものがなぜ東京では微妙だったのか。

それは単純に制約された短い時間に多くを詰め込みすぎて全体的に丁寧さが足りなかったのが最大の原因だと思うのだ。もし今回の一連のトンチンカンな攻防から鉄人ワールドまで観た人がまったく笑えなかったというのであればそれは単純に流れが手抜きだったからではないか。
試合序盤から見てもプロレスの攻防を差し置いてサスケとタイガースは蝋人形化そしてラダーの攻防とやっつけ気味にネタを繰り出す。この時点での大阪プロレスを知る者であれば2人の展開が作業的過ぎて笑いに至る「溜め」が足りないと気付く。そして中盤まででクーガーは場外チェアアトミコとリング内でのラダーチェアアトミコを完了。
ここまでの流れの早さだけでも通常の試合であれば突っ込みたくなる部分満載ではあるが、そこは以後のタイガースワールドに期待して不問にしたとしよう。
ところがそれでも時間が足りなかったのか鉄人召還の儀式は今まで見た事もないような忙しさで淡々と進んでゆく。予備知識の無いプロレスファンなど完全に置いてけぼりの状況だ。

実際のところ鉄人はこれまで2回見て2回とも腹を抱えて笑ってしまったのだが今回に関しては不安が先行してしまった。当のタイガースも心から楽しんでいないように見えてしまったのだ。
タイガースの代表作といえる宇宙パワーにしろ今回の鉄人にしろ、本来その手作り感に観客どころかセコンド陣まで楽しませる魅力があるものなのだが。
その点でも今回のタイガースワールドは彼主導の世界ではなかったように思う。擁護する訳ではないが、普段のタイガースなら自分で周到に作り上げた笑いのプロセスを省くなどということはしないはずだし、時には足りない部分を埋めるアドリブで更に笑わせる余裕さえあるのだ。
それができなかったのは、やはり全てが時間によって支配される世界だったからかもしれない。

正直なところ今回の出来栄えではファンは「もったいない!」と感じるだろうし、初めて観る人からすれば「笑いどころが分からない」と戸惑うはずだ。この試合のシリアスな部分を犠牲にしてまで公開した鉄人が消化不良な空気をもたらしてしまったから、その後の勝敗という顛末まで何かギクシャクしたものを感じてしまった。
しかも鉄人儀式のような美味しい場面で場外から傍観していたサスケももったいない。「何やってんだ!」と儀式に割って入るくらいのKY加減がサスケの素晴らしさだと思うのだが、そういった自由さがこの日のサスケには見られなかったように思う。
そしてこの試合形式で一番割を食ったのはクーガーである。一連のタイトル奪取から陥落まで自分のスタイルを貫ききれず振り回され続けた感がある。しかし一方でこの試合を一番冷静に見つめていたのもクーガーだったのではないか。
クーガーほどの実力者が毎回ベルトに関して恵まれていないのは見ていて辛いものだが、今回のような試合であっても腐らずに自分のスタイルに徹していたところに彼のプロ意識を見たのも事実だ。これからの奮起を一層の期待をもって待ちたい。

そんな訳でタイガースの天才的なひらめきから生まれる世界が、そのシュールな笑いの絶対方程式が、大事な場面で狂いを生じてしまった。しかしサスケの宇宙戦争が関東でハズレ無しならば、タイガースワールドだって関西ではハズレ無しなのである。
今回ベルトを取り戻した事でサスケとの因縁は一応の決着を見たのか。それともこれが更に戦地を拡大してゆくのか。
どちらにしろタイガースマスクというキャラクターはこれからも突き抜けていって欲しいと思う。ブラックバファローという理解ある同志と共にこの新しいプロレスのスタイルを理解してもらえるまで通してゆけば、いつかそれが大阪プロレススタンダードの一つとして認識されるはずだ。
多くのプロレスファンはその世界の持つ可能性の素晴らしさを知らないだけだと自分的には勝手に思ってしまっているのだ。

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Fスペシャルシングルマッチ時間無制限1本勝負
 ×ビリーケン・キッド
 (20分43秒ダイビング・セントーン→片エビ固め)
 ○ディック東郷

※IMPでの雪辱を果たしたいビリー。しかし、東郷の絶妙な試合運びに苦戦を強いられる。それでも意地で東郷に喰らいついていくビリーは鉄柱越えのトペ、コウモリ吊り落しを決める。終盤、ビリーがスーパーウラカン・ラナを狙ったところ、東郷がキャッチしてパワーボムで切り返す。さらに東郷は雪崩式ペディグリー、ペディグリー2連発からダイビング・セントーンのフルコースを浴びせビリーを叩きのめした。試合後、ダメージが深いのかセコンドに肩を借りて会場をあとにする東郷。ビリーは悔しさを隠しきれない様子で、「大阪プロレスのベルトを賭けてお前を逆指名する!」と背水の陣でのリベンジを誓った。

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まずは大阪プロレス王者ビリーケンキッドの入場。被っていたオーバーマスクを客席に投げ入れるサービス。

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ノンタイトル戦という事もあるのだろうが前回の10周年記念のIMP大会では自らがフォールを奪われた身。先の入場はあくまでも挑戦者としての心持ちからか。

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そしてディック東郷リングイン、敵地リングで堂々のアピール。

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歓声の飛ぶ中メインイベントのゴング。
まずは首投げからグラウンドに持ち込むディックに対し、ロープワークを挟んで軽やかな動きのビリー。
ここからコークスクリューヘッドシザースホイップを決めるビリーだが2発目は側転してディックが回避。

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それでもドロップキックからビリンコバスター2連発と押し気味に試合を進めるビリー。
ディックはこの流れを寸断すべく場外へ。これを追うビリーだが逆にイス攻撃を受けてしまう。

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リングに戻るとディックの逆襲が始まる。シルバーブレットを落としビリーの動きを止めるとコーナーに詰めて鉄拳制裁。

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ヒジを食い込ませてのコブラツイスト、ボディへのフットスタンプ、そしてボディシザースと攻撃をビリーの腹部に定めるディック。

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なんとかスリーパーをバックドロップに切り返したビリーだったが、エプロンに転がったディックにロープ越しのエルボーを受けそのままブレーンバスターの態勢に持ち込まれてしまう。

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これを体を返してエプロンに着地してみせたビリーだったがディックはすぐさまぺディグリー狙い。
これをショルダースルーで返したビリーは、そのまま追いかけるように鉄柱越えのトペコンヒーロ。

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ディックをリングに戻したビリーはコーナートップから矢のようなミサイルキックを放つ。
続いてライガーボムに抱え上げるビリーだがディックは暴れて回避。それでもビリー腕極めのラリアットに捕らえこれを逃がさない。

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エルボー合戦、ラリアットの相撃ちと消耗戦に突入の両者。
ダブルのノックダウンから起き上がるとディックは回転エビ固め。これを回転エビからジャックナイフ固めで切り返してゆくビリー。
これを更にクリップラークロスフェースロックで切り返すディック。

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何とかロープエスケープのビリーに対し再びぺディグリー狙いのディック。
しかしここで息を吹き返したビリー、これを持ち上げてそのままコウモリ吊り落し。そしてコーナーに宙吊りにして、その背中への串刺しドロップキック。

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続いて立ち上がるディックの頭上にビリーの飛びつきウラカンラナが飛来する。
ところがこれをキャッチしたディックはそのままパワーボムで叩きつける。そしてディック東郷の象徴の一つペディグリーがついに放たれる。

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ここでトドメのダイビングセントーンをとコーナーに登るディックだったがビリーはこれを追走、張り手を見舞ってから飛び付いての雪崩式フランケンシュタイナー。
ここから畳み掛けたいビリーだったがベルティゴは阻まれ、ラ・エスパルダは寸前で返される。ならばとビリーはビリケンドライバー。

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これもカウント2で返されたビリーはファイヤーバードスプラッシュを敢行すべくコーナーへ。
しかしこれを待っていたかのようにディックは蘇生しビリーにナックル。そして自らもコーナーに登ると雪崩式のペディグリー。

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更にペディグリーを連発してビリーを追い込んだディックは息の根を止めるべくダイビングセントーンを投下。
これを返す力は残っていなかったビリー。ついに激戦に終止符、ディック東郷が大阪プロレス後楽園ホール大会のメインを制する。

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死闘を物語るかのように勝者のディックでさえ一人で歩けず若手に肩を借りて退場してゆく。
同じくダメージで立ち上がる事もできずうなだれたままのビリーだったがようやくマイクを握る。
大阪プロレスチャンピオンとして許されぬ連敗を喫したビリーはファンに謝罪するとともに次の挑戦者に東郷を逆指名、ベルトを賭けての最終決戦で雪辱することを誓った。


◎雑感 : 負けてはしまったもののビリーケン・キッドという選手を大阪プロレスファンとして誇りたい。激闘になる事は予想できたが、結果がどうであれディック東郷をここまで体力的に追い込んだ事実は大きい。
なぜならこのメインに至るまでの対抗戦で、他団体の選手と勝敗以上の差を感じてしまっていたからだ。リング上に彼らが立った瞬間から感じる違和感とともに。
それは生き馬の目を抜くような関東地区のプロレスで生き残ってきた自信の大きさであったり、単純なチョップやキックのような技の指先一つ、つま先一つの伸びという小さいことのようで実は大きな表現力の違いであったのかもしれない。

更に今回の後楽園ホール大会は自前の興行でありながら、そして多くのゲストを迎えていながら、さも自分達の方がゲストで「よそ行き」であるかのように他人行儀な歯がゆさがあった。とにかく彼らにはいつもの「らしさ」が欠如していたのだ。違和感はそこから来たものだろう。
これは格闘技の聖地後楽園ホールに棲む魔物のせいか。それとも単純に関東と関西のプロレスにおける空気の違いに息苦しさを感じたのか。とにかく選手の多くはいつものノビノビとしたファイトが鳴りを潜めていた。
そういった意味で比較的関東での参戦機会を得ている(もしくは過去に得ていた)政宗やクーガーの東京組が堂々としていたのは実に興味深いのだが。

ただしビリーはその部分でまったく萎縮していなかった。彼が持つその存在の華やかさ、そしてその外見に負けない確かな実力。受けの上手さ、攻めの力強さ、ここ一番の引き出しの多さなどはどこの団体に参戦してもまったく見劣りしないものだった。
実際ディック東郷と正面をきって力の勝負ができる選手は少ないと思う、それがメジャーの選手であっても。まず技の確実性とスタミナが両立できていなければタフなディックの前にどんどん周回遅れになってしまいアッという間に敗北というゴールを迎える。
試合は終盤近くまで互いに得意技を封じられながらも、その引き出しを捻り出しながら体力を削りあう展開が続いた。それぞれの得意技に必殺足りえる説得力があるからこそ容易には出させない、双方が脅威を感じたからこそタイトルマッチでなくとも緊迫感のある試合となったのだと言える。
そういった意味ではビリーケン・キッドは大阪プロレスの顔という大役を間違いなく果たしていた。

しかしその一方でビリーの体調的は万全では無かったのかも、と感じる点も随所にあった。スケジュール的にも週末のタイトルマッチ(vs高井憲吾)からホリパラ、そして月曜の休みを挟んで前日のハッピーウィークデーに参戦などハードかつタイトに試合をこなしているからコンディション的にも辛い部分はあったかもしれない。
ここで平日興行の話題になってしまうと長くなるので差し控えたいと思うのだが、正直なところ大阪プロレスのトップとしてタイトルマッチと同列と言っていいほど重要なメインを張る選手なのだからせめて前々日とともに前日は休養させておくべきだったのではないかと感じた。
最後までビリーのスタミナは切れることはなかったものの、後半になってのラ・エスパルダなど得意なムーブに入るスピードはいつものキレでは無かったように思う。100%のビリーケン・キッドがディック東郷に勝ったかどうかの議論は別として、あの鮮やかな動きを初観戦のお客さんに観てもらえなかったことはやっぱり残念だ。

それでもこの10周年記念大会というタイミングで多くの選手からリスペクトされる存在であるディック東郷と再び接点を持てた事は大きな収穫だ。それはビリーにとっても大阪プロレスにとっても。
ビリーがディック東郷と素晴らしい試合見せることで彼と彼の持つベルトに注目が集まり、参戦を希望する選手が増えるという図式が出来上がるならそれは理想的だ。
もちろんそれに伴う門戸開放は大阪プロレスにとってメリットとデメリットの両方を持つ事が考えられる。刺激的なカードが組めるという観客動員的メリット、他と実力で評価比較される世界に飛び込む危険性というデメリット、しかし外から多くのノウハウを吸収できる技術的メリット。
そしてそれらは大阪プロレスが関西で「井の中の蛙」になってしまわない為にも間違いなく必要になってくるものなのだ。

二つの10周年記念大会を経て、ビリーケン・キッドとディック東郷とのストーリーはタイトルマッチというクライマックスに向かって突き進んでいる。ビリーは2連敗という事実が風化してしまう前に勝利という名のプライドを取り戻さなければいけない。
そのプライドは大阪プロレス選手とそのファンのプライドと言ってもいい。大阪プロレスの掲げる全国進出という野望はビリーの活躍に触発された選手一人ひとりの意識の底上げが無くして決して為しえないものなのだから。

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戯れ言、終了いたしました。
他の記事ほったらかして何やってんだか。文章的にレベル低いのとか、言葉的に失礼な部分がありましたら申し訳ありません。
でもこういう時にしか書けないものなので大目に見てくださいませ。
posted by ラポン at 08:22| Comment(6) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

大阪プロレス 天下統一2009観戦記 with 戯れ言 -前半戦-

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※写真は当日の大会のものです

なんやかんやでいつも後手後手の当ブログですが、残った使える(と思われる)写真を掲載して大阪プロレス5.20後楽園大会の試合の流れと雑感などを。
「今更かよ」とか言わないで(汗)
DVDも発売されますしサムライTVでも中継があるのでいつものような妙にこだわった観戦記は書きません、というかできないんですが(素材も記憶もあいまいですし)。
というワケで例の如く長文ダラダラで申し訳ないですが賛否両論の今大会に一苦言。じゃないと悔しくて気持ちに区切りが付きません。

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@20分1本勝負
 ○ヨーネル・サンダース
 (4分16秒ヨーネルバスター→片エビ固め)
 ×瀬戸口直貴

※ヨーネルはいつものように台車に乗って登場。場内から笑いが飛ぶものの試合が始まると、両者一歩も引かぬ激しい試合を繰り広げる。最後はヨーネルのヨーネルバスターが決まり決着。
試合後、瀬戸口の元にタイガース、バファローが登場。瀬戸口の正体を鉄人を起動させる科学者の瀬戸の水博士だと明かし、娘のナオコちゃんを人質に力を貸せと要求。瀬戸の水はやむおえなくタイガース達に力を貸すこととなった。

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意気込みの伝わる瀬戸口。見た目息苦しそうな出で立ちのヨーネル。

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タックルからヒップアタックといきなりお笑い無しのヨーネル。
スリーパーに顔を歪ませながらもドロップキックやコブラツイストと得意技で攻める瀬戸口。

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そこを更に体重を活かした攻撃で押し返すヨーネル。串刺しヒップアタック、フライングソーセージ、ヒップドロップ。

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最後は新技ヨーネルバスター。この後に瀬戸口は忙しく瀬戸ノ水博士となってタイバファに連行されてゆく。

◎雑感 : 完全に出オチとなってしまった印象のヨーネルさん。正直「次も見たい」と思わせるくらいの個性ができてから見せるのが良かったなぁ。
やっぱり台車に乗ってあのテーマ曲、知らない観客には「どんなキャラクターレスラーなんだろう?」と期待を持たせてしまいますしね。
そして相手は復帰間もない瀬戸口君。まだ試合勘を含めて完調というわけでは無いだろうから、余計にヨーネルが「遊び」の部分を出して試合を作っても良かったのでは。

ヒールじゃなくても例えば「メガネを外されると見えなくて弱くなる」とか「髪の毛をグシャグシャにされると怒って杖で攻撃」とか「怒ると上半身脱いじゃう」とか「マスコットのチキンでボコボコに殴る」とかヨーネルらしいキャラクターの可能性が欲しいな。
それをやらないならオープニングマッチらしく若手同士の表情豊かな初々しい一戦を見たかった。

結局どっちつかずの宙ぶらりんだったかと。とてももったいない!

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A6人タッグマッチ30分1本勝負
 ×小峠篤司&原田大輔&タダスケ
 (12分15秒パワーボム→体固め)
 ○火野裕士&大石真翔&旭志織

※B&G、オメガの最終決戦となったこの試合は6人がリング内外で暴れまわる大乱戦となる。両チーム一進一退の好勝負を繰り広げるが、最後は小峠が火野の凄まじいパワーボムで決着。B&Gはこのまま引き下がるしかないのだろうか!?

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場外戦から始まった一戦。リングに戻るとそれまでの混乱が嘘のようにお互いのコンディションを確かめあうかのようなベーシックな攻防。
小気味よく攻めて来る大石と旭に対し原田はエルボー中心、小峠はソバットやドロップキックで立ち向かう。

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タダスケも負けじとチョップやエルボーで続くが再びオメガは場外戦。大石はその間ダンスを披露して小峠と原田を挑発。

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そして火野がリング上。そのチョップの威力で苦痛に歪むタダスケの表情。

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タダスケのボディスラムを投げてみろとばかりに身を任せ、エルボー連打も平然と受けて見せるなど力差を見せ付ける火野。
大石と旭の連携、火野のセントーンなど攻め込まれるタダスケだがクロスタックルで何とか脱出。

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嫌な流れを連携で覆そうとする小峠と原田。オメガが場外に逃れれば小峠のトペコンヒーロ。

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これで勢いに乗ったB&G、タダスケが旭をブレーンバスターでリングから締め出すと、大石には3連続のトレイン攻撃から小峠&原田のハーフハッチスプラッシュ。

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そこから大石の即頭部への突き上げニーから片山ジャーマンスープレックスと必勝コースを狙う原田だったが旭がすかさず阿吽でカット。

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するとオメガは瞬く間に原田とタダスケを場外に排除して小峠への集中砲火。大石と旭の連続串刺しエルボーから火野の痛烈な串刺しラリアット。後ろに控えていた大石と旭が飛ばされるほどの勢い。

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続いて大石のトラースキック、旭のダイビングフットスタンプ、大石の絶品ムーンサルトとかつての悪夢が甦る連携。
ここで火野は青息吐息の小峠にパワーボムの体勢。これはタダスケがカットに入るものの再び場外に追いやられてしまう。

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起死回生をとスワンダイブから飛びつ付きを狙う小峠だったが火野はこれをキャッチしてミリタリープレス。
トドメはラリアットで動きを止めてからの超高角度のパワーボム。分断されてしまった原田とタダスケが見つめる中、小峠は撃沈。

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勝ち誇るオメガの3人。飄々と大の字の小峠を見やる。


◎雑感 : 悔しいけど火野のパワーと存在感の前に息の根を止められてしまったなぁ。手に届くかもって思ってたオメガの影が一気にはるか向こうに消え去ってしまった感じ。
これまでそれなりの善戦してきた大石&旭にさえも火野というラスボスがいるプレッシャーからか満足に爪痕を残せてなかったですね。逆に言えば火野という後ろ盾があってオメガ本来の安定感が見られたということか。

唯一気を吐いた小峠と原田の連携も大石や旭にじゃなくて火野にぶつけていかなきゃいけない。B&Gにとって大きな壁となる火野を3人がかりでもいいからおびやかしてこそ観客に響くものになったと思う。
もちろん彼らの連携は洗練されてきていて見事なのだけれども敵の総大将を前にするのであればもう一工夫欲しかった。大事な局面で火野を行動不能にしてあわや、と思わせる場面を作れなかったのは惜しい。
一番手強いのは火野であったと同時にB&Gの戦法を一番知らなかったのも火野だったのだし。
それ以前に大石と旭の定番なインサイドワークに翻弄されて大将を引っ張り出すところまで攻め込めなかったとも言えるだろうけど。
写真にもある通り、火野には冷静に戦局を眺められる余裕があり、大石と旭のお膳立てを受け満を持して小峠を料理にかかったように見えた。

タダスケにとっても火野という存在はKAZMAより感じる圧力が大きかったのだろう全体的に腰が引けていた印象。B&G一番の元気印だけにここで一皮剥けたファイトが見たかった。パワー対策としてはハリケーン2009と同様タダスケに負担が懸かってしまった部分があるのだが今回ばかりは荷が重すぎたようだ。

やっぱり勝敗よりそのあたりのB&G一人ひとりの気後れが総合的に伝わって観客に「かなわないよなぁ」って感じの空気を与えてしまったことは残念。
いまのところ双方とも対抗戦を続ける意義は試合の中から見出せなかったかもしれない。
試合後にマイクで「もう一度!」と言えるほどのボーダーラインを越える事がB&Gにはできなかった。
ならばB&Gは個々が今以上の勲章を手にして総力でブランドを高めていくしかない。その部分ではオメガの3人とは純然たる差があるのだから。
しかしプロレスラーとしての年数からすればB&Gの3人にその差を埋めるチャンスはこれからも巡ってくるだろう。
彼らが宣言する他団体への挑戦は始まったばかり。これくらいで足踏みする必要はないはずだ。

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B6人タッグマッチ30分1本勝負
 菊タロー&○松山勘十郎&ミラクルマン
 (11分55秒山門→片エビ固め)
 ×くいしんぼう仮面&えべっさん&アップルみゆき

※ミラクルがアップルにカンチョーを決めると場内からは大ブーイング!さらに菊タローがお約束のセクハラ攻撃などアップルには過酷な試合となる。くいしんぼうと菊タローの定番ムーブで場内を笑いの渦に巻き込む。最後は松山がくいしんぼうに乱れ髪から山門を決め勝利!

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大阪プロレスユニーク軍入場の流れに取り残され寂しそうにしていたあぽたん。お菓子を首から提げてもらって超笑顔。
試合はまず菊タローとくいちゃんの伝統芸能をたっぷり目に。

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菊ちゃんのデコピンで大ダメージのくいちゃん。この後得意の欽ちゃんジャンプ。

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勘ちゃんはえべっさんとUFOポーズから続いてのロープ渡り。場外に放り出され腰を押さえて自コーナーへ走り去るえべっさん。
ミラコーさんはあぽたんに禁断(だけど定番)のカンチョー攻撃。大ヒールを思わせる容赦ないブーイングを浴びる。

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菊タローはあぽたんに襲い掛かるは、勘ちゃんにみえみえの誤爆はかますわとやりたい放題。
えべっさんはそんな菊タローと互いにお約束を破りまくり。自爆ブルドッキング拒否、UFO拒否、景気回復プレス拒否。
そして相変わらずのブレーンバスター前口上。この後はお約束通りあっさりと投げられる菊タロー。

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それでも最後は勘ちゃんがくいしんぼうにの愛しの乱れ髪を放つとき菊タローはシャイニング菊ザードでアシスト、すかさず勘ちゃんが山門につなげてフィニッシュ。

◎雑感 : 後半に重要な試合があるから、ということで第3試合なのだろうか。それに伴って時間が限られてしまった感があるのは誠に惜しい。
それに大阪プロレスにおいてユニークの試合が持つポジションは非常に重要だと思う。
子供から大人、老人まで初めての人でもすんなり入り込めるひたすら明るい笑いのオンパレード。何度見ても面白い定番ネタのクォリティ。会場に生まれる笑顔、笑顔、笑顔。
ユニークマッチは間違いなく団体の特徴をストレートに伝えうるコンテンツ、これ抜きでは大阪プロレスは語れない。
個人的に観戦におけるシリアスマッチとユニークマッチの比重はフィフティーフィフティーだとさえ思うくらいなのだから。

だからこうやって対抗戦、交流戦を主としたカードが多い大会なら余計にこの試合を休憩後の一発目くらいの順番でたっぷりと見せて欲しかった。総試合数を減らしてもいいから。
なぜならアップルみゆきという紅一点の参戦があるにしろ他のメンバーはOBの菊タローも含めて大阪プロレスの笑いの遺伝子を持つ、言わばユニークにおいてブレの無い面々。10分少々で彼らの豊富な引き出しが全て伝えられる訳が無い。

もちろんワガママな見方をすれば大阪プロレスがファンを作る絶対的要素と言えるシリアスとユニークの絶妙なバランス(通常はシリアス3:ユニーク2もしくはシリアス2:ユニーク3の計5試合)が関東で見たかった。
シリアスも試合が多いなら「名物6人タッグ」というシリアス面での売り物も披露したかったところだ。信頼性し合った団体の選手同士でしか為し得ないルチャの本流ともいえる目まぐるしい多人数の攻防。これは最近ではみちのくプロレスあたりでしか見られない要素だ。これが最近激しさを増して面白くなってきていただけに惜しい。
だからこれも他団体選手とのカード構成で見せられなかった分、せめて大阪プロレスオリジナルであるユニークはこの1試合だけでも「これを観る為にもう一度来よう」と思わせるような圧倒的な笑いの物量作戦で臨んでほしかった。

もちろん集客という点で関東の活動選手を多数招聘することが不可欠だったのは痛いほどよく分かる。しかしここで団体のポリシーを貫く度胸の良さこそ次の大会に繋がってゆくカギなのではないかと思ってしまった。
大阪プロレスファンとしてはここぞの大一番であればある程、笑い過ぎで呼吸困難になりそうな勢いのネタ満載の試合を期待してしまう。従来の新宿FACEにおける関東大会ではそれがうまくいっていたように見えた。
個人的には「腹が痛くなるほど笑い転げる」初観戦客の様子を見て内心悦に浸りたかったのだ。このカードならばそれができたはず。
それほどまでにファンにとって誇りに思えるのが大阪プロレスのユニークマッチなのだから。

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Cタッグマッチ30分1本勝負
 望月成晃&○ドン・フジイ
 (13分47秒ナイスジャーマン)
 秀吉&×政宗

※序盤、ベテランの望月、フジイを前に思うように力を発揮できない戦国。しかし、試合が進むにつれ本来の力を発揮し望月、フジイを追い詰めていく。しかし、望月が場外弾を秀吉に喰らわせ分断すると、フジイがナイスジャーマンで政宗を仕留めた。試合後、望月は戦国に対しもう一度やってやってもいいという発言をする。これは戦国を認めたということなのだろうか?

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ドラゴンゲート絶倫ズの2人を迎え撃つはこの闘いに呼応するように再結成を果たした戦国タッグ。

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まずはフジイと秀吉が譲らないチョップとタックルのぶつけ合い。代った望月は政宗を蹴りで押してゆく。
しかしここで秀吉が入ってフォロー、フジイを急襲して場外排除すると望月を捕獲する。秀吉がスパインバスターからそのまま押さえて政宗の金的ドロップキック、そしてすぐさま秀吉のフットスタンプ。
続けて秀吉が望月を断頭台に捕まえて政宗がギロチンドロップを落とす。戦国が連携でまずは一本。

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しかし望月はエプロンに放り出した政宗を水面蹴りでむりやり座らせるとその背中をサッカーボールキックで場外に蹴り出す。そこをフジイが場外で痛めつけて再びリング上に。

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ここから代わるがわる絶倫ズが政宗を攻め立てる。絶倫ズは頻繁にレフェリーに秀吉をチェックさせカットに入れさせない。
その間にもフジイの重たいチョップ、望月の逆片エビ固めが政宗を苦しめる。
秀吉が熱くなればなるほど展開は絶倫ズに有利に働く。

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なおも集中砲火を受ける政宗だがフジイにカウンターのフランケンシュタイナーを決めて脱出。
秀吉は絶倫ズをまとめてラリアットで倒すとフジイにブルドッキングヘッドロック。政宗はその横で望月にコンプリートショット。

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望月をフライングラリアートでダウンさせた秀吉はそのまま刀狩。
これをカットしたフジイはお返しとばかりに秀吉をコーナーから蹴り出し、望月とともに再び政宗を標的とする。
連携から秀吉の刀狩に繋げようとする戦国だがこれは望月がロープエスケープ。

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ここから秀吉はロープに走ると望月に向かうと見せかけて場外のフジイにトペスイシーダ。リング上を政宗に託す。
望月の蹴りに悩まされる政宗だが、ここでついにこれを捕らえてアンクルホールドを極める。

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ところが望月もこれを切り返してアンクルホールド。ならばと政宗も体を返してアンクルホールドで極め返す。
政宗はこれをロープエスケープした望月に619を浴びせると秀吉に肩車させてスワンダイブの飛びつきフランケンシュタイナー狙い。

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しかしこれはフジイが寸ででカット。息を吹き返した望月はフジイのアシストで秀吉を巧みに分断しながら政宗にツイスター、一角蹴り。

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そしてそのまま場外の秀吉へのプランチャスイシーダ。
残された政宗はフジイを何とか丸め込もうとするが、最後はなぎ倒すようなラリアットからナイスジャーマンと繰り出されてカウント3を聞くことに。

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試合後に絶倫ズは余裕たっぷりに「秀吉?政宗?どっちがどっちだ?」と挑発発言。秀吉の正体をほのめかすような発言も。
しかしそれなりに手応えを感じたのか「暇だったらまたやってやるよ」とマイク。

◎雑感 : 戦国タッグ動きはまずまず。だけど絶倫ズの猛攻に耐えた政宗に対して秀吉がうまく応えられなかった感じ。
パワフルなフジイとキッカーである望月に真正面から対抗できるのは大阪プロレス正規軍では秀吉しかいないだけにここのあたりの期待値は自分自身高かった。
とにかく政宗が狙われるのは予想できた展開だったので秀吉にはそのフラストレーションを吹き飛ばすような活躍を見せてほしかった。
最初にコーナーで給水中(だったかな)のフジイを急襲したシーンには「やった!」と思わせてくれたのだが、結局フジイの方が同じ方法でしつこく報復してきたのには悔しさが残った。
初顔合わせ(と言えない部分もあるのだが)でのインパクトを残し、その機運を高めてゆくことは、これから対外路線を敷いていく点で重要になってくる。それだけに相手をゲストのまま帰らせない図太さを秀吉には持って欲しかった。

戦国連携に関しては定番の小気味いいものは見られたもののB&Gと同様に相手に対してダメージを累積させ決定打に至るようなものは繰り出せなかったように思う。
厳しいことを言ってしまえば、どうしても中繋ぎ的な印象が残ってしまった。終盤に秀吉が望月を肩車したシーンは決まればどうなっていたかと思わずにはいられないのだが。
大阪プロレスというか戦国タッグが広くプロレス界に打って出ようとするのならば秀吉、政宗の個々の実力はもとより名タッグチームの名にふさわしい常に発展性を持つ姿が要求されるのかもしれない。
勝敗うんぬんではなく戦国タッグが広くプロレス界で求められてゆく魅力、というかニーズを持つに至るには何が必要なのか。ビジュアルという面で戦国タッグは、すでにどこの団体に出しても恥ずかしくないものをすでに備えていると思うのだが。

後楽園ホール大会からタッグフェスと待望論的に復活を果たし、10周年記念大会という舞台で対外の強敵とコンタクトを果たした戦国タッグの新たなる姿には、ここ1年(要は戦国が休止になっていた時期とほぼ同期間)で大きく成長したした秀吉のパワーを活かしたものが必要になっていくだろうと感じた。
政宗の巧さというのはある意味こだわりが結実し完成してきている部分もあるので、これから戦国がパワーアップしてゆくための伸び代は秀吉が握っていると思われるのだ。
例えば秀吉が相手を固定して政宗が顔面(もしくは急所)に低空のドロップキック一撃といったシチュエーションでも、すぐに秀吉がフットスタンプといったような今回のようなもう一つ被せた連携をもっともっと見たいところだ。
他団体の連携を見ていると技の進化もあるのだろうが間髪いれず連撃を決めてゆくコンビネーションが多いので(軽量コンビではあるが10周年記念IMP大会に出場したSOSなどはその急先鋒だろう)、戦国にもよりイマジネーション性の高い攻撃が求められていくのかもしれない。速さと重さ、この二つが両立できる可能性を戦国タッグは秘めていると思うのだから。

結果この試合でのフジイと望月は目立った連携こそ無かったが、阿吽の呼吸という点では戦国タッグと互角以上のうまさを見せていた。
これが大一番での経験の差と言うならば、そして上記を含めて連携と呼ぶのならば、場慣れし切れていなかった戦国はまだまだ本領を発揮できていないのだと思う。
その点も踏まえて個々でもコンビでも100パーセント実力を出せなかっただろう戦国の頑張りは望月とフジイに合格点をもらえたのだろうか。合格点をもらえた、と書くとドラゲーの上から目線になってしまうが、これまでの控えめとも言える他団体交流を考えると他から値踏みはされて当然、ここは乗り越えるべき関門だと思うのでこれからもこのような査定してもらうような流れは是非とも欲しいところだ。
もし合格といかないまでも次第点をもらえたのであればドラゴンゲートの本体に上がるのは時期早々にしろ、例えば望月主催の武勇伝やドラゲーのNEXにしろ参戦の機会を待ちたい。
プロレスサミット等のお祭り的イベントではなく敵地に乗り込んでゆく戦国タッグの姿も見てみたいのだ。
大阪プロレスファンの戦国タッグに対する期待度は間違いなく高いのだから。


               ※大阪プロレス公式HP及びメルマガより抜粋

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勝手な事ばかり言いまくって後半に続きます(汗)
選手ならびに関係者の皆様失礼千万で誠にスイマセン。

先週平日だというのに関東で遊びほうけた「ツケ」を何とか払い終えたので今日あたりからブログは通常営業です。
後半も数日中に書きたいなぁ。
posted by ラポン at 16:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

サタナイ2009/4/18観戦記  -後半戦-

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大会オープニングのプロレスニュースで「今日のセミで菊タローをメッタメタのボッコボコのザックザクにします!
IMPでは(初代)えべっさんでやりますと言わせてみせます!絶対に伝説の一戦を復活させます!」と豪語のミラクルマン。

そしてメインでは秀吉が佐々木健介戦を実現させるためボディガーを迎え撃つ。
注目の一騎討ちが続くセミとメインをどうぞ。

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大阪プロレス 4月18日(土) デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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セミファイナル 30分1本勝負
菊タロー vs ミラクルマン

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ミラクルの入場に頼むぞとばかりにロープを開けるくいしんぼう。
見事菊タローを倒して説得となるか。

試合が始まると菊タローはいきなりミラクルを指差して「おい、乳首がピンピンに立っとるやないか」とセクハラまがいの精神攻撃。
「タンクトップで擦れるから仕方ないやろ、気になるやないか!」と苦笑いのミラクル。

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さてここからがプロレス、まずは腕を絞ってハンマーロック。
ミラクルがこれを返すと「あーっす!あーーっす!」と過剰に痛がって見せる菊タロー。

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お返しにサミングでミラクルの顔を掻きむしる菊タロー。続くタックルで倒してすかさずロープワーク。
これを伏せてかわすミラクルに菊タロー「アホかコラッ!」と蹴り一発。

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すると今度は見事なアームドラッグを連発、ルチャな動きで魅せる菊タロー。しかし付き合ってられないとばかりにミラクルがすかすと一人で旋回して壮絶に転倒。

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続く菊タローのチョップに「アッ!」とアッチ向いてホイグーパンチで返すミラクル。そして背後から早くも一発目のカンチョー。

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しかし微動だにしない菊タロー「オイ!カンチョーなんざ効かんのじゃ!もっと刺してみぃ!」と吠え...ながらゆっくりとダウン。
「効いとるやないか!」とツッコむミラクル。

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その菊タローのケツに容赦なくカンチョーを叩き込んだミラクル。ここがチャンスとみるやコーナートップからのダイブを狙う。

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ところがそれを見計らったかのように復活の菊タロー。ロープを揺らしてミラクルのバランスの崩れさせるとそのまま掴んでデッドリードライブ。
そしてダウンするミラクルの急所にお返しとばかりにトーキック気味の蹴り。

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さらにトップロープをミラクルを跨がせるとそのまま揺すって「ワッショイ!ワッショイ!」ミラクルの股間をグイグイ痛めつける菊タロー。
くいしんぼうも手振りでバンザイバンザイ。観客も合わせて「ワッショイ!ワッショイ!」

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急所を押さえて「ありえへん!ありえへん!!」と悶えるミラクル。
そこに菊タロー、ボディスラムから続けてサンセットフリップ投下。腹を押さえてえずくミラクルにサッカーボールキック連発で追い撃ち。

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しかし「決めたるわ!」と宣言したブルドッキングヘッドロックは「あれーっ」といつものスッポ抜け。
菊タローの串刺し攻撃をビッグブーツで迎撃したミラクルはようやく反撃開始。

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コーナートップからの飛びつきフランケンシュタイナーで菊タローを投げ飛ばしたミラクルは、続いて背後のコーナーからのダイビングカンチョーと空間殺法を連発。

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続いて「よっしゃドライバー!」とミラクルドライバーでフィニッシュ宣言のミラクルだったが、そうはさせない菊タローは逆に抱えあげて菊落し。

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それならばとチョップ合戦から再度アッチ向いてホイグーパンチ狙いのミラクル。
しかし菊タローはこれを逆にグーパンチで破ってみせる。衝撃で思わず前のめりになるミラクル。

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ここから更に追撃とロープに走る菊タロー。ところがリングサイドのくいしんぼうが足をすくって場外に引っ張り出してしまう。
くいしんぼうのアシストに「よっしゃリング上げろ!」とロープに近付いたミラクル。しかしくいしんぼうはミラクルの足もすくってリングイン。まさかのストンピング雨あられ。

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「オマエ何しとるんや!」とキレるミラクルだが、吉野レフェリーも襲われてたちまちハンディキャップマッチに追い込まれてしまう。
菊タローは「コラッ!オレらに勝てると思てるんか!」とくいしんぼうと一緒にやりたい放題。
理不尽な試合展開に「(カメラ)撮るなぁー!」と観客にまでキレるミラクル。

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ロープ際に追いやられグーパンチでなぶられ絶体絶命のミラクル。続いてダブルのネックブリーカーまで食らってしまいあえなくダウン。

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手拍子で観客を煽りながら勝ち誇ったかのようにミラクルの周りを回る菊タローとくいしんぼう。
そしてここでまたも連携、菊タローがミラクルを羽交い絞めにし、くいしんぼうがランニング掌底の構え。

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これをなんとかビッグブーツで迎撃したミラクル。すると菊タローはそのままバックドロップの体勢に。ミラクルはこれに足をロックさせて耐える。
それならばとくいしんぼうに向かって「オレごと刈れ!」とバックドロップとSTOの合体技を指示する菊タロー。

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しかし「俺ごと刈れ」はスッポ抜けてただのくいしんぼうSTOに。これには大ダメージの菊タロー。
逆転のチャンスとミラクルはまずくいしんぼうをカンチョーで場外排除。

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そして菊タローにはステップ延髄斬りから今度こそのミラクルドライバー。
ここからガッチリ片エビに固めて菊タローから見事な3カウント。

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コーナーに座り込むくいしんぼうに「オレごと刈れ、って言ったけどオレだけ刈ってどないすんねん」とボヤく菊タロー。

ミラクルは「オレが勝ったんやからな、IMPは初代えべっさんでやってもらうで」とマイク。

ところが同じくマイクで「オレそんな約束してへんぞ。だいたい先週オレ来てへんから何起こったかしらんし...段取りに無いことするなや!」と怒る菊タロー。

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これをミラクルはなだめるように「いやまぁそう言わずに...せっかくの10周年だし伝説のくいえべ見たい...見たいでしょ?」

言葉を振られた観客からはもちろん歓迎の拍手喝采。

菊タローはこれに「確かに大阪プロレスができて10周年、来月でボクもプロレスラーになって15年...飯が食えるようになったのも大阪プロレスでえべっさんになれたおかげ。
そしてえべっさんを応援してくれたファンのおかげでもある...でも断る!(初代えべっさんでは)権利関係で色々あったし揉めたりしたし」と断固拒否の構え。

ミラクルも「いや、まぁ色々あったのはオレも知ってるけど...大阪プロレス10周年、えべっさんで是非お願いします」と譲らない。

またも沸き起こる拍手だが菊タローは「だが、断る!」

「そういわずお願いします!」土下座とミラクル。

「だが断る!」と土下寝で対抗の菊タロー。

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「どうじゃ、土下座より土下寝の方が上なんじゃい。何でもお願いしたら通ると思ったら大違いやぞ!」と言い放った菊タロー、更に続ける。

「いいですかヌカ味噌もかき混ぜなかったら腐るんですよ。
最近になってやっと菊タローというヌカ味噌がいい具合の漬物に漬かるようになったんです。
今更4年も手をつけてないヌカ味噌に手を突っ込む勇気は僕にはありません。それでは美味しい漬物はできないんですよ!」

ここまで言われるとさすがに言い返せないミラクル。

「だからもうこの問題は終わりにしましょう!4月29日のメインは菊タロー対くいしんぼう仮面!ファンの皆さんゴメンナサイ!」と菊タローはマイクを置いて退場。

ミラクルは苦笑いしながら「うまい事言いやがって...
って言うかオマエ(くいしんぼう)は何でおんねん!オマエの為に闘ったのに途中からアイツと組んでたやないか!
オマエは楽しかったら何でもアリか!」

照れる素振りのくいしんぼう。反省している様子は無い。

まぁいいかと最後にミラクル「多分知ってる方も多いと思いますがミラクルマンはとーってもしつこいです!
来週アイツのギャラをオレが出すからもう1回呼びましょう!
シングルでダメならみんなで!6人とか8人の楽しい試合で自分から「やりたい!」って言わしましょう。
こうなったら段取り無いって言われても突っ走ろうやないか!
IMPだけでもくいえべでやらせましょ!いや、絶対にやらせます!」

こうして次週はユニーク軍の総力で説得に当たる事に。果たして宿願の初代えべっさんの復活はなるのか?

×菊タロー
(8分4秒ミラクルドライバー→片エビ固め)
○ミラクルマン

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メインイベント 「佐々木健介戦対戦者決定戦」60分1本勝負
秀吉 vs The Bodyguard

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大勝負用の前奏付き入場曲でリングインの秀吉。
真っ赤に照らされたマットの上で相手の登場を待ち構える。

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そして余裕の歩みでボディガーの入場。そのセコンドにはタイガース、バファロー、ヲロチ。
秀吉側のセコンドにも全面バックアップを宣言した正規軍の面々が。

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試合開始のゴング。徐々に距離を詰める両雄。まずはチョップの打ち合いから。
秀吉の重たいチョップに一歩も退かないボディガー。秀吉も意地で胸を張りボディガーのチョップを受けてみせる。

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タックルでも互角のぶつかり合い。すると今度は手四つの体勢から力比べ。棍棒のような腕から繰り出されるボディガーの怪力に思わず片ヒザを付く秀吉。

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しかし秀吉も持ち前のパワーで盛り返す。決着の付かないまま二人は手四つの体勢で場外に雪崩れ込む。
場外ではボディガーのパワーに翻弄されてしまう秀吉。リングサイドに腰をしたたかにぶつけられダブルのハンマーで打ちのめされる秀吉。

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リングに戻ると交互に走りこんでラリアットを放ちあう秀吉とボディガー。
うなりを上げるボディガーのラリアット。仰け反りながらも返す刀でラリアットを打ち返す秀吉。

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仁王立ちのボディガーに連発でラリアットを打ち込む秀吉。それでも倒れないボディガー。

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そんなものかと今度はボディガーのラリアット。その威力の前に崩れる秀吉。

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ボディガーは秀吉を立たせると軽々とリフトアップスラム。そしてその背中に追撃のジャンピングエルボードロップ。

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そしてキャメルクラッチからベアーハッグとその秘められた力を解放してゆくボディガー。秀吉の苦しげな呻き声が館内に響く。

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続いてブレーンバスターを狙うボディガーだがこれを体を返して回避する秀吉。
その着地から素早くロープに走る秀吉だったが待っていたのはボディガーのパワースラム。豪快にマットに叩きつけられ、どうにもペースを奪うことができない秀吉。

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秀吉を引きずり起こしたボディガーは早くも首掻っ切りポーズからザ・バウンスの体勢に。
これは食らうまいと必死に抵抗の秀吉、背後に降り立つと即座にDDTで反撃。

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それでも力任せにロープに振るボディガーだが秀吉はフライングラリアートで返して再びダウンを奪う。そしてコーナーから走りこんでの顔面低空ドロップキック。
ここが攻め時と秀吉は、立ち上がろうとするボディガーにコブラクラッチ。ここから捻じ伏せて刀狩の体勢にもっていくがポジションが悪くボディガーの手はロープに届いてしまう。

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それならと秀吉ロープの反動を利用し高々とフットスタンプ。
激痛に転げるボディガーを追いかけるようにエグさ抜群のフットスタンプ連発。

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場外に逃れたボディガーに最悪軍団もろともトペ・スイシーダを決めた秀吉。ここで一気に勝負を決めようとまずはガットショットからのぺディグリー。

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そしてその体を抱えノーザンライトボムに決めようとする秀吉。だがボディガーもハンマーを落としてこれをさせない。

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ならばと背後からスリーパーで絞め上げる秀吉だがこれをボディガーはそのパワーで前方に放り投げて無理やりの解除。

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起き上がったところにラリアットを食らい動きの止まった秀吉をボディガーは再びザ・バウンス狙いで担ぎ上げる。

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これもボディガーの体勢が崩れたこともあって脱出に成功した秀吉は、逆さ押さえ込みと見せかけてそのまま回転して持ち上げると渾身のノーザンライトボム。
決まったとばかりに足も絡めガッチリとフォールする秀吉だったが惜しくもカウントは2。

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それでもラリアット、スピアーと勝利に向かって猛攻を続ける秀吉。明らかに疲労の色が見えてきたボディガーを追い込んでゆく。

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しかし一方の秀吉も攻め疲れからか動きが鈍くなってゆく。
そして秀吉とボディガーは額を擦り付けながら立ち上がると、最後の武器は自らの腕一本とでも言うかのようにラリアットを真正面からぶつけ合う消耗戦に。

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お互いがお互いを仮想佐々木健介と見立てるかのようにラリアットの交錯は続く。
残り僅かの体力と精神力を削ぎ落としながら何度も激突する両者。観客も固唾を呑んで見守るしかない。

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そしてついにボディガーのラリアットが打ち勝ち、腕ごと相手をなぎ倒す。半回転しながらマットに落下してゆく秀吉。

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こうなると最後はボディガー必殺のザ・バウンス。抵抗することも叶わず勢いよく直下で叩きつけられた秀吉はそのまま3カウントを聞くことに。

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叩き鳴らされるゴングと共に秀吉に駆け寄る正規軍メンバー。
しかしこれを最悪軍団が入ってきて蹴散らしてしまう。秀吉は一人取り残され為す術も無く痛めつけられてしまう。

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ブーイングに包まれながら公開処刑のようなリング上。
しかしその時、スライディングしながらリングインする一つの影。歓声と共に政宗が秀吉を救出に駆けつける。

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政宗はバファロー、ヲロチを立て続けに場外へと放り出すと、ハンマーを振り回すタイガースの攻撃をかいくぐってドロップキック。最悪軍団をリング上からの排除する。

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そしてリングサイドの最悪軍団に向かってマイクを握る政宗。
「オイ!タイガース!バファロー!オマエらには愛想が尽きたぜ!オレはオマエらのチームを抜ける!」
この言葉が合図のように再び選手入り乱れての大乱闘が始まってしまう。

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ようやく騒ぎが収束しつつあるリング上。
最悪軍団を見下ろし睨みつける政宗にタイガース「オマエが秀吉と組もうがどうしようが関係ねぇ!だがなオイ、オレ達を敵に回す事がどういうことか身を持って勉強してもらいますから!」と捨て台詞。

バファローも「マサ!オマエ結局秀吉と手ぇ組んだんじゃねぇか!クビだオラ!」と追放宣言。

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最悪軍団が去っても背を向けたままの政宗に秀吉がマイク。
「おい政宗、助けてくれてありがとう。嬉しかったよ...政宗、ありがとう」

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これを振り向いてしばしと見つめるとヒラリとリングを降り、無言で立ち去る政宗。

秀吉はこれを見届けると立ち上がって話し始める。
「今日はボディガーに完敗です...言い訳はありません。
だがオレはまた一から出直します、自分をもう一度鍛えなおしたいと思います!
これを期に更なる飛躍をして、そしてまた天を掴みたいと思います!!」

大きな拍手と歓声の中、秀吉は拳を握りその再起を誓う。

×秀吉
(14分31秒ザ・バウンス→体固め)
○The Bodyguard

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当日の雑感は試合結果の記事で書いてます(→サタナイ4/18試合結果 with マイベストショット)

うーん、今思い出しても悔しいなぁ。ボディガー、いい試合しなかったら承知しないぞー。

posted by ラポン at 04:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

サタナイ2009/4/18観戦記  -前半戦-

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政宗さんのポジション変わっちゃってます...が、知らんぷりで4月18日のサタナイ行きます。
どうせラポンは厚顔無恥よ(笑)

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大阪プロレス 4月18日(土) デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合 20分1本勝負
アジアン・クーガー vs 三原一晃

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この日のオープニングマッチ。三原はクーガーに握手を求めて一礼。
ゴングと共に始まった大クーガーコールに聞き入り上機嫌の「スーパーデンジャーフライ」アジアン・クーガー。

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まずはハンマーロックに固めるクーガーだが、三原はすぐさまエルボーを打ち込むとロープに振る。リング中央で激しくぶつかる二人。
ならばと今度はクーガーが振る。しかし三原はクーガーのタックルをすり抜けると逆にショルダータックル。思わずダウンを喫し場外に転がるクーガー。

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ロープ越しに上がって来いとクーガーを挑発の三原。しかしその足を取って場外に引きずり出すクーガー。
エプロンに立て掛けたイスに三原の頭を打ちつけ、続けてリングインUターンでそのイス越しに三原へのドロップキック。

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簡単に主導権を奪われてしまった三原。クーガーの圧力に何とかチョップを放って反撃する。しかし自らロープに走るとそれを追っかけたクーガーのバックハンドエルボーが突き刺さる。

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それでも突進してきたクーガーを受け止めた三原はこれを抱えあげると水車落し。
チャンス到来とコーナースプラッシュ、ショルダータックル、セントーン、フライングソーセージと猛攻の三原。

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クーガーの起き上がるのをクラウチングして待ち構える三原。そして放たれるラグビー経験を活かした渾身のタックル。
しかしここにクーガーのスライディングレッグシザース。三原はその勢いのまま倒れこんでしまう。

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その背後からクーガーの低空ドロップキックを受けるとエプロンから身を乗り出してしまった三原。
すかさずクーガーはロープ越えのエプロンギロチンを投下する。

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続いて「Uターン!」の掛け声とともにUターンブルドッキングヘッドロックのクーガー。そしてリバースフルネルソンに捉え必殺の顔面スタンプを狙う。
これを何とか踏ん張って耐えた三原。エルボーからハンマーを振り回してクーガーをよろけさせる。

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しかし三原の反撃もここまで。最後は滞空時間の長い顔面スタンプからクーガーロック2号を極められると三原無念のギブアップ。

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腕を押さえてうずくまる三原、それを見つめながら悠々と立ち上がるクーガー。
そして改めて握手を求める三原。これに応えたクーガー、これからも堆き壁となってその前にそびえ立つ。

○アジアン・クーガー
(7分59秒クーガーロック2号)
×三原一晃

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第2試合 3WAYマッチ30分1本勝負
松山勘十郎 vs くいしんぼう仮面 vs えべっさん

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まず先に入場はくいしんぼうとえべっさん。大阪名物の二人がリングサイドを一回りするだけで会場はたちまち笑顔が溢れる。
そして最後にスポットライトでその装束を輝かせながら「千両役者」松山勘十郎登場。

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試合開始のゴングが鳴るとともに少しずつにじり寄ってゆく3人。その緊迫した空気が、いきなり轟音で鼻をかむ観客の行為でムリヤリ断ち切られる。
勘十郎は当然「TPOをわきまえなさいよ」とご立腹。これには観客も賛同の拍手。

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かくして仕切りなおし、手六つの態勢からお約束のウェーブ。
続いて勘十郎とくいしんぼうはえべっさんに対して拷問組体操。

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続いて勘ちゃんとくいしんぼうはサボテンのポーズ。

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最後は3人揃ってピラミッド。「ピッ!ピッ!ピーッ!」とえべっさんのホイッスルに合わせて見事倒壊。

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そしてファイティングポーズ。どうやら闘っていたらしい。

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今度は数珠繋ぎサイドヘッドロック。そこからえべっさんが勘ちゃんを投げて勘ちゃんがくいしんぼうを投げてそのくいしんぼうがえべっさんにタックルで返ってきてドカン。
そのままフォールに入るくいしんぼうを勘十郎は蹴りを入れて阻止。

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自らロープに走る勘十郎をえべっさんがホイッスル誘導。音に合わせて為すがまま走らされる勘十郎。そして目の前で「ピッ!」と鳴らして止めるとその場飛びでドロップキックのえべっさん。

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なおもえべっさんのホイッスル攻撃。「ピッ!ピッ!」と音に合わせて地獄突き攻撃。
そしてコーナーに追い詰めると反対側に振ってトテトテと小走りしてから串刺し式クロスチョップ。

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同じくくいしんぼうにも串刺し式クロスチョップを狙うえべっさんだったがカウンターの蹴りを受けあえなく失敗。
そのえべっさんの頭を何度もコーナーパッドに打ち付けフラフラにさせたくいしんぼうは欽ちゃんジャンプ。

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それならばと勘十郎はえべっさんを捕まえて「さぁ皆さん!しっかり見ないと損しますよ!」とロープ渡り。
最後は「参ったかぁー!」と見栄を切る勘十郎。観客の喝采に満足気。
しかしその横でくいしんぼうも同じように見栄を切ってみせる。勘十郎はオイオイUFOから怒りのガットショット。

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勘十郎はくいしんぼうに得意技連発、豚の角煮そして歌舞伎ステップからのエルボードロップを落としてフォール。
するとえべっさんは勘十郎ハリセンを持ち出して強烈なカット。しかしこれを取り返して勘十郎、ハリセンを振り回しての大暴れ。

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くいしんぼうは勘十郎のハリセンスイングを潜ってかわすとそのハリセンを奪って額の広いストライクゾーンに一撃。
これを勘十郎がビンタでお返しするとたちまちビンタ合戦に発展のリング上。ところがくいしんぼうとえべっさんに挟まれて、いつもより倍以上張られて無残に髪を振り乱す勘十郎。

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顔面のダメージが深い勘十郎にくいえべのダブルジャンピングタックル。勢いで思わず場外に転げ落ちる勘十郎。
えべっさんは勝利に向かってくいしんぼうに執念の連続スクールボーイ。

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これを返されると自らロープに走るえべっさん。しかしこの足をすくってえべっさんを場外に引きずり出す勘十郎。
しめしめとリングインしようとする勘十郎だがロープを引き上げて金的攻撃はくいしんぼう、肩を震わせて歓喜のポーズ。

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股間を押さえ動きの鈍った勘十郎にくいしんぼうは三原ハンマーの猛攻。さらにロープに走るくいしんぼうだが今度は場外からえべっさんが足をすくって引っ張り出す。
するとそのえべっさんに向かって勘十郎のトペ・スイシーダ場外弾。くいしんぼうもラ・ケブラーダでこれに続く。
完全にグロッキー状態のえべっさんをリングに戻すとトップロープから山門ダイビングボディプレスを狙う勘十郎。

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しかし「絶景かな、絶景かなー♪」と見栄を切る勘十郎をポーズで真似ながらくいしんぼう、うまか棒で撃ち落す。
そして自分がトップロープから関空トルネードを放ってえべっさんから3カウント勝利。

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胸にコールドスプレーを吹きかけられ大の字状態のえべっさん。
まさにしてやったりのくいしんぼう。その笑みは観客を笑いに引きずり込む小悪魔の笑みか。

○くいしんぼう仮面
(9分4秒関空トルネード→片エビ固め)
×えべっさん

※もう一人は松山勘十郎

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第3試合 8人タッグマッチ30分1本勝負
ビリーケン・キッド&小峠篤司&原田大輔&タダスケ
     vs
タイガースマスク&ブラックバファロー&ヲロチ&政宗

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リング上にはビリーケン・キッドとブラドゥンガッツが合体したフォースメン。
続いて入ってくるのは最悪軍団のタイガースマスク、ブラックバファロー、ヲロチ。そして秀吉との密会疑惑を持たれている政宗は少し距離を取る形で入場。

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「サルバドール・インフィエルノ!ビリーケン・キッド!」のコールの中飛び交う紙テープ。原田と小峠は最悪軍団の急襲に備えて臨戦態勢。

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いきり立つヲロチをなだめるかに見えたタイガースだったが次の瞬間、最悪軍団は一斉に襲い掛かる。
混乱のリング上にゴングの音が鳴り響く。

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一歩出遅れて取り残された形の政宗。タイガースが場外で痛めつけたビリーを羽交い絞めにして協力するもタイガースと危うく誤爆。
なんだよと政宗の胸をど突くタイガース。いきなり険悪な空気が流れる両者。

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おかげでペースを取り戻したビリーはテンポよくリープフロッグから組み合ってプッシュアップそしてアームドラッグとタイガースを翻弄する。
それでもタイガース、切れ味鋭いソバットからドロップキックとキッチリお返し、ファーストコンタクトは互角の展開。

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今度は小峠をヲロチ、原田をバファローが捕まえてリング上。コーナーからB&Gの二人を振って正面衝突を狙う。
しかし息の合った二人はリング中央で肘を軸に方向転換、コーナーに串刺しエルボーを浴びせ返す。

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そして原田を踏み台に小峠の串刺しジャンピングバックハンドエルボーがバファローを捉える。
続けてヲロチを捕まえる原田と小峠。しかしダブルのガットショットから小峠が放ったレッグラリアートはヲロチが原田を変わり身で盾にし誤爆させられてしまう。

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ここでコーナーに控えていた政宗が小峠を背後から攻めるも小峠は寸前で回避。その後ろにいたヲロチは政宗とぶつかってしまい場外へ。
その政宗にソバットを叩き込んだ小峠はビリーにスイッチ。そのビリーは政宗に高々とビリンコバスター投下。
これを見ていたタイガースは「アッチのコーナーも(ビリンコ・バスターを)見たいとよ!」と政宗を冷たく放置。

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孤立状態のまま相手コーナーで攻め立てられた政宗は続く小峠にも苦戦。ニードロップを食らい、逆転を狙う串刺し攻撃も両足で止められてしまう。
それでも小峠のコルバタ式DDTをそのままサイドバスターで落としてみせた政宗は脱出に成功。

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小峠を自軍のコーナーに引っ張り込んだ政宗だが、これに対してバファローもタイガースも知らん顔。
その隙を突かれ再び相手コーナーに捕まった政宗はB&Gの連携にまたもローンバトルを余儀なくされる。

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何とかタダスケの突進をコンプリートショットで返した政宗は急ぎタッチを要求するがまたも拒否するコーナーの3人。
政宗は無理やりにバファローを叩いてタッチを成立させるとそそくさと場外に逃げ去ってしまう。

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仕方なくリングインしたバファローではあったがタダスケに串刺しバックハンドエルボー、そして高速のブレーンバスターと容赦なし。
さらにタダスケをコーナーに追い詰め足蹴にし総出で痛めつける最悪軍団。
ところがここでも仲間に睨みつけられ、その輪に入れてもらえない政宗。

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味方のエールも虚しくタダスケは完全に最悪軍団の手中に落ちてしまう。
タイガースの串刺しハイキック、バファローのスライサー&駆け上がり式ドロップキックでグロッキー状態のタダスケ。ヲロチにも徹底的にヒザとヒジを打ち込まれフォールされるタダスケだったが、ここは原田が走りこんでカット。

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しかし最悪軍団はその原田を排除すると今度は場外でタダスケをいたぶる。政宗はここで名誉挽回とばかりにリングに戻ったタダスケに攻撃を加えるも逆にショルダータックルを食らってしまう。
これでやっとタダスケのタッチが成立というところだったが最悪軍団は寸前でコーナーを襲撃。再びタダスケを捕らえトリプルのサンドイッチドロップキック。

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ダメージ深く棒立ち状態のタダスケだったがヲロチに追っかけのバックハンドエルボーからクロスタックルと執念の反撃で自軍生還。
待ってましたとばかりにビリーのミサイルキックがヲロチに突き刺さる。

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タイガースをコーナーから叩き落し返す刀でバファローにドロップキック。政宗にはケブラドーラコンヒーロと獅子奮迅の活躍を見せるビリー。

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小峠と原田も負けじと追撃。原田はコーナーのバファローに串刺しのエルボーを叩き込むとタイガースの突進をフロントスープレックスでそのまま投げつける。
場外に逃れた最悪軍団には小峠の追撃トペコンヒーロが飛来する。

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リング上はいつの間にか政宗とタダスケ。コーナーを使った攻防に打ち勝ったタダスケは串刺しのエルボー。
ところがそこに更にタイガースの串刺しエルボーが飛ぶと政宗はタダスケごと潰されてしまう。タイガースはバファローとヲロチも呼び込んで政宗もろともタダスケにトレイン攻撃。

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間髪入れずタイガースはタダスケにエースクラッシャー。そしてバファローとダブルのラリアット。
畳み掛ける猛攻の前にタダスケは為すがまま。これにタイガースが被さってフォール。

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慌ててこれをカットに入るビリー、小峠、原田。しかしこれに最悪軍団が割って入ってキレイに分断。政宗は無抵抗のタダスケを羽交い絞め。タイガースはこれにハイキックの構え。
するとタダスケは最後の力を振り絞ってこれを振りほどく。ところがタイガースはタダスケがいなくなったのを見計らったかのようなタイミングの確信犯的ハイキック。

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ダウンする政宗を尻目にタイガースはタダスケをバックキック金的で沈黙させる。そして最後は満月の夜(バズソーキック)でトドメ。
タダスケはピクリとも動けず3カウントを聞くことに。

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「よく聞け!今日のメインな、ウチのボディガーが必ず秀吉倒して健介戦を手に入れてやるからな!」リング上で我が物顔のタイガースと最悪軍団。

するとリングサイドからビリーのマイクが飛ぶ。
「オイ勘違いするなよ、秀吉は1対1だったら絶対ボディガーなんかに負けねぇ!
オマエらセコンドが手出しできねぇようにオレらもメインでガッチリセコンドに付いて秀吉のサポートしてやるからよ!
お客さんも秀吉の勝利しっかり目に焼き付けてください!」

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なおもタイガースはマイクで吠える。
「ウチのボディガーはな、オレたちの手助けなしでも秀吉なんかアッという間だよ!
まぁオレ達はボディガーの事を全面バックアップしますけど」

そしてタイガースの視線は首筋を押さえてコーナーに寄りかかったままの政宗に向けられる。
「あと政宗...念を押しておくがアナタはボディガーのセコンド付かなくて結構ですから!」

バファローまでもが「お前がいるとよチームワークが乱れるかもしれねぇからな、シャワー浴びて飯食いに行ってくれていいからよ」と政宗に吐き捨てる。

これに対して政宗は押し黙ったまま。そしてブーイングの中最悪軍団は退場。

佐々木健介への挑戦を懸けた秀吉運命の一戦が迫る。ユニットの中で孤立してしまった政宗の心中はいかに。

ビリーケン・キッド&小峠篤司&原田大輔&×タダスケ
(9分46秒満月の夜→片エビ固め)
○タイガースマスク&ブラックバファロー&ヲロチ&政宗

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後半戦...続きます。
posted by ラポン at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月29日

サタナイ2009/4/4観戦記  -メインイベント-

image/2009-04-29T00:14:341

メインイベントです。
本日は10周年記念IMP大会です。出発前にウキウキしながらお送りしております。

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大阪プロレス 4月4日(土) デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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メインイベント 大阪プロレス選手権試合時間無制限1本勝負
<王者>ビリーケン・キッド vs ヲロチ<挑戦者>

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大阪プロレス第15代チャンピオン、ビリーケンキッド入場。
待ち受ける挑戦者ヲロチ。その視線の先は腰に巻かれたベルトか。

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記念撮影中もヲロチの視線は獲物を捉えたかのようにビリーに。決戦が刻一刻と迫る。

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開始ゴング前の選手コール。
「チャレンジャー!人間狩り、ヲロチ!」不気味に身構えるヲロチ。
「大阪プロレスチャンピオン!サルバドール・デ・インフィエルノ、ビリーケン・キッド!」大量の紙テープが宙を舞う。

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試合開始、お互いの距離を取りながらリングを一周。そしてリング中央ロックアップでぶつかる両者。

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そのパワーで徐々に押し込んでゆくヲロチ。ロープにビリーの背中が付き、テッドレフェリーが両者を分ける。
クリーンブレークかと思われた矢先、ヲロチのエルボー。しかしビリーこれをかわすと再び中央へ。
組み付いてくるヲロチを素早い身のこなしからヘッドスプリング、逆にその腕を絡め取るビリー。

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なおもスピードを緩めずアームドラッグでヲロチで投げ捨てるビリー。すぐに身を低めたまま距離を詰めてくるヲロチ。
その首を足で捕またビリー、回転力で巻き込むとヘッドシザースホイップに切ってとる。

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しつこく迫りくるヲロチをコルバタで場外まで投げ出すビリー。ヲロチは一呼吸置いてリングイン。
入るや否やタックルで押し倒しに来るヲロチ、これをいなしてスリーパーホールドで絞め上げるビリー。しかしヲロチはその手に噛み付いて脱出。その手を咥えたままゆっくりと立ち上がる。

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それでもビリーの攻勢は続く。
ドロップキックでヲロチをダウンさせるとコーナーに追いやったビリー。「いくぞー!」と観客を煽ってビリンコバスターの2連発。

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ところがヲロチ、更にビリーのエルボーを受けるも立ち上がってくる。
ヲロチはチョップでビリーの胸板に一撃。ビリーも負けじと真っ向からチョップで立ち向かう。続くビリーのエルボーでよろめいたヲロチだったがすぐさま目の前にテッドレフェリーを差し出して盾代わり。
一瞬動揺の走るビリーにヲロチは急所蹴り一閃。たちまち自分の土壌に引きずり込む。

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ヲロチはビリーの首筋にエルボーを打ち付けるとフロントネックロック。続けてロープを利用したラフ攻撃。
テッドレフェリーの制止も聞かずその体重で圧し掛かり痛めつけるヲロチ。そしてビリーがダウンしている間にコーナーのパッドを外して金具を露わにする。

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その金具にビリーに打ちつけようと頭を押さえつけるヲロチ。これをバックハンドエルボーで逃れるビリー。
しかし反対コーナーでの攻防の末、再び捕まって雪崩式のスタナーを食らってしまう。堪らずダウンを強いられるビリーに首を傾げながらヲロチが歩み寄る。

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動きが鈍ったビリーに、ヲロチのスリーパーホールドが蛇のように絡みつく。
ビリーは立ち上がってエルボーで引き剥がそうとするが、ヲロチはそのまま身を反転させてネックブリーカードロップ。
そして間髪いれずサーフボードの体勢から延髄の辺りを踏みつけての通称ウワバミ。

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うつ伏せになったビリーの体に被さり、STFを極めるヲロチ。次第に変形のフェースロックに移行し弓なりになってゆくビリーの半身。チャンピオンの苦しげな呻き声が聞こえてくる。
何とかロープエスケープのビリーだったがヲロチはこれを引きずり起こしてリバースブレーンバスターの体勢へ。

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しかしこれを自ら回転して着地し逆転の態勢となったビリー。そのままヲロチにエルボーを叩き込むとその顔面に低空ドロップキック。
そして起き上がるヲロチにビリーはラリアット。しかしこれはヲロチも腕を差し出して相撃ち。睨み合う両者、挑発しあう形で再度ラリアットが交錯。
ダメージそのまま素早く背後に回ってバックドロップを狙うヲロチだがこれもビリーは自らバク転して着地。

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そこからヲロチの腕を後ろ手に捻ってラリアットを叩き込むビリー。続いてパワーボムの体勢で抱え上げようとするが、これはヲロチが持ち上げてショルダースルー。
起き上がるロープ際のビリーにヲロチの突進が。身を低めてこれをやり過ごすビリー。ヲロチは勢いで場外へ。

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ビリーとヲロチ、ロープを挟んだ攻防。エルボーを受け後退するも返す刀のドロップキックでヲロチを蹴り落とすビリー。
すぐさま場外のヲロチにプランチャを敢行するビリーだったが、そこに待っていたのはヲロチが寸前にすり替えたセコンドの三原。

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ダウンする三原を見て顔色を変えるビリーにヲロチは場外戦を仕掛ける。
壁に叩きつけるなどしてビリーにダメージを与えたヲロチは、リングに押し戻すと弾丸のようなミサイルキック。

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何とか立ち上がるビリーだが、その背後に忍び寄りまたもスリーパーホールドで絞めつけるヲロチ。そしてスタンディングの体勢から持ち上げて前に落とす荒技。

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そしてダウンするビリーに胴絞めのスリーパーと粘着質な攻撃を続けるヲロチ。
じわりじわりとスタミナを搾り出されてゆくビリー。それでもテッドレフェリーの確認に拳を握り締めて健在をアピールしてみせる。

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ビリーのダメージの癒えぬ間にと、またもリバースブレーンバスターを狙ってゆくヲロチ。
しかしこれもまた背後に着地してみせたビリー。背後からしっかりとクラッチして離さない。

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するとまたもヲロチはテッドレフェリーを巻き込んでビリーを揺さぶりにかかる。
そしてバックキックを振り上げる急所攻撃のヲロチ。だがこれを読んでいたビリーは後ろに飛び退いて回避。

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すぐに振りかぶってエルボーを打ち込むビリー。
しかし続く走りこんでの攻撃はヲロチに受け止められコンプリートショットの要領で首をロープに落とされてしまう。容赦なく後ろから捕まえ投げっぱなしジャーマンを打つヲロチ。
これを寸前で反転し凌いだビリーはそのままのロープワークからフライングニールキック。

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勢いで場外に転がり落ちたヲロチにビリーはコーナーからのお座りトペコンヒーロの追撃弾。
両者ダメージ深くそのまましばらくダウン。駆け寄る両サイドのセコンド。

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両者立ち上がると再びロープ越しの闘いとなる。場外に叩き落そうとするヲロチにビリーはリングインDDT、その頭をマットにめり込ませる。

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続いてジャンプし飛びついてのウラカンラナ。しっかりエビに固めるもヲロチはキックアウト、カウント2。

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さすがにダメージの色が濃くなってきたヲロチ。
「コウモリー!」とアピールしてその体を抱え上げたビリーは得意のコウモリ吊り落し。

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この場を逃れようとするヲロチを追うように串刺しラリアットを叩き込むビリー。そしてコーナートップに乗せると宙吊り状態にしての背中への串刺しドロップキック。
ヲロチを再び座らせると、拳を握り次なる攻撃に気合を入れるビリー。

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ところが雪崩式を仕掛けようとしたところでヲロチが突然の蘇生。コーナー上で一触即発のエルボー合戦が始まる。

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ここでヲロチはビリーの頭を捕まえると強烈なヘッドバット。よろけながらもかろうじてコーナーに踏みとどまるビリー。
するとヲロチはコーナーポストからスルリとリングに滑り降りるとビリーを捕らえパワーボムの体勢に。

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抵抗も虚しく持ち上げられてしまうビリー。
そしてヲロチは先ほどパッドを外したコーナーにビリーをパワーボムの要領で投げつける。背中を強打したビリーは四つんばいのまま激痛で身動きが取れない。

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ここから仕上げとヲロチ、先週のセミでとどめを刺した掟破りの逆ベルティゴでビリーを前方に投げ落とす。
そのままフォールのヲロチ、しかし自分の技で屈する訳にはいかないビリー、意地で肩を上げる。

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それならばとファイヤーマンズキャリーの体勢から鬼風車を狙うヲロチ。
ビリー絶体絶命の局面、しかしビリーはこれを自分で旋回してアームドラッグでヲロチをホイップしてみせる。

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必殺技を破られ焦りの見えるヲロチ。そこにビリーの体が絡みつき高速で体を入れ替えながら...

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究極の丸め込み、ビリーケン・キッドオリジナルのラ・エスパルダが完成する。
これは決まったと思われたが懸命に体を跳ね上げるヲロチ。

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明らかに動きの鈍ってきたヲロチ。しかし勝利への執念が体をを突き動かす。タックルで捕まえるとビリーにマンハッタンドロップ。
ならばとビリーは奥の手、ソバットで身を屈ませたヲロチに飛び乗るとリバースのフランケンシュタイナー。危険な角度でヲロチの頭がマットに落ちてゆく。

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それでも立ち上がって向かってくる不死身体質のオロチ。
ビリーはこれをガットショットで止めるとその背中に飛びついてのスペルラナ。回転力抜群のエビ固めで叩きつけられるヲロチ。

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これを精神力だけで返したヲロチ。しかしその体は言うことを聞かない。
敵ながら素晴らしい粘りを見せるヲロチにビリーは「これがベルティゴだー!」と叫ぶとビリーの本家本元ベルティゴを開放する。

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これにはさすがのヲロチも力尽き3カウントを聞く事に。それと同時にビリーケン・キッドの初防衛が決定。
闘い終わったリング上、ダメージで動けない両者。

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マイクを握るビリーケン・キッド。その腰にはベルト、傍らには勝利者トロフィー。
「皆さん今日は応援ありがとうございました。
ヲロチは素晴らしい選手だと闘ってみて分かりました!この大阪のリングで経験を積めばもっともっと恐い選手になっていくと思います。
そして自分が防衛し続ける限りまたもっともっとパワーアップしたヲロチと闘うことになると思います。
ですが、ヲロチがパワーアップするなら自分はそれ以上にパワーアップしていきます。
わたくしは第2形態や第3形態で留まる男ではありません!何度でも脱皮します!
このケガを乗り越えてかなり脱皮したつもりでしたが、皆さんの後押しがあればまだまだ脱皮できます!
大阪プロレスの10周年にこのベルトを巻いたまま年を越したいと思います!皆さんこれからも応援お願いいたします!」

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ベルトを誇示して四方のファンにアピールするビリー。
10周年のメモリアルチャンピオン。次その前に立ち塞がる強敵はいったい誰か。


<王者>○ビリーケン・キッド
(20分40秒ベルティゴ→エビ固め)
<挑戦者>×ヲロチ

※ビリーが初防衛に成功

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もっともっと多くのお客さんに見て欲しいタイトルマッチでしたね。噛み合ったかどうかは別としてチャンピオンと挑戦者の気持ちが凄い伝わってきた一戦でした。特に初挑戦でこれだけできるヲロチは凄い。
まぁ前回のシングル(天王山)の印象でいけばデルアリなんでしょうが、今回の試合を考えたら次のビリーvsヲロチは少なくともIMP級ですよね。
そして秀吉、そしてヲロチを超えるビリーの相手...難しいなぁ。
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2009年04月27日

サタナイ2009/4/4観戦記  -セミファイナル-

image/2009-04-28T02:02:441

スイマセン、アップする画像枚数が軽く100枚を超えてしまったのでセミとメイン分けてます。
まずはセミからどうぞ。

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大阪プロレス 4月4日(土) デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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セミファイナル 大阪プロレスお笑い選手権試合時間無制限1本勝負
<王者>菊タロー vs えべっさん<挑戦者>

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えべっさんがゆっくりとリングサイドを練り歩いた後、チャンピオンの菊タロー入場。
選手権試合宣言、ベルト返還と進む中、ちょっかい出しまくりで早くも場を暖める菊タロー。
そしてタコヤキーダー「んふっ、んふっ」と喉を整えてから国歌斉唱。

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記念撮影も滞りなく(?)終わり選手コール。
「チャレンジャー!笑う門には福来たる、えべっさん!」
「大阪お笑いチャンピオン!初代えべっさん、菊タロー!」しかし紙テープが飛ばなくてご立腹の菊タロー。

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試合開始のゴング、睨み合う両者。
先制攻撃はえべっさん、突然に「オイご先祖様!いや、菊タロー!今アンケート取ってんのやけどオマエ小松みどりと五月みどりどっちが好きや!?」
菊タロー「よぉ分からんなオイ...まぁしいて言えば五月みどりや」

えべっさん「気ぃ合うなあ」

...そして流れる沈黙。

「...なんやねん!間がおかしいやろ!」耐え切れずキレる菊タロー。
「こういう間の取り方ですから」とフォローする吉野レフェリー。

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またも唐突に「じゃあプロレスしよか」と提案するえべっさん。
すると菊タロー「なんや、もうアンケート無いんかい」と振り返す。
「ん...アンケート?あ、あ...」もちろん困るえべっさん。

するとくいしんぼうがエプロンから菊タローに耳打ち。アンケートのネタかと思いきや、
「...車売るとかどうでもえぇねん!昭和58年式のハイエースとか価値無いやろ!」とキレてハタく菊タロー。

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どんどん取り留めの無くなっていくリング上。
えべっさんの「プロレスしよか」に菊タロー「レスリングしようや!」
なのにえべっさんに腕を絞られて「はぁーっす!あぁーっす!」と悶えてみせる菊タロー。しかもロープワークに付き合わず「アホかっコラ!」と蹴り。

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続いて激しいコブラツイストの掛け合いでグルグル...かと思えば腕を組んでのルンルンダンス。
ある意味ノンストップバトル。

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そして試合も序盤だと言うのに早くもゼイゼイ言ってる二人。
「息切れるやろ!」とドツくえべっさん。
「オレかて息切れるわい!」とドツき返す菊タロー。
「やるんかい!」「やんのか!」とオイオイとハタき合い二人揃っての「ユッフォ!」完成。

「息ピッタリやないか!」と喜ぶえべっさん。

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ここでえべっさんチョップ攻勢へ。菊タローもチョップで返すと思いきやいきなりのグーパンチ。
「コラ!パンチ!どストレートやないか!」と注意の吉野レフェリー。
「パーや、パー」と菊タロー。

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「分かった、グーパンチはあかんのやな」と菊タロー、今度は目突き。
「チョキもダメ!サミングやろ!」と再びツッコむ吉野レフェリー。
「あぁーそういう言い方もすんのね」とうそぶく菊タロー。

完全にやられ損のえべっさん、続いてボディスラムからのサンセットフリップを食らってしまう。しかしフォールはカウント2で跳ね返す。

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今度は菊タローから厳しいチョップ。その音に場内から「おぉーっ!」と歓声。
これに「ブルブルブルブルッ!」と拳を握り自らを奮い立たせるえべっさん。

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「何しとんじゃ!」と菊タロー、えべっさんのシャツをめくって背中に一撃。「おぉーっ!」とえべっさん、呻きながらも同じようにシャツをめくってお返し。
菊タローの「ああぁーっす!」という官能的な叫びが場内に響き渡る。

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これに調子に乗って「ブタ!白ブター!黒ブター!」と女王様チックに叩きまくるえべっさん。
「ああぁーっす!ああぁーっす!」と親指を噛んでクネクネ悶える菊タロー。

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えべっさん呆れて「オマエそんな趣味あったんか!」
菊タロー「違うわ!オレは普段ドSやコラ!」と思いっきりカミングアウト。
「何や、やるんかい!」「やんのか!」とまたまたオイオイとドツき合って二人。
しかしユッフォポーズの代りにグーパンチの菊タロー。「ユッフォグエッ!」とえべっさん。

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「やれやぁー!!」と嘆くえべっさん。
それに構わず菊タロー「終わりや!」とえべっさんにブルドッキングヘッドロック...もちろん「あれー!」とスッポ抜け自爆。
今度は菊タロー「やれやー!」
これを捕まえて攻勢に出るえべっさん。菊タローに串刺しラリアットから景気回復プレス。しかしカウントは2。

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続いてボディスラムからいちいちロープに飛んでのエルボードロップ3連発、そしてフォール。
これを返されるとまたもエルボードロップ3連発。これも返されるとまたまたエルボードロップ3連発。やっぱり返される。
ついには「なんでや!」と吉野レフェリーにクレーム。

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ここまで追い詰めておいて「疲れた」とヘロヘロ状態のえべっさん。
「やる気出せよ」と吉野レフェリー。
それを見逃さない菊タロー、低空ドロップキック2連発でえべっさんのヒザを打ち抜いて次第に武藤化。
そして菊タロー、フラフラと片ヒザのえべっさんに照準を合わせて...

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「いぃやぁーっ!」とプロレスLOVEポーズから閃光魔術シャイニング菊ザード。
しかしこれはえべっさん腕を構えてガード。足を押さえてうずくまる菊タロー。

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このチャンスに吉野レフェリーを利用した攻撃を狙うえべっさん。断固拒否する吉野レフェリー。
ああだこうだやっている内に背後ガラ空き、結局捕まって菊落としを食らってしまうえべっさん。
「よっしゃ決めるぞー!」とフィニッシュ宣言の菊タロー。

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そしてコーナートップに登った菊タロー、大の字のえべっさんにムーンサルトプレスを投下。
ところがえべっさんこれを転がって回避。菊タローは壮絶な自爆。

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ここでえべっさん今度こそと吉野レフェリーを捕まえて菊タローにスローイング攻撃。
それを菊タローがかわすとリング上は吉野レフェリーを巻き込んでの振り振られのスローイング合戦に。

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バタバタの攻防の中うまくえべっさんを吉野レフェリーに激突させた菊タローは、更にその背中を押して吉野レフェリーDDTをアシスト。
「ナイスDDT」と菊タロー、続いて吉野レフェリーをスローイングし返すと今度はレフェリーコルバタが炸裂。呆気なく放り投げられるえべっさん。

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作戦が完全に裏目のえべっさん。
菊タローこれを捕まえてセット、ダメ押しフィニッシュのムーンサルトプレス炸裂。
えべっさん堪らず3カウント、菊タロー堂々の初防衛。

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再びチャンピオンベルトを巻いて菊タロー、勝利者マイク。
「何とか防衛できました、皆さんありがとうございます!
そして三代目、日々えべっさんという名前を守ってくれてありがとう!
まぁ大阪プロレスを辞めて4年経つんやけど、今のえべっさんは初の動物からの神様っていう事で。
君が元ペンギンだったってことを知らない人もいるかもしれないけれど、僕は君がペンギンになる前から知ってるから。
...まぁ二代目は僕の先輩やったから本人がやりにくかったかもしれんけど、今は三代目がえべっさんを、そして大阪プロレスを守ってくれてる。本当にありがとう!
これからも僕とくいしんぼうがヒットさせたものから更に良いものをみんなで作っていきましょう!」

菊タローのぶっちゃけトークに慌てふためくえべっさんだがガッチリと菊タローの握手を受ける。

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ここで突然くいしんぼうがリングイン。
「なんや!さっきのハイエースの事はもうえぇから」と菊タロー。
すると持ち込んだ袋の中から初代えべっさんのマスクを取り出したくいしんぼう、これを菊タローに渡す。
何か言いたげなくいしんぼうをえべっさんが代弁「くいしんぼうはね、IMP10周年記念興行メインで初代えべっさんとして自分と試合をしてくれ、と言うてるんですよ」

しばしそのマスクを見つめる菊タロー。
「あぁー!なるほどねぇ、だから...ってなめてんのかオラ!!
権利関係でオレがどれだけ苦労したのか分かってんのか!」怒ってくいしんぼうに掴みかかる菊タロー。

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菊タロー「オレは今、菊タローの名前の商標まで取ってんのや。
今更えべっさんになってなんのメリットがあんのや!権利くれるんか!?
名前ってのは大事なんや。えべっさんに1回なったらみんな喜ぶかもしれん、でも4年間やってきたオレはどうなるねん。
えべっさんの名前を失って、他団体で死に物狂いで頑張って...えべっさんやったらなぁと思うこといっぱいあるよ。
でも大阪プロレスが商標取ってんねん。だからオレも菊タローって名前を残していかなあかんねん。
くいしんぼう悪いけど...みんなも見たいかもしれんけどオレはオレで菊タローって名前を守っていかなあかんから。
そういうことで...悪いけどメリット無いから...」

そう言ってリングを降りる菊タロー。
しょぼくれるくいしんぼうを「そう肩を落とさんと...」と慰めるえべっさん。

このままくいしんぼうの夢は潰えてしまうのか。


<王者>○菊タロー
(11分31秒ムーンサルトプレス→片エビ固め)
<挑戦者>×えべっさん

※菊タローが初防衛に成功

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メインは書きあがり次第アップしますです。
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2009年04月26日

サタナイ2009/4/4観戦記  -前半戦-

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4月4日のサタナイ前半戦の模様をお届けいたします。
10周年記念IMP大会も間近、せめてここまでは終わらせておかねば。

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大阪プロレス 4月4日(土) デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合 8人タッグマッチ20分1本勝負
アジアン・クーガー&秀吉&ミラクルマン&三原一晃
     vs
タイガースマスク&ブラックバファロー&政宗&The Bodyguard

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試合前にVTRが流れ、秀吉が名乗り出た後楽園大会の佐々木健介戦の座をボディガーも狙っていることが伝えられる。
そして豪華なメンバーの揃った8人タッグマッチ。予想通りというべきか、最悪軍団の襲撃から試合はスタートする。

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好き勝手に暴れまわる最悪軍に対し、秀吉がタイガースとバファローをまとめてラリアットでダウンさせるとクーガーがドロップキックで場外へ駆逐。
仕切り直しとなったリング上、当然秀吉の視線はボディガーに注がれる。

思惑をはらんで対峙する秀吉とボディガー、重いチョップを打ち合い、タックルで何度も激突。ますますテンションの上がる秀吉だが、ここはまずボディガーがパワースラムで返して一本。

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すると再び最悪軍がリングに乱入。場外で秀吉を痛めつけるとクーガーにはトレイン攻撃、続いてミラクルを押さえつけマスクに手を掛ける。
焦ってリングに飛び込むと覆い被さってミラクルを守る秀吉。まとめて場外に蹴散らす最悪軍。

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ここで最悪軍はリング上に残った三原に集中攻撃。タイガースのハイキックから政宗のリングインアトミコ、バファローの高速ブレーンバスターと休む間もない連撃。
ラフ攻撃に苦しめられながらも三原は根性でエルボーを返してゆき、ついにはタイガースをブレーンバスターで投げ返して脱出する。
タッチを受けたミラクルはミサイルキックでタイガースを蹴散らすと、クーガーと共に最悪軍の誤爆を誘いながら反撃。
最悪軍団が場外に逃れればミラクルはプランチャ、そしてクーガーのエプロンギロチン。

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リング上では秀吉が政宗にフライングラリアート。
政宗が続くペディグリーの体勢を耐えるとすぐさまリバースDDTに切り換え叩きつけた秀吉。ダウンした政宗にリング中央でガッチリと刀狩へ。

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しかしこれはボディガーがカット。ボディガーは秀吉を軽々リフトアップすると場外に放り出してしまう。
するとその背後から三原がボディガーにエルボー。気迫溢れる表情で果敢に勝負を挑んでゆく。

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ところがボディガーの怪力から打ち下ろされるハンマーの前に徐々に崩れ落ちてゆく三原。
ならばとタックルで逆転を狙う三原だったがそこに待っていたのはボディガーの太い腕から繰り出されるカウンターラリアット。
大の字の三原を悠々とフォールのボディガー。必死にカットの正規軍。

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何とかその場を凌いだものの、すぐさま入ってきた最悪軍によって完全に分断されてしまう正規軍。
そして再びうなりをあげるボディガーの強烈なラリアット。観客からは悲鳴と溜息。

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今度こそのびてしまった三原。ボディガーに屈辱の片足フォールを受けて3カウント。
試合が終わってもなおも三原をいたぶり続ける最悪軍。

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ここでマイクを握ったタイガース「ザマァ見やがれ秀吉!5月20日、佐々木健介の相手をするのはこのボディガーで決まりだ!」と挑発。
リング上で仁王立ちのボディガーは余裕の表情。

バファローも「あんなヤツ(秀吉)が挑戦して負けちまったら大阪プロレスのいい恥さらしだ!だからここはボディガーさんにお願いするんだよ!」と続ける。

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言わせておけば、と怒りに任せリングイン、バファローに掴みかかる秀吉だったが逆に最悪軍の反撃を受けることに。
まんまと秀吉を捕まえた最悪軍。タイガースは「ボディガー、こいつ潰しちまおうぜ」とボディガーに政宗特製のイスを渡す。

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するとこの乱闘に加わわっていなかった政宗、「オレのイスだから」とそのイスを取り上げてしまう。
観客は政宗の突飛な行動に笑いと拍手。しかしリング上では一瞬にして不穏な空気が漂う。

「オメェのイスだろうとこの際関係ねぇだろうが!秀吉を潰せるんだぞ!」と政宗に食って掛かるバファロー。これに政宗はそ知らぬ顔。

するとタイガース再びマイクを持つと「前から聞きたかったんだけどよぉ政宗...もしかしてオマエまだ秀吉に未練があるんじゃねぇだろうな」と問い詰める。

「うっせー、何もねぇよ」と政宗、その場の雰囲気を嫌うようにリングを早々に立ち去る。
動揺の走る最悪軍だったが再びボディガーの佐々木健介挑戦をアピールするとブーイングの中退場。

負けじと秀吉は「オレは必ず佐々木健介戦にたどり着きます!邪魔するヤツはオレが砕く!」と受けて立つことを宣言した。


アジアン・クーガー&秀吉&ミラクルマン&×三原一晃
(7分5秒ショートレンジラリアット→体固め)
タイガースマスク&ブラックバファロー&政宗&○The Bodyguard

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第2試合 30分1本勝負
松山勘十郎 vs くいしんぼう仮面

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ユニーク軍対決となった第2試合。まずは観客の声援を受けてくいしんぼうが勘十郎のルチャムーブに付き合う展開。
ヘッドスプリングにはヘッドスプリングで対抗のくいしんぼう。
ならばと「来いや!」とタックル合戦を狙う勘十郎。しかしくいしんぼうは無情のグーパンチ。

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仕方なく勘十郎再びルチャムーブ、そしてロープワークから壮絶にくいしんぼうでコケてみせる。
顔面強打、定番ながらもやっぱり痛い勘十郎。

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するとくいしんぼうもワザとらしく勘十郎でコケてみせる。
「やりたかっただけやろ」と吉野レフェリー。
「人の茶碗で飯を食うな!」と勘十郎。

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そしてここからくいしんぼうのマネっこに拍車がかかる。
まずは勘十郎の足を踏みつけてからのカンチョー。意表を突かれスゴい顔の勘十郎。
「オレのや!」とツッコむセコンドのミラクル。

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それならと「いざぁーっ!」とロープ渡りの千両役者。くいしんぼうをアームドラッグで放り投げ「参ったかぁーっ!」と勘十郎ワールド全開。

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当然くいしんぼうも対抗してロープ渡り。ヨロヨロながら中央まで歩いて勘十郎を場外まで投げ捨てると(参ったかー!)とアピールしてウヒヒヒといった風に肩を震わせる。

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「こんのヤロ、人の茶碗で飯を...」と怒ってリングインしてくる勘十郎にロープを使って急所攻撃のくいしんぼう。
またも喜びに肩を震わせるくいしんぼう、勘十郎はしばしその場で悶絶。

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続いて勘十郎をコーナーに追い詰めたくいしんぼうは秀吉のチョップ&ラリアット「いつものやつ」、観客は喜んで手拍子で相づち。
何とか反撃をと勘十郎、くいしんぼうをロープに振って串刺し攻撃を狙うもそれも避けられてしまい...

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またもミラクルマンムーブ、モスキートの洗礼。
再び悶絶の勘十郎をよそにセコンドのミラクルにどうだ、のアピールのくいしんぼう。
さすがのミラクルも「マネばっかやないかコラ!絶対見に来てくれってコレかい!」と苦笑い。

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こうなるともう止まらないくいしんぼう。お次はタイガースマスクムーブ。
160kmチョップにランニングホームラン。観客はくいしんぼうのポーズに合わせて一斉に「セーフ!」

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今度は観客を煽ってからビリーケン・キッドお得意のビリンコバスター。
セカンドロープからチョットばかし低い2連発。

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そしてそこから肩車でベルティゴを狙うくいしんぼう。ビリーの必殺技挑戦に勘十郎は「ま、まさか!」、観客からは「おぉーっ」という歓声。
しかしこれは辛かったか腰を押さえて体勢を崩すくいしんぼう。勘十郎はすかさずハリセンを持ち出して反撃開始。

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これにくいしんぼうは竹刀で対抗。ハリセンを跳ね飛ばされたちまち劣勢の勘十郎、お腹を火がつきそうな程に高速でグリグリされ「摩擦がぁー!」と悶えまくる。
しかし続く竹刀の一撃をかわした勘十郎はビンタの一撃。頬を押さえてくいしんぼう、勘十郎とリング中央で睨みあう。

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かくして恒例のビンタ合戦。しかしくいしんぼうの手には凶器が握られたまま。
案の定、勘十郎のビンタ一発に対してくいしんぼうの強烈な手首のスナップから竹刀の一撃。しかも絶対痛い向こう脛。

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弁慶の泣き所に食らいまくってのた打ち回る勘十郎。くいしんぼうはそこに覆い被さってフォール。
なんとかこれを返した勘十郎はなおも向こう脛にこだわるくいしんぼうに豚の角煮。続けて場外に逃れたくいしんぼうにトペスイシーダ。

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ここをチャンスと見た勘十郎、コーナートップに登ると「絶景かな絶景かなぁーっ!」と見得を切って必殺の山門(ダイビング・ボディプレス)。
鮮やかに3カウントを奪ってみせる。

勘十郎は向こう脛を押さえながらも「大阪お笑いのベルト奪回、えべっさん頼んだぞー!」とセミで菊タローに挑むえべっさんにマイクでエールを送った。


○松山勘十郎
(10分22秒山門→片エビ固め)
×くいしんぼう仮面

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第3試合 「インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級
       選手権試合挑戦者決定戦」3WAYマッチ30分1本勝負
小峠篤司 vs 原田大輔 vs タダスケ

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泣いても笑っても決着戦。これに勝った者がインディジュニアのベルトを持つ大石真翔への挑戦権を得る。
別々のコーナーに分かれたB&Gの3人、ゴングと共にゆっくりとにじり寄る。

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互いに牽制しあう中まずは小峠と原田が手四つで組み合う。
そこから小峠のバックを取りながらタダスケの動きにも目を配る原田。

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タダスケが踏み込むと原田は小峠へのクラッチを解く。そして今度はタダスケと原田。
小峠は離れてチャンスをうかがう。

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そして二人が離れたやいなや瞬発力で割って入る小峠、タダスケにウラカンラナ。
うまい不意打ちだったがここは原田見逃さずカット。

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起き上がるタダスケに原田はエルボーの一撃。同じくエルボーで返すタダスケ。その反動でロープに走る原田、タダスケのカウンターエルボーは予測してやり過ごす。
その隙を見て小峠はタダスケの背後にステップインしてミドルキック。しかしこれはタダスケが読んで屈んで避ける。
ひとまず緊張が途切れ、一端コーナーに離れて息をつく3人。

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再び距離を詰めるとタダスケが小峠にヘッドロック。そこに原田が見えない角度からのガットショット。
不利なポジションの小峠、これを振り払って高速でロープワーク。素早く飛びついて首を捕まえた原田ごとタダスケをヘッドシザースホイップで投げてみせる。
タダスケは場外落下。残った原田に小峠は打点の高いドロップキック。

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続けて小峠は鋭いソバット。原田は負けじとエルボーで倒して腕の関節を極めていくが、これはタダスケがカットして原田を場外へ。
今度はタダスケが小峠にチンロック。小峠はロープエスケープするとソバットからサッカーボールキックでキッチリお返し。

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一瞬の油断も許されないリング上。いつの間にか戻っていた原田が小峠を急襲、コーナーへと追い詰める。
タダスケがそこに割り込んでくると原田は邪魔だとばかりに場外に落としてプランチャで追撃。

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原田は重いエルボーで小峠をダウンさせるとすぐさまフォール。
タダスケはこれをカットすると原田とエルボーの真っ向勝負。ガマン比べの中でもエプロンから背後を狙う小峠を察知してベースボールスライドで蹴り落とした原田は続くタダスケにボディスラム。
タダスケはワンハンドバックブリーカーで反撃すると力任せにブレーンバスターを狙う。

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しかしこのタダスケの背中に小峠のスワンダイブミサイルキックが突き刺さる。場外に投げ出されたタダスケに小峠は迷わず走るとトペコンヒーロ場外弾。

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更に小峠は原田に高速ロープワークからレッグラリアート。間髪いれずコーナートップからのムーンサルトプレスで畳み込む。

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ところがここでタダスケが小峠のフォールを引き剥がすと原田をしゃがませ、その上に小峠をワンハンドバックブリーカー。

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ここがチャンスとタダスケはボディスラム、アラバマスラム、そしてそのままWC(逆エビ固め)の体勢に。苦悶の表情の小峠。
しかしこれは原田がドロップキックでカット。

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このまま流れを掴みたい原田はタダスケをコーナーに叩きつけて串刺しエルボー、続いて豪快に原田ピストル。
それでもタダスケはその衝撃をものともせず、すぐに渾身のクロスタックルで返してゆく。

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そのタダスケの起き上がりざまに小峠は飛びついてマグザム、原田はその小峠を無理やり起こすと投げっぱなしジャーマン。
容赦のない攻防に観客の歓声もヒートアップ。

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約10分間止まることなく動き続けた3人、ここで蓄積するダメージとスタミナの消耗から揃ってダウンしてしまう。
この状況にテッドレフェリーはダウンカウントを要請。

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ほぼ同時に起き上がった3人。ここからは精神力の勝負。
まずは原田が小峠とタダスケにエルボー。仰け反りながらもタダスケは二人に気迫のチョップ。

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小峠はタダスケ、原田とミドルキック連発。
更に原田のエルボー、タダスケのチョップと続くも小峠の蹴りが徐々に勝ってゆく。その威力に揺らぐタダスケの体。

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小峠は休むことなく原田にもミドルキックを打ち込んでゆく。
しかし次のタダスケがこれを屈んで回避するとその右足は原田の側頭部をハイキックで直撃。空を仰ぎダウンする原田。
そこでタダスケはコーナーに小峠を押し込み強烈な平手を見舞うと、コーナートップに座らせて雪崩式のブレーンバスターを狙う。

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ところがすぐに復活してきた原田がタダスケの股下から潜り込むと、担いでいる小峠ごとパワーボムで投げ捨てる。
小峠の体重がプラスされた加速度そして衝撃力がタダスケを襲う。
コーナー最上段からの落差で腰から叩きつけられた小峠は場外に投げだされ完全に戦線離脱。

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原田は大の字のタダスケをそのままフォールの体勢に。それでも意地で肩を上げてみせるタダスケ。
最後の力を振り絞りランニングエルボーを狙うタダスケ、しかしその体を浮かせた原田はそのまま側頭部に強烈なヒザを突き上げる。

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そして朦朧とするタダスケに原田は大きく弧を描く伝家の宝刀片山ジャーマンスープレックスホールド。
くの字のまま動かないタダスケ、ついに数えられる3カウント。接戦の中で原田激勝。

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全力で駆け抜けた11分59秒。力尽きて動けないB&Gの3人。
小峠の顔には晴れ晴れとした表情さえ浮かぶ。

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そして大きな拍手の中、原田がマイクを握る。
「皆さんのおかげで勝つことができました!メチャメチャ嬉しいです!
そしてそれ以上に小峠さん、タダスケというB&G同士でこんな熱い試合ができたのが本当に嬉しいです!」

「...ケンカするのもこれで終わりしましょう」との原田の言葉に、
「終わり終わり!オレ達3人仲良しでやるから!オレ達はブラドゥンガッツや!」と満面の笑顔で叫ぶ小峠。観客からは歓迎の大きな歓声。

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「これから3人、後楽園でオメガに立ち向かいます。今度はオメガのボス火野裕士が入ってます。しかし3人で力あわせて必ず勝ちますんで応援宜しくお願いします!
...タダスケまた泣いてるわ。その涙の分もIMP頑張りますんで皆さんも応援宜しくお願いします!」
原田の力強い言葉、館内に歓声が響きわたる。

「泣いてないっすよ」と言いながらコーナーでうずくまって悔しさを露にするタダスケ、その肩を優しく叩く小峠。
B&G、より強い結束で再び一つに。


○原田大輔
(11分59秒片山ジャーマン・スープレックス・ホールド)
×タダスケ

※もう一人は小峠篤司

※選手権挑戦者は原田大輔に決定

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試合はタイトルマッチ連発の後半戦に続きます。
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2009年04月22日

サタナイ2009/3/28観戦記  -後半戦-

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後半戦です。
こうやって見ると大阪プロレスの流れって速いよねー。まだ約3週間前の出来事なのに(汗)

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大阪プロレス 3月28日(土) デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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セミファイナル タッグマッチ30分1本勝負
ビリーケン・キッド&秀吉 vs ヲロチ&The Bodyguard

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「人間狩り」の入場曲とともに這いずってリングインのヲロチ。その横で不敵な面構えのボディガー。
待ち受けるビリーと秀吉。
セコンドには最悪軍団が勢ぞろい。早くも不穏な空気が漂う。

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しかしコールと共に先制攻撃したのはビリーと秀吉。紙テープの舞う中、試合開始のゴングが鳴り響く。
ところがボディガーのパワーとヲロチのラフの前にたちまち追い込まれてしまう秀ビリー。

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ヲロチとボディガーまずはビリーを始末とハンマースロー。
ビリーはそこからのダブルラリアットを素早くかい潜ると返す刀で秀吉とのランデヴードロップキック。

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場外に転落した二人をスタイナーブラザーズ張りのワンワンポーズで挑発する秀ビリー。
ようやく落ち着きを取り戻すかに見えたリング上。秀吉がボディガーを呼び込む形で迫力のタックル合戦。しかしすぐにヲロチが横やりを入れて秀吉を場外へと放り出してしまう。

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すると今度はヲロチが手をクイクイこまねいてビリー出て来いと挑発。
リング上で大阪プロレスチャンピオンと次期挑戦者が対峙する。

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ビリーとヲロチのハイスピードな攻防。ヲロチはビリーのリープフロッグをキャッチするとそのままストマックブロック。
動きの止まるビリーだったが、突進してくるヲロチをコルバタで投げ捨てるとその起き上がりざまに突き上げるようなドロップキック。
続く秀吉は前から後ろからこれでもかのサッカーボールキック連発。

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スムーズなタッチワークで再びビリー。コーナーに追い詰めたヲロチにダブルスレッジハマーを叩きつけ、続けてビリンコバスターを決めて見せる。
沸きあがる観客。
しかし追撃は場外からタイガースがビリーの足を払って阻止。ヲロチはそのダウン状態の側頭部に低空ドロップキック。

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ここでビリーと秀吉は場外に引きずり出されて最悪軍団によって一方的に痛めつけられてしまう。
ヲロチは秀吉を鉄柱に叩きつけ黙らせると、ボディガーと共にビリーに攻撃の的を絞る。ボディガーの豪快なボディスラム、ヲロチのパワースラムがビリーを襲う。

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なんとか逆転しようとするビリーのクロスボディアタックを軽々と受け止めて見せるボディガー。そのまま強烈なボディスラムで落とされ呻き声を上げるビリー。

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ボディガーからタッチを受けたヲロチはダメージの残るビリーに串刺しのタックル、そのままクラッチしてサイドスープレックス。

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ヲロチはボディガーにスイッチすると身を乗り出して檄を飛ばす秀吉に走りこんで一撃。あえなく場外に落ちる秀吉。
ビリーのチョップをものともしないボディガーはその万力のような力でベアハッグを披露すると滞空時間の長いブレーンバスター。

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ローンバトルの続いていたビリーだがヲロチにフライングニールキックを浴びせてコーナーの秀吉へと手を伸ばす。
ビリーはなおも追いすがるヲロチに延髄斬りを決めてタッチを成立させる。

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秀吉はフラストレーション解放の豪腕ラリアット、ヲロチにはカウンターで決め、ボディガーとはリングの中央で相撃ち。

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睨み合う秀吉とボディガーだがまたも邪魔をするヲロチ。秀吉を羽交い絞めにするとボディガーのラリアットを呼び込む。
しかしこれは秀吉が間一髪かわして誤爆。ひるんだボディガーに秀吉はフライングラリアット、ボディガーもパワースラムでお返し。ならばと秀吉リバースDDT。

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ダウンするボディガーをコブラクラッチから刀狩に移行させる秀吉。その横でビリーはヲロチを捕まえてコブラツイスト。
ところがゆっくり立ち上がると力任せに刀狩を外してみせる怪力ボディガー。

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そしてリング上はビリーとヲロチ。ビリーはウラカンラナを返されるとヲロチの左腕を後ろ手に捕まえてラリアット。
ヲロチは無理やりにリバースブレーンバスターを決めようとするが、ビリーは後方に着地、ヲロチの左腕を封じたまま後頭部から落としてみせる変形のスロイダー。

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勢いに乗るビリーはヲロチを強引に立たせるとコーナーに座らせて雪崩式フランケンシュタイナー。
急速落下のヲロチ、その体がバウンドするほどの衝撃。

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しかしこの勝負どころで突然の最悪軍団の介入。ヲロチ、タイガース、政宗、バファロー、そしてボディガーの串刺しトレイン攻撃。
会場からは怒ったファンから大きなブーイング。

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途端に劣勢のビリー、ヲロチのリバースブレーンバスターとラリアットで意識がもうろうとした状態。
ここでボディガー、ビリーを抱え上げ必殺のザ・バウンスを決める体勢に。

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これをなんとか暴れて脱出するビリーだがダメージ深くそのままコーナーにもたれ掛かってしまう。これを見逃さないボディガーはラリアットで突進。
しかしこれを秀吉が盾となって阻止。
再び秀吉とボディガーのラリアットがぶつかり合いリングが揺れる。秀吉はボディガーのラリアットをかわすと浴びせかかるような渾身のラリアットで場外に吹っ飛ばして見せる。

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そしてヲロチに対すると見せかけてそのまま最悪軍団への矢のようなトペ・スイシーダの秀吉。
パートナーの奮闘に息を吹き返したビリー。ヲロチに対してドロップキック、コウモリ吊り落し、串刺しラリアットと怒涛の反撃。

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更にフラつくヲロチをコーナーに宙吊りにすると、「行くぞー!」と観客を煽ってから全速力で走りこんでの串刺しドロップキック。

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そしてついに肩車からベルティゴを狙うビリー。しかしヲロチはジタバタと暴れると後方に着地する。
すかさずそのバックを取るビリーだが、ヲロチはテッドレフェリーを捕まえて混乱させてからバックキックで急所打ち。
しかしこれを読んでいたビリーはかわして鋭くエルボーの一撃。

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ところがロープから返ってきたビリーに今度はテッドレフェリーを盾とするヲロチ。一瞬動きの止まったビリーの急所を蹴り上げるヲロチ。
うずくまるビリーを捕まえたヲロチはボディガーを呼び込んで落差のある合体パワーボム。

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そのままボディガーはタイガースと二人がかりで秀吉を場外に捕縛。
この好機にヲロチはビリーをファイヤーマンズキャリーに持ち上げ、旋回して落とす必殺の鬼風車。

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もはや意識の無くグッタリとなるビリー。しかし勝負は決まっているにもかかわらずカウント2でビリーの半身を起き上がらせるヲロチ。

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そしてビリーを肩車すると掟破りの逆ベルティゴ、脳天から突き刺さるビリー。一瞬凍りつく場内。

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そして首掻っ切りポーズのままビリーから3カウントを奪うヲロチ。
すぐさまリングイン、庇うようにビリーに折り重なる秀吉だったが最悪軍団はそれを引き剥がして再び場外へ追放する。

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リング上を完全制圧の最悪軍団。ビリーを踏みつけて勝ち誇るヲロチ。
存分に悪態をつき、アピールしながらリングを降りる。
再びビリーに駆け寄る秀吉。そんな彼らに向かって「4月4日、タイトルマッチはヲロチのもんだぁ!ビリケン狩りだ!!」とあざけ笑うタイガース。

明確なる善と悪の構図、果たしてタイトル戦の行方は?


×ビリーケン・キッド&秀吉
(17分36秒ベルティゴ→エビ固め)
○ヲロチ&The Bodyguard

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メインイベント 大阪プロレスお笑い選手権試合時間無制限1本勝負
<王者>松山勘十郎 vs 菊タロー<挑戦者>

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まずはお笑いレジェンド菊タロー、かの橋本真也の入場曲「爆勝宣言」ビックマッチ用イントロを流してから入場。
続いて入って来るは大阪お笑い選手権9度目の防衛戦となるチャンピオン松山勘十郎、やや緊張の面持ちか。
しかしタコヤキーダーによる国歌斉唱などで早くも緩い雰囲気のリング上。

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ゴングが鳴ると同時にいきなり激しいドツきあい(伝説の高山善廣vsドン・フライ風)を繰り広げる両者。
ここから勘十郎はルチャな動きを要求するも菊タローは付き合わず「アホかっ!」と蹴り一発。

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続いて「いざーっ!」と勘十郎のお株を奪うロープ渡りに挑戦の菊タロー。 しかし「こいつは春から縁起がえぇ...あぁー!」と3歩も歩かないうちに落下、股間をしたたかロープに打ち付ける。
そして「あぁーっす...」と恍惚の声を上げる菊タロー。

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菊タローのペースに飲まれまいと勘十郎も「ハッ!いざぁーっ!」とロープ渡り。こちらはキッチリ決めて菊タローをアームドラッグ。
「参ったかーっ!」とポーズを決める勘十郎。場外にエスケープして「リング調整のため10分間の休憩を頂きます」とはぐらかす菊タロー。
これに怒って「上がって来い!」と勘十郎。


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「上がって来いだと?生意気に!何が松山勘十郎じゃ!この本名◎△×□○!」とサラッと口走ってしまう菊タロー。
「わぁー!!」焦ってリングから降りる勘十郎。
菊太郎はこれに代ってスルリとリングイン。なおも追っかけてくる勘十郎にロープを持ち上げて技アリの金的攻撃。

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こうなると試合は菊タローの流れ。勘十郎を座らせたまま生え際を鷲掴みにしては引っ張って見せる。
「あーっ!」と悲鳴を上げる勘十郎。
「やめろやめろ!ハゲるから!」と反則カウントを取るテッドレフェリー。
「毛根が死んだ」「ハゲるハゲる」と好き放題に言いまくる観客。

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精神的ダメージが癒えない内に今度は菊タローの強烈なチョップが飛ぶ。その威力に思わずコーナーまで追い詰められる勘十郎。
菊タローはここで天龍源一郎風チョップ&グーパンチの連発。観客からは「天龍!」の声援が飛ぶ。

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それでもブルドッキングヘッドロックはやっぱりスッポ抜けてしまう菊タロー。
勘十郎は「よくも言ってくれたな!」と本名ばらしに怒り心頭。ハリセンを持ち出して反撃開始。

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「菊っ!」とフルスイングで背中にハリセンの勘十郎。またも「あぁーっす...」と気持ちよさげな菊タロー。
それでもハリセンをかわして奪い取ると菊タロー、勘十郎の危うげな額にハリセンが壊れるほどの一撃を見舞う。
しかしここからのビンタ合戦は見事なまでに一方的に張られまくる勘十郎。

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するとまたも両者興奮してドツきあい(高山善廣vsドン・フライ風)に発展。
続いて菊タローは高山善廣張りのニーリフト。勘十郎が弱ってくると菊落としからサンセットフリップで追撃。
その威力に嗚咽を漏らす勘十郎。

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なおも「ディィーヤ!」とエルボードロップを落とし勘十郎を痛めつけた菊タローはコーナーに登ってムーンサルトプレス狙い。
しかしここで勘十郎が蘇生。菊タローに続いてトップロープまで昇るとそのまま豪快な雪崩式豚の角煮。

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後頭部を押さえて苦しむ菊タロー。しかし勘十郎のフォールはカウント2で返す。
そのまま場外へと逃れる菊タロー。勘十郎は逃がさず足踏みで観客を煽ってからの場外弾トペスイシーダ。

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無理やりに菊タローをリングに押し戻す勘十郎の手には愛しの乱れ髪が。
「いつもより多めにいくぞ!」と勘十郎。しかし菊タローがその手を掴んで発射させない。
すると両者揉みあっているうちに愛しの乱れ髪は傍にいたテッドレフェリーに誤爆してしまう。テッドレフェリーはグルグル巻きで行動不能に。

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「どうするんだよっ!」「オマエが余計なマネをするからじゃ」と言い争いの二人。
「このヤロー!」と勘十郎はガットショット、待ってましたとこれをキャッチした菊タローはそのままドラゴンスクリュー。
そして菊タロー、ユラユラと照準を合わせてから「イヤァァーッ!」とプロレスLOVEポーズ。

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ついに勘十郎へのシャイニング菊ザード炸裂、そして悠々とフォールの菊タロー。しかしカウントは数えられない。
「カウント取れるわけないだろ!」と乱れ髪でもがいているテッドレフェリー。

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ならばとコーナーの前に勘十郎を落として「今度こそ飛ぶぞ!」と再びムーンサルトを狙う菊タロー。
菊タローはコーナー上から観客に「宴も酣(たけなわ)ではございますがそろそろ今回の大阪プロレスこれにて終了とさせていただきます!それではまた会いましょう!さようなら!」と余裕のかまし過ぎ。
案の定ムーンサルトは勘十郎が回避して自爆。

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すかさず勘十郎は菊タローにスクールボーイ。カウント2でキックアウトの菊タロー。
それならと前方から飛びついてカサドーラの勘十郎。

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これも返す菊タロー。それどころかそのまま体を入れ替えてガッチリとエビ固め。
今度は勘十郎が焦ってキックアウト。

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続いて激しいバックの取り合い。後ろを取られもがく菊タローだったがテッドレフェリーに「犬がいる!」と気をそらしておいて自らマスクを脱いでしまう。
そしてそれを勘十郎に手渡すと「あぁー!」とマスク剥がれちゃったアピール。

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「うわぁー!何してんだ!」と勘十郎の手にあるマスクを取り上げようとするテッドレフェリー。
「ち、違う!」とオロオロうろたえる勘十郎。その後ろから忍び寄る菊タロー、鮮やかなるグラウンドコブラ。
そのまま3カウントが入って菊タローが勝利、大阪お笑いベルトを奪取。

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やられた、と悔しさ満面でロープにもたれ掛かる勘十郎。
「オレのサイズに合わせとけや!」と息を吸い込んで腹をへこます王者。
なんとかベルトを巻かれて堂々と勝ち名乗り。

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大阪お笑い2代目王者となった菊タロー。拍手の中マイクを握る。
菊タロー「えーっ今日勝てたのも皆さんの応援のおかげです!どうもありがとうございました!
勘十郎、さすがのオレも危なかったよ...あとチョットでタブーである素顔を晒すトコやった」

「思いっきり晒したやないか!」と勘十郎。会場からは笑いが漏れる。

菊タロー「勘十郎、オマエはオレがいなくなった大阪プロレスを盛り上げようとユニークで頑張ってくれた。
今日は何とか勝てたけど危なかったよ!
そしてオレが今日このベルトを巻いたってことは、このデルアリにまた帰ってくる。だからその時には不景気で大変な中、チケットを買ってくれたお客さん一人ひとりが仕事の辛さとかを乗り越えられるような力を与えられるように楽しさ追求していきたいと思うから!
また一緒にやろうぜ!」

ガッチリと握手を受けた勘十郎。
勘十郎「オマエの心意気すごく拙者は嬉しい。団体や生きている道は違えどお笑いを愛する心は一緒だ!
拙者もこのまま終わるつもりは無い!ベルトは必ず取り戻す!」

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するとここにえべっさん登場。上着を脱いで真っ白い肌をあらわにするとリングイン、しかし呆気なく菊タローのボディブローを食らいバッタリと倒れる。

勘十郎「これはえべっさんが余命幾ばくも無い状態!えべっさん、事切れる前に最後に一言!」
何か言おうとするえべっさんだったが、ここで菊タローが「えべっさーん!」とその地肌をバッシバシ叩きまくる。

余命幾ばくもないながらも必死に逃げるえべっさん。
「素で逃げるな!」と勘十郎。
「おいしいんだから逃げんなよ3代目!」と菊タロー。

ビクビクしながらもえべっさん「時は来た...来週4月4日...菊タローが持つそのベルトに...このオレが挑戦...しよか?」とビミョーな大阪お笑いベルト挑戦表明。

「えべっさーん!聞くなやー!」とツッコむ勘十郎だが、それに対して菊タローは「また日銭が稼げるって事ですか。高速も1000円になったことだし車で来ちゃおうじゃないですか!」とアッサリ挑戦受諾。
「みんなで一緒にプロレスってのはこんなに面白いんだってのを伝えていこうぜ!」と大阪プロレスのお笑いを盛り上げることを宣言。

勘十郎いわく「日本プロレス史上もっともワケ分からん挑戦表明」、タイトル戦は大混乱必至か。


<王者>×松山勘十郎
(12分02秒グランドコブラ)
<挑戦者>○菊タロー

※王者が9度目の防衛に失敗。菊タローが第2代王者となる。

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お次は4月4日のサタナイをお送りします。
ホリパラはその後...っていつだよ(汗)
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2009年04月15日

サタナイ2009/3/28観戦記  -前半戦-

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ストーリー的にはとっくに先に進んでますが先月末のサタナイの前半戦をどーぞ。

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大阪プロレス 3月28日(土) デルフィンアリーナ大会

「SATURDAY NIGHT STORY」

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第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
冨宅飛駈&ミラクルマン&新村一樹
     vs
タイガースマスク&ブラックバファロー&政宗

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最近では珍しいオープニングからの6人タッグマッチ。
赤コーナーは冨宅とミラクルに加えハピウィクからサタナイへ初参戦の新村一樹を加えたトリオ。
青コーナーは何か企んでいる様子の最悪軍団。

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ゴングが鳴り先発で出てくる新村と政宗。
がっちりとロックアップから新村はヘッドロックへ移行、それを解いてリストロックの政宗。まずはオーソドックスに試合を組み立ててゆく。
それを見守る冨宅とミラクル。

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続いてミラクルとタイガース。
今度はスピーディーな攻防に変わるリング上。両者アームドラッグの応酬からタイガースはラリアット。
これを側転でかわしたミラクルはフライングクロスチョップ。タイガースは場外へ。

すぐさま入ってきたバファローをミドルキック連発でコーナーに追い詰めるミラクル。

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ミラクルは冨宅と連携、ダブルのクローズラインでバファローをダウンさせる。

後を任された冨宅は起き上がるバファローにミドルキックの連発。
バファローはロープに走ってラリアットで反撃を試みるが、冨宅は屈んで回避、返す刀でドロップキック。そして座り込んだ背中に痛烈なサッカーボールキック。

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冨宅のタッチを受けた新村はバファローにサイドスープレックス。
しかしバファローはタックルから形勢逆転。新村のテーピングした右肩にエグいニードロップを投下する。
続くタイガースもサッカーボールキック連発からボディスラム、そしてダウンする新村の側頭部にヒザを押し当てて冨宅とミラクルを挑発。

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最悪軍団コーナーに捕らえられてしまった新村。
政宗は両手を掴んで新村の体を浮かせるとそのままストンピングでマットに叩きつける。代ったバファローはしっかり溜めを作ってのギロチンドロップ。

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早いスイッチワークでの容赦ない攻めが続く。タイガースのエルボーには懸命にエルボーで返してゆく新村だが、顔面を掻きむしられるラフ攻撃で敢え無く失速。

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そのままコーナーでのハイキックで新村をダウンさせたタイガース、今度はその後頭部にヒザを押し当てる。無理やり起き上がらせると首をロックしたまま何発もヒザを突き上げる。
「新村!戻って来い!」とミラクルの檄が飛ぶ。

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その声に応えるように新村はタイガースのブレーンバスターを踏ん張って踏ん張って、逆に投げ返し脱出。
新村の反撃に大歓声が飛ぶ。
すでにコーナートップに登っていたミラクルはタッチを受けると追いすがるタイガースにミサイルキック。

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ここで政宗が入ってきてミラクルを襲撃。
それでもミラクルは政宗にバファローへの同士討ちを誘うと、その政宗にステップ延髄斬りから「ドライバー!」と叫んで得意のミラクルドライバー。

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そのまま場外のタイガースとバファローにプランチャを敢行するミラクル。
リング上では冨宅がミドルキックの応酬からバックドロップを狙う。

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これを政宗が堪えると見るや瞬時にチキンウイングフェースロックに切り換えてみせる冨宅。そしてそのまま引き倒して今度は腕ひしぎ逆十字固め。

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完全に腕が極まったと思われた矢先、今度は政宗の腕が冨宅の左足に絡みつきアンクルホールドで立場逆転。
スタンディングに移行され苦痛に顔をゆがめる冨宅だったがここは新村がすぐさまカットプレー。

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これに呼応するようにリングになだれ込んだ最悪軍団は再び新村を標的に。
コーナーに叩き付けた新村にタイガースのバックハンドエルボー、政宗の政宗のエルボースマッシュ、そしてバファローのラリアットと3連続のトレイン串刺し攻撃。

ここから再びバファローのラリアットを食らってダウンの新村。しかしカウント2で肩を上げてみせる。
ならばとバファロー「終わりだ!」とバックドロップ。しかし新村は体を浴びせ返してプレス、そのままフォール。焦ったバファロー、何とか2カウントで返す。

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場内からは「新村!」の声援が飛び交う。
しかしスタミナを使い果たし足元がおぼつかない新村。そこにまたもバファローのラリアット。
それでもカウント3は許さない意地の新村。その粘りに更にヒートアップの場内。
手を焼くバファローだったが、捻りを加えたエグさ抜群のバックドロップ、ついにとどめを刺してみせる。

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意外に手こずったといった顔つきの最悪軍団、やれやれと退場。

そして大きなダメージを食らいながらも立ち上がる新村選手に場内から大きな拍手が送られる。
ミラクルは「新村選手のナイト初登場合格!これからも応援してやってください!」と冨宅と共に新村の頑張りを称えてみせる。


冨宅飛駈&ミラクルマン&×新村一樹
(9分44秒バックドロップ→片エビ固め)
タイガースマスク&○ブラックバファロー&政宗

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第2試合 30分1本勝負
くいしんぼう仮面 vs えべっさん

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たっぷりと入場時間をかけて「中小企業の守り神」えべっさんと「道頓堀の大食い自慢」くいしんぼう仮面の入場。
「くいしんぼうの方がお菓子多いな?」とテッドレフェリーに言われ、しどろもどろに反論するえべっさん。

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試合は始まるなり大くいしんぼうコール。
「くいしんぼう!チャッチャッチャッ♪くいしんぼう!チャッチャッチャッ♪」

負けじと大えべっさんコールも湧き上がる。
「えべっさん!チャッチャッチャッ♪えべっさん!チャッチャッチャッ♪」
嬉しそうに煽るえべっさん。

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続いてなぜかテッドレフェリーにもコール。
「テッド!チャッチャッチャッ♪テッド!チャッチャッチャッ♪」
照れながらもポーズを取るテッドレフェリー。

...なのにお構いないに闘うくいしんぼうとえべっさん。
「待てオイ!オレがポーズやってるのに何オマエら闘ってるんだよ!」とキレるテッドレフェリー。

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こうしてやっと組み合う両者。
すると投げられて軽やかにクルリと前転して「ピッ!」と得意げにポーズを決めるくいしんぼう。
えべっさんも「ピッ!」と回ってポーズ。
テッドレフェリーも無理やり投げられて「ピッ!」。しかしこれも無視して闘い始めるくいしんぼうとえべっさん。

当然欽ちゃんジャンプもテッドレフェリーが一人でジャンプ。
もてあそばれる熟年の名レフェリー、ついには怒って退場してしまう。
すると再び場内は「テッド!チャッチャッチャッ♪テッド!チャッチャッチャッ♪」の大テッドコール。
「ちゃんとやるならな」と照れ臭そうに帰ってくるテッドレフェリー。

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やっとプロレスが始まるリング上。
えべっさんボディスラムからフォール、返してくいしんぼうカウント2。
いきなり「遅い!カウントが遅い」とテッドレフェリーにクレームのえべっさん。

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えべっさん再びボディスラムからフォール、これも返すくいしんぼう。
「だからカウント遅いって!ワーッ!って叩けや!」と詰め寄るえべっさん。
「ワーッ!って叩けばいいんだな!」とテッドレフェリー。

なおも素早く手を3つ叩いてみせて「このくらいや!」と早いカウントを要求するえべっさん。
その背後に忍び寄ったくいしんぼう...クルリとスクールボーイ。
「ワーッ!ワン、ツー!」と高速カウントのテッドレフェリー。必死こいて返すえべっさん。

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えべっさんゼイゼイ言いながら「何すんねんワレ!」と胸をどつく。
テッドレフェリーもどつき返してオイオイとエスカレート...しかし「ユッフォ!」はまたもテッドレフェリー一人。

キレるテッドレフェリーを無視して今度はえべっさんホイッスル攻撃。
交通誘導チックに「ピッ!ピッ!」と休まずロープに走らせくいしんぼうのスタミナを奪う作戦。

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すると今度はトラック誘導みたくバック誘導して自分に引き寄せるえべっさん。
ところが止まらないくいしんぼう、えべっさんに乗り上げてメチャメチャに踏みつける。

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踏まれまくるえべっさんの「ピピッ!ピピーッ!」という苦悶の叫びがこだまする。
挙句の果てには頭をシェイクされ呼吸困難。息も絶え絶えのえべっさんにくいしんぼうのうまか棒が飛ぶ。場外転落のえべっさん。
そしてそこに追い討ちのラ・ケブラーダのくいしんぼう。えべっさんの「ピーーー...」という断末魔の声。

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ホイッスルは外したものの苦しそうにコーナーにもたれ掛かるえべっさん。
そこにくしんぼうのミドルキック、そしてローリングソバット。容赦のない腹部へのハードヒッティング。

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続いて追っかけ串刺しラリアットでえべっさんを攻めるくいしんぼう。
しかし「早い!早い!」という観客の声も聞かずえべっさんを追い越してしまうくいしんぼう、逆に串刺しラリアットを食らうハメに。
このチャンスにブレーンバスター合戦からくいしんぼうを投げてみせるえべっさん。

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そしてくいしんぼうをスローしてコーナーに叩き付けたえべっさん、そこに向けて秘密兵器テッドレフェリーをスローイング。
しかしテッドレフェリーはくいしんぼうに切り返されえべっさんに突進。思わずラリアットで迎え撃ってしまうえべっさん。
ダウンするテッドレフェリー、慌てて駆け寄るえべっさん。それを尻目にくいしんぼうはコーナーでコソコソ。

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「これは余命幾ばくもない状態、テッドさーん!」と嘆くえべっさん。その横からチョンチョンと突つくくいしんぼう。中華マスクを被ったくいしんぼうは「なんや?」と振り向いたえべっさんに自分のスペアマスクを渡す。

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ワケも分からずに立ち尽くすえべっさん。そして顔を覆ってマスクを取られたフリをして嘆くくいしんぼう。
これを見たテッドレフェリー「わーっ!反則!反則!」と即座にえべっさんのマスク剥ぎによる反則負けを宣告。

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「何やってるんだよ!マスク取っちゃダメだろ!」と注意するテッドレフェリー。
弁解できないえべっさん、そのショックからか「今日のメインでは...ウッ!」とマイク途中でダウン。

そのえべっさんに「フンッ!フンッ!」と鼻息荒いくいしんぼう。どうやらえべっさんが「余命幾ばくも無い」と言いたいらしい。
こうしてマイクを向けられたえべっさん「今日のメインでは...菊タローが...勘十郎に...挑戦します。みんなも勘十郎を...応援したってな...ガクッ」
言うだけ言って事切れるえべっさん。笑いどころが無くてビミョーな会場のムード。
えべっさん自分で息を吹き返して逃げるように退場。
くいしんぼうもキョロキョロしてその場の雰囲気から逃走。


○くいしんぼう仮面
(7分51秒マスク剥ぎ→反則)
×えべっさん

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第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
小峠篤司&タダスケ vs 原田大輔&三原一晃

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次週に控えるK−DOJO大石真翔の持つインディージュニアベルトへの挑戦権を懸けたB&G3人による3WAY、その前哨戦ともいえるこの日のタッグマッチ。
小峠篤司とタダスケは今日のところはパートナー。原田大輔の隣には「男は黙ってワンショルダー」三原一晃。

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先発は小峠を抑えてタダスケ。その挑発に乗る形で原田。
いきなり両者突っ込んでの激しいエルボー合戦。交錯する肘と肘。
振りかぶって渾身のエルボーを打ち込む原田。ならばと後退しながらもロープに走ってタックルで返すタダスケ。
それでもエルボーを打ち返してくる原田を、雄たけびを上げながら再度のタックルで吹っ飛ばしてみせる熱血タダスケ。

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続くリング上は小峠と三原。
三原は小峠をコーナーに振ると体重を活かしたコーナースプラッシュ。これを間一髪ジャンプしてかわす小峠。
しかしこれを三原は身を翻してキャッチ。小峠を軽々と抱えリング中央に持ってゆく。
なんとかジタバタと逃れた小峠だが続いての三原のタックルはかわしきれず衝撃で場外へ。

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代ったタダスケもダブルスレッジハマーで止めた三原はスリーパーホールド。そして原田とダブルのタックルを決めてのうまいスイッチワークを見せる。

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この勢いのままにタダスケを攻め立てる原田。ボディスラム、チンロック、ジャンピングエルボードロップ。その一つ一つをパワフルに決めてゆく。

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しかし代った三原を捕まえたタダスケはタックルを浴びせ流れを変えると小峠にスイッチ。
小峠はまずコーナーの原田を急襲してから三原に低空ドロップキック、側頭部へのハイキック。そして首四の字固めでジワリジワリ三原のスタミナを奪いにかかる。

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そこからタダスケが重たいハンマーの連打、そしてエルボー。その威力にグラつく三原だが「ウォーッ!」と咆えて突き上げるようなエルボーで反撃。
それでもタダスケ、ロープに走って強烈なフロントハイキック。そしてダウンした三原の腰に「デイーヤ!」と叫びながら、これでもかのエルボードロップ3連発。

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逆片エビ固めで三原の腰に追加のダメージを与えたタダスケは再び小峠にスイッチ。
小峠はミドルキックの連打からコーナーへの串刺しエルボー。ところが三原はそのまま小峠を抱きかかえるとリング中央まで持ってきて水車落し。

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ようやくタッチを受けた原田は小峠にラリアット。
タダスケにはタックル合戦からのフライングフォアアームで場外追放。

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原田は串刺しエルボーで小峠を追撃するが、続く2発目は小峠がフライングラリアートでお返し。
小峠は素早く距離を詰め飛びつくとコルバタ式DDTで原田の頭をマットに打ち付ける。

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そしてダウンする原田にロングレンジのスワンダイブボディプレスの小峠。
しかしそこに原田が剣山で待ち受ける。

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原田はボディを押さえて呻いている小峠に走りこんで原田ピストル。
急いでカットに入るタダスケだったが、そこに三原のベイダーハンマーが連発で襲い掛かる。

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ここから三原の波状攻撃が始まる。コーナースプラッシュ2連発、タックル、ボディスラム、フライングソーセージとリングを揺るがす体重技。
しかしこれをものともせずにタダスケのアラバマスラムが三原を急降下でマットに叩きつける。

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そしてそのまま乗り上げて必殺WCの体勢のタダスケ。顔を歪めてギブアップ寸前の三原。
しかしここは原田がタダスケの背中にドロップキックを放ってカット。

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その原田に小峠はスワンダイブミサイルキックを発射。
しかしこれを読んだ原田はスライドして回避。だが小峠も着地してすぐさまニールキック。

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続いて小峠はハイキック。ここも原田は素早く伏せて避ける。
そして激しいバックの取り合い。ここは原田が勝ってジャーマンスープレックス。
小峠はこれを自らバク転して着地すると高速ロープワーク。高度な読み合いが続く。

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原田のラリアットを屈んでやり過ごす小峠。なおも走って返す刀を狙った小峠だったが原田はこれを一足早く飛び込んでその体をキャッチ。そこから豪快にフロントスープレックス。

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ところがここでタダスケが意表を突くクロスタックル。無防備だった原田はまともに受けてしまい小峠に連れられ場外離脱。
タダスケはダメージの深い三原の腰をワンハンドバックブリーカーで粉砕するとその根性も一緒にねじ伏せるようなWC。
三原これは堪らずギブアップ。小峠タダスケ組の勝利。

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試合終了とともに会場が暗転しスクリーンにK−DOJOの大石真翔と旭志織の姿が。

大石「オイ!このインディージュニアチャンピオンの大石真翔様に挑戦するヤツは決まったのか!?
原田?タダスケ?小峠?誰だってやってやるよ!誰だって同じなんだよ!IMP大会最後に立っているのはこのオレ!大石真翔だ!」

旭「5月20日の後楽園大会、オマエらカード空けとけよ!オレ達オメガがもう1回相手してやるからな!イヤだとは言わせねぇぞ!赤っ恥かかせてやるからな!」

これを受けて小峠がマイク。
「オーケー。もうオレたちもえぇ加減にしとこうや!
アイツらもあぁ言ってくれてる事だし。後楽園も参戦して来てくれるって言ってんだからよ!
もうラストにしようや。来週がラスト!それで勝ったヤツがIMPで大石の持つベルトに挑戦できるってこっちゃ!
後はもうチーム戦に集中したいから!それでえぇな!」

うなづく原田とタダスケにマイクが回る。

原田「オレが一番強いってところ見せて大石のベルトに挑戦しますよ!」
タダスケ「来週、試合に勝ってベルトに挑戦します!」

次週の挑戦者決定3WAY、健闘を誓い合うB&Gの3人。


小峠篤司&○タダスケ
(10分35秒WC)
原田大輔&×三原一晃

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試合の雑感は対戦結果記事をどうぞ。
(→サタナイ3/28試合結果 with マイベストショット)

試合は後半戦に続きます。
posted by ラポン at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月11日

ホリパラ2009/3/15観戦記  -メインイベント-

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休憩中、勘十郎と瀬戸口がトークを交え、和やかな雰囲気の中で抽選会は進む。

すると、入場曲と共にタイガースとバファローがリングサイドに登場。
そして「こんなところにいたのか、探したぞ瀬戸口直貴...いや瀬戸ノ水博士」とニヤリ。

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「どうしてその名を?」と眼鏡をかけて変装を解く瀬戸ノ水博士。

そしてタイガースは瀬戸ノ水博士に鉄人の起動に協力するよう脅す。
これを拒否するとタイガースは「いいのか?オマエの可愛い孫娘がどうなってもよぉ」と更に脅迫。

「ムムム、仕方あるまい協力しよう」とやけに即答の瀬戸ノ水博士、バファローに促されリングを後にする。
不穏な空気の中、勘十郎は打倒鉄人を観客に誓う。

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大阪プロレス 3月15日(日) デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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メインイベント 6人タッグマッチ60分1本勝負
松山勘十郎&ミラクルマン&くいしんぼう仮面
     vs
タイガースマスク&ブラックバファロー&政宗

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タイガースの入場曲「野獣」の流れる中、ルード軍がリングイン。
待ち受けるのはユニーク軍の精鋭たち。

相手コーナーには苦手な勘十郎。早々にコーナーに引っ込んでしまう政宗。
すると勘十郎、「政宗かかってこいオラ!」と挑発。
「なんでだよ」と政宗は拒否するも半ば無理やり押し出されるように先発。そして無情のゴング。
「ルーチャーリブレ、チャッチャッチャチャチャ♪」とタイガースの音頭と観客も手拍子が後押し。しかし政宗の表情は暗い。

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「勘十郎頑張れー」との子供の応援を背に勘十郎は政宗と互角のアームドラッグ合戦。そしてヘッドスプリングから決めポーズ。

どうも嫌悪感が先に立っている様子の政宗。
「ルーチャーリブレ、チャッチャッチャチャチャ♪」と人事のように煽るタイガース。
「行け政宗!」とバファローも煽る。
やれやれと溜息の政宗。

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今度はロープを使ったルチャムーブ。しかし一度目の交錯でいきなり全開で腰を上げて勘十郎に立ちふさがる政宗。これにつまづいた勘十郎はリングに壮絶な顔面直撃。

「オマエ段取り考えろ!」と顔を押さえながらキレる勘十郎、政宗の腕を取るとこれをネットリと舐め回す陵辱攻撃。
ファンの悲鳴が場内に響く。

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そして見せ場の勘十郎「ハッ、いざぁー!」とロープ渡り。
「こいつは春から演技がえぇわい!」とコーナートップから着地するや政宗をホイップして「参ったかぁー!」と見得を切る。

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ミラクルもこれに続く。タイガースを鮮やかにヘッドシザースホイップ。
そして宙を舞いフライングクロスチョップ。

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くいしんぼうはバファローとタックルで激突。バファロー「ノーウェイ!!」

再び激突。バファロー興奮して「ま゛ー!!」
くいしんぼうは釣られてポーズ、指先までピーン。

再び激突。バファロー興奮して「ま゛ー!!」
そこにくいしんぼうのグーパンチがジャストミート。崩れ落ちるバファロー。

更にくいしんぼう追い討ちのチョコバット投下。バファロー顔クシャクシャ。

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そしてひるんだバファローの足元でくいしんぼうクルクルと回る。
「ウェイ、ウェイ」と動揺するバファロー。そしてくいしんぼう欽ちゃんジャンプ。
バファローもタイガースも政宗も飛ぶ。

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なぜか異常に怒るルード軍、ユニーク軍を場外で痛めつける。
女性客を標的にするタイガース。しかし勘十郎がこれを庇って攻撃を受け続ける。
タイガース「勘十郎、オマエなんでそこまでするんだ!?」
勘十郎「オレの命はどうなってもいい!だけどこの人の笑顔だけは守りたいんだ!」
会場は拍手喝采。しかし勘十郎はタイガースに2階へと連れて行かれVIP席にガムテープで縛られて監禁されてしまう。

そして先にリングに戻ったのは政宗とくいしんぼう。
くいしんぼうは意表を突いてうまか棒。しかし激しくノーコントールで自爆。くいしんぼう離脱。

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続いてリング上はミラクルと政宗。激しいチョップ合戦から「あっ」とミラクルがアッチ向いてホイグーパンチ。
思わずふらついた政宗の背後からミラクルの腰が入ったカンチョー攻撃。硬直する政宗。

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そしてダウンした政宗に容赦なくカンチョーを突き立てるミラクル。政宗為す術なし。
「レフェリー反則を取れ!レフェリー反則を取れ」と必死のバファロー、たまらずカットに入る。

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バファローはタイガースと二人掛りでミラクルを捕まえる。
タイガースはミラクルに魔界の剣を差し向けると「勘十郎見えるか!?オマエの大好きなミラクルマンをオマエの目の前で処刑するから」と2階VIP席で動けない勘十郎をあざ笑う。

「まぁオマエが助けに来れば処刑は止めてやる!だけどオマエは助けに来れねぇんだよ!
オマエ達は決して結ばれないロミオとジュリエットみたいなもんなんだよぉ!」とタイガース。

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思わず勘十郎「ロミオー!」
「ジュリエーット!」絶叫するミラクル。

ミラクルを助けようと両手に巻きついたガムテープを外そうともがく勘十郎。
しかしタイガースは「オイ待て待て、その手を外そうッたってムリなんだよ。そのガムテープはただのガムテープじゃないんだよ!NASAで開発されたスーパーガムテープなんだよ!!」と解説。

「スペースシャトルのNASAだぁー!」と咆えるバファロー

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しかし「ぐああぁぁ!」と気合と共にスーパーガムテープを引きちぎる勘十郎。
タイガースとバファロー腰を抜かして「モ、モンスター!!

「モンスター!モンスター!」とパニックに陥ってしまうバファロー。
「し、しっかりしろ!」とタイガースの平手が飛ぶ。

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そうこうしてるうちに「待てーい!」とどこからか声がする。
「どこだ!?どこだ!!?」うろたえるタイガースとバファロー。

「あそこだー!!」指差す先にはコーナートップ。ハリセンを携えた勘十郎が立つ。

「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!悪を倒せとオレを呼ぶ!オレは正義の戦士、松山勘十郎!!」
どこかで聞いた事のある某ヒーローの言い回しで決める勘十郎。

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そして勘十郎、コーナーからタイガースに渾身のダイビングハリセン。
続けざまにバファローにも一閃。

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しかし続く政宗は勘十郎のハリセンを取り上げるとその頭頂部に一撃。
思わずビンタで張り返す勘十郎。
リング中央で睨み合う二人だが...。

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勢いで出てきたものの勘十郎とビンタ合戦をするハメとなった政宗。
視線を背け腰に手を当ててしばし思い悩む。
汗びっしょりでウォーミングアップ完了は勘十郎。

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意を決してビンタ合戦。張られれば張り返すのが常とはいえ、手にまとわり付く粘着物。
またも固まり立ち尽くす政宗。

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ロープに手をこすりつけて汗を拭き取ろうとする政宗。
その背後でペッペッとツバを手に吹きかけてゴシゴシと勘十郎パワーアップ。

心が折れた政宗は逃げようとするがそこをくいしんぼうが腕を広げて阻止。
東がダメなら北...とそこにはミラクルが腕を広げて立ちふさがる。
完全に追い詰められた政宗。

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ならばと半ばヤケクソ気味にフルスイングで勘十郎を張り飛ばす政宗。
しかし勘十郎は豚の角煮でお返しすると場外に脱出した政宗に追撃のトペ・スイシーダ。

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代って出てきたバファローとミラクル。突進してくるバファローをステップ延髄で止めたミラクルは「よっしゃドライバー!」とミラクルドライバー敢行。

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そして続くくいしんぼうは首かっきりポーズからバファローのボディに高速パンチ連打、とにかく連打。
「グェ!グェ!グェ!」とされるがままのバファロー。

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ゆっくりと、そしてカッコ悪く崩れ落ちるバファロー。
くいしんぼうはコーナーに上って観客に勝利のアピール。

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「バファロー!」と叫ぶタイガースに勘十郎、「汚い手使う割には大した事ないな!鉄人ってのはどうしたんだよ!鉄人ってのは!」と挑発。
選択を迫られたタイガース、政宗に「どうする?」と聞くと「いや、今日はいいよ」と素っ気無い。
「いやいやいや」と苦笑いのタイガース。

「分かったよ、鉄人見せてやるよ、だからリング空けろ!鉄人やるからリング空けろ!出来ねぇんだよ!」と勘十郎達をエプロンに追いやるタイガース。
そして「政宗、今日は初日だから見学しとけ」とコーナーに座らせる。

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かくして鉄人起動と準備が始まる。
まずは「ぐおぉぉ!瀬戸ノ水博士、出動!」と瀬戸ノ水博士を呼び寄せる。鉄人ボックスを持って博士リングイン。

しかし瀬戸ノ水博士「いくら孫のためとはいえ、わたしはなんて恐ろしい悪の兵器を生み出してしまったんだ。これ以上神に喧嘩を売ることはできない、ここは死んでお詫びを...」とこめかみに銃を向ける。

タイガースはムッとして「待て待て待て待て、オマエが死ぬのは勝手だけどよ、鉄人をしっかり起動させてからにしろ」と命令。

「仕方ない、従おう」またも即答の瀬戸ノ水博士。
「いいから鉄人の格好なんとかしろ!」とタイガース。鉄人を挟んで博士と向き合って準備を再開。

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まずはタイガースが叫ぶ。
「鉄人三箇条!

ひとつ、ありがとうと言う感謝の気持ち!

ふたつ、いらっしゃいませと言うもてなしの気持ち!

みっつ、ダイニングキッチンくっちゃん!
よっつ、ダイニングキッチンくっちゃん!
いつつ、ダイニングキッチンくっちゃん!
ダイニングキッチンくっちゃん!ダイニングキッチンくっちゃん!ダイニングキッチンくっちゃん!」
激しく反復して叫ぶ瀬戸ノ水博士。

そしてここから更に不可解な準備プロセス。

タイガース「えー今日は海賊退治に行くワケだが、海賊にあったらどうする!?」
瀬戸ノ水博士「決して逃げません!」
タイガース「よし、海賊が逃げたらどうする!?」
瀬戸ノ水博士「決して逃がしません!」

政宗「...」

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タイガース「では、海賊に捕まったらどうする!?」
「...」沈黙する瀬戸ノ水博士。
タイガース「どうした、そこのオマエ!よし、オマエこっちへ来い!何とか言え!」と近寄ってきた瀬戸ノ水博士に張り手。
瀬戸ノ水博士なおも「...」

タイガース「そうだ、決して口を割るな!」

更にタイガース手をほぐしながら「久しぶりだからって気負うなよ。いつも通りいつも通り」と柔軟運動。

そして「気合いだー!気合いだー!気合いだー!」と繰り返し拳を突き上げる。
これも激しく反復する瀬戸ノ水博士。

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タイガース「鉄人公式!瀬戸ノ水博士どうぞ!」
瀬戸ノ水博士「鉄人公式!鉄人の底辺×高さ÷2=3エックス!」
タイガース「博士!エックスの値を求めて下さい!」
瀬戸「エックス=1!」
タイガース「博士、この場合3エックスじゃなくてただの3でよろしいですか?」
瀬戸ノ水博士コクリとうなずく。

機が満ちてきたリング上でタイガース「ぐおぉぉ!鉄人調査タイムON!ボーン!!そして鉄人ボックスオープン!ボーン!!ドーン!!」

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用意される鉄人ボックス。

タイガース「鉄人キャップ装着!ドーン!」
鉄人キャップを渡された瀬戸ノ水博士「ウィーン、ウィーン(擬音)」とキャップを被せる。

タイガース「鉄人コントローラー、装着!」
瀬戸ノ水博士は渡されたコネクタを手に「ウィーン、ウィーン、ウィーン(擬音)」とベルトにコントローラー接続完了。

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タイガース天を仰いで「海よー!オレの海よ!鉄人起動ボタンスイッチオン!...間近!!」と拳を地に。

もったいぶってからタイガース「スイッチオーン!」とコントローラーをポチッ。

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ゆっくりと立ち上がる鉄人。そして轟音と共に音楽が鳴り響く。
とともにミュージカルのように踊りだす3人。

デンデンデンデンデンデーン♪

ビルのまちにガオー♪

夜のハイウエーにガオー♪

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ダダダダダーンと弾がくる♪

バババババーンとはれつする♪

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ビューンと飛んでく鉄人28号♪

手をにぎれ正義の味方♪

たたきつぶせ悪魔のてさき♪

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敵にわたすな大事なリモコン♪

鉄人!鉄人!はやくゆけ♪

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ビューンと飛んでく鉄人28号♪

政宗「...」

※「鉄人28号の歌」 歌ネット無料歌詞検索サービスより引用
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3135

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ついに起動してしまった鉄人にミラクルと勘十郎が立ち向かう。
しかし遭えなく鉄人のラリアットの前に粉砕。

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タイガース調子に乗って「鉄人!アピールボタン、スイッチン!」
耳に手を当ててポーズを取る鉄人に「おっ、ハルクホーガンだー」とタイガース。

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タイガース「なんか違うアピールボタンが欲しいなぁ。よし、往年の懐かしボタン、スイッチオン!」
真横に手刀を切る鉄人に「瓶切りだー!空手バカ一代の瓶切りだー!」と興奮気味のタイガース。

続いて「よし、昇龍拳!昇龍拳!」と格闘コマンドを入れるタイガース。

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と、遊んでいる所にくいしんぼうがリングイン。
タイガース「よーしカモが来たぞ。竜巻烈風脚!」とコントローラーにコマンド入力。
しかし鉄人が出したのは正拳突き「あれーただのパンチだよー、出にくいなー、技出にくいなー」とボヤくタイガース。それでもくいしんぼうは一発でダウン。

そこに興味を持ったのか政宗「ちょっとオレにやらしてみろよ」と寄って来る。
タイガース「ダメだよ、オレの、オレの」と子供のオモチャ取り合いのような口論。

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「ダメ、ダメ」二人が奪い合っているうちにベルトからコントローラーが抜け、ゆっくりとコーナーにもたれ掛かって停止してしまう鉄人。

「あっ!?昇龍拳!昇龍拳!うっ、動かないじゃないか!?」コントロールが利かなくなり愕然とするタイガース。
政宗は「知らねーよ」と興味をなくし冷めた模様。

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脅威が去ったリング上、入ってくるミラクルと勘十郎。
しばし考えてタイガース「...チェストー!」と二人に襲い掛かる。しかしあえなく捕まってしまうタイガースと政宗。

しかしリング中央での衝突をタイガースはリープフロッグ、政宗は前転で回避すると、逆にコーナーのミラクルと勘十郎を襲撃してスロー。
ミラクルと勘十郎はコミュニケーションを失敗し、あえなくリング中央で激突。

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そこを見逃さない政宗。すぐさま勘十郎に雷切を決めてキッチリお返しの3カウント勝利。

タイガースは不敵な笑みで「この鉄人がある限りなぁ、大阪プロレスのレスラー一人ずつオレが殺していってやる」と宣言。

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すると興奮したえべっさんが上半身を脱いで乱入。しかしタイガースのカウンターボディパンチを食らってダウン。

タイガース「殺す前に死にかけてるヤツがいる。これはえべっさんのここ一番のうつ伏せバージョンじゃねぇか。
まぁオレも鬼じゃねぇからよ。事切れる前に皆さんに一言どうぞ」

えべっさん息も絶え絶え「オイ...タイガース...オマエも蝋人形にしてやろうか...オマエも蝋人形にしてやろうか。
夜残酷な時、悪魔は笑いー♪」と聖飢魔U熱唱。

しかしタイガース「さだまさし、ポチ」
えべっさん「オマエを嫁に、オマエを嫁に、オマエを嫁に♪」どうやらサビしか分からないらしい。

ならとタイガース「じゃあウチのオカンが好きだった都はるみ、ポチ」
えべっさん「さよぉーなーら、さよなぁーらー♪」もうグダグダ。

「生き返らすまでもねぇがよ...勘十郎、後は何とかしろ!」と呆れてえべっさんを放置するタイガース。

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タイガースはリモコンを接続し直して鉄人を再起動すると「また車検に出さなきゃいけねぇな」とコントロールしながら退場。

マイクを握る悔しさ満面の勘十郎「みなさん、どうもスイマセンでした。我々の力では鉄人の復活を阻止する事も、鉄人を食い止める事もできませんでした。
しかし、これで終わりだとは思っていません。負けたと思わない限り負けじゃないんだよ!」

観客大きな拍手。

勘十郎「必ず今度は、ヤツらの魔の手からこの大阪プロレスを守り抜いてみせます。
確かに今日の勝ちはヤツらに譲ってしまったかもしれない、鉄人の復活を許してしまったかもしれない。
しかし、一人の死者を出す事もなく一人の犠牲者も出すことなく、無事試合を終えられただけでも今日は良しとするか。
皆さん、我々はまだまだ諦めません!必ず鉄人を倒すその日まで応援宜しくお願いします!
本日は最後まで本当にありがとうございました!」

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そして観客が帰り始める暗転の場内の中、ピンライトで照らされ放置されるえべっさん。
駆け寄った吉野レフェリーの喝によって奇跡的に息を吹き返すえべっさん。

そしてなぜか最後もビンタを張り合いハグする二人。


×松山勘十郎&ミラクルマン&くいしんぼう仮面
(19分18秒雷切→片エビ固め)
タイガースマスク&ブラックバファロー&○政宗

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試合の雑感は対戦結果記事をどうぞ。
(→ホリパラ3/15試合結果 with マイベストショット)
posted by ラポン at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月10日

ホリパラ2009/3/15観戦記  -セミファイナル-

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後半戦でございます。といってもセミファイナルだけ(汗)

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大阪プロレス 3月15日(日) デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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セミファイナル タッグマッチ30分1本勝負
ツバサ&はらだン・クーガー
     vs
アジアン・クーガー&タダサ

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ムチャルチャの入場曲「ポリスストーリー3〜謎〜」が流れる。
現れたのはクーガーとツバサ...とはいえツバサのパートナーは原田のはず。
そしてまたしてもムチャルチャの入場曲。入ってきたのはクーガーと...ツバサのマスクから茶髪の後ろ髪が覗くタダスケ。

リング上にムチャルチャが勢ぞろい(?)

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「スーパーヤングマスター、はらだんクーガー!」

「ストームオブアカプルコ、ツバーサー!」

「褐色のアカプルコ、タダーサー!」

「スーパーデンジャーフライ、アジアン・クーガー!」

宮尾リングアナのコール。ウケまくる場内。

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はらだんクーガー(以下Hクーガー)は背中のキズとヒゲをマジックで書いてなんちゃってアジアン・クーガー(以下Aクーガー)状態。
「チョット待てぃ!レフェリー!ヒゲとキズをチェックしろ!」とイチャモンつけるAクーガー。

ツバサはタダサの無理やり気味に穿いたパンタロンを指差して不平。
「パツパツや、パツパツ!」と吉野レフェリーはタダサのはち切れそうなお尻がツボの様子。

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「先発はタダサで行くわ!行けタダサー!」とAクーガー。
たちまち巻き起こるタダサコール。
タダサはHクーガーとギコチナイながらもルチャムーブ。
アームドラッグから危なげなヘッドスプリングのタダサ。おおっと仰け反る吉野レフェリー。

それでもタダサはツバサ風に斜め45度で睨み付けるポーズ(→一番上の画像)。
満足したタダサ、Aクーガーにスイッチ。

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Hクーガーもツバサとタッチ。待望のムチャルチャ対決。
変わってテンポの良いルチャアクションが繰り広げられる。
切れ味鋭いアームドラッグからドロップキックのツバサ。読んだとばかりに払いのけるAクーガー。

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四つんばいのツバサに後ろからドロップキックのAクーガー。エプロンサイドに頭を突き出したツバサにすぐさまエプロンギロチン。
しかしこれはツバサが読んで回避。ロープ越しに睨み合う両者。
さすがの読み合いに観客から拍手と声援。

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またしてもHクーガーとタダサのリング上。開き直ったかチョップ&エルボー合戦の二人。
するとロープに走って体を浴びせてくるタダサ。これをキャッチしたHクーガーはそのままタダサの顔面をマットに落としてゆく。

Hクーガー、ツバサを指差して「ツバサぁー!イスぅー!」とAクーガー口調。

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ツバサがコーナーにセットしたイスにタダサを叩きつけるHクーガー。
カットに入ったAクーガーもガットショットで止めたHクーガーはAクーガーもコーナーにスロー。
そしてコーナー前にイスをセットし「ツバサっ!」と指示。

イスを踏み台に飛び付きフランケンシュタイナーを決めてみせるツバサ。しかし「呼び捨てにするな!」とご立腹。

ならばと今度はHクーガーがイスをセットして「タダサー!」と飛び付きフランケンを指示。
走りこんでイスまでには乗ったもののタダサ「ムリです...」と泣き。

「行けよー!タダサー」残念そうなAクーガー。

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そんなAクーガーを場外に放り投げたツバサはヘタレのタダサに失格とばかりのマスク剥ぎ。
怒ってやり返すタダサ。

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ここにHクーガーがカットに入ってリング内は紛らわしさ抜群の混戦状態。
コーナーに叩き付けたHクーガーにトレイン攻撃、まずはAクーガーの串刺しラリアット。

そしてなぜかツバサも走りこんで串刺しラリアット。そしてAクーガーとハイタッチ。

首を傾げながらもAクーガー「飛んでけぇー!」とHクーガーに飛びついてのモンキーフリップ。

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続けてタダサのアシストからツバサにもモンキーフリップを狙うAクーガーだが、ツバサは反転して回避。
そのツバサを羽交い絞めにしてAクーガーの前に突き出したタダサ。しかし二つ並ぶツバサマスクに混乱したのかAクーガーは躊躇。そしてついには誤爆。

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ここでタダサを捕まえたツバサはガッチリとドラゴンスリーパー。
HクーガーもAクーガーに掟破りの逆クーガーロック2号。見た目にはムチャルチャ技の競演。

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クーガーロックを力づくで外したAクーガー。続くHクーガーのドロップキックの足を払ってツバサに誤爆させる。
ツバサは勢いで場外へ。タダサはこれを追撃。

それでも態勢を立て直してHクーガー、Aクーガーをヘッドロックに固めて「Uターン!」とポーズ。またも掟破りとなるUターンブルドッキングのアピール。
しかし「やってみろや!」と強気のAクーガー。プレッシャーに負けたかHクーガーはすっぽ抜けて自爆。

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ならばとAクーガー「Uターン!」とアピールしての本家本元Uターンブルドッキングヘッドロック。Hクーガーはリング中央で大の字。

勢いに乗るAクーガーは続けて「アトミコー!」と叫んで場外チェアアトミコのアピール。
場外にはイスをたっぷりと盛られたツバサ。しかしそれはツバサによっていつの間にかマスクを取替えられたタダサ。
騙されたAクーガー、気付かずパートナーに場外チェアアトミコを決めてしまう。

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明らかにグロッキー状態のタダサ。しかも素顔状態。
Hクーガーはそんなタダサを肩車すると強烈な顔面スタンプ。

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そして場外でツバサがAクーガーを押さえる中、リング中央でHクーガーのクーガーロック3号が炸裂。
たまらずギブアップのタダサ。いや、すでにタダスケ。

なぜか勝ち名乗りを一緒に受けるツバサ。
ツバサはタダスケの穿いたパンタロンが破れてないかチェックしてAクーガーに文句を言いながら退場。


ツバサ&○はらだン・クーガー
(9分33秒はらだンロック3号)
アジアン・クーガー&×タダサ

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スイマセン、次の鉄人が妙に長くなっているのでまずこれで1回アップします。
posted by ラポン at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月04日

ホリパラ2009/3/15観戦記  -前半戦-

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さぁて3月15日のホリパラ前半戦です。
シングル3連発、行ってみよー。

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大阪プロレス 3月15日(日) デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第1試合 20分1本勝負
秀吉 vs 三原一晃

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若手ながら体重を活かした技の威力が持ち味の三原。それを受け止めるはパワーファイター秀吉。

まずはロックアップでの力比べから秀吉のヘッドロック。三原を絞めあげて放さない。
何とか振りほどいた三原はタックル。それでも倒れない秀吉に三原は意地でタックル連発、ついには秀吉をダウンさせることに成功。
たまらず場外にエスケープの秀吉、リングに戻ると生意気ワンショルダーにミドルキックの連打。

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その威力の前に呻き声を上げる三原をコーナーに叩きつけて秀吉は走りこんでの串刺しバックハンドエルボー。そしてそのままチョップ&ラリアット「いつものやつ」で三原を休ませない。
たまらず崩れ落ち倒れた三原を秀吉が押さえ込む。

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まだまだとフォールを返してくる三原に、フットスタンプ連打などのエグい攻撃を続ける秀吉。そこから更にはブレーンバスターの体勢。

しかしこれを踏ん張った三原はブレーンバスターで投げ返してみせる。
ここから三原の猛反撃。串刺しのスプラッシュ、ボディスラム、フライングソーセージと続けてがむしゃらにフォール。

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連続攻撃に面食らいながらもこれを返して見せた秀吉。お返しとばかりにブルドッキング・ヘッドロック、フライングラリアートと強力な技を浴びせてがっちりフォール。

しかし三原もカウント3を許さない。フラフラになりながらも秀吉のラリアットにラリアットを合わせ対抗してゆく。
それでも力差からかラリアットを振り抜かれダウンする三原。しかしここからのフォールも返す執念の三原。
そんな三原に秀吉はついに必殺の刀狩。さすがに三原これは耐え切れずギブアップ。

秀吉は片手を挙げて三原の健闘を称えてみせる。会場から湧き上がる大きな拍手も彼の頑張りが呼び込んだものだ。

○秀吉
(8分37秒刀狩)
×三原一晃

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第2試合 30分1本勝負
ビリーケン・キッド vs えべっさん

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リングサイドを練り歩いてえべっさん入場。

続いてベルトを携えてビリーケン・キッド入場。今日も素敵にハイテンション、カメラを向けるファンに嬉しそうにベルトを掲げてみせる。

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「今日はホンマのレフェリングというもの教えたるからな。よう見とけ!」まずは吉野レフェリーに注文をつける不敵なえべっさん。
そのえべっさんを睨み付け、仇でも前にしたかのようにファイティングポーズを崩さないビリー。

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ゆっくりと腕の取り合いの両者。しかし急にスピードアップのビリーはアームドラッグでえべっさんを放り投げて悠々と観客にアピール。
「早すぎるわ」とブツブツ言うえべっさん、今度はタックル合戦へ。

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力強いフライングタックルでビリーを吹っ飛ばし場外へと送るえべっさん。手拍子で観客を煽って場外へダイブ予告。

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しかしロープ際でブレーキのえべっさん。
「飛んでみろよ!」とキレ気味のビリー。

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リングに戻ったビリー。その顔はキレているようにも笑いを堪えているようにも見える。

そんなビリーにえべっさんはコブラツイスト。そして片手でロープを握ると「見てみぃ、ロープ掴んどるやないか。これは反則違うんかい」と吉野レフェリーに説教。
「自分で言うか?」としぶしぶ反則カウントを数える吉野レフェリー。

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早くもグダグダ感が漂ってきたリング上。
これを立て直そうとビリーはガットショットからえべっさんをコーナーに追い詰めてビリンコバスターに入るアピール。
そのビリーに注意を促す吉野レフェリー。

するとえべっさん「ここは、ビリーの見せ場やないか。見て見ぬふりをせんかい」とレフェリーの心得を諭す。
そして堂々とビリンコバスター(2発)を受けたえべっさんたまらず嗚咽。

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観客の歓声で乗ってきたビリー、よろめくえべっさんを「カモン!」と挑発。
するとえべっさん「なんやて?カモン?」としつこく聞いてくる。
ビリーは「カモンに食いつくな!恥ずかしいじゃねぇか!」と逆上してえべっさんをコーナーに叩きつける。

そこから串刺しラリアットを狙ったビリー。しかしえべっさん逆にラリアットで迎撃すると間髪いれずにジャンピングDDT。

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このチャンスにバックを取ったえべっさん。しかしビリーはジタバタと抵抗。
ショートレンジラリアットで反撃したビリーは素早くコーナートップに登りミサイルキックであっさり逆転。

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えべっさんを引きずり起こしたビリーはもういいとばかりに「もう死んでくれ!ライガーボムだー!」とフィニッシュ宣言。
しかしこれを持ち上げてショルダースルーのえべっさん。

起き上がったビリーはすぐさまソバットを狙うもえべっさんこれを避けて素早くスクールボーイで丸め込む、しかしカウントは2。

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なおもしつこくスクールボーイを繰り出すえべっさん。ことごとくカウント2で返すビリー。
たまらず「今のは3つやろ!」と吉野レフェリーに詰め寄るえべっさん。

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「オマエが3つ叩かなきゃ誰が叩くんだ!命がけで叩け!」と意味不明の説教を繰り広げるえべっさん、目を覚ませとばかりに吉野レフェリーにビンタ。吉野レフェリーも張り返す。
そして感極まった両者、力強くハグ。

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するとその隙にビリーがえべっさんをクルリと丸め込み。
そして言いつけ通りに魂込めて3カウントを叩く吉野レフェリー。

コーナーで勝利アピールのビリー。

一方呆気に取られたえべっさんだったが「さっきのスリーカウントはしっかり胸に届いた!この試合の勝者はビリーでもわしでもない!吉野オマエや!」と吉野レフェリーに合格点。
そしてえべっさんは吉野レフェリーにまたもビンタ。張り返す吉野レフェリー。そして力強くハグする二人。

果たしてえべっさんのレフェリー道は吉野レフェリーに伝わったのだろうか。

○ビリーケン・キッド
(10分31秒エビ固め)
×えべっさん

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第3試合 30分1本勝負
小峠篤司 vs ヲロチ

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這いずりながらヲロチがリングイン。待ち受ける小峠、大蛇退治なるか。

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開始のゴングからいきなりスピード感溢れる攻防。ヲロチのラリアットを潜り抜けてロープワークの小峠。
そこにバックハンドエルボーを浴びせるヲロチ。続いてタックルで抱きかかえたまま突進。小峠はフワッと離れるとそのままロープに走って返す刀で打点の高いドロップキック。

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倒れないヲロチにソバット一閃の小峠。片膝を付くヲロチ。小峠ならばとチョップ連発。

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仰け反るものの効かないとばかりにヲロチ。小峠を掴んでボディスラムからストンピングの嵐。

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負けじとソバットで反撃の小峠。そこからスリーパーホールドでヲロチを絞め上げる。
ところがヲロチその手に噛み付いて技を解いてみせる。噛み付きながらゆっくりと立ち上がるヲロチ。

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動揺する小峠をヲロチは場外に投げ出すと会場を引きずり回しながら痛めつける。
リングに戻されてからも小峠はコーナーに宙吊りにされ反撃もできないまま急所攻撃を受け続ける。

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そしてヲロチは小峠を抱え上げると2度3度と豪快にマットに叩きつける。鳴り響くマット音、その威力に拷問技と化すボディスラム。

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充分にダメージを与えた小峠にヲロチは覆い被さっての噛み付き攻撃から胴絞めスリーパー。
じわりじわりとダメージを与え小峠を追い込んでゆくヲロチ。

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これを何とか耐え抜いた小峠、ロープに振られるも逆にコルバタ式DDTを決めて反撃開始。
スワンダイブミサイルキック、そして高速ロープワークで幻惑してからのフライングレッグラリアートが連続でヲロチを捉える。

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ここで怒ったヲロチは小峠を無理やりリバースブレーンバスターの体勢に。
しかしこれを背後に着地して見せた小峠は攻撃を狙うがヲロチは吉野レフェリーを盾にして防御。
一瞬ひるんだ小峠に後ろ蹴りで急所攻撃を繰り出すヲロチだが、これをかわした小峠は強烈なトラースキック。

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「決めるぞオラ!」とうずくまるヲロチに近付く小峠。
ヲロチが中腰になったところでロープに走る小峠。しかし待っていたのはナックルパート。そしてすぐさま急所を蹴り上げるヲロチ。小峠は悶絶。

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完全に動きの止まった小峠をヲロチは捻るようなチョークスラムで叩きつける。
そしてアルゼンチンバックブリーカーに抱えあげると旋回して落とす必殺の鬼風車が炸裂。

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ピクリとも動けず3カウントを聞いた小峠はそのまま大の字。それを這いずりながら忍び寄ってきたヲロチが見つめる。
どこまでも不気味なヲロチに戦慄を隠せないまま小峠はその退場を黙って見つめるしかなかった。

×小峠篤司
(9分54秒鬼風車→片エビ固め)
○ヲロチ

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試合の雑感は対戦結果記事をどうぞ。
(→ホリパラ3/15試合結果 with マイベストショット)

試合は後半戦に続きます。
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2009年03月23日

ホリパラ2009/3/1観戦記  -後半戦-

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毎度毎度の遅筆なラポンでございます。
それでは後半戦、入ってみよー(開き直り)!

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大阪プロレス 3月1日(日) デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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セミファイナル タッグマッチ30分1本勝負
ビリーケン・キッド&小峠篤司
     vs
タイガースマスク&政宗

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正規軍コーナーは大阪プロレス王者ビリーケン・キッドに小峠篤司が並び立つ。
対するルード軍はハンマー片手にタイガース、そして伊達男政宗。

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ビリーのコールが終わらないうちにルード軍が急襲して試合開始のゴング。
会場一斉のブーイング。荒れ模様の幕開け。

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タイガースはビリーに狙いをつけるとコーナーでチョーク攻撃からチョップの連打。
すぐさま目まぐるしいアームドラッグ合戦を展開の両者。
ビリーは鮮やかにドロップキックでタイガースを射抜いて「おっしゃー!」とガッツポーズ。

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尻込みするように後退してタイガースは政宗とスイッチ。
正規軍は代って小峠。
チョップを打ち合う中、意表を突いてソバットを打ち込む小峠。

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しかしここでタイガースが小峠を背中から不意打ち。
政宗はコーナーからフォローに出ようとするをビリーを連れ出し場外での鉄柱攻撃。
タイガースも小峠を場外に落とし一方的に痛めつけると、リングに戻った政宗に引き渡す。

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孤立してしまった小峠はルード軍の狡猾な攻めの前にやられたい放題。
ブーイングもなんのその、余裕で観客に挑発してみせるタイガース。
吉野レフェリーのチェックでカットに入れないビリーは歯ぎしり。

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ルード軍の巧みなスイッチワークで攻め込まれ、逆転の糸口が掴めない小峠。
そんな中、「ことうげ悪いやつなんかには負けるなー!」と子供の声援が飛ぶ。
ビリーもこれに呼応して「小峠負けんな!」とエール。

するとこれに目を付けたタイガースはその子供に向かって「世の中悪いヤツが勝つんだよ!」と毒づく。

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それでも「ことうげ負けるなー!」と声援を送り続ける子供の声。
これに応えるように小峠は串刺し攻撃をかわしスワンダイブミサイルキックで脱出。

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タッチを受けたビリーは待ちかねたとばかりにルード軍に対して連続ドロップキック。
そしてタイガースを捕らえてたっぷりと観客を煽ってからのビリンコバスター。

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続けざまに串刺しドロップキックを放ったビリー。
先程の子供を指差し見つめて「正義は勝つ!」

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なおもビリーとタイガースは激しくやりあう。
タイガースのバックドロップをビリーがバク転して着地すれば、タイガースもビリーのバックドロップを同様に着地。
ビリーがタイガースの腕を捕まえてラリアットを打ち込めば、タイガースは腕を捕っての脇固め。

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両陣営のカットが入ってリング上は小峠と政宗。
体力回復の小峠は高速ロープワークからフライングレッグラリアート、低空顔面ドロップキック、スワンダイブボディプレスと一気に畳み掛ける。

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しかし政宗は小峠のソバットをヒラリかわすと懐に飛び込んでコンプリートショット。
続くアンクルホールドに捕らえられた小峠は苦悶の表情。

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またしても小峠に狙いを定めるルード軍。タイガースの串刺しハイキック、政宗のブルーサンダーと立て続けに食らってしまう小峠。

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「ことうげ頑張れー!」の声がひときわ大きく響く。うるさいとばかりにルード軍はダブルのクローズライン。
しかしこれを潜り抜けた小峠はドロップキックで二人まとめて場外に追放する。
そして足踏みで観客を煽ってトップロープ越えのトペ・コンヒーロ追撃弾。

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「小峠(タイガースを)上げろー!オレが天誅を食らわしてやる!」と意気上がるビリー。
無理やりリングに戻されたタイガースは「堪忍したってください!」と許しを乞う。

それでもビリー、観客の後押しを受け「これは小峠の分!!」とライガーボム。

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続いて「天誅ーっ!」と叫ぶとタイガースをトップロープから吊り下げて...、

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「これはキミの分だぁーっ!」と子供にアピールしてからの強烈な串刺しドロップキック。

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そのままビリーはコーナーに垂れ下がったままのタイガースを肩に担ぐと「これは会場のお客様の分だー!ベルティゴー!」とフィニッシュ宣言。

しかしここはタイガースが暴れて回避。そして間髪いれずのファール攻撃にビリー悶絶。
観客は大ブーイングだが、そこに小峠が「食らえタイガース!」とナイスフォローのコルバタDDT。

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場外ではビリーと政宗が乱闘状態。
ビリーの「決めろ小峠!」の声に小峠は威力充分のトラースキック。
ここからロープに走る小峠だがタイガースがいきなり蘇生。不意に立ち上がるとカウンターのラリアットを小峠に浴びせてみせる。
途端に失速の小峠にタイガースは垂直落下ブレーンバスター。

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そしてタイガースにとどめのバズソーキック「満月の夜」を食らってしまった小峠はKO状態。そのまま3カウントを聞いてしまうことに。

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勝ち誇るルード軍。タイガースは最後まで必死に正規軍を応援していた子供の方を向くとマイクを握る。
「どうだ!分かっただろう!マジメにやってもダメなんだよぅ!
小僧!よく覚えておけ!マジメにやったってなぁ、いい事なんてひとっつも無いんだよ!!」

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「そんなことない!」と自信たっぷりに言い返す子供。観客は拍手。

するとタイガース「だがな!オマエが今後の人生で勉強をよく頑張り!友達ともよく遊び!何よりお父さんのことをよーく聞いてたら勝てるかもしれないなぁ!
だがオマエにはムリなこった!ハハハハッバカヤロウ!」
ウィットの利いたマイクにブーイングと拍手が入り混じる場内。

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ビリーはルード軍が去った後、悔しさをにじませながらもマイクを取る。
「タイガース!オレ達は諦めないぞ!何度負けても!何度敗れてもオレ達は立ち向かってゆく!そしてオレ達の考えが正しいって事をハッキリ証明してやる!」

入場口で冷やかすタイガースたちに「見てろ!努力は必ず報われるって事を証明してやるからな!」と言い放つビリーはなおも続ける。
「すぐには結果は出ないかも知れません!でも、諦めず!挫けず!一歩一歩前進することが大事なんです!
その結果!必ず最高の勝利を!最高の瞬間を味わうことができるんです!
これからも小峠と一緒に頑張っていきます!みなさん今日はどうもありがとうございました!」
拳を突き上げる彼らを観客は大声援で包んだ。

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何気ない子供の声援から、試合は激しいながらも笑いあり、そして最後は感動ありの一昔前の特撮ヒーローもののような展開に。
何かビリーやタイガースの言葉を聞いててこそばゆい感じもしたけれど、それはきっと現代人が日々思っていることをタイガースが、そして奥底に眠っている熱い気持ちをビリーがほじくったからなのだと思います。

この試合はベストバウトなどと評価される試合とは違う。だけどハッキリと心に残った素晴らしい試合でした。
あの時の子供がビリーとタイガースのマイクを聞いてどう思うか。それは間違いなく将来的に良い方向なのだと思いますよ。

ここまで言うとオーバーかもしれないけどこれこそプロレスの教科書。技とか技術とかいう話ではなくて、今の世間にプロレスが発信しなければいけないのはこういったプロレスが持つ立ち向かう精神なのではないかと思うんです。
これがホリパラの何の変哲も無いタッグマッチでフト生まれるのが大阪プロレスの凄いトコ。
いや、いいもの観させていただきました。

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ビリーケン・キッド&×小峠篤司
(13分43秒満月の夜→片エビ固め)
○タイガースマスク&政宗

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メインイベント タッグマッチ60分1本勝負
アジアン・クーガー&松山勘十郎
     vs
くいしんぼう仮面&えべっさん

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ユニーク軍の中に一人迷い込んだアジアン・クーガー。
迷える子羊か、はたまた食物連鎖の頂点か。

先発はクーガーとえべっさん。
勘十郎は自信たっぷりに「相手はえびすだぞ!秒殺だ!」とクーガーを煽る。
ところがクーガー「勘十郎!先輩やないか先輩!謝れ!」といきなり不協和音。

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「...スイマセン」とあっさり謝る勘十郎にクーガー「カッコ悪い」と今度は非難。

すると今度はえべっさん「チョット待てや!カッコ悪いってこういう役いつもオレがやっとるんや!それをカッコ悪いってどういう事や!」と怒る。
そんなえべっさんにクーガー「まぁまぁまぁ」とクイッと飲むしぐさ。

飲み仲間のクーガーとえべっさん、スグに仲直りしたところで二人向かい合ってファイティングポーズ、そしてパートナーにタッチ。
「何もしてないやないか」とツッコむ吉野レフェリー。

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代って勘十郎とくいしんぼう。
バックの取り合いからアームドラッグ合戦。勘十郎はいつものようにヘッドスプリングで起き上がって得意顔。

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「カッコええやろ」と自慢する勘十郎に「くいしんぼうかてできるわ!」とえべっさんが代弁。
その言葉通り見事ヘッドスプリングを決めてみせる勘十郎。

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続いて難易度の高いヘッドスプリングもこなした生意気なくいしんぼうに勘十郎「これはできんやろ!よぉ見とけよ!」とトップロープのコーナーパットを使ってのヘッドスプリング。
観客は勘十郎の妙技に喝采。

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それでもえべっさん「それくらいできるわ!くいしんぼうを見とけよ!」と自分の事のように自信たっぷりの宣言。

しかしコーナーに上ったくいしんぼう恐がってプルプル。
「オマエできんのなら降りて来いや!」と近付く勘十郎。
くいしんぼう待ってましたとダイビングボディアタック。

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そのままフォールに入るくいしんぼう。返す勘十郎。
くいしんぼうの足をすくってフォールの勘十郎。返すくいしんぼう。
吉野レフェリーの足をすくってフォールのくいしんぼう。返す吉野レフェリー。

3人揃ってファイティングポーズ。

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「わしもやりたい」とえべっさんリングイン。
ところが出てきたのはクーガー。
ここからバックの取り合い。そしてクーガーの背中から顔を覗かせるえべっさん「今日はドコ飲みに行こ?」

クーガー「行ったばっかやがな!」

えべっさん「喰い放題でえぇトコあるからいこ!」

クーガー「いつ行こ?」と喜ぶクーガーだが油断したところをえべっさんガッチリとコブラツイスト。

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これを簡単に振りほどいてしまったクーガーにえべっさん「大丈夫?大丈夫?」とおそるおそるの妙なフォロー。
憮然とするクーガーに「まぁ機嫌直してや、こんなこともあろうとコレを用意して来てるがな」と小指を立てるえべっさん。

「さすがえべっさん」とコロッとオチるクーガー。

えべっさんは客席に向かって「ヨネ子ちゃーん!ヨネ子ちゃんこちらへー!」と手を振ってみせる。

そして思わずのめって覗き込むクーガーに「...そう言ったら来ると思ったやろ」とえべっさん。

クーガーは「来ないんかい!」とオーバーアクションで受け身。しかし会場は見事なくらいにウケずシーン。

精神的に大ダメージを受けたクーガー、恥ずかしさを紛らわすべくえべっさんとオイオイ小突きあって「ユッフォ!」

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少し気まずさの残るリング上に勘十郎とくいしんぼう。ルチャムーブをお約束で転ぶ勘十郎。
そこからクルクル回ってくいしんぼう、みんな揃って欽ちゃんジャンプ。お客さんは大喜び。

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ならばと続く勘十郎「いーざぁー♪」とロープ渡り。
蝶々役は同じチャンピオン同士とクーガーを指名する勘十郎。
しかしクーガーの蝶々は好き勝手に飛び回る。
「どこにいくねん!」とキレる勘十郎。

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リング上はまたしてもクーガーとえべっさん。
今度はクーガーのコブラツイストがえべっさんを捕らえる。

「今日ドコ行く?」とまたも油断させようとするえべっさん。

「またそれか!」とよりキツく絞め上げるクーガー。

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ここで勘十郎のハリセンがえべっさんを追撃。
痛がりながらもなんとかロープを掴んで逃れたえべっさんは勘十郎をコーナーに投げつけて串刺しラリアット狙い。もちろん勘十郎はハリセンで迎撃。

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ここで凶器には凶器と竹刀を持ち出すくいしんぼう。
竹刀の前にハリセンは叩き飛ばされくいしんぼうの乱打をまともに受ける勘十郎。
そして竹刀リバース・インディアンデスロックに「ぐあぁー!」と悶絶する勘十郎。

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起き上がる勘十郎になおも竹刀を振り下ろすくいしんぼう。勘十郎はキレてビンタで返す。
こっちもキレたくいしんぼうが竹刀を投げ捨ててたちまちビンタ合戦に突入。
くいしんぼうにはフルスイングで張られ、吉野レフェリーにも壮絶な一撃を食らってしまう哀れな勘十郎。

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ヨロめく勘十郎にくいしんぼうは素早くスクールボーイ。ここはクーガーが出てきてカット。
えべっさんも入ってきてリング上、ヘッドロックごっつんこから全員仲良くフラワーダウン。

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リングに残ったクーガーとくいしんぼう。
くいしんぼうはクーガーを倒そうと何度も走りこんではラリアット。「来いやコラ!」と微動だにしないクーガー。
その横っ面にグーパンチのくいしんぼう、続いてヘッドロックから指をクルクルッと回すUターンポーズでクーガーのマネ。
勢いよくUターンブルドッキングに挑戦のくいしんぼうだったがUターンの勢いでそのまま放り投げられてしまう。

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見本を見せてやるとばかりに「Uターン行くぞ!」と本家本元クーガー。
鮮やかにUターンブルドッキングヘッドロックを決めてみせる。

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ここからが見せ場とクーガー、くいしんぼうをセットするとリングからエプロンに飛んでギロチンドロップ。
しかしこれをかわして見せたくいしんぼう、同じようにクーガーをセットするとリングからエプロンに飛んで...着地してうまか棒。

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場外で立ち上がるクーガーにくいしんぼうは追い討ちのラ・ケブラーダ。
会場からはおぉーっと歓声。

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リングでは勘十郎とえべっさんがモンゴリアンチョップ合戦。
これに打ち勝ったえべっさんは串刺しラリアットからブレーンバスター。

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劣勢の勘十郎だったが豚の角煮ですぐに逆転。思わず場外に落ちたえべっさんに間髪入れずにトペ・スイシーダを放つ。

そして今度こそクーガーの出番、面目躍如の場外弾トペ・コンヒーロから場外チェアアトミコとえべっさんとくいしんぼうに大ダメージを与える。

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この好機に勘十郎はフラフラのくいしんぼうをリングに戻すと、コーナートップで「絶景かな!絶景かなぁー!」と見栄を切ってからのダイビングボディプレス「山門」。
勘十郎、必殺技で3カウントを奪い見事勝利を収めてみせる。

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晴れ晴れと胸を張りマイクを握って勘十郎。
「みなさん!今日はどうもありがとうございました!
大阪お笑いチャンピオンと大阪プロレスタッグチャンピオンの夢のチーム、見事勝利を掴みました!」

観客の大歓声に満足そうな勘十郎、なおも続ける。
「えべっさんが試合中にもかかわらずクーガーを散々飲みに誘っていましたが、こんなにもお客さんに喜んでいただいたのなら、えべっさんもさぞかしオイシイお酒が飲めることでしょう...ねぇえべっさんっておおぉ!!」

いつの間にかリング中央で前触れなく危篤状態のえべっさん。

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驚いて歩み寄る勘十郎「えべっさん!なんか手ぇ組んでる!これはえべっさんが余命幾ばくもない状態...
ではえべっさん!事切れる前に何か!何か一言!!」

えべっさん口元にぶら下げられたマイクに向かって息も絶え絶え「クーガーさんまた一緒に飲もうや...
飲んでぇー飲んでぇー飲まれてぇー飲んでぇー(中略)静かに眠るのでしょう♪」とコブシを利かせて熱唱。
すすり笑いに包まれる会場。

そのあまりのグダグダ加減に勘十郎「えべっさーん!半分以上歌えてないよー!こんなんじゃ終われないよ!ここは何か明るい曲でもポチッ!」と胸の選曲スイッチを押す。

するとえべっさんブフッと一人笑いしながら「飲んで飲んでー♪飲んで飲んでー♪飲んで飲んで♪飲んで飲んで♪飲んで飲んでキュ♪モロキュー、オバQ、肩脱臼♪」と歌いだす。

とりとめもなく壊れてゆくえべっさんを勘十郎が手刀で介錯「えべっさーん!!えべっさーん!!自分で笑いすぎじゃー!!
...あっ、えべっさんが奇跡的に息を吹き返した」
何事もなかったように甦るえべっさん。

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締めの役目は結局勘十郎「...というワケで大阪プロレス、笑いあり、熱狂あり、涙あり、感動ありでお一人でも、カップルでもご家族連れでも皆さんに楽しんでいただけることを約束いたします!
どうぞ皆様またお気軽に遊びに来てください!本日はどうもありがとうございました!」

最後はメインの全員で手を挙げて観客にアピールしハッピーエンド。

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クーガーさんのキャラクターをも笑いで吸収してしまったユニーク軍。すでに貫禄の舞台です。
定番ネタをうまく進化させて常に新しいものを見せ続ける事は、同時にそのネタとネタの間を繋ぐしっかりとしたレスリング能力が無いとできない事。
ホントは凄い危険の中でやってることなんて微塵も感じさせないリング内。
プロレスと笑い。どっちもできるかと問われれば一般の人はどっちもできない。
だからこそそのパワーをもらいにくる価値があるんですよ。


全5試合、とくにこの日は勘十郎の言った「笑い、熱狂、涙、感動」を詰め込んだ大阪プロレスらしい興行だったと思います。
プロレスがお約束事ばかりだと思っているなら一度デルアリに来て欲しい。
まさにライブ感。その会場の空気を吸っているからこそ感じられる面白さ、爽快さ、そして驚き。是非とも体験していただきたいです。
自信たっぷりに選手が待ってますよ。

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アジアン・クーガー&○松山勘十郎
(14分39秒山門→体固め)
×くいしんぼう仮面&えべっさん

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数日前からシステム改良されてケータイでのブログ画像がサムネイル表示されるようになったみたいです。
これを観戦記が読みやすくなったと見るべきか、それともより表示が遅くなってよりイヂメのようなブログになったと判断すべきか(汗)

とにかく1ページ毎の表示は設定で現時点より少なくできるみたいです。要は今より一度に表示するデータを少なくできるって事です。
そうするべきなのかどうなのか分かりません。なにかご要望ありましたらご意見くださいませませ。
posted by ラポン at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月19日

ホリパラ2009/3/1観戦記  -前半戦-

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3月1日の大阪ホリデーパラダイス前半戦の観戦記をお送りいたします。
今更かよ、何て思わずにどうぞお付き合いくださいませませ。

なお、第3試合に付きましてはお子様の教育上そこそこ好ましくない内容が含まれておりますので、くれぐれもマネなどなされませんようご留意いただきますようお願い申し上げます(笑)

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大阪プロレス 3月1日(日) デルフィンアリーナ大会

「大阪HOLIDAY PARADISE」

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第1試合 20分1本勝負
三原一晃 vs ブラックバファロー

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まずはバファローが三原をガッチリとヘッドロック。三原これを解いてハンマースロー。中央でタックルが激突。
なおもしつこくヘッドロックで固めてみせるバファロー。三原これも振りほどいてボディスラムで投げ落とす。
続くエルボーの打ち合い。バファローの重たい一撃に思わずたじろぐ三原。

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それでも気迫でエルボーを打ち返す三原。
するとバファローその勢いを削ぐかのように三原の左腕を捕まえV1アームロックで絞め上げる。
思いもよらぬ展開に顔色が変わる三原になおもエルボー、脇固めと腕への集中攻撃を続けるバファロー。

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腕を痛めつけられ動きの鈍った三原を高速ブレーンバスターで投げ捨てるバファロー。
しかしここで三原が怒涛の反撃。バファローをボディスラムからコーナーに振って串刺しのバックハンドエルボー、そのまま対角に振ってコーナースプラッシュ。そして体重を活かしたジャンピングボディプレス。

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フォールをカウント2で返したバファローはガットショットからブレーンバスターの体勢に。
腰を落として踏ん張る三原。そして逆にブレーンバスターで持ち上げたと思った瞬間、バファローはその腕を捕ってまたも脇固め。

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左腕に蓄積するダメージ。苦悶の表情の三原。
何とかロープエスケープした三原をバックを取ってバックドロップの体勢のバファロー。
ジタバタと必死にこらえる三原。

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しかしこれも誘い水。またしてもバファローは三原の腕に絡み付いて絶好のポジションで脇固め。
ここまで耐えてきた三原だったが脱出不可能、ついにギブアップ。
バファローはしてやったりの顔で三原を見下ろしてから退場。


×三原一晃
 (7分04秒脇固め)
 ○ブラックバファロー


◎ まさに三原君の経験値を上げるような一戦。突撃一辺倒では通用しないんだよ、と諭しているかのような腕への一点集中。
もうすぐデビューから1年の三原君。「健闘した」だけでは許されない時期がもうそこまでやって来ていると思うな。

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第2試合 30分1本勝負
タダスケ vs ヲロチ

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ネパールからパワーアップして戻ってきたという触れ込みのヲロチ。
その初の相手は髪をオールバックに固め精悍なイメージとなったタダスケ。
試合はヲロチのいきなりの急襲でゴング。

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全速力からタックルのタダスケ。リング中央で何度も激しくぶつかり合う両者。
交錯するたび気迫の表情でヲロチを睨みつけるタダスケ。しかし最後はうまくタイミングを外して飛び込んだヲロチに軍配。

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すぐさまヲロチはタダスケの背後を取るとチョーク気味のスリーパー。
タダスケは倒されながらも何とかロープを掴んでエスケープ。

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なおもしつこく覆い被さるようにチョークスリーパーを極めるヲロチ。
だがタダスケは持ち前のパワーで絞められたまま立ち上がると後ろに叩きつけてムリヤリ振りほどいてみせる。

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それでも飄々とした様子のヲロチ。タダスケを起き上がらせるとブレーンバスターに持ち上げようとする。
しかしこれを耐えて2段階式のブレーンバスターで投げ返すタダスケ。

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二人ほぼ同時に立ち上がるリング上。タダスケは一足早くヲロチを捕まえハンマー連発で弱らせてボディスラム。
そして起き上がったところをラリアットのタダスケ。これを屈んでかわしたヲロチはロープに走る。
しかしこれを読んだタダスケもロープに走るとクロスタックルを浴びせてヲロチを吹っ飛ばす。

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ペースを握ったタダスケはワンハンドバックブリーカーから逆エビ固めと腰を攻め立てる。
ヲロチはうなり声を上げて耐えている様子。

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だが技が外れるなり効いた素振りも見せずにガットショットで反撃のヲロチ。
そして首かっきりポーズからタダスケを軽々とリバースブレーンバスター。

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そして素早くコーナートップに登ったヲロチは、立ち上がったタダスケに豪快なミサイルキック発射。
もんどり打ってダウンするタダスケ。
しかし、こんなものでは済まさぬとばかりにダメージの深いタダスケを引きずり起こしにかかるヲロチ。

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ここでヲロチはアルゼンチンバックブリーカーでタダスケを抱え上げると、そのまま旋回して落とす新兵器「鬼風車」
ピクリとも動けないタダスケ、そのままフォールで3カウントが入り無念の敗北。


×タダスケ
 (4分23秒鬼風車→エビ固め)
 ○ヲロチ


◎ ルードファイトだけじゃないヲロチというキャラクターを活かした試合運び。そして今まさに若手の領域から飛び出そうとあがき始めたタダスケのパワフルなファイト。
試合時間は短かったけど面白い一戦でした。二人が絡むカードはこれからもどんどん良くなっていくでしょうね♪

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第3試合 3WAYマッチ30分1本勝負
秀吉 vs 原田大輔 vs ミラクルマン

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まずはミラクル、秀吉と入場。そして仲良く同じコーナーに寄り添う師弟コンビ。
最後に入場してきた原田は首を傾げながら反対のコーナーへ。

順番に選手コール。かいがいしくミラクルの革ジャンを脱がそうとする秀吉だが腕だけが抜けない。
「袖から先やろ!」とツッコむミラクル。

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かくして試合開始のゴング。ミラクルと秀吉の視線は原田をロックオン。

「オイ!3WAYやろ!」と文句を言う原田に、リング中央を指差して「センター来い!センター!」と挑発する秀吉。
そしてジワリジワリと追い詰められてゆく原田。

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仕方なくミラクルと手四つの体勢になる原田。当然後ろから原田を襲撃し羽交い絞めにする秀吉。

ミラクル「ちゃんと持っとけよー」

秀吉「オッケー!オッケー!」

とっても理不尽なリング上。

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さっそくミラクルは「よっしゃー!」とカンチョーポーズ。
すると途端に腰が引けて原田を放してしまう秀吉。

「まだ(カンチョー)慣れてへんのか!」と怒るミラクル。

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「まあええわ、オレの闘いを見とけ!」とミラクル、原田とリズム良くチョップ合戦。
そして「アッ!」と指差して気をそらせてのアッチ向いてホイグーパンチ。続いてよろめく原田のバックに回ってカンチョー発射。

しかしこれを読んでいた原田、鮮やかにジャンプしてカンチョーをかわすと、すぐさまベリートゥベリースープレックスでミラクルを放り投げて場外に追い出す。

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この師匠のピンチに突進してくる秀吉。これをソバットで迎撃の原田。

続けざま原田はエルボーを打ち込む。
秀吉は目の覚めるような強烈チョップで対抗。その威力に仰け反る原田。
ここから緊迫した闘いになると思いきや...

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ロープに飛んだ原田をリングサイドから足を掴んで倒したミラクルがリングイン。
そしてうつ伏せの原田のケツにカンチョー連打。

その凄惨な光景に思わず目を背ける秀吉。
「コラ!ヒデ!ちゃんと見とけ!」とミラクル。

秀吉「う、うえーっ」と吐き気をもよおす。
「何をえずいとんねん!」と弟子の情けなさに怒るミラクル。

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なおもカンチョー突き立てるミラクル。原田は「ア゛ーッ!ア゛ーッ!」と断末魔の叫び。
自分がやられたかのように「アー、アーッ」と呻く秀吉。

結局目を背けてしまう秀吉を「コラ!ヒデ!ちゃんと見んかい!」と手を引っ張るミラクル。

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焦れたミラクルは秀吉にカンチョーポーズをさせると「オマエやってみぃ!やれ!ここに刺せ!」とカンチョー強要。
おそるおそるカンチョー攻撃を体験する秀吉。

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「そんなんじゃ甘い!穴や!穴に刺せ!」とムリヤリ秀吉にカンチョーを続けさせるミラクル。
原田は痛みに耐えかねホフク前進。

(やってしまった...)と茫然自失の秀吉に「ヒデ!こいつのケツだけを攻めろ!」と非情な命令ミラクル。

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「ケツが弱ってるから!」となおも煽るミラクル。

師匠の顔色を見ながらケツを引っぱたくスパンキング攻撃に出る秀吉。
それでも敏感になってしまっている原田「ア゛ーッ!」と追加ダメージ。

「刺したれ!刺したれ!」のミラクルに対して「勘弁してくださいよ!」と秀吉、仕方なくミラクルは交代...って3WAYなんですけど。

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ミラクルは原田に顔面ウォッシュ攻撃。そして急所ヒッティング。
前に後ろに大惨事の原田。

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続いて容赦なくキンチョー攻撃を加えるミラクル。
うずくまる原田は顔クシャクシャ「ア゛ーッ!」とすでに恍惚気味。

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修行とばかりに秀吉と交代して「刺せ!刺せ!」と急かすミラクル。

顔色をうかがいながら戦意喪失の原田にアトミックドロップの秀吉。「これで充分じゃないっすか」と既に泣きそう。

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「しゃーない、合体、合体!」とミラクル。
コーナーの原田に串刺しラリアットのミラクル。続いて秀吉の串刺しラリアット。

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するとミラクルここで秀吉に裏切りのスクールボーイ。秀吉焦って返してカウント2。

「どういう事っすか?」と秀吉。「さぁ?」と誤魔化すミラクル。

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「それより、合体、合体!」とミラクル。
再びコーナーに振った原田に串刺しラリアットのミラクル。続いて秀吉の串刺しラリアット。

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そしてまたも秀吉に裏切りのスクールボーイのミラクル。秀吉焦って返してカウント2。

「何が起こったっすか?」と詰め寄る秀吉。原田を急所攻撃して誤魔化すミラクル。

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ミラクルは何も無かったかのように「よーしコイツのケツを向けろ!」と秀吉に指示。
秀吉は原田をボディスラムで投げつけるとケツをコーナーに向けてセット。

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コーナートップに登ったミラクル「よっしゃ見とけーっ!」と超危険なダイビングキンチョー予告。

しかし甦った原田が秀吉に起死回生のカンチョー攻撃。「ア゛ーッ!!」と仰け反る秀吉。

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その勢いでコーナーに激突してしまう秀吉。衝撃でコーナーの金具に股間を打ち付けてしまうミラクル。

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逆襲の原田、まずはケツを押さえて身動きが取れない秀吉にフロントスープレックス。

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そしてトップロープ上に釘付けのミラクルに歩み寄って「よっしゃー次はオマエだー!」と不敵な笑み。
そして「手伝う、手伝うから」と謝るミラクルをデッドリードライブでブン投げる。

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続いてハーフハッチスープレックスを決める原田。ミラクルは危うくカウント2で返す。
休まずエルボー連発でミラクルを追い込む原田。

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しかしここで師弟コンビの連携。ミラクルのソバットからステップ延髄。
そこに秀吉がケツの痛みを抑えてフライングラリアットからペディグリー。

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このチャンスに「大丈夫、大丈夫」とムリヤリ秀吉を起こすミラクル。
秀吉は内股になりながらも気力を振り絞って立ち上がる。

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「コイツのケツもあとチョットやー!」と再び秀吉に原田のケツをセットさせるミラクル。

しかしランニングカンチョーは原田に避けられ、秀吉へのランニングキンチョーに。あまりの威力に浮く秀吉。

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「ヒデゴメーン!」呆然とするミラクル。
原田はその後ろからスクールボーイ。慌ててカウント2でキックアウトのミラクル。

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「このガキゃー!」と振り向こうとするミラクルに原田のカンチョー攻撃。
しかし何事も無かったかのように振り向くミラクル。

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カンチョーポーズのまま呆気にとられる原田。

そして「効かんなぁー!オレにカンチョーで対抗しようなんざ100万光年早いわー!」と咆えるミラクルマン。

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「ならやったろやないかい!打って来ーい!」とケツを向けて踏ん張る原田。無謀な神への挑戦。

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「覚悟はえぇな!うりゃー!」とミラクルの居合い抜きのような鋭いカンチョーが原田に炸裂。

原田は歯を食いしばって「まだまだじゃー!」

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「なら刺してこんかーい!」と十字架に架けられた殉教者の如く手を広げて踏ん張るミラクル。

「おりゃー!」大きく振りかぶって渾身のカンチョーを食らわせる原田。

しかしミラクル「なんじゃー!オマエのカンチョーはこんなもんかい!!」

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ならばと「打って来ーい!!」と同じくノーガードでケツを向ける原田。

「これで終わりじゃー!!」ミラクルの天を突くようなアッパーカンチョー発射。

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「まだじゃー!」と叫ぶ原田に「思いっきり来ーい!」と絶対的自信のミラクル。
原田は最後の力を振り絞ってカンチョー。

「なんじゃそりゃ!なんじゃその...」とミラクルが言いかけた次の瞬間、原田の秘密兵器スクリューカンチョーが鉄のケツを貫く。

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さしものミラクルもダウン。原田も力尽きてダウン。すでに(ケツが)瀕死の秀吉もノックダウン状態。
宮尾リングアナの「ダウン!」というアナウンスが会場に響く。
「ワン!ツー!...」進んでゆくダウンカウント。

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するとここで秀吉が奇跡の復活。カウント10ギリギリで立ち上がり大逆転勝利。

そして師匠ミラクルに駆け寄る秀吉。
秀吉「師匠!」

ミラクルは消え入りそうな声で「ヒデ...オマエにはまだこの闘いは無理やったな...命を懸けた刺し合い...オマエにも見せて欲しかった...ガクッ」とこと切れる。

秀吉はセコンドに「119番を呼べ!」と悲痛な叫びを上げながらミラクルを抱えて退場。

宮尾リングアナ「どうやら大丈夫なようなので119番はしないでください」とアナウンス。


○秀吉
 (12分03秒TKO)
 ×ミラクルマン ×原田大輔


◎ 夜中にこれを書いていて変なテンションになりました(汗)
お下劣と言ってしまえばそれまでですが、それでも面白いんだもん。

とにかくこれはデルアリという密室で起きた事件です。だからこの調書というべき観戦記を読んだところでリアルは伝わりません。
是非デルアリで笑い転げてください。ホントみんなおバカで素敵なんです。

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このブログの観戦記、ケータイで読んでいただいている方に優しくないと評判です。
それでも性懲りも無く後半戦へと続きます。
posted by ラポン at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

大阪ハリケーンという長い一日 −後編−

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大阪府立から舞台はデルフィンアリーナへ。
タイガースマスクとザ・グレートサスケのタコ焼き対決。

タイトルマッチ敗退のリベンジに燃えるルード軍は、バファローが内緒でパクつくやらグラビアを見せてサスケの動きを止めるやら悪事の限りを尽くし一度はテッドレフェリーから勝利宣言されるものの、結局そのバファローの口の周りに青海苔が付いているのがバレてサスケの逆転勝利に。

ハリケーンの売店でモタモタしてて着いたときには満員状態。
タイガースとバファローの緩いトークが途中からしか聞けませんでした、口惜しい!まぁ吉野レフェリーの秘技「葱玉葱」はバッチリ見られましたが(笑)

この世紀の対決の一部始終を観客は「何やってるんだか」って感じでニコニコしながら見てました。
サスケはとにかく食べるだけな感じだったのですが喋らなくてもやっぱりパフォーマーですねぇ。
そしてこういった場面で才能発揮しまくりのタイガース&バファロー。こういったイベントをサラッと成立させてしまうあたり、ただの悪党だけではもったいない非凡なお二人。
この大食い対決シリーズはある意味サタナイ的ストーリーの番外編とホリパラ的マッチメイクの融合ですからこれも立派な大阪プロレスなんですよね。
無料とはいえ、あれだけ長引いた大阪ハリケーンの本編の後にもかかわらずファンは貪欲に大阪プロレス的なそれを楽しみたいと思った。それだけものがソコにあるから食いついてきたワケで。
それってスゴい事ですからねぇ。一切プロレスせずにデルアリをいっぱいにしてしまったんですから。

とにかくリラックスした雰囲気の中で選手もやりやすそう(というか好き勝手)でした。この日初めて大阪プロレスを観て、その流れでこれを目撃してしまった(笑)人も大阪ハリケーンでは語りきれなかったこの団体の魅力を感じてくれたんじゃないでしょうか。
欲を言えばじゃじゃ面対決のときみたくウルティモ校長にも立ち会ってもらってファンとの一体感を感じて欲しかったな。これってアメリカにもメキシコにも無いプロレスの楽しみ方ですからね。

ここまで含めて大阪ハリケーン、笑ったり熱くなったりイライラしたり感動したり、そして最後のコレは妙にほのぼのしてしまいました。

それでも足りない自分達は先週もお世話になった(というより迷惑を掛けた)塚口の「ダイニングキッチンくっちゃん」へ足を伸ばすことにいたしました。

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店の前まで来ると「CLOSED」のプレートが下がってました。中を覗くと常連さんらしき皆さんに加えビリーさんの姿が。
どうしよう、と外で話し合う自分とペン子、そして東京から観戦に来たところを巻き添えにして連れて来た某氏。
そういえばサムライTVのSアリーナ出演の時にビリーさんが「ダイニングキッチンくっちゃんで祝勝会だ!」と言っていたのを思い出しクローズドな慰労会なのかも、と一度は諦める事に。

結局それでも挨拶だけはしていこうという事になり恐る恐るドアを開けてマスターのくっちゃんに話しかけると、すんなり中に入れてもらってしまいました。
覚えててくれて良かった♪

恐縮しながらも入る3人。
ここからはプライベートな飲み会(特にイベントというワケでは無かったみたいですが)といった部分もあるので記事にできない部分もある事をご了承ください。ってかそんなマズイ事もなかったんですが。

先週お会いした尼崎会の首領オカムラさんは欠席(←参加者様からの要望でデカ文字化)されてらっしゃいましたが、そこは負けず劣らず楽しい方ばかりの席でした。
自分達はお座敷から離れたテーブルで前回と同じくお刺身の盛り合わせに舌鼓を打ちながらハリケーンの話題をあれこれ話していたのですが、次第にお話を振っていただいて遠巻きながら輪に入れていただくことができました。なぜなら...




ペン子が着ていたのが秀吉Tシャツ(←ここも強調)



だったからです(汗)
これはかなり重要なキッカケ。
知っての通り(?)大の秀吉ファンであるペン子は大阪ハリケーンメインで、事もあろうかオカムラさんの右後方(距離にして3メートル)で力の限り秀吉を応援するという暴挙に出ていたのであります。まぁ自分もそうだったワケなのですが(汗)
オカムラさんには構いませんよ、と軽く水に流していただけた(声援はバッチリ聞こえていたらしい)のですが、ここはビリーさんをスポンサードするお店「ダイニングキッチンくっちゃん」。
あまりにもアウェーなこの状況、恐いもの知らずとはこの事です。


しかしそれは要らぬ心配でした。
ビリーさんには「大丈夫ですよ、僕は彼(秀吉)大好きですから」とフォローをいただきましたし、周りの方には秀吉Tシャツ着用というメリットを活かしてペン子を思う存分イヂっていただきました。
考えてみれば問題ないのは当然なんです。ですがこの状況はハッキリ言って...オイシイです。
自分は秀吉に声援を送っていた事をナイショに(ズルイ)ペン子をダシにして散々笑わせていただきました。


秀吉Tシャツ、いや秀吉ありがとう!


そうしてる間もおでんに梅酒(自家製で濃くてウマい!)と食は進みます。東京から来た某氏も顔真っ赤です。
リラックスしまくりです。
何よりビリーさんの笑顔を見てるだけでも癒されます。最高のお酒のツマミです...ってなんて失礼な事を(汗)
大阪ハリケーンのメインという重圧から開放されたビリーさんは白い歯を見せながら素敵に笑ってらっしゃいました。

そして初対面の方ばっかりなのにみんな暖かいなぁ、とズルズル雰囲気に浸り始めるとまた最悪のパターンに陥っていきます。
くっちゃんのお店はあまりにも居心地が良すぎるんでございます。木の温もりを感じる店内、それ以上に温もりを感じるスタッフの方々の心遣い。


...簡単に終電過ぎました。いや、今回はお店が閉店したらマンガ喫茶でも行こうと計画していたので半分は確信犯なのですが。


ところが一人、また一人と帰られる中、お店が閉まる気配はありません。ビリーさんはその度に見送りをされてらっしゃいます。
(もしかして全員帰るまで閉めないおつもりなのでは)と心の奥底で不安を感じつつも時間は刻々と過ぎて行きます。


そして...結局朝の5時(始発)までお店に居座ってしまいました。スイマセン!スイマセン!スイマセン!!
営業は午前3時までなんです!
「今日は特別な日だから」と優しくフォローしていただいたワケですが、くっちゃん本当にスイマセンでした!

ちなみに下の画像が証拠写真。
時計を指差すくっちゃんにビリーさん。
笑顔の奥に無言の圧力を感じます...ってウ、ウソです(汗)
ちなみに上の画像も皆さん帰られた後のお座敷の様子です。もうそこそこ片付けてあります(大汗)

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またしてもやってしまいました。

またしてもお店の、くっちゃんの好意に甘えてしまいました、ゴメンなさい!

酔った勢いでプロレスについて生意気なことを結構言ったような気がします、ゴメンなさい!

喋ってばかりでさほど飲み食いしなかったような、ゴメンなさい!

ビリーさん激闘でお疲れのところを付き合わせてしまったようで、本当にゴメンなさい!

そしてクローズドだったろう席に参加させていただいて本当にありがとうございました!


これでまた御恩ができてしまいました。

また新しいお客さん連れて(巻き添えにして)食べに行こう。

今度こそオカムラさんに会ってちゃんとお礼しよう。

お店行ったらメニューとか写してPCの方で閲覧できるようにしよう。

これを見ている方も是非「ダイニングキッチンくっちゃん」御来店ください。偉そうに言える立場じゃないですが本当に素晴らしいお店です。
笑顔が溢れてます。ビリーさんとイメージが見事な程ダブります。
営業は18時からなので観戦が終わった後に向かってゆったりするのも良いと思います。ただし遠方からのお方は泊まりで無い限りホリパラ後の方が良いかも(自戒)。
それに紹介してないオリジナルメニューもいっぱいあります...ってか刺身とおでんしか食べてないような、もったいないぞ自分。

というワケで自分もまた行きます。きっと行きます。ある日突然(笑)


こうして長い1日は終わったワケで、
昼はプロレス仲間とお好み焼き〜大阪ハリケーン〜デルアリたこ焼き対決〜近所で焼き鳥とビールでハリケーン話〜ダイニングキッチンくっちゃん
とプロレスに浸って過ごした1日。

また来年もこんな1日であって欲しいなぁ。

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最後にハリケーン総括を、と思ったんですが結構前編と中編で一試合ごとに勝手なこと書いてしまってます。後から読むとイタい(泣)
じゃあ大会全体をまとめてって思うと今回は不思議なくらい今後に続くサプライズみたいなものが無かった大会でしたのでそんなに書くこと無いんですよね。
何か書き忘れているような気もするのですが。
というワケで少しグチっぽい事を。

正直ハリケーンは誰にでも理解できる明快さで勝負したという印象でした。IMP大会はよくストーリー的な終わりそして始まりとなりますが、ハリケーンは結果は出ても起点となるような決定事項は何も発生しなかった。。
だからなのか正直今のところハリケーンの動員がデルアリでの大会に繋がっているかは微妙なところですよね。この点が今一番気になってます。

もちろんタイトルマッチはいずれも新チャンピオンが誕生しているので彼らの動向はこれからも目が離せません。
オメガに勝利したB&Gも更に高い目標目指して活発に動き始めました。
ゼウスはもういませんが自分はそれほどダメージが大きいとは感じてません。
それでも今の現状土曜日のサタナイ、日曜のホリパラに加えて月曜を除く平日のハッピーウィークデイというフル稼働態勢が前、というか上を向いているかは何とも言えません。
1年前の集客から考えると土日と平日の集客と合わせても採算的にはどっこいどっこいじゃないかなと思うくらいです。

今の大阪プロレスはコンビニ化していて見たい日にほぼそれがやってるという誠にありがたいシステムです。だったらこれがもっと難波界隈を訪れる人に浸透して効果を上げていないともったいないと思うんです。コンビニは立地条件によって集客力に差が出てしまうワケですが大阪プロレスは立地条件、少なくとも住所的には素晴らしいところにあるのですから後はどう寄せるかだと思います。

いつも自分はビックカメラ近辺の上を歩いてデルアリに向かうのですが不思議と大阪プロレスの告知が少ないことに気付きます。ポスターはあちこちのお店に貼ってあるのですが。
アーケードの手前ではマンガ喫茶やビデオ試写室の看板を持って立っている人を何人も見かけるのですが不思議と大阪プロレスはやらないですよね。これは何か事情があるのでしょうか?

個人的には開始の1時間前からでいいので「大阪プロレス13時試合開始、入場料○○○○円」と書いた看板を誰かが立って告知しているだけでも集客違うんじゃないでしょうか。デルアリの位置を正確に教えるのはビックカメラ側から誘導するほうが理想的です。それにチラシ配りだと内容を見る限り当日の大会をピンポイントで宣伝できてないと思うんです。そして入り口で声出して呼び込みする人一名(これって条例とかでダメなんですか?)

これらが全て併用できればベストですが別に立ってるのが選手じゃなくてもいいんです。単に看板見て「平日なら入場料の安いねー」って時間潰しで入ったカップルがそのままファンに、なんてのも期待できますし。
それともどっかですでにやってて自分が気付いてないだけなんでしょうか。もしくは昔はやってたとか。
せっかく往来の多い場所に位置しているのですからそのあたりを頑張っていただきたいなぁと。

千日前を行き交う人が1年に1回観に来るだけでもデルアリは常時満員でしょう。なのに大阪プロレスというソフトウェアは平日にしろ土日にしろ独自の形ができて完成しているのにハードウェアであるデルアリに足が向いていない。すぐそばをファン予備軍が歩いてるはずだからすぐそばで集客する方が効果は高いはずです。
昼下がりにヒマしてただ歩いてる人もいるでしょうから下手にパチンコ入って損するよりプロレス観るほうがよっぽど有意義な時間潰しでしょうし。

まあ逆に言えばこんな事くらいしか思い付かないワケですが。

既に何回か来ているファンや公式HPなどを常に見ている人は大阪プロレスの刺激に順応してマヒしてる部分はあると思います。でもそういった人たちは例えストーリーがどうであろうと結局ある一定の間隔では観戦に来ると思います。結局は好きなんで。暴論ではありますが自分もそうです。
もちろんストーリーやカードが魅力的なら頻度は上がるでしょうが、それほど簡単な事では無いでしょうし。

ならその最低月イチでも来てくれる層を増やして行く出だしとしてまずは一般層から取り込んでいくほうが固定ファンの来場頻度を上げるより観客の純増に繋がると思います。それに個人のプロレス観戦に充てる費用も限界があるでしょうから。
サタナイでの目まぐるしいユニット抗争やマイクパフォーマンスによる個人闘争は刺激的で伝わりやすいと思います。もしくは平日やホリパラの今までのプロレスのイメージを覆す分かりやすさも客層を選ばない。どっちにハマるかは分かりませんが選択肢があるだけ大阪プロレスは他の団体より一般客に対しては有利です。
もちろんそれらは自分が言うまでも無く考えてらっしゃるとは思いますが。
だってプロレスファンだけを来させるなら地価の高い千日前を選ばなくてもいいはずですから。

もっとプロレスを知らない、もしくは昔のプロレスしか知らない人に大阪プロレスを観て欲しいです。
吉本行った事あるなら1回騙されたと思って大阪プロレスを体験して欲しい。そういった人たちの「プロレスなんて」みたいな食わず嫌いを治していく必要はあると思いますし、そういった人が歩いているのが難波界隈だと思います。
名古屋から来る観光客的な視点で自分が見た場合でも同じ事が言えます。観光スポット探してて看板で誘導してくれたら勢いで行っちゃうかもしれませんし。

大阪プロレスのファンって大阪プロレス以外のプロレスに興味無いって人が結構多いんです。他のプロレス団体とくらべてとかじゃなくて何かの拍子に大阪プロレス、特にデルアリとの出会いがあってたちまちファンになった人の話をよく聞きます。だからこそそこに可能性が開けてると思うんです。
だからそういった意味で今回ハリケーンは見せる対象が多いので顔見せ的意味合いが大きい。なら勝負はデルアリに連れて行ってからのライブ感。これに尽きます。
とにかく現状の集客で甘んじるような団体じゃ絶対ないです。
これからの仕掛けに期待してますよ、頑張ってください!!

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「なにわの格闘集団 大阪プロレス伝説」第4回の録画を失敗しました。午前と午後を間違えたー。
見たいよー。次回間違えないようにします(泣)
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2009年02月26日

大阪ハリケーンという長い一日 −中編−

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中編です。ブログと思えないほどダラダラ書いてます。
色んな意味でスイマセン。

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◎「西口プロレス提供試合」タッグマッチ30分1本勝負
 アントニオ小猪木&○ハチミツ真也
 (6分58秒スワントーンボム→体固め)
 ラブセクシー・ローズ&×ラブセクシー・乙羽屋

◎特別試合タッグマッチ30分1本勝負
 アントニオ小猪木&×ハチミツ真也
 (3分43秒リキラリアット→体固め)
 えべ波辰爾&○勘州力

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大阪ハリケーンに助っ人として参戦してくれた西口プロレスの皆さんは本来であれば大歓迎。しかしあまりにも無計画で冗長過ぎたように思う。

結果として大会の開催時間はこのボーナストラックが加わったことで約4時間半と言う驚異的な長さ。全試合終了して会場を出たのは20時近かったのではないだろうか。これは正直言ってマズイ。

帰る時間を考えると家族連れであればどんなに遅くとも23時には帰宅しておきたいところだ。関西圏のファンならさして問題は無いだろう。しかしここで困るのはビッグマッチゆえに普段は新宿FACE大会などを観戦している関東圏のファンも訪れているという事。
そうなると約4時間前には大阪府立を出ないと関東圏の家族連れファンは23時までに帰宅できない計算になる(東京駅からの帰宅時間も考慮した場合)。逆算すると19時、夕飯のことを考えればもう1時間前倒しで帰らねばならないかもしれないから18時。少なくとも3時間くらいで全試合終了するだろうと踏んでいた方は19時台の新幹線を取っていたはずだ。
観客の中には西口プロレスvsユニーク軍を観た時点で時計を気にした方もいたのではないだろうか。
試合数も多いので長丁場は覚悟していたもののこれでは配慮が足りない。メインイベントを観れないまま泣く泣く会場を後にしたファンが多かったのもうなづける。

それに西口プロレスの評価うんぬんより試合数としてカウントされていない試合がこれだけ長くなってしまうと集中力が散漫になってしまう。せっかくのTV露出の力で観客を呼んでくれたのに、それ以降の試合に感情移入しづらい状況を生んでしまったように思える。
それならもっと試合開始を早めるなり改善をしなければ、ボリューム満点の大会も本当に伝えたいものを見せられないまま尻切れトンボ。最も重要な観戦リピートに繋がらない事になってしまう。

個人的には小力のパラパラはショートバージョンで、そして試合は小猪木&ハチミツvsえべ波&勘州だけで良かった。
もしくは西口プロレス提供試合にユニーク軍乱入&イチャモンから次週のサタナイかホリパラでスペシャルマッチ。多分これを想像していたファンも多かったろう。
西口プロレスの選手がそつなくプロレスの基本を見せてくれていただけに残念。デルフィンアリーナで続きが見られるという展開なら一般客にとっても足を運びやすかったはずだ。

惜しみなく提供しようとするサービス精神は理解できる。理解できるからこそそれを満喫させる手際の良さも必要だと思うのだ。

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第5試合 「The Bodyguardデビュー戦」60分1本勝負
 ○ゼウス
 (8分03秒NO19→体固め)
 ×The Bodyguard

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The Bodyguard(以下ボディガー)こと倉川昇氏のデビュー戦目当てで陣取っていた応援団もいた。もちろんハッスルなどでゼウスを知り、彼を観たくて来た初観戦の方もいただろう。
しかしファンの多くはスポニチですっぱ抜かれた「ゼウスボクサー転向」の記事を何らかの情報で知り、この世紀のパワー対決への興味が半減してしまっていたのではないだろうか。

もちろん予感はあった。随分前からゼウスの態度にはプロレスに身が入っていない、どこか大阪プロレスを客観視している様子が見て取れていたから。
それでも(少なくとも自分には)彼の成り上がりのてっぺんはプロレスという世界で実現させて欲しいというどこか願望めいたものがあった。大阪プロレスを離れてもどこかメジャーな団体で自身のポテンシャルを高めてゆく彼の姿を想像したこともあった。
しかしゼウスの夢はプロレスファンの視野を超えた領域ですでに動き出していた。50年振りに復活する日本プロボクシングヘビー級への挑戦。そのあまりにも唐突な転向宣言。ファンは完全に置いてけぼりだ。もちろんその自分勝手とさえ言える行動力が逆に痛快とも言えるのも確かで、今までそれに魅力を感じ付いてきていたファンも多かった事だろう。

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それだからこそゼウスは試合後のあのマット上で初めて自分の夢を語り満場の観客にも、そして自分自身にも明確な区切りをつけるべきだった。ところが事前のリークによって彼がマイクを握った途端「やっぱり言うんだ」といった空気に会場が包まれたように見えた。下手をすれば試合を観る前からその瞬間だけに注目が集まっていた感があった。
ゼウス自身もその空気を感じ取っていたのか、転向宣言をどこか笑い飛ばした感じの妙に乾いたものにしてしまった。それが彼のキャラクターといってしまえばそれまでだが、その彼の言葉から遅咲きとなる挑戦に対しての熱いものが伝わってこなかったのが非常に残念だった。Tシャツを投げてサービスするよりやるべき事があったはずだ。

やはり関係者はマスコミに対して徹底した緘口令を引くべきだった。あの場でのゼウスの一言から夢は切り開かれるべきだったのだ。そうすればその夢はより多くのファンの夢にもなったかもしれないのに。
あと1日、あと1日待ってくれれば良かった。もし集客目的で先に情報公開をしたのなら、それはこの日デビュー戦として注目を浴びるべきボディガーに失礼なのではないか。あれだけデルアリで前振りを見せ付けられ、その正体を見届けるために訪れたファンに対してもあまりにもビジネスライクで冷淡な仕打ちなのではないか。

試合で両者は迫力あるぶつかり合いを繰り広げた。お互いを軽々と持ち上げボディガーはザ・バウンス(BTボム)、ゼウスはジハードと一撃必殺の技を決めるも譲らない。最後はラリアット合戦を制したゼウスが高角度チョークスラム(NO19)でボディガーからカウント3を奪って勝利。
しかし力と力が交錯する時の「おぉーっ」といった会場のどよめきが、何かただの品評会の席でのものに聞こえてしまったのは自分だけだろうか。
ゼウスの心、すでにここにあらず。そんな事務処理的な感じがしてしまった。

今のゼウスは3月のプロテストに向けて特訓に入っていることだろう。プロレスラーゼウスはすでにこの世に存在しない。彼の破天荒なファイトはもう映像でしか見ることができない。これまで支えてくれたファンに媚びる事も無く何の余韻も残さずに、そして当然の道のりとでも言うようにすんなりと次のステップへと進もうとしているゼウス。
何て憎たらしいほどの唯我独尊ぶり。

自分はゼウスを許さない。その裏切りの証とでも言うべきプロボクシングヘビー級のベルトを腰に巻くその日まで絶対に許さない。

だから頑張れ、ゼウス。

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セミファイナル 大阪プロレスタッグ選手権時間無制限1本勝負
 <王者組>×タイガースマスク&ブラックバファロー
 (16分51秒クロスアーム・スープレックス・ホールド)
 <挑戦者組>ザ・グレート・サスケ&○アジアン・クーガー

※20代王者が初防衛に失敗。サスケ&クーガーが第21代王者となる。

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大阪プロレスのタイトルマッチにみちのくプロレスの象徴ザ・グレート・サスケが絡むということで一般的なプロレスファンからすると一番興味をそそられるカードだったのではないか。
しかし大阪プロレスのファンからすればこの組み合わせには一抹の不安を覚えたことも確かだろう。宇宙大戦争など突飛な試合展開を持ち味にしている最近のサスケと、それを「トンチンカン」と評し自らもその世界に飛び込もうとするタイガースマスクとブラックバファローのタッグ王者組とが作り出す空間と、大阪ハリケーンというビッグマッチでのセミファイナルしかも大阪タッグ選手権というシチュエーションが相容れるものなのか疑問視する向きがあったからだ。

事の流れはクーガーがタイトルマッチを認めさせる為に「ムチャルチャ第3のメンバー」サスケをパートナーに連れてきて、それに因縁浅からぬタイガースが食いついてきたワケなのだからタイトルマッチ不要論うんぬんを語るのは本末転倒なのだと思う。しかしこの試合が大阪タッグ選手権試合ではなくスペシャルタッグマッチだったらもう少し違った目で見られたのかもしれないと思ってしまった。

そもそも大阪プロレスのファンは団体の特徴とでも言うべき「刺激的なシリアス」と「笑えるユニーク」という双方のバランスを上手に楽しんでいる。ユニーク中心の選手がいざとなればシリアス中心の選手と真っ向から渡り合えることを知っているし、シリアス中心の選手がユニークの世界に飛び込む事で新しい魅力が発見できることも知っている。
それは絶妙な均衡の中で住み分けられた世界。しかしサスケはその境界線を軽々と飛び越えてしまった。

試合はリング内外にイスにテーブルにラダー、そして自転車という様々なアイテムが駆使される大乱戦。サスケは勝手に暴走しながらついにはタイガースの魔術によって蝋人形化し戦線を離脱。たちまち窮地に陥るクーガーだったがセコンドのツバサのアシストもあって最後はクロスアームスープレックスでタイガースから3カウントを奪い勝利。
クーガーは蝋人形のまま動かないサスケを傍らに大阪タッグ新チャンピオンとしてベルトを受け取ることに。本来なら厳かであるべきセレモニーを見ながら、自分はその場内の緩いムードに、そしてあまりのサスケの徹底ぶりに少々幻滅してしまった。
なぜだろう。

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然るに大阪シングルと大阪タッグという大阪プロレスの2大タイトルは歴代のチャンピオンによって高められて今も存在するものだと思うのだ。そのベルトには王者達の血と汗がしみこんでいるといっても過言ではない。ベルトを持つ者はその者達の栄光を曇らせてはいけないのだ。
そう考えると今回のタイトルマッチが「イエス」か「ノー」かと言われれば個人的には「ノー」だ。

この試合の勝敗には何の感慨も無かった。それはそうだろう、どちらが王者たるべきかの覇を競う神聖な領域にファンタジーが入り込んでしまったのだから。
ザ・グレート・サスケという存在がどれだけ独自の世界を持つ偉大でレスラーであろうとも、タイトルマッチそしてベルトの価値を疑問視させるような試合、すなわちシリアスな闘いの純度を極端に下げさせるような行為はご法度だと思うのだ。
蝋人形というのも試合後のエッセンスとしては面白いのだが試合の趨勢を左右する場面で、しかもパートナーが最後まで離脱という異常事態を生んでしまったのはいただけないのではないか。これでは王者チームのこれから先の防衛戦にまでその影が付きまとってしまう事になってしまう。
もちろんサスケワールド見たさにファンは集まるだろうが、タイトルマッチの存在意義自体はその強烈な個性の前に薄まってしまうことだろう。
頭が固い見方なのかもしれないが大阪タッグ選手権を苦笑いで見つめる事になってしまった今回のような試合展開は自分は歓迎できない。

しかし今回の出来事は悪いことばかりではないとも思う。
平日プロレスをこなしていく中でルードとしてのスタイルに変化が出始めているタイガース。そしてそれを共に試行錯誤しながら表現してゆくバファロー。
ルード軍全体の方向性がどうであれ、この二人は確実に大阪プロレスという団体の中でのルードがどうあるべきかを真剣に取り組んでいる。
そんな彼らがタッグ王者として、これまた他の追随を許さないキャラクターを誇るサスケと闘う道を選んだのは半ば必然といえるかもしれない。
特にタイガースはサスケというプロレスラーをリスペクトしていると思われる部分が随所に垣間見える。その奇妙なライバル関係はどちらからともなく引かれあい「じゃじゃ面対決」そして「タコ焼き対決」とつつき合うのを楽しむかのように独自の世界を築いている。
それにこの一連の対立によってサスケのエキスがタイガース少しずつ注入されているようにも見える。なぜならルード化したタイガースとサスケのルードバージョンである青サスケのイメージは少しづつ近づいていっているような気がするからだ。
勝手な思い込みかもしれないがその正義と悪、虚と実を巧みに渡り歩くバランス感覚を持ち得るサスケの素質はタイガースマスクにも充分備わっていると思う。
だからこそサスケとタイガースはシンクロして見えてしまうのかもしれない。

今回のような舞台だったからこそ受け入れられなかったものの、サスケとタイガースそしてルード軍といった展開は大阪プロレスの中の新たなる路線として大きな可能性を秘めていると言える。
これからの接触によってタイガースそしてバファローは何段階も変わってゆくのかもしれない。それは進化か深化なのか。

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メインイベント 大阪プロレス選手権試合時間無制限1本勝負
 <王者>×秀吉
 (27分50秒ファイヤーバード・スプラッシュ→体固め)
 <挑戦者>○ビリーケン・キッド

※秀吉が3度目の防衛に失敗。ビリーが第15代王者となる。

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栄誉ある大阪ハリケーンメインイベントの権利を与えられるのはたった二人。
一人は昨年タッグ屋からシングルプレーヤーとして爆発的な成長を遂げ、一気に大阪プロレスの頂点まで駆け上がった第14代大阪プロレス王者、秀吉。
もう一人は昨年の大阪ハリケーンで復帰しながらも再び治療のため長期欠場を余儀なくされ、再復帰後に天王山も制するものの決勝戦で再び肩を負傷し欠場というまさに天国と地獄を見て来た男ビリーケン・キッド。

昨年は日本でも珍しい覆面剥ぎマッチが注目を集めた大阪ハリケーン2008のメイン。そこでタイガースマスクとブラックバファローが繰り広げた死闘はタイトルマッチという枠だけに収まらず「鬱」という深遠なテーマと共に観た者に深い感動を与えるものとなった。
彼らがハリケーンで紡いだストーリーは真に迫るリアリティがあり、これにより更に深まった二人の絆はルード転向となった今も大阪プロレスという物語の主軸で流れ続けている。
それと否が応にも比べられてしまうメインイベントの質、そしてテーマ。果たしてそれを打ち破ることができるのか。

大阪ハリケーン2009で秀吉がメインを飾るのにファンであれば何の意義も無いと思う。沖縄プロレスに選手が移籍し、多くの選手が負傷する中で常に大阪プロレスの最前線で闘ってきた彼は理想のチャンピオン像を表現すべく闘いで、そして言葉で大阪プロレスの闘いを牽引してきた。
過酷な肉体改造を経て鍛え抜かれた肉体はパワーだけでなくスピードをも兼ね備えて数々の難敵を打ち破っていったのだから。
それだけに復帰間もなく試合勘が鈍っているだろうビリーに、有言実行でハリケーンまでベストコンディションを維持し続けてきた秀吉の相手が務まるのかという懸念もあった。それほどに2008年における両者の過ごしたプロレスでの密度は異なっていたと言えるのだ。

それでも天王山優勝を成し遂げたビリーがベルト挑戦をアピールすると秀吉は喜んでこれを受け入れた。
一度はビリーの挑戦を返り討ちにした秀吉が、再び彼を挑戦者として迎え入れたのは、大阪ハリケーン2009が「大阪プロレス絶対王者」という彼の覇業の最終プロセスであると同時に、彼のプロレス人生を表現する集大成の場にする必要があったからではないのか。
秀吉が自分の知っている男であるならば昨年2008年というのは彼の10周年というメモリアルイヤーであった(このあたりは深く言及しないが)。マスクで顔を隠そうと彼のその経歴はプロレスラーとしてはもっとも鍛錬と経験のバランスが取れた、まさに絶頂期に差し掛かっていると言えるのだ。
想像の域になってしまうが、その記念すべき年にチャンピオンとなった秀吉が新たなる一歩を踏み出すにあたって、翌年の大阪ハリケーン2009という舞台では彼の足跡を最も知る者との闘いがどうしても必要だったのではないだろうか。
それを物語るように記者会見の席でビリーが口を開く。

「今から数年前、僕が初めて日本で試合をする日、お互い、出会ったのが初めてでした。彼はまだ練習生で、僕も名前も姿も違うレスラーでした。時は経ち、彼がデビューしてシングルマッチをする日がありました。僕はまだ日本に帰国したばかりで日本のプロレスに慣れておらず、すごい不安を持っていましたが、彼との闘いで一つの壁を越える事が出来ました。そして時は経ち、この大阪ハリケーンという舞台でまた彼と闘う機会に恵まれました」

ビリーと秀吉はまったく同じ団体を渡り歩いているのではないにしろ、お互いの存在を知る先輩と後輩の間柄。ビリーの日本でのプロレスに確かな自信を持たせたのが秀吉であれば、フリーとして団体を渡り歩いていた秀吉を大阪プロレスに定着させたのはビリー。
共に存在を意識しあいながら、その恩義を返すに相応しいタイミングを彼らはずっと心待ちにしていたのかもしれない。
生命を削る闘いこそがプロレスラーである彼らにとって最もシンパシーを感じる場所であるのだろうから。
だからこそこの日秀吉は序盤から容赦の無い攻撃を仕掛けた。ゴングが鳴ればそこは二人だけの世界なのだとでも言うかのように。

試合は秀吉の猛威をひたすらビリーが耐えるという展開。ビリーも単発では返していくものの秀吉の象徴とでも言うべき凄まじい打撃の前に何度もダウンさせられてしまう。
それでもフォールを返し続け、秀吉必殺の刀狩も凌ぎながら粘り強く反抗の機会をうかがうビリー。焦りの見えてきた秀吉はコーナーを利用した雪崩式の技で畳み掛ける。雪崩式ブレーンバスター、雪崩式落城とビリーの体を耐えがたい衝撃が何度も襲いかかる。
ここで満を持してリング中央での刀狩が決まりビリーは絶体絶命。エスケープしようとしても何度も回転して退路を塞ぐ非情の王者秀吉。
ところがこれをも耐え抜いたビリーは脅威の反撃。秀吉のダメ押しの雪崩式ペディグリーを踏ん張ってみせると雪崩式コウモリ吊り落し。続けて必殺のベルティゴ。
秀吉も大技の応酬を執念で返してゆくが蓄積したダメージが足にきていて立ち上がることもままならない。
そしてビリーはファイヤーバードスプラッシュを解禁。説得力充分の一撃は秀吉の体力を最後の一滴まで奪い去り、カウント3と同時に新王者ビリーケン・キッドが誕生した。

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ビリーが圧倒的な不利を覆すに至ったものはなんであったろうか。
プロレスラーにとってケガは付き物であるが、闘うことが仕事である彼らにとって負傷欠場は体だけでなく心にもダメージをもたらす。3度の復活があったということは3度の挫折があったという事だ。それを跳ね返したビリーのプロレスに対する「飢え」は最も必要とされる場面で彼に驚異的な爆発力をもたらしたのかもしれない。
更にそれを支えたファンの力、復活への期待。ビリー自身が語るとおりそれは間違いなく彼の精神力に相乗効果を与え、奇跡的な回復力を与えたのだろう。
そしてそんなビリーを真っ向から受け止めた秀吉。彼が経験の浅い大舞台で持てる能力を全開放する事ができたのも、それだけビリーの復調ぶりがそれを受けられる状態であった事を示しているし、ビリー自身も秀吉が相手だったからこそ観る者の想像以上の粘り強さを発揮できたのではないだろうか。お互いのリミットラインが分かっているからこそ表現できる闘いがそこにはあった。
とにかく試合は戦前の不安を払拭するような大熱戦となり、それはファンのみならずそれも見届けた初観戦の人たちにも響いたと思う。
試合が決まるとともにダウンする秀吉に被さるように抱き伏せるビリー。昨年のようなテーマの重さは無くても、深さという点においては勝るとも劣らない事を象徴するワンシーンだった。
ビリーケン・キッドと秀吉という二人が過ごしたプロレス人生が凝縮された一戦、それは大阪ハリケーンという渦の中心でしか表現しえぬものだったのだろう。

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かくして万全の態勢で勝負に臨むも天下人は志しにあと一歩届かず、再び挑戦者として己を磨くこととなった。そして新王者として追われる立場となったビリー。
しかし彼らだけのストーリーもこれで完結したのではないはずだ。
ビッグマッチの重責を果たしたビリーと秀吉にはこれからも大阪プロレスに話題を提供し続ける義務があるのだから。
ビリーケン・キッドはその太陽のような存在感で大阪プロレスの楽しく激しいプロレスを体現して欲しい。そして秀吉は言わば月の存在。ビリーという太陽がまぶしく光れば光るほど月である秀吉も神秘的な輝きを増す。
洋のビリーに和の秀吉、柔のビリーに剛の秀吉、テクニックのビリーが喝采を浴びればパワーの秀吉はどよめきを誘う。スタイルの異なる二人はこれからも切磋琢磨しながらより結びつきを強めていくはずだ。
プロレス界でこういった2極エースの体制はとても魅力的で受け入れられやすい。ジャイアント馬場とアントニオ猪木、藤波辰巳(現:辰爾)と長州力、三沢光晴と川田利明、最近では棚橋弘至と中邑真輔もこれに当てはまるのだろうか。
それらの活躍が証明するように、今でこそ同じ正規軍として居を構える二人ではあるが、彼らの闘いは延々と続いてゆく名勝負数え歌として「ハズレ無しのカード」になる可能性を秘めているのだ。眠らせておくのは正直もったいない。
もちろん信頼し合う者同士でタッグ王座などを狙ってみるのも面白いだろう。しかし彼らがそれぞれの理想をユニットという形として見せてくれたとき、ルード軍を巻き込んだ3つ巴の構造となり大阪プロレスの勢力図を更に面白いものにしてくれるのでは無いだろうか。反発しあうのではなくお互いを高めあうための対立、そんな素敵なライバル関係はプロレスの醍醐味を存分に味あわせてくれる事だろう。

流れの速い現代のプロレス界は観客動員の維持の為に「常に刺激的なカードを提供し続けなければいけない」という半ば強迫観念に似た意識が働いていて、夢と称して急速なスピードで手前みそなカードを連発して消耗し疲弊してきている。
そんな今だからこそ突発的な関係ではなく太い幹のような物語を育ててから枝葉を作り上げていくべきではないか。人間関係が希薄な現代だからこそビリーと秀吉をもっと人間臭く見てみたい。そこにタイガース、クーガーといった個性的な面々が凌ぎを削り、新たなる局面を築いていけばいいのだ。
「ゆとり」世代が溢れる世の中で「こいつだけには負けたくない」というようなハングリー精神はとても貴重だといえる。
選手はその奥底に流れる感情を隠さずリング上に投影しながら、ファンはそれを理解した上で様々な人間模様が入り組んだストーリーに一喜一憂する。それがプロレスという大河ドラマの魅力なのだから。

大阪プロレスが10周年を迎える今年。年々顔ぶれが変化してきた中でビリーケン・キッドと秀吉が新たなる歴史を刻み始める事を期待したい。

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久しぶりに感情の赴くままに書いてしまいました。想像だけで書いている部分もあるので見苦しい部分もあるのかもしれません。
それでも今の悲観的な出来事がニュースを埋め尽くす日常の中だからこそ、非現実の中で熱を帯び続けるプロレスは必要なのだと自分は考えます。

戦後の日本を精神的に支え、熱狂的な支持を受けた力道山。高度成長期という世相を反映するかのようにプロレス黄金期をもたらしたジャイアント馬場とアントニオ猪木。
ならば意気消沈した今の日本に今一度「しっかりせんかい!」と背中を叩いて前に進ませるような力をプロレスには望みたい。
大阪プロレスはプロレス界全体ではちっぽけな1団体に過ぎないのかもしれない。でも全国に散らばる団体それぞれがプロレスの健在ぶりを見せてくれたとき、それを観た一人ひとりが活力を与えられて会場を後にすることができると考るのだ。
それを一番素敵に表現してくれているのが大阪プロレスであって欲しい。そう思いながら書きました。失礼な表現がありましたら申し訳ありません。

という事で、その後の出来事と大会の総括は後編にて。
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2009年02月23日

大阪ハリケーンという長い一日 −前編−

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色々悩むこと一週間(長い!)、大阪ハリケーン2009は写真素材が乏しい事もありまして試合に対する雑感と、個人的要望っていうかエールに終始しようと決めました。
厳密には観戦記というワケではないので結構ウダウダと書き連ねてます。
もちろん独りよがりの意見ですので読んでいただける方は「フーン」といった感じで捉えていただければと。
基本的にはポジティブシンキングで書いていこうと思います。
試合後に行った「ダイニングキッチンくっちゃん」での思い出も含めて全3回、宜しければお付き合いくださいませ。

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観客が席に着き始める中、まずは新極真会の皆さんによる空手演武。続いて東京打撃団の和太鼓アンサンブルのステージ。

どちらも大舞台に映えていて素晴らしかったと思います。でもこの二つを続けざまに見せるのはどうかなと感じました。
演武はこれから始まる闘いを前に身が引き締まった気がして良かったけれど、すぐ後にこれまたインパクトのある太鼓演奏が続いてしまった結果、どちらの印象も薄らいでしまったワケで。
「披露していただく」という立場であるにしろもったいない演出だったと思います。

それが終わると煽りのVTRから会長の挨拶、そして試合開始。
VTRと会長の挨拶は進行的に逆ではなかったかと。VTRで高揚した気持ちが時間と共に落ちてしまった感がありました。
色々と都合はあるのでしょうが演舞の人たちを残したまま会長が挨拶→最後にもう一度新極真会の皆さんと一緒に締めをするなりして開会宣言→VTRで暗転する中新極真会の皆さんと退場→入場曲が鳴って試合開始というのが理想的に感じました。

和太鼓に関してはワガママでしょうがメインイベントの前に打ち鳴らして大一番の雰囲気を作り心震わせて欲しかったなと思ってしまいました。
それが似合う秀吉がチャンピオンだったのですから。

やっぱりビッグマッチをスムーズに進行させるのは難しいのでしょうか。

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第1試合20分1本勝負
 ○三原一晃
 (7分11秒逆片エビ固め)
 ×瀬戸口直貴

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デビュー1年にも満たない二人が作り出す大阪ハリケーンというビッグマッチでの第1試合。さすがに経験不足ゆえの難しさを感じた。
2回連続で三原の突進を捕まえた瀬戸口のコブラツイストには「おぉーっ」という感嘆の声が上がっていたが、試合のほとんどは三原のゴツゴツした攻めが支配。最後は逆エビ固めから片逆エビ固めで三原がギブアップ勝ち。
試合前に演武と太鼓という「プロ中のプロの技」を見せ付けられたこともあって試合へのハードルが高くなってしまった感もあったし、正直待たされた分プレッシャーに押し潰されてしまうのではないかという懸念があったのは確か。三原の強張った表情がそれを物語っていた。
瀬戸口に至っては復帰2日目にやってきた大舞台。肩のサポーターも外れず100パーセントの状態では無かった中であの気迫が見られただけでも充分といえば充分かもしれない。
救われたのはデルアリと同じく所々から「三原!」「瀬戸口!」といったファンの声援が聞こえ、戸惑う彼らを後押ししてくれていた事。
その「頑張れ」という空気を受け入れる形で会場全体が暖かく見守る雰囲気になった事が観ていて嬉しかった。

そして成し遂げられたオープニングマッチという使命。
彼らにとっては大舞台に立ったという事実が大いなる糧。次の大阪ハリケーンで二人はどんな光景の中立っているのだろうか。

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第2試合タッグマッチ30分1本勝負
 ○ウルティモ・ドラゴン&ツバサ
 (9分17秒アサイDDT→片エビ固め)
 政宗&×ヲロチ

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マスクマンの多い大阪プロレスにあってもツバサの存在はひときわメキシコルチャのミステリアスな魅力を持ち続けている。そのツバサがジャパニーズルチャ、いや世界のルチャの大御所とでも言うべきウルティモ・ドラゴンと並んで立つ様はやはり壮観。会場のライトにきらめくマスク、やはりカッコイイ。
対するは政宗とヲロチ。凶器不要の小憎たらしいまでのラフ殺法の数々は彼らの持ち味。空中でピンと背筋を跳ね上げてから落ちるトペ・アトミコなど政宗はテクニックでも大観衆に見せつけてくれる。このコンビ、見れば見るほど馴染んでくる。
そして試合の序盤はツバサを攻め込んで主導権を握っていた政宗とヲロチも、徐々にドリームコンビの放つオーラに圧倒されてゆく。ヘッドシザース一つで観客を沸かせるウルティモ校長の存在感は一級品。ツバサもウラカンラナやトペスイシーダで後に続く。
見せ場はリバースブレーンバスターを返したウルティモ校長とカットに入ったツバサによる二人同時のドラゴンスリーパー。ドラゴンスリーパーという技を知らない観客でもここぞというピンポイントでの技の競演に喝采を送っていた。そして最後はヲロチの力技を返し尽くしたウルティモ校長のアサイDDTでフォール勝ち。

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なぜ今まで実現しなかったのか不思議なくらいの抜群の相性を見せたコンビだっただけにこれで見納めというのももったいない気がしてしまった。
限定参戦という状況にあるもののツバサには日本のルチャを担う一人としてこういった夢の部分をどんどん見せていって欲しいと思う。
ウルティモ校長もツバサに何か感じることがあるならば、スポットでも自身の興行に呼んでいただきたい。大げさに言ってしまえばツバサはウルティモ・ドラゴンの後継者たるどっしりとしたルチャをもつ日本でも数少ないルチャドールだと思う。今の若手のようにピョンピョンと派手に飛び技を見せずに、一つ一つの技に説得力を持たせることに成功しているのだから。
もちろん学業の兼ね合いもあるツバサではあるが、「客を呼べる華やかさ」が彼にはある。例えただでさえ少ない大阪プロレスでの参戦機会が少なくなるとしても、ツバサの持つ本格的なルチャの魅力を全国のプロレスファンに知らしめたいと思うのは自分だけではないだろう。

そんな夢の架け橋が見えた第2試合。またどこかでこの続きを...。

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第3試合8人タッグマッチ30分1本勝負
 ○ダンプ松本&くいしんぼう仮面&えべっさん&救世忍者乱丸
 (12分13秒ダイビング・ボディプレス→体固め)
 ×ストーカー市川&×松山勘十郎&ミラクルマン&冨宅飛駈

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一癖もふた癖もある8人が限られた時間の中で繰り広げた大阪プロレス提供としては唯一のお笑いマッチ。
やはりこれだけのメンバーを揃えてしまうと一選手あたりのパートはどうしても少なくなってしまう。冨宅に至ってはUFO振り付けとグラウンドに誘っている印象しかなく、えべっさんも喋りが発揮できない事もあって目立ったのはアニキ召喚ネタくらい。
それでも極力言葉の要らないムーブでまとめた流れはお見事。くいしんぼうのアッチ向いてホイグーパンチや竹刀リバースインディアンデスロック(+火起こし)は大会場でも活躍。
乱丸も紅一点(失礼)として身軽な立ち回りで存在感を発揮する。
ストーカー市川は前回の参戦時に期待されていたミラクルとのカンチョー競演を披露。二人連続でのダイビングカンチョーはデルアリでもう一度見たいくらいのプレミア度。ダンプの竹刀に対する派手な反応も絶品。
ミラクルも周りの非難覚悟で極悪同盟も巻き込んで女性陣にカンチョー乱発。コンドル斉藤へのお触りは若干引きましたがボコボコにされるミラクルにプロのプライドを感じました。

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女子プロレスレジェンドであるダンプ松本も一人乱丸の金縛りが効かないなど大物振りを発揮。省エネな動きでも竹刀を振り回すだけでダンプ松本は恐怖の存在となり彼女を中心に世界は回る。ミラクルの「よっしゃドライバー」未発ネタも最後に不動のダンプがいるだけで面白さ倍増。
この試合にもっとも意識して臨んだ勘十郎もストーカー市川との元闘龍門コンビでの同時ロープ渡り(ダンプの蝶々付き)や愛しの乱れ髪でダンプに善戦。それでも最後はストーカー市川と一緒にラリアットを食らってダイビングボディプレスでまとめてフォールのお約束。
もう許されるだけネタを詰め込んだ贅沢な幕の内弁当的カード。どれだけはみ出した具材があったことか。
まさにユニーク軍の面目躍如、勝負に負けて勝負に勝った一戦。しかしあれでもユニーク軍の魅力の半分も見せられていないと思う。
それでもあの大観衆の反応ぶりなのだから、世にはどれだけ大阪プロレスのユニークにハマる潜在的予備軍がいるのか想像もできない。

ダンプ松本という「お客様」抜きでも最高に面白い大阪プロレスのユニークマッチはやはりデルフィンアリーナで観ていただきたい。
彼らの醸し出す祭りを見てるかのような高揚感ははそこでは日常茶飯事なのだから。

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第4試合6人タッグマッチ30分1本勝負
 小峠篤司&○原田大輔&タダスケ
 (10分57秒片山ジャーマン・スープレックス・ホールド)
 ×大石真翔&旭志織&KAZMA

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外敵との直接対決という事でファンにとっては最も感情移入してしまう一戦。このバックボーンを知らない人にも取り巻く雰囲気から対抗戦特有の緊迫感は伝わっていたかと。
紙テープの舞うリング上。6人の中でKAZMAの大きさは目立っていたが、後は一見実力差が分かりにくい構図。これについてはVTRで伝えた以上の説明は無理というもの。
それでも徐々に熱を帯びてゆく攻防が瞬時に切り替わるシーソーゲームは観る者の目を奪い手に汗握らせることができていたはず。
ここはやはりB&Gの3人を抜群のコンビネーションで追い詰めた大石と旭がやはり上手かったのだろう。場外乱戦の中一人ステッキを振るって踊る大石や小峠とタダスケをまとめて卍固めに決めてみせる旭など自分達のキャラクターを表現する術を心得ていた彼ら。

しかしこの圧倒的不利とも言える試合の中でKAZMA攻略に敢然と立ち向かったタダスケは頼もしかった。パワー勝負ではまだまだかなわなかったものの、もう少しタダスケの体ができてくればシングル対決というのも現実味を帯びてくる。
オメガの猛攻を耐え凌いだ小峠もこの試合の立役者だ。見た目にももろい印象を与えてしまいそうな彼が立ち向かっていく姿は自然と観客の応援を呼び込んでいた。
それでも原田を含め3人とも決め手となる一撃に欠け、試合はオメガの勢いをB&Gが必死に食い止める展開が続く。

終盤になって小峠は、前回の新宿FACE大会で敗北の流れであった旭の阿吽→大石の駆け上がりドロップキック→旭のダイビングフットスタンプ→大石の絶品ムーンサルトの波状攻撃を食らってしまい、続けてフィニッシュのサボテンの花の体勢に持ってかれるもここは原田がカット。
その原田を狙った再度のサボテンの花はタダスケが2段階式ブレーンバスターで大石を投げて阻止。そしてカットのKAZMAにも強引に持ち上げる2段階式ブレーンバスター。
ここで新宿FACEでは不甲斐ない思いをしただろう原田が奮起。タダスケが場外で押さえていた旭とKAZMAに小峠が起死回生のトペ・コンヒーロを浴びせて分断。リング上で大石と一騎撃ちになった原田は大石を浮かせて強烈な膝を叩き込むと一気に片山ジャーマンスープレックスホールドで雪辱勝利。
この時の盛り上がりと言ったら観客総立ちになりそうな勢い。少なくとも「原田決めろ!」と叫んでしまった自分は思わず立ち上がってしまったワケで。

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しかしどうひいき目に見たとしても試合の大勢はオメガが掴んでいた。ベルト3本を引っさげその実力者ぶりを誇示する大石と、その永遠のパートナーといえる旭との完成されたコンビプレー。旭自身も容易に試合の流れを明け渡さない試合巧者ぶりと逆に流れを奪い取る阿吽というどこから繰り出されるか分からない回転キック。そしてそのコンビネーションの隙間を埋めるKAZMAのパワーアシスト。
しかしそんなオメガの必勝パターンの中に勝利を見出したB&Gの3人。
ここしかチャンスが無いといった局面で数分にしろオメガの勢いを上回ったB&Gの3人には惜しみない拍手を送りたい。

原田のベルト挑戦要求を大石は「1回勝ったくらいで調子に乗るな。考えておいてやるよ」と態度を保留。それでも原田大輔という存在が大石真翔の視界に入ったのは確か。
そして勝ち名乗りを受ける彼らの姿にB&Gというユニットを立ち上げた意義を改めて感じたワケで。

当初ゼウスと原田の2人から結成された下克上ユニットB&Gはタダスケ、小峠と陣容を整えるものの結果が付いて来ず、やっと掴んだタッグフェス2008の優勝、準優勝独占も大阪プロレスの時代の流れを変えるまでには至らなかった。そしてゼウスのハッスル参戦に伴ってB&Gの世代交代への気運はトーンダウン。結果としてうやむやなままに年内で正規軍に事実上吸収されることになってしまった。
しかし後述するゼウスのボクサー転向宣言を待つまでも無く、その頃になるとB&Gはゼウス抜きのユニットといったイメージを強くしていった。
実際個人的な意見になってしまうがゼウスという特異稀なキャラクターは大阪プロレスの中でいくら世代交代を叫ぼうともどこかズレた印象をファンに与えていた。実力的に飛び抜けていたゼウスがパートナーにいる事で「ゼウス頼み」といった雰囲気。ゼウス不在だと「敗北やむなし」といったムード。これはゼウスが悪いわけでも他の3人が悪いわけでもない。
ただゼウスの勝利によるベテラン越えは世代交代の意味を持たないといった意見は当初からあったように思えたのだ。

だからこそゼウスがいなくなる事によって初めて小峠、原田、タダスケの3人に自発的な何かが芽生えてきたような気がする。オメガの絡む一連の対抗戦が本格化したのはまるで彼らがゼウスという後ろ盾をなくした事で逆に開放され、そこで初めて全方位への広い視野を手に入れたように思えて仕方が無いのだ(もちろんこれはゼウスがいなくなるという事実を以前から3人が知っていたという事が行動の前提になってしまうが)。

かくして対抗戦という広い海に出るチャンスを得たB&Gには決められた海図も羅針盤も必要ない。オメガだけに固執すること無かれ。対戦相手は日本全国に溢れる。格上の相手に不相応な闘いを挑み、無様に叩きのめされようとも今の彼らには恐れるものは無い。団体の威信を背負わずとも自分達B&Gのプライドで闘えばよいのだ。潰されても潰されても立ち上がりひたすら世代越えを目指したB&Gの志しのままに。
そして何年か経ってなお、結成時に誓い合った「B&G」という心の旗印を持ち続けたとき、そのユニット名はやがてファンに受け入れられる本格的な世代闘争への扉へとなるのではないだろうか。
「K−DOJOのNO.1ユニットオメガ」に負けない「大阪プロレスのNO.1ユニットB&G」という看板を目指して、団体間のしがらみを取り払いベテラン達を出し抜いて積極的に門戸を開いていって欲しい。

プロレスの大会というものは全試合の中で一つでも心に響くものがあれば充分だと自分は思う。それはやはり色んなタイプのお客さんが訪れる中でそれぞれの琴線に触れる内容を提供しなければならない以上、自分の好みにあった試合ばかりを望むのは無理なのだと思うから。
だからこの大阪ハリケーン2009でこの試合を見られた事で、ひとまず自分の欲求は満たされました。大阪プロレス、というかB&Gだけで作り出した世界ではないにしろ、どこに出しても恥ずかしくない内容だったと思います。後はここからのカードでどこまでその満足感を下げない試合をしてくれるか...。

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後半に期待を残しながら大会は休憩へ。正直この時点で1大会分のボリュームは既にありましたですね。
posted by ラポン at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 大阪プロレス観戦記2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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